JP7148356B2 - coil - Google Patents
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Description
本発明は、ノイズフィルタに適用される車載用などのコイルに関するものである。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to coils for vehicles and the like that are applied to noise filters.
車載用のコイルには様々なタイプが知られている。例えば、ラジオノイズなどを除去するノイズフィルタ向けのコイルとして、絶縁被覆された直線状のバスバーを2ターンのアルファ巻きでコアに巻回したコイルなどが提案されている。コアとバスバーからなるコイルでは、コアとバスバーを固定する構造が不可欠である。コア及びバスバーの固定構造としては、例えば、バスバー側あるいはコア側に抜け止め形状を付けたものがある。 Various types of coils for vehicles are known. For example, as a coil for a noise filter that removes radio noise, etc., a coil in which a linear bus bar coated with an insulation is wound around a core with two turns of alpha winding has been proposed. A coil consisting of a core and a busbar requires a structure for fixing the core and the busbar. As a fixing structure for the core and busbar, for example, there is a structure in which the busbar side or the core side is provided with a retaining shape.
従来のコイルには、次のような課題が指摘されている。すなわち、バスバーとコアを固定すべく抜け止め形状を付けたコイルでは、構成が複雑化し易く、コイルが大型化する傾向にある。また、抜け止め形状を付けたコイルでは、抜け止め形状部分に外部から力が加わることで、可撓性材料である絶縁材が破損したり、コアが破損したりする懸念がある。さらに、抜け止めを行うコイルでは、作業工数が多くなり、コストが増大する。 The following problems have been pointed out in conventional coils. That is, a coil having a retainer shape for fixing the busbar and the core tends to have a complicated configuration and a tendency to increase the size of the coil. In addition, in the coil with the retainer shape, there is a concern that the insulating material, which is a flexible material, may be damaged or the core may be damaged due to external force being applied to the retainer shape portion. Furthermore, the coil for retaining the coil requires a large number of man-hours and increases the cost.
そこで、抜け止め形状を省いて、熱硬化性などの接着剤を用いてバスバーとコアとの固定を行うことが考えられる。しかし、接着剤を使用すると、接着剤の硬化に長い時間がかかる。それに加えて、バスバー及びコアを固定する治具や、接着剤を硬化させるための設備が必要となる。その結果、バスバーとコアとの固定に接着剤を用いるコイルでも、コストが高騰するという不具合がある。 Therefore, it is conceivable to fix the bus bar and the core by using an adhesive such as a thermosetting adhesive, omitting the retaining shape. However, when using adhesive, the curing of the adhesive takes a long time. In addition, jigs for fixing the busbars and cores and facilities for curing the adhesive are required. As a result, even coils that use an adhesive to fix the busbar and the core have the drawback of increasing the cost.
本発明は、上記の課題を解決するために提案されたものであり、その目的は、バスバーをコアに差し込んで帯状部材で固定することにより1ターン貫通形状を実現して、低コストで造り易い構造のコイルを提供することにある。 The present invention has been proposed to solve the above problems, and its object is to achieve a one-turn penetration shape by inserting the bus bar into the core and fixing it with a belt-shaped member, and to make it easy to manufacture at low cost. It is to provide a coil of structure.
上記目的を達成するために、本発明のコイルは、以下の構成要素(a)~(f)を備える。
(a)2つの貫通孔を設けたコア。
(b)向かい合う長辺部と前記長辺部を連結する連結部とを有するU字状のバスバー。
(c)前記コアと前記バスバーとを絶縁するボビン。
(d)前記コアの貫通孔に前記長辺部を差し込んだ前記バスバーを、前記ボビンと共に前記コアに固定する帯状部材。
(e)前記ボビンにおける前記バスバーの連結部を覆う部分は、前記コアの外側に向かって張り出す張り出し部。
(f)前記張り出し部は、少なくとも前記帯状部材が巻かれる部分が前記コアの外形と同一にとなるように、前記ボビンから張り出す。
In order to achieve the above object, the coil of the present invention comprises the following components (a) to (f) .
(a) A core with two through holes.
(b) A U-shaped bus bar having long side portions facing each other and a connecting portion connecting the long side portions.
(c) a bobbin that insulates the core and the busbar;
(d) A belt-shaped member for fixing the busbar, with the long side portion inserted into the through-hole of the core, to the core together with the bobbin.
(e) A portion of the bobbin that covers the connecting portion of the busbar is a protruding portion that protrudes toward the outside of the core.
(f) The protruding portion protrudes from the bobbin so that at least a portion around which the belt-like member is wound has the same outer shape as the core.
前記バスバーは、金属板をフラットワイズ曲げで構成したU字状部材からなるようにしてもよい。前記コアは、前記帯状部材が接する平面部を有するようにしてもよい。前記ボビンは、前記コアの貫通孔に挿入可能で且つ前記バスバーの板状部を収容可能なスリーブ部を備えるようにしてもよい。 The busbar may be a U-shaped member formed by bending a metal plate flatwise. The core may have a planar portion with which the belt-shaped member is in contact. The bobbin may include a sleeve portion that can be inserted into the through-hole of the core and that can accommodate the plate-like portion of the busbar.
前記ボビンは、前記バスバーに一体成形されるモールド樹脂からなるようにしてもよい。前記ボビンにおける前記バスバーの連結部を覆う部分で前記コアに対向する面には、前記コアの貫通孔に前記バスバーの前記長辺部を差し込んだ時に、前記ボビンにおける前記バスバーの連結部を覆う部分が前記コアに突き当たる突き当て面を設けるようにしてもよい。 The bobbin may be made of mold resin integrally molded with the bus bar. A portion of the bobbin that covers the connection portion of the busbar and faces the core includes a portion that covers the connection portion of the busbar of the bobbin when the long side portion of the busbar is inserted into the through hole of the core. may be provided with an abutment surface that abuts against the core.
前記ボビンは、前記バスバーの連結部が露出する穴を形成するようにしてもよい。前記ボビンは、前記帯状部材が嵌め込まれる溝部を形成するようにしてもよい。前記溝部は端部に曲面を形成するようにしてもよい。前記帯状部材は粘着テープであってもよい。前記バスバーに接するように放熱部材を設けるようにしてもよい。 The bobbin may have a hole through which the connecting portion of the bus bar is exposed. The bobbin may form a groove into which the belt-like member is fitted. The groove may have a curved surface at the end. The strip member may be an adhesive tape. A heat radiating member may be provided so as to be in contact with the bus bar.
本発明によれば、バスバーをコアに差し込んで帯状部材で固定することにより1ターン貫通形状を実現して、低コストで造り易い構造のコイルを得ることができる。 According to the present invention, a one-turn penetrating shape is realized by inserting the bus bar into the core and fixing it with a belt-shaped member, and a coil having a structure that is easy to manufacture at low cost can be obtained.
[第1の実施形態]
(構成)
図1~図6を用いて、第1の実施形態の構成について具体的に説明する。図1は第1の実施形態の分解斜視図、図2及び図3は第1の実施形態の斜視図、図4~図7は第1の実施形態の要部分解斜視図である。各図に示す部材の説明に際して、図の上側に位置する面を上面部、図の下側の面を底面部と呼ぶ。ただし、ここで説明する上面部や底面部はコイルが実機に搭載される際の位置関係を反映するものではない。
[First embodiment]
(Constitution)
The configuration of the first embodiment will be specifically described with reference to FIGS. 1 to 6. FIG. 1 is an exploded perspective view of the first embodiment, FIGS. 2 and 3 are perspective views of the first embodiment, and FIGS. 4 to 7 are exploded perspective views of essential parts of the first embodiment. In the description of the members shown in each figure, the surface located on the upper side of the figure is called a top surface portion, and the surface on the lower side of the figure is called a bottom surface portion. However, the top surface portion and the bottom surface portion described here do not reflect the positional relationship when the coil is mounted on the actual machine.
第1の実施形態に係るコイル1は、車載用ノイズフィルタ向けのコイルなどに適用されるものである。図1~図3に示すように、コイル1は、略直方体状のコア2と、U字状のバスバー3と、ボビン4と、帯状部材であるテープ5とから構成されている。ボビン4はバスバー3に一体的にモールド成形されるが、図1では分解した状態を示している。図2及び図3は、これらの部材が組み立てられた状態を示してる。
A
(コア2)
コア2は、略直方体状の圧粉磁心から構成されている。略直方体状であるコア2には、互いに平行な上面部21及び底面部22が設けられ、これら上面部21及び底面部22に対し垂直な平面部として、側面部23が設けられる。上面部21及び底面部22は水平面であり、側面部23は角が丸みを帯びた面である。コア2の表面には、ポリアミドやポリエステルなどの絶縁性被膜を設けていないが、コア2の表面に絶縁性被膜を設けるようにしてもよい。
(Core 2)
The
コア2には、上面部21及び底面部22を貫通する2つの貫通孔24、24が開口されている。貫通孔24、24は、互いに平行であり、角丸長方形の角孔である。これら貫通孔24、24が開口されることで、上方から見たコア2は、「日」の字状となっている。貫通孔24、24には、コア2の下方から、ボビン4と一体成形されたバスバー3が差し込まれる。
The
(バスバー3)
バスバー3は、コア2の貫通孔24、24に差し込まれる時、バスバー3の上半分がコア2の上面部21より上方に突出するようになっている(図2及び図3参照)。図1、図4及び図5に示すように、バスバー3は、フラットワイズ曲げで構成したU字状部材であり、絶縁被覆されていない薄い一枚の銅板からなる。前述したように、ボビン4はバスバー3に一体的にモールド成形されるが、分解図の図1及び図5では、バスバー3の形状を明らかにすべく、バスバー3とボビン4とを別々に示している。図4では、バスバー3とコア2を示している。
(Busbar 3)
When the
U字状のバスバー3には、互いに平行な2枚の板状部31と、板状部31同士を連結する連結部32とが設けられている。板状部31がU字状の長辺部となる。コア2の貫通孔24、24にバスバー3が差し込まれた時、コア2の上面部21より突出する部分は、バスバー3の板状部31の上半分である。
The U-shaped
板状部31の上半分は、絶縁被覆されていないまま、銅板がむき出しになっている。バスバー3の板状部31は、その端部が外部に引き出されて、外部電源などの外部機器の配線(不図示)と接続される。バスバー3に対して外部電源から電源が供給されると、U字状のバスバー3には電流(点線の矢印で示す)が流れ、1ターンのコイルとなって、図4に示すように、貫通孔24、24の間にあるコア2に磁束(実線の矢印で示す)が発生する。これにより、発生した磁束がコア2内を通過することで環状に閉じた磁気回路が形成されることになる。
The upper half of the plate-
(ボビン4)
ボビン4は、コア2とバスバー3とを絶縁する部材であって、バスバー3の下半分に一体成形されたモールド樹脂からなる。分解図の図1及び図5~図7に示すように、ボビン4には、上方に突出する互いに平行な2本のスリーブ部41、41と、スリーブ部41、41を垂直に立ち上げるテーブル部42とが設けられている。図5の下側に示すように、バスバー3の下半分にボビン4が一体成形される時、スリーブ部41の内部にはバスバー3の板状部31の下半分が収容される。すなわち、ボビン4のスリーブ部41によってバスバー3の板状部31の下半分が絶縁被覆される。
(Bobbin 4)
The
ボビン4のスリーブ部41の形状は、バスバー3の板状部31を覆うので、板状部31よりも一回り厚い板状となる。コア2の貫通孔24、24の角孔の形状は、このような形状のスリーブ部41、41が挿入可能となるように形成されている。また、図2に示すように、コア2の貫通孔24、24にバスバー3が差し込まれた時、スリーブ部41の先端部は若干、コア2の上面部21より突出するようになっている。
Since the
ボビン4のテーブル部42は、バスバー3の連結部32を絶縁被覆するようになっている。テーブル部42の上面側は、突き当て面43である。突き当て面43は、ボビン4におけるバスバー3の連結部32を覆う部分でコア2に対向する面であって、コア2の貫通孔24、24にバスバー3の板状部31を差し込んだ時にコア2の底面部22全体に突き当たる面である。
The
テーブル部42の図中左右端部には、コア2の外側に向かって張り出す張り出し部44が形成されている。張り出し部44は、ボビン4におけるバスバー3の連結部32を覆う部分である突き当て面43に設けられる。張り出し部44は、少なくともテープ5が巻かれる部分がコア2の外形と同一にとなるように、ボビン4から張り出すように構成されている。張り出し部44は、スリーブ部41よりも外側に位置しており、テーブル部42と一体的に設けられている。図3及び図7に示すように、テーブル部42の中央には、正方形状の穴45が形成されている。穴45からはバスバー3の連結部32が露出するようになっている。
Projecting
また、図1~図7に示すように、テーブル部42の側面部及び底面部には、テープ5が嵌め込まれる溝部46が形成されている。溝部46は、テープ5の幅寸法よりも若干広い寸法に設定されている。また、溝部46は、テーブル部42の側面部に相当する溝部46の端部に、曲面であるR形状を持って形成されている。溝部46は、テーブル部42に凹んで形成されており、その深さはテープ5の厚さ寸法よりも深く設定される。
Further, as shown in FIGS. 1 to 7,
(テープ5)
テープ5は、ポリエステルフィルムなどからなる非導電性の粘着テープである。テープ5は、板状部31を貫通孔24に差し込んだバスバー3を、ボビン4と共にコア2に固定する。テープ5は、コア2の上面部21から側面部23を通って、ボビン4のテーブル部42の側面部及び底面部にわたって貼られるが、テーブル部42に貼られる部分ではボビン4の溝部46に嵌め込まれるようになっている。
(Tape 5)
The
(コイル1の組立)
以上の第1の実施形態は、次のようにして組み立てられる。バスバー3にボビン4をモールド成形することで、バスバー3の下半分にボビン4を一体成形する。コア2の底面部22側から、ボビン4のスリーブ部41をコア2の貫通孔24、24に挿入する。ボビン4の突き当て面43をコア2の底面部22に突き当てることで、ボビン4とコア2との位置決めがなされる。これにより、コア2の貫通孔24、24に対してボビン4及びバスバー3を差し込んだことになり、コイル1は1ターン貫通コイルとなる。
(Assembly of Coil 1)
The first embodiment described above is assembled as follows. By molding the
その後、コア2の上面部21から側面部23を通ってボビン4のテーブル部42に至るまで、コア2及びボビン4のテーブル部42を一周するようにテープ5を貼る。これにより、テープ5がバスバー3及びボビン4をコア2に固定する。テープ5がボビン4のテーブル部42に巻かれる時、テープ5は溝部46に嵌め込まれた状態にある。
After that, the
本実施形態では、放熱のためにコイル1をケース(不図示)に収容し充填材が充填される。ケースはコイル1を収容する金属製の収容体であり、上面が開口した内部が中空の略直方体形状を有している。ケースはアルミニウム、アルミニウム合金などの熱伝導性が高く軽量な金属が好ましい。ケース内には、コイル1で発生した熱を放熱するため充填材が充填及び固化される。すなわち、ケースとコイル1との隙間に充填材が固化してなる充填成形部が設けられる。充填材には、コイル1の放熱性能の確保のため、比較的柔らかく熱伝導性の高い樹脂が適している。
In this embodiment, the
(作用と効果)
第1の実施形態の作用及び効果は次の通りである。
(1)第1の実施形態に係るコイル1は、2つの貫通孔24、24を設けたコア2と、互いに平行な2枚の板状部31と板状部31と連結する連結部32とを有するU字状のバスバー3と、コア2とバスバー3とを絶縁するボビン4と、コア2の貫通孔24に板状部31を差し込んだバスバー3を、ボビン4と共にコア2に固定するテープ5と、を備える。
(action and effect)
The actions and effects of the first embodiment are as follows.
(1) The
このような第1の実施形態によれば、コア2の貫通孔24、24に対し、ボビン4にて絶縁したバスバー3の板状部31を差し込み、テープ5でコア2とバスバー3及びボビン4を固定するだけで、1ターン貫通形状のコイル1を簡単に造ることができる。従って、バスバー3とコア2との固定構造として、バスバー3の抜け止め形状などが不要になる。その結果、構成を簡略化することができ、コイル1の小型化に寄与することができる。
According to the first embodiment, the plate-
また、第1の実施形態では、バスバー3の抜け止め形状を付ける必要が無いことから、バスバー3が外部からの力を受けて引っ張られても、バスバー3と一体形成されるボビン4の絶縁被覆部分が破損したり、コア2が破損したりする心配がない。そのため、コイル1は優れた信頼性を得ることができる。
In addition, in the first embodiment, since it is not necessary to provide a shape to prevent the
さらに、第1の実施形態では、バスバー3の周囲にテープ5を巻くだけでバスバー3とコア2とを固定するので、バスバー3とコア2の固定に接着剤を用いる必要がない。そのため、バスバー3とコア2とを固定させるまでの時間を短縮化することができる。しかも、バスバー3及びコア2を固定する治具や、接着剤を硬化させるための設備も一切必要としない。よって、組立作業が容易になってコストダウンが実現し、安価なコイル1を提供することができる。
Furthermore, in the first embodiment, the
(2)第1の実施形態では、バスバー3は、銅板をフラットワイズ曲げで構成したU字状部材からなるので、角孔であるコア2の貫通孔24に対し、バスバー3の板状部31をスムーズに差し込むことができる。従って、コイル1は組立性が良好である。また、バスバー3は、銅板をフラットワイズ曲げで構成した部材なので、生産コストが低く、コンパクト化もしやすい。従って、コイル1の小型化及びコストダウンを進めることができる。
(2) In the first embodiment, the
(3)第1の実施形態のコア2では、テープ5が接する平面部として、側面部23を有するので、テープ5が接する面が曲面である場合と比べて、側面部23に対するテープ5の接着力が高くなる。そのため、テープ5は高い固定力を発揮することができる。従って、テープ5は、バスバー3及びボビン4をコア2に確実に固定し、コイル1の組立信頼性が向上する。
(3) In the
(4)第1の実施形態のボビン4において、スリーブ部41は、コア2の貫通孔24に挿入可能であり、且つバスバー3の板状部31を収容可能なので、コア2の貫通孔24、24の中に、ボビン4で絶縁されたバスバー3の板状部31を、差し込む作業が容易である。従って、1ターン貫通形状であるコイル1を、より簡単に造ることができる。
(4) In the
(5)第1の実施形態では、U字状のバスバー3に対しモールド樹脂からなるボビン4を一体成形したので、全体として寸法公差を小さくすることができる。従って、コイル1の組立性がより向上する。
(5) In the first embodiment, the
(6)第1の実施形態では、コア2の貫通孔24にバスバー3の板状部31を差し込む時、ボビン4の突き当て面43をコア2の底面部22の全面に突き当てるだけで、コア2とバスバー3との位置決めを簡単に行うことができる。従って、コイル1の組立作業効率を高めることが可能である。
(6) In the first embodiment, when the plate-
(7)第1の実施形態では、ボビン4のテーブル部42において、ボビン4におけるバスバー3の連結部32を覆う部分が、コア2の外側に向かって張り出す張り出し部44を有するので、ボビン4を平面に安定して置くことができる。このようなボビン4の安定配置により、コイル1の組立作業環境が向上する。しかも、張り出し部44は、スリーブ部41よりも外側の位置に設けたので、コア2の外形面である側面から内側に形成されるデッドスペースを、有効に活用することができる。そのため、第1の実施形態では、張り出し部44を設けても、コイル1が大型化するおそれがなく、張り出し部44による安定性の向上というメリットだけを得ることができる。
(7) In the first embodiment, in the
(8)張り出し部44は、少なくともテープ5が巻かれる部分がコア2の外形と同一にとなるように、ボビン4から張り出すようにしたので、テープ5がコア2の側面部とボビン4に密着して、テープ5とコア2及びボビン4の隙間への異物の侵入を抑えることができる。特に、テープ5が粘着テープの場合には、粘着テープに異物が付着しやすいため、テープ5がコア2の側面部とボビン4に密着することは、異物の侵入抑止に関して有効である。
(8) The protruding
(9)第1の実施形態では、ボビン4の穴45がバスバー3の連結部32を露出させるので、バスバー3を効率良く放熱することができる。従って、コイル1は安定して所定の特性を発揮することができる。
(9) In the first embodiment, since the
(10)第1の実施形態では、ボビン4のテーブル部42に設けた溝部46がガイドとなって、テープ5をボビン4のテーブル部42の下面側に巻き易い。また、溝部46は端部に曲面であるR形状を持って形成したので、テープ5はボビン4のテーブル部42に対して一層巻き易くなる。さらに、テープ5が巻かれる位置は、ボビン4に溝46を設けることでボビン4の外形面である側面よりも内側であるため、コイル1の小型化が可能である。さらに、コイル1においてボビン4を底面側に位置させる場合、ボビン4が放熱面に面する場所になるため、放熱性がより向上する。
(10) In the first embodiment, the
しかも、第1の実施形態においては、溝部46の深さをテープ5を嵌め込む深さに設定したので、テーブル部42の下面からテープ5が出っ張ることがない。そのため、組み立てたコイル1を平面に安定して置くことができ、コイル1の組立作業効率を一層高めることが可能である。
Moreover, in the first embodiment, since the depth of the
(11)第1の実施形態では、テープ5が粘着テープであるため、バスバー3とコア2との固定作業を、簡便且つ迅速に行うことが可能である。よって、コイル1の組立作業がさらに向上する。
(11) In the first embodiment, since the
[他の実施形態]
本発明は、以上の実施形態に限定されるものではない。その他の様々な形態で実施されることが可能であって、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲、要旨、その均等の範囲に含まれる。
[Other embodiments]
The present invention is not limited to the above embodiments. It can be embodied in various other forms, and various omissions, replacements, and modifications can be made without departing from the scope of the invention. These embodiments and modifications thereof are included within the scope, gist, and equivalents of the invention.
例えば、バスバー3に接するように放熱部材を設けるようにしてもよい。具体的には、図7に示すように、ボビン4のテーブル部42の下面全体に放熱シート6を圧着させてもよい。放熱シート6は、穴45を介してバスバー3の連結部32と接するようになっている。このような実施形態によれば、放熱シート6によってバスバー3を効率良く放熱することができ、コイル1は、より安定して所定の特性を発揮することができる。
For example, a heat radiating member may be provided so as to be in contact with the
また、コア2の外形は、直方体状でなくてもよく、曲面を含む外形であってもよいし、E型コアを2つ組み合わせるようにしてもよい。また、上記の実施形態のコア2は、圧粉磁心としたが、フェライト磁心や積層鋼板などの磁性体を用いるようにしてもよい。また、上記の実施形態では、バスバー3にボビン4を一体成形したが、コア2側にボビン4を一体成形するようにしてもよい。
Further, the outer shape of the
ボビン4は、コア2とバスバー3とを絶縁する部材であればよく、絶縁樹脂の種類としては、例えば、エポキシ樹脂や不飽和ポリエステル系樹脂、ウレタン樹脂などがあり、適宜選択可能である。また、ボビン4はバスバー3と別体でもよい。ボビン4とバスバー3が別体となる実施形態では、安価にボビン4を作ることができる。
The
1…コイル
2…コア
21…上面部
22…底面部
23…側面部
24…貫通孔
3…バスバー
31…板状部
32…連結部
4…ボビン
41…スリーブ部
42…テーブル部
43…突き当て面
44…張り出し部
45…穴
46…溝部
5…テープ
6…放熱シート
DESCRIPTION OF
Claims (11)
向かい合う長辺部と長辺部を連結する連結部とを有するU字状のバスバーと、
前記コアと前記バスバーとを絶縁するボビンと、
前記コアの貫通孔に前記長辺部を差し込んだ前記バスバーを、前記ボビンと共に前記コアに固定する帯状部材と、を備え、
前記ボビンにおける前記バスバーの連結部を覆う部分は、前記コアの外側に向かって張り出す張り出し部を有し、
前記張り出し部は、少なくとも前記帯状部材が巻かれる部分が前記コアの外形と同一にとなるように、前記ボビンから張り出すことを特徴とするコイル。 a core provided with two through holes;
a U-shaped bus bar having long side portions facing each other and a connecting portion connecting the long side portions;
a bobbin that insulates the core and the busbar;
a band-shaped member that fixes the busbar, the long side portion of which is inserted into the through-hole of the core, to the core together with the bobbin ;
a portion of the bobbin that covers the connecting portion of the busbar has an overhanging portion that overhangs the core,
The coil , wherein the projecting portion projects from the bobbin so that at least a portion around which the belt-like member is wound has the same outer shape as the core .
11. The coil according to any one of claims 1 to 10 , further comprising a heat radiating member in contact with said bus bar.
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