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JP7148027B2 - エレベーターシステム - Google Patents

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JP7148027B2 JP2022532180A JP2022532180A JP7148027B2 JP 7148027 B2 JP7148027 B2 JP 7148027B2 JP 2022532180 A JP2022532180 A JP 2022532180A JP 2022532180 A JP2022532180 A JP 2022532180A JP 7148027 B2 JP7148027 B2 JP 7148027B2
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Description

本開示は、エレベーターシステムに関する。
ベビーカーを押す利用者がエレベーターを利用する場合、ベビーカーを載せるスペースがないためにかごに乗ることができないことがある。また、利用者がかごに乗ろうとした際にかごにベビーカーが乗っているために当該利用者がかごに乗ることができないことがある。このような利便性の低下は、利用者が大きな荷物を持っている場合等でも同様に発生し得る。
特許文献1にエレベーター装置が記載されている。特許文献1に記載されたエレベーター装置では、かごにカメラが取り付けられる。カメラによって撮影された画像に基づいて、かご内で人と荷物が占める面積が検出される。
日本特開2002-302348号公報
特許文献1に記載されたエレベーター装置では、全てのかごにカメラを設置しなければならない。更に、画像を処理するための装置が別途必要になる。このため、コストが高く、特に既設のエレベーター装置への適用が難しいといった問題があった。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、安価であり、且つ利用者の利便性の低下を防止できるエレベーターシステムを提供することである。
本開示に係るエレベーターシステムは、昇降路を移動するかごと、かごの積載荷重を測定する秤装置と、占有空間を追加するための追加要求を含む呼びを受信する通信手段と、かごに応答させる呼びを登録する登録手段と、通信手段が新規の呼びを受信した際に登録されている呼びが含む追加要求の数を検出する検出手段と、検出手段によって検出された数に応じて補正値を演算し、補正値を秤装置が測定した値に加算して第1判定値を取得する演算手段と、第1判定値及び特定の第1閾値に基づいて、かごが満員であるか否かを判定する第1判定手段と、新規の呼びに追加要求が含まれるか否かを判定する第2判定手段と、かごが満員でないと第1判定手段によって判定された場合に、追加要求が含まれないと第2判定手段によって判定されると一定値を第1判定値に加算して第2判定値を取得し、追加要求が含まれると第2判定手段によって判定されると一定値より大きな特定の値を第1判定値に加算して第2判定値を取得する第2演算手段と、第2判定値及び特定の第2閾値に基づいて、新規の呼びの登録が可能か否かを判定する第3判定手段と、を備える。登録手段は、かごが満員であると第1判定手段によって判定されると、新規の呼びを登録しない。第2閾値は第1閾値より大きい。
本開示に係るエレベーターシステムは、昇降路を移動するかごと、かごの積載荷重を測定する秤装置と、仮想人数を指定して占有空間を追加するための追加要求を含む呼びを受信する通信手段と、かごに応答させる呼びを登録する登録手段と、通信手段が新規の呼びを受信した際に登録されている呼びが含む追加要求を検出する検出手段と、検出手段によって検出された追加要求が指定する仮想人数に応じて第1補正値を演算し、第1補正値を秤装置が測定した値に加算して第1判定値を取得する演算手段と、第1判定値及び特定の第1閾値に基づいて、かごが満員であるか否かを判定する第1判定手段と、新規の呼びに追加要求が含まれるか否かを判定する第2判定手段と、かごが満員でないと第1判定手段によって判定された場合に、追加要求が含まれないと第2判定手段によって判定されると一定値を第1判定値に加算して第2判定値を取得し、追加要求が含まれると第2判定手段によって判定されると一定値と当該追加要求が指定する仮想人数に応じた第2補正値とを第1判定値に加算して第2判定値を取得する第2演算手段と、第2判定値及び特定の第2閾値に基づいて、新規の呼びの登録が可能か否かを判定する第3判定手段と、を備える。登録手段は、かごが満員であると第1判定手段によって判定されると、新規の呼びを登録しない。第2閾値は第1閾値より大きい。

本開示に係るエレベーターシステムであれば、利用者の利便性の低下を防止できる。また、本開示に係るエレベーターシステムは、安価に実現できる。
実施の形態1におけるエレベーターシステムの例を示す図である。 携帯端末の例を示す図である。 携帯端末の動作例を示すフローチャートである。 利用者が行う要求操作を説明するための図である。 設定画面の例を示す図である。 確認画面の例を示す図である。 制御装置の例を示す図である。 制御装置の動作例を示すフローチャートである。 携帯端末に表示される確認画面の他の例を示す図である。 制御装置のハードウェア資源の例を示す図である。 制御装置のハードウェア資源の他の例を示す図である。
以下に、図面を参照して詳細な説明を行う。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるエレベーターシステムの例を示す図である。図1に示すエレベーターシステムは、例えばエレベーター装置1、携帯端末2、及びサーバ3を備える。
エレベーター装置1は、ネットワーク4を介してサーバ3に接続される。ネットワーク4は、例えばIPネットワークである。IPネットワークは、通信プロトコルとしてIP(Internet Protocol)を用いた通信ネットワークである。ネットワーク4は、クローズドネットワークでも良いし、オープンネットワークでも良い。サーバ3には、多数のエレベーター装置が接続される。エレベーター装置1は、サーバ3に接続されるエレベーター装置の一例である。例えば、エレベーター装置1は、ビルBに備えられる。
エレベーター装置1は、かご11及びつり合いおもり12を備える。かご11は、昇降路13を上下に移動する。昇降路13は、ビルBの内部に形成された上下に延びる空間である。かご11及びつり合いおもり12は、主ロープ14によって昇降路13に吊り下げられる。主ロープ14は、巻上機15に巻き掛けられる。巻上機15は、制御装置16によって制御される。即ち、制御装置16は、かご11の移動を制御する。制御装置16は、ネットワーク4を介してサーバ3と通信可能である。制御装置16が有する通信機能は、エレベーター装置1において別装置として備えられても良い。
かご11に秤装置18が設けられる。秤装置18は、かご11の積載荷重を測定する。秤装置18が測定した値の情報は、制御装置16に入力される。図1は、秤装置18がかご11の下部に設けられる例を示す。秤装置18は、主ロープ14の端部に設けられても良い。
携帯端末2は、利用者が所有する端末である。携帯端末2は、例えばスマートフォンである。携帯端末2に、エレベーター用の特定のアプリケーションが予めインストールされる。利用者は、エレベーター装置1の管理を行う保守会社のホームページに携帯端末2からアクセスすることにより、携帯端末2に上記アプリケーションをダウンロードすることができる。以下の説明では、このアプリケーションを「アプリケーションA」と表記する。
図2は、携帯端末2の例を示す図である。携帯端末2は、表示器21、入力装置22、判定部23、及び通信部24を備える。表示器21及び入力装置22は、タッチパネル式の一体型の装置でも良い。
図3は、携帯端末2の動作例を示すフローチャートである。携帯端末2では、エレベーター装置1に対する呼びを要求するために必要な要求操作が行われたか否かが判定される(S101)。利用者は、エレベーター装置1を利用する際に携帯端末2においてアプリケーションAを立ち上げる。利用者は、入力装置22から要求操作を行う。
図4は、利用者が行う要求操作を説明するための図である。図4は、表示器21に表示された操作画面を示す。一例として、利用者が行う要求操作には、かご11に乗る階を指定する操作が含まれる。要求操作には、かご11から降りる階を指定する操作が含まれる。例えば、利用者がボタン25を押すことにより、S101でYesと判定される。
S101でYesと判定されると、判定部23は、追加要求の送信機能が有効であるか否かを判定する(S102)。追加要求は、かご11内に占有空間を追加するための要求である。例えば、ベビーカーを押している利用者は、自分が乗る空間に加え、ベビーカーを載せるための空間がかご11内に必要になる。かかる場合、利用者は、設定画面において追加要求の送信機能を予め有効にしておく。
図5は、設定画面の例を示す図である。利用者は、設定画面のチェックボックス26にチェックを入れておくことにより、追加要求の送信機能を有効にしておくことができる。チェックボックス26にチェックが入っていれば、S102でYesと判定される。チェックボックス26にチェックが入っていなければ、S102でNoと判定される。
S102でYesと判定されると、表示器21に確認画面が表示される(S103)。図6は、確認画面の例を示す図である。確認画面は、追加要求を呼びに含めても良いか否かを確認するための画面である。確認画面が表示器21に表示されると、判定部23は、確認操作が行われたか否かを判定する(S104)。例えば、ボタン27が押されると、S104でYesと判定される。ボタン28が押されると、S104でNoと判定される。
S104でYesと判定されると、通信部24は、S101で行われた要求操作に基づく呼びを送信する(S105)。S105で送信される呼びには、エレベーター装置1を特定するための識別情報が含まれる。当該呼びには、利用者がかご11に乗る階の情報とかご11から降りる階の情報とが含まれる。更に、当該呼びには追加要求が含まれる。
一方、S102或いはS104でNoと判定されると、通信部24は、追加要求を含まない呼びを送信する(S106)。S106で送信される呼びには、エレベーター装置1を特定するための識別情報が含まれる。当該呼びには、利用者がかご11に乗る階の情報とかご11から降りる階の情報とが含まれる。
図3は、S102でYesと判定された場合に、追加要求を呼びに含めても良いか否かを利用者に確認する例を示す。この確認のための処理は実行されなくても良い。かかる場合、S102でYesと判定されると、通信部24は、S105において追加要求を含む呼びを送信する。通信部24は、S102でNoと判定されると、S106において追加要求を含まない呼びを送信する。
また、図3は、利用者が自発的に要求操作を行う例を示す。他の例として、エレベーターの乗場19に発信装置5が設置されても良い。発信装置5は、例えばビーコンである。発信装置5は、一定の周期で、特定の周波数帯域の無線信号を発する。携帯端末2では、発信装置5が発した無線信号を受信したか否かが判定される。発信装置5が発した無線信号を携帯端末2が受信すると、携帯端末2においてアプリケーションAが自動的に起動する。
携帯端末2では、呼びの送信が自動的に行われても良い。例えば、利用者がかご11に乗る階の情報とかご11から降りる階の情報とは、予め登録される。チェックボックス26にチェックが入っていれば、アプリケーションAが起動することによって、追加要求を含む呼びが自動送信される。チェックボックス26にチェックが入っていなければ、アプリケーションAが起動することによって、追加要求を含まない呼びが自動送信される。
S105及びS106で送信された呼びは、サーバ3によって受信される。サーバ3は、受信した呼びをネットワーク4を介してエレベーター装置1に転送する。
図7は、制御装置16の例を示す図である。制御装置16は、通信部31、登録部32、検出部33、演算部34、判定部35、判定部36、演算部37、及び判定部38を備える。
図8は、制御装置16の動作例を示すフローチャートである。制御装置16では、携帯端末2から送信された呼びをサーバ3を介して受信したか否かが判定される(S201)。サーバ3で転送された携帯端末2からの呼びを通信部31が受信すると、S201でYesと判定される。例えば、携帯端末2においてS105で呼びが送信されると、通信部31は、追加要求を含む呼びを受信する。携帯端末2においてS106で呼びが送信されると、通信部31は、追加要求を含まない呼びを受信する。
登録部32は、かご11に応答させる呼びを登録する。即ち、かご11は、登録部32が登録した呼びに順次応答する。かご11は、登録部32が登録しない呼びには応答しない。エレベーター装置1以外のエレベーター装置がビルBに備えられていなければ、通信部31が受信した呼びを登録部32が一旦登録しなくても、その後に登録のための条件が成立すれば、登録部32は当該呼びを登録する。エレベーター装置1以外のエレベーター装置がビルBに備えられていれば、登録部32が登録しない呼びには、かご11以外のかごが応答する。
S201で新規の呼びが受信されると、その呼びを登録するか否かを判定するための登録判定処理が開始される。図8のS202からS207に示す処理は、登録判定処理の一つである満員判定処理である。以下の説明では、S201で新規に受信された呼びのことを、他の呼びと区別するために「新規呼び」と表記する。
S201でYesと判定されると、制御装置16では、秤装置18によって測定された値が取得される(S202)。以下の説明では、S202で取得された値のことを「秤値W1」とも表記する。また、S201でYesと判定されると、検出部33は、その時点で登録されている呼びに含まれる追加要求の数Nを検出する(S203)。なお、登録されている呼びとは、登録部32が登録した呼びであって、かご11の応答が完了していない呼びのことである。
次に、演算部34は、検出部33によって検出された数Nに応じて補正値Wa1を演算する(S204)。例えば、演算部34は(1)式によって補正値Wa1を演算する。
Wa1=N×Wp …(1)
ここで、Wpは予め設定された値である。利用者1人分の荷重として設定された値がWpとして採用されても良い。一例として、Wp=75kgに設定される。
次に、演算部34は、かご11が満員であるか否かを判定するための判定値Wd1を演算する(S205)。例えば、演算部34は(2)式によって判定値Wd1を演算する。
Wd1=W1+Wa1 …(2)
即ち、演算部34は、補正値Wa1を秤値W1に加算することによって判定値Wd1を得る。なお、S203で検出された数Nが0であれば、判定値Wd1は秤値W1と同値になる。
判定部35は、判定値Wd1と特定の閾値Th1とに基づいて、かご11が満員であるか否かを判定する。例えば、判定部35は、判定値Wd1と閾値Th1とを比較する(S206)。閾値Th1は、かご11の最大積載荷重に基づいて予め設定される。一例として、閾値Th1は、かご11の最大積載荷重の90%の値に設定される。判定部35は、判定値Wd1が閾値Th1より大きければ、かご11が満員であると判定する(S207)。かご11が満員であるとS207で判定されると、登録部32は、S201で受信された新規呼びを登録しない。
このように、満員判定処理では、数Nに応じた補正値Wa1が秤値W1に加算され、当該加算によって得られた判定値Wd1が閾値Th1と比較される。このため、ベビーカー等がかご11に乗っていることを考慮した満員判定が可能となり、利用者の利便性が低下することを防止できる。また、既設の秤装置18を利用するために安価に実現でき、既設のエレベーター装置への適用も容易である。
図8のS208からS213に示す処理は、登録判定処理の一つである乗車判定処理である。S206でNoと判定されると、新規呼びを送信した利用者がかご11に乗ることができるか否かを判定するための処理が開始される。即ち、S206でNoと判定されると、判定部36は、新規呼びに追加要求が含まれているか否かを判定する(S208)。S105で送信された呼びを通信部31が受信すると、S208でYesと判定される。S106で送信された呼びを通信部31が受信すると、S208でNoと判定される。
演算部37は、利用者がかご11に乗ることができるか否かを判定するための判定値Wd2を演算する。例えば、演算部37は、S208でNoと判定されると、(3)式によって判定値Wd2を演算する(S209)。
Wd2=Wd1+Wp …(3)
即ち、S208でNoと判定されると、演算部37は、判定値Wd1に一定値Wpを加算することによって判定値Wd2を得る。
一方、S208でYesと判定されると、演算部37は、(4)式によって判定値Wd2を演算する(S210)。
Wd2=Wd1+2×Wp …(4)
即ち、S208でYesと判定されると、演算部37は、判定値Wd1に一定値Wpより大きな特定の値を加算することによって判定値Wd2を得る。(4)式は、判定値Wd1に一定値Wpの2倍の値が加算される例を示す。
判定部38は、判定値Wd2と特定の閾値Th2とに基づいて、新規呼びの登録が可能か否かを判定する。例えば、判定部38は、判定値Wd2と閾値Th2とを比較する(S211)。閾値Th2は、かご11の最大積載荷重に基づいて予め設定される。閾値Th2は、閾値Th1より大きい。一例として、閾値Th2は、かご11の最大積載荷重の110%の値に設定される。判定部38は、判定値Wd2が閾値Th2より大きければ、新規呼びを送信した利用者はかご11に乗ることができないと判定する(S212)。乗車不可とS212で判定されると、登録部32は、S201で受信された新規呼びを登録しない。
一方、判定部38は、判定値Wd2が閾値Th2より大きくなければ、新規呼びを送信した利用者はかご11に乗ることができると判定する(S213)。S211でYesと判定されると、登録のための他の条件が成立すれば、登録部32は新規呼びを登録する。
このように、乗車判定処理では、新規呼びに追加要求が含まれているか否かによって判定値Wd1に加算される値が設定され、当該加算によって得られた判定値Wd2が閾値Th2と比較される。このため、ベビーカー等を押している利用者のことを考慮した乗車判定が可能となり、利用者の利便性が低下することを防止できる。また、既設の秤装置18を利用するために安価に実現でき、既設のエレベーター装置への適用も容易である。
他の例として、追加したい占有空間の広さを利用者が携帯端末2から指定できても良い。図9は、携帯端末2に表示される確認画面の他の例を示す図である。図9は、仮想人数を指定して追加要求を呼びに含める例を示す。携帯端末2では、図3に示す動作と同様の動作が行われる。S102でYesと判定されると、S103において図9に示す確認画面が表示器21に表示される。
例えば、利用者は、スーツケースを運ぶためにかご11内に0.5人分の占有空間を追加したい場合、ボタン27aを押す。同様に、利用者は、ベビーカーのために1人分の占有空間を追加したい場合、ボタン27bを押す。利用者は、大型の荷物を運ぶために2人分の占有空間を追加したい場合、ボタン27cを押す。利用者は、3人分の占有空間を追加したい場合、ボタン27dを押す。ボタン27a~27dの何れかのボタンが押されると、S104でYesと判定される。S105で送信される呼びの追加要求には、指定された仮想人数の情報が含まれる。ボタン28が押されると、S104でNoと判定される。
制御装置16では、図8に示す動作と同様の動作が行われる。以下においては、上述した動作と異なる動作についてのみ説明する。例えば、検出部33は、S201でYesと判定されると、S203において、その時点で登録されている呼びに含まれる追加要求を検出する。演算部34は、検出部33によって検出された追加要求が指定する仮想人数Nvsumに応じて補正値Wa1を演算する(S204)。
例えば、演算部34は(5)式によって補正値Wa1を演算する。
Wa1=Nvsum×Wp …(5)
一例として、新規呼びを受信した時点で5つの呼びが登録されており、検出部33がS203で2つの追加要求を検出した場合を考える。1つの追加要求が指定する仮想人数Nvが1人であり、もう1つの追加要求が指定する仮想人数Nvが0.5人であれば、演算部34は、(5)式のNvsumに各Nvの和である1.5を代入する。(5)式は、仮想人数Nvsumに一定値Wpを掛けることによって補正値Wa1を得る例を示す。
また、乗車判定処理では、S208でYesと判定されると、演算部37は、新規呼びの追加要求が指定する仮想人数Nvnewに応じて補正値Wa2を演算する。例えば、演算部37は、(6)式によって補正値Wa2を演算する。
Wa2=Nvnew×Wp …(6)
次に、演算部37は、補正値Wa2も用いて(7)式によって判定値Wd2を演算する(S209)。
Wd2=Wd1+Wp+Wa2 …(7)
即ち、S208でYesと判定されると、演算部37は、判定値Wd1に一定値Wpと補正値Wa2とを加算することによって判定値Wd2を得る。
本実施の形態において、符号31~38に示す各部は、制御装置16が有する機能を示す。図10は、制御装置16のハードウェア資源の例を示す図である。制御装置16は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ41とメモリ42とを含む処理回路40を備える。制御装置16は、メモリ42に記憶されたプログラムをプロセッサ41によって実行することにより、符号31~38に示す各部の機能を実現する。メモリ42として、半導体メモリ等が採用できる。
図11は、制御装置16のハードウェア資源の他の例を示す図である。図11に示す例では、制御装置16は、例えばプロセッサ41、メモリ42、及び専用ハードウェア43を含む処理回路40を備える。図11は、制御装置16が有する機能の一部を専用ハードウェア43によって実現する例を示す。制御装置16が有する機能の全部を専用ハードウェア43によって実現しても良い。専用ハードウェア43として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用できる。
同様に、符号23~24に示す各部は、携帯端末2が有する機能を示す。携帯端末2のハードウェア資源の例は、図10に示す例と同様である。例えば、携帯端末2は、ハードウェア資源として、プロセッサとメモリとを含む処理回路を備える。携帯端末2は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサによって実行することにより、符号23~24に示す各部の機能を実現する。携帯端末2のハードウェア資源の例は、図11に示す例と同様であっても良い。かかる場合、携帯端末2は、プロセッサ、メモリ、及び専用ハードウェアを含む処理回路を備える。即ち、携帯端末2が有する機能の一部を専用ハードウェアによって実現しても良い。携帯端末2が有する機能の全部を専用ハードウェアによって実現しても良い。
本開示に係るエレベーターシステムは、かごの積載荷重を測定する秤装置を備えたシステムに適用できる。
1 エレベーター装置、 2 携帯端末、 3 サーバ、 4 ネットワーク、 5 発信装置、 11 かご、 12 つり合いおもり、 13 昇降路、 14 主ロープ、 15 巻上機、 16 制御装置、 18 秤装置、 19 乗場、 21 表示器、 22 入力装置、 23 判定部、 24 通信部、 25 ボタン、 26 チェックボックス、 27~28 ボタン、 31 通信部、 32 登録部、 33 検出部、 34 演算部、 35 判定部、 36 判定部、 37 演算部、 38 判定部、 40 処理回路、 41 プロセッサ、 42 メモリ、 43 専用ハードウェア

Claims (4)

  1. 昇降路を移動するかごと、
    前記かごの積載荷重を測定する秤装置と、
    占有空間を追加するための追加要求を含む呼びを受信する通信手段と、
    前記かごに応答させる呼びを登録する登録手段と、
    前記通信手段が新規の呼びを受信した際に登録されている呼びが含む追加要求の数を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された数に応じて補正値を演算し、前記補正値を前記秤装置が測定した値に加算して第1判定値を取得する演算手段と、
    前記第1判定値及び特定の第1閾値に基づいて、前記かごが満員であるか否かを判定する第1判定手段と、
    前記新規の呼びに追加要求が含まれるか否かを判定する第2判定手段と、
    前記かごが満員でないと前記第1判定手段によって判定された場合に、追加要求が含まれないと前記第2判定手段によって判定されると一定値を前記第1判定値に加算して第2判定値を取得し、追加要求が含まれると前記第2判定手段によって判定されると前記一定値より大きな特定の値を前記第1判定値に加算して前記第2判定値を取得する第2演算手段と、
    前記第2判定値及び特定の第2閾値に基づいて、前記新規の呼びの登録が可能か否かを判定する第3判定手段と、
    を備え、
    前記登録手段は、前記かごが満員であると前記第1判定手段によって判定されると、前記新規の呼びを登録せず、
    前記第2閾値は前記第1閾値より大きいエレベーターシステム。
  2. 前記補正値は、前記検出手段によって検出された数に前記一定値を掛けることによって得られる請求項に記載のエレベーターシステム。
  3. 昇降路を移動するかごと、
    前記かごの積載荷重を測定する秤装置と、
    仮想人数を指定して占有空間を追加するための追加要求を含む呼びを受信する通信手段と、
    前記かごに応答させる呼びを登録する登録手段と、
    前記通信手段が新規の呼びを受信した際に登録されている呼びが含む追加要求を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された追加要求が指定する仮想人数に応じて第1補正値を演算し、前記第1補正値を前記秤装置が測定した値に加算して第1判定値を取得する演算手段と、
    前記第1判定値及び特定の第1閾値に基づいて、前記かごが満員であるか否かを判定する第1判定手段と、
    前記新規の呼びに追加要求が含まれるか否かを判定する第2判定手段と、
    前記かごが満員でないと前記第1判定手段によって判定された場合に、追加要求が含まれないと前記第2判定手段によって判定されると一定値を前記第1判定値に加算して第2判定値を取得し、追加要求が含まれると前記第2判定手段によって判定されると前記一定値と当該追加要求が指定する仮想人数に応じた第2補正値とを前記第1判定値に加算して前記第2判定値を取得する第2演算手段と、
    前記第2判定値及び特定の第2閾値に基づいて、前記新規の呼びの登録が可能か否かを判定する第3判定手段と、
    を備え、
    前記登録手段は、前記かごが満員であると前記第1判定手段によって判定されると、前記新規の呼びを登録せず、
    前記第2閾値は前記第1閾値より大きいエレベーターシステム。
  4. 前記第1補正値は、前記検出手段によって検出された追加要求が指定する仮想人数に前記一定値を掛けることによって得られる請求項に記載のエレベーターシステム。
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