JP7141849B2 - 窒化物結晶基板および窒化物結晶基板の製造方法 - Google Patents
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Description
主面を有し、III族窒化物の結晶からなる窒化物結晶基板であって、
反射型フーリエ変換赤外分光法により測定される前記主面の反射率に基づいて求められる前記窒化物結晶基板の前記主面側のキャリア濃度をNIRとし、前記窒化物結晶基板の比抵抗と渦電流法により測定される前記窒化物結晶基板の移動度とに基づいて求められる前記窒化物結晶基板中のキャリア濃度をNElecとしたときに、
前記キャリア濃度NElecに対する前記主面の中央における前記キャリア濃度NIRとの比率NIR/NElecは、式(1)を満たす
窒化物結晶基板が提供される。
0.5≦NIR/NElec≦1.5 ・・・(1)
主面を有し、III族窒化物の結晶からなる窒化物結晶基板であって、
反射型フーリエ変換赤外分光法により測定される前記主面の反射率により求められる前記窒化物結晶基板の前記主面側の移動度をμIRとし、渦電流法により測定される前記窒化物結晶基板の移動度をμElecとしたときに、
前記移動度μElecに対する前記主面の中心における前記移動度μIRとの比率μIR/μElecは、式(2)を満たす
窒化物結晶基板が提供される。
0.6≦μIR/μElec≦1.4 ・・・(2)
下地基板上に、所定の導電型不純物を含むIII族窒化物の結晶からなる結晶層を形成する工程と、
前記結晶層をスライスし、窒化物結晶基板を作製する工程と、
を有し、
前記結晶層を形成する工程では、
光学的測定により前記結晶層の結晶成長面側のキャリア濃度を測定し、前記結晶成長面側の前記キャリア濃度に応じて、前記導電型不純物の添加量をフィードバック制御する
窒化物結晶基板の製造方法が提供される。
下地基板上に、所定の導電型不純物を含むIII族窒化物の結晶からなる結晶層を形成する工程と、
前記結晶層をスライスし、窒化物結晶基板を作製する工程と、
を有し、
前記結晶層を形成する工程では、
光学的測定により前記結晶層の結晶成長面側の移動度を測定し、前記結晶成長面側の前記移動度に応じて、前記導電型不純物の添加量をフィードバック制御する
窒化物結晶基板の製造方法が提供される。
まず、発明者等の得た知見について説明する。
窒化物結晶基板を製造する方法として、例えば、VAS(Void-Assisted Separation)法が知られている。従来のVAS法により製造された窒化物結晶基板では、製造工程中に結晶層に生じる反りに起因して、窒化物結晶基板中のキャリア濃度が該基板の主面の中央側から径方向の外側に向かって略同心円状に分布することがある。以下、その原因について説明する。
半導体の分野では、半導体中のキャリア濃度を、反射型フーリエ変換赤外分光(FTIR:Fourier Transform Infrared Spectroscopy)法により測定される主面の反射率に基づいて求めることがある。なお、以下において、FTIR法により測定される主面の反射率に基づいて求められるキャリア濃度を、「FTIR法により求められるキャリア濃度」ともいう。当該方法では、半導体の被測定面である主面近傍で光の反射が生じるため、半導体の主面近傍のキャリア濃度を求めることができる。
窒化物結晶基板に対して赤外域の光を照射すると、自由キャリアによる吸収(自由キャリア吸収)が生じうる。自由キャリア吸収による吸収係数は、キャリア濃度に対して単調増加する傾向を有する。
従来の製造方法により製造される窒化物結晶基板では、キャリア濃度が厚さ方向にばらつくことがあった。具体的には、例えば、上述のように、従来のVAS法などにより製造される窒化物結晶基板中のキャリア濃度は、断面視で略同心円状に分布していた。後述の式(4)の誘電率εを用いて、反射型FTIR法を使用する事で、この同心円状のキャリア濃度分布を非破壊かつ非接触で測定できると予想される。しかし、従来の窒化物結晶基板では、転位散乱や厚み方向のキャリア濃度の不均一性が原因で、LOフォノンによる減衰項が大きく、キャリア濃度を精度良く求めることができなかった。
半導体の分野では、半導体中のキャリア濃度を、ホール測定や後述の方法などの電気的測定により求めることがある。これにより、半導体中で厚さ方向の全体に亘って平均化されたキャリア濃度を求めることができる。半導体中でキャリア濃度にばらつきが生じていなければ、FTIR法により求められる半導体の主面側のキャリア濃度と、電気的測定により求められるキャリア濃度とが一致することとなる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1を用い、本実施形態に係る窒化物結晶基板10について説明する。図1(a)は、本実施形態に係る窒化物結晶基板10を示す概略平面図であり、(b)は、本実施形態に係る窒化物結晶基板10を示す概略断面図である。図1(a)および(b)において、点線は、等キャリア濃度線を示している。
本実施形態では、基板10の結晶品質が良好であることで、基板10は、例えば、反射型FTIR法により測定される主面10sの反射率に基づいて、主面10s側のキャリア濃度NIRおよび移動度μIRを測定可能に構成されている。
本実施形態では、後述のVAS法により基板10を製造することにより、基板10の結晶歪みが小さくなっており、基板10の主面10sにおける転位密度は、例えば、5×106個/cm2以下である。基板10の主面10sにおける転位密度が5×106個/cm2超であると、転位散乱が生じ、転位散乱に起因して、吸収係数が過剰に大きくなったり、ばらついたりする可能性がある。また、基板10の主面10sにおける転位密度が5×106個/cm2超であると、基板10上に形成される半導体層において局所的な耐圧を低下させてしまう可能性がある。これに対して、本実施形態のように、基板10の主面10sにおける転位密度を5×106個/cm2以下とすることにより、転位散乱の影響を小さくすることができ、吸収係数の過剰な増大やばらつきを抑制することができる。また、基板10の主面10sにおける転位密度を5×106個/cm2以下とすることにより、基板10上に形成される半導体層において局所的な耐圧の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、後述の製造方法により基板10を製造することにより、n型不純物として用いられるSi、GeおよびOのうち、添加量の制御が比較的難しいOの濃度が極限まで低くなっており、基板10中のn型不純物の濃度は、添加量の制御が比較的容易であるSiおよびGeの合計濃度によって決定されている。
本実施形態では、基板10は、例えば、基板10の自由キャリア吸収に基づいて、赤外域の吸収係数について所定の要件を満たしている。以下、詳細を説明する。
α=NeKλa ・・・(3)
(ただし、1.5×10-19≦K≦6.0×10-19、a=3)
1.5×10-19Neλ3≦α≦6.0×10-19Neλ3 ・・・(3’)
α=2.2×10-19Neλ3 ・・・(3”)
図1(a)および図1(b)に示すように、本実施形態の基板10中の導電型不純物濃度は、例えば、VAS法に起因して、基板10の主面10sの中央側から径方向の外側に向かって略同心円状に分布している。これにより、本実施形態の基板10中のキャリア濃度は、例えば、基板10の主面10sの中央側から径方向の外側に向かって略同心円状に分布している。
反射型FTIR法により測定される主面10sの反射率に基づいた、基板10の主面10s側のキャリア濃度NIRおよび移動度μIRの求め方について説明する。
ε∞=5.35、
me *=0.22m0、
ωLO=735cm-1、
ωTO=557cm-1、
ΓLO=12cm-1、
ΓTO=6cm-1、
図4(a)でのγ=35.4cm-1、
図4(b)でのγ=132.6cm-1、
とした。
本実施形態において、基板10のキャリア濃度NElecおよび移動度μElecは、以下の方法で求められる。
1/ρ=eNElecμElec ・・・(13)
本実施形態では、上述したように、基板10の主面10sの中央側のキャリア濃度と、基板10の厚さ方向の全体に亘って平均化されたキャリア濃度との差が小さい。これにより、電気的測定により求められる基板10中のキャリア濃度NElecに対する、反射型FTIR法により測定される主面の反射率に基づいて求められる基板10の主面10sの中央におけるキャリア濃度NIRの比率NIR/NElecが小さくなっている。なお、以下において、NIR/NElecを「キャリア濃度比」ともいう。
0.5≦NIR/NElec≦1.5 ・・・(1)
0.8≦NIR/NElec≦1.2 ・・・(1’)
0.5≦NIRF/NIRR≦1.5 ・・・(1”)
本実施形態では、上述したように、基板10の主面10sの中央側の移動度と、基板10の厚さ方向の全体に亘って平均化された移動度との差が小さい。これにより、電気的測定により求められる基板10中の移動度μElecに対する、反射型FTIR法により測定される主面の反射率に基づいて求められる基板10の主面10sの中央における移動度μIRの比率μIR/μElecが小さくなっている。なお、以下において、μIR/μElecを「移動度比」ともいう。
0.6≦μIR/μElec≦1.4 ・・・(2)
0.7≦μIR/μElec≦1.1 ・・・(2’)
本実施形態では、上述したように、基板10の主面10sの中央側領域10cでのキャリア濃度と、基板10の主面10sの外周側領域10oでのキャリア濃度との差が小さい。
図9および図10を用い、本実施形態に係る窒化物結晶基板10の製造方法について説明する。図9は、本実施形態に係る窒化物結晶基板10の製造方法を示すフローチャートである。なお、ステップをSと略している。図10(a)~(g)は、本実施形態に係る窒化物結晶基板10の製造方法を示す概略断面図である。
まず、図10(a)に示すように、下地基板1(結晶成長用基板ともいう。以下、「基板1」と略すことがある)を準備する。基板1は、例えば、サファイア基板である。なお、基板1は、例えば、Si基板またはガリウム砒素(GaAs)基板であってもよい。基板1は、例えば、成長面となる主面1sを有している。主面1sに対して最も近い低指数の結晶面は、例えば、c面である。
次に、図10(b)に示すように、例えば、有機金属気相成長(MOVPE)法により、所定の成長温度に加熱された基板1に対して、III族原料ガスとしてのトリメチルガリウム(TMG)ガス、窒化剤ガスとしてのアンモニアガス(NH3)および所定の導電型ドーパントガスとしてのモノシラン(SiH4)ガスを供給する。これにより、基板1の主面1s上に、第1結晶層(下地成長層)2として、低温成長GaNバッファ層およびSiドープGaN層をこの順で成長させる。このとき、低温成長GaNバッファ層の厚さおよびSiドープGaN層の厚さを、それぞれ、例えば、20nm、0.5μmとする。
次に、図10(c)に示すように、第1結晶層2上に金属層3を蒸着させる。金属層3として、例えば、チタン(Ti)層を形成する。また、金属層3の厚さを例えば20nmとする。
次に、図10(d)に示すように、上述の基板1を電気炉内に投入し、所定のヒータを有するサセプタ上に基板1を載置する。基板1をサセプタ上に載置したら、ヒータにより基板1を加熱し、水素ガスまたは水素化物ガスを含む雰囲気中で熱処理を行う。具体的には、例えば、20%のNH3ガスを含有するH2ガス気流中において、所定の温度で20分間熱処理を行う。なお、熱処理温度を、例えば、850℃以上1,100℃以下とする。このような熱処理を行うことで、金属層3を窒化し、表面に高密度の微細な穴を有する金属窒化層5を形成する。また、上述の熱処理を行うことで、金属窒化層5の穴を介して第1結晶層2の一部をエッチングし、該第1結晶層2中に高密度のボイドを形成する。これにより、ボイド含有第1結晶層4を形成する。
次に、ハイドライド気相成長装置(HVPE装置)200を用いて、ボイド含有第1結晶層4および金属窒化層5上に、所定の導電型不純物を含むIII族窒化物の結晶からなる第2結晶層(本格成長層)6を形成する。このとき、光学的測定により第2結晶層6の結晶成長面側のキャリア濃度を測定し、該結晶成長面側のキャリア濃度に応じて、導電型不純物の添加量をフィードバック制御する。以下、詳細を説明する。
図11を用い、第2結晶層6の成長に用いるHVPE装置200の構成について説明する。図11は、HVPE装置200の概略構成図である。
次に、図12を用い、HVPE装置200に付属されるFTIR測定装置50について説明する。図12は、HVPE装置200と、FTIR測定装置50と、を示す概略構成図である。なお、図12は、図11のA-A’線断面図である。図12においては、ゾーンヒータ207bが省略されている。
HVPE装置200およびFTIR測定装置50を用い、以下の手順により、第2結晶層6を成長させる。以下、HVPE装置200を構成する各部の動作は、コントローラ280により制御される。
処理圧力:0.5~2気圧
GaClガスの分圧:0.1~20kPa
NH3ガスの分圧/GaClガスの分圧:1~100
H2ガスの分圧/GaClガスの分圧:0~100
SiH2Cl2ガスの分圧:2.5×10-5~1.3×10-3kPa
第2結晶層6の成長過程では、サイドフローで成膜ガスが供給される。このため、成膜ガスの供給位置が固定され、成膜ガスが流れるガスチャネルがほぼ一定であるのに対して、第2結晶層6の結晶成長が進むにつれて、第2結晶層6の結晶成長面の位置が相対的に変化する。例えば、本実施形態のHVPE装置200では、第2結晶層6の結晶成長が進むにつれて、成膜ガスチャネルに対する第2結晶層6の結晶成長面の位置が相対的に徐々に高くなる。
結晶成長過程の初期では、基板1と、ボイド含有第1結晶層4と、金属窒化層5と、第2結晶層6と、を有する積層構造からの反射光スペクトルが得られる。しかしながら、金属窒化層5より下側からの反射成分は小さいため、実際の積層構造を、金属窒化層5と第2結晶層6とのみからなる2層構造として考えることができる。
第2結晶層6の厚さd1が100μm超となる結晶成長過程の中盤および終盤では、金属窒化層5の表面や金属窒化層5より下側における反射成分が小さくなるため、実際の積層構造を、第2結晶層6のみからなる単層構造として考えることができる。
上述の制御に用いられる第2結晶層6の結晶成長面側のキャリア濃度Ncは、第2結晶層6の成長温度でのキャリア濃度である。GaN結晶からなる第2結晶層6では、温度が高くなるにつれて、バンド間(価電子帯と伝導帯との間)で熱励起される真性キャリア濃度が高くなる。しかしながら、たとえ第2結晶層6の温度が結晶成長温度となったとしても、GaN結晶のバンド間で熱励起される真性キャリア濃度は、およそ7×1015cm-3未満であり、導電型不純物のドーピングによってGaN結晶中に生成される自由キャリアの濃度(例えば1×1017cm-3以上)よりも充分に低い。すなわち、第2結晶層6の成長温度での第2結晶層6のキャリア濃度Ncは、室温での第2結晶層6のキャリア濃度Ncとほぼ等しいと考えることができる。したがって、第2結晶層6の成長温度での第2結晶層6の結晶成長面側のキャリア濃度Ncに基づいて、室温での完成後の基板10中のキャリア濃度を予測しながら、導電型不純物の添加量をフィードバック制御することが可能である。
本実施形態では、例えば、第2結晶層6の結晶成長面側のキャリア濃度Ncに応じて、第2結晶層6中のキャリア濃度が厚さ方向に均一となるように、導電型不純物の添加量をフィードバック制御する。
第2結晶層形成工程S150では、第2結晶層6は、ボイド含有第1結晶層4から金属窒化層5の穴を介してボイド含有第1結晶層4および金属窒化層5上に成長する。ボイド含有第1結晶層4中のボイドの一部は、第2結晶層6によって埋め込まれるが、ボイド含有第1結晶層4中のボイドの他部は、残存する。第2結晶層6と金属窒化層5との間には、当該ボイド含有第1結晶層4中に残存したボイドを起因として、平らな空隙が形成される。この空隙が後述の剥離工程S160での第2結晶層6の剥離を生じさせることとなる。
第2結晶層6の成長が終了したら、成膜室201内へNH3ガス、N2ガスを供給しつつ、また、成膜室201内を排気した状態で、ガス生成器233aへのHClガスの供給、成膜室201内へH2ガスの供給、ゾーンヒータ207a、207bによる加熱をそれぞれ停止する。そして、成膜室201内の温度が500℃以下に降温したらNH3ガスの供給を停止し、成膜室201内の雰囲気をN2ガスへ置換して大気圧に復帰させる。そして、成膜室201内を、例えば200℃以下の温度、すなわち、気密容器203内からの基板1の搬出が可能となる温度へと降温させる。
次に、図10(g)に示すように、例えば、第2結晶層6の主面6sの中心の法線方向に対して略垂直な切断面SSにワイヤソーを案内することで、第2結晶層6をスライスする。
次に、研磨装置により基板10の両面を研磨する。
本実施形態によれば、以下に示す1つまたは複数の効果が得られる。
論文(A):A.S. Barker Physical Review B 7 (1973) p743 Fig.8
論文(B):P. Perlin, Physicsl Review Letter 75 (1995) p296 Fig.1 0.3GPaの曲線から推定。
論文(C):G. Bentoumi, Materical Science Engineering B50 (1997) p142-147 Fig.1
論文(D):S. Porowski, J. Crystal Growth 189-190 (1998) p.153-158 Fig.3 ただし、T=12K
以上、本発明の実施形態を具体的に説明した。しかしながら、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
以下の条件で、窒化物結晶基板のサンプル1~4を製造した。
材質:GaN
導電型不純物:Si
製造方法:VAS法
キャリア濃度のフィードバック制御:有(厚さ方向に均一化)
基板厚さ:400μm
主面に対して最も近い低指数の結晶面:(0001)面
キャリア濃度のフィードバック制御:無
他条件はサンプル1~3と同様
なお、不純物濃度は、サンプル1~4でそれぞれ異なる値とした。
(反射型FTIR法によるキャリア濃度および移動度の測定)
反射型FTIR法により窒化物結晶基板の主面の反射率スペクトルを測定した。理論式から求められる強度反射率Rを、実測された反射率スペクトルに対してフィッティングすることで、窒化物結晶基板の主面の中央側におけるキャリア濃度NIRおよび移動度μIRを求めた。なお、理論式の各定数は、図7(a)に記載の数値を用いた。
渦電流法により、窒化物結晶基板の移動度μElecを測定した。触針式の抵抗測定器により、窒化物結晶基板の抵抗(シート抵抗)を測定した。マイクロメータにより、窒化物結晶基板の厚さを測定した。窒化物結晶基板の抵抗および厚さに基づいて、比抵抗ρに換算した。これらの測定により求められた窒化物結晶基板の移動度μElecおよび比抵抗ρを式(13)に代入することで、窒化物結晶基板のキャリア濃度NElecを求めた。
上述の測定結果を用い、キャリア濃度比NIR/NElecおよび移動度比μIR/μElecを求めた。
サンプル1~4の評価結果を以下の表1に示す。
フィードバック制御を行わなかったサンプル4では、キャリア濃度比NIR/NElecが0.5未満であり、移動度比μIR/μElecが0.6未満であった。サンプル4では、第2結晶層形成工程において、第2結晶層のキャリア濃度のフィードバック制御を行わなかったため、第2結晶層中のSi濃度が厚さ方向にグラデーションがかかった分布となっていたと考えられる。その結果、第2結晶層から得られた窒化物結晶基板中のキャリア濃度が厚さ方向に不均一となっていたと考えられる。
フィードバック制御を行ったサンプル1~3では、キャリア濃度比NIR/NElecが式(1)(0.5以上1.5以下)を満たすとともに、好ましい範囲である式(1)’(0.8以上1.2以下)も満たしていた。また、移動度比μIR/μElecが式(2)(0.6以上1.4以下)を満たすとともに、好ましい範囲である式(2)’(0.7以上1.1以下)も満たしていた。サンプル1~3では、第2結晶層形成工程において、第2結晶層のキャリア濃度のフィードバック制御を行ったため、第2結晶層中のSi濃度を厚さ方向に略均一にすることができた。その結果、第2結晶層から得られた窒化物結晶基板中のキャリア濃度を厚さ方向に略均一にすることができたことを確認した。
以下、本発明の好ましい態様について付記する。
主面を有し、III族窒化物の結晶からなる窒化物結晶基板であって、
反射型フーリエ変換赤外分光法により測定される前記主面の反射率に基づいて求められる前記窒化物結晶基板の前記主面側のキャリア濃度をNIRとし、前記窒化物結晶基板の比抵抗と渦電流法により測定される前記窒化物結晶基板の移動度とに基づいて求められる前記窒化物結晶基板中のキャリア濃度をNElecとしたときに、
前記キャリア濃度NElecに対する前記主面の中央における前記キャリア濃度NIRとの比率NIR/NElecは、式(1)を満たす
窒化物結晶基板。
0.5≦NIR/NElec≦1.5 ・・・(1)
前記比率NIR/NElecは、式(1’)を満たす
付記1に記載の窒化物結晶基板。
0.8≦NIR/NElec≦1.2 ・・・(1’)
前記窒化物結晶基板の前記主面内の中央側で、反射型フーリエ変換赤外分光法により求められる前記キャリア濃度NIRの極値である第1キャリア濃度NIR1を有する中央側領域と、
前記窒化物結晶基板の前記主面の中央から半径20mm以下の位置で前記中央側領域を囲み、前記第1キャリア濃度NIR1と反対の極値である第2キャリア濃度NIR2を有する外周側領域と、
を有し、
前記第1キャリア濃度NIR1および前記第2キャリア濃度NIR2のうち大きいほうをMax(NIR1,NIR2)としたときに、|NIR1-NIR2|/Max(NIR1,NIR2)×100で求められる最大面内キャリア濃度差は、18%以下である
付記1又は2に記載の窒化物結晶基板。
前記最大キャリア濃度差は、6%以下である
付記3に記載の窒化物結晶基板。
反射型フーリエ変換赤外分光法により測定される前記主面の反射率に基づいて求められる前記窒化物結晶基板の前記主面側の移動度をμIRとし、渦電流法により測定される前記窒化物結晶基板の移動度をμElecとしたときに、
前記移動度μElecに対する前記主面の中央における前記移動度μIRとの比率μIR/μElecは、式(2)を満たす
付記1~4のいずれか1つに記載の窒化物結晶基板。
0.6≦μIR/μElec≦1.4 ・・・(2)
主面を有し、III族窒化物の結晶からなる窒化物結晶基板であって、
反射型フーリエ変換赤外分光法により測定される前記主面の反射率により求められる前記窒化物結晶基板の前記主面側の移動度をμIRとし、渦電流法により測定される前記窒化物結晶基板の移動度をμElecとしたときに、
前記移動度μElecに対する前記主面の中心における前記移動度μIRとの比率μIR/μElecは、式(2)を満たす
窒化物結晶基板。
0.6≦μIR/μElec≦1.4 ・・・(2)
前記比率μIR/μElecは、式(2’)を満たす
請求項5又は6に記載の窒化物結晶基板。
0.7≦μIR/μElec≦1.1 ・・・(2’)
前記窒化物結晶基板の主面における転位密度は、5×106個/cm2以下である
付記1~7のいずれか1つに記載の窒化物結晶基板。
シリコンおよびゲルマニウムのうち少なくともいずれかを含み、
前記窒化物結晶基板中の酸素の濃度は、前記窒化物結晶基板中のシリコンおよびゲルマニウムの合計の濃度に対して1/10倍以下である
付記1~8のいずれか1項に記載の窒化物結晶基板。
シリコンおよびゲルマニウムのうち少なくともいずれかを含み、
前記窒化物結晶基板中のn型不純物以外の不純物の濃度は、前記窒化物結晶基板中のシリコンおよびゲルマニウムの合計の濃度に対して1/10倍以下である
付記1~9のいずれか1つに記載の窒化物結晶基板。
前記窒化物結晶基板は、n型不純物を含み、
波長をλ(μm)、27℃における前記窒化物結晶基板の吸収係数をα(cm-1)、前記窒化物結晶基板の比抵抗と渦電流法により測定される前記窒化物結晶基板の移動度とに基づいて求められる前記窒化物結晶基板中の自由電子濃度をNe(cm-3)、Kおよびaをそれぞれ定数としたときに、少なくとも1μm以上3.3μm以下の波長範囲における前記吸収係数αは、最小二乗法で式(3)により近似され、
波長2μmにおいて、式(3)から求められる前記吸収係数αに対する、実測される前記吸収係数の誤差は、±0.1α以内である
付記1~10のいずれか1つに記載の窒化物結晶基板。
α=NeKλa ・・・(3)
(ただし、1.5×10-19≦K≦6.0×10-19、a=3)
クラックが生じていない
付記11に記載の窒化物結晶基板。
前記主面に対して最も近い低指数の結晶面は、前記主面に対して凹の球面状に湾曲した(0001)面である
付記1~12のいずれか1項に記載の窒化物結晶基板。
前記主面の法線に対する前記結晶の<0001>軸のオフ角は、前記主面の中央から径方向へ向かう距離の一次式で近似され、
前記主面内の任意の位置において、前記一次式から求められる前記オフ角に対する、実測した前記オフ角の誤差は、±0.12°以内である
付記13に記載の窒化物結晶基板。
下地基板上に、所定の導電型不純物を含むIII族窒化物の結晶からなる結晶層を形成する工程と、
前記結晶層をスライスし、窒化物結晶基板を作製する工程と、
を有し、
前記結晶層を形成する工程では、
光学的測定により前記結晶層の結晶成長面側のキャリア濃度を測定し、前記結晶成長面側の前記キャリア濃度に応じて、前記導電型不純物の添加量をフィードバック制御する
窒化物結晶基板の製造方法。
前記結晶層を形成する工程では、
反射型フーリエ変換赤外分光法により測定される前記窒化物結晶基板の主面の反射率に基づいて求められる前記窒化物結晶基板の前記主面側のキャリア濃度をNIRとし、前記窒化物結晶基板の比抵抗と渦電流法により測定される前記窒化物結晶基板の移動度とに基づいて求められる前記窒化物結晶基板中のキャリア濃度をNElecとしたときに、
前記キャリア濃度NElecに対する前記主面の中心における前記キャリア濃度NIRとの比率NIR/NElecが式(1)を満たすように、前記結晶成長面側の前記キャリア濃度に応じて、前記導電型不純物の添加量をフィードバック制御する
付記15に記載の窒化物結晶基板の製造方法。
0.5≦NIR/NElec≦1.5 ・・・(1)
下地基板上に、所定の導電型不純物を含むIII族窒化物の結晶からなる結晶層を形成する工程と、
前記結晶層をスライスし、窒化物結晶基板を作製する工程と、
を有し、
前記結晶層を形成する工程では、
光学的測定により前記結晶層の結晶成長面側の移動度を測定し、前記結晶成長面側の前記移動度に応じて、前記導電型不純物の添加量をフィードバック制御する
窒化物結晶基板の製造方法。
前記結晶層を形成する工程では、
反射型フーリエ変換赤外分光法により測定される前記窒化物結晶基板の主面の反射率により求められる前記窒化物結晶基板の前記主面側の移動度をμIRとし、渦電流法により測定される前記窒化物結晶基板の移動度をμElecとしたときに、
前記移動度μElecに対する前記主面の中心における前記移動度μIRとの比率μIR/μElecは、式(2)を満たすように、前記結晶成長面側の前記移動度に応じて、前記導電型不純物の添加量をフィードバック制御する
付記17に記載の窒化物結晶基板の製造方法。
0.6≦μIR/μElec≦1.4 ・・・(2)
前記結晶層を形成する工程では、
前記結晶層の成長レートが徐々に低くなるのに対して、前記導電型不純物の添加量を徐々に減少させる
付記15~18のいずれか1つに記載の窒化物結晶基板の製造方法。
前記結晶層を形成する工程では、
前記結晶層の成長レートが徐々に高くなるのに対して、前記導電型不純物の添加量を徐々に増加させる
付記15~18のいずれか1項に記載の窒化物結晶基板の製造方法。
前記結晶層を形成する工程では、
前記下地基板が搬入される反応容器内のうち、前記下地基板とともに所定の結晶成長温度に加熱される領域であって、前記下地基板に供給される成膜ガスが接触する領域である高温領域を構成する部材として、少なくとも表面が石英非含有およびホウ素非含有の材料からなる部材を用いる
付記15~20のいずれか1つに記載の窒化物結晶基板の製造方法。
前記高温領域を構成する部材として、炭化ケイ素コートグラファイトからなる部材を用いる
付記21に記載の窒化物結晶基板の製造方法。
下地基板上に、所定の導電型不純物を含む半導体の結晶からなる結晶層を形成する工程と、
前記結晶層をスライスし、結晶基板を作製する工程と、
を有し、
前記結晶層を形成する工程では、
光学的測定により前記結晶層の結晶成長面側のキャリア濃度を測定し、前記結晶成長面側の前記キャリア濃度に応じて、前記導電型不純物の添加量をフィードバック制御する
結晶基板の製造方法
下地基板上に、所定の導電型不純物を含む半導体の結晶からなる結晶層を形成する工程と、
前記結晶層をスライスし、窒化物結晶基板を作製する工程と、
を有し、
前記結晶層を形成する工程では、
光学的測定により前記結晶層の結晶成長面側の移動度を測定し、前記結晶成長面側の前記移動度に応じて、前記導電型不純物の添加量をフィードバック制御する
結晶基板の製造方法
2 第1結晶層
3 金属層
4 ボイド含有第1結晶層
5 金属窒化層
6 第2結晶層
10 窒化物結晶基板(基板)
Claims (13)
- 主面を有し、n型不純物を含むIII族窒化物の結晶からなる窒化物結晶基板であって、
反射型フーリエ変換赤外分光法により測定される前記主面の反射率に基づいて求められる前記窒化物結晶基板の前記主面側のキャリア濃度をN IR とし、前記窒化物結晶基板の比抵抗と渦電流法により測定される前記窒化物結晶基板の移動度とに基づいて求められる前記窒化物結晶基板中のキャリア濃度をN Elec としたときに、
前記キャリア濃度N Elec に対する前記主面の中央における前記キャリア濃度N IR との比率N IR /N Elec は、式(1)を満たし、
前記窒化物結晶基板の前記主面の半径20mm以内で、反射型フーリエ変換赤外分光法により前記キャリア濃度N IR の最大値および最小値を求めたときに、(最大値-最小値)/最大値×100で求められる最大面内キャリア濃度差は、18%以下であり、
波長をλ(μm)、27℃における前記窒化物結晶基板の吸収係数をα(cm-1)、前記窒化物結晶基板の比抵抗と渦電流法により測定される前記窒化物結晶基板の移動度とに基づいて求められる前記窒化物結晶基板中の自由電子濃度をNe(cm-3)、Kおよびaをそれぞれ定数としたときに、少なくとも1μm以上3.3μm以下の波長範囲における前記吸収係数αは、最小二乗法で式(3)により近似され、
波長2μmにおいて、式(3)から求められる前記吸収係数αに対する、実測される前記吸収係数の誤差は、±0.1α以内である
窒化物結晶基板。
0.5≦N IR /N Elec ≦1.5 ・・・(1)
α=NeKλa ・・・(3)
(ただし、1.5×10-19≦K≦6.0×10-19、a=3) - 主面を有し、n型不純物を含むIII族窒化物の結晶からなる窒化物結晶基板であって、
反射型フーリエ変換赤外分光法により測定される前記主面の反射率に基づいて求められる前記窒化物結晶基板の前記主面側のキャリア濃度をNIRとし、前記窒化物結晶基板の比抵抗と渦電流法により測定される前記窒化物結晶基板の移動度とに基づいて求められる前記窒化物結晶基板中のキャリア濃度をNElecとしたときに、
前記キャリア濃度NElecに対する前記主面の中央における前記キャリア濃度NIRとの比率NIR/NElecは、式(1)を満たし、
波長をλ(μm)、27℃における前記窒化物結晶基板の吸収係数をα(cm-1)、前記窒化物結晶基板の比抵抗と渦電流法により測定される前記窒化物結晶基板の移動度とに基づいて求められる前記窒化物結晶基板中の自由電子濃度をNe(cm-3)、Kおよびaをそれぞれ定数としたときに、少なくとも1μm以上3.3μm以下の波長範囲における前記吸収係数αは、最小二乗法で式(3)により近似され、
波長2μmにおいて、式(3)から求められる前記吸収係数αに対する、実測される前記吸収係数の誤差は、±0.1α以内である
窒化物結晶基板。
0.5≦NIR/NElec≦1.5 ・・・(1)
α=NeKλa ・・・(3)
(ただし、1.5×10-19≦K≦6.0×10-19、a=3) - 前記比率NIR/NElecは、式(1’)を満たす
請求項1又は2に記載の窒化物結晶基板。
0.8≦NIR/NElec≦1.2 ・・・(1’) - 反射型フーリエ変換赤外分光法により測定される前記主面の反射率に基づいて求められる前記窒化物結晶基板の前記主面側の移動度をμIRとし、渦電流法により測定される前記窒化物結晶基板の移動度をμElecとしたときに、
前記移動度μElecに対する前記主面の中央における前記移動度μIRとの比率μIR/μElecは、式(2)を満たす
請求項1~3のいずれか1項に記載の窒化物結晶基板。
0.6≦μIR/μElec≦1.4 ・・・(2) - 主面を有し、n型不純物を含むIII族窒化物の結晶からなる窒化物結晶基板であって、
反射型フーリエ変換赤外分光法により測定される前記主面の反射率により求められる前記窒化物結晶基板の前記主面側の移動度をμIRとし、渦電流法により測定される前記窒化物結晶基板の移動度をμElecとしたときに、
前記移動度μElecに対する前記主面の中心における前記移動度μIRとの比率μIR/μElecは、式(2)を満たし、
波長をλ(μm)、27℃における前記窒化物結晶基板の吸収係数をα(cm-1)、前記窒化物結晶基板の比抵抗と渦電流法により測定される前記窒化物結晶基板の移動度とに基づいて求められる前記窒化物結晶基板中の自由電子濃度をNe(cm-3)、Kおよびaをそれぞれ定数としたときに、少なくとも1μm以上3.3μm以下の波長範囲における前記吸収係数αは、最小二乗法で式(3)により近似され、
波長2μmにおいて、式(3)から求められる前記吸収係数αに対する、実測される前記吸収係数の誤差は、±0.1α以内である
窒化物結晶基板。
0.6≦μIR/μElec≦1.4 ・・・(2)
α=NeKλa ・・・(3)
(ただし、1.5×10-19≦K≦6.0×10-19、a=3) - 前記比率μIR/μElecは、式(2’)を満たす
請求項4又は5に記載の窒化物結晶基板。
0.7≦μIR/μElec≦1.1 ・・・(2’) - 前記窒化物結晶基板の主面における転位密度は、5×106個/cm2以下である
請求項1~6のいずれか1項に記載の窒化物結晶基板。 - シリコンおよびゲルマニウムのうち少なくともいずれかを含み、
前記窒化物結晶基板中の酸素の濃度は、前記窒化物結晶基板中のシリコンおよびゲルマニウムの合計の濃度に対して1/10倍以下である
請求項1~7のいずれか1項に記載の窒化物結晶基板。 - シリコンおよびゲルマニウムのうち少なくともいずれかを含み、
前記窒化物結晶基板中のn型不純物以外の不純物の濃度は、前記窒化物結晶基板中のシリコンおよびゲルマニウムの合計の濃度に対して1/10倍以下である
請求項1~8のいずれか1項に記載の窒化物結晶基板。 - 下地基板上に、所定の導電型不純物を含むIII族窒化物の結晶からなる結晶層を形成する工程と、
前記結晶層をスライスし、窒化物結晶基板を作製する工程と、
を有し、
前記結晶層を形成する工程では、
光学的測定により前記結晶層の結晶成長面側のキャリア濃度を測定し、
反射型フーリエ変換赤外分光法により測定される前記窒化物結晶基板の主面の反射率に基づいて求められる前記窒化物結晶基板の前記主面側のキャリア濃度をNIRとし、前記窒化物結晶基板の比抵抗と渦電流法により測定される前記窒化物結晶基板の移動度とに基づいて求められる前記窒化物結晶基板中のキャリア濃度をNElecとしたときに、
前記キャリア濃度NElecに対する前記主面の中心における前記キャリア濃度NIRとの比率NIR/NElecが式(1)を満たすように、前記結晶成長面側の前記キャリア濃度に応じて、前記導電型不純物の添加量をフィードバック制御する
窒化物結晶基板の製造方法。
0.5≦NIR/NElec≦1.5 ・・・(1) - 下地基板上に、所定の導電型不純物を含むIII族窒化物の結晶からなる結晶層を形成する工程と、
前記結晶層をスライスし、窒化物結晶基板を作製する工程と、
を有し、
前記結晶層を形成する工程では、
光学的測定により前記結晶層の結晶成長面側の移動度を測定し、
反射型フーリエ変換赤外分光法により測定される前記窒化物結晶基板の主面の反射率により求められる前記窒化物結晶基板の前記主面側の移動度をμIRとし、渦電流法により測定される前記窒化物結晶基板の移動度をμElecとしたときに、
前記移動度μElecに対する前記主面の中心における前記移動度μIRとの比率μIR/μElecは、式(2)を満たすように、前記結晶成長面側の前記移動度に応じて、
前記導電型不純物の添加量をフィードバック制御する
窒化物結晶基板の製造方法。
0.6≦μIR/μElec≦1.4 ・・・(2) - 前記結晶層を形成する工程では、
前記結晶層の成長レートが徐々に低くなるのに対して、前記導電型不純物の添加量を徐々に減少させる
請求項10又は11に記載の窒化物結晶基板の製造方法。 - 前記結晶層を形成する工程では、
前記結晶層の成長レートが徐々に高くなるのに対して、前記導電型不純物の添加量を徐々に増加させる
請求項10又は11に記載の窒化物結晶基板の製造方法。
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