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JP7032687B1 - はんだ合金、はんだペースト、はんだボール、はんだプリフォーム、およびはんだ継手 - Google Patents

はんだ合金、はんだペースト、はんだボール、はんだプリフォーム、およびはんだ継手 Download PDF

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Abstract

【課題】溶融温度が所定の範囲内であり、引張強度およびシェア強度が高く、ボイドの発生が抑制され、且つ酸化被膜が薄いことにより実装性に優れるはんだ合金、はんだペースト、はんだボール、はんだプリフォーム、およびはんだ継手を提供する。【解決手段】はんだ合金は、質量%で、Ag:2.5~3.7%、Cu:0.25~0.95%、Bi:3.0~3.9%、In:0.5~2.3%、および残部がSnからなる合金組成を有し、前記合金組成は下記(1)式および(2)式を満たす。8.1≦Ag+2Cu+Bi+In≦11.5(1)1.00≦(Bi+In)/Ag≦1.66(2)上記(1)式および(2)式中、Ag、Cu、Bi、およびInは、各々合金組成の含有量(質量%)を表す。【選択図】なし

Description

本発明は、信頼性に優れるはんだ合金、はんだペースト、はんだボール、はんだプリフォーム、およびはんだ継手に関する。
電力半導体装置は、例えば銅回路が形成された絶縁基板(以下、単に「DCB(Direct Copper Bonding)」と称する。)に複数の素子やヒートシンクが接続された構造である。電力半導体装置を基板に実装する工程は、絶縁基板にSiチップ等の電子部品を接合し、その後に当該基板へシートシンクを接合する。このように、電力半導体装置の実装には、例えば、電子部品と実装基板とのリフローはんだ付けを1回目に行い、ヒートシンクのリフローはんだ付けを2回目に行うステップソルダリングが採用されている。
ステップソルダリングの1回目に行うはんだ付けには、高温鉛フリーはんだ合金として、例えば融点が245℃であるSn-10Sbはんだ合金が採用されている。ステップソルダリングの2回目に行うはんだ付けには、1回目に用いるはんだ合金の固相線温度より低い溶融温度を示す合金組成が選択される。
溶融温度が前述の高温鉛フリーはんだ合金より低い合金組成として、例えば、従来から使用されているSn-3Ag-0.5Cuが挙げられる。このはんだ合金を用いたリフローソルダリングは、通常235~240℃で行われることから上述のような高温鉛フリーはんだ合金の融点との温度差が小さい。このため、熱容量の大きい部品をステップソルダリングの2回目ではんだ付けを行う場合には、温度マージンの確保が難しい。また、Sn-3Ag-0.5Cuは長期的信頼性が不足している。
そこで、例えば特許文献1~3には、Sn-Ag-Cuはんだ合金の信頼性を向上させる観点から、BiおよびInを含有するSn-Ag-Cu-Bi-Inはんだ合金が開示されている。特許文献1に記載の発明では、ヒートサイクル試験後のクラック進展、高速シェア強度、ボイド、Cu食われが評価されている。特許文献2に記載の発明では、ヒートサイクル試験後の亀裂および剥離、ボイドの評価が行われている。特許文献3に記載の発明では、融点、高温での引張強度と伸びが評価されている。
特開2019-209350号 特開2016-26879号 特開平10-193169号
特許文献1には、Biの含有量が少ないと亀裂進展抑制効果が低下し、Biの含有量が多いと脆性破壊が起きることが記載されている。そして、Biと併せてInをはんだ合金に添加することによりはんだ合金の強度が向上するものの、Inは酸化し易い合金元素であることからその含有量や他の合金元素との組み合わせ等によってははんだ接合部にボイドが発生することも記載されている。このような観点から、特許文献1には、これらの問題点を解決するため、3質量%未満のBiとInを含むはんだ合金が開示されている。具体的には、特許文献1には、Sn-3.0Ag-0.7Cu-2.5Bi-2.0Inはんだ合金が開示されている。比較例として、Sn-3.0Ag-0.7Cu-3.0Bi-3.0Inはんだ合金が開示されている。
特許文献2には、Biの含有量が所定量であればはんだ接合部の亀裂進展抑制効果を向上させることが記載されている。また、所定量のInを含有すると、鉛フリーはんだ合金の溶融温度が低下すると共に、機械的特性および亀裂進展抑制効果が向上することが記載されている。具体的には、特許文献2には、Sn-3.0Ag-0.5Cu-3.0Bi-0.25Inはんだ合金が開示されている。
しかし、特許文献1および2には、はんだ合金の強度が向上することが記載されているものの、引張強度については具体的に評価がされていない。これは、特許文献1および2に記載の発明では、亀裂の進展を抑制するためにある程度の強度が必要であることが抽象的に説明されているにすぎないためである。また、特許文献1にはInによる酸化を抑制することが記載されているが、これはボイドの発生を抑制するために酸化を抑制するという観点で記載されているにすぎない。ただ、この程度の酸化抑制効果では、ボイドの発生が抑制されれば、はんだ合金の溶融時および凝固後にある程度の厚い酸化被膜が形成されてもよいことになる。厚い酸化被膜が形成されると、例えば、このようなはんだ合金がペーストに用いられた場合には、フラックスで除去された酸化物の残渣が増加したり、濡れ性の劣化に繋がることがあり、実装性を改善するためには改善の余地が残されている。
特許文献3には、Sn-Agはんだ合金へのInとBiの複合添加、更にはCuを添加することにより、融点を下げるとともに優れた機械的特性を付与することが記載されている。しかし、特許文献3に具体的に開示されているはんだ合金の中には、液相線温度(以下、適宜、「溶融温度」と称する。)が高いものが含まれており、ステップソルダリングには不向きな合金組成が含まれている。一方で、溶融温度が比較的低い合金組成として、Sn-3.0Ag-1.0Cu-3.0Bi-1.0Inはんだ合金、およびSn-3.0Ag-0.5Cu-3.0Bi-1.0Inはんだ合金が開示されている。しかしながら、特許文献3に記載の発明では、引張強度と濡れ性が評価されているものの、はんだ継手に必要なシェア強度が評価されていなく、また、ボイドの発生の抑制についても評価されていない。このため、特許文献3に記載のはんだ合金であっても、シェア強度が低くボイドが発生する可能性があるため、改善の余地が残されている。
このように、特許文献1~3に記載のはんだ合金は、各々の課題を解決することができるとしても、例えば電力半導体装置の実装時における実情が考慮されていないため、ステップソルダリングにおける種々の課題を解決することができるとは言い難い。すなわち、これらの文献に記載の発明では、特許文献1~3に開示されている、所望の融点、高い引張強度およびシェア強度、ボイドの発生の抑制、および酸化被膜の薄膜化を同時に満たすことはできない。上述のように、特許文献1~3に記載の発明では、BiやInの含有量に着目されているものの、AgやCuについては別個に調製されている。はんだ合金は、各構成元素が各々別々に機能するのではなく、すべての構成元素が一体となったときに初めて固有の効果を発揮することができる。このため、電力半導体装置を実装する際の種々の課題が同時に解決されるように、各構成元素が全体としてバランスよく含有される必要がある。上述の課題をすべて同時に解決できるはんだ合金を提供するためには、更なる組成探索が不可欠である。
そこで、本発明の課題は、溶融温度が所定の範囲内であり、引張強度およびシェア強度が高く、ボイドの発生が抑制され、且つ酸化被膜が薄いことにより実装性に優れるはんだ合金、はんだペースト、はんだボール、はんだプリフォーム、およびはんだ継手を提供することである。
本発明者らは、特許文献に開示されているはんだ合金において、ステップソルダリングに適用できるようにする必要があることに着目した。前述のように、Sn-3Ag-0.5Cuはんだ合金のリフロー温度は235~240℃であるため、熱容量の大きい部品を用いた場合には、左記の温度域の高温側でリフローはんだ付けを行う必要が生じ得る。このように、Sn-3Ag-0.5Cuはんだ合金では温度マージンの確保が難しい。そこで、本発明者らは、このような温度マージンを考慮して、まずは、溶融温度が190~220℃になるように各構成元素の含有量を調査した。この温度域は、高温鉛フリーはんだ合金が二回目のリフローはんだ付けで溶融することがないように、余裕を持った温度域である。
本発明者らは、特許文献3に開示されているように、溶融温度が220℃以下を示すとともに引張強度が高いとされているSn-3.0Ag-1.0Cu-3.0Bi-1.0Inはんだ合金、およびSn-3.0Ag-0.5Cu-3.0Bi-1.0Inはんだ合金において、シェア強度の向上およびボイドの発生の抑制を図る検討を行った。Sn-3.0Ag-1.0Cu-3.0Bi-1.0Inはんだ合金は、Cuの含有量が多くSnとCuの金属間化合物が形成するため、引張強度およびシェア強度が低下する知見が得られた。また、Sn-3.0Ag-0.5Cu-3.0Bi-1.0Inはんだ合金は、各構成元素の含有量としては大幅に外れているわけではないが、引張強度が劣る知見が得られた。このことから、各構成元素が所定の範囲であっても、添加元素のバランス等により所望の効果が得られない知見も得られた。
また、ボイドの発生が抑制されることになっている特許文献1に記載のSn-3.0Ag-0.7Cu-3.0Bi-3.0Inはんだ合金、およびSn-3.0Ag-0.7Cu-2.5Bi-2.0Inはんだ合金、ならびに特許文献2に記載の、Sn-3.0Ag-0.5Cu-3.0Bi-0.25Inはんだ合金についても検討を行った。Sn-3.0Ag-0.7Cu-3.0Bi-3.0Inはんだ合金は、Inの含有量が多いためにボイドの発生が十分に抑制されてなく、また、酸化被膜が厚くなる知見が得られた。Sn-3.0Ag-0.7Cu-2.5Bi-2.0Inはんだ合金は、Biの含有量が少ないために引張強度が劣る知見が得られた。Sn-3.0Ag-0.5Cu-3.0Bi-0.25Inはんだ合金は、Inの含有量が少ないために引張強度が劣る知見が得られた。
このように、特許文献1~3に記載の発明では、各々において、引張強度およびシェア強度の向上、ボイドの発生の抑制、および酸化被膜の厚さの低減を同時に達成することができない知見が得られた。また、上述の知見により、各構成元素の含有量が所定の範囲内であるだけでは、これらを同時に達成することができない知見も得られた。
そこで、全体のバランスを考慮し、上述の範囲内において各構成元素の含有量を更に詳細に調査した。その結果、各構成元素の含有量が特定の範囲内であるとともに、Ag、Cu、Bi、およびInが所定の関係式を満たし、さらには、Ag、BiおよびInが所定の関係式を満たすことにより、初めて、引張強度およびシェア強度の向上、ボイドの発生の抑制、および酸化被膜の厚さの低減を同時に達成することができる知見が得られ、本発明は完成した。なお、本発明では、電力半導体装置に関して例示したが、これらの効果を同時に発揮する必要がある用途であれば、これに限定されることはない。
これらの知見により得られた本発明は以下のとおりである。
(1)質量%で、Ag:2.5~3.7%、Cu:0.25~0.95%、Bi:3.0~3.9%、In:0.5~2.3%、および残部がSnからなる合金組成を有し、前記合金組成は下記(1)式および(2)式を満たすことを特徴とするはんだ合金。
8.1≦Ag+2Cu+Bi+In≦11.5 (1)
1.00≦(Bi+In)/Ag≦1.66 (2)
上記(1)式および(2)式中、Ag、Cu、Bi、およびInは、各々合金組成の含有量(質量%)を表す。
(2)上記合金組成は下記(3)式を満たす、請求項1に記載のはんだ合金。
4.48≦Ag×Cu×Bi×In≦7.7 (3)
上記(3)式中、Ag、Cu、Bi、およびInは、各々合金組成の含有量(質量%)を表す。
(3)上記(1)または上記(2)に記載のはんだ合金からなるはんだ粉末を有する
はんだペースト。
(4)上記(1)または上記(2)に記載のはんだ合金からなるはんだボール。
(5)上記(1)または上記(2)に記載のはんだ合金からなるはんだプリフォーム。
(6)上記(1)または上記(2)に記載のはんだ合金を有するはんだ継手。
本発明を以下により詳しく説明する。本明細書において、はんだ合金組成に関する「%」は、特に指定しない限り「質量%」である。
1. はんだ合金
(1) Ag:2.5~3.7%
Agは、含有量がSnAgCu共晶組成に近いと溶融温度の上昇を回避することができる。また、AgSnを粒状に析出させるため、はんだ合金の析出強化を図ることができる。Agの含有量が2.5%未満であるとSnAgCu亜共晶によりはんだ合金の溶融温度が上昇する。また、化合物の析出量が少なく強度が向上しない。Ag含有量の下限は2.5%以上であり、好ましくは2.8%以上であり、より好ましくは2.9%以上である。
一方、Agの含有量が3.7%を超えると、SnAgCu過共晶によりはんだ合金の溶融温度が上昇する。また、粗大なAgSnが板状に析出してしまい、強度が劣化する。Ag含有量の上限は3.7%以下であり、好ましくは3.2%以下であり、より好ましくは3.1%以下である。
(2) Cu:0.25~0.95%
Cuは、CuとAgの含有量がともにSnAgCu共晶組成に近いほど、はんだ合金の溶融温度を下げることができる。Cuの含有量が0.25%未満であるとSnAgCu亜共晶によりはんだ合金の溶融温度が上昇する。Cu含有量の下限は0.25%以上であり、好ましくは0.45%以上であり、より好ましくは0.55%以上である。
一方、Cuの含有量が0.95%を超えると、SnとCuの化合物が多量に析出し、引張強度やシェア強度が低下する。また、更にCuの含有量が多くなると、強度の低下に加えて、SnAgCu過共晶によりはんだ合金の溶融温度が上昇する。Cu含有量の上限は0.95%以下であり、好ましくは0.80%以下であり、より好ましくは0.70%以下である。
(3) Bi:3.0~3.9%
Biは、溶融温度の上昇を回避し、また、Snの固溶強化によりはんだ合金の強度を向上させることができる。Biの含有量が3.0%未満であると、Biの固溶量が少なく強度が十分に向上しない。また、はんだ合金の溶融温度が下がらない。Biの含有量の下限は3.0%以上であり、好ましくは3.1%以上であり、より好ましくは3.2%以上である。
一方、Biの含有量が3.9%を超えると、SnBi共晶が析出して固相線温度が下がる。また、Biが結晶粒界に偏析し、はんだ合金の強度が低下することがある。Biの含有量の上限は3.9%以下であり、好ましくは3.8%以下であり、より好ましくは3.7%以下であり、更に好ましくは3.4%以下である。
(4) In:0.5~2.3%
Inは、溶融温度の上昇を回避し、また、Snの固溶強化によりはんだ合金の強度を向上させることができる。Inの含有量が0.5%未満であると、Inの固溶量が少なく強度が十分に向上しない。また、はんだ合金の溶融温度が下がらない。Inの含有量の下限は0.5%以上であり、好ましくは0.7%以上であり、より好ましくは0.9%以上であり、さらに好ましくは1.0%以上である。
一方、Inの含有量が2.3%を超えると、溶融はんだが酸化されやすくなりボイドの発生を抑制することができない。また、酸化被膜が厚くなり実装性が劣る。さらに、溶融温度が低くなりすぎる。Inの含有量の上限は2.3%以下であり、好ましくは1.5%以下であり、より好ましくは1.3%以下である。
(5) (1)式および(2)式
8.1≦Ag+2Cu+Bi+In≦11.5 (1)
1.00≦(Bi+In)/Ag≦1.66 (2)
上記(1)式および(2)式中、Ag、Cu、Bi、およびInは、各々合金組成の含有量(質量%)を表す。
本発明に係るはんだ合金は、(1)式を満たすことにより、添加元素の含有量が適量になるため、溶融温度が適切な範囲になる。本発明に係るはんだ合金を構成するこれらの添加元素は、いずれもSnに対して寄与することから、引張強度やシェア強度にも影響する。Inは、多量添加によりボイドが発生し酸化被膜の厚みが増加する原因になりうるが、Snの固溶強化にも寄与する。このため、間接的には、ボイドの発生を抑制し酸化被膜の厚さを低減するためにも、(1)式を満たす必要がある。したがって、これらの(1)式は本発明の効果を発揮するためには満たさなければならない関係式である。なお、(1)式におけるCuの係数は2倍である。これは本発明に係るはんだ合金においては、Cuの含有量が少しでも変化するとはんだ合金の諸特性に大きく影響を与える傾向がある。例えば、溶融温度に着目すると、Cu含有量の増減量と他元素の含有量の増減量が同じ場合、Cuでは、溶融温度の変化量が多元素と比較して少なくとも2倍以上であると見積もられる。
また、本発明に係るはんだ合金は、(2)式を満たすことにより、より高い強度を示すことができる。Agは析出強化型元素であり、BiおよびInは固溶強化型元素である。固溶強化型元素の含有量が多すぎると固溶限を超えるために余剰元素が存在してしまい、Biの偏析やはんだ合金の変形が発生しうる。一方、析出強化型元素の含有量が多すぎると化合物の多量析出により、むしろ強度が低下する。そこで、本発明に係るはんだ合金では、前述のように、各々の元素には最適な含有量の範囲があるものの、(2)式を満たすことによりバランスよくSnを強化することができる。
これらの式は、各構成元素が相互に依存することにより得られるものである。合金はすべての構成元素が組み合わされた一体のものであり、各構成元素が相互に影響を及ぼすためである。このように、各構成元素の最適な含有量に調整した上で、更に(1)式および(2)式を満たす本発明に係るはんだ合金は、各構成元素が相互に依存していることが十分に考慮された範囲に設定されている。したがって、ステップソルダリングの2回目のはんだ付けにおいて、本発明に係るはんだ合金は、最適な溶融温度、高い引張強度とシェア強度、ボイドの発生の抑制、および酸化被膜の薄膜化を同時に満足することができる。
(1)式の下限は8.1以上であり、好ましくは8.2以上であり、より好ましくは8.3以上であり、更に好ましくは8.4以上であり、特に好ましくは8.5以上であり、最も好ましくは8.6以上である。(1)式の上限は好ましくは11.5以下であり、より好ましくは9.3以下であり、更に好ましくは9.1以下であり、更により好ましくは8.9以下であり、特に好ましくは8.8以下であり、最も好ましくは8.7以下である。
(2)式の下限は1.00以上であり、好ましくは1.14以上であり、より好ましくは1.23以上であり、更により好ましくは1.28以上であり、特に好ましくは1.30以上であり、最も好ましくは1.31以上であり、1.33以上、1.35以上であってもよい。(2)式の上限は1.66以下であり、好ましくは1.64以下であり、より好ましくは1.63以下であり、更に好ましくは1.62以下であり、更により好ましくは1.57以下であり、特に好ましくは1.50以下であり、最も好ましくは1.45以下であり、1.42以下、1.40以下であってもよい。
(6) 残部:Sn
本発明に係るはんだ合金の残部はSnである。前述の元素の他に不可避的不純物を含有してもよい。不可避的不純物を含有する場合であっても、前述の効果に影響することはない。なお、CoおよびNiは溶融温度を上昇させてしまうため、本発明に係るはんだ合金では含有しない方がよい。
(7) (3)式
4.48≦Ag×Cu×Bi×In≦7.7 (3)
上記(3)式中、Ag、Cu、Bi、およびInは、各々合金組成の含有量(質量%)を表す。
(3)式は、添加元素同士のバランスを考慮した関係式を示す好ましい態様である。(3)式は各元素の含有量を乗じているために各元素の相互依存性が高く、(3)式を満たすとはんだ合金全体のバランスが高い水準で保たれる。したがって、最適な溶融温度、高い引張強度とシェア強度、ボイドの発生の抑制、および酸化被膜の薄膜化が更に向上する点で好ましい。(3)式の下限は好ましくは4.48以上であり、より好ましくは4.70以上であり、更に好ましくは4.75以上であり、特に好ましくは4.82以上であり、最も好ましくは5.28以上であり、5.76以上、6.27以上、6.50以上、6.51以上であってもよい。(3)式の上限は好ましくは7.7以下であり、より好ましくは7.17以下であり、更に好ましくは7.14以下であり、更により好ましくは6.94以下であり、最も好ましくは6.72以下である。
(8) はんだ合金の溶融温度
本発明に係るはんだ合金は、例えばステップソルダリングによりはんだ付けを2回行う場合には、2回目のはんだ付けに使用されることが好ましい。このような使用形態では、2回目に使用されるはんだ合金の溶融温度は、1回目に使用されるはんだ合金の固相線温度より低いことが好ましい。例えば1回目のはんだ付けにおいて245℃の溶融温度で溶融するSn-10Sbはんだ合金を用いる場合、熱容量の大きい部品を用いる場合における十分な温度マージンが考慮される。本発明に係るはんだ合金の溶融温度は211~220であることが好ましく、211~214℃であることが特に好ましい。
本発明に係るはんだ合金の固相線温度は、溶融温度と固相線温度との温度差が大きくなりすぎず、部材の食われ、位置ずれ、再酸化、ボイドの発生などの実装性が低下しないような温度域であることが望ましい。本発明に係るはんだ合金の固相線温度は198℃以上であることが好ましく、200℃以上であることがより好ましく、203℃以上であることが更に好ましく、204℃以上であることが特に好ましい。上限は特に限定されないが、211℃以下であればよい。
2. はんだペースト
本発明に係るはんだペーストは、上述の合金組成からなるはんだ粉末とフラックスとの混合物である。本発明において使用するフラックスは、常法によりはんだ付けが可能であれば特に制限されない。したがって、一般的に用いられるロジン、有機酸、活性剤、そして溶剤を適宜配合したものを使用すればよい。本発明において金属粉末成分とフラックス成分との配合割合は特に制限されないが、好ましくは、金属粉末成分:80~90質量%、フラックス成分:10~20質量%である。
3.はんだボール
本発明に係るはんだ合金は、はんだボールとして使用することができる。本発明に係るはんだボールは、BGA(ボールグリッドアレイ)などの半導体パッケージの電極や基板のバンプ形成に用いられる。本発明に係るはんだボールの直径は1~1000μmの範囲内が好ましい。はんだボールは、一般的なはんだボールの製造法により製造することができる。
4.はんだプリフォーム
本発明に係るはんだプリフォームの形状は、特に限定されるものではなく、板状、リング形状、円筒形状、リボン形状、スクエア形状、ディスク形状、ワッシャ形状、チップ形状、ワイヤ形状などの形態で使用することができる。はんだプリフォームは、融点がはんだ合金よりも高く、溶融はんだに濡れやすい高融点金属粒(たとえばNi粒やCu粒及び、NiやCuを主成分とする合金粉)を内部に含有してもよい。
5. はんだ継手
本発明に係るはんだ継手は、少なくとも2つ以上の被接合部材の接合に好適に使用される。被接合部材とは、例えば、素子、基板、電子部品、プリント基板、絶縁基板、ヒートシンク、リードフレーム、電極端子等を用いる半導体及び、パワーモジュール、インバーター製品など、本発明に係るはんだ合金を用いて電気的に接続されるものであれば特に限定されない。
6. その他
本発明に係るはんだ合金は、その原材料として低α線量材を使用することにより低α線量合金を製造することができる。このような低α線量合金は、メモリ周辺のはんだバンプの形成に用いられるとソフトエラーを抑制することが可能となる。
本発明を以下の実施例により説明するが、本発明が以下の実施例に限定されることはない。
本発明の効果を立証するため、表1に記載のはんだ合金を用いて、溶融温度、引張強度、シェア強度、ボイドの面積率、酸化被膜の厚さを測定した。
(1) 溶融温度
表1に記載した各合金組成を有するはんだ合金について、DSC曲線から各々の温度を求めた。DSC曲線は、株式会社日立ハイテクサイエンス社製のDSC(型番:EXSTAR6000)により、大気中で5℃/minで昇温して得られた。得られたDSC曲線から液相線温度を求め、溶融温度とした。また、DSC曲線から固相線温度も評価した。
溶融温度が211~214℃である場合にはステップソルダリングにおける2回目のはんだ付けにおいて十分な温度マージンを持つことができるため「◎」と評価した。215~220 ℃である場合には実用上問題ない温度であるため「〇」と評価した。211℃未満および220℃を超える場合には「×」と評価した。また、固相線温度は204~211℃である場合には「◎」と評価した。198~203℃である場合には「〇」とした。204℃未満および211℃を超える場合には「×」と評価した。
(2) 引張強度
引張強度はJISZ3198-2に準じて測定された。表1に記載の各はんだ合金について、金型に鋳込み、ゲージ長が30mm、直径8mmの試験片が作製された。作製された試験片は、Instron社製のType5966により、室温で、6mm/minのストロークで引っ張られ、試験片が破断したときの強度が計測された。本発明では、引張強度が67MPa以上である場合には十分な強度であるため「◎」と評価した。引張強度が67MPa未満、63MPa以上である場合には実用上問題ない強度であるため「〇」と評価した。引張強度が63MPa未満である場合には「×」と評価した。
(3)シェア強度
平均粒径が20μmである表1に記載のはんだ合金組成を有するはんだ合金粉末を作製し、作製したはんだ合金粉末と公知のロジン系フラックスを89質量%:11質量%の割合で混和して、各はんだ合金のはんだペーストを作製した。はんだペーストは、厚さが0.8mmのプリント基板(材質:FR-4)に厚さが120μmのメタルマスクでCu電極に印刷した後、チップ抵抗部品をマウンターで実装して、最高温度235℃、保持時間60秒の条件でリフローはんだ付けをし、試験基板を作製した。
この試験基板を、せん断強度測定装置(RHESCA社製 STR-1000)により、6mm/minの条件でシェア強度(N)を測定した。シェア強度が、67N以上である場合、十分なシェア強度が得られるレベルであると判断して「◎」と評価した。63N超え66N以下である場合、実用上問題なく使用することができるレベルであると判断して「〇」と評価した。62N未満である場合には「×」と評価した。
(4)ボイドの面積率
「シェア強度」で作製した試験基板を、東芝FAシステムエンジニアリング株式会社製TOSMICRON-6090FPを用いて30倍のX線平面写真をモニタに表示し、表示された画像からボイドを検出して面積率を求めた。検出に使用した画像解析ソフトはSoft imaging system製scandiumである。画像上、ボイドとそれ以外の部分はコントラストが異なるため、画像解析により識別可能であり、ボイドのみを検出することで測定を行った。測定したボイドの面積率が、シリコンチップの面積に対して3.2%以下の場合、ボイドは「◎」と評価し、3.2%超え4.1%以下の場合、ボイドは「〇」と評価し、4.1%を超える場合、ボイドは「×」とした。
(5)酸化被膜の厚さ
表1に記載のはんだ合金を厚さが0.1mmのリボン状のプリフォームに加工して、10mm四方のプリフォームに裁断し、150℃の恒温槽で120分、加熱処理を行った。得られたプリフォームの酸化膜厚をFE-AES(電界放射型オージェ電子分光法)にて酸化被膜の厚さを測定した。酸化被膜の膜厚は、以下の装置及び条件で測定された。なお、酸化被膜の厚さの測定値はSiO換算により求めた。酸化被膜の厚さが1.8nm以下である場合には、十分に酸化被膜の形成が抑制されているため「◎」と評価した。酸化被膜の厚さが1.8nm超え2.8nm以下である場合には、問題なく実装することができるため「〇」と評価した。酸化被膜の厚さが2.8nm超えである場合には「×」と評価した。
測定装置:ULVAC-PHI,INC製 走査型FEオージェ電子分光分析装置
測定条件:Beam Voltage:10kV, 試料電流:10nA(Arイオン銃を用いたスパッタ深さの測定方法は、ISO/TR 15969に準拠。)
評価結果を表1および表2に示す。
Figure 0007032687000001
Figure 0007032687000002
表1から明らかなように、実施例1~22はいずれもAg、Cu、Bi、およびInの含有量が本発明の範囲内であるとともに、(1)式および(2)式を満たす。このため、ステップソルダリングにてはんだ付けを行うことができる程度に溶融温度が低く、引張強度およびシェア強度が高く、ボイドの面積率が低く、且つ酸化被膜の厚さが薄くなることがわかった。特に、(3)式を満たす実施例1~6、9、10、12~14、および17は、引張強度およびシェア強度が更に高く、ボイドの発生が抑制され、酸化被膜が薄くなることがわかった。
一方、比較例1および比較例2は、Agの含有量が不適切であるため、溶融温度が所望の範囲内から外れ、強度が劣った。比較例3は、Cuの含有量が少ないため、溶融温度が上昇した。比較例4および5は、Cuの含有量が多いため、強度が劣った。比較例6は、Cuの含有量が多すぎるため、強度が劣り、溶融温度が高かった。比較例7は、Biの含有量が少なく、Inの含有量が多く、更に(1)式および(2)式を満たさないため、すべての結果が劣った。比較例8は、Biの含有量が少ないため、強度が劣り、溶融温度が高かった。比較例9は、Biの含有量が多いため、強度が劣り、溶融温度が低かった。
比較例10は、Inの含有量が少なく、且つ(1)式を満たさないため、溶融温度が上昇し、強度が劣った。比較例11は、Inの含有量が少ないため、溶融温度がさらに上昇し、強度が劣った。比較例12は、Inの含有量が多く、(2)式を満たさないため、すべての結果が劣った。
比較例13および比較例14は、(1)式を満たさないため、溶融温度が適正ではなかった。特に、比較例14は、(1)式の上限を超えるため、溶融温度が適正ではないことに加えて、その他のすべての結果も劣った。比較例15および比較例16は、(2)式を満たさないため、強度が劣った。特に、比較例16は、(2)式の上限を超えるため、強度が劣ることに加えて、酸化被膜が厚くなった。比較例17および比較例18は、NiまたはCoを含有するため、溶融温度が高く、ボイドの面積率が増加した。

Claims (6)

  1. 質量%で、Ag:2.5~3.7%、Cu:0.25~0.95%、Bi:3.0~3.9%、In:0.5~2.3%、および残部がSnからなる合金組成を有し、前記合金組成は下記(1)式および(2)式を満たすことを特徴とするはんだ合金。
    8.1≦Ag+2Cu+Bi+In≦11.5 (1)
    1.00≦(Bi+In)/Ag≦1.66 (2)
    上記(1)式および(2)式中、Ag、Cu、Bi、およびInは、各々前記合金組成の含有量(質量%)を表す。
  2. 上記合金組成は下記(3)式を満たす、請求項1に記載のはんだ合金。
    4.48≦Ag×Cu×Bi×In≦7.7 (3)
    上記(3)式中、Ag、Cu、Bi、およびInは、各々前記合金組成の含有量(質量%)を表す。
  3. 請求項1または2に記載のはんだ合金からなるはんだ粉末を有するはんだペースト。
  4. 請求項1または2に記載のはんだ合金からなるはんだボール。
  5. 請求項1または2に記載のはんだ合金からなるはんだプリフォーム。
  6. 請求項1または2に記載のはんだ合金を有するはんだ継手。
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