JP7024540B2 - 電気化学素子 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態にかかる電気化学素子の断面模式図である。図1に示すように、電気化学素子1は、積層体を成す発電素子10と外装体20とを有する。発電素子10は、電解液が含浸されている。外装体20は、電解液が外部に漏洩すること、及び、外部の空気及び水分が発電素子10に至ることを防ぐ。
発電素子10は、正極101と負極102とセパレータ103とを有する。図1において、発電素子10は、複数の正極101と負極102とが複数のセパレータ103を挟んで対向配置された積層体全体を指す。尚、正極101及び負極102の積層数は問わない。また、図1では発電素子10の構造を積層型として示したが、その構造は特に限定されず、例えば、発電素子10の構造は捲回型であってもよい。
正極101は、正極集電体101Aと、その少なくとも一面に設けられた正極活物質層101Bとを有する。正極集電体101Aは、導電性を有する材料により構成されていればよく、例えば、アルミニウム、銅、ニッケル箔の金属薄板を用いることができる。
負極102は、負極集電体102Aと、その少なくとも一面に設けられた負極活物質層102Bとを有する。負極集電体102A、導電材及びバインダーは、正極と同様のものを用いることができる。負極に用いるバインダーは正極に挙げたものの他に、例えば、セルロース、スチレン・ブタジエンゴム、エチレン・プロピレンゴム、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、アクリル樹脂等を用いてもよい。
セパレータ103は、電気絶縁性の多孔質構造から形成されていればよく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン又はポリオレフィンからなるフィルムの単層体、積層体や上記樹脂の混合物の延伸膜、或いはセルロース、ポリエステル及びポリプロピレンからなる群より選択される少なくとも1種の構成材料からなる繊維不織布が挙げられる。
電解液は、発電素子10内に含浸される。電解液には、リチウム塩等を含む電解質溶液(電解質水溶液、有機溶媒を使用する非水系電解質溶液)を使用することができる。ただし、電解質水溶液は電気化学的に分解電圧が低いため、充電時の耐用電圧が低く制限される。そのため、有機溶媒を使用する電解質溶液(非水電解質溶液)であることが好ましい。
外装体20は、その内部に発電素子10及び電解液を密封するものである。外装体20は、電解液の外部への漏出や、外部からの電気化学素子1内部への水分等の侵入等を抑止するものである。
電気化学素子1の発電素子は、外装体20の成形工程以外は、例えば以下のような公知の方法で作製することができる。
「実施例1」
厚さ16μmの金属層フィルム202において、発電素子10の積層方向の上面及び下面に対応する金属層フィルム202の部分(第1部分)を、金型30を用いたプレスにより厚さ15μmにした。その後、上記金属層フィルム202を挟んで厚さ20μmの熱融着樹脂層フィルム201と、厚み2μmの接着層205を介して厚さ12μmの耐熱樹脂層フィルム203を貼り合わせ、厚みAが49μmで厚みBが50μmである外装体20を作製した。
厚さ15μmの金属層フィルム202において、発電素子10の積層方向の上面及び下面に対応する金属層フィルム202の部分(第1部分)を、金型30を用いたプレスにより厚さ10μmにした。その後、上記金属層フィルム202を挟んで厚さ20μmの熱融着樹脂層フィルム201と、厚み2μmの接着層205を介して厚さ13μmの耐熱樹脂層フィルム203とを貼り合わせ、厚みAが45μmで厚みBが50μmである外装体20を作製した。
厚さ30μmの金属層フィルム202において、発電素子10の積層方向の上面及び下面に対応する金属層フィルム202の部分(第1部分)を、金型30を用いたプレスにより厚さ20μmにした。その後、上記金属層フィルム202を挟んで厚さ15μmの熱融着樹脂層フィルム201と、厚み2μmの接着層205を介して厚さ13μmの耐熱樹脂層フィルム203とを貼り合わせ、厚みAが50μmで厚みBが60μmである外装体20を作製した。
厚さ45μmの金属層フィルム202において、発電素子10の積層方向の上面及び下面に対応する金属層フィルム202の部分(第1部分)を、金型30を用いたプレスにより厚さ30μmにした。その後、上記金属層フィルム202を挟んで厚さ10μmの熱融着樹脂層フィルム201と、厚み1μmの接着層205を介して厚さ4μmの耐熱樹脂層フィルム203とを貼り合わせ、厚みAが45μmで厚みBが60μmである外装体20を作製した。
厚さ40μmの金属層フィルム202において、発電素子10の積層方向の上面及び下面に対応する金属層フィルム202の部分(第1部分)を、金型30を用いたプレスにより厚さ30μmにした。その後、上記金属層フィルム202を挟んで厚さ40μmの熱融着樹脂層フィルム201と、厚み2μmの接着層205を介して厚さ38μmの耐熱樹脂層フィルム203とを貼り合わせ、厚みAが110μmで厚みBが120μmである外装体20を作製した。
「比較例1」
厚さ15μmの金属層フィルム202を挟んで厚さ20μmの熱融着樹脂層フィルム201と、厚み2μmの接着層205を介して厚さ13μmの耐熱樹脂層フィルム203とを貼り合わせ、厚みA及びBがともに50μmである外装体20を作製した。
厚さ40μmの金属層フィルム202において、発電素子10の積層方向の上面及び下面に対応する金属層フィルム202の部分(第1部分)を、金型30を用いたプレスにより厚さ20μmにしたところ、すでにクラックが入っていた。
「実施例6」
実施例1の外装体を用いて電気化学素子を10個作製し(n=10)、100サイクルの充放電を行い、100サイクル後の外装体のクラック等の数を評価した。以下に、詳細な作製方法を示す。
実施例2~5の外装体を用いて、実施例6と同様に電気化学素子を10個ずつ作製し(n=10)、100サイクルの充放電後の外装体のクラック等の数を評価した。結果を以下の表1に示す。
「比較例3及び4」
比較例1の外装体を用いて、実施例6と同様に電気化学素子を10個ずつ作製し(n=10)、100サイクルの充放電後の外装体のクラック等の数を評価した(比較例3)。比較例2では金属層フィルムにすでにクラックが入っており、外装体の作製が困難であったため、「作製困難」であると評価した(比較例4)。結果を以下の表1に示す。
「実施例11」
厚さ15μmの金属層フィルム202において、発電素子10の積層方向の上面及び下面に対応する金属層フィルム202の部分(第1部分)を、金型30を用いたプレスにより厚さ10μmにした。その後、上記金属層フィルム202を挟んで厚さ20μmの熱融着樹脂層フィルム201と、厚み2μmの接着層205を介して厚さ18μmの耐熱樹脂層フィルム203とを貼り合わせ、厚みAが50μmで厚みBが55μmである外装体20を作製した。
それぞれ厚さ15、18、21、21、30、及び45μmの金属層フィルム202において、金型30を用いたプレスによりそれぞれ厚さ14、14、14、20、20、及び40μmにしたことを除いて、実施例11と同様に外装体20を作製した。
「比較例5」
厚さ15μmの金属層フィルム202を挟んで厚さ20μmの熱融着樹脂層フィルム201と、厚み2μmの接着層205を介して厚さ18μmの耐熱樹脂層フィルム203とを貼り合わせ、厚みA及びBがともに55μmである外装体20を作製した。
厚さ35μmの金属層フィルム202において、発電素子10の積層方向の上面及び下面に対応する金属層フィルム202の部分(第1部分)を、金型30を用いたプレスにより厚さ15μmにしたところ、すでにクラックが入っていた。
「実施例18~24」
実施例11~17の外装体を用いて、実施例6と同様に電気化学素子を10個ずつ作製し(n=10)、100サイクルの充放電後の外装体のクラック等の数を評価した。結果を以下の表2に示す。
「比較例7及び8」
比較例5の外装体を用いて、実施例6と同様に電気化学素子を10個ずつ作製し(n=10)、100サイクルの充放電後の外装体のクラック等の数を評価した(比較例7)。比較例6では金属層フィルムにすでにクラックが入っており、外装体の作製が困難であったため、「作製困難」であると評価した(比較例8)。結果を以下の表2に示す。
10 発電素子
101 正極
101A 正極集電体
101B 正極活物質層
102 負極
102A 負極集電体
102B 負極活物質層
103 セパレータ
20 外装体
201 熱融着樹脂層
202 金属層
203 耐熱樹脂層
204 接着層
205 接着層
30 金型
31 金属ロール
32 緩衝素材
Claims (4)
- 正極と負極とがセパレータを介して対向した積層体と、前記積層体を被覆する外装体とを備え、
前記積層体の積層方向の上面及び下面を被覆する前記外装体の第1部分の厚みAと、前記積層体の側面を被覆する前記外装体の第2部分の厚みBとが、1.02≦B/A≦1.33の関係を満たし、
前記厚みAは45~110μmであり、前記厚みBは50~120μmである、電気化学素子。 - 前記外装体は金属層を有し、前記第1部分における金属層の厚みaと、前記第2部分における金属層の厚みbとが、1.05≦b/a≦1.5の関係を満たす、請求項1に記載の電気化学素子。
- 正極と負極とがセパレータを介して対向した積層体と、前記積層体を被覆する外装体とを備え、
前記積層体の積層方向の上面及び下面を被覆する前記外装体の第1部分の厚みAと、前記積層体の側面を被覆する前記外装体の第2部分の厚みBとが、1.02≦B/A≦1.33の関係を満たし、
前記外装体は金属層を有し、前記第1部分における金属層の厚みaと、前記第2部分における金属層の厚みbとが、1.05≦b/a≦1.5の関係を満たし、
前記厚みaは10~40μmであり、前記厚みbは15~45μmである、電気化学素子。 - 前記負極は、活物質としてシリコン、シリコン酸化物、シリコン合金のいずれかを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の電気化学素子。
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