以下、本発明の実施形態について、図を用いて説明する。なお、本発明の内容は、以下の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる態様で実施しうる。
なお、以下に記載する本装置の機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPU(中央演算装置)や主メモリ、システムバス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクドライブや不揮発性メモリ、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、情報入力に利用される入力デバイス、表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部、例えばユニットバス、脱衣室、更衣室、トイレ、便器、鏡、ディジタルミラー(ディジタルの鏡)、カメラ、センサー、歯ブラシ、櫛(くし)、トレーニングマシン、マイク、スピーカまたその外部周辺装置用のインターフェース、ネットワークインターフェース、ディスプレイインターフェース、ディスクインターフェース、キーボードインターフェース、センサー入力インターフェース、タッチ入力インターフェース、画像入力インターフェース、音声入力インターフェース、ソフトウェアキーボードインターフェース、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、クライアント・インターフェース用アプリケーションなどが挙げられる。そして主メモリ上に展開したプログラムに従ったCPUの演算処理によって、入力デバイスやその他インターフェースなどから入力され、メモリやハードディスク上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、上記各ハードウェアやソフトウェアを制御するための命令が生成されたりする。あるいは本装置の機能ブロックは専用ハードウェアによって実現されてもよい。また、本装置は一つのハードウェアやソフトウェアにより構成される場合に限られず、複数のハードウェアやソフトウェアの組み合わせによって構成されてもよく、ネットワークを介在したサーバ装置を含んで構成されてもよい。
また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるプログラム、及びプログラムを固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
<実施形態1>
<実施形態1 概要>
本実施形態1の発明は、医師、歯科医師、獣医師、美容師、スタイリスト、整体師、各種インストラクター、その他体に関して持続的に実行しなければならない日々の作業について後記クライアントに対してアドバイスをする専門家であるアドバイザーの勤務地に配置されるアドバイス等出力装置と、クライアントの住居等の浴室に隣接して鏡が備えられた脱衣室内に常設されたクライアント端末からなるアドバイスシステムである。そして、アドバイス等出力装置はネットワーク(インターネット、ブロードバンド、モバイルネットワーク等も含まれる)を介して接続されている。例えば専門家である歯科医師がアドバイザーとなって、患者であるクライアントの歯科疾患の治療効果を得るため、アドバイス等出力装置からクライアント端末を介して、家庭でも日々持続的に行う歯磨き等の必要な努力を持続させるように専門家のアドバイザーが励ます(叱咤激励する)システムを構成している。ここで、クライアント端末は、浴室に隣接した脱衣室に常設されている。
<実施形態1 構成>
図1に示すように、実施形態1のアドバイスシステムは、体に関して持続的に実行しなければならない日々の作業について後記クライアントに対してアドバイスをする専門家であるアドバイザーの勤務地に配置されるアドバイス等出力装置0100であって、クライアント登録部0110と、アドバイス登録部0111と、ひな型登録部0112と、履行状況情報取得部0113と、履行状況情報保存部0114と、選択部0115と、クライアント向情報発信部0116と、を有するアドバイス等出力装置0100と、クライアントの住居等の浴室に隣接して鏡が備えられた脱衣室内に常設されたクライアント端末0101であって、ログイン部0120と、アドバイス等取得部0121と、アドバイス等出力部0122と、クライアント側履行状況情報取得部0123と、履行状況情報送信部0124と、を有するクライアント端末0101と、からなる。
<実施形態1 構成の説明>
<実施形態1 アドバイス等出力装置>
「アドバイス等出力装置」0100は、医師、歯科医師、獣医師、美容師、スタイリスト、整体師、各種インストラクター、その他体に関して持続的に実行しなければならない日々の作業について後記クライアントに対してアドバイスをする専門家であるアドバイザーの勤務地に配置される。アドバイス等出力装置0100は、インターネット、ブロードバンド等のネットワーク0103を介して接続されている。「体に関して持続的に実行しなければならない日々の作業」とは、例えば専門家が歯科医師であれば、歯周病患者が毎日歯みがきを行う作業をいう。医師が内科医であれば、かぜの患者が処方した薬を治療中の間、毎日飲んでいるか等の作業をいう。獣医師であれば、けがをした犬、猫などのペットに処方したぬり薬を治療中の間、毎日患部に塗っている等の作業をペットの飼い主とともに確認する作業をいう。美容師であれば、クライアントから依頼を受けているその美容師のクライアントが髪の手入れや肌の手入れをしているか等の日々の作業をいう。整体師であれば、腰痛などの患者に対して整体師が推奨した体操を日々持続的に自宅でもしているか等の作業をいう。スタイリストであれば、お付きの芸能人の毎日の外出時のスタイルチェックの作業をいう。ヨガ教室のインストラクターであれば、その教室の生徒が鏡に向かって毎日のヨガの体操等の作業をいう。
<実施形態1 クライアント登録部>
「クライアント登録部」0110は、患者、その他体に関するアドバイスを受ける者であるクライアントの識別情報であるクライアント識別情報とクライアント端末とを登録する。患者とは、アドバイザーが医師、歯科医師、獣医師等の患者(獣医師の場合はペット等)のことをいう。その他体に関するアドバイスを受ける者とは、アドバイザーが美容師、スタイリスト、整体師、各種インストラクター(ヨガインストラクター、スポーツインストラクター、ダイエットインストラクター等)の指導を受けるものをいう。これらの患者や体に関するアドバイスを受ける者をクライアントとしてクライアント識別情報とクライアント端末を登録する。
図2に示すように、クライアントの登録は、「クライアント名」:山川太郎、「クライアント識別情報」:D0136873、「クライアント端末」:080-4158-6300などが登録される。クライアント端末とは、例えば鏡を備えている洗面ユニットに内蔵されているコンピュータ、スマホ、携帯電話、ディジタルミラー(鏡を内蔵したディスプレイに自分の顔、体等の容姿を映し、録画機能を持っているもの)が挙げられる。ディジタルミラーがネットワーク通信機能を有している場合は、そのディジタルミラーの端末番号をクライアント端末として登録する。また、ディジタルミラーがネットワーク通信機能を有していない場合はスマホや携帯電話を介してネットワーク103に接続される。
<実施形態1 アドバイス登録部>
「アドバイス登録部」0111は、クライアント識別情報と関連付けてそのクライアントに対して発したアドバイスを登録する。
例えば、図3に示すように、クライアントがダイエットインストラクターの指導を受けている場合、クライアント識別情報「D0136873」、アドバイスとして、「炭水化物の摂りすぎに注意しましょう。」、「肉・魚を多めに摂りましょう。」、「できるだけ運動をしましょう。」が登録される。これらが達成目標ないしは努力目標となり、持続的に履行しなければならない行為そのもの、ないしは、間接的な行為を持続的に履行することで達成すべき目標となる。例えば、「炭水化物の取りすぎに注意しましょう。」というアドバイスの場合には、ごはん、パン、麺類、粉もの(たこ焼き、お好み焼き、ピザ、ホットケーキなど)、根菜類(大根、ジャガイモ、ごぼう、サトイモ、ニンジン、キャベツの根本)などの多く炭水化物を含有する食品の摂取量を従来より減らすことが持続的な履行行為となる。同じく「肉・魚を多めに取りましょう。」というアドバイスの場合には、牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉、鹿肉、鯨肉などや、さんま、かつお、まぐろ、いわし、さば、たい、たこ、いか、ほっけ、サーモン、あじ、などを多く摂取することが持続的な履行行為となる。
「できるだけ運動をしましょう。」というアドバイスの場合には、例えば、階段をできるか使う、タクシーを利用する回数を減らす、一駅前で降りて歩く、縄跳びをする、腹筋運動をする、腕立て伏せをする、スポーツジムに通う、などが持続的な履行行為となる。そして、これらは間接的ながら体重計、体脂肪計、ないしは、裸の体の体形、体の色つや、顔の表情、体温、などを観察することで履行の状況が確認される。例えば炭水化物の摂取量を持続的に減らせば体重は軽減し、鏡に映る体形もしまったものになってくるので、カメラなどの観察によって確認可能であり、また、体重計や、体脂肪計などによって確認可能である。肉・魚を多めにとることの効果、運動をすることの効果も同様である。
<実施形態1 ひな型登録部>
「ひな型登録部」0112は、アドバイスを含むクライアントに対する発信情報であるアドバイス等のひな型を複数登録している。
図4に示すように、ひな型の例としては、「ダイエット」、「かぜ」、「胃腸」、「筋肉痛」、「かたこり」、「頭痛」などのメニューが挙げられる。「ダイエット」メニューのひな型のアドバイスとしては、「D1 頑張ってますネ。その調子で行きましょう。」、「D2 調子が出てきました。その習慣を保って!」、「D3 調子はどうですか?」、「D もうひと頑張りしましょう!」、「D5 ちょっと足りませんネ!」、「D6 まだまだ頑張りますか?」、「D7 もっと頑張りましょう!」、「D8・・・・・」が挙げられる。またさらに具体的に、「炭水化物の摂りすぎに注意しましょう。」の場合には、「ごはんを減らした効果は出ているようです。」、「麺類も我慢できていますか?」、「パンはふすまパンにしましょう。」、「カロリーは問題になりません。我慢しないで肉類はとりましょう。」など、最初のアドバイスに関連性が高いアドバイスが登録されるとなおクライアントに対する説得力がでる。
このようなより具体的なアドバイスがひな形として準備されている。例えば、「炭水化物」というキーワードと、「摂りすぎに注意」というキーワードが含まれる最初のアドバイスに対して継続的に出力されるアドバイスとしては、アドバイスシステム側で「炭水化物」の下位概念を辞書として持っており、ランダムにその辞書から下位概念を選択して、「摂りすぎに注意していますか?」というおうむ返しのアドバイスを自動生成するように構成することも可能である。この場合には、文章解析エンジンを利用して相手に促す行為、その行為の下位概念などを算出し、あらかじめ準備されているアドバイス生成ルールに従って自動生成するように構成できる。このような場合には、最初のアドバイスは定型的にアドバイスシステムに準備されている文章でなく、医師などのアドバイザーの自然言語で構成される文章であってもよい。文章を形態素解析することで文脈を取得し、適切な連続するアドバイスを作成できるからである。
<実施形態1 履行状況情報取得部>
「履行状況情報取得部」0113は、クライアント端末からアドバイスで課した持続的に履行しなければならない日々の作業の履行状況を示す情報である履行状況情報を取得する。
例えば、図4に示したようなアドバイスに対してクライアントが日々の作業の履行状況を示す情報を取得する。履行状況情報とは、例えばダイエットに関する持続的な履行義務が課せられている場合には、クライアントの裸の体形を観察して履行状況情報を取得する。また、音声による質問に対する回答をクライアントの発話から取得して履行状況情報を取得するように構成してもよい。例えば近年はやりのAIスピーカ(スマートスピーカともいう。以下同じ。)などを利用して履行状況情報を取得するように構成してもよい。このAIスピーカは例えば浴室に隣接した脱衣室に備えられていると都合がよい。
また、体形情報はカメラで取得されるが、AI画像診断によって体重や脂肪量が観察されるように構成してもよい。体重は体についた筋肉量や脂肪量を推定することで画像から解析可能である。筋肉量や、脂肪量は、あばら骨の出具合、体の幅、腰からおなかにかけてのベルト状脂肪の形状、おへその部分の出具合、顔の両ほほのこけ具合、顔の輪郭線のシャープさ、など多数のサンプルに基づいて学習した画像学習結果に基づいて体重や脂肪量を推定できる。この場合のAI画像診断機能は、クライアント端末側にあってもよいし、アドバイス等出力装置側にあってもよいし、第三の装置としてネットワークに連結されたサーバ装置にあってもよい。なお、この明細書全体を通じて同様であるが、アドバイス等出力装置は、アドバイザーの勤務地に設置されるが、全体が必ずしも設置されることなく、一部が設置され、残部が他の場所に設置されるような構成であることを妨げない。例えばセンターサーバに高度な機能が集約され、アドバイザーの勤務地に設置される機能はインターフェース機能のみであるような場合も含まれる。従って、アドバイス等出力装置は、少なくともその一部がアドバイザーの勤務地に設置されていれば本件発明の構成を満たすものとする。
<実施形態1 履行状況情報保存部>
「履行状況情報保存部」0114は、取得した履行状況情報とそのクライアントに発したアドバイスとを関連付けて保存する。クライアント識別情報で識別されるクライアント毎に履行状況情報取得部0113より取得した履行状況情報とそのクライアントに発したアドバイスとを関連付けて保存する。例えば、ダイエット指導を受けている場合は、履行状況情報としては、体成分分析、骨格筋・脂肪、肥満評価、筋肉バランスなどが挙げられる。さらに、体成分分析では、細胞内水分量、細胞外水分量、タンパク質量、ミネラル量、体脂肪量などがある。骨格筋・脂肪では、体重、骨格筋量、体脂肪量などがある。肥満評価では、BMI、体脂肪率、ウェスト・ヒップ比などがある。筋肉バランスでは、右腕、左腕、体幹、右脚、左脚などがある。これらはカメラによる観察で大まかに情報取得できるし、なお体組成計を用いるとさらに正確に情報取得できる。図5に示すように、クライアント端末にアドバイスとして、「大分体型が良くなりました。その調子で頑張りましょう!」が表示され、履行状況情報として「BMI22.0、体重69.5kg、筋量OK」などが表示され、これらの情報がクライアント端末からアドバイス等出力装置に送信される。その情報を保存する。
<実施形態1 選択部>
「選択部」0115は、保存されている履行状況情報に応じてひな型登録部0112に登録されているひな型を選択する。履行状況保存部0114に保存されている履行状況に応じてアドバイスするひな型を選択してクライアントを励ますようにする。例えばカメラによる体形観察で体形を数値化し、その数値範囲ごとに予め選択すべき雛形を定める雛形選択ルールを用いることで実現できる。体成分分析、骨格筋・脂肪、肥満評価、筋肉バランスなどが挙げられる。さらに、体成分分析では、細胞内水分量、細胞外水分量、タンパク質量、ミネラル量、体脂肪量などがある。骨格筋・脂肪では、体重、骨格筋量、体脂肪量などがある。肥満評価では、BMI、体脂肪率、ウェスト・ヒップ比などがある。筋肉バランスでは、右腕、左腕、体幹、右脚、左脚などについて同様である。
<実施形態1 クライアント向情報発信部>
「クライアント向情報発信部」0116は、選択されたひな型に基づいてクライアント端末にアドバイス等を発信する。クライアント向情報発信部0116により選択部0115で選択されたひな型に基づいてネットワーク0103を介してクライアント端末0101にアドバイスを発信する。ひな型は何も加工せずにそのまま発信されてもよいし、適宜、状況に応じて加工されて発信されるように構成しもよい。例えばひな型には宛名部分が空白状態で発信先のクライアントの名前やニックネームがそこに埋め込まれて発信されるようにしてもよいし、言語を自動翻訳してひな型の言語と異なる言語で発信してもよい。さらには、方言に置き換えて発信してもよい。また、ひな型として選択される文章は一つである必要はなく、複数のひな型を選択して適宜並べて文章として発信してもよい。またひな型はアドバイス等であり、文章だけでなく、絵文字、写真、絵、音声、ムービー、振動、香りの情報(クライアント端末が香りを発生する機能を有している場合)、コード情報(二次元コード、一元コード、数字コード、三次元コード)、チケット(例えば、健康施設のチケット、スポーツ観戦のチケット、病院のチケットなど)などを含むもの、あるいはこれらのいずれか単独であってもよい。文章のひな型を加工するための情報としては、季節情報、時間情報、場所情報、天候情報、ニュース情報(政治、経済、科学、文芸、エンターテイメント、趣味、娯楽、科学技術など)などである。例えば、季節情報や天候情報の場合には、「寒くなってきました。」「体調はどうでしょうか?(ひな型部分)」などと、ひな型の冒頭を加工するように利用できる。またクライアント端末がSNSを利用しているような場合にはSNS内で取得される情報をひな型を加工する情報として利用するように構成してもよい。
<実施形態1 クライアント端末>
「クライアント端末」0101は、クライアントの住居等の浴室に隣接して鏡が備えられた脱衣室内に常設されたクライアント端末である。ここで、住居等とは、クライアントの住居以外の宿泊施設等の浴室に隣接して鏡が備えられた脱衣室も含まれる。クライアント端末0101の一例としては、スマホ、携帯電話、タブレットPC、ノートPC、パソコン、AIスピーカ、洗面ユニットに内蔵されるコンピュータ等を挙げることができる。なお、スマホ、携帯電話、タブレットPC、ノートPCの場合には洗面ユニットに専用の配置スペースを設けることが好ましい。宿泊施設に設置された場合には汎用装置としてクライアント端末が機能するので、クライアントは自身のユニークなログイン情報を利用して自身に特化した履行状況情報を送信し、また自身に特化したアドバイスを受け取ることができる。
<実施形態1 ログイン部>
「ログイン部」0120は、クライアントとしてアドバイス等出力装置0100にログインする。クライアント端末0101はネットワーク0103を介してログイン部0120によりアドバイス等出力装置0100にログインする。アドバイス等出力装置0100にクライアントとして上述したような登録作業があらかじめ完了している必要がある。このシステムで利用されるアドバイス情報は個人情報を含むものであり、他人にのぞき見されることは好ましくない。従って、ログインにより本人認証がされることを前提としている。なお、ログインは毎回ユニーク情報の手入力を必要としてもよいが、ユニーク情報は登録しておき、自動ログイン機能を用いられるように構成してもよい。ログアウトに関してはマニュアルログアウトにしてもよいし、履行状況情報のアドバイス等出力装置に対する出力と、これに応じたアドバイスの受信が完了した時点で自動ログアウトするように構成するとよい。
<実施形態1 アドバイス等取得部>
「アドバイス等取得部」0121は、クライアントに対するアドバイス等出力装置0100から出力されるアドバイス等を取得する。クライアント向情報発信部0116から発信されたアドバイス等を取得する。
<実施形態1 アドバイス等出力部>
「アドバイス等出力部」0122は取得したアドバイス等を出力する。アドバイス等出力部0122では、クライアント端末0100の表示部やディジタルミラー等の鏡0102にアドバイス等を表示する。なおAIスピーカの場合にはアドバイス等出力は音声出力となる。もちろん、音声と画像、音声と映像(動画)のミックスであってもよい。またアドバイス等にはアドバイスそのものでなく、付随的な情報、例えば履行状況情報の分析結果や履行状況情報そのもの、さらには、アドバイスが完遂された場合のクライアントの様子をシミューレーションした映像や画像などを表示するように構成してもよい。さらにアドバイス等出力部はプリンターのようなものであってもよく、通常の紙出力の他、専用の用紙に対する出力をするもの、あるいは3Dプリンターのようなものであってもよい。前述のとおり、香りを出力したり、振動を出力するように構成してもよい。
<実施形態1 クライアント側履行状況情報取得部>
「クライアント側履行状況情報取得部」0123はアドバイスに基づいて持続的に履行しなければならない日々の作業の履行状況情報を取得する。クライアント側履行状況情報取得部0123では、クライアントから日々の作業の履行状況情報を手動入力、自動入力等により取得する。手動入力の場合は、表示画面に表示された選択メニューを選択したり、音声入力等により入力する。自動入力の場合はクライアントの情報を生体計測センサーで測定したり、画像入力インターフェースによりクライアントを撮影することにより取得できる。具体的には最もクライアントに対する負荷が少ないものとしてカメラによる画像、映像取得によって履行状況情報を取得することが考えられる。またその他、体重計、体組成計、スマートフォンなどに記録されている歩数計情報、その他、その日に食した食事のスマートフォンなどに記録されている写真、画像、映像、あるいはGPSによって取得される立ち寄り先にて食するであろうと予測される食事の内容、GPSによって取得される移動距離又は、移動に費やしたカロリー消費量、スマートフォンの近距離無線通信を利用してコンビニエンスストアなどで購入した食品、飲料のカロリー、食品成分などの情報を取得するように構成する。
さらにクライアント端末でSNSを利用できるような場合にはSNS内の情報を履行状況情報として取得するように構成してもよい。SNS内の情報とは、日々の活動状況を示す情報、日々の飲食に関する情報、日々の睡眠に関する情報などである。SNS内の情報をAIなどによって分析して利用できる情報を抽出するように構成し、これを取得するように構成できる。
<実施形態1 履行状況情報送信部>
「履行状況情報送信部」0124は取得した履行状況情報をアドバイス等出力装置0100に送信する。クライアント側履行状況情報取得部0123で取得した履行状況情報は、履行状況情報送信部0124からネットワーク0103を介してアドバイス等出力装置0100に送信される。
<実施形態1 アドバイザーが歯科医師による歯科治療アドバイス>
図6に示すように、アドバイザーが歯科医師の場合の処理フローについて説明する。
まず、歯に不具合を感じるクライアントAが歯科医師のもとを訪れ、現状を説明し、歯科医師は診断と、アドバイスとして日常的に自宅ですべき歯磨きの仕方を説明する(ステップ0601)。
次に、歯科医師は、あらかじめ準備されたアドバイスの類型の中からクライアントAに対して行ったアドバイスパターンをアドバイス等出力装置にて選択し、クライアントAと選択したアドバイスパターンとを関連付ける(ステップ0602)。
上記関連付けにより、後に毎日取得されるクライアントAの歯磨きの履行状況情報に応じてどのようなアドバイスをすべきかがあらかじめひな型群が準備されているので、履行状況情報に応じていつでも適切なひな型を選択してそのまま、ないしはこれを加工してアドバイスとし、アドバイスをクライアントAのクライアント端末に出力できる準備が整う(ステップ0603)。
クライアントAの履行状況情報は、歯磨きをする際に当然立つであろう洗面所に設置された鏡に隣接しているクライアント端末から半自動的に又は全自動的に取得される。つまり、鏡の前に立った状態で画像認識技術が機能し、動作を読み取ってどのような歯磨きをしているのか、又はしていないのかの情報がクライアント端末によって取得される。洗面所は毎日利用するのが通常なので、毎日の履行状況情報を取得すべきクライアント端末を設置する場所としては最も適している場所である(ステップ0604)。
毎日クライアント端末から歯磨きについての履行状況情報がアドバイス等出力装置に送信され、クライアントAと関連付けられた各種アドバイスの中から、その日の履行状況情報に応じた適切なアドバイスが自動的に選択され、クライアント端末に送信される。履行状況情報は、画像認識によって歯の磨き方が適切か、必要な薬剤を利用しているか、などという観点を判断するための情報を含む(ステップ0605)。
クライアント端末から送信された履行状況情報に応じてアドバイス出力装置にて選択され送信されたアドバイスが、クライアントAが歯磨きをしている最中、又は歯磨きを終了した直後、又は、次回の歯磨きの直前などにクライアント端末からクライアントAに向けて出力される。これは音声が好ましいが、文字や画像、映像で出力したり、これらを混合して出力してもよい。このアドバイスには、叱咤激励、注意喚起、技術説明などを含むものでよい(ステップ0606)。
以下では、図7から図10に基づいてアドバイザーが歯科医師による歯周疾患(歯周病)治療のアドバイスシステムについて説明する。
図7に示すように、アドバイス等出力装置0701は歯周病治療器0702などが備えられた歯科医院に設置されている。クライアント端末0703はクライアントの住居等の浴室に隣接して鏡が備えられた脱衣室内に常設されている。鏡は歯磨き等を行える洗面台等に備えられ、うがいをしたり、顔を洗ったりする水道もある。水を使用しないアドバイスの場合は鏡があれば良く、水道はなくてもよい。図7では、クライアント端末0703がスマートフォン0704と一体となった例を示しており、スマートフォン0704が洗面台の近くに設置されるとともに、洗面台にもクライアント端末の機能が備えられている。ここで、歯周病治療器0702は、近距離無線通信用のインターフェースを備えており、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等が利用でき、低消費電力の通信を可能としている。そして、歯周病治療器0702はこれらの近距離無線通信用インターフェースを介して患者の治療状況を示す情報等をアドバイス等出力装置0701に送信することができる。アドバイス等出力装置0701は受信した治療状況を示す情報等やひな型から選択された文章などを患者へのアドバイスのために出力する。この出力経路は、二経路考えられる。一つは秘匿性が高く、のぞき見、情報漏洩が少ない経路であり、他の一つの経路は、秘匿性が高くなく、安価な経路である。
歯科医師による歯周病治療中の治療状況の情報や個人を特定されるような情報は、個人のスマートフォン0704経由でクライアント端末0703が取得する。アドバイスを秘匿性で格付けし、又は分類し、秘匿性が高い情報はスマートフォン経由でクライアント端末に取得されるように構成する。逆に秘匿性が高くない情報、例えばアドバイス情報であっても差しさわりない雑談のような文章などはクラウド経由(インターネット経由)でアドバイス等出力装置からクライアント端末に送信するように構成する。この場合にはクラウドがアドバイス情報の蓄積機能を有していてもよい。
また1回にクライアント端末から出力されるアドバイスがスマホ経由の経路とクラウド経由の経路とを分けてクライアント端末に送信され、クライアント端末内(例えば、脱衣室の化粧台ユニットに内蔵されているPC)で構成されて一体として出力されるように構成してもよい。
このようなシステムは、あたかも、歯科医院がクライアントの住居内に入り込み、クライアントが歯科医院と近い環境で歯科医師による専門的なアドバイスが受けられるイメージである。患者の治療データ、カルテ情報等は、秘匿性が高いので、クライアントの承認を受けた場合だけ送るようにしてもよい。
歯科医師によるアドバイスを受けるために、専用のスマホアプリをスマートフォン0704にインストールしておき、患者はスマートフォン0704からスマホアプリを起動させてアドバイス等出力装置0701へログインする。このログインは例えばカメラに映し出される顔認証によって自動的に行われるものであってもよい。通常歯磨きをする場合には鏡に向かって行うが、鏡に顔を向けた際に、その顔写真、顔映像などを取得できるようにクライアント端末が構成されていることが好ましい。従って、クライアント端末がスマートフォンである場合には、鏡に近接して、又は鏡の裏側に設置されたカメラの画像、映像を近接無線を通じてスマートフォンに転送するように構成すると便利である。このログインにより患者は後述するアドバイスを歯科医師から受けられる。歯科疾患の患者に対するアドバイスのひな型を図8に示す。
図8に示すように、歯科疾患のひな型の例としては、「歯周疾患」、「う蝕」、「歯髄炎」、「抜歯」、「補綴」、「義歯」などのメニューが挙げられる。「歯周疾患」メニューのひな型のアドバイスとしては、「E1 はみがきはしましたか?」、「E2 歯を見せてください!」、「E3 口を開けて画像を送ってください!」、「E4 もっと頑張りしましょう!」、「E5 その調子です」、「E6 食後ははみがきをしましょう!」、「E7 来週病院に来てください!」、「E8 もう少しで治療が終わります!」、「E9 歯周病が完治しました!」が挙げられる。
図9に示すように、履行状況情報等の送信やアドバイスを受信する場合は、スマートフォン0704の表示部にデータ送受信の画面を表示させ、「送信ボタン」をクライアントが押すと、履行状況情報やアドバイス受信要求等をアドバイス等出力装置0701へ送信することができる。「受信ボタン」をクライアントが押すと、歯科医師によるアドバイスをアドバイス等出力装置0701から受信することができる。「終了ボタン」をクライアントが押すと、クライアント端末のアプリを終了することができる。この送信、受信はクラウド経由でもスマホ経由でもよく、情報の秘匿性に応じて自動選択されるように構成してもよい。
図10に示すように、スマートフォン0704の表示部にデータ受信の画面を表示させ、「治療データ」、「カルテ情報」、「アドバイス情報」等の選択ボタンを選択させてそれぞれの情報を分けて受信しても良い。また、上述した例では、クライアント(患者)によるデータ送受信を選択させて行っていたが、ユーザの希望や要求により自動的に送受信を行ってもよい。情報の経路については前述と同様である。
<実施形態1 作用:ハードウェア的構成(アドバイス等出力装置)>
以下、実施形態1のアドバイスシステムの作用について説明する。
図11に示すように、アドバイス等出力装置の計算機の構成は、CPU1101と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ1102と、D-RAM等の主メモリ1103と、インターフェース1104とから構成されている。不揮発性メモリ1102にはクライアント登録プログラム、アドバイス登録プログラム、ひな型登録プログラム、履行状況情報取得プログラム、履行状況情報保存プログラム、選択プログラム、クライアント向情報発信プログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、クライアント識別情報、アドバイス、アドバイザー(専門家)、ひな型、履行状況情報などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ1103の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェース1104には、ネットワークインターフェース1105、ディスプレイインターフェース1106、ディスクインターフェース1107、キーボードインターフェース1108などがある。
<実施形態1 作用:ハードウェア的構成(クライアント端末)>
図12に示すように、クライアント端末の計算機の構成は、CPU1201と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ1202と、D-RAM等の主メモリ1203と、インターフェース1204とから構成されている。不揮発性メモリ1202には、ログインプログラム、アドバイス等取得プログラム、アドバイス等出力プログラム、クライアント側履行状況情報取得プログラム、履行状況情報送信プログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、ログイン情報、アドバイス、アドバイザー(専門家)、履行状況情報などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ1203の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェース1204には、ネットワークインターフェース1205、センサー入力インターフェース1206、タッチ入力インターフェース1207、画像入力インターフェース1208、音声入力インターフェース1209、ディスプレイインターフェース1210、ソフトウェアキーボードインターフェース1211などがある。
<実施形態1 処理の流れ アドバイス等出力装置>
図13左図に示すように、このようなアドバイス等出力装置の計算機の動作は、履行状況プログラムによりクライアント端末からアドバイスで課した持続的に履行しなければならない日々の作業の履行状況を示す情報である履行状況情報を取得する履行状況情報取得ステップを実行する(ステップ1301)。ここで、履行状況情報については上述したので、説明を省略する。
次に選択プログラムにより履行状況情報保存部に保存されている履行状況情報に応じてひな型登録部に登録されている上述したようなひな型を選択する選択ステップを実行する(ステップ1302)。
次にクライアント向情報発信プログラムにより選択されたひな型に基づいてクライアント端末にアドバイス等を発信するクライアント向情報発信ステップを実行する(ステップ1303)。クライアント向情報発信ステップ1303では、治療データやカルテ情報塔の個人情報を送る場合は、データの通信経路に留意する。例えば、個人情報は直接クライアント端末に送信し、個人情報が含まれない場合はクラウドネットワークを利用するなどである。
上述したステップを終了するまで(ステップ1304)、ステップ1301、1302、1303の処理を繰り返す。
<実施形態1 処理の流れ クライアント端末>
図13右図に示すように、クライアント端末側では、まずログインプログラムによりクライアントとしてアドバイス等出力装置にログインするログインステップを実行する(ステップ1311)。ログインステップ1311では、ログイン情報として、クライアントIDとパスワードを入力することによりアドバイス等出力装置にアクセスする。
次にアドバイス等取得プログラムによりクライアントに対するアドバイス等出力装置から出力されるアドバイス等を取得するアドバイス等取得ステップを実行する(ステップ1312)。アドバイス等については上述したので、ここでは説明を省略する。
次にアドバイス等出力プログラムにより取得したアドバイス等を出力するアドバイス等出力ステップを実行する(ステップ1313)。
次にクライアント側履行状況情報取得プログラムにより取得したアドバイスに基づいて持続的に履行しなければならない日々の作業の履行状況情報を取得するクライアント側履行状況情報取得ステップを実行する(ステップ1314)。ここで、アドバイスに基づいて持続的に履行しなければならない日々の作業の履行状況情報については上述したので、説明を省略する。
次に履行状況情報送信プログラムにより取得した履行状況情報をアドバイス等出力装置に送信する履行状況情報送信ステップを実行する(ステップ1315)。
このように、本実施形態1によれば、クライアントから履行状況情報を取得し、体に関して持続的に実行しなければならない日々の作業について専門家からクライアントに対して叱咤激励して持続させるアドバイス可能とするアドバイスシステムを提供することができる。
<実施形態2>
<実施形態2 概要>
実施形態2の発明は、実施形態1の特徴に加えて、クライアント側履行状況情報取得部は、鏡に対向する人を撮影可能に設置されたカメラであるアドバイスシステムを構成している。
<実施形態2 構成>
図14に示すように、実施形態2のアドバイスシステムは、体に関して持続的に実行しなければならない日々の作業についてクライアントに対してアドバイスをする専門家であるアドバイザーの勤務地に配置されるアドバイス等出力装置1400であって、クライアント登録部1410と、アドバイス登録部1411と、ひな型登録部1412と、履行状況情報取得部1413と、履行状況情報保存部1414と、選択部1415と、クライアント向情報発信部1416と、を有するアドバイス等出力装置1400と、クライアントの住居等の浴室に隣接して鏡が備えられた脱衣室内に常設されたクライアント端末1401であって、ログイン部1420と、アドバイス等取得部1421と、アドバイス等出力部1422と、クライアント側履行状況情報取得部1423と、履行状況情報送信部1424と、を有するクライアント端末1401と、からなり、さらにクライアント端末にカメラ1425を有する。ここで、浴室1405に隣接した脱衣室1404内にクライアント端末1401が常設されており、脱衣室内には洗面台などが設置され、鏡1402が備えられている。以下では、実施形態1との共通の構成は説明を省略し、本実施形態2に特徴的な構成について説明する。
<実施形態2 構成の説明>
<実施形態2 クライアント側履行状況情報取得部:カメラ>
「クライアント側履行状況情報取得部」1423は、鏡に対向する人を撮影可能に設置されたディジタルカメラ1423である。ディジタルカメラとしてはCMOSタイプやCCDタイプのものが利用できる。また、脱衣室内の照度はカメラの撮影に支障がない程度の明るさが確保できているものとする。以下、このディジタルカメラの設置について説明する。鏡1402が通常のミラーの場合は、レンズ1406を有する鏡1402に対向する人を撮影可能なように鏡の裏側にカメラ1425を内蔵させることができる。図15の例ではカメラのレンズ1503が鏡から見えている。ただし、鏡の裏側に設置したカメラのレンズが外からは見えないように構成することも考えられる。すなわちマジックミラーのように構成するのである。また、クライアント端末とは別体として鏡に対向する人の姿や人の部分画像や映像を撮影可能な場所にディジタルカメラを設置してもよい。さらに、カメラは有線でも無線でも利用できる。有線の場合はLANインターフェースやUSBインターフェースが利用できる。無線の場合は、無線LANインターフェースやブルートゥース(登録商標)インターフェース、IoTインターフェース等が利用できる。
図15に示すように、例えば洗面台の鏡の裏側にカメラが内蔵され、鏡の前に立ったクライアントが撮影可能な状態を示している。そして、洗面台の鏡の近くにクライアント端末が設置され、アドバイザー(専門家)からのアドバイスとクライアントから取得された履行状況情報がクライアント端末の表示画面に表示される。ディジタルカメラの画像認識機能により、過去のクライアントの体型比較などを行い、アドバイザーによるアドバイスが適切な情報として提供できるようになる。また、体の全体を撮影するためにクライアントに対して、鏡の前で体を一回転させるように指示する音声を出力するように構成することが考えられる。また、音声指示に従わないリスクを考えて、鏡側からのみでなく、鏡の前に立つ人の後ろ側にもカメラを設けて体の全体が撮影できるように構成することも考えられる。さらに、鏡に対面しているクライアントの左右側面側にもカメラを設置し、都合、4台のカメラでクラインアントを撮影するように構成するとなお履行状況情報の取得精度が高まる。
さらに履行状況情報取得部はカメラとともに、又はカメラに代えてレーザー測定装置を備えるように構成してもよい。レーザー測定装置によってクライアントの体の三次元情報を取得し、体の肉付きなどの情報を取得する。この場合にはカメラよりもより正確に体の情報を取得できるので、履行状況状情報の品質がさらに向上する。さらに履行状況教法取得部は画像認識機能を有し、クライアントの体の特定部位にフォーカスして映像などを取得するように構成してもよい。例えばクライアントの口腔内にフォーカスして口腔内の映像を高解像度で取得するように構成してもよい。従って履行状況情報取得部のカメラは単焦点レンズでなくフォーカス機能を備えたカメラであるとなおよい。
<実施形態2 作用:ハードウェア的構成(アドバイス等出力装置)>
実施形態2のアドバイス等出力装置の計算機のハードウェア構成は、実施形態1のアドバイス等出力装置の計算機のハードウェア構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態2 作用:ハードウェア的構成(クライアント端末)>
図16に示すように、クライアント端末の計算機の構成は、CPU1601と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ1602と、D-RAM等の主メモリ1603と、インターフェース1604と、ネットワークインターフェース1605と、カメラインターフェースを含むセンサー入力インターフェース1606と、タッチ入力インターフェース1607と、画像入力インターフェース1608と、音声入力インターフェース1609と、ディスプレイインターフェース1610と、ソフトウェアキーボードインターフェース1611とから構成されている。不揮発性メモリ1602には、カメラ入力サブプログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、ログイン情報、アドバイス、アドバイザー(専門家)、履行状況情報、画像情報などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ1603の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。その他の構成については、実施形態1の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態2 処理の流れ アドバイス等出力装置>
図17左図に示すアドバイス等出力装置の処理の流れは、実施形態1の図13左図の処理の流れと同様であるので、説明を省略する。
<実施形態2 処理の流れ クライアント端末>
図17右図に示すクライアント端末の処理の流れは、クライアント側履行状況情報取得ステップ1714にカメラ入力サブステップ1715を有すること以外は実施形態1の図13右図の処理の流れと同様であるので、説明を省略する。
このように、実施形態2によれば、実施形態1に加え、クライアント側履行状況情報取得部がディジタルカメラであるので、画像認識機能によりクライアントである患者の撮像情報から履行状況情報の取得が行えるようになるので、より適切なアドバイスが行えるようになる。
<実施形態3>
<実施形態3 概要>
実施形態3の発明は、内科医等のかかりつけ医である、医学的な診断、処置、処方等が可能な有資格者であるアドバイザーの勤務地に配置されるアドバイス等出力装置と、クライアントの住居等のトイレ内に常設されたクライアント端末からなるアドバイスシステムである。そして、アドバイス等出力装置はネットワーク(インターネット、ブロードバンド、モバイルネットワーク等も含まれる)を介して接続されている。例えば専門家である内科医がアドバイザーとなって、患者であるクライアントの内科疾患の治療効果を得るため、アドバイス等出力装置からクライアント端末を介して、家庭でも日々持続的に行う日々の服薬や食生活等の必要な努力を持続させるように専門家のアドバイザーが励ます(叱咤激励する)システムを構成している。ここで、クライアント端末は、クライアントの住居のトイレ内に常設されている。
<実施形態3 構成>
図18に示すように、実施形態3のアドバイスシステムは、内科医等のかかりつけ医である、医学的な診断、処置、処方等が可能な有資格者であるアドバイザーの勤務地に配置されるアドバイス等出力装置1800であって、クライアント登録部1810と、アドバイス登録部1811と、ひな型登録部1812と、履行状況情報取得部1813と、履行状況情報保存部1814と、選択部1815と、クライアント向情報発信部1816と、を有するアドバイス等出力装置1800と、クライアントの住居等のトイレ内に常設されたクライアント端末1801であって、ログイン部1820と、アドバイス等取得部1821と、アドバイス等出力部1822と、クライアント側履行状況情報取得部1823と、履行状況情報送信部1824と、を有するクライアント端末1801と、からなる。アドバイス等出力装置1800とクライアント端末1801とはネットワーク1802を介して接続されており、クライアント端末1801はトイレ1803に常設されている。
<実施形態3 構成の説明>
<実施形態3 アドバイス等出力装置>
「アドバイス等出力装置」1800は、内科医等のかかりつけ医である、医学的な診断、処置、処方等が可能な有資格者であるアドバイザーの勤務地に配置される。アドバイス等出力装置1800は、インターネット、ブロードバンド等のネットワーク1802を介して接続されている。ここで、内科医等とは、内科医、小児科医、耳鼻科医、産婦人科医等のその他のかかりつけ医が含まれる。アドバイザーとしては、内科医等のかかりつけ医であるので、医学的なアドバイスを受けられる。例えば、アドバイザーが内科医であれば、患者に対してのアドバイスとしては、日々の服薬や食生活に関する持続的に履行しなければならない日々の履行状況情報に基づくアドバイスのことを示唆するものであり、装置の各構成は実施形態1の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態3 クライアント端末>
「クライアント端末」1801は、クライアントの住居等のトイレ内に常設されたクライアント端末である。クライアント端末1801には、スマホ、携帯電話、タブレットPC、ノートPC、パソコン、AIスピーカ、トイレに内蔵されるコンピュータ等も含まれる。ここで、トイレに内蔵されるコンピュータとは、例えば、トイレに設置される温水洗浄便座のコントロール部にクライアント端末の機能を組み込んだものをいう。温水洗浄便座のコントロール部は後付けのものであってもよい。なお、スマホ、携帯電話、タブレットPC、ノートPCの場合にはトイレの壁や棚に設置場所を設けることが好ましい。また、トイレと洗面ユニットとを一体化したトイレ洗面ユニットの場合は、スマホ、携帯電話、タブレットPC、ノートPCを洗面ユニットに設置してもよい。
<実施形態3 クライアント側履行状況情報取得部>
「クライアント側履行状況情報取得部」1823は、アドバイスに基づいて持続的に履行しなければならない日々の作業の履行状況情報を取得する。ここで、履行状況情報は、アドバイザーが内科医等のかかりつけ医であるので、基本的には実施形態1の医師や歯科医師の場合と同様である。また、クライアント端末の設置場所がトイレであるので、履行状況情報として日々の服薬や食生活等を反映した便尿から取得される生体情報が含まれる。履行状況情報として便尿から取得される生体情報を取得する場合には、上述したような温水洗浄便座に生体情報取得のためのセンサーを備えておき、クライアント側履行状況情報取得部1823はそのセンサーから患者の排泄物(便尿)から生体情報を取得することができる。例えば、温水洗浄ノズル様の棒の先端に尿センサーや大便センサーを備えておき、その尿センサーにおしっこがかかるような位置に調整させて取得できる。センサーから日々の服薬をきちんとしているか判断するために服薬中の薬の主要成分を検出したり、尿に糖が標準以上に出ていないか、尿にタンパクが標準以上に出ていないか等の生体情報(生体から採取した物に関する情報)を取得する。
また便座に温度計を設置して臀部の温度を計測し、アドバイスとしての体温を高めるための行為が履行されているか履行状況情報として取得したり、便座に非侵襲的に血液を光で測定するセンサーを設けて血圧や、心拍、血糖値、血液中の酸素濃度などを測定して血圧を下げるアドバイス、血糖値を下げるようなアドバイス、心拍を適切な範囲にするアドバイス、酸素を体内に多く取り込むようなアドバイス、に対する行為が正しく履行されているか履行状況情報として取得するように構成することが可能である。また、排便の重量を測定することによって便秘の改善に対するアドバイスに従った行為が正しく履行されているか履行状況情報を取得したり、便座に圧力計を設けて、正しい体重になるようなダイエットのアドバイスに対する行為が正しく履行されているか体重を履行状況情報として取得することも考えられる。
また、排便、排尿中の潜血をセンサーでセンシングして、腸や、肛門、胃などの出血が止まったかを判断して、体内出血に対する改善の行為が正しく履行されているかを履行状況情報として取得してもよい。さらに、便座に座った状態でクライアントの呼気を収集し、呼気に含まれている有機化合物を分析して、がんやそのほかの疾病の進行状況をガンに対する治癒行為が正しく行われているか判断する履行状況情報を取得するように構成してもよい。尿や便の体積や重量や密度を測定するためのセンサーを設けることも考えられる。例えば病院に設置されているトイレでこれらの情報を取得する場合にはその日、あるいは前日に摂取した食品、飲料と、排尿、排便との関連性からクライアントの体の消化器系に関する情報が取得できるので、消化器系が関連の履行状況情報を取得することができる。あるいは、食品、飲料に関する情報がない場合には、排尿、排便の情報を取得することによって、食品飲料の摂取に関する履行状況情報を取得することができる。例えばアドバイスとして一日の水分摂取量が定められている場合に排尿の量を計算することで水分摂取に関するアドバイスの履行状況情報を取得することができる。
このようにして、クライアント側履行状況情報取得部1823より取得した履行状況情報を履行状況情報送信部1824からアドバイス等出力装置1800に送信する。例えば、アドバイザーが内科医で、患者がカゼで病院に通っていた場合は、内科医の指導による患者の病気の回復状況を診断し、それに応じたアドバイスを図4のひな型登録部のかぜの中から選択し、クライアントである患者へアドバイス等を発信することができる。
その他の構成は、実施形態1の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態3 作用:ハードウェア的構成(アドバイス等出力装置)>
図19に示すアドバイス等出力装置1800の計算機のハードウェア構成については、履行状況情報にクライアント(患者)の生体情報が含まれる以外は、実施形態1のハードウェア構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態3 作用:ハードウェア的構成(クライアント端末)>
クライアント端末1801の計算機のハードウェア構成については、履行状況情報にクライアント(患者)の生体情報が含まれる以外は、実施形態1のハードウェア構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態3 処理の流れ アドバイス等出力装置>
図20左図に示すアドバイス等出力装置の処理の流れは、実施形態1の図13左図の処理の流れと同様であるので、説明を省略する。
<実施形態3 処理の流れ クライアント端末>
図20右図に示すクライアント端末の処理の流れは、実施形態1の図13右図の処理の流れと同様であるので、説明を省略する。
このように、実施形態3によれば、実施形態1、2に加え、クライアント端末をトイレに常設したので、履行状況取得情報として日々の服薬や食生活等を反映した便尿から取得される生体情報を取得できるようになるので、内科医等のかかりつけ医から患者に対してより詳細なアドバイスを発信できるようになる。
<実施形態4>
<実施形態4 概要>
実施形態4の発明は、実施形態1の特徴に加えて、クライアント側履行状況情報取得部は、便器に設置されたセンサーであるアドバイスシステムを構成している。
<実施形態4 構成>
図21に示すように、実施形態4のアドバイスシステムは、内科医等のかかりつけ医である、医学的な診断、処置、処方等が可能な有資格者であるアドバイザーの勤務地に配置されるアドバイス等出力装置2100であって、クライアント登録部2110と、アドバイス登録部2111と、ひな型登録部2112と、履行状況情報取得部2113と、履行状況情報保存部2114と、選択部2115と、クライアント向情報発信部2116と、を有するアドバイス等出力装置2100と、クライアントの住居等のトイレ内に常設されたクライアント端末2101であって、ログイン部2120と、アドバイス等取得部2121と、アドバイス等出力部2122と、クライアント側履行状況情報取得部2123と、履行状況情報送信部2124と、を有するクライアント端末2101と、からなる。アドバイス等出力装置2100とクライアント端末2101とはネットワーク2103を介して接続されており、クライアント端末2101はトイレ2104に常設されており、トイレ2104の便器にクライアント側履行状況情報取得部としてセンサー2125が設置されている。以下では、実施形態3との共通の構成は説明を省略し、本実施形態4に特徴的な構成について説明する。
<実施形態4 構成の説明>
<実施形態4 クライアント側履行状況情報取得部:センサー>
「クライアント側履行状況情報取得部」2123は、便器2102に設置されたセンサー2125である。便器2102に設置されたセンサー2125によりクライアントとしての患者の日々の服薬や食生活等を反映した便尿から取得される生体情報を検出する。すなわち、トイレ2104の便器2102に排泄された大便や尿が溜まった汚水をセンサー2125により履行状況情報を取得する。また、センサー2125は、温水洗浄便座の温水洗浄ノズルの先端に設けて、位置調整可能なように制御して、大便や小便などの生体情報を検出してもよい。
クライアント側の履行状況情報取得の詳細は、上述したのでここでは詳細な説明は省略する。その他の構成は、実施形態3の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態4 作用:ハードウェア的構成(クライアント端末)>
図22に示すように、クライアント端末の計算機の構成は、CPU2201と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ2202と、D-RAM等の主メモリ2203と、インターフェース2204と、ネットワークインターフェース2205と、センサー入力インターフェース2206と、タッチ入力インターフェース2207と、画像入力インターフェース2208と、音声入力インターフェース2209と、ディスプレイインターフェース2210と、ソフトウェアキーボードインターフェース2211とから構成されている。不揮発性メモリ2202には、センサー入力サブプログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、ログイン情報、アドバイス、アドバイザー(専門家)、履行状況情報、センサー情報などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ2203の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。その他の構成については、実施形態1の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態4 処理の流れ アドバイス等出力装置>
図23左図に示すアドバイス等出力装置の処理の流れは、実施形態1の図13左図の処理の流れと同様であるので、説明を省略する。
<実施形態4 処理の流れ クライアント端末>
図23右図に示すクライアント端末の処理の流れは、クライアント側履行状況情報取得ステップ2314に、センサー入力プログラムによるセンサー入力サブステップ2315を有する以外は、実施形態1の図13右図の処理の流れと同様であるので、説明を省略する。
このように、実施形態4によれば、実施形態3に加え、クライアント側履行状況情報取得部がトイレの便器に設置されたセンサーであるので、そのセンサーによりクライアントである患者の生体情報から履行状況情報の取得が行えるようになるので、より適切なアドバイスが行えるようになる。
<実施形態5>
<実施形態5 概要>
実施形態5の発明は、実施形態1から4を基本としつつ、クライアント端末のアドバイス等出力部は、ディスプレイを備えているアドバイスシステムである。
<実施形態5 構成>
図24に示すように、実施形態5のアドバイスシステムは、体に関して持続的に実行しなければならない日々の作業について後記クライアントに対してアドバイスをする専門家であるアドバイザーの勤務地に配置されるアドバイス等出力装置2400であって、クライアント登録部2410と、アドバイス登録部2411と、ひな型登録部2412と、履行状況情報取得部2413と、履行状況情報保存部2414と、選択部2415と、クライアント向情報発信部2416と、を有するアドバイス等出力装置2400と、クライアントの住居等の浴室に隣接して鏡が備えられた脱衣室内に常設されたクライアント端末2401であって、ログイン部2420と、アドバイス等取得部2421と、ディスプレイ2422を備えているアドバイス等出力部2422と、クライアント側履行状況情報取得部2423と、履行状況情報送信部2424と、を有するクライアント端末2401と、からなる。アドバイス等出力装置2400は、クライアント端末2401とネットワーク2403を介して接続される。浴室2405に隣接して鏡2402が備えられた脱衣室2404にクライアント端末2401が常設されている。以下では、実施形態1から4との共通の構成は説明を省略し、本実施形態5に特徴的な構成について説明する。
<実施形態5 構成の説明>
<実施形態5 アドバイス等出力装置>
アドバイス等出力装置2400の構成は、実施形態1の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態5 クライアント端末>
クライアント端末2401の構成は、アドバイス等出力部2422にディスプレイ2425を備えていること以外は、実施形態1の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態5 アドバイス等出力部:ディスプレイ>
「ディスプレイ」2425は、クライアント端末のアドバイス等出力部2422に備えられている。ディスプレイ2425としては、スマートフォンディスプレイ、ディジタルミラーディスプレイ、防水ディスプレイ、鏡にもなるディタルテレビ、タッチディスプレイなどが挙げられる。これらのディスプレイにはアドバイス出力部から出力されたアドバイス等が表示される。
<実施形態5 アドバイス等出力装置:ディスプレイの応用:宣伝広告>
本発明のアドバイスシステムは広告サーバをさらに有していてもよい。広告サーバは、クライアント端末又は、アドバイス等出力装置2400からクライアントに固有な情報を取得して、その情報に対応する広告をクライアント端末のディスプレイを介して出力するように構成できる。固有な情報とは、例えばクライアントに対するアドバイスの種類、アドバイスの文脈解析結果、履行状況情報などの一以上の組合せである。例えばアドバイスに対してその履行状況が芳しくない場合には、そのアドバイスを積極的に実施するために有用な商品をクライアントに紹介するためにディスプレイにその宣伝広告を出力する。例えば、歯磨きを夜欠かさずすることがアドバイスであるにもかかわらず、子供であるクライアントがそれを履行できないような場合には子供向けに適している歯磨き剤を宣伝広告するようなケースである。広告サーバには、アドバイスの種類、アドバイスの文脈、履行状況情報、クライアント属性の組合せに応じて出力すべき宣伝広告がデータベースとして蓄積されているとよい。
また、ビジネスモデルとしては、商品の購入などが実際に行われた場合にはそのクライアントにアドバイスをしているアドバイザーに対して謝礼としての金銭を支払うように構成することも考えられる。つまり、アドバイザーに対して何らかのインセンティブを与えるような構成である。例えば販売された商品の金額の一定割合をアドバイザーに支払うように構成することができる。なお、広告に対して、実際の商品の購入もアドバイス等出力装置2400のディスプレイを介して行うことができるようにされていることが好ましいい。例えばディスプレイがタッチパネル型であり、購入の意思表示をタッチパネルを介して行うことができるように構成されていると便利である。この場合には購入のためのクレジットカードの登録などは事前に広告サーバに済まされていると簡単に購入手続きを実行することができる。
さらに広告サーバから他のショッピングサイトにクライアントを導くように構成してもよい。広告サーバで取り扱える商品がない場合、又は、さらに豊富な商品がショッピングサイトにあるような場合である。
<実施形態5 作用:ハードウェア的構成(アドバイス等出力装置)>
実施形態5のアドバイス等出力装置の計算機のハードウェア構成は、実施形態1のアドバイス等出力装置の計算機のハードウェア構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態2 作用:ハードウェア的構成(クライアント端末)>
図25に示すように、クライアント端末の計算機の構成は、CPU2501と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ2502と、D-RAM等の主メモリ2503と、インターフェース2504と、ネットワークインターフェース2505と、センサー入力インターフェース2506と、タッチ入力インターフェース2507と、画像入力インターフェース2508と、音声入力インターフェース2509と、ディスプレイインターフェース2510と、ソフトウェアキーボードインターフェース2511とから構成されている。不揮発性メモリ2502には、ディスプレイ表示サブプログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、ログイン情報、アドバイス、アドバイザー(専門家)、履行状況情報などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ2503の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。その他の構成については、実施形態1の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態5 処理の流れ アドバイス等出力装置>
図26左図に示すアドバイス等出力装置の処理の流れは、実施形態1の図13左図の処理の流れと同様であるので、説明を省略する。
<実施形態2 処理の流れ クライアント端末>
図26右図に示すクライアント端末の処理の流れは、アドバイス等出力ステップ2613にディスプレイ表示サブステップ2614を有すること以外は実施形態1の図13右図の処理の流れと同様であるので、説明を省略する。
このように、実施形態5によれば、実施形態1から4に加え、アドバイス等出力部にディスプレイを備えているので、ディスプレイ表示機能によりクライアントである患者に対して日々の持続的な作業を快適に行えるように、叱咤激励するアドバイスを文字・画像、動画などの映像を表示することができるので、イメージ的に作業が理解でき、日々の持続効果を維持することができるようになる。
<実施形態6>
<実施形態6 概要>
実施形態6の発明は、実施形態5を基本としつつ、アドバイス等出力装置の前記ひな型登録部は、アドバイス等のひな型としてコンテンツを登録したコンテンツ登録手段を有するアドバイスシステムである。
<実施形態6 構成>
図27に示すように、実施形態6のアドバイスシステムは、体に関して持続的に実行しなければならない日々の作業について後記クライアントに対してアドバイスをする専門家であるアドバイザーの勤務地に配置されるアドバイス等出力装置2700であって、クライアント登録部2710と、アドバイス登録部2711と、ひな型登録部2712と、履行状況情報取得部2713と、履行状況情報保存部2714と、選択部2715と、クライアント向情報発信部2716と、を有するアドバイス等出力装置2700と、クライアントの住居等の浴室に隣接して鏡が備えられた脱衣室内に常設されたクライアント端末2701であって、ログイン部2720と、アドバイス等取得部2721と、アドバイス等出力部2722と、クライアント側履行状況情報取得部2723と、履行状況情報送信部2724と、ディスプレイ2725と、を有するクライアント端末2401と、からなる。アドバイス等出力装置2700のひな型登録部2712はコンテンツ登録手段2717を有する。そして、アドバイス等出力装置2400は、クライアント端末2401とネットワーク2403を介して接続される。浴室2405に隣接して鏡2402が備えられた脱衣室2404にクライアント端末2401が常設されている。以下では、実施形態5との共通の構成は説明を省略し、本実施形態6に特徴的な構成について説明する。
コンテンツの例としては歯磨きであれば歯磨きの際の:ブラシの動かし方を映像で示すものや、整体などの場合には体の整体をする手順を示す動画であったり、医療関係の場合には薬の飲み方、医療関連器具の利用の仕方(例えばぜんそく薬の注入道具の利用方法など)を示すビデオなどを挙げることができる。さらに、クライアントのアドバイスに対する理解を深めるためにクイズ形式のコンテンツであったり(ディスプレイのタッチパネルを利用してクライアントに回答させる)、実際の医療現場での施術の様子を示す実写ビデオであったりする。その他、コンテンツは検索型のものであってよく、クライアントからのアドバイスに対する質問の入力を受け付け、アドバイス等出力装置に備えらえれたデータベースを検索して質問に対する回答をアドバイス等出力装置から出力するように構成してもよい。
<実施形態6 構成の説明>
<実施形態6 アドバイス等出力装置>
<実施形態6 ひな型登録部:コンテンツ登録手段>
「ひな型登録部」2712は、アドバイス等のひな型としてコンテンツを登録したコンテンツ登録手段2717を有する。ここで、コンテンツとは、文字のコンテンツ、各種静止画像コンテンツ、動画(映像)コンテンツなどが挙げられる。ひな型としてのコンテンツは、アドバイザー毎にアドバイスパターンが登録されている。基本コンテンツは、医師、歯科医師、美容師、スタイリスト、整体師、各種インストラクター(ヨガインストラクター、ダイエットインストラクター、マインドフルネスインストラクター等)による映像コンテンツである。それぞれの専門家であるアドバイザーが映像によるアドバイスを複数登録しておく。アドバイザーが歯科医師であれば、歯周疾患(歯周病)、う蝕(虫歯)、歯髄炎、抜歯、補綴、義歯などの歯科疾患ごとにアドバイスが考えられる。そして、クライアントの歯科疾患状況のレベルごとに作り分けて、疾患レベル応じてアドバイスを選択できるようにする。文字画像などのコンテンツでも良い。または、AIスピーカなどのディスプレイがない場合は、音声などのコンテンツも考えられる。
これらのコンテンツをクライアント端末2701側のアドバイス等出力部2722に備えられたディスプレイ2725に表示させ、日々の持続的にしなければならない作業に対して、叱咤激励するアドバイスをクライアント端末に送信するものである。
<実施形態6 作用:ハードウェア的構成(アドバイス等出力装置)>
図28に示すように、アドバイス等出力装置の計算機の構成は、CPU2801と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ2802と、D-RAM等の主メモリ2803と、インターフェース2804と、ネットワークインターフェース2805と、ディスプレイインターフェース2806と、ディスクインターフェース2807と、キーボードインターフェース2808とから構成されている。不揮発性メモリ2802にはコンテンツ登録部プログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、クライアント識別情報、アドバイス、アドバイザー(専門家)、ひな型、コンテンツ、履行状況情報などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ2803の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。
<実施形態6 作用:ハードウェア的構成(クライアント端末)>
クライアント端末2801の計算機の構成は、実施形態5の図25の構成と同様であるので、説明を省略する。
このように、実施形態6によれば、実施形態5に加え、ニュースなどの文字のコンテンツ、各種静止画像コンテンツ、動画(映像)コンテンツなどのコンテンツをクライアント端末のアドバイス等出力部に備えられたディスプレイに表示させ、日々の持続的にしなければならない作業に対して、叱咤激励するアドバイスや作業を映像でわかりやすく説明できるようなアドバイスを発信することができる。
<実施形態7>
<実施形態7 概要>
実施形態7の発明は、実施形態1から6を基本としつつ、クライアント端末側がクライアントからアドバイス要求を受け付け、受け付けたアドバイス等要求に基づいた選択をさせるための選択情報をアドバイス等出力装置に送信し、アドバイス等出力装置が受信した選択情報に基づいて選択部を制御してアドバイス等をクライアント端末に発信するアドバイスシステムである。
<実施形態7 構成>
図29に示すように、実施形態7のアドバイスシステムは、体に関して持続的に実行しなければならない日々の作業について後記クライアントに対してアドバイスをする専門家であるアドバイザーの勤務地に配置されるアドバイス等出力装置2900であって、クライアント登録部2910と、アドバイス登録部2911と、ひな型登録部2912と、履行状況情報取得部2913と、履行状況情報保存部2914と、選択部2915と、クライアント向情報発信部2916と、を有するアドバイス等出力装置2900と、クライアントの住居等の浴室に隣接して鏡が備えられた脱衣室内に常設されたクライアント端末2901であって、ログイン部2920と、アドバイス等取得部2921と、アドバイス等出力部2922と、クライアント側履行状況情報取得部2923と、履行状況情報送信部2924と、を有するクライアント端末2901と、からなる。
さらに、クライアント端末2901は、アドバイス等要求受付部2925と、選択情報出力部2926と、を有し、アドバイス等出力装置2900は、選択情報受信部2917と、制御部2918と、を有する。そして、クライアント端末2901とアドバイス等出力装置2900とがネットワーク2903を介して接続され、浴室2905に隣接して鏡2902が備えられた脱衣室2904内にクライアント端末2901が常設されている。以下では、実施形態1から6との共通の構成は説明を省略し、本実施形態7に特徴的な構成について説明する。
<実施形態7 構成の説明>
<実施形態7 クライアント端末>
<実施形態7 アドバイス等要求受付部>
「アドバイス等要求受付部」2925は、アドバイス等の要求であるアドバイス等要求を受け付ける。クライアントはクライアント端末2901側からアドバイス等出力装置2900側のアドバイザーに対してアドバイス等の要求を出すことができる。このような場合、アドバイス等要求受付部2925がそのアドバイス等要求の受付処理を行う。例えば、アドバイザーが歯科医師の場合、クライアントとしての患者が虫歯(う蝕)の痛み止めの薬を処方してもらったようなケースを考える。痛み止めの薬を食後に飲めばよいか、いつ飲んでもよいかがわからなくなった。そのような場合、患者はアドバイザーにアドバイスを求めることができる。アドバイス等要求は、選択肢を選択させる方法でアドバイス等を要求してもよいし、自然言語の流し書きスタイルで必要なアドバイスを求めるものであってもよい。選択肢で選択される場合にはあらかじめその選択肢に対応したアドバイスがアドバイス等出力装置に蓄積されていればよい。一方、自然言語スタイルでアドバイス要求がある場合には文脈解析を利用して適切なアドバイスを蓄積情報から選択するように構成すればよい。これらの要求は音声による要求であってもよいし、テキスト入力による要求であってもよい。また身体障害者がクライアントである場合には例えば手話、口パク、ジェスチャー、体の一部を動かす動作(例えば目を閉じる、目を開く)などによって入力されるものであってもよい。
<実施形態7 選択情報出力部>
「選択情報出力部」2926は、受け付けたアドバイス等要求に基づいたアドバイス等出力装置の選択部2915に選択をさせるための選択情報をアドバイス等出力装置2900に出力する。上記のケースでは、選択情報として「う蝕」と「痛み止めの薬」の情報をネットワーク2903を介してアドバイス等出力装置2900へ送信する。
<実施形態7 アドバイス等出力装置>
<実施形態7 選択情報受信部>
「選択情報受信部」2917は選択情報を受信する。クライアント端末2901からの選択情報は選択情報受信部2917経由で選択情報受信部2917により受信する。例えば、「う蝕」と「痛み止めの薬」の選択情報である。
<実施形態7 制御部>
「制御部」2918は受信した選択情報に基づいて選択部2915を制御する。制御部2918は選択情報である「う蝕」、「痛み止めの薬」をキーにして選択部2915を制御し、ひな型登録部2912からひな型を選択する。
<実施形態7 作用:ハードウェア的構成(アドバイス等出力装置)>
図30に示すように、アドバイス等出力装置の計算機の構成は、CPU3001と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ3002と、D-RAM等の主メモリ3003と、インターフェース3004と、ネットワークインターフェース3005と、ディスプレイインターフェース3006と、ディスクインターフェース3007と、キーボードインターフェース3008とから構成されている。不揮発性メモリ3002には選択情報受信プログラム、制御プログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、クライアント識別情報、アドバイス、アドバイザー(専門家)、ひな型、履行状況情報、選択情報などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ3003の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。その他の構成については、実施形態1の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態7 作用:ハードウェア的構成(クライアント端末)>
図31に示すように、クライアント端末の計算機の構成は、CPU3101と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ3102と、D-RAM等の主メモリ3103と、インターフェース3104と、ネットワークインターフェース3105と、センサー入力インターフェース3106と、タッチ入力インターフェース3107と、画像入力インターフェース3108と、音声入力インターフェース3109と、ディスプレイインターフェース3110と、ソフトウェアキーボードインターフェース3111とから構成されている。不揮発性メモリ3102には、アドバイス等要求受付プログラム、選択情報出力プログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、ログイン情報、アドバイス、アドバイザー(専門家)、履行状況情報などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ3103の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。その他の構成については、実施形態1の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態7 処理の流れ クライアント端末>
図32右図に示すように、クライアント端末側では、まずログインプログラムによりクライアントとしてアドバイス等出力装置にログインするログインステップを実行する(ステップ3211)。ログインステップ3211では、ログイン情報として、クライアントIDとパスワードを入力することによりアドバイス等出力装置にアクセスする。
次にアドバイス等要求受付プログラムによりアドバイス等の要求であるアドバイス等要求を受け付けるアドバイス等要求受付ステップを実行する(ステップ3212)。アドバイス等要求については上述したので、ここでは説明を省略する。
次に選択情報出力プログラムにより受け付けたアドバイス等要求に基づいたアドバイス等出力装置の選択部に選択をさせるための選択情報をアドバイス等出力装置に出力する選択情報出力ステップを実行する(ステップ3213)。
次にアドバイス等出力プログラムにより取得したアドバイス等を出力するアドバイス等出力ステップを実行する(ステップ3213)。
<実施形態7 処理の流れ アドバイス等出力装置>
図32左図に示すように、選択情報受信プログラムにより選択情報を受信する選択情報受信ステップを実行する(ステップ3201)。ここで、選択情報については上述したので、説明を省略する。
次に制御プログラムにより受信した選択情報に基づいて選択部を制御する制御ステップを実行する(ステップ3202)。
次に選択プログラムにより制御ステップ3202の制御の下、選択情報に応じてひな型登録部に登録されているひな型を選択する選択ステップを実行する(ステップ3203)。
次にクライアント向情報発信プログラムにより選択されたひな型に基づいてクライアント端末にアドバイス等を発信するクライアント向情報発信ステップを実行する(ステップ3204)。
上述したステップを終了するまで(ステップ3205)、ステップ3201から3204の処理を繰り返す。
このようにして、クライアント端末からアドバイス等要求の選択情報をアドバイス等出力装置に送信し、アドバイス等出力装置から選択情報に応じたアドバイス等を受信することができる。
このように、実施形態7によれば、実施形態1から6に加え、クライアント端末からクライアントが要求するアドバイス等を受信できるので、よりクライアントの希望に沿ったアドバイスを受け取ることができるので、体に関して持続的にしなければならない日々の作業について維持継続させる効果を奏する。
<実施形態8>
<実施形態8 概要>
実施形態8の発明は、実施形態1から7のアドバイスシステムにおける体に対して持続的に実行する前記作業に関連する装置であって、クライアント端末のクライアント側履行状況情報取得部に対して履行状況情報を生成して出力する作業関連装置である。作業関連装置としては、歯ブラシ、櫛、トレーニングマシンなどが挙げられ、歯ブラシや櫛は体に関する動きを検出するセンサ(3次元加速度センサ等)が備えられている。この作業関連装置は、クライアント端末が常設されている脱衣室等において使用されるものである。
<実施形態8 構成>
図33に示すように、実施形態8の作業関連装置は、体に対して持続的に実行する前記作業に関連する装置3306、3307、・・・330n(n台)であって、履行状況情報生成部3330と、履行状況情報出力部3331と、を有する作業関連装置3306、3307、・・・330nである。作業関連装置は、歯ブラシ、櫛、トレーニングマシン等であり、歯ブラシや櫛には、動きを検出するセンサ(3次元加速度センサー)がそれらを使用する際に支障がない位置に備えられており、それらのセンサーの機能として履行状況情報生成部3330と履行状況情報出力部3331とを有し、作業関連装置を構成している。トレーニングマシンでは、履行状況情報生成部3330と履行状況情報出力部3331を内蔵して作業関連装置を構成している。
これらの作業関連装置は、有線通信または無線通信によりクライアント端末3301のクライアント側履行状況情報取得部3323に接続され、生成した履行状況情報をクライアント側履行状況情報取得部3323へ送信する。小形の作業関連装置では、無線通信が望ましい。大形の作業関連装置では、有線通信又は無線通信のどちらでもよい。無線通信としては、例えば、ブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信が利用できる。その他の無線通信としては、無線LANや無線WiFiなどが利用できる。有線通信としては、例えばLANインターフェースやUSBインターフェースをケーブル接続した通信が利用できる。また、作業関連装置はIoTインターフェースによりクライアント端末3301と通信する構成でもよい。
図33におけるアドバイス等出力装置3300の各部の構成とクライアント端末3301の各部の構成については、実施形態1の図1の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態8 構成の説明>
「履行状況情報生成部」3330は、履行状況情報を自身に対するクライアントの動作に基づいて生成する。例えば、作業関連装置が歯ブラシの場合について説明する。歯ブラシの持ち手の先端部分に小形の3次元加速度センサーがシリコンゴムなどで覆われたケースをフィット(外れないように取り付ける)させて作業関連装置を構成する。小型のボタン電池等で電源を供給する。クライアントがそのように構成された歯ブラシで歯をブラッシングすると、その情報が履行状況情報として履行状況情報生成部3330より生成される。
「履行状況情報出力部」3331は、生成された履行状況情報をクライアント端末の履行状況情報取得部3323に出力する。例えば、作業関連装置が上記の歯ブラシの場合はブルートゥース(登録商標)通信により生成された履行状況情報を履行状況情報取得部3323に送信する。
<実施形態8 作用:ハードウェア的構成(作業関連装置)>
図34に示すように、作業関連装置の計算機の構成は、CPU3401と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ3402と、D-RAM等の主メモリ3403と、インターフェース3404と、ネットワークインターフェース3405と、センサー入力インターフェース3106と、画像入力インターフェース3408とから構成されている。不揮発性メモリ3402には、履行状況情報生成プログラム、履行状況情報出力プログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、作業、履行状況情報などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ3403の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。
<実施形態8 処理の流れ アドバイス等出力装置>
図35左図に示すアドバイス等出力装置の処理の流れは、実施形態1の図13左図の処理の流れと同様であるので、説明を省略する。
<実施形態8 処理の流れ クライアント端末>
図35真ん中に示すクライアント端末の処理の流れは、実施形態1の図13右図の処理の流れと同様であるので、説明を省略する。
<実施形態8 処理の流れ 作業関連装置>
図35右図に示すように、履行状況情報生成プログラムにより履行状況情報を自身に対するクライアントの動作に基づいて生成する履行状況情報生成ステップを実行する(ステップ3521)。
次に履行状況情報出力プログラムにより生成された履行状況情報をクライアント端末の履行状況情報取得部に出力する履行状況情報出力ステップを実行する(ステップ3522)。
上述したステップを終了するまで(ステップ3523)、ステップ3521、3522の処理を繰り返す。
このようにして、作業関連装置から生成された履行状況情報をクライアント端末の履行状況情報取得部へ出力するので、クライアント端末は自動的に履行状況情報を取得することができる。以後の処理は、実施形態1の処理と同様である。
<実施形態9>
<実施形態9 概要>
実施形態9の発明は、実施形態8を基本としつつ、作業関連装置にIoT通信機能を備えた.ものである。作業関連装置にIoT通信機能を備えているので、作業関連装置はクライアント端末との通信により履行状況情報を送ってもよく、作業関連装置からネットワーク経由で直接に履行状況情報をアドバイス等出力装置に送信することができる。
<実施形態9 構成>
図36に示すように、実施形態9の作業関連装置は、体に対して持続的に実行する前記作業に関連する装置3606、3607、・・・360n(n台)であって、履行状況情報生成部3630と、履行状況情報出力部3631と、IoT通信部3632と、を有する作業関連装置3606、3607、・・・360nである。作業関連装置の具体例については、実施形態8で説明したので、ここでは説明を省略する。
図36におけるアドバイス等出力装置3600の各部の構成とクライアント端末3601の各部の構成については、実施形態1の図1の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態9 構成の説明>
「IoT通信部」3632は、履行状況情報出力部3631から出力される履行状況情報をIoT通信部3632によりクライアント端末のクライアント側履行状況情報取得部3623に送信する。実施形態9の作業関連装置は、IoT通信部3632を有しているので、ネットワーク3603経由で直接アドバイス等出力装置3600に接続し、履行状況情報を送信することもできる。このようにすれば、多数の履行状況情報を取得することができるので、それらの多数のデータをビッグデータとしてディスク等に蓄積し、AI(人工知能)の解析に利用することができる。
<実施形態9 作用:ハードウェア的構成(作業関連装置)>
図37に示すように、作業関連装置の計算機の構成は、CPU3701と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ3702と、D-RAM等の主メモリ3703と、インターフェース3704と、ネットワークインターフェース3705と、センサー入力インターフェース3706と、画像入力インターフェース3708とから構成されている。不揮発性メモリ3702には、IoT通信プログラム等のプログラムが格納されている。データとしては、作業、履行状況情報などがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ3703の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。他のプログラムは、実施形態8の構成と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態9 処理の流れ アドバイス等出力装置>
図38左図に示すアドバイス等出力装置の処理の流れは、実施形態1の図13左図の処理の流れと同様であるので、説明を省略する。
<実施形態9 処理の流れ クライアント端末>
図38真ん中に示すクライアント端末の処理の流れは、実施形態1の図13右図の処理の流れと同様であるので、説明を省略する。
<実施形態9 処理の流れ 作業関連装置>
図38右図に示すように、履行状況情報生成プログラムにより履行状況情報を自身に対するクライアントの動作に基づいて生成する履行状況情報生成ステップを実行する(ステップ3821)。
次に履行状況情報出力プログラムにより生成された履行状況情報をクライアント端末の履行状況情報取得部に出力する履行状況情報出力ステップを実行する(ステップ3822)。
次にIoT通信プログラムによりクライアント端末のクライアント側履行状況情報取得部に送信するIoT通信ステップを実行する(ステップ3823)。ここで、作業関連装置がIoT通信部を有しているので、ネットワーク3603を経由してインターネット等に接続し、アドバイス等出力装置へ履行状況情報を送信することができる。
上述したステップを終了するまで(ステップ3824)、ステップ3821から3823の処理を繰り返す。
このようにして、作業関連装置から生成された履行状況情報をIoT通信によりクライアント端末の履行状況情報取得部へ送信したり、アドバイス等出力装置へ送信することができるので、データの活用範囲が広がる。
このように、実施形態1から9によれば、クライアントから持続的に実行しなければならない日々の作業についてクライアントに過度の負担をかけることなく履行状況情報を取得でき、体に関して持続的に実行しなければならない日々の作業について専門家からクライアントに対して叱咤激励して持続させるアドバイスを可能とするアドバイスシステムを提供することができる。