JP7019993B2 - Refill pouch - Google Patents
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Description
本発明は、所定の容器に内容物を移し替えるための詰替え用パウチに関する。 The present invention relates to a refill pouch for transferring the contents to a predetermined container.
上端に注入口が開口した容器に洗剤等の内容物を移し替える詰替え用パウチは特許文献1に開示される。この詰替え用パウチは最内層に熱接着性樹脂層を有した積層体の対向する周部を熱接着部により熱接着して形成され、内容物を収納する収納部から突出した開封可能な注出部を備える。注出部には直線状に横断する易開封線がレーザ加工により形成される。
内容物を充填して封止された詰替え用パウチの注出部を易開封線上で切断すると注出口が開口する。これにより、注出口から内容物を注出し、樹脂成形品のボトル等の容器に内容物を移し替えることができる。 When the pouring portion of the refilling pouch filled with the contents and sealed is cut on the easy-opening line, the pouring outlet opens. As a result, the contents can be poured out from the spout and the contents can be transferred to a container such as a bottle of a resin molded product.
しかしながら、上記従来の詰替え用パウチによると、洗剤等の内容物を容器に移し替えると、内容物が注出口から拡散して容器内で泡立つ場合がある。容器内に泡が充填されると消泡されるまで待機するため詰替えに時間がかかり、詰替え用パウチの利便性が悪い問題があった。 However, according to the conventional refilling pouch, when the contents such as detergent are transferred to the container, the contents may diffuse from the spout and foam in the container. When the container is filled with foam, it takes time to refill because it waits until the foam is defoamed, which causes a problem that the refill pouch is not convenient.
本発明は、利便性を向上できる詰替え用パウチを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a refilling pouch that can improve convenience.
上記目的を達成するために本発明は、最内面に熱接着性樹脂層を有した積層体の対向する周部を熱接着部により熱接着して形成されるとともに、内容物を収納する収納部と、前記収納部から突出して開封可能な注出部とを備えた詰替え用パウチにおいて、前記注出部を横断する易開封線を設けるとともに、前記易開封線が前記注出部を流通する内容物の流出方向の前方に凸に湾曲することを特徴としている。 In order to achieve the above object, the present invention is formed by heat-bonding the facing peripheral portions of a laminate having a heat-adhesive resin layer on the innermost surface by a heat-bonding portion, and a storage portion for storing the contents. In a refilling pouch having a pouring portion that protrudes from the storage portion and can be opened, an easy-opening line that crosses the pouring portion is provided, and the easy-opening line flows through the pouring portion. It is characterized by being convexly curved forward in the outflow direction of the contents.
この構成によると、注出部を易開封線上で開封すると注出口が開口し、注出口の周縁が流出方向の前方に凸に形成される。注出口から流出する内容物は表面張力により注出口の周縁に沿うため頂部の方向に集められて整流される。 According to this configuration, when the pouring portion is opened on the easy-opening line, the spout is opened, and the peripheral edge of the spout is formed convexly forward in the outflow direction. The contents flowing out from the spout are collected and rectified in the direction of the top because they are along the periphery of the spout due to surface tension.
また本発明は上記構成の詰替え用パウチにおいて、前記注出部の両側壁を形成する前記熱接着部の内縁上で前記流通方向に垂直な方向に対して前記易開封線が前記流出方向の前方に傾斜することを特徴としている。 Further, in the refilling pouch having the above structure, the present invention has the easy-opening line in the outflow direction with respect to the direction perpendicular to the distribution direction on the inner edge of the heat-bonding portion forming both side walls of the pouring portion. It is characterized by tilting forward.
また本発明は上記構成の詰替え用パウチにおいて、前記注出部の両側壁を形成する前記熱接着部の内縁と前記易開封線との交点を結ぶ直線に対して垂直方向の前記易開封線の高さが1mm~4mmであることを特徴としている。 Further, in the refilling pouch having the above configuration, the present invention is the easy-opening wire in the direction perpendicular to the straight line connecting the inner edge of the heat-bonding portion forming the side walls of the dispensing portion and the intersection of the easy-opening wire. The height of the is 1 mm to 4 mm.
また本発明は上記構成の詰替え用パウチにおいて、前記直線の長さに対する前記高さの比が1/20~1/5であることを特徴としている。 Further, the present invention is characterized in that, in the refilling pouch having the above configuration, the ratio of the height to the length of the straight line is 1/20 to 1/5.
また本発明は上記構成の詰替え用パウチにおいて、前記易開封線が前記積層体の外面上に設けたレーザ加工溝から成ることを特徴としている。 Further, the present invention is characterized in that, in the refilling pouch having the above configuration, the easily opened wire is composed of a laser machined groove provided on the outer surface of the laminated body.
また本発明は上記構成の詰替え用パウチにおいて、前記収納部に収納される内容物の粘度が3000mPa・s以下であることを特徴としている。 Further, the present invention is characterized in that, in the refilling pouch having the above configuration, the viscosity of the contents stored in the storage portion is 3000 mPa · s or less.
また本発明は上記構成の詰替え用パウチにおいて、前記収納部に収納される内容物が界面活性剤を含むことを特徴としている。 Further, the present invention is characterized in that, in the refilling pouch having the above configuration, the content stored in the storage portion contains a surfactant.
本発明によると、注出部を横断する易開封線が内容物の流出方向の前方に凸に湾曲するので、開封により開口する注出口の周縁が流出方向の前方に凸に形成される。注出口から流出する内容物は表面張力により注出口の周縁に沿うため頂部の方向に集められて整流され、内容物の拡散による泡立ちが抑制される。従って、詰替え用パウチの利便性を向上することができる。 According to the present invention, since the easy-opening line crossing the pouring portion curves convexly forward in the outflow direction of the contents, the peripheral edge of the spout opened by opening is formed convexly forward in the outflow direction. The contents flowing out from the spout are collected and rectified in the direction of the top because they are along the peripheral edge of the spout due to surface tension, and foaming due to the diffusion of the contents is suppressed. Therefore, the convenience of the refill pouch can be improved.
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1、図2は第1実施形態の詰替え用パウチの正面図及び側面断面図を示している。詰替え用パウチ1は液体や粘稠物の内容物を収納し、樹脂成形品のボトルやガラス瓶等の容器に内容物を移し替える。特に、界面活性剤を含むシャンプー、トリートメント、洗剤等の内容物が詰替え用パウチ1に収納される。
<First Embodiment>
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 and 2 show a front view and a side sectional view of the refilling pouch of the first embodiment. The
詰替え用パウチ1は積層体30(図4参照)により形成された前面部2、背面部3及び底面部4を有している。前面部2及び背面部3は前後に対向して詰替え用パウチ1の胴部を形成し、底面部4は詰替え用パウチ1の底面を形成する。
The
前面部2及び背面部3は対向する周部を熱接着部7により熱接着される。底面部4は上端4aで二つ折りして前面部2の下部と背面部3の下部との間に挟み込まれる。前面部2及び底面部4は対向する周部を熱接着部8により熱接着される。背面部3及び底面部4は対向する周部を熱接着部9により熱接着される。これにより、自立可能な底ガセット形式の詰替え用パウチ1が形成される。
The
詰替え用パウチ1は上端に充填口10aを開口する収納部10と、収納部10から突出する注出部12とを備えている。収納部10は充填口10aから充填される内容物を収納する。
The
注出部12は収納部10の上部の一方の角部から斜め方向に突出し、注出部12を横断する複数の易開封線20が前面部2上及び背面部3上に形成される。注出部12の上方には開封時に摘持される摘持部13が設けられる。
The dispensing
図3は注出部12の拡大図を示している。注出部12は収納部10から突出した筒状に形成され、注出部12の上方の側壁を形成する熱接着部7が上方に延びて摘持部13を形成する。
FIG. 3 shows an enlarged view of the
易開封線20は注出部12の上下の側壁を形成する熱接着部7を連結し、レーザ加工により形成される。また、易開封線20は内容物の流出方向Fに複数並設され、各易開封線20は流出方向Fの前方に凸に湾曲する。注出部12に設けられる易開封線20は流出方向Fの前方に凸に湾曲する曲線のみである。
The easy-opening
本実施形態では、易開封線20は注出部12の両側壁を形成する熱接着部7の内縁上で流通方向Fに垂直な方向に対して流通方向Fの前方に傾斜する。易開封線20の両側端部が熱接着部7の内縁上で流通方向Fに対して略直交してしてもよい。
In the present embodiment, the easy-opening
図4は前面部2、背面部3及び底面部4を形成する積層体30の層構成を示す概略断面図である。積層体30は最内層の熱接着性樹脂層35の外面に基材層33を積層して形成される。基材層33は二軸延伸ナイロンフィルム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム等により形成される。基材層33により積層体30の強度や耐熱性等が確保される。尚、基材層33の内面には商品名等の図柄を形成する印刷層(不図示)が設けられる。
FIG. 4 is a schematic cross-sectional view showing the layer structure of the laminated
熱接着性樹脂層35は熱接着性樹脂から成り、低密度ポリエチレンフィルム、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、無延伸ポリプロピレンフィルム等の無延伸フィルムにより形成される。対向する熱接着性樹脂層35を重ね合わせて加圧及び加熱することにより、熱接着部7、8、9が形成される。
The heat-
本実施形態の積層体30の一例として、基材層33、熱接着性樹脂層35をそれぞれ厚み15μmの二軸延伸ナイロンフィルム、厚み130μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルムにより形成することができる。
As an example of the
また、易開封線20は炭酸レーザ等のレーザ光の照射により基材層33の外面上から積層体30をハーフカットしたレーザ加工溝により形成される。易開封線20を積層体30の内面上に設けたレーザ加工溝により形成してもよい。また、注出部12の摘持部13側の熱接着部7上に易開封線20に連続するノッチを設けてもよい。
Further, the easy-opening
上記構成の詰替え用パウチ1において、充填口10aから充填される内容物が収納部10に収納されると、充填口10aが熱接着により封止される。
In the refilling
内容物を充填して封止された詰替え用パウチ1は摘持部13を摘持して易開封線20上で注出部12を切断して開封され、注出口12a(図5参照)が開口する。収納部10内の内容物は注出部12内を注出口12aに向かって流出方向Fに流通する。これにより、注出口12aから内容物を注出し、ボトル等の容器に内容物を移し替えることができる。
The
図5は詰替え用パウチ1を開封して内容物を容器に移し替える状態を示す概略斜視図である。注出部12は易開封線20上で開封されるため、注出口12aの周縁は流出方向Fの前方に凸に湾曲して形成される。
FIG. 5 is a schematic perspective view showing a state in which the
注出口12aから流出する内容物Aは表面張力により注出口12aの周縁に沿うため、頂部12bの方向に集められて整流される。これにより、注出口12aから流出する内容物Aの拡散が防止され、容器内の泡立ちを抑制することができる。このため、消泡を待機する必要がなく、詰替えの時間を短くすることができる。
Since the content A flowing out from the
特に、粘度が3000mPa・s以下の界面活性剤を含むシャンプー、トリートメント、洗剤等の泡立ちやすい内容物Aの場合に詰替えの時間短縮の効果が大きい。 In particular, in the case of the easily foaming content A such as shampoos, treatments and detergents containing a surfactant having a viscosity of 3000 mPa · s or less, the effect of shortening the refilling time is great.
尚、注出部12を細く形成して注出口12aの開口面積を小さくすると、内容物Aの流速が遅くなるため容器内の泡立ちを抑制できる。この時、内容物Aの流量が低下するため詰替えに時間がかかる。これに対して、本実施形態は注出口12aの開口面積を広く確保できるため、流量を低下させずに泡立ちを抑制することができる。
If the pouring
表1は易開封線20の形状による注出部12の開封性及び詰替え時の泡立ちを調べた結果を示している。各試験片は熱接着部7の内縁と易開封線20との交点を結ぶ直線D(図3参照)の長さLを20mmに形成し、直線Dに対して垂直方向の易開封線20の高さHを0.5mm~4.5mmに可変した。内容物として粘度が3000mPa・sのシャンプーを用いている。
Table 1 shows the results of examining the openability of the dispensing
表1によると、易開封線20の高さHが4mmを超えると、易開封線20上で開封することができなかった。また、易開封線20の高さHが1mmよりも小さいと、詰替え時の泡立ちが発生して消泡を待機する状態になった。このため、高さHを1mm~4mmに形成することにより、良好に開封して泡立ちを防止することができる。この時、直線Dの長さLに対する易開封線20の高さHの比H/Lが1/20~1/5(4/20)になっている。
According to Table 1, when the height H of the easy-
また、内容物の粘度が小さいと泡立ちにくいため、粘度が3000mPa・s以下の界面活性剤を含む内容物についても同様に高さHが1mm~4mmの時に泡立ちを防止することができる。また、界面活性剤を含む内容物は泡立ちやすいため、粘度が3000mPa・s以下の界面活性剤を含まない内容物についても同様に高さHが1mm~4mmの時に泡立ちを防止することができる。 Further, since foaming is difficult when the viscosity of the content is small, foaming can be prevented even for the content containing a surfactant having a viscosity of 3000 mPa · s or less when the height H is 1 mm to 4 mm. Further, since the content containing the surfactant is easily foamed, it is possible to prevent the content containing the surfactant having a viscosity of 3000 mPa · s or less from foaming when the height H is 1 mm to 4 mm.
本実施形態によると、注出部12を横断する易開封線20が内容物Aの流出方向Fの前方に凸に湾曲するので、開封により開口する注出口12aの周縁が流出方向Fの前方に凸に形成される。注出口12aから流出する内容物Aは表面張力により注出口12aの周縁に沿うため頂部12bの方向に集められて整流され、内容物Aの拡散による泡立ちが抑制される。従って、詰替え用パウチ1の利便性を向上することができる。
According to the present embodiment, since the easy-opening
また、易開封線20は注出部12の両側壁を形成する熱接着部7の内縁上で流通方向Fに垂直な方向に対して流出方向Fの前方に傾斜する。これにより、熱接着部7に沿って流通する内容物Aを注出口12aの周縁に沿わせることができ、内容物Aの拡散をより防止することができる。
Further, the easy-
また、直線Dに対して垂直方向の易開封線20の高さHが1mm~4mmであるので、易開封線20上で良好に開封できるとともに、泡立ちを防止することができる。
Further, since the height H of the easy-opening
また、直線Dの長さに対する高さHの比H/Lが1/20~1/5であるので、易開封線20上で良好に開封できるとともに、泡立ちを防止することができる。
Further, since the ratio H / L of the height H to the length of the straight line D is 1/20 to 1/5, it can be opened satisfactorily on the easy-opening
また、易開封線20が積層体30の外面上に設けたレーザ加工溝から成るので、湾曲した易開封線20を容易に実現することができる。
Further, since the easy-
<第2実施形態>
次に、図6は第2実施形態の詰替え用パウチ1の積層体30の層構成を示す概略断面図である。説明の便宜上、前述の図1~図5に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は積層体30の層構成が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
<Second Embodiment>
Next, FIG. 6 is a schematic cross-sectional view showing the layer structure of the
積層体30は最内層の熱接着性樹脂層35の外面に中間層34、基材層33を順に積層して形成される。基材層33及び熱接着性樹脂層35は第1実施形態と同様の樹脂フィルムにより形成される。
The
中間層34は基材層33と異なる材質の二軸延伸ナイロンフィルム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム等により形成される。中間層34により積層体30の強度や耐熱性等を向上することができる。また、中間層34を形成するフィルム上にバリア性を有する酸化物蒸着膜、金属蒸着膜、金属箔等を設けてもよい。
The
本実施形態の積層体30の一例として、基材層33、中間層34、熱接着性樹脂層35をそれぞれ厚み12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、厚み15μmの二軸延伸ナイロンフィルム、厚み100μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルムにより形成することができる。
As an example of the
また、易開封線20は基材層33の外面上から中間層34まで積層体30をハーフカットしたレーザ加工溝により形成される。
Further, the easily opened
本実施形態によると、第1実施形態と同様に内容物の拡散による泡立ちが抑制され、詰替え用パウチ1の利便性を向上することができる。
According to the present embodiment, foaming due to diffusion of the contents is suppressed as in the first embodiment, and the convenience of the
本発明によると、注出部を開封して内容物を所定の容器に移し替える詰替え用パウチに広く利用可能である。 According to the present invention, it can be widely used as a refilling pouch in which the dispensing portion is opened and the contents are transferred to a predetermined container.
1 詰替え用パウチ
2 前面部
3 背面部
4 底面部
7、8、9 熱接着部
10 収納部
10a 充填口
12 注出部
12a 注出口
13 摘持部
20 易開封線
30 積層体
33 基材層
34 中間層
35 熱接着性樹脂層
F 流出方向
1
Claims (6)
前記注出部の両側壁上の前記内縁と前記易開封線との交点を結ぶ直線が前記流通方向に垂直に形成されることを特徴とする詰替え用パウチ。 The facing peripheral portions of the laminate having the heat-adhesive resin layer on the innermost surface are heat-bonded by the heat-bonding portion, and the storage portion for storing the contents and the storage portion protruding from the storage portion can be opened. In the refilling pouch provided with the pouring portion, an easy-opening line that crosses the pouring portion is provided, and the easy-opening line curves convexly forward in the outflow direction of the contents flowing through the pouring portion. Then, on the inner edge of the heat-bonded portion forming both side walls of the dispensed portion, the heat-bonded portion is inclined forward in the outflow direction with respect to the direction perpendicular to the flow direction and bent at the inner edge. Formed linearly on top ,
A refill pouch characterized in that a straight line connecting the intersections of the inner edges and the easily opened lines on both side walls of the dispensing portion is formed perpendicular to the distribution direction .
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