JP7002840B2 - 画像表示装置 - Google Patents
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Description
1つの実施形態においては、上記発光層が、入射光の一部の波長を変換して発光する層である。
1つの実施形態においては、上記発光層が、波長変換材料として、量子ドットまたは蛍光体を含む。
1つの実施形態においては、上記発光層が、カラーフィルターである。
1つの実施形態においては、上記偏光板が円偏光板として機能する。
1つの実施形態においては、上記画像表示装置は、着色層をさらに備える。
1つの実施形態においては、上記着色層が、上記屈折率調整層と発光層との間に配置される。
本発明の別の局面によれば、偏光板と、屈折率調整層とを備える、光学積層体であって、発光層を備える光学部材に積層して用いられる、光学積層体が提供される。
本明細書における用語および記号の定義は下記の通りである。
(1)屈折率(nx、ny、nz)
「nx」は面内の屈折率が最大になる方向(すなわち、遅相軸方向)の屈折率であり、「ny」は面内で遅相軸と直交する方向(すなわち、進相軸方向)の屈折率であり、「nz」は厚み方向の屈折率である。
(2)面内位相差(Re)
「Re(λ)」は、23℃における波長λnmの光で測定した面内位相差である。例えば、「Re(550)」は、23℃における波長550nmの光で測定した面内位相差である。Re(λ)は、層(フィルム)の厚みをd(nm)としたとき、式:Re=(nx-ny)×dによって求められる。
(3)厚み方向の位相差(Rth)
「Rth(λ)」は、23℃における波長λnmの光で測定した厚み方向の位相差である。例えば、「Rth(550)」は、23℃における波長550nmの光で測定した厚み方向の位相差である。Rth(λ)は、層(フィルム)の厚みをd(nm)としたとき、式:Rth=(nx-nz)×dによって求められる。
(4)Nz係数
Nz係数は、Nz=Rth/Reによって求められる。
図1は、本発明の1つの実施形態による画像表示装置の概略断面図である。画像表示装置100は、偏光板10と、屈折率調整層20と、発光層30とをこの順に備える。好ましくは、偏光板10と、屈折率調整層20と、発光層30とは視認側からこの順に配置される。1つの実施形態においては、上記発光層は、入射光の一部の波長を変換して発光し得る層である。1つの実施形態においては、発光層は、入射した青色~青紫色の光の一部を緑色光および赤色光に変換し、一部を青色光としてそのまま出射することで、赤色光と緑色光と青色光との組み合わせにより白色光を発光する。図1においては、代表例として、画像表示装置が液晶表示装置である場合を図示している。1つの実施形態において、画像表示装置が液晶表示装置である場合、該液晶表示装置100は、液晶パネル110とバックライト30とを備え、偏光板10と屈折率調整層20と発光層30とは、液晶パネル110の部材であり得る。また、液晶パネル110は、液晶セル40と、液晶セル40の両側に配置される視認側偏光板10と、背面側偏光板50とから構成され得る。この場合、発光層30は、液晶パネル40に含まれ得る。より具体的には、発光層30は、液晶パネル40に備えられるカラーフィルターとすることができる。また、偏光板10は、液晶パネル40の視認側偏光板として機能し得る。
上記偏光板としては、任意の適切な偏光板が用いられる。代表的には、偏光板は、偏光子と、偏光子の片側または両側に配置された保護フィルムとから構成される。
上記偏光子としては、任意の適切な偏光子が用いられる。例えば、ポリビニルアルコール系フィルム、部分ホルマール化ポリビニルアルコール系フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケン化フィルム等の親水性高分子フィルムに、ヨウ素や二色性染料等の二色性物質を吸着させて一軸延伸したもの、ポリビニルアルコールの脱水処理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸処理物等ポリエン系配向フィルム等が挙げられる。これらの中でも、ポリビニルアルコール系フィルムにヨウ素などの二色性物質を吸着させて一軸延伸した偏光子が、偏光二色比が高く、特に好ましい。偏光子の厚みは、好ましくは、0.5μm~80μmである。
1つの実施形態においては、上記偏光板は位相差層をさらに備える。例えば、位相差層として、λ/4板として機能し得る層を配置することにより、上記偏光板は、円偏光板として機能する。円偏光板を用いることにより、本発明の画像表示装置は、外光反射防止効果が顕著となる。
第1の位相差層は、上記のとおりλ/4板として機能し得る。このような第1の位相差層の面内位相差Re(550)は、100nm~180nmであり、好ましくは110nm~170nmであり、さらに好ましくは120nm~160nmであり、特に好ましくは135nm~155nmである。第1の位相差層は、代表的にはnx>ny=nzまたはnx>ny>nzの屈折率楕円体を有する。なお、本明細書において例えば「ny=nz」は、厳密に等しいのみならず、実質的に等しいものを包含する。1つの実施形態においては、第1の位相差層のNz係数は、例えば0.9~2であり、好ましくは1~1.5であり、より好ましくは1~1.3である。
第2の位相差層は、上記のとおりλ/2板として機能し得る。このような第2の位相差層の面内位相差Re(550)は、好ましくは180~300nmであり、さらに好ましくは210~280nmであり、最も好ましくは230~240nmである。第2の位相差層は、代表的には、nx>ny=nzの屈折率楕円体を有することが好ましい。第2の位相差層のNz係数は、例えば0.9~2であり、好ましくは1~1.5であり、より好ましくは1~1.3である。
上記着色層は、任意の適切な1種以上の色材を含む。代表的には、着色層において、色材は、マトリックス中に存在する。
上記色材の具体例としては、アントラキノン系、トリフェニルメタン系、ナフトキノン系、チオインジゴ系、ペリノン系、ペリレン系、スクアリリウム系、シアニン系、ポルフィリン系、アザポルフィリン系、フタロシアニン系、サブフタロシアニン系、キニザリン系、ポリメチン系、ローダミン系、オキソノール系、キノン系、アゾ系、キサンテン系、アゾメチン系、キナクリドン系、ジオキサジン系、ジケトピロロピロール系、アントラピリドン系、イソインドリノン系、インダンスロン系、インジゴ系、チオインジゴ系、キノフタロン系、キノリン系、トリフェニルメタン系等の染料が挙げられる。
マトリックスは、粘着剤であってもよく、樹脂フィルムであってもよい。好ましくは粘着剤である。
屈折率調整層の屈折率は、1.2以下であり、好ましくは1.15以下であり、より好ましくは1.01~1.1である。このような範囲であれば、発光層から出射する光の利用効率を高め、かつ、外光反射を抑制することができる。
発光層は、代表的には、波長変換材料を含む。より詳細には、発光層は、マトリックスと該マトリックス中に分散された波長変換材料とを含み得る。
マトリックスを構成する材料(以下、マトリックス材料とも称する)としては、任意の適切な材料を用いることができる。このような材料としては、樹脂、有機酸化物、無機酸化物が挙げられる。マトリックス材料は、好ましくは、低い酸素透過性および透湿性を有し、高い光安定性および化学的安定性を有し、所定の屈折率を有し、優れた透明性を有し、および/または、波長変換材料に対して優れた分散性を有する。マトリックスは、実用的には、樹脂フィルムまたは粘着剤で構成され得る。
マトリックスが樹脂フィルムである場合、樹脂フィルムを構成する樹脂としては、任意の適切な樹脂を用いることができる。具体的には、樹脂は、熱可塑性樹脂であってもよく、熱硬化性樹脂であってもよく、活性エネルギー線硬化性樹脂であってもよい。活性エネルギー線硬化性樹脂としては、電子線硬化型樹脂、紫外線硬化型樹脂、可視光線硬化型樹脂が挙げられる。樹脂の具体例としては、エポキシ、(メタ)アクリレート(例えば、メチルメタクリレート、ブチルアクリレート)、ノルボルネン、ポリエチレン、ポリ(ビニルブチラール)、ポリ(ビニルアセテート)、ポリ尿素、ポリウレタン、アミノシリコーン(AMS)、ポリフェニルメチルシロキサン、ポリフェニルアルキルシロキサン、ポリジフェニルシロキサン、ポリジアルキルシロキサン、シルセスキオキサン、フッ化シリコーン、ビニルおよび水素化物置換シリコーン、スチレン系ポリマー(例えば、ポリスチレン、アミノポリスチレン(APS)、ポリ(アクリルニトリルエチレンスチレン)(AES))、二官能性モノマーと架橋したポリマー(例えば、ジビニルベンゼン)、ポリエステル系ポリマー(例えば、ポリエチレンテレフタレート)、セルロース系ポリマー(例えば、トリアセチルセルロース)、塩化ビニル系ポリマー、アミド系ポリマー、イミド系ポリマー、ビニルアルコール系ポリマー、エポキシ系ポリマー、シリコーン系ポリマー、アクリルウレタン系ポリマーが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、組み合わせて(例えば、ブレンド、共重合)用いてもよい。これらの樹脂は膜を形成後に延伸、加熱、加圧といった処理を施してもよい。好ましくは、熱硬化性樹脂または紫外線硬化型樹脂であり、より好ましくは熱硬化性樹脂である。
マトリックスが粘着剤である場合、粘着剤としては、任意の適切な粘着剤を用いることができる。粘着剤は、好ましくは、透明性および光学的等方性を有する。粘着剤の具体例としては、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、エポキシ系粘着剤、セルロース系粘着剤が挙げられる。好ましくは、ゴム系粘着剤またはアクリル系粘着剤である。
波長変換材料は、発光層の波長変換特性を制御し得る。波長変換材料は、例えば量子ドットであってもよく蛍光体であってもよい。
量子ドットの発光中心波長は、量子ドットの材料および/または組成、粒子サイズ、形状等により調整することができる。
蛍光体としては、目的に応じて所望の色の光を発光し得る任意の適切な蛍光体を用いることができる。具体例としては、赤色蛍光体、緑色蛍光体が挙げられる。
F-1.バックライト
上記バックライトが備える光源としては、例えば、冷陰極管光源(CCFL)、LED光源等が挙げられる。1つの実施形態においては、上記バックライトは、LED光源を備える。LED光源を用いれば、視野角特性に優れる画像表示装置を得ることができる。1つの実施形態においては、青色の光を発する光源(好ましくLED光源)が用いられる。
上記液晶パネル110は、代表的には、図1に示すように、液晶セル40と、該液晶セル40の視認側に配置された偏光板(視認側偏光板)10と、該液晶セルの背面側に配置された背面側偏光板50とを備える。1つの実施形態においては、偏光板(視認側偏光板)10および背面側偏光板50は、それぞれの吸収軸が実質的に直交または平行となるようにして配置され得る。
本発明の別の局面によれば、光学積層体が提供される。該光学積層体は、偏光板と、屈折率調整層とを備える。偏光板としては、上記B項で説明した偏光板が用いられ得る。該偏光板は、B項で説明したとおり、円偏光板として機能し得る偏光板であってもよい。屈折率調整層としては、上記D項で説明した屈折率調整層が用いられる。本発明の光学積層体は、発光層を備える光学部材に積層して貼り合せて用いられる。発光層としては、入射光の一部の波長を変換して発光し得る層であり、具体的には、上記E項で説明した発光層が用いられ得る。本発明の光学積層体は、任意の適切な粘着剤または接着剤を介して、発光層に貼り合わせて用いることができる。
(1)屈折率調整層の屈折率
アクリルフィルムに屈折率調整層を形成した後に、50mm×50mmのサイズにカットし、これを粘着層を介してガラス板(厚み:3mm)の表面に貼合した。上記ガラス板の裏面中央部(直径20mm程度)を黒マジックで塗りつぶして、該ガラス板の裏面で反射しないサンプルとした。エリプソメーター(J.A.Woollam Japan社製:VASE)に上記サンプルをセットし、500nmの波長、入射角50~80度の条件で、屈折率を測定した。
(2)反射率
実施例および比較例で得られた積層体の全光線反射率(偏光板側から光を入射させた際の反射率)を、コニカミノルタ社製の分光測色計CM-2600dを用いて、測定した。
(3)正面輝度
実施例および比較例で得られた積層体のそれぞれを、偏光板が上側となるようにして、青色LEDの均一発光照明(アイテックシステム社製:型番:TMN150×180-22BD-4)の上に置き、偏光板側から、輝度計(コニカミノルタ社製、商品名「SR-UL1」)にて輝度を測定した。なお、均一発光照明の発光輝度は1300cd/m2とした。
ポリビニルアルコールを主成分とする高分子フィルム(クラレ社製、商品名「9P75R」、厚み:75μm、平均重合度:2,400、ケン化度99.9モル%)を水浴中に1分間浸漬させつつ搬送方向に1.2倍に延伸した後、ヨウ素濃度0.3重量%の水溶液中で1分間浸漬することで、染色しながら、搬送方向に、全く延伸していないフィルム(原長)を基準として3倍に延伸した。次いで、この延伸フィルムを、ホウ酸濃度4重量%、ヨウ化カリウム濃度5重量%の水溶液中に浸漬しながら、搬送方向に、原長基準で6倍までさらに延伸し、70℃で2分間乾燥することにより、偏光子を得た。
一方、トリアセチルセルロース(TAC)フィルム(コニカミノルタ社製、製品名「KC4UYW」、厚み:40μm)の片面に、アルミナコロイド含有接着剤を塗布し、これを上記で得られた偏光子の片面に両者の搬送方向が平行となるようにロール・トゥー・ロールで積層した。なお、アルミナコロイド含有接着剤は、アセトアセチル基を有するポリビニルアルコール系樹脂(平均重合度1200、ケン化度98.5モル%、アセトアセチル化度5モル%)100重量部に対して、メチロールメラミン50重量部を純水に溶解し、固形分濃度3.7重量%の水溶液を調製し、この水溶液100重量部に対して、正電荷を有するアルミナコロイド(平均粒子径15nm)を固形分濃度10重量%で含有する水溶液18重量部を加えて調製した。続いて、偏光子の反対側に同様のアルミナコロイド含有接着剤を塗布し、けん化処理した40μm厚のアクリル樹脂フィルムを貼合せ、偏光板を作製した。
(1)ケイ素化合物のゲル化
2.2gのDMSOに、ケイ素化合物の前駆体であるMTMSを0.95g溶解させて混合液Aを調製した。この混合液Aに、0.01mol/Lのシュウ酸水溶液を0.5g添加し、室温で30分撹拌を行うことでMTMSを加水分解して、トリス(ヒドロキシ)メチルシランを含む混合液Bを生成した。
5.5gのDMSOに、28重量%のアンモニア水0.38g、および純水0.2gを添加した後、さらに、上記混合液Bを追添し、室温で15分撹拌することで、トリス(ヒドロキシ)メチルシランのゲル化を行い、ゲル状ケイ素化合物を含む混合液Cを得た。
(2)熟成処理
上記のように調製したゲル状ケイ素化合物を含む混合液Cを、そのまま、40℃で20時間インキュベートして、熟成処理を行った。
(3)粉砕処理
つぎに、上記のように熟成処理したゲル状ケイ素化合物を、スパチュラを用いて数mm~数cmサイズの顆粒状に砕いた。次いで、混合液CにIPAを40g添加し、軽く撹拌した後、室温で6時間静置して、ゲル中の溶媒および触媒をデカンテーションした。同様のデカンテーション処理を3回行うことにより、溶媒置換し、混合液Dを得た。次いで、混合液D中のゲル状ケイ素化合物を粉砕処理(高圧メディアレス粉砕)した。粉砕処理(高圧メディアレス粉砕)は、ホモジナイザー(エスエムテー社製、商品名「UH-50」)を使用し、5ccのスクリュー瓶に、混合液D’中のゲル状化合物1.85gおよびIPAを1.15g秤量した後、50W、20kHzの条件で2分間の粉砕で行った。
この粉砕処理によって、上記混合液D中のゲル状ケイ素化合物が粉砕されたことにより、該混合液D’は、粉砕物のゾル液となった。混合液D’に含まれる粉砕物の粒度バラツキを示す体積平均粒子径を、動的光散乱式ナノトラック粒度分析計(日機装社製、UPA-EX150型)にて確認したところ、0.50~0.70であった。さらに、このゾル液(混合液C’)0.75gに対し、光塩基発生剤(和光純薬工業株式会社:商品名WPBG266)の1.5重量%濃度MEK(メチルエチルケトン)溶液を0.062g、ビス(トリメトキシシリル)エタンの5%濃度MEK溶液を0.036gの比率で添加し、屈折率調整層形成用塗工液を得た。
製造例1で作製した偏光板のアクリル樹脂フィルムの表面に、製造例2で調製した屈折率調整層形成用塗工液を塗布した。このとき、形成された塗布層のWet厚み(乾燥させる前の厚み)は約27μmであった。該塗布層を、温度100℃で1分処理して乾燥し、さらに、乾燥後の塗工層に、波長360nmの光を用いて300mJ/cm2の光照射量(エネルギー)でUV照射し、上記偏光板上に屈折率調整層が形成された積層体aを得た。この屈折率調整層の屈折率は1.15であった。
市販のTV(Samsung社製、商品名「UN65JS9000FXZA」)を分解し、バックライト側に含まれる波長変換材料、すなわち量子ドットシートを得た。該量子ドットシートを発光層として用い、上記積層体aの低屈折率層側に、アクリル系粘着剤を介して貼り合せた。
上記のようにして、偏光板と、屈折率調整層と、発光層とを備える積層体Aを得た。得られた積層体Aを上記評価(2)および(3)に供した。結果を表1に示す。
積層体aと量子ドットシート(発光層)とを、着色層を介して積層したこと以外は、実施例1と同様にして積層体B(偏光板/屈折率調整層/着色層/発光層)を得た。得られた積層体Bを上記評価(2)および(3)に供した。結果を表1に示す。なお、着色層は以下のようにして形成した。
(着色層の形成)
アクリル酸n-ブチル、水酸基含有モノマーを共重合してなるアクリル系ポリマー100重量部に対し、ラジカル発生剤(ベンゾイルパーオキサイド、日本油脂社製、商品名「ナイパーBMT」)を0.3重量部、イソシアネート系架橋剤(東ソー社製、商品名「コロネートL」)を1重量部、色素(山本化成社製、商品名「PD-320」)を0.25重量部、フェノール系酸化防止剤(BASFジャパン社製、商品名「IRGANOX1010」)を0.2重量部含んでなる色素含有粘着剤を作製した。粘着剤の剥離が容易となる処理を施したPET基材(三菱樹脂社製、商品名「MRF38CK」)上に、アプリケータに上記粘着剤を20μmの厚みで塗工し、155℃2分乾燥後、粘着剤サンプルを取出し、積層体aの屈折率調整層側に、上記粘着材面を貼り合せて、着色層を形成した。
屈折率調整層を形成しなかったこと以外は、実施例1と同様にして、偏光板と発光層とを含む積層体C(偏光板/発光層)を得た。得られた積層体Cを上記評価(2)および(3)に供した。結果を表1に示す。
屈折率調整層を形成せず、かつ、偏光板と発光層とを貼り合せることなく積層したこと以外は、実施例1と同様にして積層体Dを得た。なお、積層体Dにおいては、偏光板と発光層との間に空気層が形成されていた。得られた積層体Dを上記評価(2)および(3)に供した。結果を表1に示す。
20 屈折率調整層
30 発光層
100 画像表示装置
Claims (5)
- 少なくとも、偏光板と、屈折率調整層と、着色層と、発光層とをこの順に備え、
該偏光板と該屈折率調整層とが直接積層され、該屈折率調整層と該着色層とが直接積層され、かつ、該着色層と該発光層とが直接積層され、
該屈折率調整層の屈折率が1.2以下であり、
該着色層が、所定波長の光を吸収する層であり、
該発光層が、入射光の一部の波長を変換して発光する層である、
画像表示装置。 - 前記発光層が、波長変換材料として、量子ドットまたは蛍光体を含む、請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記発光層が、カラーフィルターである、請求項1または2に記載の画像表示装置。
- 前記偏光板が円偏光板として機能する、請求項1から3のいずれかに記載の画像表示装置。
- 前記屈折率調整層の空隙率が5%~99%である、請求項1から4のいずれかに記載の画像表示装置。
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