JP7002267B2 - Inkjet head maintenance mechanism - Google Patents
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Description
本発明は、インクの液滴を吐出する吐出口が配列されたノズルプレートと、前記吐出口に対応する位置に形成され、前記吐出口を外部に露出させる開口部を有し、前記ノズルプレートに積層された保護プレートとを有するインクジェットヘッドを備えたインクジェットプリンタのメンテナンス機構に関する。 The present invention has a nozzle plate in which ejection ports for ejecting ink droplets are arranged, and an opening formed at a position corresponding to the ejection port to expose the ejection port to the outside, and the nozzle plate has an opening. The present invention relates to a maintenance mechanism of an inkjet printer provided with an inkjet head having a laminated protective plate.
従来、インクを吐出するための多数のノズルが設けられたノズル面を有するインクジェットプリンタが種々開発されている。このインクジェットプリンタでは、印刷する際、画質向上のため印刷媒体とインクジェットヘッドノズル面の距離をできるだけ狭めて印字する必要があり、印刷媒体が湿度や温度などの環境によって撓みや浮きが生じることから、印刷媒体がインクジェットヘッドと接触する可能性があり、これに対しては、例えば、図10に示すように、ヘッドノズル面が形成されるノズルプレート36にノズルガード44を装着してノズル面を保護する対策が知られている。
Conventionally, various inkjet printers having a nozzle surface provided with a large number of nozzles for ejecting ink have been developed. In this inkjet printer, when printing, it is necessary to make the distance between the print medium and the inkjet head nozzle surface as narrow as possible in order to improve the image quality, and the print medium bends or floats depending on the environment such as humidity and temperature. The print medium may come into contact with the inkjet head, for example, as shown in FIG. 10, a
また、インクを吐出していない時間では、ノズル面が露出した状態で空気にさらされることから、ノズル面の乾燥防止のため、インクジェットヘッドを囲繞するようにノズル面に当接されるキャッピング部材でノズル面を気密状態に封止するキャッピングを行う機構が採用されている。 In addition, since the nozzle surface is exposed to the air while it is not ejected, the capping member that comes into contact with the nozzle surface so as to surround the inkjet head is used to prevent the nozzle surface from drying out. A capping mechanism that seals the nozzle surface in an airtight state is adopted.
ところで、ノズルガード付きのインクジェットヘッドでは、ノズルガード44がノズルプレート36に接着されているものの、ノズルガード44とノズルプレート36との間に微小な隙間G1ができるため、パージクリーニングやノズル面の払拭動作を行うと、インクやワイプ液等の液体9がこの隙間G1に混入するという問題が指摘されている。このインクやワイプ液等の液体9が隙間G1に混入した状態で、上記キャッピングを行うと、隙間G1に入った液体9が、キャップ271による当接によって押圧され、隙間の空気とともに押し出されてノズル面の周囲から気泡9aが発生することが分かった。
By the way, in an inkjet head with a nozzle guard, although the
この気泡9aがノズル列を覆ってしまうと、初発のインク滴の吐出不良が発生してしまい印刷品質が低下するという不具合の原因にもなる。また、気泡が破裂した際の衝撃でノズルに形成されたメニスカスが破壊され、パージクリーニングを行わないと吐出不良が回復しない場合もある。その一方で、気泡発生防止のために単にキャップ部材の当接圧を低くするだけでは、気密状態が維持できずにノズルの乾燥が早まってしまう。
If the
これに対し従来では、ノズルプレート上の残留インクをノズルプレート部に設けたダミーノズルで吸引・排出する方法が考案されている(例えば、特許文献1参照)。詳述すると、特許文献1に開示された技術では、ノズルのチャネル列に、駆動不能なダミーチャネルを設け、このダミーチャネルが負圧とされた状態でインク液体を供給する。ノズルプレートにはダミーチャネルと連通するダミーノズル孔が設けられており、このダミーノズル孔は、ノズルガードに保持された残留液が吸引可能となっている。これにより、ノズルプレートに液体が残留するのを防止できる。
On the other hand, conventionally, a method of sucking and discharging the residual ink on the nozzle plate with a dummy nozzle provided in the nozzle plate portion has been devised (see, for example, Patent Document 1). More specifically, in the technique disclosed in
しかしながら、上述した特許文献1に開示された技術では、既存のインクジェットヘッドに駆動不能なダミーチャネルを追加するとともに、ダミーチャネルに含まれるダミーノズルを負圧にして残留液を吸引し回収する機構も追加する必要があることから、インクジェットヘッドの構造が複雑になるとともに、インクジェットヘッドの重量も大きくなり、これを駆動するための機構も大型化することとなるため、製造コストが増加するとともに、装置の大型化を招くという問題がある。
However, in the technique disclosed in
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、既存のインクジェットヘッドの複雑化、大型化及び製造コスト増を招くことなく、ノズルガードとヘッドノズル面との隙間に残留したインクやワイプ液がノズルプレート側に気泡として発生するのを防ぎ、インクの吐出不良が発生し印刷品質が低減するのを回避できるインクジェットヘッドのメンテナンス機構を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and the ink and wipe liquid remaining in the gap between the nozzle guard and the head nozzle surface without causing the existing inkjet head to become complicated, large in size, and increase in manufacturing cost. It is an object of the present invention to provide a maintenance mechanism for an inkjet head that can prevent ink jet heads from being generated as bubbles on the nozzle plate side and prevent ink ejection defects from occurring and printing quality from being reduced.
上記目的を達成するため、本発明に係るインクジェットヘッドのメンテナンス機構の特徴は、インクの液滴を吐出する吐出口が配列されたノズルプレートと、前記吐出口に対応する位置に形成され、前記吐出口を外部に露出させる開口部を有し、前記ノズルプレートに積層された保護プレートとを有するインクジェットヘッドを備えたインクジェットプリンタにおいて、前記開口部の周縁において、前記保護プレートに摺動される第1のワイパー手段と、前記開口部内において前記ノズルプレートに摺動される第2のワイパー手段とを備え、前記第1のワイパー手段は、前記保護プレートの前記開口部の周縁部分を押圧した状態で前記保護プレートに摺動され、前記第1のワイパー手段による前記押圧は、前記保護プレートが前記ノズルプレート側に凸となるように湾曲する程度の圧力でなされることを特徴とする。 In order to achieve the above object, the feature of the maintenance mechanism of the inkjet head according to the present invention is a nozzle plate in which ejection ports for ejecting ink droplets are arranged and a nozzle plate at a position corresponding to the ejection port, and the ejection port is formed. In an inkjet printer provided with an inkjet head having an opening for exposing an outlet to the outside and having a protective plate laminated on the nozzle plate, a first sliding on the protective plate at the peripheral edge of the opening. The wiper means is provided with a second wiper means slid to the nozzle plate in the opening, and the first wiper means presses the peripheral edge portion of the opening of the protective plate. The pressing by the first wiper means, which is slid on the protective plate, is characterized by a pressure such that the protective plate is curved so as to be convex toward the nozzle plate.
本発明に係るインクジェットヘッドのメンテナンス機構によれば、ノズルプレートを保護する保護プレートの開口部の周縁において、第1のワイパー手段を保護プレートに摺動させて、残留したインクやワイプ液を払拭するとともに、開口部内において、第2のワイパー手段をノズルプレートに摺動させてインク等を払拭させる。この結果、既存のインクジェットヘッドの複雑化、大型化及び製造コスト増を招くことなく、ノズルガードとヘッドノズル面との隙間に残留したインクやワイプ液がノズルプレート側に気泡として発生するのを防ぎ、インクの吐出不良が発生して印刷品質が低減するのを回避できる。 According to the maintenance mechanism of the inkjet head according to the present invention, the first wiper means is slid on the protective plate at the peripheral edge of the opening of the protective plate that protects the nozzle plate to wipe off the residual ink and wipe liquid. At the same time, in the opening, the second wiper means is slid on the nozzle plate to wipe off the ink and the like. As a result, it is possible to prevent ink and wipe liquid remaining in the gap between the nozzle guard and the head nozzle surface from being generated as bubbles on the nozzle plate side without complicating, increasing the size and increasing the manufacturing cost of the existing inkjet head. , It is possible to avoid deterioration of print quality due to poor ink ejection.
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一若しくは同等の部位や構成要素には、同一若しくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The same or equivalent parts and components are designated by the same or equivalent reference numerals throughout the drawings. However, it should be noted that the drawings are schematic and may differ from the actual ones. In addition, it goes without saying that parts having different dimensional relationships and ratios are included between the drawings. Further, the embodiments shown below exemplify an apparatus or the like for embodying the technical idea of the present invention, and the technical idea of the present invention describes the material, shape, structure, and the like of each component. The arrangement etc. is not specified to the following. The technical idea of the present invention can be modified in various ways within the scope of claims.
(インクジェット印刷装置の全体構成)
本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1の全体構成について詳細に説明する。図1及び図2は、本実施形態に係るインクジェット印刷装置の概略構成を模式的に示し、図3及び図4は制御部の構成及び駆動制御を示し、図5はインクジェットヘッドを下方から示す。
(Overall configuration of inkjet printing equipment)
The overall configuration of the
図1~図3に示すように、本実施形態に係るインクジェット印刷装置1は、シャトルベースユニット2と、フラットベッドユニット3と、シャトルユニット4と、制御部5とを備える。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
シャトルベースユニット2は、シャトルユニット4を支持するとともに、前後方向(副走査方向)にシャトルユニット4を移動させる。シャトルベースユニット2は、架台部11と、副走査駆動モーター12とを備える。架台部11は、シャトルユニット4を支持する基台であり、この架台部11は、矩形枠状に形成されている。架台部11の左右の枠上には、前後方向に延びる副走査駆動ガイド13A,13Bがそれぞれ形成されている。副走査駆動ガイド13A,13Bは、シャトルユニット4を前後方向に移動するようガイドする。副走査駆動モーター12は、シャトルユニット4を前後方向に移動させる駆動手段である。
The
フラットベッドユニット3は、建材や化粧パネル等の基材からなる印刷媒体15を保持する。フラットベッドユニット3は、シャトルベースユニット2の架台部11の内側に配置されている。フラットベッドユニット3は、印刷媒体15が載置される水平面である媒体載置面3aを有する。フラットベッドユニット3は、油圧駆動機構等からなる昇降機構により、媒体載置面3aの高さを調整できるようになっている。
The
シャトルユニット4は、印刷媒体15に画像を印刷する。具体的に、図1~図3に示すように、シャトルユニット4は、筐体21と、主走査駆動ガイド22と、主走査駆動モーター23と、ヘッド昇降ガイド24と、ヘッド昇降モーター25と、ヘッドユニット26とを備える。
The
筐体21は、ヘッドユニット26等の各部を収納する。筐体21は、フラットベッドユニット3を左右方向に跨ぐ門型に形成されている。筐体21は、シャトルベースユニット2の架台部11に支持され、副走査駆動ガイド13A,13Bに沿って移動可能になっている。
The
主走査駆動ガイド22は、ヘッドユニット26を左右方向(主走査方向)に移動するようガイドする。主走査駆動ガイド22は、左右方向に延びる長尺状に形成されている。主走査駆動モーター23は、ヘッドユニット26を左右方向に移動させる駆動手段である。ヘッド昇降ガイド24は、ヘッドユニット26を上下方向に移動するようガイドする。ヘッド昇降ガイド24は、上下方向に細長い形状に形成されている。ヘッド昇降ガイド24は、ヘッドユニット26とともに主走査駆動ガイド22に沿って左右方向に移動可能に構成されている。ヘッド昇降モーター25は、ヘッドユニット26を昇降させる駆動手段である。
The main
ヘッドユニット26は、主走査駆動ガイド22に沿って左右方向に移動しつつ、印刷媒体15へインクを吐出して画像を印刷する。ヘッドユニット26は、4つのインクジェットヘッド31を備える。インクジェットヘッド31は、印刷媒体15へ水性インクを吐出する。4つのインクジェットヘッド31は、左右方向に並列して配置されている。4つのインクジェットヘッド31は、それぞれ異なる色(例えば、シアン、ブラック、マゼンタ、イエロー)のインクを吐出する。
The
また、ヘッドユニット26の待機位置であるホームポジションに移動したヘッドユニット26の下方にキャッピングユニット27がそれぞれ配置されている。インクジェット印刷装置1において、印刷動作の開始前或いは終了後の待機状態では、シャトルユニット4がホームポジションに移動される。このシャトルユニット4の待機位置は、図1において実線で示す位置であり、シャトルベースユニット2の架台部11の後端部となる。このシャトルユニット4の待機状態においてヘッドユニット26は、主走査方向の始端位置(図2中右端)、すなわち副走査駆動ガイド13Bよりも外方の待機位置に移動されている。キャッピングユニット27は、このヘッドユニット26のホームポジションの下方に配置され、ヘッドユニット26に向けてキャップ271が上昇されてインクジェットヘッド31のそれぞれに嵌合されてキャッピングするように配置されている。
Further, the capping
制御部5は、上記各部の動作を制御するモジュールであり、インクジェット印刷装置1全体の動作を統括的に制御する。具体的にこの制御部5は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成され、センサー273を含む各種センサーからの検出信号を受信しつつ、各種制御信号を各部に送出することにより動作を制御する。特に、本実施形態に係る制御部5は、キャップ駆動部274を制御することによって、キャップ271をインクジェットヘッド31に対して相対移動させたり、クリーニング駆動部282を制御して各種パージ動作やワイプ動作を実行させるモジュールとしても機能する。
The
(メンテナンス機構の構成)
次いで、メンテナンス機構の各部の構成について説明する。図4は、本実施形態に係るメンテナンス機構を構成するクリーニングユニット28及びキャッピングユニット27の構成と、制御部5との関係を示す機能ブロック図である。
(Structure of maintenance mechanism)
Next, the configuration of each part of the maintenance mechanism will be described. FIG. 4 is a functional block diagram showing the relationship between the configuration of the
(1)キャッピングユニット27
キャッピングユニット27は、キャップ271及びキャップ駆動部274が収容された基台部272とからなる。キャップ271はインクジェットヘッド31ごとに設けられ、キャップ駆動部274や、キャップ内を洗浄するなどの各種機構は、インクジェットヘッド31ごとに各動作を共通化できる場合には、複数のキャップ271に対して1台だけ設ける構成としてもよい。以下では、説明の便宜上、1つのインクジェットヘッド31に対してそれぞれが1つずつ設けられている構成の例で説明する。
(1)
The capping
キャップ271は、上側に開口した函状とされ、ノズルプレート36に下方から被せることで、1つのインクジェットヘッド31に備えられたすべてのノズル38を含むノズルプレート36の領域を下方から囲んで封止する部材である。キャップ271は、例えば、合成樹脂などのゴム部材のように、適宜の剛性及び弾力性を有する部材からなる。
The
キャップ駆動部274は、基台1a上に設置された基台部272内に収容され、キャップ271の上下方向の高さ位置を選択的に切り換えるための上下移動を行う。このキャップ駆動部274としては、例えば、機械的、電磁的、流体的な適宜の昇降手段を採用することができる。そして、主走査駆動モーター23によって主走査駆動ガイド22上を移動されてキャッピングユニット27の上方に位置された状態のインクジェットヘッドユニット32に対して、キャップ駆動部274は、キャップ271を上下方向に移動させ、キャップ271がノズルプレート36のノズル面を封止する状態と、封止を解除する状態とを切り換えるようになっている。
The
(2)クリーニングユニット28
図6は本実施形態に係るクリーニングユニット28の構成を模式的に示す。図6に示すように、クリーニングユニット28は、ノズルガード44の開口部44a周縁において、ノズルガード44の表面に摺動される第1のワイパー手段としてのローラーワイパー281,281と、ノズルガード44の開口部44a内において、ノズルプレート36の表面に摺動される第2のワイパー手段としてのワイパー285とを備えている。本実施形態では、ノズルプレート36を払拭するワイパー285の両隣りに、開口部44aを挟んで一対のローラーワイパー281,281が配置され、ローラーワイパー281,281は回動しつつ液体を吸収する。
(2)
FIG. 6 schematically shows the configuration of the
詳述すると、ローラーワイパー281,281は、ホルダー部281bに支持された回転軸281aによって軸支された回転体であり、例えば、スポンジやウレタン、不織布等の軟質、且つ液体を吸収する材質で形成されている。ホルダー部281bは支持台284に対して上下方向に移動可能に取付けられており、バネ等の弾性部材283によって上方に向けて付勢され、ノズルガード44に対してワイパー285を摺動させつつ回動させることによってノズルガード44の表面に付着された異物を除去する。また、ローラーワイパー281,281は、弾性部材283によってノズルガード44の開口部44a周縁部分に、この部分を押圧する状態で、回動可能に摺動される。このローラーワイパー281,281による押圧は、ノズルガード44がノズルプレート36側に凸となるように湾曲する程度の圧力でなされる。
More specifically, the roller wipers 281,281 are rotating bodies pivotally supported by a
一方、ワイパー285は、インクジェットヘッド31のノズル面に対して摺動することによってノズル面に付着された異物を除去するように、支持台284上に立設されている。ワイパー285は、例えばゴムブレードなどの弾性変形可能な部材で構成され、本実施形態では長方形の薄板状に形成されている。なお、ワイパー285を構成する材料は、ノズル面を破損させない程度の弾力を有する材料であることが好ましく、ワイピング処理を行うものであればどのような構成を有していてもよい。
On the other hand, the
また、ワイパー285の上端部は、ローラーワイパー281,281の上端面よりも高い位置となるように設定されている。これにより、ローラーワイパー281,281が弾性部材283によってノズルガード44の開口部44a周縁部分に押圧された状態では、ワイパー285の上端部分がノズルガード44の開口部44a内に差しこまれた状態となる。
Further, the upper end portion of the
(メンテナンス方法)
以上説明したメンテナンス機構を動作させることによって、メンテナンス方法を実施することができる。以下に、本実施形態のメンテナンス機構の動作について説明する。図7~図8は、メンテナンス時における動作を示す説明図である。
(Maintenance method)
By operating the maintenance mechanism described above, the maintenance method can be implemented. The operation of the maintenance mechanism of this embodiment will be described below. 7 to 8 are explanatory views showing the operation at the time of maintenance.
インクジェット印刷装置1におけるインクジェットヘッド31のメンテナンス動作の一例は、印刷処理後の待機時に先行して、インクジェットヘッドユニット32を待機位置であるホームポジションに移動させ(図7)、キャッピングによりパージ動作を行い(図8)、その後にインクジェットヘッドユニット32をメンテナンス位置に移動させ、クリーニングユニット28によるワイプ動作(図9)を行い、ホームポジションに戻りキャッピングユニット27によるキャッピングを行う。
As an example of the maintenance operation of the
ワイプ動作では、クリーニング駆動部282によって、クリーニングユニット28上に移動してきたインクジェットヘッド31に対して、ローラーワイパー281,281及びワイパー285を支持する支持台284が上昇される。
In the wipe operation, the
このとき、ワイパー285の上端部が、ローラーワイパー281,281の上端面よりも高い位置となるように設定されていることから、ローラーワイパー281,281が弾性部材283によってノズルガード44の開口部44a周縁部分に押圧され、ワイパー285の上端部分がノズルガード44の開口部44a内に差しこまれた状態となる。
At this time, since the upper end portion of the
そして、この状態において、クリーニング駆動部282は、ローラーワイパー281,281及びワイパー285を、ノズルプレート36の露出面(ノズル面)及びノズルガード44の表面に沿って水平方向に移動させることにより、ノズルプレート36及びノズルガード44に対して摺動させる。この結果、ローラーワイパー281,281が、ノズルガード44に規定の圧力で押圧された状態で回動することで、ノズルガード44とノズルプレート36の隙間に混入したインクや洗浄液をノズルガード44の隙間から排出し、この排出された液体をワイパー285で除去する。
Then, in this state, the
(本実施形態の要旨)
以上説明した本実施形態の要旨は、本発明のインクジェットヘッドのメンテナンス機構であり、その特徴は以下の通りである。
(Summary of this embodiment)
The gist of the present embodiment described above is the maintenance mechanism of the inkjet head of the present invention, and its features are as follows.
すなわち、本発明であるインクジェットヘッドのメンテナンス機構としての第1の特徴は、
インクの液滴を吐出する吐出口としてのノズル38が配列されたノズルプレート36と、ノズル38に対応する位置に形成され、ノズル38を外部に露出させる開口部44aを有し、ノズルプレート36に積層された保護プレートであるノズルガード44とを有するインクジェットヘッド31を備えたインクジェット印刷装置1において、
開口部44aの周縁において、ノズルガード44に摺動される第1のワイパー手段としてのローラーワイパー281,281と、
開口部44a内においてノズルプレート36に摺動される第2のワイパー手段としてのワイパー285と
を備えることにある。
That is, the first feature of the maintenance mechanism of the inkjet head of the present invention is.
The
A roller wiper 281,281 as a first wiper means slid to the
A
本発明の第2の特徴は、上記発明において、ワイパー285が、ノズルガード44の開口部44a周縁部分を押圧した状態でノズルガード44に摺動されることにある。
The second feature of the present invention is that, in the above invention, the
本発明の第3の特徴は、上記発明において、ローラーワイパー281,281による押圧が、ノズルガード44がノズルプレート36側に凸となるように湾曲する程度の圧力でなされることにある。
The third feature of the present invention is that, in the above invention, the pressing by the roller wipers 281,281 is performed with a pressure such that the
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。 It should be noted that the present invention is not limited to the above embodiment as it is, and at the implementation stage, the components can be modified and embodied within a range that does not deviate from the gist thereof. In addition, various inventions can be formed by an appropriate combination of the plurality of components disclosed in the above-described embodiment. For example, some components may be removed from all the components shown in the embodiments.
(作用・効果)
本実施形態によれば、ノズルガード44の開口部44a周縁において、ノズルガード44の表面に摺動される第1のワイパー手段としてのローラーワイパー281,281と、ノズルガード44の開口部44a内において、ノズルプレート36の表面に摺動される第2のワイパー手段としてのワイパー285とを備えているため、ローラーワイパー281,281によってノズルガード44を払拭し、ワイパー285によって開口部44a内のノズルプレート36を払拭することができる。
(Action / effect)
According to the present embodiment, at the peripheral edge of the
このようなワイプ動作では、ローラーワイパー281,281がノズルガード44の開口部44a周縁部分に押圧された状態で、ワイパー285を開口部44a内でノズルプレート36のノズル面に摺動させることができることから、ノズルガード44とノズルプレート36の隙間に混入したインクや洗浄液をノズルガード44の隙間から排出し、この排出された液体をワイパー285で除去することができる。
In such a wiping operation, the
特に、ローラーワイパー281,281による押圧は、ノズルガード44がノズルプレート36側に凸となるように湾曲する程度の圧力でなされるため、ノズルプレート36とノズルガード44との間の隙間から、インク等の液体を十分に押し出すことができる。
In particular, the pressing by the roller wipers 281,281 is performed with a pressure such that the
この結果、キャッピング動作時に作用する圧力による気泡発生を防ぐことができ、ノズルプレート36上に残ったインクをワイパー285で効率よく吸収することができ、インクの吐出不良が発生したり、ノズル面に残留したインク等の液滴がボタ落ちしたりするのを防止することができ、印刷品質が低減するのを回避できる。
As a result, it is possible to prevent the generation of air bubbles due to the pressure acting during the capping operation, and the ink remaining on the
1…インクジェット印刷装置
1a…基台
2…シャトルベースユニット
3…フラットベッドユニット
3a…媒体載置面
4…シャトルユニット
5…制御部
9…液体
9a…気泡
11…架台部
12…副走査駆動モーター
13A,13B…副走査駆動ガイド
15…印刷媒体
21…筐体
22…主走査駆動ガイド
23…主走査駆動モーター
24…ヘッド昇降ガイド
25…ヘッド昇降モーター
26…ヘッドユニット
27…キャッピングユニット
28…クリーニングユニット
31…インクジェットヘッド
32…インクジェットヘッドユニット
36…ノズルプレート
38…ノズル
44…ノズルガード
44a…開口部
271…キャップ
272…基台部
273…センサー
274…キャップ駆動部
281,281…ローラーワイパー
281a…回転軸
281b…ホルダー部
282…クリーニング駆動部
283…弾性部材
284…支持台
285…ワイパー
1 ... Inkjet printing device 1a ...
Claims (1)
前記開口部の周縁において、前記保護プレートに摺動される第1のワイパー手段と、
前記開口部内において前記ノズルプレートに摺動される第2のワイパー手段と、を備え、
前記第1のワイパー手段は、前記保護プレートの前記開口部の周縁部分を押圧した状態で前記保護プレートに摺動され、
前記第1のワイパー手段による前記押圧は、前記保護プレートが前記ノズルプレート側に凸となるように湾曲する程度の圧力でなされること
を特徴とするインクジェットヘッドのメンテナンス機構。 It has a nozzle plate in which ejection ports for ejecting ink droplets are arranged, and an opening formed at a position corresponding to the ejection port to expose the ejection port to the outside, and is laminated on the nozzle plate for protection. In an inkjet printer with an inkjet head with a plate
A first wiper means slid on the protective plate at the periphery of the opening,
A second wiper means, which is slid on the nozzle plate in the opening, is provided .
The first wiper means is slid on the protective plate while pressing the peripheral edge portion of the opening of the protective plate.
The pressing by the first wiper means is performed with a pressure such that the protective plate is curved so as to be convex toward the nozzle plate.
Inkjet head maintenance mechanism featuring.
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