JP7095711B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents
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Description
図1に、車載の電動システム1の概略回路図を示す。電動システム1は、スイッチング電源2、インバータ3、モータ4、コントローラ5を備える。スイッチング電源2は、バッテリ11の電圧を昇圧し、外部負荷であるインバータ3に印加する。インバータ3は、直流を3相交流に変換し、モータ4に印加する。コントローラ5は、スイッチング電源2およびインバータ3の動作を制御する。
スイッチング電源2は、バッテリ11、制御部12、スナバ回路13、平滑部14、バスバー21および22を備える。制御部12、平滑部14、バスバー21および22によって、主回路が構成されている。バスバー21および22は、銅板である。制御部12は、バスバー21および22の間に直列接続された、スイッチング素子SW1およびSW2を備える。バッテリ11の正端子は、インダクタL1を介して、スイッチング素子SW1およびSW2の中間接続ノードに接続されている。バッテリ11の負端子は、バスバー22に接続されている。バスバー22は基準電圧部位GNDに接続されている。バスバー22は低位電源線であり、バスバー21は高位電源線である。また制御部12は、寄生インダクタンスLp3を有している。
磁気結合定数κについて説明する。スナバ回路13の共振モードをa1、主回路(制御部12、平滑部14、バスバー21および22)の共振モードをa2とする。この場合、系全体の振る舞いは、下式1で表される。
図3に、比較例のスイッチング電源102を示す。比較例のスイッチング電源102は、バスバー21(高位電源線)とバスバー22(低位電源線)との間に、スナバ回路113を接続している。スナバ回路113は、抵抗部R100、容量部C100、寄生インダクタンスL100が直列接続された構成を有する。スナバ回路113によりリンギングのエネルギーを消費し、電磁ノイズを抑制することができる。しかし、バスバー21と22との接続経路上に容量部C100が配置されている。この容量部C100が絶縁破壊した場合に、バスバー21と22とがショートしてしまう。一方、本実施例に係るスイッチング電源2(図1)では、主回路が備えるバスバー21に、スナバ回路13が磁気結合している構造を有する。主回路のスイッチング素子SW1およびSW2から発生するリンギングのエネルギーを、磁気結合したスナバ回路13によって消費することができる。そしてスナバ回路13は、磁気結合によりエネルギーを消費する形態であるため、バスバー21と22との接続経路上に容量部Csnbを配置する必要がない。容量部Csnbの絶縁破壊によるショート発生の事態を回避することが可能となる。
スナバ回路13を、パワーモジュール30内部のリード線36を介して主回路に結合させることができる。スナバ回路13をパワーモジュール30に内蔵できるため、スイッチング電源2の小型化が可能となる。
制御部12内のスイッチング素子SW1およびSW2から発生するリンギングのエネルギーを、結合コンデンサCcによって電気的に結合しているスナバ回路13によって消費することができる。また、スナバ回路13はフローティング状態であるため、容量部Csnbが絶縁破壊した場合においても、ショートの発生を回避することができる。
スナバ回路13は、主回路が備えているバスバー21の経路上であれば、何れの位置に配置されていてもよい。すなわちスナバ回路13の配置位置は、バスバー21のうち、制御部12と平滑部14との間を接続する領域(図2)に限られない。例えば、バスバー21のうち、平滑部14とインバータ3との間を接続する領域にスナバ回路13を配置してもよい。
Claims (6)
- スイッチング素子を備えた主回路と、抵抗部と容量部と結合部が直列接続された閉回路を備えるスナバ回路と、を備えるスイッチング電源装置であって、
前記スナバ回路は、前記主回路と絶縁されており、
前記結合部は、前記主回路が備える第1導電線と磁気的または電気的に結合している、スイッチング電源装置。 - 前記第1導電線は、少なくとも一部に第1平面部を備えており、
前記結合部は、第2平面部を備えた導電線であり、
前記第2平面部が前記第1平面部に対して絶縁されているとともに略平行に配置されている、請求項1に記載のスイッチング電源装置。 - 前記主回路の損失率をγ1とし、前記スナバ回路の損失率をγ2とした場合に、前記結合部と前記第1導電線との磁気結合定数κは、κ>(γ1-γ2)/2の関係が成立する、請求項2に記載のスイッチング電源装置。
- 前記結合部は、前記スナバ回路と前記第1導電線とを接続するコンデンサである、
請求項1に記載のスイッチング電源装置。 - 前記主回路は、前記スイッチング素子が配置された制御部と、平滑コンデンサが配置された平滑部と、を備えており、
前記第1導電線は、前記制御部と前記平滑部との間を接続するバスバー、または、前記平滑部と外部負荷との間を接続するバスバーである、請求項1~4の何れか1項に記載のスイッチング電源装置。 - 前記主回路は、
前記スイッチング素子と接続される導電板と、
前記スイッチング素子、および、前記スイッチング素子と前記導電板との接続部を覆う樹脂部と、
を備えており、
前記第1導電線は、前記導電板のうち前記樹脂部で覆われた領域である、請求項1~5の何れか1項に記載のスイッチング電源装置。
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JP2020021845A JP7095711B2 (ja) | 2020-02-12 | 2020-02-12 | スイッチング電源装置 |
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