JP7092572B2 - 乳酸発酵飲料又は食品、及びその製造方法 - Google Patents
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Description
(1)籾、玄米、精米、赤糠、中糠、白糠、上白糠、及びその組み合わせからなる群から選択される米原料を原材料とし、ジアセチルの含有量が0.02ppb未満であり且つヘキサナールの含有量が30ppb未満である乳酸発酵飲料又は食品、である。
(2)上記飲料又は食品中に含まれる糖全体に対して50質量%以上の単糖類を含む、上記(1)に記載の飲料又は食品、である。
(3)上記飲料又は食品中に含まれる糖全体に対して70質量%以上の単糖類を含む、上記(1)に記載の飲料又は食品、である。
(4)上記飲料又は食品中に含まれる糖全体に対して80質量%以上の単糖類を含む、上記(1)に記載の飲料又は食品、である。
(5)上記飲料又は食品の有する酸度に対する甘味度の割合が3.3~6.0である、上記(1)~(4)のいずれかに記載の飲料又は食品、である。
(6)上記割合が3.7~3.9である、上記(5)に記載の飲料又は食品、である。
(7)上記飲料又は食品はラクトバチルス・サケイに属する菌株である乳酸菌を含む、上記(1)~(6)のいずれかに記載の飲料又は食品、である。
(9)籾、玄米、精米、赤糠、中糠、白糠、上白糠、及びその組み合わせからなる群から選択される米原料を原材料とし、少なくとも1つ以上の乳酸菌により乳酸発酵をする発酵工程を含む、ジアセチルの含有量が0.02ppb未満であり且つヘキサナールの含有量が30ppb未満である乳酸発酵飲料又は食品の製造方法、である。
本実施形態において、乳酸発酵飲料又は食品の製造は、米原料を原材料として用いて、概ね、仕込み工程、液化工程、糖化工程、及び発酵工程を含む。
本実施形態においては、籾、玄米、精米、赤糠、中糠、白糠、上白糠、及びその組み合わせから選択された米原料を、所定の粒度になるまで粉砕処理した米粉を原材料として用い、当該米粉を純水と混合する。その際の米粉と純水の割合は、適宜調整されることが可能である。一例としては、米粉が10質量%~50質量%、好ましくは15質量%~40質量%、より好ましくは20質量%~30質量%となるように純水の量が調整される。
上記仕込み工程によって得られた純水と米粉の混合液に液化反応を行って、上記混合物中に含まれるデンプンの糖鎖を切断して、低分子の糖類に分解するための液化工程を行う。具体的には、純水と米粉の混合物に、所定の液化酵素を添加する。その後、得られた溶液を、添加した液化酵素の反応温度まで上げ、所定の反応時間で液化反応させ、液化液を得る。この液化反応には、沸騰湯浴などのバッチ加熱式液化装置や、ジェットクッカーなどの連続式液化装置を利用することができる。
液化工程によって得られた液化液を、糖化酵素の反応温度まで低下させ、糖化酵素を添加し糖化反応を行って、液化工程によって生成された低分子の糖類を単糖類及び少糖類にさらに分解するための糖化工程を行う。なお、この糖化工程においては、所望の糖組成の糖化液を得るために、糖化酵素に加えて枝切り酵素をさらに添加することも可能である。また、糖化反応を効率的に行うために、糖化酵素に加えてタンパク質分解酵素をさらに添加することも可能である。具体的には、液化液に上記各酵素を添加し、添加した酵素の反応温度まで上げ、所定の反応時間で糖化反応させ、糖化液を得る。
上記工程によって得られた糖化液を、乳酸菌の発酵温度まで低下させ、乳酸菌を添加して乳酸発酵をする、発酵工程を行う。具体的には、得られた糖化液を所定の発酵温度まで冷却し、所定量の乳酸菌培養液を添加して、所定の発酵時間で乳酸発酵を行い、発酵液を得る。
上記発酵工程によって得られた発酵液は、そのまま乳酸発酵飲料として用いることが可能であるが、当該発酵液に所定の後処理を行って、所望の形態の乳酸発酵飲料又は食品とすることが可能である。後処理の一例としては、シロップ状にするための濃縮工程、所望の添加物(香料など)を加える工程、炭酸飲料、果汁飲料、アルコール飲料などと混合する工程、食品加工工程などが挙げられる。
上記のとおり、本実施形態においては、上記発酵工程によって得られた発酵液をそのまま乳酸発酵飲料として用いることが可能である。このとき、得られた発酵液中に含まれるジアセチル及びヘキサナールの濃度が所定量以下であることが好ましいことが見出された。理論に拘束されるわけではないが、高濃度のジアセチル及びヘキサナールは、発酵液に対して、乳酸発酵飲料や当該食品の香味としては望ましくない「発酵臭」を付与するものと考えられる。具体的には、ジアセチルについては、0.02ppb未満、好ましくは0.01ppb未満、より好ましくは未検出であるのが良い。また、ヘキサナールについては、30ppb未満、好ましくは20ppb未満、より好ましくは未検出であるのが良い。ジアセチル及びヘキサナールが上記既定の範囲内であれば、発酵液をそのまま、好ましい香味を示す乳酸発酵飲料とすることができる。
1.糖組成の測定
本実施形態において、発酵に用いる糖化液又は発酵液に含まれる糖類の組成は、公知の測定法を適宜用いて測定することができる。一例としては、当該糖化液又は発酵液を精製後、純水で所定のBrixに希釈し、所定の細孔サイズのフィルターに通液させたのち、高速液体クロマトグラフィー(HPLC:例えば、商品名「Alliance(登録商標)HPLCシステム」(日本ウォーターズ社製))によって測定することができる。
本実施形態において、糖化液又は発酵液中の各糖類の濃度は、公知の測定法を適宜用いて測定することができる。一例としては、当該糖化液又は発酵液を精秤・精製後、内部標準物質を添加した後、メスフラスコ等を用いて定容したものを所定の細孔サイズのフィルターに通液させたのち、高速液体クロマトグラフィー(HPLC:例えば、商品名「Alliance(登録商標)HPLCシステム」(日本ウォーターズ社製))によって測定することができる。なお、糖化液又は発酵液中に含まれる単糖類、二糖類、三糖類の主な糖はグルコース、マルトース、マルトトリオースであること、及び四糖類以上には分岐糖も含まれるが直鎖糖と分岐糖の甘味度に大きな違いがなく、分枝糖が含まれていたとしても含量が少ないため、各糖類について下記に記載する糖の甘味度を用いて算出することができる。具体的には、単糖類はグルコース、二糖類はマルトース、三糖類はマルトトリオース、四糖類はマルトテトラオース、五糖類はマルトペンタオース、六糖類以上はマルトヘキサオースとマルトヘプタオースの平均値を用いることが可能である。
本実施形態において、乳酸発酵飲料の甘味度は、得られた発酵液に含まれる各糖類の濃度に、単糖類、二糖類、三糖類、四糖類、五糖類、六糖類ごとにあらかじめ決められた甘味度を掛け合わせることにより算出される。なお、この各糖類ごとにあらかじめ決められた甘味度としては、例えば精糖工業会発行の「甘味料の総覧」に記載の甘味度が用いられる。発酵工程により得られた発酵液の酸度の測定は、採取した所定量の発酵液にフェノールフタレイン指示薬を添加した後、1/10規定の標準苛性ソーダ溶液を滴下して指示薬が発色したときの苛性ソーダ溶液の滴下量を酸度として測定する。そして、発酵工程により得られた発酵液の酸度に対する甘味度の割合は、上記方法によって算出された甘味度を上記方法によって測定された酸度で除することによって算出される。
乳酸発酵飲料又は食品中に含まれる香味成分であるジアセチル及びヘキサナールの濃度は、公知の測定法を適宜用いて測定することができる。一例としては、発酵により得られた発酵液から適量試料を採取し、ヘッドスペース型ガスクロマトグラフィー質量分析計(GC-MS:例えば、商品名「GL-2010」(島津製作所社製)及び商品名「ヘッドスペースオートサンプラー HS-20」(島津製作所社製))によって測定することができる。
原材料には、うるち米の精米を粉砕した米粉を用いた。当該米粉に純水を加えて、濃度が22.5質量%となるように調整した。次に、得られた混合液に、液化酵素として、13,100JLU/g(測定法はJIS K7001-1990による)の力価を有する商品名「クライスターゼT10S」(天野エンザイム社製)を米粉1gに対して32.8JLU添加した。その後、得られた反応液を、90℃になるまで昇温し、当該温度にて60分間保持した。次に、当該反応液を60℃にまで冷却し、液化反応を停止させ、液化液を得た。
得られた糖化液の糖組成は糖類の組成は、当該糖化液のBrixを純水で5%に調製し、活性炭ミクロスパーテル1杯(約0.003g)を添加後細孔サイズ5.0μmのメンブレンフィルターに通し、さらにイオン交換樹脂ダイヤイオンPK218およびダイヤイオンPA406(以上、三菱ケミカル社製)で精製し、細孔サイズ0.45μmのメンブレンフィルターに通したのちに、商品名「Alliance(登録商標)HPLCシステム」(日本ウォーターズ社製)に供して分析した。
(測定条件)
カラム:商品名「ULTRON PS-80N」(島津ジーエルシー社製)
溶媒:純水
温度:60℃
流速:0.6mL/min
検出:RI(示差屈折率)
得られた発酵液中に含まれる各糖類の濃度は次の方法で定量した。得られた発酵液約5gを精秤し、活性炭ミクロスパーテル1杯(約0.003g)を添加後加熱した液を5μmのメンブレンフィルター、イオン交換式カラム(商品名:「InertSep mini MC-1」、「InertSep mini MA-1」(以上、ジーエルサイエンス社製)の順に精製した。洗液を加えた本精製液全量と内部標準用1-プロパノール10%溶液400μLをメスフラスコに加え、10mLにメスアップした。これを細孔サイズ0.45μmのメンブレンフィルターに通したのちに、商品名「Alliance(登録商標)HPLCシステム」(日本ウォーターズ社製)に供して分析し、各糖類のピーク面積を求めた。なお、比較サンプルは、精秤したグルコース0.1gと内部標準用1-プロパノール10%溶液1mLを、メスフラスコを用いて25mLにメスアップし、これを細孔サイズ0.45μmのメンブレンフィルターに通したものを同様に分析した。
(測定条件)
カラム:商品名「ULTRON PS-80N」(島津ジーエルシー社製)
溶媒:純水
温度:60℃
流速:0.6mL/min
検出:RI(示差屈折率)
試料注入量:10μL
・各糖類の濃度(w/w)=10×0.4×(発酵液分析における各糖類のピーク面積/発酵液分析におけるプロパノールのピーク面積)/(比較サンプル分析におけるグルコースのピーク面積/比較サンプル分析におけるプロパノールのピーク面積)/精秤した発酵液の量(g)
乳酸発酵を行って得られた乳酸発酵飲料(発酵液)の甘味度は、精糖工業会発行の「甘味料の総覧」に記載の甘味度にしたがって、各糖類ごとに以下のとおり算出した(表1)。なお、それぞれの数値は、単糖類はグルコース、二糖類はマルトース、三糖類はマルトトリオース、四糖類はマルトテトラオース、五糖類はマルトペンタオース、六糖類以上はマルトヘキサオースとマルトヘプタオースの平均値を用いた。各糖類には上記以外のものも含まれることがあるが、単糖類、二糖類、三糖類の主な糖がグルコース、マルトース、マルトトリオースであること、四糖類以上は分岐糖も含まれるが直鎖糖と分岐糖の甘味度に大きな違いがなく含量も少ないため、上記以外の糖が含まれていたとしても甘味度の算出において特段の誤差を生むものではない。
得られた乳酸発酵飲料(発酵液)中に含まれる香味成分であるジアセチル及びヘキサナールの濃度は、100mLバイアルに1mLサンプルを入れたヘッドスペース部をヘッドスペース(商品名「HS-20」(島津製作所社製))を用いて、本体(商品名「GL-2010」(島津製作所社製))に供して分析した。定量用スタンダードは、ジアセチル、ヘキサナールが100ppmとなるようアセトニトリルにて希釈し、さらに段階的に純水で希釈して100ppb溶液を調製し、同条件で分析した。
(測定条件)
・カラム条件
カラム:商品名「DB-WAX」(アジレント・テクノロジー社製)
カラム温度:35℃×5分ホールド、昇温速度5℃/分、240℃×4分ホールド
・インジェクション条件
注入モード:スプリット
気化室温度:25℃
キャリアーガス:ヘリウム
圧力:100kPa
全流量:3.7mL/min
・検出条件
検出:FID
温度:250℃
メイクアップガス:窒素
メイクアップ流量:30mL/分
水素ガス流量:40mL/分
Air流量:400mL/分
上記「糖化液の調製」に記載した方法において、添加する糖化酵素、枝切り酵素、及びタンパク質分解酵素の添加量及び反応時間を適宜変更して、糖組成の異なる複数の糖化液を得た。そして、各糖化液を概ね30℃まで冷却したのち、各糖化液から前培養用の糖化液をそれぞれ分取した。そして、各糖化液から前培養用の糖化液をそれぞれ分取した。分取した糖化液に、乳酸菌としてラクトバチルス・サケイ AK株(株式会社秋田今野商店より入手)を糖化液300mLに対して5体積%添加し、30℃にて24時間、前培養した。次に、本培養液として用いる各糖化液に対して、前培養した各前培養液を5体積%添加して、30℃にて本培養した。その後、得られた本培養液を90℃で達温殺菌し、乳酸菌を死滅させ酸度の増加を止めた。このとき、本培養する時間を各糖化液ごとに調整し、それぞれ異なる酸度の発酵液を得た。そして、得られた各発酵液について、各糖類の濃度を「各糖類の濃度の測定」に記載の方法にしたがって算出し、「酸度に対する甘味度の割合の算出」に記載の方法にしたがって、酸度に対する甘味度の割合を算出した。最終的に、糖化液の糖組成と、発酵液の各糖類の濃度、発酵液の酸度に対する甘味度の割合がそれぞれ異なる参考例1~参考例5の乳酸発酵飲料(発酵液)を得た(表2)。
[実施例1]
上記「糖化液の調製」に記載の方法にしたがって、表3に記載の糖組成を有する糖化液を得た。得られた糖化液の糖組成は、「糖組成の測定」に記載の方法にしたがって測定した(表3)。当該糖化液を概ね30℃まで冷却したのち当該糖化液から前培養用の糖化液を分取した。そして、分取した糖化液に、乳酸菌として、自然界から採取され冷凍保存されたラクトバチルス・サケイ株No.7(受託番号:NITE P-02728)の菌体を糖化液300mLに対して白金耳3回分の採取量の割合で添加し、30℃にて72時間、前培養した。次に、本培養液として用いる糖化液に対して、前培養液を5体積%の割合で添加して、30℃にて24時間、本培養した。その後、得られた本培養液を90℃で達温殺菌し、乳酸菌を死滅させ酸度の増加を止めた。これにより得られた乳酸発酵飲料(発酵液)について、糖組成を「糖組成の測定」に記載の方法、各糖類の濃度を「各糖類の濃度の測定」の方法、酸度に対する甘味度の割合を「酸度に対する甘味度の割合の算出」に記載の方法にしたがって、それぞれ算出した(表3)。また、得られた乳酸発酵飲料(発酵液)中に含まれるジアセチル及びヘキサナールの濃度は、「香味成分の測定」に記載の方法にしたがって測定した(表3)。
実施例1においては、乳酸菌としてラクトバチルス・サケイ株No.7を用いたが、実施例2においては自然界から採取されたラクトバチルス・サケイ株No.16(受託番号:NITE P-02729)を用いて乳酸発酵を行い、それ以外の各工程は実施例1と同様の方法により、乳酸発酵飲料(発酵液)を得た。得られた発酵液の糖組成、各糖類の濃度、酸度に対する甘味度の割合、香味成分の濃度はそれぞれ表3に示す通りであった。なお、糖組成は実施例1と同じ糖化液であるため、実施例1の糖組成と同じである。
実施例1においては、乳酸菌としてラクトバチルス・サケイ株No.7を用いたが、比較例1~3においては自然界から採取されたそれぞれ異なる他のラクトバチルス・サケイ株を用いて乳酸発酵を行い、それ以外の各工程は実施例1と同様の方法により、乳酸発酵飲料(発酵液)を得た。得られた発酵液の糖組成、各糖類の濃度、酸度に対する甘味度の割合、香味成分の濃度はそれぞれ表3に示す通りであった。なお、糖組成は実施例1と同じ糖化液であるため、実施例1の糖組成と同じである。
実施例1においては、乳酸菌としてラクトバチルス・サケイ株No.7を用いたが、クリスチャン・ハンセン社から購入したラクトバチルス・カゼイ株(比較例4)、同じくクリスチャン・ハンセン社から購入したラクトバチルス・アシドフィルス株(比較例5)を用いて乳酸発酵を行った。発酵は、購入したフリーズドライ状の各菌株の粒を、前培養液300mLに対して5粒程度添加して、30℃にて24時間、前培養した。その後の本培養は、実施例1と同様に行った。また、他の各工程も、実施例1と同様の方法により行い、乳酸発酵飲料(発酵液)を得た。得られた発酵液の糖組成、各糖類の濃度、酸度に対する甘味度の割合、香味成分の濃度はそれぞれ表3に示す通りであった。なお、糖組成は実施例1と同じ糖化液であるため、実施例1の糖組成と同じである。
識別の表示:乳酸菌株No.7
・受託番号:NITE P-02728
・受託日:2018年6月13日
・寄託機関:独立行政法人製品評価技術基盤機構/特許微生物寄託センター
識別の表示:乳酸菌株No.16
・受託番号:NITE P-02729
・受託日:2018年6月13日
・寄託機関:独立行政法人製品評価技術基盤機構/特許微生物寄託センター
Claims (7)
- 籾、玄米、精米、赤糠、中糠、白糠、上白糠、及びその組み合わせからなる群から選択される米原料を原材料とし、ジアセチルの含有量が0.02ppb未満であり且つヘキサナールの含有量が30ppb未満であり、ラクトバチルス・サケイ(Lactobacillus Sakei)株No.7(受託番号:NITE P-02728)及びラクトバチルス・サケイ株No.16(受託番号:NITE P-02729)の少なくともいずれか一方である乳酸菌を含む、乳酸発酵飲料又は食品。
- 前記飲料又は食品中に含まれる糖全体に対して50質量%以上の単糖類を含む、請求項1に記載の飲料又は食品。
- 前記飲料又は食品中に含まれる糖全体に対して70質量%以上の単糖類を含む、請求項1に記載の飲料又は食品。
- 前記飲料又は食品中に含まれる糖全体に対して80質量%以上の単糖類を含む、請求項1に記載の飲料又は食品。
- 前記飲料又は食品の有する酸度に対する甘味度の割合が3.3~6.0である、請求項1~4のいずれか一項に記載の飲料又は食品。
- 前記割合が3.7~3.9である、請求項5に記載の飲料又は食品。
- 籾、玄米、精米、赤糠、中糠、白糠、上白糠、及びその組み合わせからなる群から選択される米原料を原材料とし、少なくとも1つ以上の乳酸菌により乳酸発酵をする発酵工程を含む、ジアセチルの含有量が0.02ppb未満であり且つヘキサナールの含有量が30ppb未満である乳酸発酵飲料又は食品の製造方法であって、前記少なくとも1つ以上の乳酸菌がラクトバチルス・サケイ(Lactobacillus Sakei)株No.7(受託番号:NITE P-02728)及びラクトバチルス・サケイ株No.16(受託番号:NITE P-02729)の少なくともいずれか一方である、前記製造方法。
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日本醸造協会誌,2004年,99(5),315-323 |
日本醸造協会雑誌,1967年,62(8),826-834 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2020000017A (ja) | 2020-01-09 |
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