JP7084831B2 - Pachinko machine - Google Patents
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Description
本発明は、遊技機に関する。 The present invention relates to a gaming machine .
従来、遊技機では遊技者の遊技への注目度を高くするために様々な演出を実行している。例えば下記の特許文献1には、右目用画像と左目用画像とを元画像として表示する液晶表示パネルの手前側に、視差バリア画像を表示する液晶表示パネルを配置することで、右目用画像と左目用画像に基づく立体像を仮想表示する遊技機が記載されている。この遊技機は、仮想表示技術を用いて立体感のある演出を実行することで、遊技者の遊技に対する注目度を高めようとしている。
Conventionally, in a gaming machine, various effects are performed in order to raise the degree of attention of a player to a game. For example, in
しかしながら、上記従来の遊技機では、元画像を表示する液晶表示パネルの他に、視差バリア画像を表示する液晶表示パネルが必要である上、遊技者の姿勢等に応じた視差バリア画像を表示するために遊技者の目の位置を検出するカメラや画像処理装置等が必要となるので、コスト上昇が不可避となるおそれがある。 However, in the above-mentioned conventional gaming machine, in addition to the liquid crystal display panel for displaying the original image, a liquid crystal display panel for displaying the parallax barrier image is required, and the parallax barrier image is displayed according to the posture of the player and the like. Therefore, a camera, an image processing device, or the like that detects the position of the player's eyes is required, which may inevitably increase the cost.
本発明は、上記事情に鑑み、シンプルな構成により立体像を表示可能な低コストの表示装置を備える遊技機を提供することを目的とする。 In view of the above circumstances, it is an object of the present invention to provide a gaming machine provided with a low-cost display device capable of displaying a stereoscopic image with a simple configuration.
本発明に係る遊技機が備える演出装置では、元像からの光を遊技者側に伝達する光路において、元像表示部と集光部とが対面している。そして、元像表示部と集光部と光路中の距離dが集光部の焦点距離fよりも大きくなっている。この距離dが焦点距離fよりも大きければ、集光部によって集められる元像からの光が遊技者側で結像し、立体的な実像として遊技者に視認させることが可能である。 In the staging device included in the gaming machine according to the present invention, the original image display unit and the condensing unit face each other in the optical path for transmitting the light from the original image to the player side. The distance d between the original image display unit, the condensing unit, and the optical path is larger than the focal length f of the condensing unit. If this distance d is larger than the focal length f, the light from the original image collected by the condensing unit is imaged on the player side, and the player can visually recognize it as a three-dimensional real image.
このように本発明に係る遊技機が備える演出装置は、元像表示部に対して集光部を対面させるという極めて簡単な構成によって立体的な表示が可能な装置であり、低コストで実現可能である。そして、この表示装置が組み込まれた遊技機は、コスト上昇を抑えながら立体表示を可能とした価格競争力の高い遊技機となっている。 As described above, the staging device included in the gaming machine according to the present invention is a device capable of three-dimensional display with an extremely simple configuration in which the condensing unit faces the original image display unit, and can be realized at low cost. Is. A gaming machine incorporating this display device is a highly price-competitive gaming machine that enables stereoscopic display while suppressing cost increases.
本発明に係る遊技機が備える表示装置の場合、立体像を光学的に結像させる原理のため、立体像を視認する際の遊技者の視線方向の変動に対して、立体像の見え方や位置の変動が少ないという利点がある。一方、右目用画像と左目用画像とを表示する液晶表示パネルの手前側に、視差バリア画像を表示する液晶表示パネルを配置することで、立体像を仮想的に知覚させる上記の特許文献1の構成の場合、液晶表示パネルを見込む視線の方向に応じて立体像に揺らぎ等が生じるおそれがある。このように立体像の揺らぎによって遊技者が目を回してしまうおそれがあり、遊技者が船酔いに似通った状況に陥ってしまうおそれがある。この点、立体像の見え方や位置変動が少ない本発明に係る遊技機の表示装置の場合、遊技者が不快感を感じるおそれが少なくなっている。
In the case of the display device included in the gaming machine according to the present invention, since the principle of optically forming a three-dimensional image, the appearance of the three-dimensional image and the appearance of the three-dimensional image with respect to the change in the line-of-sight direction of the player when visually recognizing the three-dimensional image It has the advantage that there is little change in position. On the other hand, according to the above-mentioned
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、遊技者が視認可能に立体像を表示可能なパチンコ遊技機(遊技機)1に関する例である。この内容について、図1~図7を用いて説明する。
Embodiments of the present invention will be specifically described with reference to the following examples.
(Example 1)
This example is an example relating to a pachinko gaming machine (gaming machine) 1 capable of displaying a stereoscopic image so that the player can visually display it. This content will be described with reference to FIGS. 1 to 7.
図1に例示のパチンコ遊技機1は、大当たり抽選に当選したときに大当たり状態を発生させる遊技機である。このパチンコ遊技機1では、始動口12への入賞に応じて大当たり状態(特別遊技状態)の抽選(大当たり抽選、特図判定)が実行され、抽選結果を表す図柄変動が実行される、いわゆるセブン機である。このパチンコ遊技機1では、大当たり状態以外の遊技状態として、遊技者側の有利度合いが低い通常状態のほか、特図判定の当選確率が高くなる確率変動状態(確変状態)、大当たり図柄の変動時間が短くなる時短状態等が設定されている。
The
パチンコ遊技機1は、台枠1Bに取り付けられた開閉扉13を有し、その内側の遊技盤130Aの表面に略円形状の遊技領域130が形成された遊技機である。遊技領域130の左側下部にはスピーカ131が配置され、遊技領域130の下側には上皿135及び下皿137が遊技者側に張り出すように設けられている。上皿135は、入賞に応じて払い出された賞球や、貸玉等を受け入れて玉を貯留する受け皿である。下皿137は、上皿135の収容限度を超える玉を受け入れる皿である。上皿135の右下には、上皿135の玉を遊技領域130に向けて発射するための操作ハンドル15が立設されている。
The
開閉扉13は、パチンコ遊技機1に対面して左側に位置するヒンジ133を介して回動可能な状態で台枠1Bに固定されている。開閉扉13には、遊技領域130に対応する略円形状の透明窓139と、透明窓139の上部両側に配置された装飾ランプ部136と、が設けられている。開閉扉13のうち、遊技領域130の外側右下に当たる部分には、遊技者側に張り出す張出部17が設けられている。この張出部17は、遊技領域130の手前側に立体像560を表示する立体表示部の一例である後述の立体表示ユニット5の収容スペースを形成している。張出部17では、遊技領域130側に当たる内側面170Aが開口面となっている。
The opening /
遊技領域130は、遊技媒体である玉が流下する領域である。遊技領域130をなす盤面(遊技盤)130Aは、始動口12、通過ゲート14、大入賞口160、風車等の役物や、釘が設けられた透明アクリル板によって形成されている。そして、盤面(遊技盤)130Aをなす透明アクリル板の裏側には、大画面の液晶表示パネルであるメイン液晶パネル19が設けられている。本例のメイン液晶パネル19は、視覚的な情報である視覚情報を遊技者に提示する情報提示部の一例である。
The
始動口12や大入賞口160など、遊技領域130から機械内部に至る玉の流路が必要な役物については、裏側のメイン液晶パネル19を避けて配置されている。一方、通過ゲート14や風車や釘など、遊技領域130の盤面(遊技盤)130Aに沿って玉の流路を形成する構成物については、メイン液晶パネル19の前面にも配置されている。パチンコ遊技機1では、メイン液晶パネル19による表示画像の手前を玉が横切るように流下する。
The accessory that requires a flow path of balls from the
さらに、本例のパチンコ遊技機1では、メイン液晶パネル19の表示画面190の側縁部が遊技領域130の外周部にまで拡がっている。そして、遊技者側から見て表示画面190の右下領域の手前側に、立体表示ユニット5による立体像560が表示される。なお、遊技者が視認可能に立体像560を表示するパチンコ遊技機(遊技機)1用の演出装置である立体表示ユニット(演出装置)5の構成については、後で詳しく説明する。
Further, in the
通過ゲート14は、遊技者側から見て遊技領域130の左方の領域に配置されている。遊技領域130の下方の領域には、始動口12と大入賞口160とが上下2段で配置されている。また、遊技領域130の最下部には、入賞することなく流下した玉を回収するための玉排出口138が開口している。
The
通過ゲート14は、通過玉を検知するゲートである。玉を通過させるのみの通過ゲート14には、賞球の払出が設定されていない。通過ゲート14を玉が通過すると、普通図柄の当否判定(以下、普図判定という。)用の抽選用乱数が抽出され、普図判定が実行される。普図判定の当選確率である普図当選確率は、通常状態では1/30、確変状態及び時短状態では1/1となっている。
The passing
始動口12は、特図判定の契機となる入賞口(払出3玉)である。始動口12に玉が入賞(始動入賞)すると、特図判定の抽選用乱数が抽出され大当たり状態を発生させるか否かの抽選(特図判定)が実行される。この始動口12は、一対の可動羽根121を開口部120に設けた電チュー(電動チューリップ)により構成された可変入賞口となっている。
The starting
通常時の一対の可動羽根121は、隙間を空けて相互に対面するように起立する状態(図1中、点線で示す状態。)にある。この状態では、上方に向けて開口する玉1個分の隙間を介してのみ玉が入賞する可能性がある。一方、相互に離隔するように回動した一対の可動羽根121(同図中、実線で示す状態。)は、開口部120への玉の流入をガイドする受け皿のように作用する。このような開放状態では、始動口12への入賞が容易に発生する。始動口12は、上記の普図当選に応じて開放し、その開放時間は、通常状態では0.2秒、確変状態では1.5秒×3回となっている。
The pair of
大入賞口160は、アタッカーとも呼ばれる可変入賞装置である。大入賞口160は、始動口12の下側に配置されている。横長の大入賞口160には、開閉可能な蓋部材161が設けられている。大入賞口160は、遊技領域130をなす盤面(遊技盤)130Aと略面一をなすように蓋部材161が位置したとき、閉鎖状態となる。蓋部材161が手前側に回動すると大入賞口160が開放状態となり、大入賞口160に玉を導くための受け皿として蓋部材161が機能する。なお、大入賞口160に入賞したときの払出は15玉となっている。
The
メイン液晶パネル19は、大当たり抽選(特図判定)の結果を報知する機能を有している。メイン液晶パネル19は、例えば3つの数字図柄195の組合せにより大当たり抽選の結果を報知する。また、表示画面190の右上部には、普図表示部192及び普図保留表示部193が配置されている。表示画面190の下部には、4個の丸印が水平方向に配列された特図保留表示部194が配置されている。
The main
普図表示部192は、普図判定結果の表示部である。普図表示部192は、丸印とバツ印を交互に表示する図柄変動の後、丸印を表示することで普図当選を表示し、バツ印の表示に応じてハズレを表示する。なお、普図の変動時間は通常状態で30秒、時短状態で1秒となっている。
普図保留表示部193及び特図保留表示部194は、4個の丸印のうち点灯中のように表示される個数により、普図保留数あるいは特図保留数を表示する。なお、普図保留数及び特図保留数は、いずれも上限保留数が4個となっている。
The normal
The normal figure
メイン液晶パネル19は、数字図柄195を所定時間に亘って変動表示した後、停止表示された数字図柄195の組合せに応じて大当たり抽選の当否を報知する。大当たり抽選の当否としては、大当たり状態の契機となる大当たり(大当たり当選、特図当選)のほか、ハズレがある。
The main
大当たりの場合には、所定の図柄変動時間(図柄変動の実行時間)に亘る図柄の変動表示の後、ゾロ目の3桁の数字図柄(1~9のいずれか)195が表示される。特に、奇数の数字図柄195のゾロ目は、確変大当たり状態の契機となる確変大当たり図柄となっている。偶数の数字図柄195のゾロ目は、通常大当たり状態の契機となる通常大当たり図柄となっている。
In the case of a big hit, after displaying the variation of the symbol over a predetermined symbol variation time (execution time of the symbol variation), a three-digit number symbol (any of 1 to 9) 195 of doublet is displayed. In particular, the doublet of the
なお、メイン液晶パネル19による報知演出では、左と右で同じ数字図柄195が停止した後、中央の図柄が変動中というリーチ状態を含むリーチ演出が実行される場合がある。さらに、このリーチ演出の中には、立体像560の表示を含む特別演出である期待度の高い特定リーチ演出が含まれている。この特定リーチ演出の内容については後で説明する。
In the notification effect by the main
次に、パチンコ遊技機1の電気的な構成について、図2を参照して説明する。パチンコ遊技機1は、主回路20を中心として構成されている。主回路20に対しては、玉の払出を制御する払出制御回路33、玉の打込を制御する発射制御回路34、遊技演出を制御する演出制御部35、入賞玉あるいは通過玉の検出センサ311~313、始動口12の可動羽根121を駆動する電チューソレノイド321、大入賞口160を開放させる大入賞口ソレノイド324、外部に各種信号を出力する信号出力部38、電力供給のための電源回路328、等が電気的に接続されている。
Next, the electrical configuration of the
入賞玉あるいは通過玉の検出センサとしては、始動口12への入賞玉を検出する特図始動センサ311、通過ゲート14の通過玉を検出する普図始動センサ312、及び大入賞口160への入賞玉を検出する大入賞センサ313がある。特図始動センサ311は、始動口12に入賞した玉を検出できるように取り付けられている。大入賞センサ313は、大入賞口160に流入した入賞玉を検出できるように取り付けられている。
As the detection sensor for the winning ball or the passing ball, the special drawing start sensor 311 for detecting the winning ball to the starting
払出制御回路33は、始動口12あるいは大入賞口160への玉の入賞が発生したとき、玉を払い出す払出手段の一例である払出装置331を制御し、所定数の玉の払出により入賞に対して特典を付与する。
発射制御回路34は、操作ハンドル15の操作量に応じて、上皿135の玉を発射する発射手段の一例である発射装置341を制御することで、玉の打ち出し強さをコントロールする。
The
The
演出制御部35は、遊技演出動作を制御するための副制御部としての機能を有し、後述する主回路20と同様、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含んで構成されている。演出制御部35には、スピーカ131を駆動するアンプ351や装飾ランプ部136が電気的に接続されているほか、表示制御回路36が通信可能に接続されている。表示制御回路36には、メイン液晶パネル19のほか、立体表示ユニット5を構成する後述する小型の液晶表示ユニット51やハーフミラー53を収納するための駆動モータ531等が接続されている。演出制御手段の一例である演出制御部35は、メイン液晶パネル19の画像情報(視覚情報)と立体像560との間に関連性が生じるようにメイン液晶パネル(情報提示部)19及び立体表示ユニット(立体表示部)5のうちの少なくともいずれか一方を制御する。
The
演出制御部35のROMは、CPUに実行させる各種の処理プログラムを記憶しているほか、特図判定の当否を報知するための報知演出の種類を決定するための演出抽選テーブルを記憶している。演出抽選テーブルは、上記の特定リーチ演出を含む各種の演出の当選乱数が規定された抽選テーブルである。演出制御部35は、立体像560の提示を含む特定リーチ演出を実行するか否か、及び実行する特定リーチ演出の種類等を抽選により決定する演出抽選手段としての機能を備えている。
The ROM of the
図2に示す主回路20は、CPU21、記憶素子であるROM22・RAM24、所定範囲の乱数を発生する乱数発生部27、抽選用乱数を抽出する乱数抽出部26、及び入出力インタフェースをなすI/O(Input/Output)25等を備えている。
The
ROM22は、CPU21に実行させる各種の処理プログラムを記憶しているほか、図示しない特図判定用の抽選テーブル及び普図判定用の抽選テーブルを記憶している。
特図判定用の抽選テーブルでは、通常状態及び時短状態での特図当選の当選乱数と、確変状態での特図当選の当選乱数と、が規定されている。確変状態での特図当選の当選乱数の数は、通常状態等での特図当選の当選乱数よりも多く設定され、これにより、確変状態における特図当選の確率が1/60となり、通常状態及び時短状態の当選確率1/300よりも高くなっている。なお、特図当選の当選乱数の振分割合は、確変大当たりが50%、通常大当たりが50%となっている。
The
In the lottery table for determining the special figure, the winning random number of the special figure winning in the normal state and the time saving state and the winning random number of the special figure winning in the probable change state are defined. The number of winning random numbers of the special figure winning in the probabilistic state is set to be larger than the winning random numbers of the special figure winning in the normal state, etc., so that the probability of winning the special figure in the probabilistic state becomes 1/60, and the normal state And the winning probability in the time saving state is higher than 1/300. In addition, the distribution ratio of the winning random numbers of the special figure winning is 50% for the probabilistic jackpot and 50% for the normal jackpot.
普図判定用の抽選テーブルでは、通常状態での普図当選の当選乱数と、時短状態及び確変状態での普図当選の当選乱数と、が規定されている。通常状態での普図当選の当選乱数の数よりも、時短状態等での普図当選の当選乱数の方が多く設定され、通常状態での普図当選1/30に対して、時短状態及び確変状態での普図当選の当選確率が1/1となっている。 In the lottery table for determining the normal figure, the winning random number of the normal figure winning in the normal state and the winning random number of the normal figure winning in the time saving state and the probable change state are defined. The number of winning random numbers for the normal map is set to be larger than the number of random numbers for the regular map in the normal state. The winning probability of winning a normal figure in a probabilistic state is 1/1.
RAM24は、CPU21のワークエリアや一時書き込みに利用される読み書き可能な記憶素子である。RAM24の記憶エリアには、特図保留エリア241、普図保留エリア243、及び各1データ分の特図読出エリア245、普図読出エリア246が割り当てられている。RAM24は、始動口12への始動入賞に応じた特図判定の抽選結果を記憶する後述の記憶手段としての機能を備えている。
The
特図保留エリア241は、特図判定の当否を表す保留乱数の記憶領域である。普図保留エリア243は、普図判定の保留乱数の記憶領域である。特図保留エリア241、普図保留エリア243には、それぞれ4データ分の保留エリアが設定されている。
The special
主回路20は、ROM22から読み出したプログラムをCPU21に実行させることにより、以下の各機能を実現している。
(1)抽選手段:予め定められた抽選条件が成立した場合に、大当たり状態を発生させるか否かの抽選処理である特図判定を実行する手段。抽選手段は、始動口12への玉の入賞という抽選条件が成立したとき、特図判定用の抽選用乱数を抽出することで、遊技者に有利な大当たり状態を発生させるか否かの特図判定を実行する。
(2)記憶手段:特図判定用に抽出された抽選用乱数を保留乱数として記憶する手段。記憶手段は、始動口12への始動入賞に応じた特図判定用の抽選用乱数を上記特図保留エリア241に記憶する。なお、上限である4データ分の保留乱数が保留された状態で対応する抽選用乱数が新たに抽出された場合、記憶手段は、その抽選用乱数を保留することなくそのまま消去する。このような抽選用乱数の保留処理は、普図判定についても同様である。
(3)読出手段:特図保留エリア241、普図保留エリア243の保留乱数を、特図読出エリア245あるいは普図読出エリア246に読み出す手段。読出手段は、特図保留エリア241、普図保留エリア243の保留乱数である特図保留あるいは普図保留を1つずつ読み出し、保留数を減少させる。
(4)特典付与手段:特図判定の抽選結果が大当たり状態の発生という特典の付与に対応する特図当選(大当たり)である場合に、大当たり状態の発生という特典を遊技者に付与する手段。
The
(1) Lottery means: A means for executing a special figure determination, which is a lottery process for whether or not to generate a big hit state when a predetermined lottery condition is satisfied. The lottery means is a special figure of whether or not to generate a jackpot state advantageous to the player by extracting a lottery random number for determining a special figure when the lottery condition of winning a ball to the starting
(2) Storage means: A means for storing a lottery random number extracted for special figure determination as a hold random number. The storage means stores in the special figure holding area 241 a random number for lottery for determining a special figure according to the start winning prize to the
(3) Reading means: A means for reading the reserved random numbers of the special
(4) Bonus granting means: A means for granting a bonus to a player that a jackpot state has occurred when the lottery result of the special figure determination is a special figure winning (big hit) corresponding to the granting of the bonus that a jackpot state has occurred.
次に、図3及び図4を用いて立体表示ユニット5について説明する。この立体表示ユニット5は、遊技領域130の手前側の空間56Aに立体像560を表示するためのパチンコ遊技機1用の演出装置である。立体表示ユニット5は、略L字状の角筒をなすダクト50を備えるユニットである。略L字状のダクト50の一方の端部には、小型の液晶表示ユニット51が開口端を塞ぐように配設され、他方の端部には、可動式のハーフミラー(半透明鏡部材)53が取り付けられている。液晶表示ユニット51は、立体像560の元となる元像を表示する元像表示部の一例である。ハーフミラー53は、光の進行方向を変える光学的特性、及び光を通過させる光学的特性を併せ持つ第1の光学手段の一例である。
Next, the three-
立体表示ユニット5の略L字状のダクト50は、液晶表示ユニット51が表示する元像からの光を遊技者側に伝達する経路である光路590の一部をなしている。ダクト50内の角部には、略L字状のダクト50に沿って光を直角に曲げるための第2の光学手段の一例であるミラー55が斜めに取り付けられている。そして、液晶表示ユニット51を上流側としたときのミラー55の下流側には、凸レンズの機能を備えるシート状のフレネルレンズ57が設けられている。光路590に対して直交するように配設されるフレネルレンズ57は、液晶表示ユニット51の光を焦点距離fで集めるように機能する集光部の一例である。
The substantially L-shaped
略L字状のダクト50の下流側の端部に設けられた上記の可動式のハーフミラー53は、フレネルレンズ57の下流側に位置している。このハーフミラー53は、ダクト50の開口端をなす矩形状の4辺のうち、盤面130Aに沿う1辺に沿う支持軸530により回動可能に軸支されている。
The
ハーフミラー53は、ダクト50の外側に斜めに張り出す展開位置(図4中、実線で示す状態。)と、ダクト50の開口端を塞ぐように位置する収納位置(同図中、点線で示す状態。)と、のいずれかに位置できる。展開位置は、メイン液晶パネル19の表示画面190の一部を覆う位置である。収納位置は、メイン液晶パネル19の表示画面190を覆わない位置である。ハーフミラー53を回動駆動する上記の駆動モータ531や、ハーフミラー53を回動可能に支持する支持軸530などの組合せにより、表示画面190(提示エリア)を覆わない位置にハーフミラー(第1の光学手段)53を収納するための収納機構が構成されている。なお、遊技者がハーフミラー53に手を触れることがないよう、ハーフミラー53が回動する空間を覆う透明カバーを設けることも良い。
The
展開位置のハーフミラー53は、フレネルレンズ57を通過した光を、遊技者側に向けて反射する。ハーフミラー53が展開位置にあるときの立体表示ユニット5は、略L字状のダクト50がなす光路590Aと、ハーフミラー53により反射されて遊技者側に向かう光路590Bと、の組合せにより、全体としてクランク状の光路590を形成する。
The
以上のような構成の立体表示ユニット5は、略L字状のダクト50のうち、液晶表示ユニット51が配設された筒部50Aがパチンコ遊技機1の奥行方向に一致し、ハーフミラー53が取り付けられた筒部50Bが遊技領域130よりも遊技者側に張り出す状態でパチンコ遊技機1に組み込まれる。筒部50Bは、開閉扉13に立設された張出部17に収容されている。上記のように張出部17の遊技領域130側の内側面170Aは開口面となっており、筒部50Bの開口端がこの開口面に位置している。そして、本例の構成では、元像表示部の一例である液晶表示ユニット51は、メイン液晶パネル(情報提示部)19の背面側に配置され、光の進行方向を変える光学的特性を備える第2の光学手段の一例であるミラー55を利用して液晶表示ユニット51からハーフミラー(第1の光学手段)53に至る光路が形成されている。
In the three-
展開位置のハーフミラー53は、張出部17から外側に張り出し、遊技領域130及びメイン液晶パネル19の手前側に位置する状態となる。このハーフミラー53は、半透明鏡部材であるので、メイン液晶パネル19等の表示を遮蔽することなく、遊技者側から視認できるように光を透過する。一方、収納位置のハーフミラー53は、張出部17に収納された状態となり、張出部17の開口面を塞ぐように機能する。
The
ここで、立体表示ユニット5が実現する光学的な機能を図5を用いて説明する。同図は、遊技者に相当する観者69が凸レンズ671を介して火のついたロウソク62を見込む状況を例示している。ロウソク62と凸レンズ671との距離dが、凸レンズ671の焦点距離fよりも長ければ、観者69の側に実像63が結像する。一方、距離dが焦点距離fよりも短いと、観者69とは反対側、すなわちロウソク62の側に虚像が現れる。
Here, the optical function realized by the
例えば図5(a)のロウソク62は、凸レンズの焦点距離fの2倍の位置(距離d=2fの位置)に配置されている。このロウソク62の光は、凸レンズ671を通過する際に屈折し、観者69側の焦点距離fの2倍に当たる位置に集められる。これにより観者69は、凸レンズ671の焦点距離fの2倍に当たる位置に結像する実像63を観察できる。この実像63は、ロウソク62の上下が逆さまになっており、実際のロウソク62と等しい大きさの倒立像である。
For example, the
ロウソク62と凸レンズ671との距離dが変化すると、実像63が結像する位置と、実像63の大きさに変化が生じる。
図5(b)のようにf<d<2fの場合、実際のロウソク62よりも大きな実像63が、焦点距離fの2倍よりも離れた位置に結像する。また、図5(c)のようにd>2fのときは、実際のロウソク62よりも小さい実像63が、焦点距離fの2倍よりも近い位置に結像する。
When the distance d between the
When f <d <2f as shown in FIG. 5B, a
本例で集光部として例示するフレネルレンズ57は、上記のごとく、凸レンズの機能を備えている。そのため、立体表示ユニット5においても、液晶表示ユニット51にて表示した元像とフレネルレンズ57により形成された光路590によって、実像を結像させることができる。本例の立体表示ユニット5の構成は、図5(a)の構成に対応している。すなわち本例の構成では、元像表示部である液晶表示ユニット51は、光路590におけるフレネルレンズ(集光部)57との間隔である距離dが焦点距離fよりも大きくなるように光路590においてフレネルレンズ57と対面して配置されている。特に、本例の構成では、距離d=2fであるので、図5(a)と同様、焦点距離fの2倍に当たる位置に、元像と同じ大きさの立体像560が現れる。なお、図5(b)、(c)は、参考例となっている。
The
本例の立体表示ユニット5では、光路590の途中にあるミラー55及びハーフミラー53の反射により、遊技者側へ光路590を曲げることができる。ハーフミラー(第1の光学手段)53は、遊技者側から見て表示画面190の手前側に配置されるとき、光路590が遊技者側に向かうように光の進行方向を変える。また、ミラー55やハーフミラー53などの光学的な部品を配置する位置や角度を調整することにより、遊技者側から見てメイン液晶パネル19の手前側に重なるように立体像560を結像させている。これにより本例の構成では、遊技者側から見たとき、メイン液晶パネル(情報提示部)19による画像情報(視覚情報)の提示エリアである表示画面190の手前側に、立体像560の少なくとも一部が重なって位置している。
In the
(パチンコ遊技機の動作)
次に、以上のような構成のパチンコ遊技機1の動作について、遊技の流れに沿って説明する。
パチンコ遊技機1は、操作ハンドル15が右回転方向に操作されたとき、その操作量に応じた強度で玉を発射する。発射された玉は、始動口12等が配置された遊技領域130を流下する。始動口12や大入賞口160等に入賞しなかった玉は、遊技領域130の最下部に設けられた玉排出口138から回収される。
(Operation of pachinko gaming machine)
Next, the operation of the
When the operation handle 15 is operated in the clockwise rotation direction, the
主回路20は、通過ゲート14を通過する玉を検出したとき、乱数発生部27が発生する乱数の中から普図判定用の抽選用乱数を抽出する抽選を実行する。主回路20は、この抽選用乱数を普図判定用の抽選テーブル(図示略)と照合し、普図判定の当否を決定する。普図判定に当選したとき、メイン液晶パネル19の普図表示部192の図柄変動の後、丸印が表示される。ハズレの場合には、図柄変動の後、バツ印が表示される。普図判定に当選すると、主回路20は、可動羽根121を外側に回動させ、これにより、始動口12が開放されて入賞確率が高められる。
When the
始動口12に玉が流入して始動入賞が発生した場合には、主回路20は、特図判定用の抽選用乱数を抽出することで特図判定を実行する。主回路20は、抽出した特図判定用の抽選用乱数を特図保留として記憶する。抽選用乱数は、上限保留数の一例である4個を限度として保留される。保留数が4個となっている場合、始動口12への入賞に応じて抽出された新たな抽選用乱数は特図保留として記憶されることなく消去される。なお、特図保留の個数は、メイン液晶パネル19の特図保留表示部194の丸印の点灯個数により表示される。
When a ball flows into the start opening 12 and a start prize is generated, the
主回路20は、メイン液晶パネル19に表示される図柄変動が停止しており、かつ、大当たり状態の発生中でもないとき、特図保留エリア241に記憶された保留乱数を1つずつ読み出し、図示しない特図判定用の抽選テーブルと照合して特図判定の当否を判定する。保留乱数の読み出しに当たっては、記憶時点(入賞時点)が古い保留乱数から順番に1つずつ読み出される。
The
主回路20が特図判定の当否を判定したとき、図柄変動が実行されるようにメイン液晶パネル19が制御される。メイン液晶パネル19の表示画面190では、演出用の3つの数字図柄195の変動表示がスタートし、その後、演出抽選により決定された報知演出の実行を経て停止表示された3桁の数字図柄195の組み合わせによって特図判定の当否が報知される。
When the
このとき、演出抽選によってリーチ演出の実行が決定していれば、左→右→中央の順番で数字図柄195が停止する過程において、左と右で同じ数字図柄195が停止し、中央の図柄が変動表示中というリーチ状態が発生する(図6(a)参照。)。その後、中央に同じ数字図柄195が停止すれば、大当たりとなるので、リーチ状態では遊技者の期待感が高揚される。特図判定の結果が大当たり(特図当選)の場合には、大当たり図柄の停止表示によって大当たりが報知される(図6(b))。一方、特図当選の結果がハズレの場合には、中央に異なる数字図柄195が停止して、ハズレが確定する(図6(c))。
At this time, if the execution of the reach effect is determined by the effect lottery, the
さらに、演出抽選により特定リーチ演出が決定していれば、リーチ状態に移行した後、図柄変動途中でのシーン切替等により、例えば人物や動物やロボットなどのキャラクターが現れ、キャラクターを主人公とするストーリー性のある動画による演出が開始される。特定リーチ演出としては、出現するキャラクターの種類や、ストーリー展開の種類などが異なる複数種類の演出が用意されている。さらに、特定リーチ演出の中には、立体表示ユニット5を利用した演出が設けられている。なお、立体表示ユニット5を利用する特定リーチ演出の内容については、後で詳しく説明する。
Furthermore, if a specific reach production is decided by the production lottery, after shifting to the reach state, characters such as people, animals, and robots will appear by switching scenes in the middle of the symbol change, and the story will have the character as the main character. The production with a sexual video is started. As specific reach effects, there are multiple types of effects that differ in the types of characters that appear and the types of story development. Further, in the specific reach effect, an effect using the three-
大当たり状態の契機となる特図当選のとき、メイン液晶パネル19の表示画面190には、ゾロ目の組合せである大当たり図柄(例えば図6(b)参照。)が停止表示されて特図当選が報知される。なお、確変大当たりが当選した場合の大当たり図柄は奇数のゾロ目であり、通常大当たりの場合の大当たり図柄は偶数のゾロ目である。
When the special figure is won, which triggers the big hit state, the big hit symbol (for example, see FIG. 6B), which is a combination of doublets, is stopped and displayed on the
大当たり図柄の停止表示によって大当たり(特図当選)が報知されると、まず、15秒間に亘ってオープニング演出が実行され、その後、大当たり状態が開始される。大当たり状態では、大入賞口160が開放されて玉が入賞可能になるラウンドが繰り返し実行される。なお、主回路20は、大当たり状態の発生中に、その旨を表す大当たり信号を外部出力する。
When the jackpot (special figure winning) is notified by the stop display of the jackpot symbol, the opening effect is first executed for 15 seconds, and then the jackpot state is started. In the big hit state, the round in which the big winning
大当たり状態の実行中に大入賞口160が開放されるラウンドの繰返し回数は、確変大当たり状態であるか通常大当たり状態であるかによらず15回となっている。1回のラウンドは、大入賞口160に玉が10玉入賞するか、30秒経過したときに終了する。ラウンド15回分の平均的な出玉は約1500玉となっている。大当たり状態においてラウンドが15回消化されると、10秒間に亘るエンディング演出が実行されて大当たり状態が終了する。
The number of repetitions of the round in which the big winning
確変大当たり状態の終了後には、特図当選の確率が高くなる確変状態が発生する。この確変状態は、通常大当たり状態に対応する通常大当たり当選(通常大当たりの特図当選)に応じて終了し、確変大当たり当選(確変大当たりの特図当選)の場合には、対応する確変大当たり状態の終了後に確変状態が再開されて継続する。通常大当たり状態の終了後には、図柄変動50回転に亘る時短状態が発生し、50回転の図柄変動を消化すると通常状態に復帰する。 After the end of the probability change jackpot state, a probability change state occurs in which the probability of winning the special figure is high. This probabilistic state ends in response to the normal jackpot winning (normal jackpot special figure winning) corresponding to the normal jackpot state, and in the case of the probabilistic jackpot winning (probabilistic jackpot special figure winning), the corresponding probabilistic jackpot state. After the end, the probabilistic state is restarted and continues. After the end of the normal jackpot state, a time saving state over 50 rotations of the symbol variation occurs, and when the symbol variation of 50 rotations is digested, the normal state is restored.
(特定リーチ演出)
次に、上記の演出抽選での当選に応じて実行される特定リーチ演出の演出内容について説明する。この特定リーチ演出は、立体表示ユニット5を利用する特別演出である。
図7に例示する特定リーチ演出は、サッカー選手がゴールを目指してシュートを放つシーンを含む特定リーチ演出である。この特定リーチ演出は、図7(a)のリーチ状態が発生した後、シュートシーンへの切替に応じて開始される(同図(b))。このとき、ハーフミラー53が外側に回動し、図4中、実線で示す展開位置となる。上記のごとくハーフミラー53は、半透明鏡部材であるため、メイン液晶パネル19の視認性を阻害するおそれが少なくなっている。そして、図7に例示する特定リーチ演出では、メイン液晶パネル19の表示画面190に表示されるサッカー選手がシュートのために足を振り上げた後、予め用意された2通りの演出パターンのうちのいずれかが実行される。
(Specific reach production)
Next, the production content of the specific reach effect executed in response to the winning in the above-mentioned effect lottery will be described. This specific reach effect is a special effect using the three-
The specific reach effect illustrated in FIG. 7 is a specific reach effect including a scene in which a soccer player shoots at a goal. This specific reach effect is started in response to the switching to the shoot scene after the reach state of FIG. 7 (a) occurs (FIG. 7 (b)). At this time, the
第1の演出パターンは、サッカー選手が蹴ったボールがメイン液晶パネル19の表示画面190から飛び出すように見せるシュート成功のパターンである。サッカー選手が遊技者側に向かって蹴ったボールは、メイン液晶パネル19の表示画面190の中で次第に大きく表示された後、空間56Aの立体像560に切り替わる。遊技者側では、サッカー選手が蹴ったボールが自分の方に飛び出して来るように見える(図7(c))。
The first effect pattern is a successful shooting pattern in which the ball kicked by the soccer player appears to pop out from the
第2の演出パターンは、サッカー選手がボールを蹴り損ねてシュートに失敗するパターである(図7(d))。このシュート失敗パターンでは、メイン液晶パネル19の表示画面190に「失敗…残念。」の文字が表示される一方、空間56Aにおいて立体像560の表示は実行されない。
The second production pattern is a putter in which a soccer player fails to kick the ball and fails to shoot (FIG. 7 (d)). In this shoot failure pattern, the characters "Failure ... sorry." Are displayed on the
上記の特定リーチ演出における2通りの演出パターンは、大当たり当選の期待値を示唆する演出となっている。シュート成功の演出パターン(図7(c))は、大当たりの当選確率が高い(期待値が高い)ことを示唆する演出のパターンである。一方、シュート失敗の演出パターン(図7(d))は、大当たりの当選確率が低い(期待値が低い)ことを示唆する演出のパターンである。どちらの演出パターンも、特定リーチ演出の終了に応じて図柄変動表示に復帰し、その後、停止表示された数字図柄195の組み合わせにより特図判定結果が報知される。
The two types of production patterns in the above-mentioned specific reach production are productions that suggest the expected value of winning a big hit. The effect pattern of successful shooting (FIG. 7 (c)) is an effect pattern suggesting that the probability of winning a big hit is high (expected value is high). On the other hand, the effect pattern of shooting failure (FIG. 7 (d)) is an effect pattern suggesting that the winning probability of the jackpot is low (expected value is low). Both effect patterns return to the symbol variation display according to the end of the specific reach effect, and then the special symbol determination result is notified by the combination of the
シュート成功の演出パターン(図7(c))が現れた場合には、その後、図7(e)のように大当たり図柄が停止表示される期待度が高く、シュート失敗の演出パターン(図7(d))が現れた場合には、その後、図7(f)のハズレ図柄が停止表示される可能性が高いということになる。特定リーチ演出の演出パターンが図7(c)及び(d)のうちのいずれであるかに応じて特図判定結果が確定する訳ではない。シュート成功の特定リーチ演出が実行された場合であってもその後、ハズレが報知される場合が設けられている。同様に、シュート失敗の特定リーチ演出についてもその後、大当たりが報知される場合が設定されている。 When the effect pattern of successful shooting (FIG. 7 (c)) appears, there is a high expectation that the jackpot symbol will be stopped and displayed as shown in FIG. 7 (e), and the effect pattern of shooting failure (FIG. 7 (Fig. 7)). When d)) appears, it is highly likely that the lost symbol of FIG. 7 (f) will be stopped and displayed thereafter. The special figure determination result is not determined depending on which of FIGS. 7 (c) and 7 (d) the effect pattern of the specific reach effect is. Even when the specific reach effect of the successful shot is executed, there is a case where the loss is notified after that. Similarly, for the specific reach effect of the shoot failure, the case where the big hit is notified after that is set.
ここで、本例のパチンコ遊技機1では、メイン液晶パネル19の表示画面190の手前側の位置で、立体像560が結像するように立体表示ユニット5が組み込まれている。さらに、立体像560を提示する際、略L字状のダクト50を経由して来た光を遊技者側に反射するために、メイン液晶パネル19の表示画面190の手前側に覆い被さるように回動するハーフミラー53は、半透明鏡になっている。そのため、立体像560による演出中であっても、遊技者は、ハーフミラー53を透かしてメイン液晶パネル19の表示内容を視認できる。さらに、立体像560が表示される空間56Aは、メイン液晶パネル19による表示画面190の手前側に配置され、メイン液晶パネル19の表示画面190に重ねて立体像560がオーバーレイ表示されるようになっている。立体像560のオーバーレイ表示による演出によれば、メイン液晶パネル19の表示内容に立体像560が連動する演出効果を一層高めることができる。
Here, in the
また、本例の立体表示ユニット5は、立体像560を光学的に結像させる原理のため、立体像を視認する際の遊技者の視線方向の変動に対して、立体像560の見え方や位置の変動が少ないという利点を備えている。立体表示ユニット5の原理は、例えば右目用画像と左目用画像とを表示する液晶表示パネルの手前側に、視差バリア画像を表示する液晶表示パネルや、レンチキュラーレンズ等を配置し、立体像を仮想的に知覚させる構成とは原理が異なっている。そのため、本例の立体像560は、遊技者の視線の方向が変動しても揺らぎ等が生じるおそれが少ない。したがって、本例の立体表示ユニット5では、立体像を見て遊技者が目を回してしまったり、船酔いのような不快感を遊技者側に誘発するおそれが少なくなっている。
Further, since the
以上のような構成のパチンコ遊技機1は、元像表示部の一例である液晶表示ユニット51に対して集光部の一例であるフレネルレンズ57を対面させるという極めて簡単な構成によって立体的な表示が可能な表示装置である立体表示ユニット5を備えている。この立体表示ユニット5によれば、上記の簡単な構成によって立体的な表示が可能であり、低コストで立体像560の表示を実現できる。そして、この立体表示ユニット5が組み込まれたパチンコ遊技機1は、コスト上昇を抑えながら立体表示を可能とした価格競争力の高い遊技機となっている。
The
特に、立体表示ユニット5は、立体像560を光学的に結像させる原理のため、立体像560を視認する際の視線方向の変動に対して、立体像560の見え方や位置の変動が少ないという利点を備えている。したがって、本例の立体表示ユニット5では、立体像560を見て遊技者が目を回してしまったり、船酔いのような不快感を遊技者側に誘発するおそれが少なくなっている。
In particular, since the
立体表示ユニット5を備えるパチンコ遊技機1によれば、立体的な表示を利用して遊技者の目を十分に楽しませることが可能である。特にこのパチンコ遊技機1では、メイン液晶パネル19との表示内容に連動して立体像560を表示可能であるため、遊技時間が長くなったときに目新しさが損なわれる度合いを抑制でき、遊技者を十分に楽しませることができる。
According to the
また、パチンコ遊技機1は、メイン液晶パネル19の表示画面190を覆わない位置にハーフミラー53を収納するための収納機構を備えている。この収納機構によれば、立体像560を表示しないときハーフミラー53を収納することで、表示画面190の視認性を向上できる。さらに、立体像560の表示に先立ってハーフミラー53に回動変位が生じるため、この回動変位に応じて特定リーチ演出の発生に対する遊技者の期待感を高揚できる。
Further, the
本例の構成では、元像表示部である液晶表示ユニット51は、情報提示部であるメイン液晶パネル19の背面側に配置されている。そして、ミラー55を利用して液晶表示ユニット51からハーフミラー53に至る光路が形成されている。この場合には、パチンコ遊技機1の奥行方向の寸法を有効に活用して、フレネルレンズ57と液晶表示ユニット51との距離dを確保し易くなる。さらに、ミラー55を採用すれば、遊技領域130の外側を回り込んで遊技領域130の外周近くに至る光路を効率良く形成できる。
In the configuration of this example, the liquid
本例の構成に代えて、あるいは加えて以下のような構成を採用することも良い。また、以下の各構成を適宜組み合わせて採用することも良い。
本例では、パチンコ遊技機1について例示したが、その他の遊技機に適用しても良い。例えば玉が封入してあり、得点を消費して玉を発射する封入式パチンコ遊技機や、メダルを消費して抽選を行うことでゲームが進行するスロットマシンや、得点を消費して抽選を行うことでゲームが進行するクレジット式スロットマシン等が考えられる。なお、大当たり状態やボーナスゲームの発生を特典の付与とする構成について説明したが、この構成に代えて、あるいは加えて、メダル、玉、及び得点のいずれかを付与する構成を特典の付与に対応させることも可能である。
Instead of or in addition to the configuration of this example, the following configuration may be adopted. In addition, the following configurations may be appropriately combined and adopted.
In this example, the
なお、立体像560を表示している最中にハーフミラー53を回動変位させることも良い。この場合には、ハーフミラー53の回動に応じて立体像560の位置を変動でき、立体像560に左右方向の変位を与えることができる。
It is also possible to rotate and displace the
本例では、遊技領域の右下の領域で立体像560を表示しているが、立体像560の表示位置は、本例には限定されない。例えば、表示画面190のうちの上方の領域で立体像560を表示しても良く、下方の領域で立体像560を表示しても良く、左方の領域で立体像560を表示しても良い。
In this example, the three-
また、透明窓139と、メイン液晶パネル19と、の間の空間に、立体像560を表示しても良い。立体表示ユニット5の略L字状のダクト50の下流側の端部、すなわちハーフミラー53が取り付けられた端部を、透明窓139とメイン液晶パネル19との間の空間に位置させれば、上記のごとく透明窓139とメイン液晶パネル19との間の空間に立体像560を表示可能である。この場合には、透明窓139の内側で、ハーフミラー53が回動することになる。
Further, the
さらに、本例では、メイン液晶パネル19の表示画面の手前に立体像560を重ねてオーバーレイ表示しているが、このオーバーレイ表示については必須の構成ではなく、立体像をオーバーレイ表示しない構成であっても良い。また、メイン液晶パネル190の内容に対して立体像560が連動する構成についても必須ではない。
例えば、メイン液晶パネルとして、透過型ディスプレイを採用する一方、遊技者側から見て、メイン液晶ディスプレイの裏側に立体像を結像できるように立体表示ユニットを組み込むことも良い。
Further, in this example, the
For example, while a transmissive display is adopted as the main liquid crystal panel, it is also possible to incorporate a stereoscopic display unit so that a stereoscopic image can be formed on the back side of the main liquid crystal display when viewed from the player side.
図8に例示するように、液晶表示ユニット(元像表示部)51及びフレネルレンズ(集光部)57のうちの少なくともいずれか一方を光路590に沿って変位させることで前記距離dを変化させる機構を設けることも良い。この機構として、例えば、液晶表示ユニット51を光路の方向に進退させるスライドレール510を設けることも良い。この場合には、距離dの変化に応じて、立体像56が結像する位置、及び立体像56の大きさを変化させることができる。例えば、立体表示ユニット51とフレネルレンズ57との距離dが、フレネルレンズ57の焦点距離fの2倍よりも小さくなれば、図5(b)で上述したように、立体像56の位置が遊技者側に近づくと共に、立体像56の大きさが大きくなる(図9)。一方、例えば、立体表示ユニット51とフレネルレンズ57との距離dが、フレネルレンズ57の焦点距離fの2倍よりも大きくなれば、図5(c)で上述したように、立体像56の位置が遊技機側になると共に、立体像56の大きさが小さくなる。立体像56の大きさが変動する演出を含めれば、より多彩な演出を実現可能になる。
As illustrated in FIG. 8, the distance d is changed by displacing at least one of the liquid crystal display unit (original image display unit) 51 and the Fresnel lens (condensing unit) 57 along the
(実施例2)
本例は、実施例1のパチンコ遊技機に基づいて、他の立体表示ユニット(演出装置)6を採用した例である。さらに、本例のパチンコ遊技機1は、図柄を変動表示する表示装置19Aを含め、遊技領域130等の構成が実施例1とは相違している。この内容について、図10~図13を参照して説明する。
(Example 2)
This example is an example in which another stereoscopic display unit (effect device) 6 is adopted based on the pachinko gaming machine of the first embodiment. Further, the
パチンコ遊技機1(図10)は、台枠1Bに取り付けられた開閉扉13を有している。この開閉扉13には、遊技領域130に対応する略円形状の透明窓139が設けられ、透明窓139の上部を取り囲むように庇状をなして遊技者側に張り出す張出部178が設けられている。この張出部178は、遊技の結果を示す遊技領域130を取り囲む枠体の一部を構成している。張出部178の正面のうち透明窓139の両側に当たる箇所には、装飾ランプ部136が設けられている。張出部178の上面は、遊技者側に向かって垂れる傾斜面をなし、その中央には、立体表示のための開閉蓋630が設けられている。なお、開閉部材の一例をなすこの開閉蓋630を含む立体表示ユニット6については、後で詳しく説明する。
The pachinko gaming machine 1 (FIG. 10) has an opening / closing
遊技領域130は、遊技媒体である玉が流下する領域である。遊技領域130には、図柄を変動表示する表示装置19Aを中心として、始動口12、通過ゲート14、大入賞口160等が配置されている。遊技領域130の最下部には、入賞することなく流下した玉を回収するための玉排出口138が開口している。始動口12及び大入賞口160は、表示装置19Aの下側の領域において、始動口12を上にして上下二段で配置されている。通過ゲート14は、遊技者側から見て表示装置19Aの左側に配置されている。
The
表示装置19Aは、枠199の内側に液晶表示部190Aが配置された装置である。表示装置19Aは、図柄変動期間の後、3桁の数字図柄(1~9のいずれか)195を停止させて大当たり抽選である特図判定の抽選結果を報知する報知演出のほか、遊技の興趣を高めるための各種の演出画像を表示する。
The
液晶表示部190Aの上側に当たる枠199の前面には、普図表示部192及び普図保留表示部193が配置されている。普図表示部192は、上記の普図判定の当否を○か×で表示する表示部である。普図表示部192は、○の点灯により普図判定の当選(普図当選)を表示し、×の点灯によりハズレを表示する。なお、普図の変動時間は通常状態で30秒、時短状態で1秒となっている。普図保留表示部193は、普図保留として記憶(保留)する保留数を表示できるよう、4つのLEDが連設された表示部である。普図保留表示部193は、LEDの点灯個数により普図保留の保留数(限度数4つ)を表示する。
On the front surface of the
液晶表示部190Aの下側に当たる枠199の前面には、4個のLEDが水平方向に配列された特図保留表示部194が配置されている。特図保留表示部194は、始動口12への玉の入賞を契機とした特図保留(保留情報)の表示部である。特図保留表示部194は、4個のLEDのうちの点灯個数により特図保留の保留数(限度数4つ)を表示する。
On the front surface of the
液晶表示部190Aは、数字図柄195を所定時間に亘って変動表示した後、停止表示された数字図柄195の組合せに応じて大当たり抽選である特図判定の当否を報知する。特図判定の当否としては、大当たり状態の契機となる大当たり(特図当選)のほか、ハズレがある。
The liquid
図11及び図12を用いて立体表示ユニット6について説明する。この立体表示ユニット6は、遊技者の頭上辺りに立体像660を表示するためのパチンコ遊技機1用の演出装置である。立体表示ユニット6は、庇状をなす張出部178の内部空間600を利用して形成されている。立体表示ユニット6は、張出部178の傾斜状の上面に設けられた開閉蓋630が開いたとき、立体像660を表示可能である。図11は、立体表示ユニット6が形成された張出部178の内部空間600を正面上方から斜めに見込む斜視図である。図12は、図11におけるA-A線矢視断面の構造を示す断面図である。
The
この立体表示ユニット6が形成された張出部178の内部空間600は、開閉蓋630により封止可能な開口部606を介して斜め上方に向けて開口している。この内部空間600は、遊技者側に対面する内壁面605と、この内壁面に隣接する底面607と、遊技者側に向けてせり上がるように傾斜して開口部606に連なる傾斜面603と、を含めて形成されている。内壁面605には、表示画面が内部空間600に面する状態で小型の液晶表示ユニット(元像表示部)61が取り付けられている。また、液晶表示ユニット61の表示画面が対面する傾斜面603には、シート状の第1のミラーパネル65が貼り付けられている。開閉蓋630の内側面には、シート状の第2のミラーパネル633が貼り付けられている。
The
内部空間600の開口部606には、フレネルレンズ67が配設されている。フレネルレンズ67は、凸レンズの機能を有し、焦点距離fで光を集める集光部の一例をなす矩形シート状のレンズである。矩形シート状のフレネルレンズ67は、張出部178の先端側に当たる一辺(第1辺という)が回動可能に軸支されている一方、反対側の一辺(第2辺という)が開閉蓋630の内側面に進退可能に係止されている。開閉蓋630が閉じているとき、フレネルレンズ67は、開閉蓋630に沿うような傾斜角を呈する(図12(b))。開閉蓋630が開くと、第1辺を中心としてフレネルレンズ67が回動して第2辺の側が持ち上がって引き起こされる(図12(a)参照。)。このようなフレネルレンズ67の回動によってその傾斜角度が変化し、これによりフレネルレンズ67が光路690と直交する状態を実現できる。
A
立体表示ユニット6は、内部空間600をなす内壁面605の液晶表示ユニット61と、内部空間600をなす傾斜面603の第1のミラーパネル65と、開口部606のフレネルレンズ67と、開閉蓋630の内側面の第2のミラーパネル633と、により構成されている。この立体表示ユニット6では、開閉蓋630が開いたとき、液晶表示ユニット61からの光が第1のミラーパネル65によって反射してフレネルレンズ67を通過し、さらに第2のミラーパネル633によって反射されて遊技者側に向けて斜め下方に向かう略クランク状の光路690が形成される(図12(a))。
The three-
略クランク状の光路690は、元像からの光を遊技者側に伝達する経路である。開閉蓋630は、光路690を形成あるいは遮断するために開閉動作を行う開閉部材の一例をなしている。開閉蓋(開閉部材)630が開くと光路690が形成されて立体像660が表示され(図12(a))、開閉蓋630が閉じると光路690が遮断されて立体像660が表示されなくなる(図12(b))。
The substantially crank-shaped
立体表示ユニット6における液晶表示ユニット61は、立体像660の元となる元像を表示する元像表示部の一例をなしている。元像からの光は、上記の略クランク状の光路690を経由して実像の立体像660を結像する。この略クランク状の光路690では、元像からの光が、第1のミラーパネル65によって反射されてフレネルレンズ67を通過して集光された後、第2のミラーパネル633で反射される。特に、この略クランク状の光路690では、フレネルレンズ67と液晶表示ユニット61の表示画面との距離が、凸レンズの機能を備えるフレネルレンズ67の焦点距離fの2倍に設定されている。
The liquid
本例の立体表示ユニット6では、光路690の途中にある第1及び第2のミラーパネル65・633の反射により、遊技者側に向かう略クランク状の光路690が形成される。そして、立体表示ユニット6では、これらの部材を配置する位置や角度を調整することにより、遊技者の頭上辺りに立体像660を結像させることができる(図10参照。)。
In the
次に、立体表示ユニット6による立体像660の表示を含む特定リーチ演出の演出内容について説明する。
図13に例示する特定リーチ演出は、花火の打ち上げシーンを含む特定リーチ演出である。この特定リーチ演出は、図13(a)のリーチ状態が発生した後、花火の打ち上げシーンへの切替に応じて開始される(同図(b))。この特定リーチ演出では、液晶表示部190Aの表示エリアで花火が打ち上がった後、予め用意された2通りの演出パターンのうちのいずれかが実行される。
Next, the effect content of the specific reach effect including the display of the
The specific reach effect illustrated in FIG. 13 is a specific reach effect including a fireworks launch scene. This specific reach effect is started in response to the switching to the fireworks launch scene after the reach state of FIG. 13 (a) occurs (FIG. 13 (b)). In this specific reach effect, after the fireworks are launched in the display area of the liquid
第1の演出パターンは、打ち上げられた花火が展開する演出である。この演出パターンでは、液晶表示部190Aにより花火が表示されると共に、立体表示ユニット6によって遊技者の頭上辺りに一輪の花火の立体像660が表示される(図13(c))。
第2の演出パターンは、打ち上げられた花火が展開せずに不発となる演出である。この演出パターンでは、液晶表示部190Aの表示エリアに不発の様子が表示される一方、立体表示ユニット6による立体像660は表示されない(図13(d))。
The first production pattern is a production in which the fireworks that have been launched develop. In this effect pattern, the liquid
The second production pattern is a production in which the fireworks that have been launched do not unfold and become unexploded. In this effect pattern, the unexploded ordnance is displayed in the display area of the liquid
なお、第1の演出パターン及び第2の演出パターンの実行の際には、予め、立体表示ユニット6の開閉蓋630を開いた状態にすると良い。この場合には、開閉蓋630の動作によって、遊技者の期待感を高揚できる。さらに、第2の演出パターンの実行時にも立体像660を表示することも良い。第2の演出パターンにおいて、例えば、花火に代えて「残念!」の文字等を立体的に表示することも良い。
When executing the first effect pattern and the second effect pattern, it is preferable to open the opening /
上記の特定リーチ演出における2通りの演出パターンは、大当たり当選の期待値を示唆する演出となっている。花火が展開する演出パターン(図13(c))は、大当たりの確率が高い(期待値が高い)ことを示唆する演出のパターンである。一方、不発の演出パターン(図13(d))は、大当たりの確率が低い(期待値が低い)ことを示唆する演出のパターンである。どちらの演出パターンも、特定リーチ演出の終了に応じて図柄変動表示に復帰し、その後、停止表示された数字図柄195の組み合わせにより特図判定の当否が報知される。
The two types of production patterns in the above-mentioned specific reach production are productions that suggest the expected value of winning a big hit. The effect pattern developed by the fireworks (FIG. 13 (c)) is an effect pattern suggesting that the probability of a big hit is high (expected value is high). On the other hand, the unexploded effect pattern (FIG. 13 (d)) is an effect pattern suggesting that the probability of a big hit is low (expected value is low). Both effect patterns return to the symbol variation display according to the end of the specific reach effect, and then the combination of the stop-displayed
花火が展開する演出パターン(図13(c))が現れた場合には、その後、図13(e)のように大当たり図柄が停止表示される期待度が高く、不発の演出パターン(図13(d))が現れた場合には、その後、図13(f)のハズレ図柄が停止表示される可能性が高いということになる。ただし、特定リーチ演出の演出パターンが図13(c)及び(d)のうちのいずれであるかに応じて特図判定結果が確定する訳ではない。花火が展開する特定リーチ演出が実行された場合であってもその後、ハズレが報知される場合が設けられている。同様に、不発の特定リーチ演出についてもその後、大当たりが報知される場合が設定されている。 When an effect pattern in which fireworks develop (FIG. 13 (c)) appears, there is a high expectation that the jackpot symbol will be stopped and displayed as shown in FIG. 13 (e), and an unexploded effect pattern (FIG. 13 (FIG. 13)). When d)) appears, it means that there is a high possibility that the lost symbol of FIG. 13 (f) will be stopped and displayed thereafter. However, the special figure determination result is not determined depending on which of FIGS. 13 (c) and 13 (d) the effect pattern of the specific reach effect is. Even when a specific reach effect in which fireworks are developed is executed, there is a case where a loss is notified after that. Similarly, for the unexploded specific reach effect, the case where the big hit is notified after that is set.
以上のように、本例のパチンコ遊技機1によれば、遊技台の上部に設けられた庇状の張出部178の開閉蓋630が開き、遊技者の頭上辺りに立体像660が表示されるという斬新な演出が可能である。表示装置などが設けられていない空間に立体像を表示すれば、遊技者の意表を突くことができ、高い演出効果を期待できる。さらに、このパチンコ遊技機1が備える立体表示ユニット6では、通常、開閉蓋630が閉まっているので、遊技者にとっては、立体表示機能を具備しない通常の遊技機と同じに見える。遊技者が通常のタイプと認識して遊技していたパチンコ遊技機1が、突然、開閉蓋630を開けて立体像660を遊技者の頭上辺りに表示すれば、遊技者の想定を超える演出となり、遊技者を楽しませることができる。
As described above, according to the
パチンコ遊技機1は、開閉部材の一例である開閉蓋630が開くと立体像660が現れるという斬新な態様で立体像660を表示可能な遊技機である。パチンコ遊技機1によれば、このように立体像660を表示することで、遊技者の注目度を向上できる優れた特性の遊技機である。このパチンコ遊技機1では、遊技者の頭上辺りに突然、表示エリアが出現して立体像660が表示されるという遊技者の意表を突く演出が可能であり、長い期間に亘って遊技者を楽しませることができる。
The
特に、本例のパチンコ遊技機1では、開閉部材の一例である開閉蓋63が、遊技の結果を示す遊技領域130を取り囲む枠体をなす張出部178に設けられている。遊技領域130を取り囲むように形成された張出部178に開閉蓋63を設ける場合、遊技領域130に意識を集中している遊技者が開閉蓋63の動作に気付き難くなる。このような遊技者にとっては、突然、立体像660が頭上辺りに出現するように感じられ、立体像660の表示演出が遊技者の意表を突く斬新な演出となり得る。
In particular, in the
立体像660を表示する位置として、本例の構成では、遊技領域130の上方であって、遊技者の頭上辺りの位置を例示している。立体像660の表示位置は、本例の構成には限定されない。遊技領域130の右方であっても、左方であっても、下方であっても良い。表示装置19Aの液晶表示部190Aによる表示エリアに重ねて立体像を表示することも良い。このとき、表示装置19Aによる表示内容に連動して立体像を表示することができる。
As the position for displaying the three-
さらに例えば、遊技台の左右あるいは上下に一対の立体表示ユニット6を設けることも良い。この場合には、上側の立体像と、下側の立体像と、を連動させることが可能になる。例えば、下方の立体像により花火が打ち上がる様子を表示した後、所定期間の間を置いて、上方の立体像により展開する花火の立体像を表示することも良い。さらに、上記の所定期間において、表示装置19Aにより中間的なシーンを表示することも良い。
Further, for example, a pair of three-
本例では、開閉蓋630の内側面に第2のミラーパネル633を設けることで、開閉蓋630が開いたとき、遊技者側に向かう光路690が形成されるように構成している。開閉蓋630が開いたとき、立体像を表示するための遊技者側に向かう光路を形成できれば、第2のミラーパネル633を保持していない単なる開閉蓋であっても良い。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
In this example, by providing the
The other configurations and effects are the same as in Example 1.
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形、変更、あるいは適宜組み合わせた技術を包含している。 Although the specific examples of the present invention have been described in detail as in the examples, these specific examples merely disclose an example of the technique included in the claims. Needless to say, the scope of claims should not be construed in a limited manner by the composition and numerical values of specific examples. The scope of claims includes techniques that are variously modified, modified, or appropriately combined with the above-mentioned specific examples by utilizing known techniques, knowledge of those skilled in the art, and the like.
1 パチンコ遊技機(遊技機)
12 始動口
13 開閉扉
130 遊技領域
17、178 張出部
19 メイン液晶パネル(情報提示部)
19A 表示装置
190 表示画面(提示エリア)
190A 液晶表示部
35 演出制御部(演出制御手段)
5 立体表示ユニット(立体表示部)
50 ダクト
51 液晶表示ユニット(元像表示部)
53 ハーフミラー(第1の光学手段)
530 支持軸(収納機構)
531 駆動モータ(収納機構)
55 ミラー(第2の光学手段)
560 立体像
57 フレネルレンズ(集光部)
590 光路
160 大入賞口(入賞部)
6 立体表示ユニット
61 液晶表示ユニット(元像表示部)
630 開閉蓋
633 第2のミラーパネル
65 第1のミラーパネル
67 フレネルレンズ(集光部)
690 光路
1 Pachinko game machine (game machine)
12 Starting
190A
5 3D display unit (3D display unit)
50
53 Half mirror (first optical means)
530 Support shaft (storage mechanism)
531 Drive motor (storage mechanism)
55 Mirror (second optical means)
560
590
6
630 Opening and closing
690 optical path
Claims (3)
前記演出装置は、
前記立体像の元となる元像を表示する元像表示部と、
前記元像からの光を遊技者側に伝達する経路である光路と、
焦点距離fで光を集める集光部と、を含み、
前記元像表示部は、前記光路において前記集光部と対面するように配置され、前記光路における該集光部との間隔である距離dが焦点距離fよりも大きくなるように構成されており、前記光路の中には光の進行方向を変える第1の光学手段と第2の光学手段とが設けられ、前記第1の光学手段は、前記情報提示部の表示画面の手前側に立体像を表示するための展開位置と、前記情報提示部の表示画面を覆わない収納位置と、に回動可能に支持軸により軸支されており、前記立体像を表示するときは前記展開位置へ回動される一方、前記立体像を表示しないときは前記収納位置へ回動されることを特徴とする遊技機。 It is a gaming machine equipped with an information presentation unit for notifying the result of the jackpot lottery and a staging device for presenting a stereoscopic image so that the player can visually present the stereoscopic image on the front side of the display screen of the information presentation unit. hand,
The staging device is
An original image display unit that displays the original image that is the source of the three-dimensional image, and
An optical path, which is a path for transmitting light from the original image to the player side,
Including a condensing unit that collects light at a focal length f,
The original image display unit is arranged so as to face the condensing unit in the optical path, and is configured such that the distance d, which is the distance from the condensing unit in the optical path, is larger than the focal length f. A first optical means and a second optical means for changing the traveling direction of light are provided in the optical path, and the first optical means is three-dimensional on the front side of the display screen of the information presentation unit. It is rotatably supported by a support shaft between an unfolded position for displaying an image and a storage position that does not cover the display screen of the information presentation unit. When displaying the stereoscopic image, the unfolded position is reached. A gaming machine characterized in that it is rotated to the storage position when the stereoscopic image is not displayed .
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