JP7073885B2 - 内燃機関の遮音システム - Google Patents
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Description
前記遮音システムは、隙間を介して前記内燃機関を覆う遮音カバーを備える。
前記遮音カバーは、車両前方を向くカバー前方部を含む。
前記カバー前方部は、
前記遮音カバーの内部に外気を導入する複数の導入口と、
前記複数の導入口をそれぞれ開閉可能な複数の入口フラップと、
を含む。
前記遮音システムは、前記複数の入口フラップの開閉を制御する制御装置をさらに備える。
前記遮音カバーは、車両後方を向くカバー後方部を含む。
前記カバー後方部は、
前記遮音カバーの内部に導入された外気を排出する複数の排出口と、
前記複数の排出口をそれぞれ開閉可能な複数の出口フラップと、
を含む。
前記制御装置は、前記複数の入口フラップに加え、前記複数の出口フラップの開閉を制御する。
前記制御装置は、前記複数の排出口が前記車両の加速中に閉じるように前記複数の出口フラップを制御する。
また、前記複数の出口フラップは、自重式であってもよい。
前記遮音システムは、隙間を介して前記内燃機関を覆う遮音カバーを備える。
前記遮音カバーは、車両前方を向くカバー前方部を含む。
前記カバー前方部は、
前記遮音カバーの内部に外気を導入する複数の導入口と、
前記複数の導入口をそれぞれ開閉可能な複数の入口フラップと、
を含む。
前記遮音システムは、前記複数の入口フラップの開閉を制御する制御装置をさらに備える。
前記内燃機関は、エンジン冷却水を流通させるウォータジャケットを覆うウォータジャケット部を有するシリンダブロックと、エンジン潤滑油を貯留するオイルパンと、を含む。
前記複数の導入口の1つは、前記ウォータジャケット部に向けて外気を導入するための第1導入口である。
前記複数の導入口の他の1つは、前記オイルパンに向けて外気を導入するための第2導入口である。
前記制御装置は、前記エンジン冷却水の温度が第1暖機判定温度以上であり、かつ、前記エンジン潤滑油の温度が第2暖機判定温度未満である場合には、前記第1導入口が開くように前記複数の入口フラップの1つを制御し、かつ、前記第2導入口が閉じるように前記複数の入口フラップの他の1つを制御する。
前記遮音システムは、隙間を介して前記内燃機関を覆う遮音カバーを備える。
前記遮音カバーは、車両前方を向くカバー前方部を含む。
前記カバー前方部は、
前記遮音カバーの内部に外気を導入する複数の導入口と、
前記複数の導入口をそれぞれ開閉可能な複数の入口フラップと、
を含む。
前記遮音システムは、前記複数の入口フラップの開閉を制御する制御装置をさらに備える。
前記内燃機関は、エンジン冷却水を流通させるウォータジャケットを覆うウォータジャケット部を有するシリンダブロックと、エンジン潤滑油を貯留するオイルパンと、を含む。
前記複数の導入口の1つは、前記ウォータジャケット部に向けて外気を導入するための第1導入口である。
前記複数の導入口の他の1つは、前記オイルパンに向けて外気を導入するための第2導入口である。
前記制御装置は、外気温度が温度閾値以下であり、エンジン回転速度が回転速度閾値以上であり、かつ、エンジン負荷が負荷閾値以上である場合には、前記第1導入口が閉じるように前記複数の入口フラップの1つを制御し、かつ、前記第2導入口が開くように前記複数の入口フラップの他の1つを制御する。
前記遮音システムは、隙間を介して前記内燃機関を覆う遮音カバーを備える。
前記遮音カバーは、車両前方を向くカバー前方部を含む。
前記カバー前方部は、
前記遮音カバーの内部に外気を導入する複数の導入口と、
前記複数の導入口をそれぞれ開閉可能な複数の入口フラップと、
を含む。
前記遮音システムは、前記複数の入口フラップの開閉を制御する制御装置をさらに備える。
前記遮音カバーは、車両後方を向くカバー後方部を含む。
前記カバー後方部は、
前記遮音カバーの内部に導入された外気を排出する複数の排出口と、
前記複数の排出口をそれぞれ開閉可能な複数の出口フラップと、
を含む。
前記複数の出口フラップは、自重式である。
まず、図1~図5を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。
1-1-1.内燃機関及びその周りの構成
図1は、本発明の実施の形態1に係る遮音システム10が適用された内燃機関20及びその周りの構成を模式的に表した図(車両側面視)である。図1に示すように、内燃機関20は、車両1に搭載されている。より詳細には、内燃機関20は、車両1のエンジンコンパートメント2に収納されている。
図1に示すように、本実施形態の遮音システム10は、遮音カバー50を備えている。遮音カバー50は、隙間を介して内燃機関20を覆っている。この隙間は、後述の外気の導入により、内燃機関20の各部の放熱が可能な空間である。遮音カバー50は、吸音性能に優れた材料によって構成される。また、遮音カバー50の材料としては、ある程度の剛性を有するものが用いられる。そのような要求を満足する遮音カバー50の材料の一例は、PET(Polyethylene terephthalate)繊維からなる繊維材である。なお、内燃機関20への遮音カバー50の取り付け方法は、特に限定されないが、遮音カバー50は、一例として図示省略する締結具(ボルトなど)によって内燃機関20に取り付けられている。
図1に示す一例では、遮音カバー50は、互いに分割された5つのカバーピース52、54、56、58及び60によって構成されている。より詳細には、カバーピース52は、主に内燃機関20の上部(具体的には、シリンダヘッドカバー34の上部、及び吸気マニホールド24の上部)を覆うように形成されている。また、カバーピース52は、内燃機関20の車両上下方向の上部かつ車両前方側の部位(具体的には、シリンダヘッドカバー34の車両前方側の部位、及び吸気マニホールド24の車両上下方向の上側かつ車両前方側の部位)、及び、エンジン本体28の車両上下方向の上部かつ車両後方側の部位(具体的には、シリンダヘッドカバー34の車両後方側の部位)をも覆うように形成されている。
上述の5つのカバーピース52~60の例では、カバーピース52における最高点P1よりも車両前方側の部位、カバーピース54、56の全体、及び、カバーピース58における最低点P2よりも車両前方側の部位は、車両前方を向いており、したがって、本発明に係る「カバー前方部」の一例に相当する。また、カバーピース52における最高点P1よりも車両後方側の部位、カバーピース58における最低点P2よりも車両後方側の部位、及びカバーピース60の全体は、車両後方を向いており、したがって、本発明に係る「カバー後方部」の一例に相当する。
遮音カバー50の上記「カバー前方部」は、遮音カバー50の内部に外気を導入する複数(図1に示す例では、2つ)の導入口62、64と、これらの導入口62、64をそれぞれ開閉可能な複数(図1に示す例では、2つ)の入口フラップ66、68とを備えている。
また、遮音カバー50の上記「カバー後方部」は、遮音カバー50の内部に導入された外気を排出する複数(図1に示す例では、2つ)の排出口70、72と、これらの排出口70、72をそれぞれ開閉可能な複数(図1に示す例では、2つ)の出口フラップ74、76とを備えている。
本実施形態の遮音システム10は、さらに、入口フラップ66、68、及び出口フラップ74、76の開閉を制御するための制御装置80を備えている。制御装置80は、少なくとも1つのプロセッサと少なくとも1つのメモリと入出力インターフェースとを有するECU(Electronic Control Unit)である。
次に、図2~図5を参照して、本実施形態の遮音システム10の動作について説明する。
以上説明したように、本実施形態の遮音システム10は、複数(一例として2つ)の導入口62、64と、これらの導入口62、64をそれぞれ開閉可能な複数(一例として2つ)の入口フラップ66、68とを備えている。1組の導入口と入口フラップしか備えられていない例では、遮音カバーの内部に取り入れられた外気の流れの経路は一様になる。これに対し、本実施形態によれば、入口フラップ66、68の開閉を個別に、或いは同様に変更することにより、図2~図5に示すように、外気の流れの経路を変更できるようになる。つまり、外気の流れの経路の選択に自由度を与えられるようになる。このように、遮音システム10によれば、内燃機関20を覆う遮音カバー50の内部に取り入れられた外気の流れの経路をより適切に制御可能となる。
次に、図2~図5とともに新たに図6及び図7を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。
以下の説明では、実施の形態2に係る遮音システムのハードウェア構成の一例として、図1に示す遮音システム10の構成が用いられているものとする。既述したように、遮音システム10によれば、遮音カバー50の内部に取り入れられた外気の流れの経路をより適切に制御可能である。本実施形態では、そのような遮音システム10に関する具体的な制御内容について説明する。
エンジン停止中には、内燃機関20の保温効果(より詳細には、エンジン冷却水及びエンジン潤滑油の保温効果)の促進が望まれる。そこで、本実施形態では、制御装置80は、エンジン停止中には、入口フラップ66、68、及び出口フラップ74、76のすべてを閉じる全閉モードを選択する(図2参照)。これにより、エンジン停止中の内燃機関20の保温効果を高く確保できるようになる。
エンジン暖機運転中には、暖機促進のため、基本的には全閉モードが利用される。そのうえで、外気の流れの経路をより適切に制御可能な遮音システム10を利用する本実施形態では、各エンジン部品からのニーズにより適切に応えるために、次のような制御が実行される。
エンジン騒音(内燃機関からの放射音)の音圧レベルは、エンジン回転速度NEが高くなるにつれ、単位時間当たりのサイクル数が多くなるため高くなる。そこで、本実施形態では、制御装置80は、エンジン回転速度NEの上昇を伴う車両加速中には全閉モードを選択する。より詳細には、車両加速中には全閉モードが継続的に選択される。これにより、エンジン騒音が高くなり易い車両加速時において、遮音カバー50の内部からのエンジン騒音の漏れを効果的に抑制でき、その結果として、車外騒音を効果的に低減することができる。
外気温度が低く、エンジン回転速度NEが高く、かつエンジン負荷KLも高いときには、走行風によってラジエータ4での熱交換が十分に行われるためにエンジン冷却水温Twは下がる一方で、エンジン油温Toは上昇するというエンジン運転条件(以下、便宜上、「特定運転条件A」と称する)が存在する。
図7は、本発明の実施の形態2に係るフラップ66、68、74、76の制御に関する処理のルーチンを示すフローチャートである。制御装置80は、本ルーチンの処理を所定の制御周期で繰り返し実行する。
次に、図8を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。
図8は、本発明の実施の形態3に係る内燃機関の遮音システム100の構成を説明するための模式図(車両側面視)である。本実施形態に係る遮音システム100は、遮音カバーの構成において、実施の形態1に係る遮音システム10と相違している。
図8は、第1入口フラップ66が閉じ、かつ、第2入口フラップ68が開いている動作状態を示している。図8に示す例では、隙間Gはエンジン本体28の車両後方側の上部に設けられている。このため、第2導入口64から遮音カバー102の内部に取り込まれた外気は、矢印Cのように、オイルパン36付近の部位から上方に向けてエンジン本体28に沿うように流れた後に隙間Gから排出される。
次に、図9を参照して、本発明の実施の形態4について説明する。
図9は、本発明の実施の形態4に係る内燃機関の遮音システム110の構成を説明するための模式図(車両側面視)である。本実施形態に係る遮音システム110は、出口フラップの構成において、実施の形態1に係る遮音システム10と相違している。
以上説明した遮音システム110によれば、出口フラップ114、116の簡素化によって遮音システムのコストを低く抑えつつ、1組の導入口と入口フラップしか備えられていない例と比べて外気の流れの経路の選択に自由度を与えられるようになる。
図10(A)~図10(D)は、本発明に係る入口フラップの他の構成例を説明するための模式図(車両側面視)である。図10(A)に示す遮音カバー120の「カバー前方部」は、カバーピース122、124を含んでいる。カバーピース122の下部には、導入口126(開口部)が設けられている。導入口126には、バタフライ式の入口フラップ128が設けられている。入口フラップ128は、一例として電動式である。入口フラップ128の開閉は、制御装置80と同様の制御装置によって制御される。
2 エンジンコンパートメント
4 ラジエータ
5 冷却ファン
10、100、110 遮音システム
20 内燃機関
28 エンジン本体
30 シリンダヘッド
32 シリンダブロック
32a ウォータジャケット部
36 オイルパン
38 ウォータジャケット
50、102、112、120 遮音カバー
52、54、56、58、60、104、106、122、124 カバーピース
62 第1導入口
64 第2導入口
66 第1入口フラップ
68 第2入口フラップ
70 第1排出口
72 第2排出口
74、114 第1出口フラップ
76、116 第2出口フラップ
80 制御装置
126 導入口
128 入口フラップ
Claims (10)
- 車両に搭載された内燃機関の遮音システムであって、
前記遮音システムは、隙間を介して前記内燃機関を覆う遮音カバーを備え、
前記遮音カバーは、車両前方を向くカバー前方部を含み、
前記カバー前方部は、
前記遮音カバーの内部に外気を導入する複数の導入口と、
前記複数の導入口をそれぞれ開閉可能な複数の入口フラップと、
を含み、
前記遮音システムは、前記複数の入口フラップの開閉を制御する制御装置をさらに備え、
前記遮音カバーは、車両後方を向くカバー後方部を含み、
前記カバー後方部は、
前記遮音カバーの内部に導入された外気を排出する複数の排出口と、
前記複数の排出口をそれぞれ開閉可能な複数の出口フラップと、
を含み、
前記制御装置は、前記複数の入口フラップに加え、前記複数の出口フラップの開閉を制御し、
前記制御装置は、前記複数の排出口が前記車両の加速中に閉じるように前記複数の出口フラップを制御する
ことを特徴とする内燃機関の遮音システム。 - 前記制御装置は、前記複数の導入口が前記車両の加速中に閉じるように前記複数の入口フラップを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の遮音システム。 - 前記内燃機関は、エンジン冷却水を流通させるウォータジャケットを覆うウォータジャケット部を有するシリンダブロックを含み、
前記複数の導入口の1つは、前記ウォータジャケット部に向けて外気を導入するための第1導入口である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の遮音システム。 - 前記内燃機関は、エンジン潤滑油を貯留するオイルパンを含み、
前記複数の導入口の1つは、前記オイルパンに向けて外気を導入するための第2導入口である
ことを特徴とする請求項1~3の何れか1つに記載の内燃機関の遮音システム。 - 前記複数の出口フラップは、自重式である
ことを特徴とする請求項1~4の何れか1つに記載の内燃機関の遮音システム。 - 車両に搭載された内燃機関の遮音システムであって、
前記遮音システムは、隙間を介して前記内燃機関を覆う遮音カバーを備え、
前記遮音カバーは、車両前方を向くカバー前方部を含み、
前記カバー前方部は、
前記遮音カバーの内部に外気を導入する複数の導入口と、
前記複数の導入口をそれぞれ開閉可能な複数の入口フラップと、
を含み、
前記遮音システムは、前記複数の入口フラップの開閉を制御する制御装置をさらに備え、
前記内燃機関は、エンジン冷却水を流通させるウォータジャケットを覆うウォータジャケット部を有するシリンダブロックと、エンジン潤滑油を貯留するオイルパンと、を含み、
前記複数の導入口の1つは、前記ウォータジャケット部に向けて外気を導入するための第1導入口であり、
前記複数の導入口の他の1つは、前記オイルパンに向けて外気を導入するための第2導入口であり、
前記制御装置は、前記エンジン冷却水の温度が第1暖機判定温度以上であり、かつ、前記エンジン潤滑油の温度が第2暖機判定温度未満である場合には、前記第1導入口が開くように前記複数の入口フラップの1つを制御し、かつ、前記第2導入口が閉じるように前記複数の入口フラップの他の1つを制御する
ことを特徴とする内燃機関の遮音システム。 - 前記遮音カバーは、車両後方を向くカバー後方部を含み、
前記カバー後方部は、
前記遮音カバーの内部に導入された外気を排出する複数の排出口と、
前記複数の排出口をそれぞれ開閉可能な複数の出口フラップと、
を含み、
前記制御装置は、前記複数の入口フラップに加え、前記複数の出口フラップの開閉を制御し、
前記複数の排出口の1つは、前記ウォータジャケット部に向けて導入された外気を排出するための第1排出口であり、
前記複数の排出口の他の1つは、前記オイルパンに向けて導入された外気を排出するための第2排出口であり、
前記制御装置は、前記エンジン冷却水の温度が前記第1暖機判定温度以上であり、かつ、前記エンジン潤滑油の温度が前記第2暖機判定温度未満である場合には、前記第1排出口が開くように前記複数の出口フラップの1つを制御し、かつ、前記第2排出口が閉じるように前記複数の出口フラップの他の1つを制御する
ことを特徴とする請求項6に記載の内燃機関の遮音システム。 - 車両に搭載された内燃機関の遮音システムであって、
前記遮音システムは、隙間を介して前記内燃機関を覆う遮音カバーを備え、
前記遮音カバーは、車両前方を向くカバー前方部を含み、
前記カバー前方部は、
前記遮音カバーの内部に外気を導入する複数の導入口と、
前記複数の導入口をそれぞれ開閉可能な複数の入口フラップと、
を含み、
前記遮音システムは、前記複数の入口フラップの開閉を制御する制御装置をさらに備え、
前記内燃機関は、エンジン冷却水を流通させるウォータジャケットを覆うウォータジャケット部を有するシリンダブロックと、エンジン潤滑油を貯留するオイルパンと、を含み、
前記複数の導入口の1つは、前記ウォータジャケット部に向けて外気を導入するための第1導入口であり、
前記複数の導入口の他の1つは、前記オイルパンに向けて外気を導入するための第2導入口であり、
前記制御装置は、外気温度が温度閾値以下であり、エンジン回転速度が回転速度閾値以上であり、かつ、エンジン負荷が負荷閾値以上である場合には、前記第1導入口が閉じるように前記複数の入口フラップの1つを制御し、かつ、前記第2導入口が開くように前記複数の入口フラップの他の1つを制御する
ことを特徴とする内燃機関の遮音システム。 - 前記遮音カバーは、車両後方を向くカバー後方部を含み、
前記カバー後方部は、
前記遮音カバーの内部に導入された外気を排出する複数の排出口と、
前記複数の排出口をそれぞれ開閉可能な複数の出口フラップと、
を含み、
前記制御装置は、前記複数の入口フラップに加え、前記複数の出口フラップの開閉を制御し、
前記複数の排出口の1つは、前記ウォータジャケット部に向けて導入された外気を排出するための第1排出口であり、
前記複数の排出口の他の1つは、前記オイルパンに向けて導入された外気を排出するための第2排出口であり、
前記制御装置は、前記外気温度が前記温度閾値以下であり、前記エンジン回転速度が前記回転速度閾値以上であり、かつ、前記エンジン負荷が前記負荷閾値以上である場合には、前記第1排出口が閉じるように前記複数の出口フラップの1つを制御し、かつ、前記第2排出口が開くように前記複数の出口フラップの他の1つを制御する
ことを特徴とする請求項8に記載の内燃機関の遮音システム。 - 車両に搭載された内燃機関の遮音システムであって、
前記遮音システムは、隙間を介して前記内燃機関を覆う遮音カバーを備え、
前記遮音カバーは、車両前方を向くカバー前方部を含み、
前記カバー前方部は、
前記遮音カバーの内部に外気を導入する複数の導入口と、
前記複数の導入口をそれぞれ開閉可能な複数の入口フラップと、
を含み、
前記遮音システムは、前記複数の入口フラップの開閉を制御する制御装置をさらに備え、
前記遮音カバーは、車両後方を向くカバー後方部を含み、
前記カバー後方部は、
前記遮音カバーの内部に導入された外気を排出する複数の排出口と、
前記複数の排出口をそれぞれ開閉可能な複数の出口フラップと、
を含み、
前記複数の出口フラップは、自重式である
ことを特徴とする内燃機関の遮音システム。
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