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JP7065183B2 - En-dcにおけるフルrrc設定 - Google Patents

En-dcにおけるフルrrc設定 Download PDF

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Description

本開示は、ユーザ機器のコネクティビティを制御するための、通信システムにおけるネットワークノードおよびアプリケーションサーバによる方法および動作に関する。
LTEでは、ユーザ機器(UE)とeNBとの間の無線接続を設定/セットアップおよび維持するために、無線リソース制御(RRC)プロトコルが使用される。UEがeNBからRRCメッセージを受信したとき、UEは設定を適用またはコンパイルし、これが成功した場合、UEはRRC完了メッセージを生成し、RRC完了メッセージは、この応答をトリガしたメッセージのトランザクションIDを指示する。
LTEの最近のリリースでは、3つのシグナリング無線ベアラ(SRB)、すなわち、SRB0、SRB1およびSRB2が、UEとeNBとの間のRRCメッセージおよび非アクセス層(NAS)メッセージのトランスポートのために利用可能になっている。また、SRB1bisとして知られる新しいSRBが、NB-IoTにおけるDoNAS(データオーバーNAS)をサポートするために導入された。
SRB0は、CCCH論理チャネルを使用するRRCメッセージのために使用され得、RRC接続セットアップ、RRC接続再開およびRRC接続再確立をハンドリングするために使用され得る。UEがeNBに接続される(すなわち、RRC接続セットアップまたはRRC接続再確立/再開が成功する)と、SRB1は、すべてがDCCH論理チャネルを使用する、(ピギーバックNASメッセージを含み得る)RRCメッセージをハンドリングするために、ならびに、SRB2の確立より前のNASメッセージのために使用され得る。
SRB2は、すべてがDCCH論理チャネルを使用する、ロギングされた測定情報を含むRRCメッセージのために、ならびに、NASメッセージのために使用され得る。SRB2は、ロギングされた測定情報およびNASメッセージが、冗長であり得、より緊急のおよびより小さいSRB1メッセージの阻止を引き起こし得るので、SRB1よりも低い優先度を有し得る。SRB2は、セキュリティアクティブ化の後にE-UTRANによって設定され得る。
本明細書で説明されるいくつかの実施形態は、新しい無線(new radio)電気通信システムにおいて、ユーザ機器(UE)のハンドオーバにおけるデュアルコネクティビティを提供するようにネットワークノードを動作させる方法を含む。方法は、ネットワークノードから、およびターゲット2次ノードに、ハンドオーバにおけるUEのためのリソースを割り当てるために追加要求メッセージを送ることを含み得る。動作は、ターゲット2次ノードから追加要求確認応答メッセージを受信することであって、追加要求確認応答メッセージが、フル無線リソース制御(RRC)コンテキストまたはデルタRRCコンテキストに関するコンテキスト指示を含み、デルタRRCコンテキストが、現在のUEコンテキストにおけるデータに対して更新されたデータを含む、追加要求確認応答メッセージを受信することを含む。動作は、受信されたコンテキスト指示に基づいて、ネットワークノードからUEに、コンテキスト指示を含むメッセージを送ることを含み得る。コンテキスト指示がフルRRCコンテキストを含むことに応答して、UEに送られたメッセージは、前のEN-DC設定を解放し、UEにフルRRCコンテキストを追加するための、フラグを含む。コンテキスト指示がデルタRRCコンテキストを含むことに応答して、フラグを含むメッセージはUEに送られない。
いくつかの実施形態は、新しい無線電気通信システムにおいて、ユーザ機器(UE)のハンドオーバにおけるデュアルコネクティビティを提供するためのネットワークノードを対象とする。ネットワークノードは、ネットワークノードから、およびターゲット2次ノードに、ハンドオーバにおけるUEのためのリソースを割り当てるために追加要求メッセージを送ることと、ターゲット2次ノードから追加要求確認応答メッセージを受信することとを行うように設定される。追加要求確認応答メッセージは、フル無線リソース制御(RRC)コンテキストまたはデルタRRCコンテキストに関するコンテキスト指示を含む。デルタRRCコンテキストは、現在のUEコンテキストにおけるデータに対して更新されたデータを含む。受信されたコンテキスト指示に基づいて、ネットワークノードは、ネットワークノードからUEに、コンテキスト指示を含むメッセージを送るようにさらに設定される。コンテキスト指示がフルRRCコンテキストを含むことに応答して、UEに送られたメッセージは、前のEN-DC設定を解放し、UEにフルRRCコンテキストを追加するための、フラグを含む。コンテキスト指示がデルタRRCコンテキストを含むことに応答して、フラグを含むメッセージはUEに送られない。
実施形態は、新しい無線電気通信システムにおいて、ユーザ機器(UE)のハンドオーバにおけるデュアルコネクティビティを提供するようにマスタノードを動作させる方法を対象とし得る。方法は、マスタノードから、およびターゲット2次ノードに、ハンドオーバにおけるUEのためのリソースを割り当てるために追加要求メッセージを送ることと、ターゲット2次ノードから追加要求確認応答メッセージを受信することであって、追加要求確認応答メッセージが、フル無線リソース制御(RRC)コンテキストまたはデルタRRCコンテキストに関するコンテキスト指示を含み、デルタRRCコンテキストが、現在のUEコンテキストにおけるデータに対して更新されたデータを含む、追加要求確認応答メッセージを受信することと、受信されたコンテキスト指示に基づいて、ネットワークノードからUEに、コンテキスト指示を含むメッセージを送ることとを含み得る。コンテキスト指示がフルRRCコンテキストを含むことに応答して、UEに送られたメッセージは、前のEN-DC設定を解放し、UEにフルRRCコンテキストを追加するための、フラグを含む。コンテキスト指示がデルタRRCコンテキストを含むことに応答して、フラグを含むメッセージはUEに送られない。
いくつかの実施形態は、デュアルコネクティビティを提供するためのマスタノードを対象とする。マスタノードは、マスタノードから、およびターゲット2次ノードに、ハンドオーバにおけるUEのためのリソースを割り当てるために追加要求メッセージを送ることと、ターゲット2次ノードから追加要求確認応答メッセージを受信することであって、追加要求確認応答メッセージが、フル無線リソース制御(RRC)コンテキストまたはデルタRRCコンテキストに関するコンテキスト指示を含み、デルタRRCコンテキストが、現在のUEコンテキストにおけるデータに対して更新されたデータを含む、追加要求確認応答メッセージを受信することと、受信されたコンテキスト指示に基づいて、マスタノードからUEに、コンテキスト指示を含むメッセージを送ることとを行うように設定される。コンテキスト指示がフルRRCコンテキストを含むことに応答して、UEに送られたメッセージは、前のEN-DC設定を解放し、UEにフルRRCコンテキストを追加するための、フラグを含む。コンテキスト指示がデルタRRCコンテキストを含むことに応答して、フラグを含むメッセージはUEに送られない。
いくつかの実施形態は、デュアルコネクティビティを提供するようにマスタノードを動作させる方法を対象とする。方法は、マスタノードから、およびターゲット2次ノードに、ハンドオーバにおけるUEのためのリソースを割り当てるために追加要求メッセージを送ることと、ターゲット2次ノードから追加要求確認応答メッセージを受信することであって、追加要求確認応答メッセージが、フル無線リソース制御(RRC)コンテキストまたはデルタRRCコンテキストに関するコンテキスト指示を含み、デルタRRCコンテキストが、現在のUEコンテキストにおけるデータに対して更新されたデータを含む、追加要求確認応答メッセージを受信することとを含み得る。方法は、受信されたコンテキスト指示に基づいて、マスタノードからUEに、コンテキスト指示を含むメッセージを送ることを含み得る。コンテキスト指示がフルRRCコンテキストを含むことに応答して、UEに送られたメッセージは、前のEN-DC設定を解放し、UEにフルRRCコンテキストを追加するための、フラグを含む。コンテキスト指示がデルタRRCコンテキストを含むことに応答して、フラグを含むメッセージはUEに送られない。
いくつかの実施形態は、無線端末とのデュアルコネクティビティ(DC)通信を提供するために第2のネットワークノードと協働して動作するための第1のネットワークノードであって、したがって、第1のネットワークノードが、第1のネットワークノードと無線端末との間の第1の無線インターフェース上で、マスタセルグループ(MCG)を使用するマスタノードとして動作し、したがって、第2のネットワークノードが、2次ノードと無線端末との間の第2の無線インターフェース上で、2次セルグループ(SCG)を使用する2次ノードとして動作する、第1のネットワークノードを対象とする。第1のネットワークノードは、第1のネットワークノードから、およびターゲット2次ノードに、ハンドオーバにおけるUEのためのリソースを割り当てるために追加要求メッセージを送ることと、ターゲット2次ノードから追加要求確認応答メッセージを受信することであって、追加要求確認応答メッセージが、フル無線リソース制御(RRC)コンテキストまたはデルタRRCコンテキストに関するコンテキスト指示を含み、デルタRRCコンテキストが、現在のUEコンテキストにおけるデータに対して更新されたデータを含む、追加要求確認応答メッセージを受信することとを行うように適合される。第1のネットワークノードは、受信されたコンテキスト指示に基づいて、ネットワークノードからUEに、コンテキスト指示を含むメッセージを送るようにさらに設定される。コンテキスト指示がフルRRCコンテキストを含むことに応答して、UEに送られたメッセージは、前のEN-DC設定を解放し、UEにフルRRCコンテキストを追加するための、フラグを含む。コンテキスト指示がデルタRRCコンテキストを含むことに応答して、フラグを含むメッセージはUEに送られない。
本開示の態様は、例として示され、添付の図面によって限定されない。
本開示の様々な実施形態による、マスタノードと2次ノードとを含む、LTEデュアルコネクティビティ(DC)におけるユーザプレーン(UP)の概略ブロック図である。 本開示の様々な実施形態による、マスタノードと2次ノードとの間のLTE NRインターワーキングのためのユーザプレーン(UP)アーキテクチャの概略ブロック図である。 本開示の様々な実施形態による、マスタノードと2次ノードとの間のLTE NRインターワーキングのための制御プレーン(CP)アーキテクチャの概略ブロック図である。 本開示の様々な実施形態による、無線ネットワークの概略ブロック図である。 本開示の様々な実施形態による、ユーザ機器の概略ブロック図である。 本開示の様々な実施形態によって実装される機能が仮想化され得る、仮想化環境を示す概略ブロック図である。 本開示の様々な実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された電気通信ネットワークを示す概略ブロック図である。 本開示の様々な実施形態による、部分的無線接続上で基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータを示す概略ブロック図である。 本開示の様々な実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。 本開示の様々な実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。 本開示の様々な実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。 本開示の様々な実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。 本明細書で説明される通信システムにおいて使用され、本開示の様々な実施形態に従って動作するように設定され得る、ユーザ機器のブロック図である。 様々な実施形態による、本明細書で開示されるような動作を実施する、ネットワークノード中に常駐するモジュールを示す図である。 本開示の様々な実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。 本開示の様々な実施形態によるデータフロー図である。
次に、発明概念の実施形態の例が示されている添付の図面を参照しながら、発明概念が以下でより十分に説明される。しかしながら、発明概念は、多くの異なる形態で具現され得、本明細書に記載される実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であり、本発明概念の範囲を当業者に十分に伝達するように提供される。これらの実施形態は相互排他的でないことにも留意されたい。一実施形態からの構成要素が、別の実施形態において存在する/使用されると暗に仮定され得る。以下で説明される2つまたはそれ以上の実施形態は、任意のやり方で互いに組み合わせられ得る。
概して、本明細書で使用されるすべての用語は、異なる意味が、明確に与えられ、および/またはその用語が使用されるコンテキストから暗示されない限り、関連する技術分野における、それらの用語の通常の意味に従って解釈されるべきである。1つの(a/an)/その(the)エレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどへのすべての言及は、別段明示的に述べられていない限り、そのエレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの事例に言及しているものとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書で開示されるいずれの方法のステップも、ステップが、別のステップに後続するかまたは先行するものとして明示的に説明されない限り、および/あるいはステップが別のステップに後続するかまたは先行しなければならないことが暗黙的である場合、開示される厳密な順序で実施される必要はない。本明細書で開示される実施形態のうちのいずれかの任意の特徴は、適切であればいかなる場合も、任意の他の実施形態に適用され得る。同じように、実施形態のうちのいずれかの任意の利点は、任意の他の実施形態に適用され得、その逆も同様である。同封の実施形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の説明から明らかになろう。
次に、本開示の様々な実施形態による、マスタノードと2次ノードとを含む、LTEデュアルコネクティビティ(DC)におけるユーザプレーン(UP)の概略ブロック図を示す図1が簡単に参照される。
いくつかの実施形態では、E-UTRANはデュアルモードコネクティビティ(DC)動作をサポートし、それらの動作において、RRC_CONNECTEDにあるマルチプルRx/Tx UEが、X2インターフェース上で理想的でないバックホールを介して接続された2つのeNB中に位置する2つの異なったスケジューラによって提供される無線リソースを利用するように設定される。あるUEについてのDCに関与するeNBが、少なくとも2つの異なる役割を仮定し得る。第1の役割では、eNBは、マスタノード(MN)として動作し得る。第2の役割では、eNBは、2次ノード(SN)として動作し得る。DCでは、UEは、1つのMNと1つのSNとに接続され得る。
LTE DCでは、特定のベアラが使用する無線プロトコルアーキテクチャは、ベアラがどのようにセットアップされるかに依存し得る。たとえば、マスタセルグループ(MCG)ベアラ、2次セルグループ(SCG)ベアラおよびスプリットベアラ(split bearer)を含む、3つのベアラタイプが存在し得る。無線リソース制御(RRC)はMN中に位置し得る。信号無線ベアラ(SRB)(シグナリング無線ベアラ)は、常に、MCGベアラタイプとして設定され得、したがって、MNの無線リソースのみを使用し得る。
次に、本開示の様々な実施形態による、マスタノードと2次ノードとの間のLTE NRインターワーキングのための、ユーザプレーン(UP)アーキテクチャおよび制御プレーン(CP)アーキテクチャのそれぞれの概略ブロック図を示す、図2および図3が参照される。いくつかの実施形態は、LTE-NR緊密インターワーキング(LTE-NR tight interworking)と呼ばれることもあるLTE-NR(新しい無線)DCが、SCGスプリットベアラと呼ばれることがある、SNからのスプリットベアラを含み得ることを与える。LTE-NR DCは、RRCのためのスプリットベアラと、SCG SRBと呼ばれることがある、SNからの直接ベアラとをさらに含み得る。図2および図3は、LTE-NR緊密インターワーキングのための、ユーザプレーン(UP)アーキテクチャおよび制御プレーン(CP)アーキテクチャを示す。
いくつかのEN-DC実施形態では、LTEがマスタノードであり、NRが2次ノードである場合、SNはSgNBと呼ばれることがあり、ここで、gNBはNR基地局であり、MNはMeNBと呼ばれることがある。NRがマスタであり、LTEが2次ノードであるいくつかの実施形態では、対応する用語は、SeNBおよびMgNBであり得る。
いくつかの実施形態は、ダイバーシティをもたらすためにスプリットRRCメッセージが使用され得、送信側は、RRCメッセージをスケジュールするために、リンクのうちの1つを選定して、両方のリンクを介するメッセージを複製することのいずれかを判定することができることを与える。ダウンリンクでは、MCGレッグ(leg)またはSCGレッグ間の経路切替えあるいは両方の上での複製が、ネットワーク実装に委ねられ得る。いくつかの実施形態では、ULについて、ネットワークは、MCGレッグ、SCGレッグまたは両方のレッグを使用するようにUEを設定し得る。「レッグ」および「経路」という用語は、本開示全体にわたって互換的に使用され得る。
本開示では、異なるデュアルコネクティビティシナリオを区別するために、特定の専門用語が全体を通して使用され得る。たとえば、DCのコンテキストにおいて、LTEとNRの両方が、マスタノードと2次ノードの両方によって採用され得る。EN-DC:LTE-NRは、LTEがマスタノードであり、NRが2次ノードであるデュアルコネクティビティを表し得る。NE-DC:LTE-NRは、NRがマスタノードであり、LTEが2次ノードであるデュアルコネクティビティを表し得る。NR-NR DCと呼ばれることもあるNR-DCは、マスタノードと2次ノードの両方がNRを採用するデュアルコネクティビティを表し得る。さらに、マルチRAT DCと呼ばれることもあるMR-DCは、異なるRATを採用する、マスタノードと2次ノードとを表すための総称語であり得る。EN-DCおよびNE-DCは、MR-DCの2つの異なる例示的な事例であり得る。
いくつかの実施形態は、これらのベアラがネットワーク中のどこにおいて終端するかが、UEの観点からもはや重要でないことを与える。たとえば、UEは、各ベアラのために設定されているセキュリティキーを使用し得る。RAN2の観点から、MCGベアラが、S-KeNBを使用してSNにおいて終端するように、およびSCGベアラがMNにおいて終端するようにセットアップすることが、完全にサポートされ得る。同様に、SNとMNの両方において同時に終端するベアラをサポートすることが可能である。たとえば、SNにおいて終端するスプリットベアラとMNにおいて終端するスプリットベアラの両方が、サポートされ得る。
いくつかの実施形態は、フルRRC設定が、LTEにおいてサポートされ得ることを与える。LTEでは、ハンドオーバ(HO)または再確立中に、UEコンテキストが、ソースeNBからターゲットeNBに受け渡され得る。ターゲットeNBがUE設定のどのパートも理解しない場合、ターゲットeNBはフル設定をトリガし得る。フル設定プロシージャは、以下で与えられる3GPP TS36.331 セクション5.3.5.8において指定されている。
Figure 0007065183000001
上記で与えられているように、フル設定オプションは無線設定の初期化を含み得、これは、プロシージャを、セキュリティアルゴリズムがRRC再確立の間継続されることを除いて、(1つまたは複数の)ソースセルにおいて使用される設定とは無関係にし得る。DRBがdrb-ToAddModList中に含まれない場合、DRBは解放され得、したがって、ベアラの解放を指示する、上位レイヤへのメッセージが送られ得る。たとえば、(1つまたは複数の)解放されたベアラに関連する(1つまたは複数の)データサービスを継続するために、ゼロからの本格的なベアラセットアップが実施され得る。drb-toAddModList中に含まれるベアラについて、PDCP/RLC/LCHエンティティが、解放され、再び確立され得る。
いくつかの実施形態では、フル設定を使用することによる利点は、ハンドオーバのターゲットノードが、ソースノードにおけるUE設定を理解する必要がないことがあるということであり得る。そのような実施形態では、RRCおよび他のプロトコルの異なるプロトコルバージョンをサポートする異なるノード間のモビリティがサポートされ得る。さらに、ソースノードとターゲットノードとが、UEハンドリングおよび設定のための異なるソリューションをサポートする事態がサポートされ得る。そのような事例の例は、異なるアルゴリズムを使用し得るソリューションを含む。
いくつかの実施形態は、デルタシグナリングに対するフル設定を使用することの欠点が、フル設定が、UEコンテキストの関連するパートのみが再設定されるデルタシグナリングに対して、無線上で送られるメッセージがより大きくなることにつながり得ることであることを与える。
LTE DCの場合、RRCが、依然として、MNにおいてのみ維持されるので、フル設定は、設定のMCGパートとSCGパートの両方に適用され得る。EN-DCの場合、フル設定の考慮事項についての状況は、UE設定中にLTEパートとNRパートとがあり得るので、LTE DCとは異なり得る。EN-DCについてのRRCConnectionReconfigurationメッセージの関連する部分が、以下で再現される。
Figure 0007065183000002
HO中に、ソースeNBは、HO要求メッセージ中にターゲットへのHandoverPreparationInformationメッセージを含め得る。EN-DCについてのHandoverPreparationInformationメッセージの関連する部分が、以下で与えられる。
Figure 0007065183000003
わかるように、HandoverPreparationInformationメッセージ中のsourceConfig-r15 IEは、RRCReconfigurationを含んでいることがある。RRCConnectionReconfigurationメッセージでは、太字で強調されたパートは、ターゲットeNB(すなわち、MCG設定)に関連し得る。イタリック体で示されている部分は、ターゲットSN(すなわち、SCG設定)に関連し得る。SNに関連するパートは、SgNB追加中にターゲットSNに随意に送られ得るSCG-ConfigInfo中に含まれるパートであり得る。
本明細書の実施形態は、ターゲットeNBおよびSgNBが、それらに関連する設定を理解することができるかどうかに応じて、4つの異なるシナリオが考慮され得ることを与える。第1のシナリオは、ターゲットeNBがMCGパートを理解し、ターゲットSNがSCGパートを理解するシナリオである。このシナリオでは、ターゲットeNBとターゲットSNの両方が、それらに関連する設定を理解するので、デルタ設定が、MCG設定とSCG設定の両方に適用され得る。
第2のシナリオは、ターゲットeNBがMCGパートを理解せず、ターゲットSNがSCGパートを理解しないことを与える。このシナリオでは、ターゲットeNBとターゲットSNの両方が、それらに関連する設定を理解しないので、フル設定が、MCG設定とSCG設定の両方に適用され得る。
第3のシナリオは、ターゲットeNBがMCGパートを理解し、ターゲットSNがSCGパートを理解しないことを与え、第4のシナリオは、ターゲットeNBがMCGパートを理解せず、ターゲットSNがSCGパートを理解することを与える。本明細書の実施形態は、フル再設定またはデルタ再設定のうちのどちらが、MCG設定およびSCG設定に適用され得るかを決定するための、第3および第4のシナリオに対応する手法を提供し得る。
本開示のいくつかの態様およびそれらの実施形態は、これらまたは他の課題のソリューションを提供し得る。いくつかの実施形態は、EN-DCにおけるフル設定およびデルタRRC設定の問題に対処し得る。いくつかの実施形態によれば、ターゲットeNBが、ソースeNBからターゲットeNBに受け渡されるUE設定のMCGパートを理解しない場合、フル設定が、MCG設定とSCG設定の両方に適用され得る。そのような実施形態では、ターゲットeNBは、SgNB追加要求時に、フルSCG設定が適用され得ることをターゲットSNに通信し得る。
ターゲットeNBがUE設定のMCGパートを理解するが、SgNBがSCG設定を理解しない場合、フルSCG設定が適用され得るが、デルタ設定がMCGについて使用され得る。そのような実施形態では、ターゲットSgNBは、SgNB追加要求確認応答を受信すると、ターゲットSgNBが提供しているSCG設定がフル設定であるという指示を、MNに提供し得る。デルタ設定を使用することの1つの利点は、フル設定に対してメッセージサイズがより小さいことであり得、これは、ネットワークおよび無線負荷および干渉、ならびに/またはデバイスにおけるバッテリー消費量を低減し得る。
本明細書で説明されるように、本明細書で開示される問題のうちの1つまたは複数に対処する様々な実施形態が、以下の技術的利点のうちの1つまたは複数を提供し得る。本明細書のいくつかの実施形態による方法は、SgNBがUEのSCG設定を理解することが可能でない場合でも、ターゲットeNBがUEのMCG設定を理解することが可能であるとき、フルMCG設定が使用されないことがあることを与え得る。
さらに、いくつかの実施形態によれば、ターゲットeNBがMCG設定を理解しないとき、いくつかの実施形態は、レガシーフル再設定が、規格化の大きい変更の必要なしに、MCG設定とSCG設定との両方をフルに再設定するために再使用され得ることを与える。特定の実施形態が、これらの利点のすべてを提供するか、いくつかを提供するか、またはいずれをも提供しないことがあり、他の利点が、以下で記載される開示から容易に明らかになり得る。
添付の図面を参照しながら、次に、本明細書で企図される実施形態のうちのいくつかがより十分に説明される。しかしながら、他の実施形態は、本明細書で開示される主題の範囲内に含まれており、開示される主題は、本明細書に記載される実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、当業者に主題の範囲を伝達するために、例として提供される。
本明細書のいくつかの実施形態は、MNが、LTE RRCを稼働しているeNBであり、SNが、NRを稼働しているgNBである、EN-DCに対応し得る。しかしながら、本明細書の実施形態は、MNおよびSNが、異なるRATからのRRC仕様を使用している、任意のMR-DCネットワークに等しく適用可能であり得る。さらに、本明細書の様々な実施形態は、適宜に組み合わせられおよび/または修正され得る。
EN-DCにおけるHO中に、ターゲットeNBが、ソースeNBから受け渡されるUEの設定のMCGパートを理解する場合、MCGのフル設定を行うことは必要でないことがある。代わりに、SCGのみのフル再設定を行うことは十分であり得る。そのような実施形態では、SgNBは、フルSCG設定が適用されるべきであることを(たとえば、SgNB追加要求ACKメッセージ中で)MNに通知し得る。
いくつかの実施形態では、EN-DCにおいて、HOプロシージャ中に、ターゲットSgNBがSCG設定を理解しない場合、ターゲットSgNBは、SgNB追加要求ACKメッセージ中に、フルSCG設定が適用されるべきであり、ならびにフルSCG設定が適用されるべきであるという指示を含め得る。たとえば、EN-DCについてのRRCConnectionReconfigurationプロシージャの例示的な部分は以下を与える。
1> 受信されたRRCConnectionReconfigurationがen-DC-releaseを含む場合、
2> TS38.331 サブクローズ5.3.5.4aにおいて指定されているような2次セルグループ解放を実施し、nr-secondaryCellGroupConfigを解放する。
1> 受信されたRRCConnectionReconfigurationがsk-counterを含む場合、
2> TS38.331 サブクローズ5.3.5.7において指定されているようなキー更新プロシージャを実施する。
1> 受信されたRRCConnectionReconfigurationがnr-secondaryCellGroupConfigを含む場合、
2> TS38.331 サブクローズ5.3.5.3において指定されているようなNR RRC再設定を実施する。
1> 受信されたRRCConnectionReconfigurationがradioBearerConfigを含む場合、
2> TS38.331 サブクローズ5.3.5.5において指定されているような無線ベアラ設定を実施する。
1> 受信されたRRCConnectionReconfigurationがradioBearerConfigSを含む場合、
2> TS38.331 サブクローズ5.3.5.5において指定されているような無線ベアラ設定を実施する。
上記でわかるように、SCGは、en-DC-releaseフラグをセットすることによって、解放され、同じメッセージ中に追加され得、これは、SCGのフル設定と等価であり得る。したがって、SgNBが、SgNB追加要求ACKメッセージ中で、フルSCG設定が適用されるべきであることを指示した場合、ターゲットeNBがしなければならないことは、en-DC-releaseフラグをTRUEにセットすることだけである。
いくつかの実施形態によれば、EN-DCにおいて、フルSCG再設定は、MCGのフル設定に戻る必要なしに、SCGを解放するために、RRCConnectionReconfigurationメッセージ中のen-DC-releaseビットをTRUEにセットすることによって達成され得る。ターゲットeNBが、対応する設定を理解しない上記で説明されたシナリオでは、フルMCG設定が行われ得る。LTEフル再設定説明がここで再使用されるべきである場合、すべてのベアラ(MCGおよび/またはSCG)が、終端され、したがって、解放され得る。いくつかの実施形態は、すべてのベアラが、それらのベアラをdrb-ToAddModリスト中に含めることによって、同じ再設定メッセージ中に追加され得ることを与える。SCG設定を保存し、SCGに対してデルタ設定を実施することを希望する場合、RRC接続再設定プロシージャのかなりの変更が実施され得る。したがって、ターゲットeNBが設定のMCGパートを理解することが可能でない場合にMCGとSCGの両方について適用されるべきフル設定を実施することを含む実施形態が、使用され得る。
いくつかの実施形態は、EN-DCにおいて、HOプロシージャ中に、ターゲットeNBがMCG設定を理解しない場合、MCGとSCGの両方のフル設定が適用され得ることを与える。SgNBもフル設定を適用することを保証するために、ターゲットeNBは、SgNBがそうしなければならないことをSgNBに通知し得る。
いくつかの実施形態は、EN-DCにおいて、HOプロシージャ中に、ターゲットeNBがMCG設定を理解しない場合、ターゲットeNBは、追加要求メッセージ中に、SgNBにおいてフルSCG設定が適用されるべきであるという指示を含め得ることを与える。
またさらなる実施形態は、ターゲットeNBが、SgNB追加要求メッセージ中にSCG-configInfoを含めないことを与え得る。そのような実施形態では、SgNBは、SCGのフル再設定を行うことを強制され得る。
様々な実施形態が、無線ネットワークにおいて動作する、UE、無線デバイス、および様々なネットワークノードに関して、上記で説明された。また、これらの実施形態のネットワーク態様がクラウド環境において展開され得る。次に、これらのネットワークエレメントおよび設定が、以下でより詳細に説明される。
次に、本開示の様々な実施形態による、無線ネットワークの概略ブロック図を示す図4が参照される。
本明細書で説明される主題は、任意の好適な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は、図4に示されている例示的な無線ネットワークなどの無線ネットワークに関して説明される。簡単のために、図4の無線ネットワークは、ネットワーク406、ネットワークノード460および460b、ならびにWD410、410b、および410cのみを図示する。実際には、無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または任意の他のネットワークノードもしくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な任意の追加のエレメントをさらに含み得る。示されている構成要素のうち、ネットワークノード460および無線デバイス(WD)410は、追加の詳細とともに図示される。無線ネットワークは、1つまたは複数の無線デバイスに通信および他のタイプのサービスを提供して、無線デバイスの、無線ネットワークへのアクセス、および/あるいは、無線ネットワークによってまたは無線ネットワークを介して提供されるサービスの使用を容易にし得る。
無線ネットワークは、任意のタイプの通信、電気通信、データ、セルラー、および/または無線ネットワーク、あるいは他の同様のタイプのシステムを含み、および/またはそれらとインターフェースし得る。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格あるいは他のタイプのあらかじめ規定されたルールまたはプロシージャに従って動作するように設定され得る。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Long Term Evolution(LTE)、ならびに/あるいは他の好適な2G、3G、4G、または5G規格などの通信規格、IEEE802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいは、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMax)、Bluetooth、Z-Waveおよび/またはZigBee規格など、任意の他の適切な無線通信規格を実装し得る。
ネットワーク406は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にするための他のネットワークを備え得る。
ネットワークノード460およびWD410は、以下でより詳細に説明される様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおいて無線接続を提供することなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイス機能性を提供するために協働する。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/あるいは有線接続を介してかまたは無線接続を介してかにかかわらず、データおよび/または信号の通信を容易にするかまたはその通信に参加し得る、任意の他の構成要素またはシステムを備え得る。
本明細書で使用されるネットワークノードは、無線デバイスと、ならびに/あるいは、無線デバイスへの無線アクセスを可能にし、および/または提供する、および/または、無線ネットワークにおいて他の機能(たとえば、アドミニストレーション)を実施するための、無線ネットワーク中の他のネットワークノードまたは機器と、直接または間接的に通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な機器を指す。ネットワークノードの例は、限定はしないが、アクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、およびエボルブドノードB(eNB))を含む。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または、言い方を変えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいてカテゴリー分類され得、その場合、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局と呼ばれることもある。基地局は、リレーを制御する、リレーノードまたはリレードナーノードであり得る。ネットワークノードは、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがある、集中型デジタルユニットおよび/またはリモートラジオユニット(RRU)など、分散型無線基地局の1つまたは複数(またはすべて)の部分をも含み得る。そのようなリモートラジオユニットは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合されることも統合されないこともある。分散型無線基地局の部分は、分散型アンテナシステム(DAS)において、ノードと呼ばれることもある。ネットワークノードのまたさらなる例は、マルチ規格無線(MSR)BSなどのMSR機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(たとえば、E-SMLC)、および/あるいはMDTを含む。別の例として、ネットワークノードは、以下でより詳細に説明されるように、仮想ネットワークノードであり得る。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、無線ネットワークへのアクセスを可能にし、および/または無線デバイスに提供し、あるいは、無線ネットワークにアクセスした無線デバイスに何らかのサービスを提供することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な任意の好適なデバイス(またはデバイスのグループ)を表し得る。
図4では、ネットワークノード460は、処理回路要素470と、デバイス可読媒体480と、インターフェース490と、補助機器484と、電源486と、電力回路要素487と、アンテナ462とを含む。図4の例示的な無線ネットワーク中に示されているネットワークノード460は、ハードウェア構成要素の示されている組合せを含むデバイスを表し得るが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せをもつネットワークノードを備え得る。ネットワークノードが、本明細書で開示されるタスク、特徴、機能および方法を実施するために必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを備えることを理解されたい。その上、ネットワークノード460の構成要素が、より大きいボックス内に位置する単一のボックスとして、または複数のボックス内で入れ子にされている単一のボックスとして図示されているが、実際には、ネットワークノードは、単一の示されている構成要素を組成する複数の異なる物理構成要素を備え得る(たとえば、デバイス可読媒体480は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備え得る)。
同様に、ネットワークノード460は、複数の物理的に別個の構成要素(たとえば、ノードB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から組み立てられ得、これらは各々、それら自体のそれぞれの構成要素を有し得る。ネットワークノード460が複数の別個の構成要素(たとえば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備えるいくつかのシナリオでは、別個の構成要素のうちの1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの間で共有され得る。たとえば、単一のRNCが、複数のノードBを制御し得る。そのようなシナリオでは、各一意のノードBとRNCとのペアは、いくつかの事例では、単一の別個のネットワークノードと見なされ得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード460は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定され得る。そのような実施形態では、いくつかの構成要素は複製され得(たとえば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体480)、いくつかの構成要素は再使用され得る(たとえば、同じアンテナ462がRATによって共有され得る)。ネットワークノード460は、ネットワークノード460に統合された、たとえば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための様々な示されている構成要素の複数のセットをも含み得る。これらの無線技術は、同じまたは異なるチップまたはチップのセット、およびネットワークノード460内の他の構成要素に統合され得る。
処理回路要素470は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定される。処理回路要素470によって実施されるこれらの動作は、処理回路要素470によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報に変換することによって、処理すること、取得された情報または変換された情報をネットワークノードに記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報または変換された情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
処理回路要素470は、単体で、またはデバイス可読媒体480などの他のネットワークノード460構成要素と併せてのいずれかで、ネットワークノード460機能性を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。たとえば、処理回路要素470は、デバイス可読媒体480に記憶された命令、または処理回路要素470内のメモリに記憶された命令を実行し得る。そのような機能性は、本明細書で説明される様々な無線特徴、機能、または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路要素470は、システムオンチップ(SOC)を含み得る。
いくつかの実施形態では、処理回路要素470は、無線周波数(RF)トランシーバ回路要素472とベースバンド処理回路要素474とのうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路要素472とベースバンド処理回路要素474とは、別個のチップ(またはチップのセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあり得る。代替実施形態では、RFトランシーバ回路要素472とベースバンド処理回路要素474との一部または全部は、同じチップまたはチップのセット、ボード、あるいはユニット上にあり得る。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNBまたは他のそのようなネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書で説明される機能性の一部または全部は、デバイス可読媒体480、または処理回路要素470内のメモリに記憶された、命令を実行する処理回路要素470によって実施され得る。代替実施形態では、機能性の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路要素470によって提供され得る。それらの実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路要素470は、説明される機能性を実施するように設定され得る。そのような機能性によって提供される利益は、処理回路要素470単独に、またはネットワークノード460の他の構成要素に限定されないが、全体としてネットワークノード460によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
デバイス可読媒体480は、限定はしないが、永続記憶域、固体メモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))を含む、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリ、ならびに/あるいは、処理回路要素470によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを備え得る。デバイス可読媒体480は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路要素470によって実行されることが可能であり、ネットワークノード460によって利用される、他の命令を含む、任意の好適な命令、データまたは情報を記憶し得る。デバイス可読媒体480は、処理回路要素470によって行われた計算および/またはインターフェース490を介して受信されたデータを記憶するために使用され得る。いくつかの実施形態では、処理回路要素470およびデバイス可読媒体480は、統合されていると見なされ得る。
インターフェース490は、ネットワークノード460、ネットワーク406、および/またはWD410の間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信において使用される。示されているように、インターフェース490は、たとえば有線接続上でネットワーク406との間でデータを送るおよび受信するための(1つまたは複数の)ポート/(1つまたは複数の)端末494を備える。インターフェース490は、アンテナ462に結合されるか、またはいくつかの実施形態では、アンテナ462の一部であり得る、無線フロントエンド回路要素492をも含む。無線フロントエンド回路要素492は、フィルタ498と増幅器496とを備える。無線フロントエンド回路要素492は、アンテナ462および処理回路要素470に接続され得る。無線フロントエンド回路要素は、アンテナ462と処理回路要素470との間で通信される信号を調節するように設定され得る。無線フロントエンド回路要素492は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路要素492は、デジタルデータを、フィルタ498および/または増幅器496の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換し得る。無線信号は、次いで、アンテナ462を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ462は無線信号を集め得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路要素492によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路要素470に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
いくつかの代替実施形態では、ネットワークノード460は別個の無線フロントエンド回路要素492を含まないことがあり、代わりに、処理回路要素470は、無線フロントエンド回路要素を備え得、別個の無線フロントエンド回路要素492なしでアンテナ462に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路要素472の全部または一部が、インターフェース490の一部と見なされ得る。さらに他の実施形態では、インターフェース490は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つまたは複数のポートまたは端末494と、無線フロントエンド回路要素492と、RFトランシーバ回路要素472とを含み得、インターフェース490は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路要素474と通信し得る。
アンテナ462は、無線信号を送り、および/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得る。アンテナ462は、無線フロントエンド回路要素492に結合され得、データおよび/または信号を無線で送信および受信することが可能な任意のタイプのアンテナであり得る。いくつかの実施形態では、アンテナ462は、たとえば2GHzと66GHzとの間の無線信号を送信/受信するように動作可能な1つまたは複数の全方向、セクタまたはパネルアンテナを備え得る。全方向アンテナは、任意の方向に無線信号を送信/受信するために使用され得、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するために使用され得、パネルアンテナは、比較的直線ラインで無線信号を送信/受信するために使用される見通し線アンテナであり得る。いくつかの事例では、2つ以上のアンテナの使用は、MIMOと呼ばれることがある。いくつかの実施形態では、アンテナ462は、ネットワークノード460とは別個であり得、インターフェースまたはポートを通してネットワークノード460に接続可能であり得る。
アンテナ462、インターフェース490、および/または処理回路要素470は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作および/またはいくつかの取得動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器から受信され得る。同様に、アンテナ462、インターフェース490、および/または処理回路要素470は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器に送信され得る。
電力回路要素487は、電力管理回路要素を備えるか、または電力管理回路要素に結合され得、本明細書で説明される機能性を実施するための電力を、ネットワークノード460の構成要素に供給するように設定される。電力回路要素487は、電源486から電力を受信し得る。電源486および/または電力回路要素487は、それぞれの構成要素に好適な形式で(たとえば、各それぞれの構成要素のために必要とされる電圧および電流レベルにおいて)、ネットワークノード460の様々な構成要素に電力を提供するように設定され得る。電源486は、電力回路要素487および/またはネットワークノード460中に含まれるか、あるいは電力回路要素487および/またはネットワークノード460の外部にあるかのいずれかであり得る。たとえば、ネットワークノード460は、電気ケーブルなどの入力回路要素またはインターフェースを介して外部電源(たとえば、電気コンセント)に接続可能であり得、それにより、外部電源は電力回路要素487に電力を供給する。さらなる例として、電源486は、電力回路要素487に接続された、または電力回路要素487中で統合された、バッテリーまたはバッテリーパックの形態の電力源を備え得る。バッテリーは、外部電源が落ちた場合、バックアップ電力を提供し得る。光起電力デバイスなどの他のタイプの電源も使用され得る。
ネットワークノード460の代替実施形態は、本明細書で説明される機能性、および/または本明細書で説明される主題をサポートするために必要な機能性のうちのいずれかを含む、ネットワークノードの機能性のいくつかの態様を提供することを担当し得る、図4に示されている構成要素以外の追加の構成要素を含み得る。たとえば、ネットワークノード460は、ネットワークノード460への情報の入力を可能にするための、およびネットワークノード460からの情報の出力を可能にするための、ユーザインターフェース機器を含み得る。これは、ユーザが、ネットワークノード460のための診断、メンテナンス、修復、および他の管理機能を実施することを可能にし得る。
本明細書で使用される無線デバイス(WD)は、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能なデバイスを指す。別段に記載されていない限り、WDという用語は、本明細書ではユーザ機器(UE)と互換的に使用され得る。無線で通信することは、空中で情報を伝達するのに好適な、電磁波、電波、赤外波、および/または他のタイプの信号を使用して無線信号を送信および/または受信することを伴い得る。いくつかの実施形態では、WDは、直接人間対話なしに情報を送信および/または受信するように設定され得る。たとえば、WDは、内部または外部イベントによってトリガされたとき、あるいはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計され得る。WDの例は、限定はしないが、スマートフォン、モバイルフォン、セルフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)フォン、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲーミングコンソールまたはデバイス、音楽記憶デバイス、再生器具、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ内蔵機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線顧客構内機器(CPE:customer premise equipment)、車載無線端末デバイスなどを含む。WDは、たとえばサイドリンク通信のための3GPP規格を実装することによって、デバイス間(D2D)通信をサポートし得、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。また別の特定の例として、モノのインターネット(IoT)シナリオでは、WDは、監視および/または測定を実施し、そのような監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する、マシンまたは他のデバイスを表し得る。WDは、この場合、マシン間(M2M)デバイスであり得、M2Mデバイスは、3GPPコンテキストではマシン型通信(MTC)デバイスと呼ばれることがある。1つの特定の例として、WDは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実装するUEであり得る。そのようなマシンまたはデバイスの特定の例は、センサー、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、あるいは家庭用または個人用電気器具(たとえば冷蔵庫、テレビジョンなど)、個人用ウェアラブル(たとえば、時計、フィットネストラッカーなど)である。他のシナリオでは、WDは車両または他の機器を表し得、車両または他の機器は、その動作ステータスを監視することおよび/またはその動作ステータスに関して報告すること、あるいはその動作に関連付けられた他の機能が可能である。上記で説明されたWDは無線接続のエンドポイントを表し得、その場合には、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。さらに、上記で説明されたWDはモバイルであり得、その場合には、デバイスはモバイルデバイスまたはモバイル端末と呼ばれることもある。
示されているように、無線デバイス410は、アンテナ411と、インターフェース414と、処理回路要素420と、デバイス可読媒体430と、ユーザインターフェース機器432と、補助機器434と、電源436と、電力回路要素437とを含む。WD410は、WD410によってサポートされる、たとえば、ほんの数個を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための示されている構成要素のうちの1つまたは複数の複数のセットを含み得る。これらの無線技術は、WD410内の他の構成要素と同じまたは異なるチップまたはチップのセットに統合され得る。
アンテナ411は、無線信号を送り、および/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得、インターフェース414に接続される。いくつかの代替実施形態では、アンテナ411は、WD410とは別個であり、インターフェースまたはポートを通してWD410に接続可能であり得る。アンテナ411、インターフェース414、および/または処理回路要素420は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作または送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信され得る。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路要素および/またはアンテナ411は、インターフェースと見なされ得る。
示されているように、インターフェース414は、無線フロントエンド回路要素412とアンテナ411とを備える。無線フロントエンド回路要素412は、1つまたは複数のフィルタ418と増幅器416とを備える。無線フロントエンド回路要素412は、アンテナ411および処理回路要素420に接続され、アンテナ411と処理回路要素420との間で通信される信号を調節するように設定される。無線フロントエンド回路要素412は、アンテナ411に結合されるか、またはアンテナ411の一部であり得る。いくつかの実施形態では、WD410は別個の無線フロントエンド回路要素412を含まないことがあり、むしろ、処理回路要素420は、無線フロントエンド回路要素を備え得、アンテナ411に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路要素422の一部または全部が、インターフェース414の一部と見なされ得る。無線フロントエンド回路要素412は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路要素412は、デジタルデータを、フィルタ418および/または増幅器416の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換し得る。無線信号は、次いで、アンテナ411を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ411は無線信号を集め得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路要素412によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路要素420に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
処理回路要素420は、単体で、またはデバイス可読媒体430などの他のWD410構成要素と併せてのいずれかで、WD410機能性を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。そのような機能性は、本明細書で説明される様々な無線特徴または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。たとえば、処理回路要素420は、本明細書で開示される機能性を提供するために、デバイス可読媒体430に記憶された命令、または処理回路要素420内のメモリに記憶された命令を実行し得る。
示されているように、処理回路要素420は、RFトランシーバ回路要素422、ベースバンド処理回路要素424、およびアプリケーション処理回路要素426のうちの1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路要素は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。いくつかの実施形態では、WD410の処理回路要素420は、SOCを備え得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路要素422、ベースバンド処理回路要素424、およびアプリケーション処理回路要素426は、別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。代替実施形態では、ベースバンド処理回路要素424およびアプリケーション処理回路要素426の一部または全部は1つのチップまたはチップのセットになるように組み合わせられ得、RFトランシーバ回路要素422は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。さらに代替の実施形態では、RFトランシーバ回路要素422およびベースバンド処理回路要素424の一部または全部は同じチップまたはチップのセット上にあり得、アプリケーション処理回路要素426は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。また他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路要素422、ベースバンド処理回路要素424、およびアプリケーション処理回路要素426の一部または全部は、同じチップまたはチップのセット中で組み合わせられ得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路要素422は、インターフェース414の一部であり得る。RFトランシーバ回路要素422は、処理回路要素420のためのRF信号を調節し得る。
いくつかの実施形態では、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される機能性の一部または全部は、デバイス可読媒体430に記憶された命令を実行する処理回路要素420によって提供され得、デバイス可読媒体430は、いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体であり得る。代替実施形態では、機能性の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路要素420によって提供され得る。それらの特定の実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路要素420は、説明される機能性を実施するように設定され得る。そのような機能性によって提供される利益は、処理回路要素420単独に、またはWD410の他の構成要素に限定されないが、全体としてWD410によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
処理回路要素420は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定され得る。処理回路要素420によって実施されるようなこれらの動作は、処理回路要素420によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報に変換することによって、処理すること、取得された情報または変換された情報をWD410によって記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報または変換された情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
デバイス可読媒体430は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路要素420によって実行されることが可能な他の命令を記憶するように動作可能であり得る。デバイス可読媒体430は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/あるいは、処理回路要素420によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路要素420およびデバイス可読媒体430は、統合されていると見なされ得る。
ユーザインターフェース機器432は、人間のユーザがWD410と対話することを可能にする構成要素を提供し得る。そのような対話は、視覚、聴覚、触覚など、多くの形式のものであり得る。ユーザインターフェース機器432は、ユーザへの出力を作り出すように、およびユーザがWD410への入力を提供することを可能にするように動作可能であり得る。対話のタイプは、WD410にインストールされるユーザインターフェース機器432のタイプに応じて変動し得る。たとえば、WD410がスマートフォンである場合、対話はタッチスクリーンを介したものであり得、WD410がスマートメーターである場合、対話は、使用量(たとえば、使用されたガロンの数)を提供するスクリーン、または(たとえば、煙が検出された場合)可聴警報を提供するスピーカーを通したものであり得る。ユーザインターフェース機器432は、入力インターフェース、デバイスおよび回路、ならびに、出力インターフェース、デバイスおよび回路を含み得る。ユーザインターフェース機器432は、WD410への情報の入力を可能にするように設定され、処理回路要素420が入力情報を処理することを可能にするために、処理回路要素420に接続される。ユーザインターフェース機器432は、たとえば、マイクロフォン、近接度または他のセンサー、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つまたは複数のカメラ、USBポート、あるいは他の入力回路要素を含み得る。ユーザインターフェース機器432はまた、WD410からの情報の出力を可能にするように、および処理回路要素420がWD410からの情報を出力することを可能にするように設定される。ユーザインターフェース機器432は、たとえば、スピーカー、ディスプレイ、振動回路要素、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路要素を含み得る。ユーザインターフェース機器432の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD410は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、エンドユーザおよび/または無線ネットワークが本明細書で説明される機能性から利益を得ることを可能にし得る。
補助機器434は、概してWDによって実施されないことがある、より固有の機能性を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のために測定を行うための特殊化されたセンサー、有線通信などのさらなるタイプの通信のためのインターフェースなどを備え得る。補助機器434の構成要素の包含およびタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて変動し得る。
電源436は、いくつかの実施形態では、バッテリーまたはバッテリーパックの形態のものであり得る。外部電源(たとえば、電気コンセント)、光起電力デバイスまたは電池など、他のタイプの電源も使用され得る。WD410は、電源436から、本明細書で説明または指示される任意の機能性を行うために電源436からの電力を必要とする、WD410の様々な部分に電力を配信するための、電力回路要素437をさらに備え得る。電力回路要素437は、いくつかの実施形態では、電力管理回路要素を備え得る。電力回路要素437は、追加または代替として、外部電源から電力を受信するように動作可能であり得、その場合、WD410は、電力ケーブルなどの入力回路要素またはインターフェースを介して(電気コンセントなどの)外部電源に接続可能であり得る。電力回路要素437はまた、いくつかの実施形態では、外部電源から電源436に電力を配信するように動作可能であり得る。これは、たとえば、電源436の充電のためのものであり得る。電力回路要素437は、電源436からの電力に対して、その電力を、電力が供給されるWD410のそれぞれの構成要素に好適であるようにするために、任意のフォーマッティング、変換、または他の修正を実施し得る。
次に、本開示の様々な実施形態による、ユーザ機器の概略ブロック図を示す図5が参照される。
図5は、本明細書で説明される様々な態様による、UEの一実施形態を示す。本明細書で使用されるユーザ機器またはUEは、必ずしも、関連するデバイスを所有し、および/または動作させる人間のユーザという意味におけるユーザを有するとは限らない。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる動作を意図されるが、特定の人間のユーザに関連付けられないことがあるか、または特定の人間のユーザに初めに関連付けられないことがある、デバイスを表し得る。UEはまた、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる動作を意図されないNB-IoT UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別される任意のUEを備え得る。図5に示されているUE500は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、3GPPによって公表された1つまたは複数の通信規格による通信のために設定されたWDの一例である。前述のように、WDおよびUEという用語は、互換的に使用され得る。したがって、図5はUEであるが、本明細書で説明される構成要素は、WDに等しく適用可能であり、その逆も同様である。
図5では、UE500は、入出力インターフェース505、無線周波数(RF)インターフェース509、ネットワーク接続インターフェース511、ランダムアクセスメモリ(RAM)517と読取り専用メモリ(ROM)519と記憶媒体521などとを含むメモリ515、通信サブシステム531、電源513、および/または他の構成要素、あるいはそれらの任意の組合せに動作可能に結合された、処理回路要素501を含む。記憶媒体521は、オペレーティングシステム523と、アプリケーションプログラム525と、データ527とを含む。他の実施形態では、記憶媒体521は、他の同様のタイプの情報を含み得る。いくつかのUEは、図5に示されている構成要素のすべてを利用するか、またはそれらの構成要素のサブセットのみを利用し得る。構成要素間の統合のレベルは、UEごとに変動し得る。さらに、いくつかのUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機など、構成要素の複数のインスタンスを含んでいることがある。
図5では、処理回路要素501は、コンピュータ命令およびデータを処理するように設定され得る。処理回路要素501は、(たとえば、ディスクリート論理、FPGA、ASICなどにおける)1つまたは複数のハードウェア実装状態機械など、機械可読コンピュータプログラムとしてメモリに記憶された機械命令を実行するように動作可能な任意の逐次状態機械、適切なファームウェアと一緒のプログラマブル論理、適切なソフトウェアと一緒のマイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)など、1つまたは複数のプログラム内蔵、汎用プロセッサ、あるいは上記の任意の組合せを実装するように設定され得る。たとえば、処理回路要素501は、2つの中央処理ユニット(CPU)を含み得る。データは、コンピュータによる使用に好適な形式での情報であり得る。
図示された実施形態では、入出力インターフェース505は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに通信インターフェースを提供するように設定され得る。UE500は、入出力インターフェース505を介して出力デバイスを使用するように設定され得る。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用し得る。たとえば、UE500への入力およびUE500からの出力を提供するために、USBポートが使用され得る。出力デバイスは、スピーカー、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せであり得る。UE500は、ユーザがUE500に情報をキャプチャすることを可能にするために、入出力インターフェース505を介して入力デバイスを使用するように設定され得る。入力デバイスは、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(たとえば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサー、マウス、トラックボール、方向パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含み得る。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を検知するための容量性または抵抗性タッチセンサーを含み得る。センサーは、たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、チルトセンサー、力センサー、磁力計、光センサー、近接度センサー、別の同様のセンサー、またはそれらの任意の組合せであり得る。たとえば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサーであり得る。
図5では、RFインターフェース509は、送信機、受信機、およびアンテナなど、RF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース511は、ネットワーク543aに通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク543aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、電気通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク543aは、Wi-Fiネットワークを備え得る。ネットワーク接続インターフェース511は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って通信ネットワーク上で1つまたは複数の他のデバイスと通信するために使用される、受信機および送信機インターフェースを含むように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース511は、通信ネットワークリンク(たとえば、光学的、電気的など)に適した受信機および送信機機能性を実装し得る。送信機および受信機機能は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
RAM517は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなど、ソフトウェアプログラムの実行中に、データまたはコンピュータ命令の記憶またはキャッシングを提供するために、バス502を介して処理回路要素501にインターフェースするように設定され得る。ROM519は、処理回路要素501にコンピュータ命令またはデータを提供するように設定され得る。たとえば、ROM519は、不揮発性メモリに記憶される、基本入出力(I/O)、起動、またはキーボードからのキーストロークの受信など、基本システム機能のための、不変低レベルシステムコードまたはデータを記憶するように設定され得る。記憶媒体521は、RAM、ROM、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、取外し可能カートリッジ、またはフラッシュドライブなど、メモリを含むように設定され得る。一例では、記憶媒体521は、オペレーティングシステム523と、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェットまたはガジェットエンジン、あるいは別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラム525と、データファイル527とを含むように設定され得る。記憶媒体521は、UE500による使用のために、多様な様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組合せのうちのいずれかを記憶し得る。
記憶媒体521は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、Blu-Ray光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータ記憶(HDDS)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールまたはリムーバブルユーザ識別情報(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、あるいはそれらの任意の組合せなど、いくつかの物理ドライブユニットを含むように設定され得る。記憶媒体521は、UE500が、一時的または非一時的メモリ媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、あるいはデータをアップロードすることを可能にし得る。通信システムを利用する製造品などの製造品は、記憶媒体521中に有形に具現され得、記憶媒体521はデバイス可読媒体を備え得る。
図5では、処理回路要素501は、通信サブシステム531を使用してネットワーク543bと通信するように設定され得る。ネットワーク543aとネットワーク543bとは、同じ1つまたは複数のネットワークまたは異なる1つまたは複数のネットワークであり得る。通信サブシステム531は、ネットワーク543bと通信するために使用される1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。たとえば、通信サブシステム531は、IEEE802.5、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って、無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、または基地局など、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するために使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。各トランシーバは、RANリンク(たとえば、周波数割り当てなど)に適した送信機機能性または受信機機能性をそれぞれ実装するための、送信機533および/または受信機535を含み得る。さらに、各トランシーバの送信機533および受信機535は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
示されている実施形態では、通信サブシステム531の通信機能は、データ通信、ボイス通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、ニアフィールド通信、ロケーションを決定するための全地球測位システム(GPS)の使用などのロケーションベース通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含み得る。たとえば、通信サブシステム531は、セルラー通信と、Wi-Fi通信と、Bluetooth通信と、GPS通信とを含み得る。ネットワーク543bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、電気通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク543bは、セルラーネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/またはニアフィールドネットワークであり得る。電源513は、UE500の構成要素に交流(AC)または直流(DC)電力を提供するように設定され得る。
本明細書で説明される特徴、利益および/または機能は、UE500の構成要素のうちの1つにおいて実装されるか、またはUE500の複数の構成要素にわたって分割され得る。さらに、本明細書で説明される特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェアの任意の組合せで実装され得る。一例では、通信サブシステム531は、本明細書で説明される構成要素のうちのいずれかを含むように設定され得る。さらに、処理回路要素501は、バス502上でそのような構成要素のうちのいずれかと通信するように設定され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかは、処理回路要素501によって実行されたとき、本明細書で説明される対応する機能を実施する、メモリに記憶されたプログラム命令によって表され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの機能性は、処理回路要素501と通信サブシステム531との間で分割され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの非計算集約的機能が、ソフトウェアまたはファームウェアで実装され得、計算集約的機能がハードウェアで実装され得る。
次に、本開示の様々な実施形態によって実装される機能が仮想化され得る、仮想化環境を示す概略ブロック図である図6が参照される。
本コンテキストでは、仮想化することは、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイスおよびネットワーキングリソースを仮想化することを含み得る、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用される仮想化は、ノード(たとえば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノード)に、あるいはデバイス(たとえば、UE、無線デバイスまたは任意の他のタイプの通信デバイス)またはそのデバイスの構成要素に適用され得、機能性の少なくとも一部分が、(たとえば、1つまたは複数のネットワークにおいて1つまたは複数の物理処理ノード上で実行する、1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシンまたはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として実装される、実装形態に関する。
いくつかの実施形態では、本明細書で説明される機能の一部または全部は、ハードウェアノード630のうちの1つまたは複数によってホストされる1つまたは複数の仮想環境600において実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される、仮想構成要素として実装され得る。さらに、仮想ノードが、無線アクセスノードではないか、または無線コネクティビティ(たとえば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化され得る。
機能は、本明細書で開示される実施形態のうちのいくつかの特徴、機能、および/または利益のうちのいくつかを実装するように動作可能な、(代替的に、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)1つまたは複数のアプリケーション620によって実装され得る。アプリケーション620は、処理回路要素660とメモリ690-1とを備えるハードウェア630を提供する、仮想化環境600において稼働される。メモリ690-1は、処理回路要素660によって実行可能な命令695を含んでおり、それにより、アプリケーション620は、本明細書で開示される特徴、利益、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するように動作可能である。
仮想化環境600は、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路要素660を備える、汎用または専用のネットワークハードウェアデバイス630を備え、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路要素660は、商用オフザシェルフ(COTS:commercial off-the-shelf)プロセッサ、専用の特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいは、デジタルもしくはアナログハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路要素であり得る。各ハードウェアデバイスはメモリ690-1を備え得、メモリ690-1は、処理回路要素660によって実行される命令695またはソフトウェアを一時的に記憶するための非永続的メモリであり得る。各ハードウェアデバイスは、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)670を備え得、ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)670は物理ネットワークインターフェース680を含む。各ハードウェアデバイスは、処理回路要素660によって実行可能なソフトウェア695および/または命令を記憶した、非一時的、永続的、機械可読記憶媒体690-2をも含み得る。ソフトウェア695は、1つまたは複数の(ハイパーバイザとも呼ばれる)仮想化レイヤ650をインスタンス化するためのソフトウェア、仮想マシン640を実行するためのソフトウェア、ならびに、それが、本明細書で説明されるいくつかの実施形態との関係において説明される機能、特徴および/または利益を実行することを可能にする、ソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含み得る。
仮想マシン640は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想記憶域を備え、対応する仮想化レイヤ650またはハイパーバイザによって稼働され得る。仮想アプライアンス620の事例の異なる実施形態が、仮想マシン640のうちの1つまたは複数上で実装され得、実装は異なるやり方で行われ得る。
動作中に、処理回路要素660は、ソフトウェア695を実行してハイパーバイザまたは仮想化レイヤ650をインスタンス化し、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤ650は、時々、仮想マシンモニタ(VMM)と呼ばれることがある。仮想化レイヤ650は、仮想マシン640に、ネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを提示し得る。
図6に示されているように、ハードウェア630は、一般的なまたは特定の構成要素をもつスタンドアロンネットワークノードであり得る。ハードウェア630は、アンテナ6225を備え得、仮想化を介していくつかの機能を実装し得る。代替的に、ハードウェア630は、多くのハードウェアノードが協働し、特に、アプリケーション620のライフサイクル管理を監督する、管理およびオーケストレーション(MANO)6100を介して管理される、(たとえば、データセンターまたは顧客構内機器(CPE)の場合のような)ハードウェアのより大きいクラスタの一部であり得る。
ハードウェアの仮想化は、いくつかのコンテキストにおいて、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンターおよび顧客構内機器中に位置し得る、業界標準高ボリュームサーバハードウェア、物理スイッチ、および物理記憶域上にコンソリデートするために使用され得る。
NFVのコンテキストでは、仮想マシン640は、プログラムを、それらのプログラムが、物理的な仮想化されていないマシン上で実行しているかのように稼働する、物理マシンのソフトウェア実装形態であり得る。仮想マシン640の各々と、その仮想マシンに専用のハードウェアであろうと、および/またはその仮想マシンによって仮想マシン640のうちの他の仮想マシンと共有されるハードウェアであろうと、その仮想マシンを実行するハードウェア630のその一部とは、別個の仮想ネットワークエレメント(VNE)を形成する。
さらにNFVのコンテキストにおいて、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ630の上の1つまたは複数の仮想マシン640において稼働する特定のネットワーク機能をハンドリングすることを担当し、図6中のアプリケーション620に対応する。
いくつかの実施形態では、各々、1つまたは複数の送信機6220と1つまたは複数の受信機6210とを含む、1つまたは複数の無線ユニット6200は、1つまたは複数のアンテナ6225に結合され得る。無線ユニット6200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード630と直接通信し得、無線アクセスノードまたは基地局など、無線能力をもつ仮想ノードを提供するために仮想構成要素と組み合わせて使用され得る。
いくつかの実施形態では、何らかのシグナリングが、ハードウェアノード630と無線ユニット6200との間の通信のために代替的に使用され得る制御システム6230を使用して、実現され得る。
次に、本開示の様々な実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された電気通信ネットワークを示す概略ブロック図である図7が参照される。いくつかの実施形態によれば、通信システムが、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク711とコアネットワーク714とを備える、3GPPタイプセルラーネットワークなどの電気通信ネットワーク710を含む。アクセスネットワーク711は、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局712a、712b、712cを備え、各々が、対応するカバレッジエリア713a、713b、713cを規定する。各基地局712a、712b、712cは、有線接続または無線接続715上でコアネットワーク714に接続可能である。カバレッジエリア713c中に位置する第1のUE791が、対応する基地局712cに無線で接続するか、または対応する基地局712cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア713a中の第2のUE792が、対応する基地局712aに無線で接続可能である。この例では複数のUE791、792が示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア中にある状況、または唯一のUEが対応する基地局712に接続している状況に等しく適用可能である。
電気通信ネットワーク710は、それ自体、ホストコンピュータ730に接続され、ホストコンピュータ730は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散型サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて、あるいはサーバファーム中の処理リソースとして具現され得る。ホストコンピュータ730は、サービスプロバイダの所有または制御下にあり得、あるいはサービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダに代わって動作され得る。電気通信ネットワーク710とホストコンピュータ730との間の接続721および722は、コアネットワーク714からホストコンピュータ730に直接延び得るか、または随意の中間ネットワーク720を介して進み得る。中間ネットワーク720は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストされたネットワークのうちの1つ、またはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得、中間ネットワーク720は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、特に、中間ネットワーク720は、2つまたはそれ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
図7の通信システムは全体として、接続されたUE791、792とホストコンピュータ730との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続750として説明され得る。ホストコンピュータ730および接続されたUE791、792は、アクセスネットワーク711、コアネットワーク714、任意の中間ネットワーク720、および考えられるさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続750を介して、データおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続750は、OTT接続750が通過する、参加する通信デバイスが、アップリンクおよびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという意味で、透過的であり得る。たとえば、基地局712は、接続されたUE791にフォワーディング(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ730から発信したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、通知されないことがあるかまたは通知される必要がない。同様に、基地局712は、UE791から発生してホストコンピュータ730に向かう発信アップリンク通信の将来ルーティングに気づいている必要がない。
次に、本開示の様々な実施形態による、部分的無線接続上で基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータを示す概略ブロック図である図8が参照される。
次に、一実施形態による、前の段落において説明されたUE、基地局およびホストコンピュータの例示的な実装形態が、図8を参照しながら説明される。通信システム800では、ホストコンピュータ810が、通信システム800の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェース816を含む、ハードウェア815を備える。ホストコンピュータ810は、記憶能力および/または処理能力を有し得る、処理回路要素818をさらに備える。特に、処理回路要素818は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、命令を実行するように適合されたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ810は、ホストコンピュータ810に記憶されるかまたはホストコンピュータ810によってアクセス可能であり、処理回路要素818によって実行可能である、ソフトウェア811をさらに備える。ソフトウェア811は、ホストアプリケーション812を含む。ホストアプリケーション812は、UE830およびホストコンピュータ810において終端するOTT接続850を介して接続するUE830など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション812は、OTT接続850を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
通信システム800は、電気通信システム中に提供される基地局820をさらに含み、基地局820は、基地局820がホストコンピュータ810およびUE830と通信することを可能にするハードウェア825を備える。ハードウェア825は、通信システム800の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース826、ならびに基地局820によってサーブされるカバレッジエリア(図8に図示せず)中に位置するUE830との少なくとも無線接続870をセットアップおよび維持するための無線インターフェース827を含み得る。通信インターフェース826は、ホストコンピュータ810への接続860を容易にするように設定され得る。接続860は直接であり得るか、あるいは、接続860は、電気通信システムのコアネットワーク(図8に図示せず)を、および/または電気通信システムの外部の1つまたは複数の中間ネットワークを通過し得る。図示の実施形態では、基地局820のハードウェア825は、処理回路要素828をさらに含み、処理回路要素828は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、命令を実行するように適合されたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。基地局820は、内部的に記憶されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア821をさらに有する。
通信システム800は、すでに言及されたUE830をさらに含む。UE830のハードウェア835は、UE830が現在位置するカバレッジエリアをサーブする基地局との無線接続870をセットアップおよび維持するように設定された、無線インターフェース837を含み得る。UE830のハードウェア835は、処理回路要素838をさらに含み、処理回路要素838は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、命令を実行するように適合されたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。UE830は、UE830に記憶されるかまたはUE830によってアクセス可能であり、処理回路要素838によって実行可能である、ソフトウェア831をさらに備える。ソフトウェア831は、クライアントアプリケーション832を含む。クライアントアプリケーション832は、ホストコンピュータ810のサポートのもとに、UE830を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ810では、実行しているホストアプリケーション812は、UE830およびホストコンピュータ810において終端するOTT接続850を介して、実行しているクライアントアプリケーション832と通信し得る。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション832は、ホストアプリケーション812から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続850は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション832は、クライアントアプリケーション832が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
図8に示されているホストコンピュータ810、基地局820およびUE830は、それぞれ、図7のホストコンピュータ730、基地局712a、712b、712cのうちの1つ、およびUE791、792のうちの1つと同様または同等であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部の働きは、図8に示されているようなものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、図7のものであり得る。
図8では、OTT接続850は、仲介デバイスとこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングとへの明示的言及なしに、基地局820を介したホストコンピュータ810とUE830との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャが、ルーティングを決定し得、ネットワークインフラストラクチャは、UE830からまたはホストコンピュータ810を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方からルーティングを隠すように設定され得る。OTT接続850がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する判定を行い得る。
UE830と基地局820との間の無線接続870は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続870が最後のセグメントを形成するOTT接続850を使用して、UE830に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、データレート、レイテンシ、および電力消費量を改善し、それにより、低減されたネットワークおよび無線負荷および干渉、ならびにデバイスにおけるバッテリー消費量など、利益を提供し得る。
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシおよび他のファクタを監視する目的での、測定プロシージャが提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ810とUE830との間のOTT接続850を再設定するための随意のネットワーク機能性がさらにあり得る。測定プロシージャおよび/またはOTT接続850を再設定するためのネットワーク機能性は、ホストコンピュータ810のソフトウェア811およびハードウェア815でまたはUE830のソフトウェア831およびハードウェア835で、またはその両方で実装され得る。実施形態では、OTT接続850が通過する通信デバイスにおいてまたはそれに関連して、センサー(図示せず)が展開され得、センサーは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、またはソフトウェア811、831が監視された量を算出または推定し得る他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加し得る。OTT接続850の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は、基地局820に影響を及ぼす必要がなく、再設定は、基地局820に知られていないかまたは知覚不可能であり得る。そのようなプロシージャおよび機能性は、当技術分野において知られ、実施され得る。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ810の測定を容易にするプロプライエタリUEシグナリングを伴い得る。測定は、ソフトウェア811および831が、ソフトウェア811および831が伝搬時間、エラーなどを監視する間にOTT接続850を使用して、メッセージ、特に空のまたは「ダミー」メッセージが送信されることを引き起こすことにおいて、実装され得る。
次に、本開示の様々な実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである図9が参照される。
通信システムは、図7および図8を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図9への図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ910において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ910の(随意であり得る)サブステップ911において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ920において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。(随意であり得る)ステップ930において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが始動した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。(また、随意であり得る)ステップ940において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行する。
次に、本開示の様々な実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである図10が参照される。通信システムは、図7および図8を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図10への図面参照のみがこのセクションに含まれる。本方法のステップ1010において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。随意のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1020において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して進み得る。(随意であり得る)ステップ1030において、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
次に、本開示の様々な実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである図11が参照される。
通信システムは、図7および図8を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図11への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ1110において、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加または代替として、ステップ1120において、UEはユーザデータを提供する。ステップ1120の(随意であり得る)サブステップ1121において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1110の(随意であり得る)サブステップ1111において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された特定の様式にかかわらず、UEは、(随意であり得る)サブステップ1130において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を始動する。本方法のステップ1140において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
次に、本開示の様々な実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである図12が参照される。
通信システムは、図7および図8を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図12への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ1210において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。(随意であり得る)ステップ1220において、基地局は、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動する。(随意であり得る)ステップ1230において、ホストコンピュータは、基地局によって始動された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュールを通して実施され得る。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備え得る。これらの機能ユニットは、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る、処理回路要素、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアを介して実装され得る。処理回路要素は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得るメモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、1つまたは複数の電気通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路要素は、それぞれの機能ユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるために使用され得る。
次に、本明細書で説明される通信システムにおいて使用され、本開示の様々な実施形態に従って動作するように設定され得る、ユーザ機器1300のブロック図を示す図13が参照される。(無線端末、無線通信デバイス、無線通信端末、ユーザ機器、ユーザ機器ノード/端末/デバイスなどとも呼ばれる)UE1300は、本明細書で開示される実施形態に従って動作するように設定され得る。図示のように、UE1300は、アンテナ1307と、無線アクセスネットワークの基地局とのアップリンク無線通信およびダウンリンク無線通信を提供するように設定された送信機および受信機を含む(トランシーバとも呼ばれる)トランシーバ回路1301とを含み得る。UE1300は、(トランシーバとも呼ばれる)少なくとも1つのトランシーバ回路1301に結合された(プロセッサとも呼ばれる)少なくとも1つのプロセッサ回路1303と、プロセッサ回路に結合された(メモリとも呼ばれる)少なくとも1つのメモリ回路1305とをも含み得る。メモリ1305は、プロセッサ1303によって実行されたとき、プロセッサ1303に、UEについて本明細書で開示される実施形態による動作を実施させる、コンピュータ可読プログラムコードを含み得る。他の実施形態によれば、プロセッサ1303は、別個のメモリ回路が必要とされないようなメモリを含むように規定され得る。UE1300は、プロセッサ1303に結合された(ユーザインターフェースなどの)インターフェースをも含み得る。
本明細書で説明されるように、UE1300の動作は、プロセッサ1303および/またはトランシーバ1301によって実施され得る。その上、モジュールがメモリ1305に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がプロセッサ1303によって実行されたとき、プロセッサ1303が、本明細書の1つまたは複数の実施形態によるそれぞれの動作を実施するように、命令を提供し得る。
次に、様々な実施形態による、本明細書で開示されるような動作を実施する、ネットワークノード中に常駐するモジュールを示す図14が参照される。ネットワークノード1400は、本明細書で開示される1つまたは複数の実施形態に従って動作するように設定されたMN、SN、UPF、およびAMFのうちのいずれか1つまたは複数に対応し得るエレメントを含む。図示のように、ネットワークノード1400は、UEとのアップリンク無線通信およびダウンリンク無線通信を提供するように設定された送信機および受信機を含む(トランシーバとも呼ばれる)少なくとも1つのトランシーバ回路1401を含み得る。ネットワークノード1400は、他のネットワークノードとの通信を提供するように設定された(ネットワークインターフェースとも呼ばれる)少なくとも1つのネットワークインターフェース回路1407を含み得る。ネットワークノード1400は、トランシーバ1401に結合された(プロセッサとも呼ばれる)少なくとも1つのプロセッサ回路1403と、プロセッサ1403に結合された(メモリとも呼ばれる)少なくとも1つのメモリ回路1405とをも含み得る。メモリ1405は、プロセッサ1403によって実行されたとき、プロセッサ1403に、ネットワークノードについて本明細書で開示される実施形態による動作を実施させる、コンピュータ可読プログラムコードを含み得る。他の実施形態によれば、プロセッサ1403は、別個のメモリ回路が必要とされないようなメモリを含むように規定され得る。
本明細書で説明されるように、ネットワークノード1400の動作は、プロセッサ1403、ネットワークインターフェース1407、および/またはトランシーバ1401によって実施され得る。たとえば、プロセッサ1403は、1つまたは複数のUEに無線インターフェース上でトランシーバ1401を通して通信を送信し、および/または1つまたは複数のUEから無線インターフェース上でトランシーバ1401を通して通信を受信するように、トランシーバ1401を制御し得る。同様に、プロセッサ1403は、1つまたは複数の他のネットワークノードにネットワークインターフェース1407を通して通信を送り、および/または1つまたは複数の他のネットワークノードからネットワークインターフェース1407を通して通信を受信するように、ネットワークインターフェース1407を制御し得る。その上、モジュールがメモリ1405に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がプロセッサ1403によって実行されたとき、プロセッサ1403がそれぞれの動作(たとえば、ネットワークノードの例示的な実施形態に関して以下で説明される動作)を実施するように、命令を提供し得る。
いくつかの実施形態では、本明細書で説明される動作の一部または全部は、ネットワークノードのうちの1つまたは複数によってホストされる1つまたは複数の仮想環境において実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される、仮想構成要素として実装され得る。さらに、仮想ノードが、無線アクセスノードではないか、または無線コネクティビティ(たとえば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化され得る。
動作は、本明細書で開示される実施形態のうちのいくつかの特徴、機能、および/または利益のうちのいくつかを実装するように動作可能な、(代替的に、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)1つまたは複数のアプリケーションによって実装され得る。アプリケーションは、処理回路要素とメモリとを備えるハードウェアを提供する、仮想化環境において稼働される。メモリは、処理回路要素によって実行可能な命令を含んでおり、それにより、アプリケーションは、本明細書で開示される特徴、利益、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するように動作可能である。
次に、本開示の様々な実施形態による、新しい無線電気通信システムにおいてユーザ機器のハンドオーバにおけるデュアルコネクティビティを提供するために通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである図15が参照される。動作は、ネットワークノードから、およびターゲット2次ノードに、ハンドオーバにおけるUEのためのリソースを割り当てるために追加要求メッセージを送ること(ブロック1500)を含む。いくつかの実施形態では、ネットワークノードはロング・ターム・エボリューション(long-term evolution)ノードであり、ターゲット2次ノードは新しい無線2次ノードである。
動作は、ターゲット2次ノードから、コンテキスト指示を含む追加要求確認応答メッセージを受信すること(ブロック1502)を含み得る。いくつかの実施形態は、コンテキスト指示が、フル無線リソース制御(RRC)コンテキストまたはデルタRRCコンテキストを指示することを与える。いくつかの実施形態では、デルタRRCコンテキストは、現在のUEコンテキストにおけるデータに対して更新されたデータを含む。いくつかの実施形態は、ネットワークノードに対応するマスタセルグループ(MCG)と、ソース2次ノードに対応する2次セルグループ(SCG)とのための、フルRRCデータおよびデルタRRCデータを提供する。
いくつかの実施形態は、コンテキスト指示が、追加要求確認応答メッセージ中に含まれ得るフラグ値を含むことを与える。たとえば、フラグ値は、ターゲットメインノードおよびターゲット2次ノードのいずれか一方または両方が、フルRRCコンテキストとして更新されたUEコンテキストを有し得ることを指示し得る。
いくつかの実施形態では、RRCコンテキストのタイプが、コンテキスト指示に基づいて決定され得る(ブロック1504)。いくつかの実施形態では、追加要求メッセージは追加トリガ指示を含む。そのような実施形態では、追加要求確認応答メッセージは、フル設定を適用すべきなのか、デルタ設定を適用すべきなのかを、ターゲット2次ノードであるネットワークノードに通知するRRC設定指示を含み得る。
いくつかの実施形態では、受信されたコンテキスト指示に基づいて、動作は、ネットワークノードからUEに、コンテキスト指示を含むメッセージを送ること(1504)を含む。コンテキスト指示がフルRRCコンテキストを含むことに応答して、UEに送られたメッセージは、前のEN-DC設定を解放し、UEにフルRRCコンテキストを追加するための、フラグを含む。コンテキスト指示がデルタRRCコンテキストを含むことに応答して、フラグを含むメッセージはUEに送られない。
いくつかの実施形態では、UEコンテキストはマスタセルグループ(MCG)設定部分と2次セルグループ(SCG)設定部分とを含む。マスタターゲットノードがMCG設定部分を処理することが可能であり、2次ターゲットノードがSCG設定部分を処理することが可能である場合、ネットワークノードは、MCG設定部分に対応するフルRRCコンテキストをターゲットマスタノードに解放し、SCG設定部分に対応するフルRRCコンテキストを2次ターゲットノードに解放する。
いくつかの実施形態では、マスタターゲットノードがMCG設定部分を処理することが可能であり、2次ターゲットノードがSCG設定部分を処理することが可能でない場合、ネットワークノードは、MCG設定部分に対応するデルタRRCコンテキストをターゲットマスタノードに解放し、SCG設定部分に対応するフルRRCコンテキストを2次ターゲットノードに解放する。
いくつかの実施形態は、マスタターゲットノードがMCG設定部分を処理することが可能でない場合、ネットワークノードが、MCG設定部分に対応するフルRRCコンテキストをターゲットマスタノードに解放し、SCG設定部分に対応するフルRRCコンテキストを2次ターゲットノードに解放することを与える。
次に、本開示の様々な実施形態によるデータフロー図である図16が参照される。示されているように、MN1604は、SgNB追加プロシージャを使用して、ターゲットT-SN1608にUE1602のためのリソースを割り当てるように要求することによって、ソースS-SN1606からのSN変更を始動する。MN1604は、T-SN1608に関係する測定結果を含め得る。フォワーディングが必要とされる場合、T-SN1608はMN1604にフォワーディングアドレスを提供し得る。いくつかの実施形態では、T-SN1608は、フルRRCコンテキストが必要とされるのか、デルタRRCコンテキストが必要とされるのかに関する指示を含め得る。いくつかの実施形態では、MN1604は、現在の設定を要求するために、S-SN1606にSgNB修正要求メッセージを送り得る。
T-SN1608の割り当てが成功した場合、MN1604は、S-SN1606リソースの解放を始動し得る。S-SN1606は解放を拒否し得る。データフォワーディングが必要とされる場合、MN1604はS-SN1606にデータフォワーディングアドレスを提供し得る。SgNB解放要求メッセージの受信は、UE1602にユーザデータを提供することを停止するようにS-SN1606をトリガする。
MN1604は、新しい設定を適用するようにUE1602をトリガする。UE1602は、新しい設定を適用し、RRC接続再設定完了メッセージを送る。図16に記載されている残りの動作は、本明細書で説明される方法に直接適用可能ではなく、したがって、それらの残りの動作の説明は省略される。
以下の略語のうちの少なくともいくつかが本開示で使用され得る。略語間で不一致がある場合、その略語が上記でどのように使用されたかが優先されるべきである。以下で複数回リストされる場合、第1のリスティングが(1つまたは複数の)後続のリスティングよりも優先されるべきである。
1X RTT CDMA2000 1x無線送信技術
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
5G 第5世代
ABS オールモストブランクサブフレーム
ARQ 自動再送要求
AWGN 加法性白色ガウス雑音
BCCH ブロードキャスト制御チャネル
BCH ブロードキャストチャネル
CA キャリアアグリゲーション
CC キャリアコンポーネント
CCCH SDU 共通制御チャネルSDU
CDMA 符号分割多重化アクセス
CGI セルグローバル識別子
CIR チャネルインパルス応答
CP サイクリックプレフィックス
CPICH 共通パイロットチャネル
CPICH Ec/No 帯域中の電力密度で除算されたチップごとのCPICH受信エネルギー
CQI チャネル品質情報
C-RNTI セルRNTI
CSI チャネル状態情報
DCCH 専用制御チャネル
DL ダウンリンク
DM 復調
DMRS 復調用参照信号
DRX 間欠受信
DTX 間欠送信
DTCH 専用トラフィックチャネル
DUT 被試験デバイス
E-CID 拡張セルID(測位方法)
E-SMLC エボルブドサービングモバイルロケーションセンター
ECGI エボルブドCGI
eNB E-UTRANノードB
ePDCCH 拡張物理ダウンリンク制御チャネル
E-SMLC エボルブドサービングモバイルロケーションセンター
E-UTRA エボルブドUTRA
E-UTRAN エボルブドUTRAN
FDD 周波数分割複信
FFS さらなる検討が必要
GERAN GSM EDGE無線アクセスネットワーク
gNB (LTEにおけるeNBに対応する)NRにおける基地局
GNSS グローバルナビゲーション衛星システム
GSM モバイル通信用グローバルシステム
HARQ ハイブリッド自動再送要求
HO ハンドオーバ
HSPA 高速パケットアクセス
HRPD 高速パケットデータ
LOS 見通し線
LPP LTE測位プロトコル
LTE Long-Term Evolution
MAC 媒体アクセス制御
MBMS マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス
MBSFN マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク
MBSFN ABS MBSFNオールモストブランクサブフレーム
MDT ドライブテスト最小化
MeNB マスタeNB
MIB マスタ情報ブロック
MME モビリティ管理エンティティ
MSC モバイルスイッチングセンター
NPDCCH 狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル
NR 新しい無線
OCNG OFDMAチャネル雑音生成器
OFDM 直交周波数分割多重化
OFDMA 直交周波数分割多元接続
OSS 運用サポートシステム
OTDOA 観測到達時間差
O&M 運用および保守
PBCH 物理ブロードキャストチャネル
P-CCPCH 1次共通制御物理チャネル
PCell 1次セル
PCFICH 物理制御フォーマットインジケータチャネル
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PDP プロファイル遅延プロファイル
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
PGW パケットゲートウェイ
PHICH 物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル
PLMN パブリックランドモバイルネットワーク
PMI プリコーダ行列インジケータ
PRACH 物理ランダムアクセスチャネル
PRS 測位参照信号
PSS 1次同期信号
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
RACH ランダムアクセスチャネル
QAM 直交振幅変調
RAN 無線アクセスネットワーク
RAT 無線アクセス技術
RLM 無線リンク管理
RNC 無線ネットワークコントローラ
RNTI 無線ネットワーク一時識別子
RRC 無線リソース制御
RRM 無線リソース管理
RS 参照信号
RSCP 受信信号コード電力
RSRP 参照シンボル受信電力または
参照信号受信電力
RSRQ 参照信号受信品質または
参照シンボル受信品質
RSSI 受信信号強度インジケータ
RSTD 参照信号時間差
SCH 同期チャネル
SCell 2次セル
SDU サービスデータユニット
SeNB 2次eNB
SFN システムフレーム番号
SGW サービングゲートウェイ
SI システム情報
SIB システム情報ブロック
SNR 信号対雑音比
SON 自己最適化ネットワーク
SS 同期信号
SSS 2次同期信号
TDD 時分割複信
TDOA 到達時間差
TNL トランスポートネットワークレイヤ
TOA 到達時間
TSS 3次同期信号
TTI 送信時間間隔
UE ユーザ機器
UL アップリンク
UMTS Universal Mobile Telecommunication System
USIM 汎用加入者識別モジュール
UTDOA アップリンク到達時間差
UTRA ユニバーサル地上無線アクセス
UTRAN ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク
WCDMA ワイドCDMA
WLAN ワイドローカルエリアネットワーク
さらなる規定および実施形態
本開示の様々な実施形態の上記の説明では、本明細書で使用される専門用語は、具体的な実施形態を説明するためのものにすぎず、本発明を限定するものではないことを理解されたい。別段に規定されていない限り、本明細書で使用される(技術用語および科学用語を含む)すべての用語は、本開示が属する技術の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。通常使用される辞書において規定される用語など、用語は、本明細書および関連技術の文脈におけるそれらの用語の意味に従う意味を有するものとして解釈されるべきであり、明確にそのように本明細書で規定されない限り、理想的なまたは過度に形式的な意味において解釈されないことをさらに理解されよう。
エレメントが、別のエレメントに「接続された」、「結合された」、「応答する」、またはそれらの変形態であると呼ばれるとき、そのエレメントは、他のエレメントに直接、接続され、結合され、または応答し得、あるいは介在するエレメントが存在し得る。対照的に、エレメントが、別のエレメントに「直接接続された」、「直接結合された」、「直接応答する」、またはそれらの変形態であると呼ばれるとき、介在するエレメントが存在しない。同様の番号は、全体を通して同様のエレメントを指す。さらに、本明細書で使用される、「結合された」、「接続された」、「応答する」、またはそれらの変形態は、無線で結合された、無線で接続された、または無線で応答する、を含み得る。本明細書で使用される単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が別段に明確に指示するのでなければ、複数形をも含むものとする。簡潔および/または明快のために、よく知られている機能または構成が詳細に説明されないことがある。また、「および/または」という用語は、関連するリストされた項目のうちの1つまたは複数の任意のまたは全部の組合せを含む。
本明細書で使用される、「備える、含む(comprise)」、「備える、含む(comprising)」、「備える、含む(comprises)」、「含む(include)」、「含む(including)」、「含む(includes)」、「有する(have)」、「有する(has)」、「有する(having)」という用語、またはそれらの変形態は、オープンエンドであり、1つまたは複数の述べられた特徴、整数、エレメント、ステップ、構成要素または機能を含むが、1つまたは複数の他の特徴、整数、エレメント、ステップ、構成要素、機能またはそれらのグループの存在または追加を排除しない。さらに、本明細書で使用される、「たとえば(exempli gratia)」というラテン語句に由来する「たとえば(e.g.)」という通例の略語は、前述の項目の一般的な1つまたは複数の例を紹介するかまたは具体的に挙げるために使用され得、そのような項目を限定するものではない。「すなわち(id est)」というラテン語句に由来する「すなわち(i.e.)」という通例の略語は、より一般的な具陳から特定の項目を具体的に挙げるために使用され得る。
例示的な実施形態が、コンピュータ実装方法、装置(システムおよび/またはデバイス)および/またはコンピュータプログラム製品のブロック図および/またはフローチャート例示を参照しながら本明細書で説明された。ブロック図および/またはフローチャート例示のブロック、ならびにブロック図および/またはフローチャート例示中のブロックの組合せが、1つまたは複数のコンピュータ回路によって実施されるコンピュータプログラム命令によって実装され得ることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ回路、専用コンピュータ回路、および/またはマシンを作り出すための他のプログラマブルデータ処理回路のプロセッサ回路に提供され得、したがって、コンピュータおよび/または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、ブロック図および/またはフローチャートの1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装するために、およびそれにより、ブロック図および/またはフローチャートの(1つまたは複数の)ブロックにおいて指定された機能/行為を実装するための手段(機能性)および/または構造を作成するために、トランジスタ、メモリロケーションに記憶された値、およびそのような回路要素内の他のハードウェア構成要素を変換および制御する。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置に特定の様式で機能するように指示することができる、有形コンピュータ可読媒体に記憶され得、したがって、コンピュータ可読媒体に記憶された命令は、ブロック図および/またはフローチャートの1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装する命令を含む製造品を作り出す。
有形の、非一時的コンピュータ可読媒体は、電子、磁気、光、電磁、または半導体データ記憶システム、装置、またはデバイスを含み得る。コンピュータ可読媒体のより具体的な例は、ポータブルコンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM)回路、読取り専用メモリ(ROM)回路、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)回路、ポータブルコンパクトディスク読取り専用メモリ(CD-ROM)、およびポータブルデジタルビデオディスク読取り専用メモリ(DVD/BluRay)を含むであろう。
コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ実装プロセスを作り出すために、一連の動作ステップをコンピュータおよび/または他のプログラマブル装置上で実施させるように、コンピュータおよび/または他のプログラマブルデータ処理装置にロードされ得、その結果、コンピュータまたは他のプログラマブル装置上で実行する命令は、ブロック図および/またはフローチャートの1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装するためのステップを提供する。したがって、本開示の実施形態は、ハードウェアで、および/または「回路要素」、「モジュール」またはそれらの変形態と総称されることがある、デジタル信号プロセッサなどのプロセッサ上で稼働する(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)ソフトウェアで具現され得る。
また、いくつかの代替実装形態では、ブロック中で言及される機能/行為は、フローチャート中で言及される順序から外れて行われ得ることに留意されたい。たとえば、関与する機能性/行為に応じて、連続して示されている2つのブロックが、事実上、実質的にコンカレントに実行され得るか、またはブロックが、時々、逆の順序で実行され得る。その上、フローチャートおよび/またはブロック図の所与のブロックの機能性が、複数のブロックに分離され得、ならびに/あるいはフローチャートおよび/またはブロック図の2つまたはそれ以上のブロックの機能性が、少なくとも部分的に統合され得る。最後に、示されているブロックの間に他のブロックが追加/挿入され得る。その上、図のうちのいくつかが、通信の主要な方向を示すために通信経路上に矢印を含むが、通信が、図示された矢印と反対方向に行われ得ることを理解されたい。
多くの異なる実施形態が、上記の説明および図面に関して本明細書で開示された。これらの実施形態のあらゆる組合せおよび部分組合せを文字通り説明および例示することは、過度に繰返しが多く、不明瞭にすることを理解されよう。それに応じて、図面を含む本明細書は、実施形態の様々な例示的な組合せおよび部分組合せと、それらを作り、使用する様式およびプロセスとの完全な説明を構成すると解釈されたく、任意のそのような組合せまたは部分組合せに対する請求をサポートするものとする。
本発明の原理から実質的に逸脱することなしに、実施形態に対して多くの変形および修正が行われ得る。すべてのそのような変形および修正は、本発明の範囲内で本明細書に含まれるものとする。

Claims (11)

  1. 新しい無線(NR)電気通信システムにおいて、ソース2次ノード(1606)からターゲット2次ノード(1608)へのユーザ機器(UE)(1602)のEN-DCハンドオーバにおけるデュアルコネクティビティを提供するようにマスタノード(1604)を動作させる方法であって、前記マスタノード(1604)はロング・ターム・エボリューション(LTE)ノードであり、前記ターゲット2次ノード(1608)はNRノードであり、前記方法は、
    前記マスタノード(1604)から、前記ターゲット2次ノード(1608)に、前記ハンドオーバにおける前記UEのためのリソースを割り当てるために追加要求メッセージを送ること(1500)と、
    前記ターゲット2次ノード(1608)から追加要求確認応答メッセージを受信すること(1502)であって、前記追加要求確認応答メッセージが、フル無線リソース制御(RRC)コンテキストまたはデルタRRCコンテキストに関するコンテキスト指示を含み、前記デルタRRCコンテキストが、現在のUEコンテキストにおけるデータに対して更新されたデータを含む、追加要求確認応答メッセージを受信すること(1502)と、
    前記受信されたコンテキスト指示に基づいて、前記マスタノードから前記UEに、前記コンテキスト指示を含むメッセージを送ること(1504)と
    を含み、
    前記コンテキスト指示がフルRRCコンテキストを含むことに応答して、前記UEに送られ前記メッセージが、前のEN-DC設定を解放し、前記UEに前記フルRRCコンテキストを追加するためのフラグを含み、
    前記コンテキスト指示がデルタRRCコンテキストを含むことに応答して、前記メッセージが、EN-DC設定を解放するための指示を含まず、
    UEコンテキストがマスタセルグループ(MCG)設定部分と2次セルグループ(SCG)設定部分とを含み、
    マスタターゲットノードが前記MCG設定部分を処理することが可能でないことと、前記ターゲット2次ノードが前記SCG設定部分を処理することが可能であることとに応答して、前記マスタノードが、前記MCG設定部分に対応する前記フルRRCコンテキストを前記マスタターゲットノードに引き渡し、前記SCG設定部分に対応する前記フルRRCコンテキストを前記ターゲット2次ノードに引き渡す、方法。
  2. 前記フルRRCコンテキストが適用されるべきであることを前記ターゲット2次ノードが指示したことに応答して、前記マスタノードが、前記前のEN-DC設定を解放するための前記フラグをセットする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記フルRRCコンテキストまたは前記デルタRRCコンテキストが、前記マスタノードに対応するマスタセルグループ(MCG)と、ソース2次ノードに対応する2次セルグループ(SCG)とのためのデータを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記追加要求確認応答メッセージは、前記ターゲット2次ノードが、前記フルRRCコンテキストまたは前記デルタRRCコンテキストを適用したことを前記マスタノードに通知するRRC設定指示を含む、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記コンテキスト指示が前記追加要求確認応答メッセージ中のフラグ値を含む、請求項1に記載の方法。
  6. UEコンテキストがマスタセルグループ(MCG)設定部分と2次セルグループ(SCG)設定部分とを含み、
    マスタターゲットノードが前記MCG設定部分を処理することが可能であることと、前記ターゲット2次ノードが前記SCG設定部分を処理することが可能でないこととに応答して、前記マスタノードが、前記MCG設定部分に対応する前記デルタRRCコンテキストを前記マスタターゲットノードに引き渡し、前記SCG設定部分に対応する前記フルRRCコンテキストを前記ターゲット2次ノードに引き渡す
    請求項1に記載の方法。
  7. UEコンテキストがマスタセルグループ(MCG)設定部分と2次セルグループ(SCG)設定部分とを含み、
    マスタターゲットノードが前記MCG設定部分を処理することが可能でないことに応答して、前記マスタノードが、前記MCG設定部分に対応する前記フルRRCコンテキストを前記マスタターゲットノードに引き渡し、前記SCG設定部分に対応する前記フルRRCコンテキストを前記ターゲット2次ノードに引き渡す
    請求項1に記載の方法。
  8. 前記マスタノードが、前記フルRRCコンテキストまたは前記デルタRRCコンテキストを適用するためにRRC接続再設定メッセージを前記UEに送る、請求項1に記載の方法。
  9. マスタノードのプロセッサによって実行されたとき、前記マスタノードに、請求項1からのいずれか一項に記載の方法の動作を実施させるプログラムコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム。
  10. 新しい無線(NR)電気通信システムにおいて、ソース2次ノード(1606)からターゲット2次ノード(1608)へのユーザ機器(UE)(1602)のEN-DCハンドオーバにおけるデュアルコネクティビティを提供するためのマスタノード(1604)であって、前記マスタノード(1604)はロング・ターム・エボリューション(LTE)ノードであり、前記ターゲット2次ノード(1608)はNRノードであり、前記マスタノード(1604)は、
    前記マスタノード(1604)から、前記ターゲット2次ノード(1608)に、前記ハンドオーバにおける前記UEのためのリソースを割り当てるために追加要求メッセージを送ること(1500)と、
    前記ターゲット2次ノードから追加要求確認応答メッセージを受信すること(1502)であって、前記追加要求確認応答メッセージが、フル無線リソース制御(RRC)コンテキストまたはデルタRRCコンテキストに関するコンテキスト指示を含み、前記デルタRRCコンテキストが、現在のUEコンテキストにおけるデータに対して更新されたデータを含む、追加要求確認応答メッセージを受信すること(1502)と、
    前記受信されたコンテキスト指示に基づいて、前記マスタノードから前記UEに、前記コンテキスト指示を含むメッセージを送ること(1504)と
    を行うように設定され、
    前記コンテキスト指示がフルRRCコンテキストを含むことに応答して、前記UEに送られた前記メッセージが、前のEN-DC設定を解放し、前記UEに前記フルRRCコンテキストを追加するための、フラグを含み、
    前記コンテキスト指示がデルタRRCコンテキストを含むことに応答して、前記メッセージが、EN-DC設定を解放するための指示を含まず
    UEコンテキストがマスタセルグループ(MCG)設定部分と2次セルグループ(SCG)設定部分とを含み、
    マスタターゲットノードが前記MCG設定部分を処理することが可能でないことと、前記ターゲット2次ノードが前記SCG設定部分を処理することが可能であることとに応答して、前記マスタノードが、前記MCG設定部分に対応する前記フルRRCコンテキストを前記マスタターゲットノードに引き渡し、前記SCG設定部分に対応する前記フルRRCコンテキストを前記ターゲット2次ノードに引き渡す、マスタノード(1604)。
  11. 前記追加要求メッセージが追加トリガ指示を含み、
    前記追加要求メッセージが前記追加トリガ指示を含むことに応答して、前記追加要求確認応答メッセージは、フル設定またはデルタ設定を適用した前記ターゲット2次ノードであることを前記マスタノードに通知するRRC設定指示を含む、
    請求項10に記載のマスタノード。
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