JP7058568B2 - ガイドワイヤ - Google Patents
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Description
図1は、第1実施形態のガイドワイヤ1の全体構成を示す部分断面図である。ガイドワイヤ1は、例えば血管にカテーテルを挿入する際に用いられる医療器具であり、コアシャフト10と、コイル体20と、伸縮部30と、先端チップ51と、先端側固定部62と、中間固定部61と、基端側固定部52とを備えている。図1では、ガイドワイヤ1の中心に通る軸を軸線O(一点鎖線)で表す。以降の例では、コアシャフト10の中心を通る軸と、コイル体20の中心を通る軸と、伸縮部30の中心を通る軸とは、いずれも軸線Oと一致する。しかし、コアシャフト10、コイル体20、伸縮部30の各中心を通る軸は、それぞれ軸線Oとは相違していてもよい。
図5は、第2実施形態のガイドワイヤ1Aの全体構成を示す部分断面図である。図6は、第2実施形態のガイドワイヤ1Aの先端側の部分断面図である。図6の上段及び下段の構成は図2と同様である。第2実施形態のガイドワイヤ1Aは、第1実施形態とは異なる構成の伸縮部30Aを有する。
図8は、第3実施形態のガイドワイヤ1Bの先端側の部分断面図である。第3実施形態のガイドワイヤ1Bは、第1実施形態の構成において、コアシャフト10Bの先端部10dが、先端側固定部62Bから先端側(-X軸方向)に向かって突出している。先端側固定部62Bは、コアシャフト10Bの先端側に配置され、伸縮部30の基端部と、コアシャフト10Bの先端側の一部分と、コイル体20の先端部とを一体的に保持している。先端側固定部62Bは、第1実施形態と同様の接合剤を用いて形成されてもよく、異なる接合剤を用いて形成されてもよい。このような第3実施形態の構成においても、伸縮部30が軸線O方向(図8:白抜き両矢印)に伸縮することで、コアシャフト10Bの先端部10dと、先端チップ51との間の距離D3を変更可能とできる。
図9は、第4実施形態のガイドワイヤ1Cの先端側の部分断面図である。第4実施形態のガイドワイヤ1Cは、第2実施形態の構成において、コアシャフト10Cの先端部10dが、先端側固定部62Cから先端側(-X軸方向)に向かって突出している。先端側固定部62Cは、コアシャフト10Cの先端側に配置され、伸縮部30Aの基端部と、コアシャフト10Cの先端側の一部分と、コイル体20の先端部とを一体的に保持している。先端側固定部62Cは、第1実施形態と同様の接合剤を用いて形成されてもよく、異なる接合剤を用いて形成されてもよい。このような第4実施形態の構成においても、伸縮部30Aが軸線O方向(図9:白抜き両矢印)に伸縮することで、コアシャフト10Cの先端部10dと、先端チップ51Aとの間の距離D3を変更可能とできる。
図10は、第5実施形態のガイドワイヤ1Dの先端側の部分断面図である。第5実施形態のガイドワイヤ1Dは、第4実施形態と同様に、第2実施形態の構成において、コアシャフト10の先端部10dが、先端側固定部62Dから先端側(-X軸方向)に向かって突出している。第5実施形態では、先端側固定部62Dは、コアシャフト10の先端側に配置され、コアシャフト10の先端側の一部分と、コイル体20の先端側の一部分とを一体的に保持している。先端側固定部62Dは、第1実施形態と同様の接合剤を用いて形成されてもよく、異なる接合剤を用いて形成されてもよい。
図11は、第6実施形態のガイドワイヤ1Eの先端側の部分断面図である。第6実施形態のガイドワイヤ1Eは、第1実施形態とは異なる構成の伸縮部30Eを有する。
図13は、第7実施形態のガイドワイヤ1Fの先端側の部分断面図である。第7実施形態のガイドワイヤ1Fは、第6実施形態の構成において、軸線O方向に伸縮する蛇腹形状に形成された伸縮部30Fを有する。第7実施形態の構成においても、伸縮部30Fが軸線O方向(図13:白抜き両矢印)に伸縮することで、コアシャフト10の先端部10dと、先端チップ51との間の距離D3を変更可能とできる。
図14は、第8実施形態のガイドワイヤ1Gの先端側の部分断面図である。第8実施形態のガイドワイヤ1Gは、第1実施形態の構成において、コイル体20に代えて、樹脂により形成された被覆層20Gを備えている。このように、ガイドワイヤ1Gは、コイル体20を備えていなくてもよい。第8実施形態のガイドワイヤ1Gによっても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
図15は、第9実施形態のガイドワイヤ1Hの先端側の部分断面図である。第9実施形態のガイドワイヤ1Hは、第1実施形態の構成において、第1実施形態とは異なる構成の先端チップ51Hを有する。
図16は、第10実施形態のガイドワイヤ1Jの全体構成を示す部分断面図である。第10実施形態のガイドワイヤ1Jは、第1実施形態の構成において、先端側固定部62を備えていない。第10実施形態では、伸縮部30の基端部と、コイル体20の先端部とは、図示しない接合部によって接合されている。この接合は、例えば、銀ロウ、金ロウ、亜鉛、Sn-Ag合金、Au-Sn合金等の金属はんだや、エポキシ系接着剤などの接着剤を使用して実施できる。このように、ガイドワイヤ1Jは、先端側固定部62を備えていなくてもよい。第10実施形態の構成においても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記第1~10実施形態では、ガイドワイヤ1,1A~1Jの構成を例示した。しかし、ガイドワイヤの構成は種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態のガイドワイヤは、血管にカテーテルを挿入する際に使用される医療器具として説明したが、リンパ腺系、胆道系、尿路系、気道系、消化器官系、分泌腺及び生殖器官等、人体内の各器官に挿入されるガイドワイヤとして構成することもできる。例えば、ガイドワイヤは、第2縮径部16及び太径部17を備えず、コアシャフトの全体がコイル体に覆われた構成であってもよい。
[変形例2]
上記第1~10実施形態では、コアシャフト10,10B,10Cの構成を例示した。しかし、コアシャフトの構成は種々の変更が可能である。例えば、コアシャフトが、基端側に配置された第1コアシャフトと、先端側に配置された第2コアシャフト(リボンとも呼ぶ)とを備えており、第1コアシャフトと第2コアシャフトとが接合された構成であってもよい。この場合、伸縮部は、第2コアシャフトの先端部と、先端チップとの間の距離D3を変更可能な構成とすれば、上述した第1~10実施形態と同様の効果を奏することができる。
上記第1~10実施形態では、コイル体20の構成の一例を示した。しかし、コイル体の構成は種々の変更が可能である。例えば、コイル体は、隣接する素線の間に隙間を有さない密巻きに構成されてもよく、隣接する素線の間に隙間を有する疎巻きに形成されてもよく、密巻きと疎巻きとが混合された構成であってもよい。また、コイル体は、例えば、疎水性を有する樹脂材料、親水性を有する樹脂材料、またはこれらの混合物によってコーティングされた樹脂層を備えていてもよい。例えば、コイル体の素線の横断面形状は、略円形でなくてもよい。
上記第1~10実施形態では、伸縮部30,30A,30E,30Fの構成の一例を示した。しかし、伸縮部の構成は種々の変更が可能である。例えば、伸縮部を円錐コイル体として構成する場合、コアシャフトの周囲に巻回されているコイル体(20)と、伸縮部を構成する円錐コイル体(30)と、が1本の素線を用いて一連に形成されていてもよい。この場合、例えば、円錐コイル体を形成する素線を平板状にプレス加工すれば、第1実施形態等で説明した竹の子ばね形状を得ることができる。また、例えば、円錐コイル体を形成する素線を電解研磨して細径とすれば、第2実施形態等で説明したコイルばね形状を得ることができる。例えば、第1実施形態の構成において、伸縮部を形成する素線の横断面形状は略矩形形状でなくてもよい。また、第2実施形態の構成において、伸縮部を形成する素線の横断面形状は略円形でなくてもよい。
上記第1~10実施形態のガイドワイヤ1,1A~1Jの構成、及び上記変形例1~4のガイドワイヤの構成は、適宜組み合わせてもよい。例えば、第2実施形態のガイドワイヤ1A(図6)、第6実施形態のガイドワイヤ1E(図11)、及び第7実施形態のガイドワイヤ1F(図13)において、第9実施形態で説明した接触センサを備えていてもよく、第8実施形態で説明した被覆層を備えていてもよい。例えば、第6実施形態のガイドワイヤ1E(図11)や、第7実施形態のガイドワイヤ1F(図13)において、第3~第5実施形態で説明した配置の先端側固定部を備えていてもよい。
10,10B,10C…コアシャフト
11…第1細径部
12…第1縮径部
13…第2細径部
16…第2縮径部
17…太径部
20…コイル体
20G…被覆層
21…素線
30,30A,30E,30F…伸縮部
31,31A…素線
51,51A,51H…先端チップ
52…基端側固定部
60…接触センサ
61…中間固定部
62,62A~62D…先端側固定部
Claims (6)
- ガイドワイヤであって、
コアシャフトと、
先端チップと、
前記コアシャフトの先端部から前記ガイドワイヤの軸線方向に離間した位置で前記先端チップを保持し、前記軸線方向に伸縮することで前記コアシャフトの先端部と前記先端チップとの間の距離を変更可能とする伸縮部であって、基端側から先端側に向かって縮径している伸縮部と、
を備え、
前記伸縮部は、
基端側から先端側に向かいコイル径が徐々に小さくなるように素線を巻回した円錐コイル体であり、
圧縮時において、n(nは自然数)番目のコイルの外側と、前記n番目のコイルの基端側のn+1番目のコイルの内側との間にはクリアランスが設けられている、ガイドワイヤ。 - 請求項1に記載のガイドワイヤであって、
前記素線の横断面は略矩形形状であり、
前記伸縮部は、伸長時において、前記n番目のコイルの外側と、前記n+1番目のコイルの内側との少なくとも一部が重畳された竹の子ばね形状である、ガイドワイヤ。 - 請求項1に記載のガイドワイヤであって、
前記素線の横断面は略円形形状であり、
前記伸縮部は、伸長時において、前記n番目のコイルと、前記n+1番目のコイルとが前記軸線方向に離間したコイルばね形状である、ガイドワイヤ。 - ガイドワイヤであって、
コアシャフトと、
先端チップと、
前記コアシャフトの先端部から前記ガイドワイヤの軸線方向に離間した位置で前記先端チップを保持し、前記軸線方向に伸縮することで前記コアシャフトの先端部と前記先端チップとの間の距離を変更可能とする伸縮部であって、基端側から先端側に向かって縮径している伸縮部と、
を備え、
前記伸縮部は、エラストマーにより形成された管状部材である、ガイドワイヤ。 - 請求項4に記載のガイドワイヤであって、
前記伸縮部は、前記軸線方向に伸縮する蛇腹形状である、ガイドワイヤ。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のガイドワイヤであって、さらに、
前記コアシャフトの先端部と、前記伸縮部の基端部とを固定する固定部を備える、ガイドワイヤ。
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