JP7040725B2 - 建物 - Google Patents
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Description
以下、本発明の第1実施形態における建物について、図1~図4を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態の建物10は、柱12及び梁14で構築された架構16と、架構16内に設けられた耐震壁18と、を有している。柱12及び梁14はともに鉄骨造とされており、本実施形態では一例として、梁成及び梁幅が200mm×200mm程度のH形鋼で構成されている。
本実施形態の建物10の架構16内に耐震壁18を設ける場合、図3(A)に示すように、まず、柱12及び梁14を格子状に接合して架構16を形成する。そして、直交集成板で構成された耐震壁18を、面方向から架構16内に嵌込む。このとき、耐震壁18の挿通孔38には、引きボルト40が予め収容されている。
ここで、図4のグラフを用いて本実施形態の架構16及び耐震壁18の耐力について説明する。なお、図4において、鉄骨造の架構16の耐力を一点鎖線で示し、鉄骨造の架構16の耐力と木質の耐震壁18の耐力とを足し合わせたものを実線で示す。
次に、本発明の第2実施形態における建物について、図5(A)及び図5(B)を用いて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、図示及び説明を省略する。
図5(A)及び図5(B)に示すように、本実施形態の建物60は、第1実施形態と同様に、柱62及び梁64で構築された鉄骨造の架構66と、架構66内に設けられ、複数の木質板材70を繊維方向が直交するように積層接着した耐震壁68と、を有している。
本実施形態の建物60の架構66内に耐震壁68を設ける場合、第1実施形態と同様に、まず、柱62及び梁64を格子状に接合して架構66を形成する。そして、直交集成板で構成された耐震壁68を、梁64のフランジ64Aから突出するプレート72を避けるように、面方向から架構66内に嵌込む。
本実施形態によれば、梁64にプレート72が突設されており、プレート72が差込まれるスリット78が耐震壁68に形成されている。また、耐震壁68の幅が架構66の柱62間の幅より小さくされている。
以上、本発明について第1、第2実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。また、第1実施形態及び第2実施形態の構成は、適宜組み合わせることが可能である。
次に、第3実施形態に係る建物について説明する。なお、第1,第2実施形態と同様の構成については、図示及び説明を省略する。
図7に示されるように、本実施形態の建物110は、鉄骨造の架構112を備えている。架構112は、一対の鉄骨柱114と、一対の鉄骨柱114に架設された上下の鉄骨梁116とを有している。鉄骨柱114は、例えば、角形鋼管によって形成されている。また、上下の鉄骨梁116は、例えば、H形鋼によって形成されている。この架構112の構面内には、木質壁120が設けられている。なお、鉄骨柱114及び鉄骨梁116は、種々の形鋼や鋼管鋼によって形成することができる。
図1に示されるように、本実施形態によれば、架構112の上下の鉄骨梁116の間には、木質壁120が設けられている。また、上下の鉄骨梁116と木質壁120との間には、セメント系硬化体150がそれぞれ設けられている。この木質壁120は、セメント系硬化体150を貫通するブラケット130及び複数の引きボルト140によって上下の鉄骨梁116と接合されている。
次に、第4実施形態に係る建物について説明する。なお、第1~第3実施形態と同様の構成については、図示及び説明を省略する。
図9に示されるように、本実施形態の建物170は、上下方向に連続する複数の架構172を備えている。複数の架構172は、鉄筋コンクリート造(RC造)とされている。各架構172は、一対のコンクリート柱174と、一対のコンクリート柱174に架設された上下のコンクリート梁176とを有している。上下方向に隣り合う架構172の構面内には、木質壁120がそれぞれ設けられている。つまり、木質壁120は、複数層に連続する連層壁とされている。
図9に示されるように、本実施形態によれば、上下のコンクリート梁176の間には、木質壁120が設けられている。木質壁120は、ブラケット180及び複数の引きボルト190によって、コンクリート梁176に接合されている。
12、62、86 柱
14、64、94、96 梁
16、66、112、172 架構
18、68、88、100 耐震壁
20 木質板材
30、90 くさび板
34 ボルト(せん断力伝達部材の一例)
40、140、190、210、216 引きボルト(引張力伝達部材の一例)
82、136 ドリフトピン(せん断力伝達部材の一例)
92 引きボルト(せん断力伝達部材の一例)
98 突起(せん断力伝達部材の一例)
114 鉄骨柱(柱の一例)
116 鉄骨梁
120 木質壁
150、200、202 セメント系硬化体
162 側面耐火被覆材
174 コンクリート柱(柱の一例)
176 コンクリート梁
190 引きボルト(引張力伝達部材及び引張線材の一例)
Claims (6)
- 鉄骨製の柱梁で構築された架構と、
前記架構内に設けられ、木質板材を繊維方向が直交するように積層接着した耐震壁と、
前記梁と前記耐震壁とに亘って配置され、前記梁と前記耐震壁とを接合する引きボルトと、
を有し、
前記耐震壁は、
前記耐震壁の前記梁側の端面に形成され、前記引きボルトが挿通される挿通孔と、
前記耐震壁の表面に形成されるとともに前記挿通孔と接続され、前記挿通孔に挿通された前記引きボルトの一端部に締め込まれるナットが配置される凹部と、
を有する、
建物。 - 前記引きボルトと、前記梁及び前記耐震壁の間でせん断力を伝達するせん断力伝達部材とが、異なる位置に設けられている、
請求項1に記載の建物。 - 前記耐震壁と前記架構との間には、くさび板が打込まれている、
請求項1又は2に記載の建物。 - 一対の柱と、一対の前記柱に架設される上下の鉄骨梁と、を有する架構と、
上下の前記鉄骨梁の間に設けられる木質壁と、
前記鉄骨梁と前記木質壁との間に設けられるセメント系硬化体と、
前記セメント系硬化体を上下方向に貫通して前記鉄骨梁と前記木質壁とに亘って配置され、前記セメント系硬化体を介して前記鉄骨梁と前記木質壁とを接合する引きボルトと、
を備え、
前記木質壁は、
前記木質壁の前記鉄骨梁側の端面に形成され、前記引きボルトが挿通される挿通孔と、
前記木質壁の表面に形成されるとともに前記挿通孔と接続され、前記挿通孔に挿通された前記引きボルトの一端部に締め込まれるナットが配置される凹部と、
を有する、
建物。 - 一対の柱と、一対の前記柱に架設される上下の鉄骨梁と、を有する架構と、
上下の前記鉄骨梁の間に設けられる木質壁と、
前記鉄骨梁と前記木質壁との間に設けられるセメント系硬化体と、
前記鉄骨梁の側面と前記セメント系硬化体の側面とに亘って設けられる側面耐火被覆材と、
を備え、
前記木質壁は、前記セメント系硬化体を介して前記鉄骨梁に接合される、
建物。 - 一対の柱と、一対の前記柱に架設される上下のコンクリート梁と、を有する架構と、
上下の前記コンクリート梁の間に設けられる木質壁と、
前記コンクリート梁と前記木質壁とに亘って配置され、前記コンクリート梁と前記木質壁とを接合する引きボルトと、
を備え、
前記木質壁は、
前記木質壁の前記コンクリート梁側の端面に形成され、前記引きボルトが挿通される挿通孔と、
前記木質壁の表面に形成されるとともに前記挿通孔と接続され、前記挿通孔に挿通された前記引きボルトの一端部に締め込まれるナットが配置される凹部と、
を有する、
建物。
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