Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP6935919B2 - 現金自動預払機、端末装置、制御方法、制御プログラム - Google Patents

現金自動預払機、端末装置、制御方法、制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6935919B2
JP6935919B2 JP2017238090A JP2017238090A JP6935919B2 JP 6935919 B2 JP6935919 B2 JP 6935919B2 JP 2017238090 A JP2017238090 A JP 2017238090A JP 2017238090 A JP2017238090 A JP 2017238090A JP 6935919 B2 JP6935919 B2 JP 6935919B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insertion slot
card
input
acceptable
bill
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017238090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019106014A (ja
Inventor
達朗 細川
達朗 細川
純 近藤
純 近藤
直樹 森下
直樹 森下
祐太朗 北畑
祐太朗 北畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2017238090A priority Critical patent/JP6935919B2/ja
Publication of JP2019106014A publication Critical patent/JP2019106014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6935919B2 publication Critical patent/JP6935919B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、現金自動預払機、端末装置、制御方法、プログラムに関する。
現金自動預払機として特許文献1および特許文献2に示される技術が知られている。
特許文献1に示される自動取引機では、手元カメラにより、カード挿入排出口、紙幣挿入口、発券口、紙幣排出口、硬貨排出口、および硬貨排出受けの全てを上方から撮影し、これによりカード、入金紙幣、釣銭、切符に関する種々の不正行為を抑制するとの構成が示されている。
特許文献2に示される自動取引装置では、所定の範囲を撮影する監視カメラと、該監視カメラで撮影した映像を記憶し、不審物の設置を監視する監視計算機と、を有し、監視カメラで撮影した画像には、自動取引装置のカード機構部、通帳機構部、硬貨入出金部、紙幣入出金部が含まれる。この自動取引装置では、監視カメラで撮影した映像を、不審物が設置されていない状態の基本画像と比較することで、カード機構部、通帳機構部、硬貨入出金部、紙幣入出金部に不審物があるか否かを判定する。
特開2014−16946号公報 特開2010−61196号公報
ところで、特許文献1および2に示される現金自動預払機では、カード挿入口、紙幣投入口付近を撮影する撮影装置を備えた構成が示され、該撮影装置に基づき、不正行為または不審物の監視を行うようにしている。
このような現金自動預払機は、現金自動預払機に関する故障や不正によるトラブルをより精度高く未然に防ぐことが求められている。
この発明は、上述の課題を解決することのできる現金自動預払機、端末装置、制御方法、プログラムを提供する。
本発明の第1の態様によれば、現金自動預払機は、カード挿入口と紙幣投入口とが画角内に含まれた範囲を撮影する撮影装置と、前記撮影装置から取得した画像と、過去に機械学習処理して得られた、前記画像と異常を示すか否かの関係を示す学習モデルの情報とに基づいて、前記カード挿入口または紙幣投入口に投入される投入物が受け入れ可能か識別する処理であって、前記カード挿入口に投入される投入物が受け入れ可能なカードであるか識別する処理においては前記投入物が異常な物であるかを監視して受け入れ可能なカードであるかを識別する処理を行い、前記紙幣投入口に投入される投入物が受け入れ可能な紙幣であるか識別する処理においては前記投入物が異常な物であるかを監視して受け入れ可能な紙幣であるかを識別する処理を行う監視装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、端末装置は、カード挿入口と紙幣投入口とが画角内に含まれた範囲を撮影する撮影装置と、前記撮影装置から取得した画像と、過去に機械学習処理して得られた、前記画像と異常を示すか否かの関係を示す学習モデルの情報とに基づいて、前記カード挿入口または紙幣投入口に投入される投入物が受け入れ可能か識別する処理であって、前記カード挿入口に投入される投入物が受け入れ可能なカードであるか識別する処理においては前記投入物が異常な物であるかを監視して受け入れ可能なカードであるかを識別する処理を行い、前記紙幣投入口に投入される投入物が受け入れ可能な紙幣であるか識別する処理においては前記投入物が異常な物であるかを監視して受け入れ可能な紙幣であるかを識別する処理を行う監視装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、制御方法は、カード挿入口と紙幣投入口とが画角内に含まれた範囲を撮影する撮影装置を備えた現金自動預払機が、前記撮影装置から取得した画像と、過去に機械学習処理して得られた、前記画像と異常を示すか否かの関係を示す学習モデルの情報とに基づいて、前記カード挿入口または紙幣投入口に投入される投入物が受け入れ可能か識別する処理であって、前記カード挿入口に投入される投入物が受け入れ可能なカードであるか識別する処理においては前記投入物が異常な物であるかを監視して受け入れ可能なカードであるかを識別する処理を行い、前記紙幣投入口に投入される投入物が受け入れ可能な紙幣であるか識別する処理においては前記投入物が異常な物であるかを監視して受け入れ可能な紙幣であるかを識別する処理を行うことを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、制御プログラムは、カード挿入口と紙幣投入口とが画角内に含まれた範囲を撮影する撮影装置を備えた現金自動預払機のコンピュータを、前記撮影装置から取得した画像と、過去に機械学習処理して得られた、前記画像と異常を示すか否かの関係を示す学習モデルの情報とに基づいて、前記カード挿入口または紙幣投入口に投入される投入物が受け入れ可能か識別する処理であって、前記カード挿入口に投入される投入物が受け入れ可能なカードであるか識別する処理においては前記投入物が異常な物であるかを監視して受け入れ可能なカードであるかを識別する処理を行い、前記紙幣投入口に投入される投入物が受け入れ可能な紙幣であるか識別する処理においては前記投入物が異常な物であるかを監視して受け入れ可能な紙幣であるかを識別する処理を行う監視手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、現金自動預払機に関する故障や不正によるトラブルをより精度高く未然に防ぐことができる。
本発明の一実施形態による現金自動預払機の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態による現金自動預払機の全体図と操作部拡大図を示す図である。 本発明の一実施形態による監視装置のハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態による監視装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態による紙幣投入口内に入れられた投入物の例を示す図である。 本発明の一実施形態による監視装置で実行される処理フローを示す図である。
本発明の現金自動預払機100について、図1を参照して説明する。
図1に示すように端末装置の一例である現金自動預払機100は撮影装置19を備える。撮影装置19はカードが挿入されるカード挿入口15と、紙幣が投入される紙幣投入口18とが画角R内に含まれる範囲を撮影する。
撮影装置19で撮影された画像データは、監視装置21に供給される。
監視装置21は、撮影装置19から取得した画像データに基づいて、カード挿入口15、カード挿入口15に投入される投入物M1、紙幣投入口18内部に投入される投入物M2等の異常を監視する。
監視装置21では、撮影装置19からの画像データに基づき、カード挿入口15の異物等の不正検知とともに、カード挿入口15に投入される投入物M1が受け入れ可能なカードであるか否かを監視することができる。具体的には、この監視装置21では、投入物M1が受け入れ可能なカードではない異常な物(例えば、汚れ・破損があるカード、偽カード、カードの類似物等)であるか否かを監視することで、受け入れ可能なカードを識別することができる。監視装置21はカード挿入口15に不正に取り付けられたスキミング装置を検知することもできる。
この監視装置21では、撮影装置19で撮影した画像データに基づき、紙幣投入口18内部に投入される投入物M2が受け入れ可能な紙幣であるか否かを監視することができる。具体的には、この監視装置21では、投入物M2が受け入れ可能な紙幣ではない異常な物(例えば、折り曲げられた紙幣、破損した紙幣、汚れた紙幣等の異常紙幣の他、硬貨、外国紙幣、偽札、紙屑、クリップ、シール、輪ゴム等の非紙幣)であるか否かを監視することで、受け入れ可能な紙幣を識別することができる。
以上のように構成された現金自動預払機100によれば、一つの撮影装置19においてカード挿入口15と紙幣投入口18とを共に撮影する。その後、監視装置21では、撮影装置19から取得した画像に基づき、カード挿入口15、カード挿入口15に投入される投入物M1、紙幣投入口18内部に投入される投入物M2の異常を監視することができる。
すなわち、本発明の現金自動預払機によれば、1つの撮影装置19にて撮影した画像に基づき、スキミング等の不正行為とともに、カード挿入口15または紙幣投入口18の内部に投入される投入物M1,M2の異常を共に監視することができるので、低コストで多様な異常監視を行うことが可能となる。
(実施形態)
本発明の実施形態に係る現金自動預払機100について、図2〜図6を参照して説明する。
図2(A)は現金自動預払機100の全体を示す図であり、図2(B)は図2(A)の操作部拡大図である。
端末装置の一例である現金自動預払機100は、現金の入金および出金処理を行う本体部10と、本体部10の前面側に設けられて現金の預け払いを操作可能な操作部11と、を有している。
操作部11は、本体部10の上部位置に設けられた第1パネル12および第2パネル13、本体部10の中間位置に設けられたテンキー14、カード挿入口15、レシート口16、ICカード読取部17、紙幣投入口18、カメラ19、人感センサ20などを有する。
第1パネル12は、利用者により操作されるタッチ式の操作パネルである。
第2パネル13は第1パネル12の上側に位置して、現金自動預払機であることを示すともに、利用可能なカード情報等を示す表示ディスプレイである。
カード挿入口15は紙幣の入出金に使用されるカードを挿入するための開口部である。
紙幣投入口18は紙幣の投入および払出しを行う紙幣口であって、図示しないシャッタが開となったときに、利用者により、紙幣の出し入れがなされる。
図2において、カード挿入口15に挿入される投入物を符号M1で示し,紙幣投入口18に投入される投入物を符号M2で示す。
カメラ19は、カード挿入口15および紙幣投入口18付近での不正行為を監視するために設けられる撮影装置である。
このカメラ19は、カード挿入口15および紙幣投入口18の斜め上方位置に配置されるものであって、カード挿入口15と紙幣投入口18とが画角R内に含まれる範囲を撮影するように位置設定されている。
人感センサ20は、操作部11の正面に利用者がいるか否かを検知するための検知器である。
本体部10内には、第1パネル12、テンキー14、カード挿入口15およびICカード読取部17で入力された情報を処理するデータ処理装置、データ処理装置からの信号に基づいて紙幣投入口18に対する紙幣の出し入れを行う入出金装置、レシート口16から出すレシートを印刷する印刷装置などが設置されているが、図面では省略されている。
次に、図3〜図6を参照して、撮影装置となるカメラ19で撮影した画像データに基づき、カード挿入口15および紙幣投入口18で生じる異常を監視する監視装置21について説明する。
図3は、監視装置21のハードウェア構成図である。
この図が示すように画像処理装置22はCPU(Central Processing Unit)23、ROM(Read Only Memory)24、RAM(Random Access Memory)25、SSD(Solid State Drive)26などを有する。
図4は、図3に示される監視装置21の機能ブロック図であって、監視装置21は予め記憶する監視プログラムを実行する
図4に示される監視装置21では、画像取込部30、基準画像記憶部31、画像データ判定部32、異常結果出力部33、制御中止部34、対策指示部35等を有している。
画像取込部30は、人感センサ20により利用者の存在を検知した後、操作部11での紙幣の入金操作が開始されたことを条件として、カード挿入口15および紙幣投入口18で生じる異常監視のためにカメラ19で撮影した画像データを取り込む。
基準画像記憶部31は、カード挿入口15に挿入される正規カードの基準画像データ、および紙幣投入口18内部に投入される正規紙幣の画像データを基準画像データとして複数記憶する。
画像データ判定部32は、画像取込部30で取り込んだカメラ19からの画像データと、基準画像記憶部31に記憶した画像データを基準画像データとを比較することで、カード挿入口15および紙幣投入口18で生じる異常を検知する。画像データ判定部32は、過去に機械学習処理によって得た情報に基づいてカメラ19から得た画像データに映るカード挿入口15に取りつく異物や、投入物M1、M2やの異常を検知してもよい。
すなわち、画像データ判定部32では、カメラ19からの画像データと基準画像データとを比較することで、カード挿入口15に投入される投入物M1が受け入れ可能なカードであるか否かを監視する。具体的には、該画像データ判定部32では、投入物M1が受け入れ可能なカードではない異常な物(例えば、汚れ・破損があるカード、偽カード、カードの類似物等)であるか否かを監視することで、受け入れ可能なカードを識別する。または画像データ判定部32はカード挿入口15の形状が所定の形状とは異なるかを判定して、スキミング装置が取り付けられていることを識別する。
また、該画像データ判定部32では、カメラ19で撮影した画像データに基づき、紙幣投入口18内部に投入される投入物M2が受け入れ可能な紙幣であるか否かを監視する。具体的には、該画像データ判定部32では、投入物M2が受け入れ可能な紙幣ではない異常な物(例えば、折り曲げられた紙幣、破損した紙幣、汚れた紙幣等の異常紙幣の他、硬貨、外国紙幣、偽札、紙屑、クリップ、シール、輪ゴム等の非紙幣)であるか否かを監視することで、受け入れ可能な紙幣を識別する。
なお、図5(A)には紙幣投入口18内部に投入物M2として正常な紙幣が投入された例を示す図、図5(B)には紙幣投入口18内部に投入物M2として紙屑が投入された例を示す図、図5(C)には紙幣投入口18内部に投入物M2として汚れた紙幣が投入された例を示す図である。
異常結果出力部33は、画像データ判定部32にて、カード挿入口15の異常、カード挿入口15で異常な投入物M1が投入されたこと、紙幣投入口18で異常な投入物M2が投入されたことが識別された場合に、異常検出信号を出力する。
制御中止部34は、異常結果出力部33から出力された異常検出信号に基づき、カード挿入口15または紙幣投入口18での受け入れを中止する処理を行う。
対策指示部35は、制御中止部34での受け入れ処理中止の後で、各種の対策を行う。例えば、この対策指示部35では、投入物M1,M2の受け入れができない旨の画像または文字のメッセージを第1パネル12に表示させる処理、図示しないスピーカーから音声メッセージを出力させる処理を行う。
これとともに、対策指示部35では、現金自動預払機100の管理センター40に異常が発生した旨を通知して、管理センター40に対して各種の対応(例えば、リモートでサポート、リモートによる機器制御、取引中断、入出金停止、保守員出動手配など)を行わせるようにする。
また、該対策指示部35では、事後で解析できるよう、現金自動預払機100の動作状況、取引状況などのログを残す処理を行うとともに、現金自動預払機100や天井の監視カメラ画像に、アラーム内容の情報、取引状況などを紐づけて記録する。
このとき、該対策指示部35では、カメラ画像を高精細モードにする、具体的には、静止画録画を動画モードにする、フレームレート、解像度、画質などをアップさせるモードに変更するなどの付加的な処理を行うと良い。
次に、監視装置21の処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。
《ステップS1》
監視装置21は、操作部11での入金操作が開始されたか否かを判断し、YESの場合に次のステップS2に進む。
《ステップS2》
監視装置21の画像取込部30は、カード挿入口15および紙幣投入口18で生じる異常監視のためにカメラ19で撮影した画像データの取り込みを開始する。
《ステップS2》
画像データ判定部32は、ステップS1で取り込んだカメラ19の画像データを、基準画像記憶部31に記憶される、カード挿入口15の基準画像、カード挿入口15に挿入される正規カードの基準画像データ、および紙幣投入口18内部に投入される正規紙幣の画像データを、対応する基準画像データと比較する。
《ステップS3》
画像データ判定部32は、ステップS2での比較結果に基づき、カメラ19の画像データが基準画像記憶部31に記憶される基準画像データに一致したか否かを判断し、一致した場合に正常と判断して、先のステップS1に戻り、不一致である場合に異常と判断して次のステップS4に進む。
具体的には、画像データ判定部32は、ステップS3にて、カメラ19からの画像データと基準画像データとを比較することで、カード挿入口15に投入される投入物M1が受け入れ可能なカードであるか否かを監視する。具体的には、該ステップS3にて、カード挿入口15が異常な形状であるかを監視する。また該ステップS3にて、投入物M1が受け入れ可能なカードではない異常な物(例えば、汚れ・破損があるカード、偽カード、カードの類似物等)であるか否かを監視することで、受け入れ可能なカードを識別する。
また、該ステップS3では、画像データ判定部32は、カメラ19で撮影した画像データに基づき、紙幣投入口18内部に投入される投入物M2が受け入れ可能な紙幣であるか否かを監視する。具体的には、該ステップS3で画像データ判定部32は、投入物M2が受け入れ可能な紙幣ではない異常な物(例えば、折り曲げられた紙幣、破損した紙幣、汚れた紙幣等の異常紙幣の他、硬貨、外国紙幣、偽札、紙屑、クリップ、シール、輪ゴム等の非紙幣)であるか否かを監視することで、受け入れ可能な紙幣を識別する。
ステップS3において画像データ判定部32は、過去に機械学習処理によって得た情報に基づいてカメラ19から得た画像データに映るカード挿入口15に取りつく異物や、投入物M1、M2やの異常を検知してもよい。
《ステップS4》
ステップS3にて、異常結果出力部33は、カード挿入口15または紙幣投入口18で異常な投入物M1,M2が投入されたことが識別された場合に、異常検出信号を出力する。
《ステップS5》
制御中止部34は、ステップS4で出力された異常検出信号に基づき、カード挿入口15または紙幣投入口18での受け入れを中止する処理を行う。
《ステップS6》
対策指示部35は、カード挿入口15または紙幣投入口18での受け入れを中止した後、利用者に対して投入物M1,M2の受け入れができない旨のメッセージ出力等を行い、本フローチャートを終了する。
以上のように構成された現金自動預払機100によれば、カメラ19においてカード挿入口15と紙幣投入口18とを共に撮影する。その後、監視装置21では、カメラ19から取得した画像に基づき、カード挿入口15、カード挿入口15に投入される投入物M1、紙幣投入口18内部に投入される投入物M2の異常を監視することができる。
すなわち、本実施形態に示す現金自動預払機100によれば、1つのカメラ19にて撮影した画像に基づき、スキミング等の不正行為とともに、カード挿入口15または紙幣投入口18の内部に投入される投入物M1,M2の異常を共に監視することができるので、低コストで多様な異常監視を行うことが可能となる。そして現金自動預払機に関する故障や不正によるトラブルをより精度高く未然に防ぐことができる。
(変形例1)
なお、上記実施形態では、カード挿入口15と紙幣投入口18とを共に撮影する撮影装置としてカメラ19を利用したが、カメラ19とは異なる専用の1台の撮影装置により、カード挿入口15および紙幣投入口18の内部に投入される投入物M1,M2の異常を共に監視しても良い。
(変形例2)
また、上記実施形態では、撮影装置により、紙幣の入金と出金がなされる紙幣投入口18を監視したが、これに限定されず、カード挿入口15とともに、入金専用の紙幣投入口18を監視しても良い。
(変形例3)
また、上記実施形態では、カメラ19からの画像データと基準画像データとを比較することで、カード挿入口15、カード挿入口15に投入される投入物m1、紙幣投入口18の内部に投入される投入物M2の異常を監視したが、このとき、検知した異常物の画像データも、基準画像データとして基準画像記憶部31に記憶するようにしても良い。そして、このような基準画像データの蓄積により、監視装置21での監視機能を高めるようにしても良い。
上述の説明では現金自動預払機1を用いて説明しているが、現金自動預払機1は端末装置の一例であって、現金自動預払機1以外の端末装置が、上述の現金自動預払機1と同様の構成を備えて、同様の処理を行うようにしてもよい。この場合、端末装置が上述の制御装置10を備える。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、監視装置21は、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)カード挿入口と紙幣投入口とが画角内に含まれた範囲を撮影する撮影装置と、
前記撮影装置から取得した画像に基づいて、前記カード挿入口または紙幣投入口に投入される投入物の異常を監視する監視装置と、を備えることを特徴とする現金自動預払機。
(付記2)前記監視装置は、前記撮影装置から取得した画像に基づいて、前記カード挿入口の異常または当該カード挿入口に投入されるカードの異常と、前記紙幣投入口に投入される投入物の異常を監視することを特徴とする付記1に記載の現金自動預払機。
(付記3)前記監視装置は、前記紙幣投入口に投入される投入物の異常として非紙幣を検知することを特徴とする付記1または付記2に記載の現金自動預払機。
(付記4)前記監視装置は、前記撮影装置から取得した画像に基づいて、前記カード挿入口の異常または当該カード挿入口に投入されるカードの異常と、当該紙幣投入口に異常な状態で投入される紙幣とを監視することを特徴とする付記1または付記2に記載の現金自動預払機。
(付記5)前記監視装置は、前記紙幣投入口に異常な状態で投入される紙幣として、折り曲げられた紙幣、破損した紙幣、汚れた紙幣を少なくとも含む異常紙幣を検知することを特徴とする付記4に記載の現金自動預払機。
(付記6)前記紙幣投入口に投入される正規カード及び正規紙幣の画像データを基準画像データとして複数記憶する基準画像記憶部を有し、
前記監視装置は、前記撮影装置から取得した画像を、前記基準画像記憶部に予め記憶した複数の基準画像データと比較することにより、前記カード挿入口または前記紙幣投入口に異常な投入物があるか、または前記紙幣投入口に異常な状態で紙幣が投入されたか否かを検知する付記1から付記5の何れか一項に記載の現金自動預払機。
(付記7)前記異常が発生したことを出力する出力部をさらに備えることを特徴とする付記1から付記6の何れか一項に記載の現金自動預払機。
(付記8)前記異常が発生した場合に所定の制御を中止する中止部をさらに備えることを特徴とする付記1から付記7の何れか一項に記載の現金自動預払機。
(付記9)カード挿入口と紙幣投入口とが画角内に含まれた範囲を撮影する撮影装置と、
前記撮影装置から取得した画像に基づいて、前記カード挿入口または紙幣投入口に投入される投入物の異常を監視する監視装置と、を備えることを特徴とする端末装置。
(付記10)カード挿入口と紙幣投入口とが画角内に含まれた範囲を撮影する撮影装置を備えた現金自動預払機が、
前記撮影装置から取得した画像に基づいて、前記カード挿入口または紙幣投入口に投入される投入物の異常を監視することを特徴とする制御方法。
(付記11)カード挿入口と紙幣投入口とが画角内に含まれた範囲を撮影する撮影装置を備えた現金自動預払機のコンピュータを、
前記撮影装置から取得した画像に基づいて、前記カード挿入口または紙幣投入口に投入される投入物の異常を監視する監視手段、として機能させることを特徴とする制御プログラム。
1 撮影装置
21 監視装置
15 カード挿入口
18 紙幣投入口
19 カメラ(撮影装置)
100 現金自動預払機
M1 投入物
M2 投入物

Claims (7)

  1. カード挿入口と紙幣投入口とが画角内に含まれた範囲を撮影する撮影装置と、
    前記撮影装置から取得した画像と、過去に機械学習処理して得られた、前記画像と異常を示すか否かの関係を示す学習モデルの情報とに基づいて、前記カード挿入口または紙幣投入口に投入される投入物が受け入れ可能かを識別する処理であって、前記カード挿入口に投入される投入物が受け入れ可能なカードであるかを識別する処理においては前記投入物が異常な物であるかを監視して受け入れ可能なカードであるかを識別する処理を行い、前記紙幣投入口に投入される投入物が受け入れ可能な紙幣であるかを識別する処理においては前記投入物が異常な物であるかを監視して受け入れ可能な紙幣であるかを識別する処理を行う監視装置と、
    を備えることを特徴とする現金自動預払機。
  2. 前記監視装置は、前記投入物が受け入れ可能でない場合に、前記投入物の受け入れ中止を行う
    請求項1に記載の現金自動預払機。
  3. 前記監視装置は、前記投入物が受け入れ可能な場合に、前記撮影装置の撮影する画像が高精細になるよう制御する
    請求項1または請求項2に記載の現金自動預払機。
  4. 前記異常が発生したことを出力する出力部をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載の現金自動預払機。
  5. カード挿入口と紙幣投入口とが画角内に含まれた範囲を撮影する撮影装置と、
    前記撮影装置から取得した画像と、過去に機械学習処理して得られた、前記画像と異常を示すか否かの関係を示す学習モデルの情報とに基づいて、前記カード挿入口または紙幣投入口に投入される投入物が受け入れ可能かを識別する処理であって、前記カード挿入口に投入される投入物が受け入れ可能なカードであるかを識別する処理においては前記投入物が異常な物であるかを監視して受け入れ可能なカードであるかを識別する処理を行い、前記紙幣投入口に投入される投入物が受け入れ可能な紙幣であるかを識別する処理においては前記投入物が異常な物であるかを監視して受け入れ可能な紙幣であるかを識別する処理を行う監視装置と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  6. カード挿入口と紙幣投入口とが画角内に含まれた範囲を撮影する撮影装置を備えた現金自動預払機が、
    前記撮影装置から取得した画像と、過去に機械学習処理して得られた、前記画像と異常を示すか否かの関係を示す学習モデルの情報とに基づいて、前記カード挿入口または紙幣投入口に投入される投入物が受け入れ可能かを識別する処理であって、前記カード挿入口に投入される投入物が受け入れ可能なカードであるかを識別する処理においては前記投入物が異常な物であるかを監視して受け入れ可能なカードであるかを識別する処理を行い、前記紙幣投入口に投入される投入物が受け入れ可能な紙幣であるかを識別する処理においては前記投入物が異常な物であるかを監視して受け入れ可能な紙幣であるかを識別する処理を行う
    ことを特徴とする制御方法。
  7. カード挿入口と紙幣投入口とが画角内に含まれた範囲を撮影する撮影装置を備えた現金自動預払機のコンピュータを、
    前記撮影装置から取得した画像と、過去に機械学習処理して得られた、前記画像と異常を示すか否かの関係を示す学習モデルの情報とに基づいて、前記カード挿入口または紙幣投入口に投入される投入物が受け入れ可能かを識別する処理であって、前記カード挿入口に投入される投入物が受け入れ可能なカードであるかを識別する処理においては前記投入物が異常な物であるかを監視して受け入れ可能なカードであるかを識別する処理を行い、前記紙幣投入口に投入される投入物が受け入れ可能な紙幣であるかを識別する処理においては前記投入物が異常な物であるかを監視して受け入れ可能な紙幣であるかを識別する処理を行う監視手段、
    として機能させることを特徴とする制御プログラム。
JP2017238090A 2017-12-12 2017-12-12 現金自動預払機、端末装置、制御方法、制御プログラム Active JP6935919B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017238090A JP6935919B2 (ja) 2017-12-12 2017-12-12 現金自動預払機、端末装置、制御方法、制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017238090A JP6935919B2 (ja) 2017-12-12 2017-12-12 現金自動預払機、端末装置、制御方法、制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019106014A JP2019106014A (ja) 2019-06-27
JP6935919B2 true JP6935919B2 (ja) 2021-09-15

Family

ID=67061510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017238090A Active JP6935919B2 (ja) 2017-12-12 2017-12-12 現金自動預払機、端末装置、制御方法、制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6935919B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220335402A1 (en) * 2019-10-10 2022-10-20 Crane Payment Innovations, Inc. Payment acceptor with a multifunction imaging sensor
JP7277406B2 (ja) * 2020-03-04 2023-05-18 富士通フロンテック株式会社 自動取引装置、偽造カード判定方法、及び偽造カード判定プログラム
US11676460B1 (en) * 2022-02-04 2023-06-13 Ncr Corporation Currency trapping detection

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4569219B2 (ja) * 2004-08-17 2010-10-27 沖電気工業株式会社 自動取引装置
JP2008083818A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Oki Electric Ind Co Ltd 監視システム
JP2009116636A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 自動取引装置の取引監視方法
JP5192324B2 (ja) * 2008-09-01 2013-05-08 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 監視システム及び自動取引装置
JP2012190139A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Fujitsu Frontech Ltd 自動取引装置及び自動取引装置の判別方法
JP6007573B2 (ja) * 2012-04-27 2016-10-12 沖電気工業株式会社 自動取引装置
JP6079019B2 (ja) * 2012-07-11 2017-02-15 沖電気工業株式会社 自動券売機
US9947163B2 (en) * 2013-02-04 2018-04-17 Kba-Notasys Sa Authentication of security documents and mobile device to carry out the authentication
JP6274030B2 (ja) * 2014-06-24 2018-02-07 沖電気工業株式会社 媒体取引装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019106014A (ja) 2019-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4569219B2 (ja) 自動取引装置
AU2005241466B2 (en) ATM security system
JP4961158B2 (ja) 自動取引装置および不審物検知システム
JP5187157B2 (ja) 自動取引装置及び自動取引装置の制御方法
JP6935919B2 (ja) 現金自動預払機、端末装置、制御方法、制御プログラム
JP2009116636A (ja) 自動取引装置の取引監視方法
JP2010061196A5 (ja)
CN108520586B (zh) 验证损坏的钞票
US7451919B2 (en) Self-service terminal
JP5433241B2 (ja) 自動取引装置
JP6136766B2 (ja) 現金処理装置
JP2015069419A (ja) 自動取引装置、サーバ及び監視システム
JP6953331B2 (ja) 自動取引装置
WO2015083443A1 (ja) 取引装置及び取引方法
JP4281323B2 (ja) 自動取引装置およびそのプログラム
JP2011086002A (ja) 取引装置及び媒体の取り忘れ検知方法
KR20070042698A (ko) 불량지폐입금 장치가 구비된 금융자동화기기 및 방법
JP3590834B2 (ja) 紙幣取引装置
KR101002722B1 (ko) 행동패턴 감지 금융자동화기기 및 그 동작방법
JP4401961B2 (ja) 紙葉類処理装置
JP2010152432A (ja) 現金自動処理装置
JP7499716B2 (ja) 自動取引装置、制御方法及び制御プログラム
JP5597983B2 (ja) 自動取引装置
JP2001143120A (ja) 自動取引装置
JP2012190139A (ja) 自動取引装置及び自動取引装置の判別方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171212

A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20180105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190305

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200721

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20200721

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200806

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20200811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20201120

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20201201

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20201222

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20210309

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210510

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20210622

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20210727

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20210727

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6935919

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150