JP6935479B2 - 窒化物半導体デバイス - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係る窒化物半導体デバイス3を備える半導体パッケージ1の外観図である。
半導体パッケージ1は、端子フレーム2と、窒化物半導体デバイス3(チップ)と、樹脂パッケージ4とを含む。
図2は、窒化物半導体デバイス3の模式的な断面図である。なお、図2は、図1の特定の位置での切断面を示しているものではなく、本実施形態の説明に必要と考えられる要素の集合体を一つの断面を示している。
バッファ層13は、第1バッファ層131と、第2バッファ層132とを積層した多層バッファ層であってもよい。第1バッファ層131は基板12の表面に接しており、この第1バッファ層131の表面(基板12とは反対側の表面)に第2バッファ層132が積層されている。第1バッファ層131は、本実施形態ではAlN膜で構成されており、その膜厚は、たとえば0.2μm程度であってもよい。第2バッファ層132は、本実施形態では、AlGaN膜で構成されており、その膜厚は、たとえば0.2μm程度であってもよい。
電子走行層14と電子供給層15とは、Al組成の異なるIII族窒化物半導体(以下単に「窒化物半導体」と呼ぶ。)からなっている。たとえば、電子走行層14は、GaN層からなっていてもよく、その厚さは、0.5μm程度であってもよい。電子供給層15は、本実施形態では、AlxGa1-xN層(0<x<1)からなっており、その厚さは、たとえば5nm〜30nm(より具体的には20nm程度)である。
浅いドナー準位EDは、たとえば、電子走行層14の伝導帯の下端(底)のエネルギ準位ECから0.025eV以下の離れた位置でのエネルギ準位であり、深いドナー準位EDDと区別できるのであれば、単に「ドナー準位ED」と呼んでもよい。通常、この位置にドーピングされたドナーの電子は、室温(熱エネルギkT=0.024eV程度)でも伝導帯に励起されて自由電子となっている。浅いドナー準位EDを形成するためにGaN電子走行層14にドーピングする不純物としては、たとえば、Si、Oからなる群から選択される少なくとも一種が挙げられる。一方、深いドナー準位EDDは、たとえば、電子走行層14の伝導帯の下端(底)のエネルギ準位ECから0.025eV以上の離れた位置でのエネルギ準位である。つまり、深いドナー準位EDDは、励起に必要なイオン化エネルギが室温の熱エネルギよりも大きいドナーのドーピングによって形成されるものである。したがって、通常、この位置にドーピングされたドナーの電子は、室温において伝導帯に励起されず、ドナーに捉えられた状態となっている。
深いアクセプタ準位EDAのための不純物は、たとえば、電子走行層14をエピタキシャル成長させる過程で導入してもよい。この場合、GaN等の窒化物半導体の成長温度、成長圧力を制御することによって、導入量を調節することができる。たとえば、C(炭素)を導入する場合、成長温度および成長圧力を下げることで、導入量を増やすことができる。また、Ga原子の空孔欠陥も、同様に深いアクセプタとなり、成長条件の低温化により導入することができる。
まず、表裏面に電極が形成されたGaN層(厚さW)を、電子走行層14のモデル構造として考える。図3Aに示すように、両電極間に電圧が印加されていないとき(無バイアス時)には、アクセプタEAおよび深いアクセプタEDAが、ドナーEDおよび深いドナーEDDが放出する電子を捕獲する。このとき、電子を放出したドナーEDおよび深いドナーEDDによる正電荷と、電子を捕獲したアクセプタEAおよび深いアクセプタEDAによる負電荷の数が等しいため、GaN層全体としては電気的に中性となる。
そして、図3Cに示すように、ある一定以上の電圧Vを印加すると全ての領域の深いアクセプタEDAで電子捕獲が起きる。これ以上の電圧が印加されても電子捕獲が起こらず、電束を打ち消しきれないため、一方の電極から伝導帯ECへ電子が注入されて電流が流れ出す。このときの電圧Vを含む式が、ポアソン方程式からNDA+NA−NDD−ND=2Vε0ε/qW2と導かれる。なお、この式において、ε0は真空の誘電率を示し、εはGaN層の比誘電率を示している。
ゲート電極19は、ゲート絶縁膜16に接する下層と、この下層上に積層される上層とを有する積層電極膜からなっていてもよい。
ゲート電極19は、ソース電極17とドレイン電極18との間において第2絶縁層162に形成された凹部162aに入り込んだゲート本体部191と、ゲート本体部191に連なり、開口161a外においてゲート絶縁膜16上をドレイン電極18に向かって延びたフィールドプレート部192とを有している。ゲート本体部191と第2絶縁層162との界面におけるドレイン電極18側の端部であるドレイン端191aからフィールドプレート部192のドレイン電極18側の端部までの距離Lfpは、フィールドプレート長と呼ばれる。一方、ゲート本体部191と第2絶縁層162との界面におけるドレイン端191aからソース電極17側の端部であるソース端191bまでの距離Lgは、ゲート長と呼ばれる。つまり、ゲート電極19と第2絶縁層162の凹部162aの底面との接触域である有効ゲート域(凹部162a内の領域)Gaの幅が、ゲート長と呼ばれる。さらに、この明細書では、ゲート本体部191とドレイン電極18との間の距離をLgdと表す。
ソース電極17およびドレイン電極18は、たとえば、TiおよびAlを含むオーミック電極であり、電子供給層15を介して二次元電子ガス20に電気的に接続されている。
ここで、ソース−ドレイン間に電流が流れる仕組みを、図4A〜図4Cを参照して具体的に説明する。以下では、電子走行層14が半絶縁のi型のGaN層であることを前提に説明を加える。
Vth=ΨS−(E+EF−ΦM)>0・・・(1)
(式中、ΨSはゲート電極19とゲート絶縁膜16との界面のポテンシャル(表面ポテンシャル)を示し、Eは電子走行層14の電子親和力を示し、EFは半絶縁GaNのフェルミ準位(伝導帯の下端(底)のエネルギ準位ECを基準)を示し、ΦMはゲート電極19の仕事関数を示す。)
まず、式(1)において、半絶縁GaNのフェルミ準位EFは、電子走行層14(半絶縁GaN)の深いアクセプタ準位EDAに置き換えることができることを示す。図6Aは、半絶縁GaNのフェルミ準位EFの深いアクセプタ準位EDAに対する依存性を示す図であり、図6Bは、半絶縁GaNのフェルミ準位EFの深いアクセプタ準位EDAに対する依存性を示す図である。なお、図6Aおよび図6Bでは、深いアクセプタ準位EDAを基準に示している。
図7〜図10は、半絶縁GaN中のNDA+NA−NDD−NDが、ゲート閾値電圧Vthに与える影響を説明するための図である。より具体的には、図7は、シミュレーションに用いたモデル構造の概略図である。図8は、前記シミュレーションにおけるエネルギーバンド図である。なお、図8において、E0は真空準位を示し、Eiは真性フェルミ準位を示す。
<シミュレーション条件>
・GaN(電子走行層14)のNDA+NA−NDD−ND=1.0×1016cm−3
または4.0×1016cm−3
・GaN(電子走行層14)の深いアクセプタ準位EDA=2.4eV(EC基準)
・SiO2(ゲート絶縁膜16)の厚さ:50nm
・GaNの電子親和力E(E0−EC)=3.6eV
・電極の仕事関数ΦM=4.3eV〜4.8eV
図9A〜図9Cおよび図10A〜図10Cから、NDA+NA−NDD−ND=1.0×1016cm−3の場合に比べてNDA+NA−NDD−ND=4.0×1016cm−3の方がSiO2表面でのポテンシャル(上記式(1´)の表面ポテンシャルΨS)が高いことが分かる。弱い反転状態における前者の表面ポテンシャルΨSが1.3eVであるのに対し、後者の表面ポテンシャルΨSは1.8eVである。すなわちゲート電極にMo(ΦM=4.3eV)を用いたとき、前者のNDA+NA−NDD−ND=1.0×1016cm−3の条件では、上記式(1´)のΨS−(EA+EDA−ΦM)=1.3−(3.6+2.4−4.3)=−0.4eVとなり、ゲート印加電圧Vgが−0.4V以上の場合に弱い反転が起き、これは、ゲート印加電圧Vgが印加されていないときにも弱い反転によって微小な電流が流れ、ノーマリオフになっていないことを意味している。それに対し後者は、上記式(1´)のΨS−(EA+EDA−ΦM)=1.8−(3.6+2.4−4.3)=0.1eVとなり、ゲート電圧0Vでは弱い反転状態にはなく、ノーマリオフになっていることを意味している。この結果から、電子走行層14の電子親和力Eおよび深いアクセプタ準位EDA、SiO2の膜厚、電極の仕事関数ΦMに応じてNDA+NA−NDD−NDの値を調節し、表面ポテンシャルΨSを高くすることによって、ゲート閾値電圧Vth>0とできることが分かる。
表1〜表2および図11〜図12から、ゲート閾値電圧Vthが正の値(>0)の条件のものが完全なノーマリオフを達成しているものである。したがって、完全なノーマリオフを達成するには、たとえば、表1〜表2および図11〜図12に基づいて、ゲート閾値電圧Vth>0を満たすNDA+NA−NDD−NDとなるように、GaNの深いアクセプタ濃度NDAを調節すればよい。なお、深いアクセプタ濃度を導入する領域は、図9A〜図9Cおよび図10A〜図10Cに基づいて設計できる。たとえば、図9A〜図9Cに示すNDA+NA−NDD−ND=1.0×1016cm−3のケースでは、弱い反転状態の電位分布が深さ300nm以下の領域に生じているので、この領域のNDA+NA−NDD−NDを1.0×1016cm−3以上とすればよい。一方、図10A〜図10Cに示すNDA+NA−NDD−ND=4.0×1016cm−3のケースでは、弱い反転状態の電位分布が深さ200nm以下の領域で生じているので、この領域のNDA+NA−NDD−NDを4.0×1016cm−3以上とすればよい。
たとえば、前述の実施形態では、電子走行層14がGaN層からなり、電子供給層15がAlGaNからなる例について説明したが、電子走行層14と電子供給層15とはAl組成が異なっていればよく、他の組み合わせも可能である。電子供給層/電子走行層の組み合わせは、AlGaN層/GaN層、AlGaN層/AlGaN層(ただしAl組成が異なるもの)、AlInN層/AlGaN層、AlInN層/GaN層、AlN層/GaN層、AlN層/AlGaN層のうちのいずれかであってもよい。より一般化すれば、電子供給層は、組成中にAlおよびNを含む。電子走行層は、組成中にGaおよびNを含み、Al組成が電子供給層とは異なる。電子供給層と電子走行層とでAl組成が異なることにより、それらの間の格子不整合が生じ、それによって、分極に起因するキャリアが二次元電子ガスの形成に寄与する。
また、前述の実施形態では、基板12の材料例としてシリコンを例示したが、ほかにも、サファイア基板やGaN基板などの任意の基板材料を適用できる。
なお、前述の実施形態の内容から、特許請求の範囲に記載した発明以外にも、以下のような特徴が抽出され得る。
たとえば、電子走行層、前記電子走行層に接し、前記電子走行層とは異なる組成を有する電子供給層を含む窒化物半導体層と、前記窒化物半導体層上のゲート電極と、前記ゲート電極と前記窒化物半導体層との間のゲート絶縁膜とを含み、前記ゲート絶縁膜と前記ゲート電極との界面から深さ250nmまでの領域に、1.0×1016cm−3以上の深いアクセプタ濃度を有する領域を含む、窒化物半導体デバイスが抽出される。
(なお、NA:浅いアクセプタ濃度、NDA:深いアクセプタ濃度、ND:浅いドナー濃度、NDD:深いドナー濃度である。)
前記窒化物半導体デバイスでは、前記深さ250nmまでの領域に、NDA−ND−NDDの値が1.0×1016cm−3以上である領域を含んでいてもよい。
(なお、NDA:深いアクセプタ濃度、ND:浅いドナー濃度、NDD:深いドナー濃度である。)
前記窒化物半導体デバイスでは、前記ゲート電極の仕事関数ΦMが5.0eV以下であってもよい。
また、電子走行層、前記電子走行層に接し、前記電子走行層とは異なる組成を有する電子供給層を含む窒化物半導体層と、前記窒化物半導体層上のゲート電極と、前記ゲート電極と前記窒化物半導体層との間のゲート絶縁膜とを含み、前記ゲート絶縁膜と前記ゲート電極との界面から深さ150nmまでの領域に、3.0×1016cm−3以上の深いアクセプタ濃度を有する領域を含む、窒化物半導体デバイスが抽出される。
(なお、NA:浅いアクセプタ濃度、NDA:深いアクセプタ濃度、ND:浅いドナー濃度、NDD:深いドナー濃度である。)
前記窒化物半導体デバイスでは、前記深さ150nmまでの領域に、NDA−ND−NDDの値が3.0×1016cm−3以上である領域を含んでいてもよい。
(なお、NDA:深いアクセプタ濃度、ND:浅いドナー濃度、NDD:深いドナー濃度である。)
前記窒化物半導体デバイスでは、前記ゲート電極の仕事関数ΦMが4.5eV以下であってもよい。
前記窒化物半導体デバイスでは、前記深いアクセプタ濃度または前記炭素濃度が、5.0×1016cm−3以下であってもよい。
前述のように、特許請求の範囲に記載した発明以外に抽出された窒化物半導体デバイスによれば、高速動作に与える影響が少なく、ゲート閾値電圧Vthを高くできる窒化物半導体デバイスを提供することができる。
2 端子フレーム
3 窒化物半導体デバイス
4 樹脂パッケージ
5 ベース部
6 ドレイン端子
7 ソース端子
8 ゲート端子
9 ボンディングワイヤ
10 ボンディングワイヤ
11 ボンディングワイヤ
12 基板
13 バッファ層
131 第1バッファ層
132 第2バッファ層
14 電子走行層
15 電子供給層
16 ゲート絶縁膜
161 第1絶縁層
161a 開口
162 第2絶縁層
162a 凹部
17 ソース電極
17a コンタクト孔
18 ドレイン電極
18a コンタクト孔
19 ゲート電極
191 ゲート本体部
191a ドレイン端
191b ソース端
192 フィールドプレート部
20 二次元電子ガス
21 裏面電極
Claims (9)
- 電子走行層、前記電子走行層に接し、前記電子走行層とは異なる組成を有する電子供給層を含む窒化物半導体層と、
互いに間隔を空けて前記電子供給層上に形成され、それぞれが前記電子供給層に接するソース電極およびドレイン電極と、
前記窒化物半導体層上の前記ソース電極と前記ドレイン電極との間において、前記ソース電極寄りに偏って形成されたゲート電極と、
前記ゲート電極と前記窒化物半導体層との間に形成され、選択的に開口を有する第1絶縁層と、前記第1絶縁層に積層され、一部が前記開口に入り込んで前記電子供給層に接する第2絶縁層とを含む多層構造を有するゲート絶縁膜であって、前記開口の位置に凹部を有するゲート絶縁膜とを含み、
前記ゲート電極は、前記凹部に入り込み前記第2絶縁層を介して前記電子供給層に対向するゲート本体部と、前記ゲート本体部から前記ドレイン電極に向かって選択的に延びるフィールドプレート部と、
前記窒化物半導体層を裏面電極を介して支持するベース部、前記ベース部に一体的に接続されたドレイン端子、前記ベース部から独立して設けられたソース端子およびゲート端子を含む端子フレームと、
前記ソース端子と前記ソース電極とを接続する第1ワイヤと、
前記ベース部と前記ドレイン電極とを接続する第2ワイヤと、
前記ゲート端子と前記ゲート電極とを接続する第3ワイヤとを含み、
前記ゲート絶縁膜には、前記第1絶縁層および前記第2絶縁層を貫通するコンタクト孔が形成されており、
前記ソース電極は、前記コンタクト孔を介して前記電子供給層に接しており、かつ前記コンタクト孔の側面において前記第1絶縁層および前記第2絶縁層の両方に接しており、
前記窒化物半導体層が平面視四角形状に形成されており、
前記第1ワイヤ、前記第2ワイヤおよび前記第3ワイヤは、前記窒化物半導体層の互いに異なる辺を交差して延びており、
前記第3ワイヤは、前記フィールドプレート部上であり、かつ前記ゲート絶縁膜の前記凹部を避けた位置において前記ゲート電極に接続されている、窒化物半導体デバイス。 - 前記ゲート絶縁膜の厚さd(nm)と前記ゲート絶縁膜の比誘電率をεとの関係が、d/ε≦25である、請求項1に記載の窒化物半導体デバイス。
- 前記電子走行層は、半絶縁のi型GaNを含む、請求項1または2に記載の窒化物半導体デバイス。
- 前記フィールドプレート部の長さは、前記ゲート本体部と前記ドレイン電極との間の距離の1/10以上1/2以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の窒化物半導体デバイス。
- 前記ゲート絶縁膜は、前記フィールドプレート部の下の部分において、前記ゲート本体部の下の部分よりも大きな厚さを有している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の窒化物半導体デバイス。
- 前記フィールドプレート部は、前記開口外の前記第1絶縁層および前記第2絶縁層の積層部分上に形成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の窒化物半導体デバイス。
- 前記第1絶縁層は、前記第2絶縁層よりも厚い、請求項1〜6のいずれか一項に記載の窒化物半導体デバイス。
- 前記第2絶縁層は、10nm〜50nmの厚さを有している、請求項7に記載の窒化物半導体デバイス。
- 前記第1絶縁層がSiN膜であり、前記第2絶縁層がSiO2膜である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の窒化物半導体デバイス。
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