JP6907738B2 - 中留および時計 - Google Patents
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Description
特許文献1の中留は、外板、および、一方のバンドに連結され且つロックピン(係合爪)が設けられた中板を備える中折れ部材と、外板に連結された中留枠と、他方のバンドに連結され、中留枠に対して、バンド長手方向にスライド可能に設けられたスライド板と、中留枠に取り付けられたプッシュボタンユニットと、プッシュボタンユニットを保持するプッシュボタン保持部材とを備えている。プッシュボタンユニットは、一対のプッシュボタン、付勢部材、一対の係合突出部、抜け止め板とを備えている。
付勢部材は、バンド短手方向に沿って設けられた一対のプッシュボタンを、互いに遠ざかる方向に付勢する。
一対のプッシュボタンは、プッシュボタン保持部材が備える挿通孔に挿通される上記ロックピンと係合する一対のボタン係合部を備えている。一対のプッシュボタンが付勢部材による付勢方向に移動することで、一対のボタン係合部は、バンド短手方向において互いに近づく方向に移動する。
一対の係合突出部は、スライド板と係合して、スライド板がスライドすることを規制し、一対のプッシュボタンが付勢部材による付勢方向とは反対方向に移動した場合、スライド板との係合が解除可能に構成されている。この構成によれば、一対のプッシュボタンが押されることで、一対の係合突出部とスライド板との係合が解除されるため、この状態でスライド板を中留枠に対してスライドさせることで、バンド長さを調整できる。
このようなプッシュボタンユニットを保持部材に保持させる工程では、一対のプッシュボタン、付勢部材、一対の係合突出部を、抜け止め板で支持した状態で、プッシュボタン保持部材に保持させる。
しかしながら、特許文献1の中留において、抜け止め板を用いずに、一対のプッシュボタン、付勢部材、一対の係合突出部を、プッシュボタン保持部材に直接保持させる場合は、途中で各部材がばらける可能性があり、中留を容易に組み立てることができない。
すなわち、当該抜け止め板は、一対のプッシュボタンが付勢部材による付勢方向に移動することを規制している。このため、当該抜け止め板がない場合は、一対のプッシュボタンが前記付勢方向に移動し、一対のボタン係合部同士がバンド短手方向において互いに近づく方向に移動して当接する。
ここで、特許文献1の中留において、一対のボタン係合部のバンド短手方向において互いに対向する端部は、表面側から見て円弧状に窪んでいる。このため、一対のボタン係合部同士がバンド短手方向において互いに近づく方向に移動して当接すると、一方のボタン係合部の前記端部が、他方のボタン係合部の前記端部の円弧に沿って移動し、プッシュボタン同士がバンド長手方向にずれ、これにより、各部材がばらける可能性がある。
この構成によれば、中留の組み立て工程において、第1および第2プッシュボタン、第1バネ、第1および第2係合部材を互いに組み合わせた状態でプッシュボタン保持部材に保持させる際、第1および第2プッシュボタンが第1バネによる付勢方向に移動しても、各部材がばらけることを抑制できる。
すなわち、例えば、第1および第2ボタン係合部の対向面が表面側から見て円弧状に湾曲している場合は、第1および第2プッシュボタンが前記付勢方向に移動し、第1および第2ボタン係合部の対向面同士が第2方向において互いに近づく方向に移動して当接したとき、一方のボタン係合部が、他方のボタン係合部の湾曲した対向面に沿って移動し、第1および第2プッシュボタン同士が、第1方向に沿ってずれる可能性がある。
これに対して、本発明では、第1および第2ボタン係合部の対向面が第2方向と直交する平面であるため、第1および第2ボタン係合部の対向面同士が第2方向において互いに近づく方向に移動して当接したとき、第1および第2プッシュボタンに対して第2方向と交差する方向に力が加わることを抑制できる。これにより、第1および第2プッシュボタン同士が第2方向と交差する方向にずれることを抑制でき、各部材がばらけることを抑制できる。このため、例えば第1および第2プッシュボタンが前記付勢方向に移動することを規制するような抜け止め板を用いることなく、各部材を容易にプッシュボタン保持部材に保持させることができる。
なお、本発明によれば、第1および第2ボタン係合部が、第1および第2ボタン本体部と厚み方向の寸法が同じ場合と比べて、第1および第2ボタン係合部の対向面の面積が小さくなる。このため、対向面同士が接触した際、第1および第2プッシュボタンに対して第2方向と交差する方向に力が加わった場合、第1および第2プッシュボタン同士が第2方向と交差する方向にずれやすくなる。しかしながら、本発明では上記の通り対向面が第2方向と直交する平面であるため、対向面同士が接触した際、第1および第2プッシュボタンに対して第2方向と交差する方向に力が加わることを抑制できる。このため、第1および第2プッシュボタン同士が第2方向と交差する方向にずれることを抑制できる。
また、第2バネは、第1バネに対して表面側に位置しているため、第1バネと同じ高さに設けられている場合と比べて、第1および第2係合部材を、裏面から表面に向かう厚み方向における中心に近い位置で付勢できる。これにより、第1および第2係合部材を傾くことなく付勢できる。
なお、本発明によれば、第2バネが第1バネと同じ高さに設けられている場合と比べて、第1および第2プッシュボタンに対して第2方向と交差する方向に力が加わりやすくなる。しかしながら、本発明では上記の通り第1および第2ボタン係合部の対向面が第2方向と直交する平面であるため、対向面同士が接触した際、第1および第2プッシュボタンに対して第2方向と交差する方向に加わる力を抑制できる。このため、第1および第2プッシュボタン同士が第2方向と交差する方向にずれることを抑制できる。
本発明によれば、時計の組み立てを容易にできる。
時計としての腕時計100は、図1に示すように、外装ケース10と、バンド11(第1バンド)およびバンド12(第2バンド)とを備えている。外装ケース10の6時方向と12時方向とには、カン10Aがそれぞれ一体に設けられている。バンド11は、6時方向のカン10Aに取り付けピンを用いて連結され、バンド12は、12時方向のカン10Aに取り付けピンを用いて連結される。
バンド11,12は、複数のバンド駒9を図示略のピンで連結して構成されている。
そして、各バンド11,12の開放端部同士は、図2〜5に示す中留1によって締結されている。
さらに、図6は、中留枠51の斜視図であり、図7は、スライド板52の斜視図であり、図8は、プッシュボタンユニット53の斜視図であり、図9は、プッシュボタンユニット53の分解斜視図であり、図10は、プッシュボタン保持部材54の斜視図である。
[中折れ部材の構成]
中折れ部材4は、中板2と、外板3とを備えている。
中板2の一方の端部は、バンド11に連結ピン13によって回動可能に連結されている。中板2の他方の端部は、外板3の一方の端部と連結ピン14によって回動可能に連結されている。
また、中板2には、表面側に突出したロックピン21が設けられている。ロックピン21は、中板2から突出した軸部211と、軸部211の先端に設けられた傘部212とを備えている。
外板3の他方の端部は、連結ピン15によって中留プッシュ部5の中留枠51と回動可能に連結されている。
中留プッシュ部5は、図3〜図5に示すように、中留枠51と、中留枠51内に配置されたスライド板52、プッシュボタンユニット53、プッシュボタン保持部材54とを備えている。
中留枠51は、図6に示すように、後述するスライド板52のスライド方向(X方向および−X方向)に沿って円弧状に湾曲した板状の表面部511と、表面部511における表面側から見てスライド方向と直交する方向(Y方向および−Y方向)の外縁から裏面側に突出した側壁部512,513とを備えている。ここで、X方向は第1方向に相当し、Y方向は第2方向に相当する。
側壁部512,513には、後述するプッシュボタン60,70のボタン本体部61,71の一部が挿通される貫通孔512A,513Aと、連結ピン15(図2参照)と係合する係合孔512B,513Bとが設けられている。
スライド板52は、図4に示すように、中留枠51の表面部511の裏面側に、X方向に沿ってスライド可能に設けられている。スライド板52は、図7に示すように、板部521と、板部521のY方向の外縁の一部から裏面側に突出した突出部524と、板部521の−Y方向の外縁の一部から裏面側に突出した突出部525とを備えている。
突出部524,525には、バンド12(図2参照)と連結するために用いられる連結ピン16(図2参照)と係合する貫通孔524A,525Aが設けられている。
板部521は、開口部521Aを備えている。板部521において開口部521AのY方向における両側に位置する縁部522,523には、開口部521A側に、係合溝526,527が設けられている。係合溝526および係合溝527は、Y方向において互いに対向して設けられ、X方向に沿って3つずつ設けられている。
図5に示すように、これらの係合溝526には、プッシュボタンユニット53の後述する突出係合部812が係合し、係合溝527には、後述する突出係合部822が係合する。
詳しくは後述するが、係合溝526,527がこのように形成されていることで、プッシュボタン60,70を押さなくても、スライド板52をX方向にスライドさせることができる。
プッシュボタンユニット53は、図4に示すように、スライド板52の裏面側に設けられ、図8、図9に示すように、Y方向に沿って設けられるプッシュボタン60,70と、係合部材81,82と、コイルスプリングなどのバネ83,84とを備えている。
具体的に、プッシュボタン60(第1プッシュボタン)は、一部が中留枠51の貫通孔512Aに挿通されて中留枠51の外側に突出するボタン本体部61(第1ボタン本体部)と、ボタン本体部61から−Y方向に突出したボタン突出部62(第1ボタン突出部)と、ボタン突出部62の先端部からX方向に突出し、図5に示すように、ロックピン21と係合するボタン係合部63(第1ボタン係合部)とを備えている。
ここで、ボタン係合部63は、図8に示すように、Y方向において、後述するボタン本体部71と後述するボタン係合部73との間に位置している。また、ボタン係合部63の先端部632は、後述するボタン突出部72と接触している。また、図8、図9に示すように、ボタン係合部63は、ボタン本体部61よりも、裏面から表面に向かう厚み方向の寸法が短く形成されている。
また、ボタン本体部61の−Y方向の端部には、バネ83を受ける受け部611と、係合部材81を受ける受け部612とが設けられている。また、ボタン本体部61のY方向の端部には、中留枠51の側壁部512に当接する当接部613が設けられている。
ここで、ボタン係合部73は、図8に示すように、Y方向において、ボタン本体部61とボタン係合部63との間に位置している。すなわち、ボタン係合部63,73は、Y方向において互いに対向して設けられている。また、ボタン係合部73の先端部732は、ボタン突出部62と接触している。また、図8、図9に示すように、ボタン係合部73は、ボタン本体部71よりも、厚み方向の寸法が短く形成されている。
また、ボタン本体部71のY方向の端部には、プッシュボタン60の受け部612に対向した位置に、係合部材82を受ける受け部711が設けられている。また、ボタン本体部71の−Y方向の端部には、中留枠51の側壁部513に当接する当接部712が設けられている。ボタン突出部72の先端部には、プッシュボタン60の受け部611に対向した位置に、バネ83を受ける受け部721が設けられている。
係合部材81における−Y方向の端部には、バネ84を受ける穴(図示せず)が設けられている。また、表面側から見て、突出係合部812におけるY方向の端部の−X方向側は、円弧状に形成されている。
係合部材82におけるY方向の端部には、バネ84を受ける穴82Aが設けられている。また、表面側から見て、突出係合部822における−Y方向の端部の−X方向側は、円弧状に形成されている。
バネ84(第2バネ)は、係合部材81,82によって挟持される。ここで、バネ84は、バネ83に対して表面側に設けられている。この構成によれば、バネ84がバネ83と同じ高さに設けられている場合と比べて、係合部材81,82を、厚み方向における中心に近い位置で付勢できる。これにより、係合部材81,82を傾くことなく付勢できる。
プッシュボタン60,70がバネ83,84による付勢方向に移動すると、ボタン係合部63,73は、Y方向において互いに近づく方向に移動する。
また、ボタン本体部61,71がユーザーによって押され、プッシュボタン60,70が前記付勢方向とは反対方向に移動すると、ボタン係合部63,73は、Y方向において互いに遠ざかる方向に移動する。
プッシュボタン保持部材54は、図10に示すように、Y方向および−Y方向に開口を備えた筒状に形成されており、底面部541と、側面部542,543と、表面部544,545とを備えている。
底面部541は矩形状に形成され、ロックピン21が挿通される挿通孔541Aが設けられている。
側面部542は、底面部541のX方向の外縁から表面側に突出して形成されている。
表面部544は、側面部542の先端から−X方向に延出している。表面部544には、図4に示すように、ロックピン21の傘部212が配置される孔544Aが設けられている。
側面部543は、底面部541の−X方向の外縁から表面側に突出して形成されている。
表面部545は、側面部543の先端からX方向に延出している。表面部545の延出方向先端部は、表面部544の延出方向先端部と対向している。また、表面部545には、Y方向に沿って伸びるスリット545Aが設けられている。なお、図10では、表面部545におけるスリット545Aの−Y方向側に位置する表面部分545Bが、折り曲げられる前の状態を示している。この表面部分545Bは、詳しくは後述するが、プッシュボタン保持部材54にプッシュボタンユニット53が挿入された後、X方向に折り曲げられ、先端部が表面部544の延出方向先端部と対向する。
このような構成によれば、プッシュボタン保持部材54の側面部542,543によって、プッシュボタン60,70同士がX方向に沿ってずれることを防止できる。また、プッシュボタン保持部材54の底面部541および表面部544,545によって、プッシュボタン60,70同士が、厚み方向に沿ってずれることを防止できる。すなわち、プッシュボタン60,70は、Y方向に沿った方向にのみ移動する。
次に、プッシュボタンユニット53を、プッシュボタン保持部材54に保持させる方法について説明する。
まず、図11の状態1に示すように、プッシュボタンユニット53の各部材を組み合わせた状態で、プッシュボタン保持部材54の−Y方向の開口から内部にスライドさせる。
このとき、プッシュボタン保持部材54の表面部545におけるスリット545Aの−Y方向側の表面部分545Bは、表面側に伸びている。これにより、スリット545A内に、突出係合部812,822を案内することができる。
なお、ボタン本体部71を押す代わりに、例えば、突出係合部812,822と係合し、突出係合部812,822のY方向における距離を所定の距離に維持する治具を用いて、突出係合部822を突出係合部812に近づけてもよい。
また、プッシュボタン保持部材54の挿通孔541Aおよび孔544Aに棒を挿入するなどして、ボタン係合部63,73の間の距離が所定の距離以下となることを規制することで、突出係合部822を突出係合部812に近づけてもよい。
次に、腕時計100をユーザーの手首に装着する方法について説明する。
まず、バンド11,12に手首を通し、外板3を中板2側に折り畳む。これにより、図4,図5に示すように、中板2のロックピン21が、プッシュボタン保持部材54の挿通孔541A、および、ボタン係合部63,73の対向面631,731の間に挿通される。
これにより、プッシュボタン60,70がバネ83,84による付勢方向に移動して、ボタン係合部63、73が互いに近づく方向に移動し、ロックピン21の軸部211に、ボタン係合部63,73の対向面631,731が接触し、ロックピン21の傘部212が、ボタン係合部63,73の表面と係合する。このようにして、腕時計100を手首に装着できる。
腕時計100を取り外す場合は、ボタン本体部61,71を押して、ボタン係合部63,73を互いに遠ざかる方向に移動させた状態で、折り畳まれた中板2および外板3を開く。これにより、ロックピン21の傘部212が、ボタン係合部63,73の対向面631,731の間を通過し、プッシュボタン保持部材54の挿通孔541Aから引き抜かれる。このようにして、腕時計100を手首から取り外すことができる。
次に、バンド長さの調整方法について説明する。
まず、ボタン本体部61,71を押し、突出係合部812,822を互いに近づく方向に移動させることで、突出係合部812,822と係合溝526,527との係合を解除させる。
この状態で、バンド12をX方向または−X方向に移動させることで、スライド板52を、中留枠51に対してX方向または−X方向に相対的に移動させる。
そして、ボタン本体部61,71の押し込みを解除して、突出係合部812,822を互いに遠ざかる方向に移動させ、直前まで係合していた係合溝526,527とは別の係合溝526,527と係合させる。これにより、バンド長さを調整できる。
この構成によれば、突出係合部812,822が、X方向側から1つ目または2つ目の係合溝526,527と係合している場合は、ボタン本体部61,71を押さずに、スライド板52をX方向に押すことで、突出係合部812,822が、内側面526B,527Bに沿って移動し、−X方向の隣り合う係合溝526,527と係合する。これにより、ボタン本体部61,71を押さなくても、バンド長さを短くできる。
本実施形態では、ボタン係合部63,73の対向面631,731はY方向と直交する平面である。このため、プッシュボタンユニット53を、プッシュボタン保持部材54に保持させる際、プッシュボタン60,70がバネ83,84による付勢方向に移動し、ボタン係合部63,73がY方向において互いに近づく方向に移動して当接したとき、プッシュボタン60,70同士がY方向と交差する方向にずれることを抑制でき、各部材がばらけることを抑制できる。これにより、例えばプッシュボタン60,70が前記付勢方向に移動することを規制するような抜け止め板を用いることなく、各部材を容易にプッシュボタン保持部材54に保持させることができる。
なお、上記構成によれば、ボタン係合部63,73が、ボタン本体部61,71と厚み方向の寸法が同じ場合と比べて、ボタン係合部63,73の対向面631,731の面積が小さくなる。このため、対向面631,731同士が接触した際、プッシュボタン60,70に対してY方向と交差する方向に力が加わった場合、プッシュボタン60,70同士がY方向と交差する方向にずれやすくなる。しかしながら、本実施形態では上記の通り対向面631,731がY方向と直交する平面であるため、対向面631,731同士が接触した際、プッシュボタン60,70に対してY方向と交差する方向に力が加わることを抑制できる。このため、プッシュボタン60,70同士がY方向と交差する方向にずれることを抑制できる。
なお、上記構成によれば、バネ84がバネ83と同じ高さに設けられている場合と比べて、プッシュボタン60,70に対して、Y方向と交差する方向に力が加わりやすくなる。しかしながら、本実施形態では上記の通りボタン係合部63,73の対向面631,731がY方向と直交する平面であるため、対向面631,731同士が接触した際、プッシュボタン60,70に対してY方向と交差する方向に加わる力を抑制できる。このため、プッシュボタン60,70同士がY方向と交差する方向にずれることを抑制できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、ボタン係合部63,73の互いに対向する端部の裏面側は、面取りされていてもよい。
すなわち、図12に示すように、ボタン係合部63,73は、対向面631,731における裏面側の外縁から連続し、かつ、挿通孔541Aに挿通されたロックピン21の軸部211から遠ざかる方向に伸びて、ボタン係合部63,73の底面634,734まで達する傾斜面633,733を備えている。なお、傾斜面633,733は、円弧状に湾曲した湾曲面であってもよい。
この構成によれば、ボタン係合部63,73が面取りされていない場合と比べて、挿通孔541Aに挿通されたロックピン21を、対向面631,731の間に案内しやすくでき、ボタン係合部63,73の表面に係合させやすくできる。これにより、ユーザーの手首に対する腕時計100の着脱を容易にできる。
また、前記実施形態では、バネ84は、バネ83に対して表面側に設けられているが、これに限定されない。例えば、バネ84は、バネ83と同じ高さに設けられていてもよい。
例えば、ボタン係合部63,73は、ボタン本体部61,71と厚み方向の寸法が同じであってもよい。
Claims (6)
- 第1バンドおよび第2バンドを連結する中留であって、
外板、および、前記第1バンドに連結され且つロックピンが設けられた中板を備える中折れ部材と、
前記外板に連結された中留枠と、
前記第2バンドに連結され、前記中留枠に対して、第1方向に沿ってスライド可能に設けられたスライド板と、
前記中留枠に取り付けられ、表面側から見て前記第1方向と直交する第2方向に沿って設けられた第1プッシュボタンおよび第2プッシュボタンと、
前記第1および第2プッシュボタンを、前記第2方向において互いに遠ざかる方向に付勢する第1バネと、
前記スライド板と係合して、前記スライド板がスライドすることを規制し、前記第1および第2プッシュボタンが前記第1バネによる付勢方向とは反対方向に移動した場合、前記スライド板との係合が解除される第1係合部材および第2係合部材と、
前記第1および第2プッシュボタン、前記第1バネ、前記第1および第2係合部材を保持し、かつ、前記ロックピンが挿通する挿通孔を備えるプッシュボタン保持部材と、を備え、
前記第1プッシュボタンは、前記挿通孔に挿通された前記ロックピンと係合する第1ボタン係合部を備え、
前記第2プッシュボタンは、前記挿通孔に挿通された前記ロックピンと係合する第2ボタン係合部を備え、
前記第1および第2プッシュボタンが前記第1バネによる付勢方向に移動することで、前記第1および第2ボタン係合部は、前記第2方向において互いに近づく方向に移動して当接可能であり、
前記第1および第2ボタン係合部の前記第2方向において互いに対向して当接可能な対向面は、前記第2方向と直交する平面である
ことを特徴とする中留。 - 請求項1に記載の中留において、
前記第1プッシュボタンは、一部が前記中留枠から前記第2方向に突出した第1ボタン本体部と、前記第1ボタン本体部から前記第2方向とは反対方向に突出した第1ボタン突出部と、前記第1ボタン突出部から前記第1方向に突出した前記第1ボタン係合部とを備え、
前記第2プッシュボタンは、一部が前記中留枠から前記第2方向とは反対方向に突出した第2ボタン本体部と、前記第2ボタン本体部から前記第2方向に突出した第2ボタン突出部と、前記第2ボタン突出部から前記第1方向とは反対方向に突出し、前記第2方向において前記第1ボタン係合部と対向する前記第2ボタン係合部とを備え、
前記第1ボタン係合部は、前記第2方向において前記第2ボタン本体部と前記第2ボタン係合部との間に位置し、前記第1ボタン係合部の先端部は、前記第2ボタン突出部に接触し、
前記第2ボタン係合部は、前記第2方向において前記第1ボタン本体部と前記第1ボタン係合部との間に位置し、前記第2ボタン係合部の先端部は、前記第1ボタン突出部に接触している
ことを特徴とする中留。 - 請求項2に記載の中留において、
前記第1および第2ボタン係合部は、前記第1および第2ボタン本体部よりも、裏面から表面に向かう厚み方向の寸法が短い
ことを特徴とする中留。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の中留において、
前記挿通孔に挿通された前記ロックピンは、前記第1および第2ボタン係合部の前記対向面の間を挿通し、前記第1および第2ボタン係合部の表面と係合し、
前記第1および第2ボタン係合部は、前記対向面における裏面側の外縁から連続し、かつ、前記ロックピンから遠ざかる方向に伸びる傾斜面または湾曲面を備えている
ことを特徴とする中留。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の中留において、
前記第1および第2係合部材を、前記第2方向において互いに遠ざかる方向に付勢する第2バネを備え、
前記スライド板は、前記第1および第2プッシュボタンの表側に設けられ、
前記第1および第2係合部材は、前記第1および第2プッシュボタンよりも表面側に突出し、
前記第2バネは、前記第1バネに対して表面側に位置している
ことを特徴とする中留。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の中留を備えることを特徴とする時計。
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