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JP6907738B2 - 中留および時計 - Google Patents

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JP6907738B2 JP2017116230A JP2017116230A JP6907738B2 JP 6907738 B2 JP6907738 B2 JP 6907738B2 JP 2017116230 A JP2017116230 A JP 2017116230A JP 2017116230 A JP2017116230 A JP 2017116230A JP 6907738 B2 JP6907738 B2 JP 6907738B2
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Description

本発明は、時計バンドや装身具用バンドなどのバンドに用いられる中留および当該中留を備える時計に関する。
従来、時計バンドや装身具用バンドに用いられる中留において、バンド長さの調整機構を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の中留は、外板、および、一方のバンドに連結され且つロックピン(係合爪)が設けられた中板を備える中折れ部材と、外板に連結された中留枠と、他方のバンドに連結され、中留枠に対して、バンド長手方向にスライド可能に設けられたスライド板と、中留枠に取り付けられたプッシュボタンユニットと、プッシュボタンユニットを保持するプッシュボタン保持部材とを備えている。プッシュボタンユニットは、一対のプッシュボタン、付勢部材、一対の係合突出部、抜け止め板とを備えている。
付勢部材は、バンド短手方向に沿って設けられた一対のプッシュボタンを、互いに遠ざかる方向に付勢する。
一対のプッシュボタンは、プッシュボタン保持部材が備える挿通孔に挿通される上記ロックピンと係合する一対のボタン係合部を備えている。一対のプッシュボタンが付勢部材による付勢方向に移動することで、一対のボタン係合部は、バンド短手方向において互いに近づく方向に移動する。
一対の係合突出部は、スライド板と係合して、スライド板がスライドすることを規制し、一対のプッシュボタンが付勢部材による付勢方向とは反対方向に移動した場合、スライド板との係合が解除可能に構成されている。この構成によれば、一対のプッシュボタンが押されることで、一対の係合突出部とスライド板との係合が解除されるため、この状態でスライド板を中留枠に対してスライドさせることで、バンド長さを調整できる。
このようなプッシュボタンユニットを保持部材に保持させる工程では、一対のプッシュボタン、付勢部材、一対の係合突出部を、抜け止め板で支持した状態で、プッシュボタン保持部材に保持させる。
特許第3604646号公報
ところで、時計用部品などでは、コストを低減するため部品点数を削減することが望まれている。このため、上記抜け止め板を用いずに、プッシュボタンユニットをプッシュボタン保持部材に保持させることで、当該抜け止め板をプッシュボタンユニットの構成部品から削除する要望がある。
しかしながら、特許文献1の中留において、抜け止め板を用いずに、一対のプッシュボタン、付勢部材、一対の係合突出部を、プッシュボタン保持部材に直接保持させる場合は、途中で各部材がばらける可能性があり、中留を容易に組み立てることができない。
すなわち、当該抜け止め板は、一対のプッシュボタンが付勢部材による付勢方向に移動することを規制している。このため、当該抜け止め板がない場合は、一対のプッシュボタンが前記付勢方向に移動し、一対のボタン係合部同士がバンド短手方向において互いに近づく方向に移動して当接する。
ここで、特許文献1の中留において、一対のボタン係合部のバンド短手方向において互いに対向する端部は、表面側から見て円弧状に窪んでいる。このため、一対のボタン係合部同士がバンド短手方向において互いに近づく方向に移動して当接すると、一方のボタン係合部の前記端部が、他方のボタン係合部の前記端部の円弧に沿って移動し、プッシュボタン同士がバンド長手方向にずれ、これにより、各部材がばらける可能性がある。
本発明の目的は、組み立てを容易にし、かつ、部品点数を削減できる中留および時計を提供することにある。
本発明は、第1バンドおよび第2バンドを連結する中留であって、外板、および、前記第1バンドに連結され且つロックピンが設けられた中板を備える中折れ部材と、前記外板に連結された中留枠と、前記第2バンドに連結され、前記中留枠に対して、第1方向に沿ってスライド可能に設けられたスライド板と、前記中留枠に取り付けられ、表面側から見て前記第1方向と直交する第2方向に沿って設けられた第1プッシュボタンおよび第2プッシュボタンと、前記第1および第2プッシュボタンを、前記第2方向において互いに遠ざかる方向に付勢する第1バネと、前記スライド板と係合して、前記スライド板がスライドすることを規制し、前記第1および第2プッシュボタンが前記第1バネによる付勢方向とは反対方向に移動した場合、前記スライド板との係合が解除される第1係合部材および第2係合部材と、前記第1および第2プッシュボタン、前記第1バネ、前記第1および第2係合部材を保持し、かつ、前記ロックピンが挿通する挿通孔を備えるプッシュボタン保持部材と、を備え、前記第1プッシュボタンは、前記挿通孔に挿通された前記ロックピンと係合する第1ボタン係合部を備え、前記第2プッシュボタンは、前記挿通孔に挿通された前記ロックピンと係合する第2ボタン係合部を備え、前記第1および第2プッシュボタンが前記第1バネによる付勢方向に移動することで、前記第1および第2ボタン係合部は、前記第2方向において互いに近づく方向に移動し、前記第1および第2ボタン係合部の前記第2方向において互いに対向する対向面は、前記第2方向と直交する平面であることを特徴とする。
本発明では、第1および第2ボタン係合部の第2方向において互いに対向する対向面は、第2方向と直交する平面である。
この構成によれば、中留の組み立て工程において、第1および第2プッシュボタン、第1バネ、第1および第2係合部材を互いに組み合わせた状態でプッシュボタン保持部材に保持させる際、第1および第2プッシュボタンが第1バネによる付勢方向に移動しても、各部材がばらけることを抑制できる。
すなわち、例えば、第1および第2ボタン係合部の対向面が表面側から見て円弧状に湾曲している場合は、第1および第2プッシュボタンが前記付勢方向に移動し、第1および第2ボタン係合部の対向面同士が第2方向において互いに近づく方向に移動して当接したとき、一方のボタン係合部が、他方のボタン係合部の湾曲した対向面に沿って移動し、第1および第2プッシュボタン同士が、第1方向に沿ってずれる可能性がある。
これに対して、本発明では、第1および第2ボタン係合部の対向面が第2方向と直交する平面であるため、第1および第2ボタン係合部の対向面同士が第2方向において互いに近づく方向に移動して当接したとき、第1および第2プッシュボタンに対して第2方向と交差する方向に力が加わることを抑制できる。これにより、第1および第2プッシュボタン同士が第2方向と交差する方向にずれることを抑制でき、各部材がばらけることを抑制できる。このため、例えば第1および第2プッシュボタンが前記付勢方向に移動することを規制するような抜け止め板を用いることなく、各部材を容易にプッシュボタン保持部材に保持させることができる。
本発明の中留において、前記第1プッシュボタンは、一部が前記中留枠から前記第2方向に突出した第1ボタン本体部と、前記第1ボタン本体部から前記第2方向とは反対方向に突出した第1ボタン突出部と、前記第1ボタン突出部から前記第1方向に突出した前記第1ボタン係合部とを備え、前記第2プッシュボタンは、一部が前記中留枠から前記第2方向とは反対方向に突出した第2ボタン本体部と、前記第2ボタン本体部から前記第2方向に突出した第2ボタン突出部と、前記第2ボタン突出部から前記第1方向とは反対方向に突出し、前記第2方向において前記第1ボタン係合部と対向する前記第2ボタン係合部とを備え、前記第1ボタン係合部は、前記第2方向において前記第2ボタン本体部と前記第2ボタン係合部との間に位置し、前記第1ボタン係合部の先端部は、前記第2ボタン突出部に接触し、前記第2ボタン係合部は、前記第2方向において前記第1ボタン本体部と前記第1ボタン係合部との間に位置し、前記第2ボタン係合部の先端部は、前記第1ボタン突出部に接触していることが好ましい。
本発明によれば、第1および第2プッシュボタンが第1バネによる付勢方向に移動した際、第1ボタン係合部は、先端部が第2ボタン突出部に接触した状態で第2ボタン係合部に近づく方向に移動し、第2ボタン係合部は、先端部が第1ボタン突出部に接触した状態で第1ボタン係合部に近づく方向に移動する。これにより、第1および第2プッシュボタン等を互いに組み合わせた状態でプッシュボタン保持部材に保持させる際、第1および第2プッシュボタンを、第2方向に沿って移動させやすくでき、第1および第2プッシュボタン同士が、第2方向と交差する方向にずれることをさらに抑制できる。
本発明の中留において、前記第1および第2ボタン係合部は、前記第1および第2ボタン本体部よりも、裏面から表面に向かう厚み方向の寸法が短いことが好ましい。
本発明によれば、第1および第2ボタン係合部が、第1および第2ボタン本体部と厚み方向の寸法が同じ場合と比べて、第1および第2ボタン係合部にロックピンが係合した際の、第1および第2ボタン係合部とロックピンとを合わせた厚み方向の寸法を短くできる。これにより、中留を薄く形成できる。
なお、本発明によれば、第1および第2ボタン係合部が、第1および第2ボタン本体部と厚み方向の寸法が同じ場合と比べて、第1および第2ボタン係合部の対向面の面積が小さくなる。このため、対向面同士が接触した際、第1および第2プッシュボタンに対して第2方向と交差する方向に力が加わった場合、第1および第2プッシュボタン同士が第2方向と交差する方向にずれやすくなる。しかしながら、本発明では上記の通り対向面が第2方向と直交する平面であるため、対向面同士が接触した際、第1および第2プッシュボタンに対して第2方向と交差する方向に力が加わることを抑制できる。このため、第1および第2プッシュボタン同士が第2方向と交差する方向にずれることを抑制できる。
本発明の中留において、前記挿通孔に挿通された前記ロックピンは、前記第1および第2ボタン係合部の前記対向面の間を挿通し、前記第1および第2ボタン係合部の表面と係合し、前記第1および第2ボタン係合部は、前記対向面における裏面側の外縁から連続し、かつ、前記ロックピンから遠ざかる方向に伸びる傾斜面または湾曲面を備えていることが好ましい。
本発明によれば、第1および第2ボタン係合部が、前記傾斜面または前記湾曲面を備えていない場合と比べて、挿通孔に挿通されたロックピンを、前記対向面の間に案内しやすくでき、第1および第2ボタン係合部の表面に係合させやすくできる。これにより、ユーザーの手首に対するバンドの着脱を容易にできる。
本発明の中留において、前記第1および第2係合部材を、前記第2方向において互いに遠ざかる方向に付勢する第2バネを備え、前記スライド板は、前記第1および第2プッシュボタンの表側に設けられ、前記第1および第2係合部材は、前記第1および第2プッシュボタンよりも表面側に突出し、前記第2バネは、前記第1バネに対して表面側に位置していることが好ましい。
本発明によれば、第1および第2係合部材は、第1および第2プッシュボタンよりも表面側に突出しているため、当該第1および第2係合部材と、第1および第2プッシュボタンの表面側に設けられたスライド板とを確実に係合させることができる。
また、第2バネは、第1バネに対して表面側に位置しているため、第1バネと同じ高さに設けられている場合と比べて、第1および第2係合部材を、裏面から表面に向かう厚み方向における中心に近い位置で付勢できる。これにより、第1および第2係合部材を傾くことなく付勢できる。
なお、本発明によれば、第2バネが第1バネと同じ高さに設けられている場合と比べて、第1および第2プッシュボタンに対して第2方向と交差する方向に力が加わりやすくなる。しかしながら、本発明では上記の通り第1および第2ボタン係合部の対向面が第2方向と直交する平面であるため、対向面同士が接触した際、第1および第2プッシュボタンに対して第2方向と交差する方向に加わる力を抑制できる。このため、第1および第2プッシュボタン同士が第2方向と交差する方向にずれることを抑制できる。
本発明の時計は、上記中留を備えることを特徴とする。
本発明によれば、時計の組み立てを容易にできる。
本発明に係る実施形態の腕時計を示す正面図。 実施形態の中折れ部材を開いた状態の中留の斜視図。 実施形態における中留の分解斜視図。 実施形態における中折れ部材を折り畳んだ状態の中留の断面図。 実施形態における中折れ部材を折り畳んだ状態の中留の平面図。 実施形態における中留枠の斜視図。 実施形態におけるスライド板の斜視図。 実施形態におけるプッシュボタンユニットの斜視図。 実施形態におけるプッシュボタンユニットの分解斜視図。 実施形態におけるプッシュボタン保持部材の斜視図。 実施形態におけるプッシュボタンユニットをプッシュボタン保持部材に保持させる方法を説明する図。 本発明に係る他の実施形態の中留の一部を示す断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
時計としての腕時計100は、図1に示すように、外装ケース10と、バンド11(第1バンド)およびバンド12(第2バンド)とを備えている。外装ケース10の6時方向と12時方向とには、カン10Aがそれぞれ一体に設けられている。バンド11は、6時方向のカン10Aに取り付けピンを用いて連結され、バンド12は、12時方向のカン10Aに取り付けピンを用いて連結される。
バンド11,12は、複数のバンド駒9を図示略のピンで連結して構成されている。
そして、各バンド11,12の開放端部同士は、図2〜5に示す中留1によって締結されている。
図2は、中折れ部材4を開いた状態の中留1の斜視図であり、図3は、中留1の分解斜視図であり、図4は、中折れ部材4を折り畳んだ状態の中留1をバンド短手方向から見た断面図であり、図5は、当該折り畳んだ状態の中留1を表面側から見た平面図である。なお、図5では、中留枠51の表面部511の図示は省略している。
さらに、図6は、中留枠51の斜視図であり、図7は、スライド板52の斜視図であり、図8は、プッシュボタンユニット53の斜視図であり、図9は、プッシュボタンユニット53の分解斜視図であり、図10は、プッシュボタン保持部材54の斜視図である。
中留1は、図2に示すように、中折れ部材4と、中留プッシュ部5とを備えている。
[中折れ部材の構成]
中折れ部材4は、中板2と、外板3とを備えている。
中板2の一方の端部は、バンド11に連結ピン13によって回動可能に連結されている。中板2の他方の端部は、外板3の一方の端部と連結ピン14によって回動可能に連結されている。
また、中板2には、表面側に突出したロックピン21が設けられている。ロックピン21は、中板2から突出した軸部211と、軸部211の先端に設けられた傘部212とを備えている。
外板3の他方の端部は、連結ピン15によって中留プッシュ部5の中留枠51と回動可能に連結されている。
[中留プッシュ部の構成]
中留プッシュ部5は、図3〜図5に示すように、中留枠51と、中留枠51内に配置されたスライド板52、プッシュボタンユニット53、プッシュボタン保持部材54とを備えている。
[中留枠の構成]
中留枠51は、図6に示すように、後述するスライド板52のスライド方向(X方向および−X方向)に沿って円弧状に湾曲した板状の表面部511と、表面部511における表面側から見てスライド方向と直交する方向(Y方向および−Y方向)の外縁から裏面側に突出した側壁部512,513とを備えている。ここで、X方向は第1方向に相当し、Y方向は第2方向に相当する。
側壁部512,513には、後述するプッシュボタン60,70のボタン本体部61,71の一部が挿通される貫通孔512A,513Aと、連結ピン15(図2参照)と係合する係合孔512B,513Bとが設けられている。
[スライド板の構成]
スライド板52は、図4に示すように、中留枠51の表面部511の裏面側に、X方向に沿ってスライド可能に設けられている。スライド板52は、図7に示すように、板部521と、板部521のY方向の外縁の一部から裏面側に突出した突出部524と、板部521の−Y方向の外縁の一部から裏面側に突出した突出部525とを備えている。
突出部524,525には、バンド12(図2参照)と連結するために用いられる連結ピン16(図2参照)と係合する貫通孔524A,525Aが設けられている。
板部521は、開口部521Aを備えている。板部521において開口部521AのY方向における両側に位置する縁部522,523には、開口部521A側に、係合溝526,527が設けられている。係合溝526および係合溝527は、Y方向において互いに対向して設けられ、X方向に沿って3つずつ設けられている。
図5に示すように、これらの係合溝526には、プッシュボタンユニット53の後述する突出係合部812が係合し、係合溝527には、後述する突出係合部822が係合する。
ここで、図5、図7に示すように、各係合溝526,527のX方向側の内側面526A,527Aは、Y方向に沿って形成されている。また、係合溝526,527のうち、X方向側から2つの係合溝526,527の−X方向側の内側面526B,527Bは、表面側から見て−X方向側に傾斜して形成されている。X方向側から3つ目の係合溝526,527の−X方向側の内側面526B,527Bは、Y方向に沿って形成されている。
詳しくは後述するが、係合溝526,527がこのように形成されていることで、プッシュボタン60,70を押さなくても、スライド板52をX方向にスライドさせることができる。
板部521には、さらに、開口部521AのX方向側に、X方向に沿った溝521Bが設けられている。溝521Bには、図5に示すように、表面側から見てロックピン21の傘部212が配置される。
[プッシュボタンユニットの構成]
プッシュボタンユニット53は、図4に示すように、スライド板52の裏面側に設けられ、図8、図9に示すように、Y方向に沿って設けられるプッシュボタン60,70と、係合部材81,82と、コイルスプリングなどのバネ83,84とを備えている。
プッシュボタン60,70は、Y方向において互いに近づく方向に押し込み可能に構成されている。
具体的に、プッシュボタン60(第1プッシュボタン)は、一部が中留枠51の貫通孔512Aに挿通されて中留枠51の外側に突出するボタン本体部61(第1ボタン本体部)と、ボタン本体部61から−Y方向に突出したボタン突出部62(第1ボタン突出部)と、ボタン突出部62の先端部からX方向に突出し、図5に示すように、ロックピン21と係合するボタン係合部63(第1ボタン係合部)とを備えている。
ここで、ボタン係合部63は、図8に示すように、Y方向において、後述するボタン本体部71と後述するボタン係合部73との間に位置している。また、ボタン係合部63の先端部632は、後述するボタン突出部72と接触している。また、図8、図9に示すように、ボタン係合部63は、ボタン本体部61よりも、裏面から表面に向かう厚み方向の寸法が短く形成されている。
また、ボタン本体部61の−Y方向の端部には、バネ83を受ける受け部611と、係合部材81を受ける受け部612とが設けられている。また、ボタン本体部61のY方向の端部には、中留枠51の側壁部512に当接する当接部613が設けられている。
図8、図9に示すように、プッシュボタン70(第2プッシュボタン)は、一部が中留枠51の貫通孔513Aに挿通されて中留枠51の外側に突出するボタン本体部71(第2ボタン本体部)と、ボタン本体部71からY方向に突出したボタン突出部72(第2ボタン突出部)と、ボタン突出部72の先端部から−X方向に突出し、図5に示すように、ロックピン21と係合するボタン係合部73(第2ボタン係合部)とを備えている。
ここで、ボタン係合部73は、図8に示すように、Y方向において、ボタン本体部61とボタン係合部63との間に位置している。すなわち、ボタン係合部63,73は、Y方向において互いに対向して設けられている。また、ボタン係合部73の先端部732は、ボタン突出部62と接触している。また、図8、図9に示すように、ボタン係合部73は、ボタン本体部71よりも、厚み方向の寸法が短く形成されている。
また、ボタン本体部71のY方向の端部には、プッシュボタン60の受け部612に対向した位置に、係合部材82を受ける受け部711が設けられている。また、ボタン本体部71の−Y方向の端部には、中留枠51の側壁部513に当接する当接部712が設けられている。ボタン突出部72の先端部には、プッシュボタン60の受け部611に対向した位置に、バネ83を受ける受け部721が設けられている。
ここで、本実施形態では、図5、図8、図9に示すように、ボタン係合部63,73のY方向において互いに対向する対向面631,731は、Y方向と直交する平面である。すなわち、対向面631,731は、X方向、および、厚み方向に沿った平面である。
図8、図9に示すように、係合部材81(第1係合部材)は、プッシュボタン60の受け部612によって受けられる部材本体部811と、部材本体部811から表面側に突出し、図5に示すように、スライド板52の係合溝526と係合する突出係合部812とを備えている。すなわち、係合部材81は、プッシュボタン60,70よりも表面側に突出している。
係合部材81における−Y方向の端部には、バネ84を受ける穴(図示せず)が設けられている。また、表面側から見て、突出係合部812におけるY方向の端部の−X方向側は、円弧状に形成されている。
図8、図9に示すように、係合部材82(第2係合部材)は、プッシュボタン70の受け部711によって受けられる部材本体部821と、部材本体部821から表面側に突出し、図5に示すように、スライド板52の係合溝527と係合する突出係合部822とを備えている。すなわち、係合部材82は、プッシュボタン60,70よりも表面側に突出している。
係合部材82におけるY方向の端部には、バネ84を受ける穴82Aが設けられている。また、表面側から見て、突出係合部822における−Y方向の端部の−X方向側は、円弧状に形成されている。
バネ83(第1バネ)は、ボタン本体部61の受け部611と、ボタン突出部72の受け部721によって挟持される。
バネ84(第2バネ)は、係合部材81,82によって挟持される。ここで、バネ84は、バネ83に対して表面側に設けられている。この構成によれば、バネ84がバネ83と同じ高さに設けられている場合と比べて、係合部材81,82を、厚み方向における中心に近い位置で付勢できる。これにより、係合部材81,82を傾くことなく付勢できる。
このようなプッシュボタンユニット53によれば、係合部材81,82は、バネ84によりY方向において互いに遠ざかる方向に付勢される。そして、プッシュボタン60,70は、バネ84により付勢された係合部材81,82、および、バネ83により、Y方向において互いに遠ざかる方向に付勢される。
プッシュボタン60,70がバネ83,84による付勢方向に移動すると、ボタン係合部63,73は、Y方向において互いに近づく方向に移動する。
また、ボタン本体部61,71がユーザーによって押され、プッシュボタン60,70が前記付勢方向とは反対方向に移動すると、ボタン係合部63,73は、Y方向において互いに遠ざかる方向に移動する。
[プッシュボタン保持部材]
プッシュボタン保持部材54は、図10に示すように、Y方向および−Y方向に開口を備えた筒状に形成されており、底面部541と、側面部542,543と、表面部544,545とを備えている。
底面部541は矩形状に形成され、ロックピン21が挿通される挿通孔541Aが設けられている。
側面部542は、底面部541のX方向の外縁から表面側に突出して形成されている。
表面部544は、側面部542の先端から−X方向に延出している。表面部544には、図4に示すように、ロックピン21の傘部212が配置される孔544Aが設けられている。
側面部543は、底面部541の−X方向の外縁から表面側に突出して形成されている。
表面部545は、側面部543の先端からX方向に延出している。表面部545の延出方向先端部は、表面部544の延出方向先端部と対向している。また、表面部545には、Y方向に沿って伸びるスリット545Aが設けられている。なお、図10では、表面部545におけるスリット545Aの−Y方向側に位置する表面部分545Bが、折り曲げられる前の状態を示している。この表面部分545Bは、詳しくは後述するが、プッシュボタン保持部材54にプッシュボタンユニット53が挿入された後、X方向に折り曲げられ、先端部が表面部544の延出方向先端部と対向する。
このような底面部541,側面部542,543、表面部544,545で囲まれる空間には、図4および後述する図11の状態3に示すように、プッシュボタンユニット53が収納されて保持される。ここで、係合部材81,82の突出係合部812,822は、表面部545のスリット545Aを通過し、プッシュボタン保持部材54の表面側に突出する。
このような構成によれば、プッシュボタン保持部材54の側面部542,543によって、プッシュボタン60,70同士がX方向に沿ってずれることを防止できる。また、プッシュボタン保持部材54の底面部541および表面部544,545によって、プッシュボタン60,70同士が、厚み方向に沿ってずれることを防止できる。すなわち、プッシュボタン60,70は、Y方向に沿った方向にのみ移動する。
[プッシュボタンユニットをプッシュボタン保持部材に保持させる方法]
次に、プッシュボタンユニット53を、プッシュボタン保持部材54に保持させる方法について説明する。
まず、図11の状態1に示すように、プッシュボタンユニット53の各部材を組み合わせた状態で、プッシュボタン保持部材54の−Y方向の開口から内部にスライドさせる。
このとき、プッシュボタン保持部材54の表面部545におけるスリット545Aの−Y方向側の表面部分545Bは、表面側に伸びている。これにより、スリット545A内に、突出係合部812,822を案内することができる。
次に、図11の状態2に示すように、表面部分545Bが突出係合部822と干渉しないように、治具などによってボタン本体部71を押して突出係合部822を突出係合部812に近づけた状態で、図11の状態3に示すように、表面部分545BをX方向に折り曲げ、表面部分545Bの先端部を表面部544の先端部と対向させる。これにより、プッシュボタンユニット53を、プッシュボタン保持部材54に保持させることができる。
なお、ボタン本体部71を押す代わりに、例えば、突出係合部812,822と係合し、突出係合部812,822のY方向における距離を所定の距離に維持する治具を用いて、突出係合部822を突出係合部812に近づけてもよい。
また、プッシュボタン保持部材54の挿通孔541Aおよび孔544Aに棒を挿入するなどして、ボタン係合部63,73の間の距離が所定の距離以下となることを規制することで、突出係合部822を突出係合部812に近づけてもよい。
ここで、本実施形態では、上述したように、ボタン係合部63,73の対向面631,731はY方向と直交する平面である。このため、プッシュボタンユニット53を、プッシュボタン保持部材54に保持させる際、プッシュボタン60,70がバネ83,84による付勢方向に移動し、ボタン係合部63,73がY方向において互いに近づく方向に移動して当接したとき、プッシュボタン60,70に対してY方向と交差する方向に力が加わることを抑制できる。これにより、プッシュボタン60,70同士がY方向と交差する方向にずれることを抑制でき、各部材がばらけることを抑制できる。
[腕時計の脱着方法]
次に、腕時計100をユーザーの手首に装着する方法について説明する。
まず、バンド11,12に手首を通し、外板3を中板2側に折り畳む。これにより、図4,図5に示すように、中板2のロックピン21が、プッシュボタン保持部材54の挿通孔541A、および、ボタン係合部63,73の対向面631,731の間に挿通される。
これにより、プッシュボタン60,70がバネ83,84による付勢方向に移動して、ボタン係合部63、73が互いに近づく方向に移動し、ロックピン21の軸部211に、ボタン係合部63,73の対向面631,731が接触し、ロックピン21の傘部212が、ボタン係合部63,73の表面と係合する。このようにして、腕時計100を手首に装着できる。
次に、腕時計100を手首から取り外す方法について説明する。
腕時計100を取り外す場合は、ボタン本体部61,71を押して、ボタン係合部63,73を互いに遠ざかる方向に移動させた状態で、折り畳まれた中板2および外板3を開く。これにより、ロックピン21の傘部212が、ボタン係合部63,73の対向面631,731の間を通過し、プッシュボタン保持部材54の挿通孔541Aから引き抜かれる。このようにして、腕時計100を手首から取り外すことができる。
[バンド長さの調整方法]
次に、バンド長さの調整方法について説明する。
まず、ボタン本体部61,71を押し、突出係合部812,822を互いに近づく方向に移動させることで、突出係合部812,822と係合溝526,527との係合を解除させる。
この状態で、バンド12をX方向または−X方向に移動させることで、スライド板52を、中留枠51に対してX方向または−X方向に相対的に移動させる。
そして、ボタン本体部61,71の押し込みを解除して、突出係合部812,822を互いに遠ざかる方向に移動させ、直前まで係合していた係合溝526,527とは別の係合溝526,527と係合させる。これにより、バンド長さを調整できる。
また、本実施形態では、上述したように、スライド板52に設けられた係合溝526,527のうち、X方向側から2つの係合溝526,527の内側面526B,527Bは、表面側から見て−X方向に傾斜している。さらに、突出係合部812におけるY方向の端部の−X方向側、および、突出係合部822における−Y方向の端部の−X方向側は、表面側から見て円弧状に形成されている。そして、係合部材81,82は、プッシュボタン60,70と別体で設けられている。
この構成によれば、突出係合部812,822が、X方向側から1つ目または2つ目の係合溝526,527と係合している場合は、ボタン本体部61,71を押さずに、スライド板52をX方向に押すことで、突出係合部812,822が、内側面526B,527Bに沿って移動し、−X方向の隣り合う係合溝526,527と係合する。これにより、ボタン本体部61,71を押さなくても、バンド長さを短くできる。
なお、本実施形態では、ボタン本体部61,71が押された場合、最初に、ボタン係合部63,73の対向面631,731同士の間隔が、ロックピン21が通過可能な間隔まで開き、さらにボタン本体部61,71が押されることで、突出係合部812,822と係合溝526,527との係合が解除される。この構成によれば、対向面631,731同士の間隔がロックピン21を通過可能な間隔となるまで、ボタン本体部61,71を押し、その状態を維持して腕時計100を手首に装着したり手首から外したりすることで、突出係合部812,822と係合溝526,527との係合が解除されることを防止できる。これにより、バンド長さが意図せず変わることを防止できる。
[実施形態の作用効果]
本実施形態では、ボタン係合部63,73の対向面631,731はY方向と直交する平面である。このため、プッシュボタンユニット53を、プッシュボタン保持部材54に保持させる際、プッシュボタン60,70がバネ83,84による付勢方向に移動し、ボタン係合部63,73がY方向において互いに近づく方向に移動して当接したとき、プッシュボタン60,70同士がY方向と交差する方向にずれることを抑制でき、各部材がばらけることを抑制できる。これにより、例えばプッシュボタン60,70が前記付勢方向に移動することを規制するような抜け止め板を用いることなく、各部材を容易にプッシュボタン保持部材54に保持させることができる。
本実施形態によれば、プッシュボタン60,70が前記付勢方向に移動した際、ボタン係合部63は、先端部632がボタン突出部72に接触した状態でボタン係合部73に近づく方向に移動し、ボタン係合部73は、先端部732がボタン突出部62に接触した状態でボタン係合部63に近づく方向に移動する。これにより、プッシュボタン60,70等を互いに組み合わせた状態でプッシュボタン保持部材54に保持させる際、プッシュボタン60,70を、Y方向に沿って移動させやすくでき、プッシュボタン60,70同士が、Y方向と交差する方向にずれることをさらに抑制できる。
本実施形態では、ボタン係合部63,73は、ボタン本体部61,71よりも厚み方向の寸法が短い。このため、ボタン係合部63,73が、ボタン本体部61,71と厚み方向の寸法が同じ場合と比べて、ボタン係合部63,73にロックピン21が係合した際の、ボタン係合部63,73とロックピン21とを合わせた厚み方向の寸法を短くできる。これにより、中留1を薄く形成できる。
なお、上記構成によれば、ボタン係合部63,73が、ボタン本体部61,71と厚み方向の寸法が同じ場合と比べて、ボタン係合部63,73の対向面631,731の面積が小さくなる。このため、対向面631,731同士が接触した際、プッシュボタン60,70に対してY方向と交差する方向に力が加わった場合、プッシュボタン60,70同士がY方向と交差する方向にずれやすくなる。しかしながら、本実施形態では上記の通り対向面631,731がY方向と直交する平面であるため、対向面631,731同士が接触した際、プッシュボタン60,70に対してY方向と交差する方向に力が加わることを抑制できる。このため、プッシュボタン60,70同士がY方向と交差する方向にずれることを抑制できる。
本実施形態では、バネ84は、バネ83に対して表面側に位置しているため、バネ83と同じ高さに設けられている場合と比べて、係合部材81,82を、厚み方向における中心に近い位置で付勢できる。これにより、係合部材81,82を傾くことなく付勢できる。
なお、上記構成によれば、バネ84がバネ83と同じ高さに設けられている場合と比べて、プッシュボタン60,70に対して、Y方向と交差する方向に力が加わりやすくなる。しかしながら、本実施形態では上記の通りボタン係合部63,73の対向面631,731がY方向と直交する平面であるため、対向面631,731同士が接触した際、プッシュボタン60,70に対してY方向と交差する方向に加わる力を抑制できる。このため、プッシュボタン60,70同士がY方向と交差する方向にずれることを抑制できる。
[他の実施形態]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、ボタン係合部63,73の対向面631,731と、ボタン係合部63,73の裏面とは直角に交差しているが、これに限定されない。
例えば、ボタン係合部63,73の互いに対向する端部の裏面側は、面取りされていてもよい。
すなわち、図12に示すように、ボタン係合部63,73は、対向面631,731における裏面側の外縁から連続し、かつ、挿通孔541Aに挿通されたロックピン21の軸部211から遠ざかる方向に伸びて、ボタン係合部63,73の底面634,734まで達する傾斜面633,733を備えている。なお、傾斜面633,733は、円弧状に湾曲した湾曲面であってもよい。
この構成によれば、ボタン係合部63,73が面取りされていない場合と比べて、挿通孔541Aに挿通されたロックピン21を、対向面631,731の間に案内しやすくでき、ボタン係合部63,73の表面に係合させやすくできる。これにより、ユーザーの手首に対する腕時計100の着脱を容易にできる。
前記実施形態では、係合部材81,82は、プッシュボタン60,70と別体で設けられているが、プッシュボタン60,70と一体で形成されていてもよい。この場合は、バネ84はなくてもよい。
また、前記実施形態では、バネ84は、バネ83に対して表面側に設けられているが、これに限定されない。例えば、バネ84は、バネ83と同じ高さに設けられていてもよい。
前記実施形態では、ボタン係合部63,73が、ボタン本体部61,71よりも厚み方向の寸法が短く形成されているが、これに限定されない。
例えば、ボタン係合部63,73は、ボタン本体部61,71と厚み方向の寸法が同じであってもよい。
本発明の中留は、時計バンドに限らず、例えばブレスレットやネックレスなどの装身具用バンドにも利用できる。
1…中留、2…中板、3…外板、4…中折れ部材、5…中留プッシュ部、11…バンド(第1バンド)、12…バンド(第2バンド)、21…ロックピン、51…中留枠、52…スライド板、53…プッシュボタンユニット、54…プッシュボタン保持部材、60…プッシュボタン(第1プッシュボタン)、61…ボタン本体部(第1ボタン本体部)、62…ボタン突出部(第1ボタン突出部)、63…ボタン係合部(第1ボタン係合部)、70…プッシュボタン(第2プッシュボタン)、71…ボタン本体部(第2ボタン本体部)、72…ボタン突出部(第2ボタン突出部)、73…ボタン係合部(第2ボタン係合部)、81…係合部材(第1係合部材)、82…係合部材(第2係合部材)、83…バネ(第1バネ)、84…バネ(第2バネ)、100…腕時計(時計)、541A…挿通孔、631,731…対向面、632,732…先端部、633,733…傾斜面。

Claims (6)

  1. 第1バンドおよび第2バンドを連結する中留であって、
    外板、および、前記第1バンドに連結され且つロックピンが設けられた中板を備える中折れ部材と、
    前記外板に連結された中留枠と、
    前記第2バンドに連結され、前記中留枠に対して、第1方向に沿ってスライド可能に設けられたスライド板と、
    前記中留枠に取り付けられ、表面側から見て前記第1方向と直交する第2方向に沿って設けられた第1プッシュボタンおよび第2プッシュボタンと、
    前記第1および第2プッシュボタンを、前記第2方向において互いに遠ざかる方向に付勢する第1バネと、
    前記スライド板と係合して、前記スライド板がスライドすることを規制し、前記第1および第2プッシュボタンが前記第1バネによる付勢方向とは反対方向に移動した場合、前記スライド板との係合が解除される第1係合部材および第2係合部材と、
    前記第1および第2プッシュボタン、前記第1バネ、前記第1および第2係合部材を保持し、かつ、前記ロックピンが挿通する挿通孔を備えるプッシュボタン保持部材と、を備え、
    前記第1プッシュボタンは、前記挿通孔に挿通された前記ロックピンと係合する第1ボタン係合部を備え、
    前記第2プッシュボタンは、前記挿通孔に挿通された前記ロックピンと係合する第2ボタン係合部を備え、
    前記第1および第2プッシュボタンが前記第1バネによる付勢方向に移動することで、前記第1および第2ボタン係合部は、前記第2方向において互いに近づく方向に移動して当接可能であり
    前記第1および第2ボタン係合部の前記第2方向において互いに対向して当接可能な対向面は、前記第2方向と直交する平面である
    ことを特徴とする中留。
  2. 請求項1に記載の中留において、
    前記第1プッシュボタンは、一部が前記中留枠から前記第2方向に突出した第1ボタン本体部と、前記第1ボタン本体部から前記第2方向とは反対方向に突出した第1ボタン突出部と、前記第1ボタン突出部から前記第1方向に突出した前記第1ボタン係合部とを備え、
    前記第2プッシュボタンは、一部が前記中留枠から前記第2方向とは反対方向に突出した第2ボタン本体部と、前記第2ボタン本体部から前記第2方向に突出した第2ボタン突出部と、前記第2ボタン突出部から前記第1方向とは反対方向に突出し、前記第2方向において前記第1ボタン係合部と対向する前記第2ボタン係合部とを備え、
    前記第1ボタン係合部は、前記第2方向において前記第2ボタン本体部と前記第2ボタン係合部との間に位置し、前記第1ボタン係合部の先端部は、前記第2ボタン突出部に接触し、
    前記第2ボタン係合部は、前記第2方向において前記第1ボタン本体部と前記第1ボタン係合部との間に位置し、前記第2ボタン係合部の先端部は、前記第1ボタン突出部に接触している
    ことを特徴とする中留。
  3. 請求項2に記載の中留において、
    前記第1および第2ボタン係合部は、前記第1および第2ボタン本体部よりも、裏面から表面に向かう厚み方向の寸法が短い
    ことを特徴とする中留。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の中留において、
    前記挿通孔に挿通された前記ロックピンは、前記第1および第2ボタン係合部の前記対向面の間を挿通し、前記第1および第2ボタン係合部の表面と係合し、
    前記第1および第2ボタン係合部は、前記対向面における裏面側の外縁から連続し、かつ、前記ロックピンから遠ざかる方向に伸びる傾斜面または湾曲面を備えている
    ことを特徴とする中留。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の中留において、
    前記第1および第2係合部材を、前記第2方向において互いに遠ざかる方向に付勢する第2バネを備え、
    前記スライド板は、前記第1および第2プッシュボタンの表側に設けられ、
    前記第1および第2係合部材は、前記第1および第2プッシュボタンよりも表面側に突出し、
    前記第2バネは、前記第1バネに対して表面側に位置している
    ことを特徴とする中留。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の中留を備えることを特徴とする時計。
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