JP6907780B2 - 車両用ドアハンドル装置 - Google Patents
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Description
アウトサイドハンドルの一部は、貫通孔を車内方向に貫通し且つ支持部材によって上下方向の回転軸まわりに回転可能に支持されている。アウトサイドハンドルは車両ドアに対して、初期位置と、初期位置よりも車外側に位置する操作位置と、の間を水平方向に回転可能である。さらにアウトサイドハンドルには、車内側に向かって延びる押圧部が設けられている。
ベルクランクの外周部の一部には、アウトサイドハンドルの押圧部が常に接触する。即ち、ベルクランク及びアウトサイドハンドルは互いに連動する。そのため、アウトサイドハンドルが初期位置に位置するときベルクランクが初期位置に位置し、アウトサイドハンドルが操作位置に位置するときベルクランクが操作位置に位置する。
さらにインナパネルのアウタパネルとの対向面には、共に回転可能且つ互いに係脱するラッチ及びポールを有する周知のロック装置が固定されている。このロック装置は、車両ドアを車体に対して閉状態に保持するラッチ状態と、車両ドアが車体に対して回転するのを許容するアンラッチ状態と、に移行可能である。ロック装置はベルクランクの下方に位置している。
さらにロック装置とベルクランクとは、略上下方向に延びる金属製の連係ロッドを介して互いに連係されている。
このドア開放防止機構は、このアウトサイドハンドル装置を搭載した車両の車両ドアに対して別の車両が衝突したときに機能する。
即ち、このような事態が発生すると、衝突によって発生した車幅方向の慣性力によってベルクランクが初期位置から操作位置へ回転しようとする。しかし、この慣性力によるベルクランクの回転をドア開放防止機構が規制する。
従って、このような事態が発生したときに、ロック装置が不意にアンラッチ状態になるおそれは小さい。
図9の(a)は、アウトサイドハンドル装置を搭載した車両の車両ドアに対して別の車両が衝突する前の時点における車両ドアの一部の構成部材を省略して示す模式的な断面図である。このときのアウトサイドハンドル装置とロック装置との上下方向距離はLud0である。
一方、図9の(b)は、アウトサイドハンドル装置を搭載した車両ドアに対して別の車両が衝突したときの(a)と同様の断面図である。このときのアウトサイドハンドル装置とロック装置との上下方向距離はLud0より短いLud1である。即ち、(b)では、アウタパネル及びインパネルが衝突により凹んだことに起因して、衝突前と比べてアウトサイドハンドル装置とロック装置とが互いに接近している。
しかし、アウトサイドハンドルが初期位置に位置するとき、アウトサイドハンドルは初期位置から操作位置と反対側への回転が規制される。
そのため、アウトサイドハンドルが初期位置に位置するときにこのような力が連係ロッドからベルクランクに掛かると、ベルクランクから連係ロッドに反力が及び且つこの反力によって連係ロッドが下方に移動することがある。連係ロッドが下方に移動すると、連係ロッドがロック装置をラッチ状態からアンラッチ状態に移行させる。即ち、ロック装置がラッチ状態からアンラッチ状態に不意に移行してしまう。
本発明は、
車両ドアに対して相対回転可能なハンドルと、
前記ハンドルの回転に連動して、前記車両ドアに対して第1初期位置と第1操作位置との間を相対回転可能な第1ベルクランクと、
前記車両ドアに対して前記第1ベルクランクと同軸まわりに第2初期位置と第2操作位置との間を相対回転可能な第2ベルクランクと、
前記第2ベルクランクの下方に位置するように前記車両ドアに固定されたロック装置と前記第2ベルクランクとを接続し、前記第2ベルクランクが前記第2初期位置に位置するときに前記ロック装置をラッチ状態にし且つ前記第2ベルクランクが前記第2操作位置に位置するときに前記ロック装置をアンラッチ状態にする連係部材と、
前記第1ベルクランクと前記第2ベルクランクとの間に設けられた仮保持手段と、
を備え、
前記仮保持手段が、
前記第2ベルクランクを前記第2操作位置と反対側に回転させる所定値を超える大きさの力である非常時回転力が前記連係部材から前記第2ベルクランクに掛からない場合は、前記第1ベルクランクが前記第1初期位置に位置するときに前記第2ベルクランクを前記第2初期位置に位置させ且つ前記第1ベルクランクが前記第1操作位置に位置するときに前記第2ベルクランクを前記第2操作位置に位置させ、
前記非常時回転力が前記連係部材から前記第2ベルクランクに掛かったときは、前記第2ベルクランクが前記第1ベルクランクに対して前記第2操作位置と反対側に相対回転するのを許容する。
しかし本発明では、第2ベルクランクを第2操作位置と反対側に回転させる所定値を超える大きさの力である非常時回転力が連係部材から第2ベルクランクに掛かったとき、第2ベルクランクが第1ベルクランクに対して第2操作位置と反対側に相対回転する。即ち、ロック装置から連係部材に掛かった上向きの力が、第2ベルクランクが第1ベルクランクに対して相対回転することにより吸収される。
そのため、このような事態が発生した場合に、ロック装置がラッチ状態からアンラッチ状態に不意に移行するおそれは小さい。
前記所定値の大きさの付勢力により、前記第1ベルクランクを前記車両ドアに対して前記第1初期位置側に相対回転させ且つ前記第2ベルクランクを前記車両ドアに対して前記第2操作位置側に相対回転させるトーションバネと、
前記第1ベルクランクが前記第2ベルクランクに対して前記第1初期位置側に相対回転するのを規制するストッパ機構と、
を備えてもよい。
前記第1ベルクランクに形成された当接部と、
前記第2ベルクランクに形成された、前記第1ベルクランクが前記ハンドルの回転に連動して回転するときは前記当接部との接触状態を維持し且つ前記第2ベルクランクが前記連係部材から前記非常時回転力を受けたときは前記当接部から離間するストッパと、
を備えてもよい。
図1に示す車両ドア10の前端部は、車体(図示略)に対して上下方向の回転軸まわりに回転可能として支持されている。この車両ドア10は、回転軸まわりに回転することにより車体の側面に形成された開口部を開閉する。即ち、車両ドア10は後部のサイドドアである。
車両ドア10の下半部を構成するドア本体11の車外側面は金属板からなるアウタパネル12(ドアパネル)により構成されている。アウタパネル12の車内側面の周縁部には金属板からなるインナパネル(ドアパネル)(図示略)の周縁部が固定されている。アウタパネル12とインナパネルとの間には空間が形成されている。車両ドア10の上半部の後部はドアサッシュ10aにより構成されている。
ドアハンドル装置20は主要な構成要素としてアウトサイドハンドル21、支持部材30、及びベルクランク40を具備している。
図2及び図3等に示すように、アウトサイドハンドル21は、平面視略U字形をなす本体部22と、本体部22から車内側に向かって延びる押圧アーム23と、を一体的に備えている。
さらにドアサッシュ10aの車外側面には、貫通孔10a1と車幅方向に対向する支持部材30が固定されている。即ち、図1に示すように、支持部材30はロック装置13の上方に位置している。
支持部材30は樹脂製の一体成形品である。
支持部材30は、ベース部31、第2回転軸32、及び浮き上がり抑え部材33を備えている。
ベース部31の一部には、車内側に向かって膨らんだ膨出部31aが形成されている。図2及び図6に示すように膨出部31aの車外側にはハンドル用凹部31bが形成されている。
膨出部31aの直下に位置する第2回転軸32は、ベース部31の車内側面から車内側に向かって延びる略円柱状の部位である。
膨出部31aには、図2及び図3等に示すように、膨出部31aをその厚み方向に貫通するアーム用貫通孔35が形成されている。図3に示すように、アーム用貫通孔35の後面はストッパ面36を構成している。
そのためアウトサイドハンドル21は、第1回転軸27を中心にしてベース部31(ドアサッシュ10a)に対して相対回転可能である。具体的には、アウトサイドハンドル21は、図1、図4、図5、及び図6に示す初期位置と、図7に示す操作位置と、の間を水平方向に回転可能である。さらに、アウトサイドハンドル21の初期位置から操作位置と反対側への回転は規制されている。
さらに図4、図5、図7、及び図8に示すように、押圧アーム23の先端部がベース部31のアーム用貫通孔35(及びドアサッシュ10aの貫通孔10a1。これらの図面では図示略)を車外側から車内側に貫通している。
ベルクランク40は、互いに別部材である第1ベルクランク41、第2ベルクランク48、及び第1捩じりコイルバネ55を備えている。
第1ベルクランク41は、円筒部42、回転中心孔43、被押圧部44、円弧状突片45、及び当接部46を備えている。
車幅方向に延びる軸線を中心とする円筒部42の両端は開口している。そして円筒部42の内周側空間が回転中心孔43を構成している。さらに円筒部42の車内側端部には周方向に離間した2つの抜止片42aが突設されている。
円筒部42の外周面の一部から円筒部42の径方向外側に延びる被押圧部44は側面視で略三角形をなす。
図2に示すように、第1ベルクランク41の下部には、円筒部42の軸線を中心とする断面略円弧形状の円弧状突片45が設けられている。
さらに円弧状突片45の前端部には当接部46(仮保持手段)(ストッパ機構)が形成されている。
第2ベルクランク48は回転中心孔49、円弧状突片50、ストッパ51、及び連係接続部52を備えている。
回転中心孔49の軸線は車幅方向に延びている。回転中心孔49の断面形状は、円筒部42の外径より僅かに大径の円形である。さらに回転中心孔49の内周面には2つの凹部49aが凹設されている。2つの凹部49aの周方向間隔は、上述した2つの抜止片42aの周方向間隔と同一である。
図2及び図3に示すように、第2ベルクランク48の下部には、回転中心孔49の軸線を中心とする断面略円弧形状の円弧状突片50が設けられている。円弧状突片50の内径は円弧状突片45の外径よりも僅かに大きい。
さらに円弧状突片50の前端部の上面にはストッパ51(仮保持手段)(ストッパ機構)が形成されている。
さらに円弧状突片50の後端部には連係接続部52が形成されている。
第1ベルクランク41と第2ベルクランク48とを接続する場合は、まず第1ベルクランク41の円筒部42に第1捩じりコイルバネ55のコイル状部56を装着する。
さらに、回転中心孔43と回転中心孔49とが同軸をなすように第1ベルクランク41の車内側に第2ベルクランク48を位置させ且つ各抜止片42aと各凹部49aとの周方向位置をそれぞれ一致させた上で、第1ベルクランク41を第2ベルクランク48に対して車内側へ直線的に相対移動させる。すると、第1ベルクランク41の各抜止片42aが第2ベルクランク48の各凹部49aを車内側へ貫通する。そして、各抜止片42aが各凹部49aを貫通した後に第1ベルクランク41を第2ベルクランク48に対して相対回転させて、各抜止片42aと各凹部49aとの回転位相を互いにずらす。すると、各抜止片42aによって第2ベルクランク48の円筒部42に対する車内側への脱落が規制される。さらに第1ベルクランク41の各抜止片42aが第2ベルクランク48の各凹部49aより車内側に位置すると、第2ベルクランク48の円弧状突片50が第1ベルクランク41の円弧状突片45の外周側に位置する。さらに円弧状突片50のストッパ51と円弧状突片45の当接部46とが互いに対向する。より詳細には、ストッパ51が当接部46に対して外周側から対向する。
そして、このようにして第1ベルクランク41と第2ベルクランク48とを相対回転可能に接続したら、コイル状部56を弾性変形させた状態で、第1捩じりコイルバネ55の一端部に設けられた係止片57を第1ベルクランク41に係止し且つ第1捩じりコイルバネ55の他端部に設けられた係止片58を第2ベルクランク48に係止する。すると第1捩じりコイルバネ55が、車内側から見たときに第1ベルクランク41を第2ベルクランク48に対して反時計方向に相対回転させ且つ第2ベルクランク48を第1ベルクランク41に対して時計方向に相対回転させる付勢力を発生する。そのため、第1ベルクランク41と第2ベルクランク48との間に第1捩じりコイルバネ55の付勢力以外の力が掛からないとき、第1捩じりコイルバネ55の付勢力によって、第2ベルクランク48のストッパ51が第1ベルクランク41の当接部46に対して接触する。
ベルクランク40を第2回転軸32に装着する場合は、まず第2回転軸32に第2捩じりコイルバネ60のコイル状部61を装着する。
さらに、第2回転軸32と同軸をなすように第2回転軸32の車内側に位置させたベルクランク40を車外側に移動させて第1ベルクランク41の回転中心孔43に第2回転軸32を挿入する。
さらに、コイル状部61を弾性変形させた状態で、第2捩じりコイルバネ60の一端部である係止片62をベース部31に係止させ且つ第2捩じりコイルバネ60の他端部である係止片63を第1ベルクランク41に係止させる。
さらに第2捩じりコイルバネ60は、車内側から見たときに第1ベルクランク41を反時計方向に回転付勢する付勢力を発生する。従って、第1ベルクランク41に対して第1捩じりコイルバネ55及び第2捩じりコイルバネ60以外の外力を及ぼさないとき、第1ベルクランク41は第2捩じりコイルバネ60の付勢力によって第1初期位置に位置する。
例えば、アウトサイドハンドル21が初期位置に位置するとき第1ベルクランク41が第1初期位置に位置する。一方、第2捩じりコイルバネ60の付勢力に抗してアウトサイドハンドル21を初期位置から操作位置側へ回転させると、押圧アーム23がアーム用貫通孔35内を後方へ移動する。そして、押圧アーム23がアーム用貫通孔35のストッパ面36に当接したときにアウトサイドハンドル21が操作位置に到達する。すると押圧アーム23によって被押圧部44が後方に押圧された第1ベルクランク41が第1操作位置に到達する。
そのため、第1ベルクランク41の当接部46、第2ベルクランク48のストッパ51、及び第1捩じりコイルバネ55の働きにより、第1ベルクランク41が第1初期位置に位置するとき、第2ベルクランク48は第2初期位置(図4及び図5の位置)に位置する。
さらに、アウトサイドハンドル21の初期位置から操作位置への回転に伴って第1ベルクランク41が第1初期位置から第1操作位置へ回転すると、第1ベルクランク41の当接部46、第2ベルクランク48のストッパ51、及び第1捩じりコイルバネ55の働きによって、第2ベルクランク48が第2初期位置から第2操作位置(図7の位置)へ回転する。
さらに、アウトサイドハンドル21の操作位置から初期位置への回転に伴って第1ベルクランク41が第1操作位置から第1初期位置からへ回転すると、第1ベルクランク41の当接部46、第2ベルクランク48のストッパ51、及び第1捩じりコイルバネ55の働きによって、第2ベルクランク48が第2操作位置から第2初期位置へ回転する。
一方、ロックノブ14がアンロック位置(図1の位置)に位置する場合は、アウトサイドハンドル21を操作位置へ移動させることによりオープンレバーを操作位置に移動させると、ロック装置13はラッチがストライカを解放するアンラッチ状態となる。従って、車両ドア10は車体に対して開方向に回転可能になる。
例えば、アウトサイドハンドル21が初期位置に位置し、第1ベルクランク41が第1初期位置に位置し、且つ第2ベルクランク48が第2初期位置に位置するときにこのような事態が発生することがある。さらに、このときの連係ロッド65から第2ベルクランク48に掛かる力の大きさが第1捩じりコイルバネ55の回転付勢力(所定値)を超える場合がある。以下、連係ロッド65から第2ベルクランク48に掛かる第1捩じりコイルバネ55の回転付勢力を超える大きさの力を非常時回転力と呼ぶ。
すると、連係ロッド65から第2ベルクランク48に及んだ非常時回転力が、第2ベルクランク48が第1ベルクランク41に対して相対回転することにより吸収される。そのため、第2ベルクランク48から連係ロッド65に反力が及び且つこの反力によって連係ロッド65が下方に移動することがない。
従って、このような事態が発生した場合に、ロック装置13がラッチ状態からアンラッチ状態に不意に移行するおそれは小さい。
例えば、図示は省略してあるが、第1ベルクランク41と第2ベルクランク48との対向面の一方に円筒部42(回転中心孔49)の中心軸を中心とする円弧溝を形成し、且つ、第1ベルクランク41と第2ベルクランク48との対向面の他方に、この円弧溝に対して相対移動可能に嵌合するピンを設けてもよい。そして、第1捩じりコイルバネ55の回転付勢力によって第2ベルクランク48を第1ベルクランク41に対して一方の方向に回転付勢して、この回転付勢力によってピンを円弧溝の一方の端面に当接させてもよい。この変形例では、円弧溝及びピンがストッパ機構の構成要素となる。
例えば、第1ベルクランク41にピンを設け且つ第2ベルクランク48に円弧溝を設けた場合は、第1捩じりコイルバネ55の回転付勢力によって、車内側から見たときにピンが円弧溝の反時計方向の端面に当接する。そのため、第1ベルクランク41が第1初期位置に位置するときに第2ベルクランク48が第2初期位置に位置し、且つ、第1ベルクランク41が第1操作位置に位置するときに第2ベルクランク48が第2操作位置に位置する。
さらに衝突に起因して連係ロッド65から第2ベルクランク48に非常時回転力が掛かった場合は、第1捩じりコイルバネ55の回転付勢力に抗して、車内側から見たときにピンが円弧溝の内部を時計方向側に相対回転する。換言すると、車内側から見たときに第2ベルクランク48が第1ベルクランク41に対して第2初期位置から反時計方向に相対回転する。
またスライド式の車両ドアに本発明を適用してもよい。
Claims (3)
- 車両ドアに対して相対回転可能なハンドルと、
前記ハンドルの回転に連動して、前記車両ドアに対して第1初期位置と第1操作位置との間を相対回転可能な第1ベルクランクと、
前記車両ドアに対して前記第1ベルクランクと同軸まわりに第2初期位置と第2操作位置との間を相対回転可能な第2ベルクランクと、
前記第2ベルクランクの下方に位置するように前記車両ドアに固定されたロック装置と前記第2ベルクランクとを接続し、前記第2ベルクランクが前記第2初期位置に位置するときに前記ロック装置をラッチ状態にし且つ前記第2ベルクランクが前記第2操作位置に位置するときに前記ロック装置をアンラッチ状態にする連係部材と、
前記第1ベルクランクと前記第2ベルクランクとの間に設けられた仮保持手段と、
を備え、
前記仮保持手段が、
前記第2ベルクランクを前記第2操作位置と反対側に回転させる所定値を超える大きさの力である非常時回転力が前記連係部材から前記第2ベルクランクに掛からない場合は、前記第1ベルクランクが前記第1初期位置に位置するときに前記第2ベルクランクを前記第2初期位置に位置させ且つ前記第1ベルクランクが前記第1操作位置に位置するときに前記第2ベルクランクを前記第2操作位置に位置させ、
前記非常時回転力が前記連係部材から前記第2ベルクランクに掛かったときは、前記第2ベルクランクが前記第1ベルクランクに対して前記第2操作位置と反対側に相対回転するのを許容する、車両用ドアハンドル装置。 - 請求項1に記載の車両用ドアハンドル装置において、
前記仮保持手段が、
前記所定値の大きさの付勢力により、前記第1ベルクランクを前記車両ドアに対して前記第1初期位置側に相対回転させ且つ前記第2ベルクランクを前記車両ドアに対して前記第2操作位置側に相対回転させるトーションバネと、
前記第1ベルクランクが前記第2ベルクランクに対して前記第1初期位置側に相対回転するのを規制するストッパ機構と、
を備える、車両用ドアハンドル装置。 - 請求項2に記載の車両用ドアハンドル装置において、
前記ストッパ機構が、
前記第1ベルクランクに形成された当接部と、
前記第2ベルクランクに形成された、前記第1ベルクランクが前記ハンドルの回転に連動して回転するときは前記当接部との接触状態を維持し且つ前記第2ベルクランクが前記連係部材から前記非常時回転力を受けたときは前記当接部から離間するストッパと、
を備える、車両用ドアハンドル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017145038A JP6907780B2 (ja) | 2017-07-27 | 2017-07-27 | 車両用ドアハンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017145038A JP6907780B2 (ja) | 2017-07-27 | 2017-07-27 | 車両用ドアハンドル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019027063A JP2019027063A (ja) | 2019-02-21 |
JP6907780B2 true JP6907780B2 (ja) | 2021-07-21 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017145038A Active JP6907780B2 (ja) | 2017-07-27 | 2017-07-27 | 車両用ドアハンドル装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP6907780B2 (ja) |
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2017
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JP2019027063A (ja) | 2019-02-21 |
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