JP6950493B2 - 窓曇り調整システム - Google Patents
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Description
ウィンドガラスの温度またはウィンドガラスの周囲の温度または湿度を調節してウィンドガラスの曇り度合いを調節可能な曇り度合調節装置(10、50)と、
ウィンドガラスの視認性を低下させるための乗員の指示を受け付ける指示受付装置(20)と、
ウィンドガラスの視認性を低下させるように乗員から指示受付装置に指示が行われ、且つ、ウィンドガラスの視認性が低いことが安全性に問題ない場合、ウィンドガラスの曇り度合いを大きくするよう曇り度合調節装置を駆動制御する制御装置(30)と、を備える。
ウィンドガラスの温度またはウィンドガラスの周囲の温度または湿度を調節してウィンドガラスの曇り度合いを調節可能な曇り度合調節装置(10、50)と、
ウィンドガラスの視認性に関する乗員の快適性を判定する快適性判定装置(21)と、
快適性判定装置によりウィンドガラスの視認性が低い方が乗員の快適性が高い状態であると判定され、且つ、ウィンドガラスの視認性が低いことが安全性に問題ない場合、ウィンドガラスの曇り度合いを大きくするよう曇り度合調節装置を駆動制御する制御装置(30)と、を備える。
第1実施形態について図1〜図4を参照しつつ説明する。第1実施形態の窓曇り調整システム1が搭載される車両2は、自動で走行する自動運転モードと、乗員の運転操作によって走行する手動運転モードとを選択的に実行可能である。この車両2は、予め定義された複数の自動運転度から選択された所定の自動運転度に対応した運転モードにより自動運転を実行可能に構成されている。なお、自動運転度は、車両2に搭載された図示していない自動運転システムに運転操作を依存する度合を示すものである。
(1)第1実施形態では、ウィンドガラス3の視認性を低下させるように乗員から指示受付装置20に指示が行われ、且つ、ウィンドガラス3の視認性が低いことが安全性に問題ない場合、ウィンドガラス3の曇り度合いを大きくするように空調装置10が駆動する。これにより、ウィンドガラス3の曇り度合が大きくなると、乗員は車外を見ることなく、また、車外から見られることもなく、車室内で快適に過ごすことが可能となる。したがって、この窓曇り調整システム1は、乗員の要求に応じてウィンドガラス3の曇り度合を変えることで、乗員の快適性を高めることができる。
第2実施形態について図5および図6を参照しつつ説明する。第2実施形態は、第1実施形態で説明した指示受付装置20に代えて、快適性判定装置21を備えるものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
(1)第2実施形態では、快適性判定装置21によりウィンドガラス3の視認性が低い方が乗員の快適性が高い状態であると判定され、且つ、ウィンドガラス3の視認性が低いことが安全性に問題ない場合、ウィンドガラス3の曇り度合いを大きくするよう空調装置10が駆動する。これにより、ウィンドガラス3の曇り度合が大きくなると、乗員は車外を見ることなく、また、車外から見られることもなく、車室内で快適に過ごすことが可能となる。したがって、この窓曇り調整システム1は、車外の状況に応じて自動でウィンドガラス3の曇り度合を変えることで、乗員の快適性を高めることができる。また、この窓曇り調整システ1ムは、ウィンドガラス3の視認性と乗員の快適性との関係を快適性判定装置21が自動で判定するため、窓曇り調整システム1に対して乗員が操作を行う手間を省くことができる。
第3実施形態について、図7を参照しつつ説明する。第3実施形態は、第1、第2実施形態の変形例であるため、第1、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第4実施形態について、図8を参照しつつ説明する。第4実施形態は、第3実施形態の変形例であるため、第3実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第5実施形態について図9を参照しつつ説明する。第5実施形態は、第1〜第4実施形態で説明した空調装置10に代えて、加湿装置50を備えるものであり、その他については第1〜第4実施形態と同様であるため、第1〜第4実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第6実施形態について説明する。第6実施形態は、第1〜第5実施形態で説明した空調装置10または加湿装置50に代えて、ガラス冷却装置を備えるものであり、その他については第1〜第5実施形態と同様であるため、第1〜第5実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、乗員が車外の光景を視認するためのウィンドガラスを有する車両に搭載される窓曇り調整システムは、曇り度合調節装置、指示受付装置および制御装置を備える。曇り度合調節装置は、ウィンドガラスの温度またはウィンドガラスの周囲の温度または湿度を調節してウィンドガラスの曇り度合いを調節可能である。指示受付装置は、ウィンドガラスの視認性を低下させるための乗員の指示を受け付ける。制御装置は、ウィンドガラスの視認性を低下させるように乗員から指示受付装置に指示が行われ、且つ、ウィンドガラスの視認性が低いことが安全性に問題ない場合、ウィンドガラスの曇り度合いを大きくするよう曇り度合調節装置を駆動制御する。
3 ウィンドガラス
10 空調装置
20 指示受付装置
30 制御装置
50 加湿装置
Claims (15)
- 乗員が車外の光景を視認するためのウィンドガラス(3)を有する車両に搭載される窓曇り調整システムであって、
前記ウィンドガラスの温度または前記ウィンドガラスの周囲の温度または湿度を調節して前記ウィンドガラスの曇り度合いを調節可能な曇り度合調節装置(10、50)と、
前記ウィンドガラスの視認性を低下させるための乗員の指示を受け付ける指示受付装置(20)と、
前記ウィンドガラスの視認性を低下させるように乗員から前記指示受付装置に指示が行われ、且つ、前記ウィンドガラスの視認性が低いことが安全性に問題ない場合、前記ウィンドガラスの曇り度合いを大きくするよう前記曇り度合調節装置を駆動制御する制御装置(30)と、を備える窓曇り調整システム。 - 乗員が車外の光景を視認するためのウィンドガラス(3)を有する車両に搭載される窓曇り調整システムであって、
前記ウィンドガラスの温度または前記ウィンドガラスの周囲の温度または湿度を調節して前記ウィンドガラスの曇り度合いを調節可能な曇り度合調節装置(10、50)と、
前記ウィンドガラスの視認性に関する乗員の快適性を判定する快適性判定装置(21)と、
前記快適性判定装置により前記ウィンドガラスの視認性が低い方が乗員の快適性が高い状態であると判定され、且つ、前記ウィンドガラスの視認性が低いことが安全性に問題ない場合、前記ウィンドガラスの曇り度合いを大きくするよう前記曇り度合調節装置を駆動制御する制御装置(30)と、を備える窓曇り調整システム。 - 前記曇り度合調節装置は、前記ウィンドガラスに冷風または温風を送風可能な温度調節装置、前記ウィンドガラスに加湿風を送風可能な加湿装置(30)、或いは、前記ウィンドガラスに温度と湿度を調整した風を送風可能な温湿度調節装置(10)のいずれか1つである、請求項1または2に記載の窓曇り調整システム。
- 前記曇り度合調節装置は、前記温度調節装置または前記温湿度調節装置であり、
外気温が所定温度より高い場合、前記ウィンドガラスの車室内側の面に冷風を送風し、前記ウィンドガラスの車外側の面を曇らせることが可能であり、
外気温が所定温度より低い場合、前記ウィンドガラスの車室内側の面に車室内循環空気を送風し、前記ウィンドガラスの車室内側の面を曇らせることが可能である、請求項3に記載の窓曇り調整システム。 - 前記曇り度合調節装置は、前記加湿装置であり、
外気温が所定温度より高い場合、前記ウィンドガラスの車外側の面に加湿風を送風し、前記ウィンドガラスの車外側の面を曇らせることが可能であり、
外気温が所定温度より低い場合、前記ウィンドガラスの車室内側の面に加湿風を送風し、前記ウィンドガラスの車室内側の面を曇らせることが可能である、請求項3に記載の窓曇り調整システム。 - 前記曇り度合調節装置は、通電により前記ウィンドガラスを冷却し、前記ウィンドガラスの車室内側の面または車外側の面を曇らせることが可能なガラス冷却装置である、請求項1または2に記載の窓曇り調整システム。
- 前記窓曇り調整システムは、前記ウィンドガラスの曇り度合いを大きくする曇り増加要求と、車室内温度を設定温度を基準とした所定範囲に維持するための空調要求とが相反する場合、前記曇り増加要求または前記空調要求のどちらを優先するかを乗員が選択可能な空調選択装置(31)をさらに備える、請求項4に記載の窓曇り調整システム。
- 前記窓曇り調整システムは、前記ウィンドガラスの曇り度合いを大きくする曇り増加要求と、車室内温度を設定温度を基準とした所定範囲に維持するための空調要求とが相反する場合、前記曇り増加要求または前記空調要求のどちらを優先するかを予め設定された条件に基づいて判定する空調判定装置(32)をさらに備える、請求項5に記載の窓曇り調整システム。
- 前記加湿装置は、前記ウィンドガラスに加湿風を送風する機能に加え、乗員に対して加湿風を送風する機能を有しており、
前記窓曇り調整システムは、前記ウィンドガラスの曇り度合いを大きくする曇り増加要求と、乗員に対して加湿風を送風する乗員加湿要求とが相反する場合、前記曇り増加要求または前記乗員加湿要求のどちらを優先するかを乗員が選択可能な加湿選択装置(33)をさらに備える、請求項5に記載の窓曇り調整システム。 - 前記加湿装置は、前記ウィンドガラスに加湿風を送風する機能に加え、乗員に対して加湿風を送風する機能を有しており、
前記窓曇り調整システムは、前記ウィンドガラスの曇り度合いを大きくする曇り増加要求と、乗員に対して加湿風を送風する乗員加湿要求とが相反する場合、前記曇り増加要求と前記乗員加湿要求のどちらを優先するかを予め設定された条件に基づいて判定する加湿判定装置(34)をさらに備える、請求項5に記載の窓曇り調整システム。 - 前記窓曇り調整システムは、前記ウィンドガラスから車室内に侵入する日射量を測定する日射センサ(22)をさらに備え、
前記快適性判定装置は、前記日射センサで測定される日射量が所定値より大きい場合、前記ウィンドガラスの視認性が低い方が乗員の快適性が高い状態であると判定する、請求項2に記載の窓曇り調整システム。 - 前記窓曇り調整システムは、乗員の眠気を感知する眠気感知センサ(23)をさらに備え、
前記快適性判定装置は、前記眠気感知センサにより乗員が眠気を感じていることが検知された場合、前記ウィンドガラスの視認性が低い方が乗員の快適性が高い状態であると判定する、請求項2に記載の窓曇り調整システム。 - 前記窓曇り調整システムは、ナビゲーションシステム(24)をさらに備え、
前記快適性判定装置は、前記ナビゲーションシステムにより所得された車両走行場所が予め設定された場所の場合、前記ウィンドガラスの視認性が低い方が乗員の快適性が高い状態であると判定する、請求項2に記載の窓曇り調整システム。 - 前記窓曇り調整システムは、車外の光景を撮影する車外撮影用カメラ(25)をさらに備え、
前記快適性判定装置は、前記車外撮影用カメラにより撮影された車外の光景が予め設定された光景に該当する場合、前記ウィンドガラスの視認性が低い方が乗員の快適性が高い状態であると判定する、請求項2に記載の窓曇り調整システム。 - 前記快適性判定装置は、前記ウィンドガラスの視認性に関する乗員の快適性の判定基準を、乗員が入力設定することの可能な機能を有している、請求項2に記載の窓曇り調整システム。
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