JP6943700B2 - インクジェットインク用ポリウレタン樹脂水分散体 - Google Patents
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しかし、ラジカル重合中に粗大粒子が一部発生してノズルからの吐出安定性に悪影響を及ぼす課題があった。
即ち、本発明は、カルボン酸(塩)基(α)及び/又はスルホン酸(塩)基(β)を有するポリウレタン樹脂(A)、(メタ)アクリロイル基(γ)を2個以上有するエステル化合物(B)と水とを含有するインクジェットインク用ポリウレタン樹脂水分散体(Q);該インクジェットインク用ポリウレタン樹脂水分散体(Q)を含有するインクジェットインク(X)である。
なお、本明細書で(メタ)アクリロイル基(γ)とはアクリロイル基とメタクリロイル基を意味する。
なお、ここで「カルボン酸(塩)基」とはカルボキシル基またはカルボン酸塩基を意味し、「スルホン酸(塩)基」とはスルホン酸基またはスルホン酸塩基を意味する。
すなわち、ポリオール成分としてポリオール(b)以外に、分子内にカルボン酸(塩)基(α)及び/又はスルホン酸(塩)基(β)と2個以上の活性水素原子含有基を含有する化合物(d)を併用することにより、ポリウレタン樹脂(A)骨格にカルボン酸(塩)基(α)及び/又はスルホン酸(塩)基(β)を導入することができる。
(ウレタン基、カルボジイミド基、アロファネート基、ウレア基、ビューレット基、ウレトジオン基、ウレトイミン基、イソシアヌレート基および/またはオキサゾリドン基含有変性物など;遊離イソシアネート基含量が好ましくは8〜33%、さらに好ましくは10〜30%とくに12〜29%のもの)、例えば変性MDI(ウレタン変性MDI、カルボジイミド変性MDI、トリヒドロカルビルホスフェート変性MDI等)、ウレタン変性TDI、ビウレット変性HDI、イソシアヌレート変性HDI、イソシアヌレート変性IPDIなどのポリイソシアネートの変性物が挙げられ、ウレタン変性ポリイソシアネート[過剰のポリイソシアネート(TDI、MDIなど)とポリオールとを反応させて得られる遊離イソシアネート含有プレポリマー]の製造に用いるポリオールとしては、後述の低分子ポリオールが挙げられる。2種以上の併用としては、変性MDIとウレタン変性TDI(イソシアネート含有プレポリマー)との併用が挙げられる。
(b11)には、縮合型ポリエステル(b111)、ポリラクトンポリオール(b112)、ポリカーボネートポリオール(b113)およびヒマシ油系ポリオール(b114)が含まれる。
(b114)としては、ヒマシ油、トリメチロールプロパン変性 ヒマシ油、ペンタエリスリトール変性ヒマシ油、ヒマシ油のEO(4〜30モル)付加物などが挙げられる。
この化合物(d)としては、カルボキシル基またはカルボン酸塩基および2個以上の活性水素原子含有基を含有する化合物(d1)、スルホン基またはスルホン酸塩基および2個以上の活性水素原子含有基を含有する化合物(d2)が使用できる。
また、カルボン酸塩基を有する化合物(d12)としては、(d11)の塩、例えばアミン類(トリエチルアミン、アルカノールアミン、モルホリンなど)の塩、アルカリ金属塩(ナトリウム塩など)が挙げられる。
また、スルホン酸塩基を有する化合物(d22)としては、(d21)の塩、例えばアミン類(トリエチルアミン、アルカノールアミン、モルホリンなど)の塩、アルカリ金属塩(ナトリウム塩など)が挙げられる。
はじめに、ポリイソシアネート(a)、およびポリオール成分として(b)と分子内にカルボキシル基もしくはスルホン酸基と2個以上の活性水素原子含有基を含有する化合物と(d)を反応させてウレタンプレポリマー(A0)を得る。次に、(A0)を(メタ)アクリロイル基(γ)を2個以上有するエステル化合物(B)と混合した後、水性媒体に分散させるか、または(A0)と化合物(B)を同時に水性媒体に分散させる。
次にイソシアネート基が実質的に無くなるまでポリオール成分とのウレタン反応を行うことにより、ポリウレタン樹脂(A)を含有するポリウレタン樹脂水分散体(Q)に変換することができる。
中和剤(n)としては、例えばアミン類(トリエチルアミン、アルカノールアミン、モルホリンなど)およびアルカリ金属水酸化物(水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど)が使用できる。
(A0)の形成は、NCO基と実質的に非反応性の有機溶剤の存在下または非存在下で行うことができる。プレポリマーは0.5〜10%の遊離NCO基含量を有する。
必要により使用することのできる、NCO基と実質的に非反応性の有機溶媒としてはアセトンおよびエチルメチルケトンなどのケトン類、エステル類、エーテル類並びにアミド類が挙げられる。これらのうち好ましいのはアセトンである。
また、エステル化合物(B)の数分子量は170〜30、000、好ましくは170〜10,000である。
(メタ)アクリロイル基(γ)を2個有するエステル化合物(B1);
(B11)アルカンジオール(炭素数2〜36)のジ(メタ)アクリレート[例えばエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキシレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,2−ドデシレングリコールジ(メタ)アクリレートなど]、
(B12)アルカンジオールのアルキレンオキサイド{以下、AOと略記;炭素数2〜4:エチレンオキサイド(以下、EOと略記)、プロピレンオキサイド(以下POと略記)など}付加物(付加モル数2〜100)のジ(メタ)アクリレート[例えばポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールEOおよび/またはPO付加物ジ(メタ)アクリレートなど]、
(B13)3〜8価のポリオール類のジ(メタ)アクリレート[例えば、トリメチロールプロパンまたはそのAO付加物のジ(メタ)アクリレート、並びにペンタエリスリトールまたはそのAO付加物のジ(メタ)アクリレートなど、]
(B21)アルカントリオール(炭素数3〜36)のトリ(メタ)アクリレート[例えばグリセリントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートなど]
(B22)アルカントリオールのAO付加物(付加モル数2〜100)のトリ(メタ)アクリレート[例えばグリセリンEOおよび/またはPO付加物トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンEOおよび/またはPO付加物トリ(メタ)アクリレートなど]
(B23)4〜8価のポリオール類のトリ(メタ)アクリレート[例えば、ペンタエリスリトールまたはそのAO付加物のトリ(メタ)アクリレート、並びにジペンタエリスリトールまたはそのAO付加物のトリ(メタ)アクリレートなど、]
(B31)4〜6官能(メタ)アクリレート;
(B311)アルカンテトラ〜ヘキサオール(炭素数5〜36)のテトラ〜ヘキサ(メタ)アクリレート[例えばペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートおよびジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどの4〜6官能(メタ)アクリレートなど]
(B312)アルカンテトラ〜ヘキサオールのAO付加物(付加モル数2〜100)のテトラからヘキサ(メタ)アクリレート[例えばペンタエリスリトールEOおよび/またはPO付加物テトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールEOおよび/またはPO付加物ペンタもしくはヘキサ(メタ)アクリレートなど]、
(A) の重量に基づく水の含有率は、好ましくは25〜3000重量%、さらに好ましくは40〜1000重量%である。
(B)が1%重量以上では、画像の耐擦過性が向上する。また、120重量%以下であると画像の風合いが良い。水が25重量%以上では、インクの保存安定性が良く、3000重量%以下では、画像の耐擦過性が向上する。
水と親水性溶剤との重量比は好ましくは100/0〜50/50、さらに好ましくは100/0〜80/20特に100/0である。
親水性溶剤を使用した場合には、ポリウレタン樹脂水性分散体形成後に必要によりこれらを留去してもよい。
さらに、pHは好ましくは6〜10、さらに好ましくは7〜9であり、pHはpHMeterM−12(堀場製作所製)で測定することができる。
重合開始剤の使用量は、モノマーの全量に基づいて好ましくは0.1〜20%、さらに好ましくは0.1%〜10%である。
インクジェットインク(X)には、本発明のポリウレタン樹脂水性分散体(Q)の他に、顔料(P)、保湿安定助剤(M)が含有される。
顔料(P)の含有量は、インクジェットインクの重量に基づいて好ましくは0.1〜30重量%、より好ましくは1〜10重量%である。保湿安定助剤(M)の含有量は、インクジェットインクの重量に基づいて好ましくは0.1〜90重量%、より好ましくは1〜50重量%である。
白色顔料としては、酸化チタン、亜鉛華、硫化亜鉛、酸化アンチモン、酸化ジルコニウムなどの無機顔料が挙げられる。無機顔料以外に、中空樹脂微粒子や、高分子微粒子を使用することもできる。
顔料の平均粒径は100〜500nmであることが好ましい。顔料の平均粒径が100nm未満の場合は隠蔽力が不充分となる傾向がみられ、500nmを超える場合は吐出安定性が不充分となる傾向にある。
均粒径も、同様に100〜500nmであることが好ましい。
保湿安定助剤(M)は特に限定されないが、沸点が100℃以上であるものが好ましい。例えば、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,4-プロパンジオール、トリエチレングリコールモノブチルエーテルが挙げられる。
温度計および攪拌機を備えた密閉反応槽にMn2,000のポリヘキサメチレンカーボネートジオール(東ソー製「ニッポラン980R」、融点40℃)378部、1,4−ブタンジオール1.9部、2,2−ジメチロールプロピオン酸(DMPA)9.9部、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(「イルガノックス245」、日本チバガイギー社製)1.4部、イソホロンジイソシアネート(IPDI)79.4部、およびアセトン202部を仕込み、反応系を窒素ガスで置換したのち、攪拌下92〜98℃で10時間反応させ両末端がイソシアネート基のウレタンプレポリマーを得た。
得られた該アセトン溶液を50℃以下に冷却してアセトン198部、紫外線吸収剤(「チヌビン144」、チバガイギー社製)0.68部、トリエチルアミン5.2部、ネオマーDA−600(ジペンタエリスリトールペンタアクリレートとヘキサアクリレートの混合物、数平均分子量540:三洋化成工業製)72.2部を加えた。水246部を該アセトン溶液に加えホモミキサーで1分間攪拌して乳化した。希釈水270部とイソホロンジアミン4.9部の混合液を添加し、50℃で4時間加熱撹拌して水及びイソホロンジアミンによる伸長反応を行った。
減圧下60℃でアセトンを留去し、室温に冷却した後に水を加えて固形分50%に調整し、ポリウレタン樹脂水分散体(Q−1)を得た。得られた(Q−1)の体積平均粒子径は109nmであった。
製造例1において、トリエチルアミン5.2部を水酸化ナトリウム2.1部に変える以外は同様にしてポリウレタン樹脂水分散体(Q−2)を得た。得られた(Q−2)の体積平均粒子径は118nmであった。
製造例1において、プレポリマーのアセトン溶液を乳化する際にt−ブチルペルオキシベンゾエート(日油株式会社製:パーブチルZ、10時間半減期温度:104.3℃)0.72部を加える以外は同様にしてポリウレタン樹脂水分散体(Q−3)を得た。得られた(Q−3)の体積平均粒子径は115nmであった。
製造例1においてネオマーDA−600をペンタエリスリトールテトラアクリレート(新中村化学工業製「A−TMP」)72.2部に変える以外は同様にしてポリウレタン樹脂分散体(Q−3)を得た。得られた(Q−4)の体積平均粒子径は120nmであった。
実施例1において、ネオマーDA−600の添加をなしとした以外は実施例1と同様にして、比較のポリウレタン樹脂水分散体(Q’−1)を得た。得られた(Q’−1)の体積平均粒子径は108nmであった。
製造例1においてネオマーDA−600を2−エチルヘキシルメタクリレート(共栄社化学製「ライトエステルEH」)72.2部に変える以外は同様にしてポリウレタン樹脂分散体(Q’−2)を得た。得られた(Q’−2)の体積平均粒子径は112nmであった。
特開2016−132687号公報記載の方法で製造した。
2官能のポリプロピレングリコ−ル(数平均分子量2000)581部、ジメチロ−ルプロピオン酸45.8部、ヒドロキシエチルアクリレ−ト31.7部、イソホロンジイソシアネ−ト342部を仕込み、90℃の温度にて60分反応させて、イソシアネ−ト基含量6.4%、カルボキシル基酸価19.5mgKOH/gのウレタンプレポリマ−を得た。得られたウレタンプレポリマ−にダイアセトンアクリルアミド100部を混合溶解し60℃迄冷却後、トリエチルアミン34.6部を混合後、乳化水(20℃)1700部を仕込み、ホモミキサ−(プライミクス社製ホモミクサ−MARKII)にて混合乳化した。次にエチレンジアミン42部を水170部に稀釈した水溶液を仕込み高分子量化した。得られた乳化物を30℃まで冷却後、tert−ブチルパ−オキサイド1.5部を水50部に稀釈
した水溶液を仕込み、その後亜硫酸ソ−ダ2.0部を水50部に稀釈した水溶液を仕込み重合を開始した。その後50℃の温度にて30分反応させて、カルボニル基含有ポリウレタンウレア−アクリル系複合樹脂中(X)の水分散体を得た。ポリウレタンウレア−アクリル系複合樹脂中(X)の水分散体に、アジピン酸ヒドラジド1.7部を混合し充分に溶解させた。得られた(Q’−3)の体積平均粒子径は114nmであった。
製造例1で得られたポリウレタン樹脂分散体(Q−1)14部にイオン交換水31部、カーボンブラック水分散体(東海カーボン製「Aqua−Bluck162」、固形分20wt%)15部、プロピレングリコール20部、グリセリン20部を仕込み、10分間混合し、インク(X−1)を調製した。
表1に記載の重量部で各原料を仕込み、実施例1と同様にして、インク(X−2)〜(X−4)および(X’−1)〜(X’−3)を調製した。
実施例1〜4及び比較例1〜3で得られた水性インク(X−1)〜(X−4)、(X’−1)〜(X’−3)の粘度、保存安定性、吐出安定性、印刷物の風合い、耐擦過性を評価した。
その評価結果を表1に示す。
調製した水性インク(X−1)〜(X−4)、(X’−1)〜(X’−3)を25℃に温調し、BL型粘度計(東機産業製)を用いて測定した。
調製した水性インク(X−1)〜(X−4)、(X’−1)〜(X’−3)をスクリュー管に入れて70℃で1週間保存し、BL型粘度計により粘度を測定した。保存前後の粘度との粘度変化率を測定した。
粘度変化率(%)=[(70℃1週間保存後の粘度)−(初期の粘度)]×100/(初期の粘度)
この保管条件下での粘度変化は、5%以下が好ましい。
調製した水性インク(X−1)〜(X−4)、(X’−1)〜(X’−3)を、吐出性評価装置(マイクロジェット(株)製「インクジェット吐出実験キット;IJHC−10」)を用いて、以下の基準で評価した。
○:ノズルつまりがなし
×:ノズルつまりがあり
調製した水性インク(X−1)〜(X−4)、(X’−1)〜(X’−3)を5cm×20cmの綿金巾3号に乾燥後の膜厚が1.5μmとなるよう、バーコーターで塗布し、150℃で3分加熱して印刷物を作製した。
無作為に選んだ20人が試験用の印刷物を触り、下記の基準で風合いを評価した。
捺染部分が柔らかいものを風合いが良好と判定し、各人の点数の合計点を20で除した平均点で表した。
5点:捺染された部分の全体が柔らかく感じる
4点:捺染された部分の一部が柔らかく感じる
3点:捺染された部分の一部が柔らかく、一部がかたく感じる
2点:捺染された部分の一部がかたく感じる
1点:捺染された部分の全体がかたく感じる
この作成条件で作成した試験用の印刷物では、一般に平均4.0点以上が好ましい。
調製した水性インク(X−1)〜(X−4)、(X’−1)〜(X’−3)を5cm×10cmのPVCフィルムに乾燥後の膜厚が2μmとなるよう、バーコーターで塗布し、80℃で10分加熱して印刷物を作製した。印刷面を消しゴム(MONOトンボ鉛筆社製)で10回擦った時の、印刷部の汚れの発生の有無を目視で、以下の基準で評価した。
○:印刷部の汚れが観察されない
△:印刷部の汚れが若干観察される
×:印刷部の汚れが明確に観察される
一方、エステル化合物(B)を含まない比較例1のインクは耐擦過性が不良である。メタクリロル基を1個しか有しないエステル化合物を用いた(Q‘−2)を用いた比較例2のインクは吐出安定性が不良で、印刷物の風合いと耐擦過性が不十分である。また、比較製造例3のポリウレタン樹脂水分散体(Q‘−3)を用いた比較例3のインクは粘度が高く、吐出安定性が不十分である。
Claims (9)
- 分子内にカルボン酸(塩)基(α)及び/又はスルホン酸(塩)基(β)並びにカーボネート基を有するポリウレタン樹脂(A)と、(メタ)アクリロイル基(γ)を2個以上有するエステル化合物(B)と、水とを含有するインクジェットインク用ポリウレタン樹脂水分散体(Q)。
- エステル化合物(B)が、(メタ)アクリロイル基(γ)を3〜6個有する請求項1に記載のポリウレタン樹脂水分散体。
- エステル化合物(B)の分子量が170〜30,000である請求項1又は2に記載のポリウレタン樹脂水分散体。
- ポリウレタン樹脂中のカルボン酸(塩)基(α)及びスルホン酸(塩)基(β)の合計の含有量が0.2〜1.0mmol/gである請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリウレタン樹脂水分散体。
- ポリウレタン樹脂(A)とエステル化合物(B)との重量比(A)/(B)が40/60〜95/5である請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリウレタン樹脂水分散体。
- ポリウレタン樹脂(A)からなる粒子が水中に分散してなり、該粒子の体積平均粒径が10〜200nmである請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリウレタン樹脂水分散体。
- さらに、ラジカル重合開始剤(C)を含有する請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリウレタン樹脂水分散体。
- 請求項1〜7のいずれかに記載のインクジェットインク用ポリウレタン樹脂水分散体(Q)を熱硬化させてなる樹脂組成物。
- 請求項1〜7のいずれかに記載のインクジェットインク用ポリウレタン樹脂水分散体(Q)、及び顔料(P)を含有するインクジェットインク(X)。
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