JP6943093B2 - Communication systems, mobile terminals, devices, programs, communication methods - Google Patents
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Description
本発明は、通信システム、携帯端末、機器、プログラム及び通信方法に関する。 The present invention relates to communication systems, mobile terminals, devices, programs and communication methods.
文書データをインターネット上の印刷仲介サーバにPC(Personal Computer)等から送信しておき、ユーザが任意の複合機から印刷仲介サーバの文書データを印刷するプルプリントサービスが実現されている。 A pull print service has been realized in which document data is transmitted to a print mediation server on the Internet from a PC (Personal Computer) or the like, and a user prints the document data of the print mediation server from an arbitrary multifunction machine.
また、携帯端末が記憶している文書データを直接、複合機に送信して印刷するサービスも望まれている。このようなサービスを実現する方法として、携帯端末が近距離無線通信でSSIDやパスワード等の接続情報を取得し、ローカルネットワークに無線LAN(例えばWi-Fi)で接続し、ネットワーク上の複合機に文書データを送信する方法が考えられる。 In addition, there is also a demand for a service in which document data stored in a mobile terminal is directly transmitted to a multifunction device for printing. As a method of realizing such a service, a mobile terminal acquires connection information such as SSID and password by short-range wireless communication, connects to a local network by wireless LAN (for example, Wi-Fi), and connects to a complex device on the network. A method of transmitting document data can be considered.
これらを組み合わせて、文書データを携帯端末から印刷仲介サーバに送信しておき、複合機が印刷仲介サーバから文書データを取得する印刷方法が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、インターネット上に保存してある文書データのファイル情報を近距離無線装置で複合機に送信し、複合機がインターネット上の文書データを取得して印刷する通信システムが開示されている。
A printing method has been devised in which the document data is transmitted from the mobile terminal to the print mediation server by combining these, and the multifunction device acquires the document data from the print mediation server (see, for example, Patent Document 1).
しかしながら、特許文献1に開示されている通信システムでは、専用の印刷仲介サーバが必要になってしまうという問題がある。すなわち、ファイル情報でインターネットから文書データを複合機が取得するためには、複合機が印刷仲介サーバとの通信方法等を予め保持している必要があり、必然的に専用の印刷仲介サーバが必要になる。
However, the communication system disclosed in
本発明は、上記課題に鑑み、専用のサーバがなくても機器が出力データを取得することが可能な通信システムを提供することを目的とする。 In view of the above problems, an object of the present invention is to provide a communication system capable of acquiring output data by a device without a dedicated server.
上記課題に鑑み、本発明は、携帯端末と情報処理装置が通信し、携帯端末と機器が通信し、機器と前記情報処理装置が通信する通信システムであって、前記携帯端末は、前記機器に出力させる出力データを前記情報処理装置に送信する第一の送信手段と、前記情報処理装置から前記出力データを前記機器が取得するための前記出力データの取得先および前記情報処理装置への通信方法を指定する取得先指定情報を前記機器に送信する第二の送信手段と、を有し、前記機器は、前記携帯端末から前記取得先指定情報を受信する第一の受信手段と、前記取得先指定情報に従って前記出力データを前記情報処理装置から取得する第二の受信手段と、前記出力データを出力する出力手段と、を有する。
In view of the above problems, the present invention is a communication system in which a mobile terminal and an information processing device communicate with each other, a mobile terminal and a device communicate with each other, and the device and the information processing device communicate with each other. A first transmission means for transmitting output data to be output to the information processing device, an acquisition destination of the output data for the device to acquire the output data from the information processing device, and a communication method to the information processing device. The device has a second receiving means for transmitting the acquisition destination designation information to the device, and the device has a first receiving means for receiving the acquisition destination designation information from the mobile terminal and the acquisition destination. It has a second receiving means for acquiring the output data from the information processing apparatus according to designated information, and an output means for outputting the output data.
専用のサーバがなくても機器が出力データを取得することが可能な通信システムを提供することができる。 It is possible to provide a communication system in which a device can acquire output data without a dedicated server.
以下、本発明を実施するための形態の一例として、通信システム100及び通信システム100が行う通信方法について図面を参照しながら説明する。
Hereinafter, as an example of the embodiment for carrying out the present invention, the
<概略的な動作の説明>
図1は本実施形態の通信システム100の概略的な動作を説明する図の一例である。ユーザは携帯端末10を携帯しており、携帯端末10は携帯電話網などの公衆回線に接続するためのSIM(Subscriber Identity Module Card)を有している。
(1)ユーザは携帯端末10を操作して印刷対象となる文書データを作成、保存する。
(2)携帯端末10は公衆回線を介してインターネットに接続し、ユーザが使用できる任意のクラウドストレージ50に文書データを保存する。また、ユーザは文書データの一覧表示、読み出し、削除などを行うことができる。クラウドストレージ50は無償又は有償のサービスで提供されるオンラインストレージである。
(3)また、携帯端末10はBluetooth(登録商標)やNFC(Near Filed Communication)などの近距離無線通信によって、複合機30と通信することができる。携帯端末10は、近距離無線通信を使用して複合機30に文書データの取得方法を送信する。取得方法は例えばURL(Uniform Resource Locator等)とクラウドストレージ50がユーザを認証するための情報である。
(4)複合機30はEthernet(登録商標)等のネットワークを介して、インターネットと接続されている。複合機30は文書データの取得方法を使用してインターネットのクラウドストレージ50から文書データを取得する。
(5)複合機30は文書データを印刷する。
<Overview of operation>
FIG. 1 is an example of a diagram illustrating a schematic operation of the
(1) The user operates the
(2) The
(3) Further, the
(4) The
(5) The
このように、本実施形態の通信システム100は、携帯端末10が公衆回線を通じて、インターネット上のユーザが任意に使用できるクラウドストレージ50に文書データを保存し、近距離無線通信で文書データの取得方法を送信することが特徴の1つになっている。従って、複合機30が専用に使用するサーバが必要ない。公衆回線を介してインターネットに接続するために携帯端末10が使用するハードウェア(後述する通信I/F107)は、複合機30との接続に使用する後述する近距離無線通信装置109とは異なるハードウェアなので、携帯端末10は同時又は並行に使用することができる。
As described above, in the
一般に、携帯端末10は公衆回線と無線LANに同時には接続できないため、携帯端末10が公衆回線を介して文書データを登録した後、複合機30と通信するために複合機30が接続している無線LANに接続するにはユーザが携帯端末10を操作して公衆回線から無線LANへ接続を切り替える必要がある。本実施形態では近距離無線通信が利用されるので、文書データをクラウドストレージ50に送信した後、ユーザは無線LANとの接続に切り替える必要がない。
Generally, since the
<用語について>
出力データとは、複合機等の機器による出力処理の対象となるデータである。出力処理とは、機器に対し外部から認識、検出又は把握される形態に変換することをいう。
<Terminology>
The output data is data that is subject to output processing by a device such as a multifunction device. Output processing refers to converting the device into a form that is recognized, detected, or grasped from the outside.
また、出力されるデータは、ワープロソフトウェア、表計算ソフトウェア、プレゼンテーションソフトウェア又はブラウザソフトウェアなどが作成したデータである。これに加え、出力データには、ソフトウェアが作成したデータを携帯端末10でプリンタドライバ等を用いて、複合機30が処理可能な形式に変換したデータも含まれる。
The output data is data created by word processing software, spreadsheet software, presentation software, browser software, or the like. In addition to this, the output data also includes data obtained by converting the data created by the software into a format that can be processed by the
このように、出力データは、携帯端末10が扱えて出力対象となるものであればよい。例えば、文書データや画像データ等が挙げられる。本実施形態では文書データを例にして説明する。
As described above, the output data may be any data that can be handled by the
取得先指定情報は、出力データの取得先を指定する情報である。例えば、文書データの記憶場所である。この他、複合機30がクラウドストレージ50から文書データを取得するための手だてや手段を含んでよく、通信方法(通信プロトコルやWeb API)が含まれてもよい。また、クラウドストレージ50がユーザを認証するためのユーザ名やパスワードが含まれる場合がある。本実施形態では取得方法という用語で説明する。
The acquisition destination designation information is information that specifies the acquisition destination of the output data. For example, a storage location for document data. In addition, the
<システム構成例>
図2は、本実施形態の通信システム100のシステム構成図の一例である。通信システム100は携帯端末10、クラウドストレージ50、及び、複合機30を有している。
<System configuration example>
FIG. 2 is an example of a system configuration diagram of the
携帯端末10とクラウドストレージ50は、ネットワークN1を介して通信する。本実施形態のネットワークN1は、3G,4G、LTEなどの公衆回線を利用したネットワークである。公衆回線とは、拠点間を結ぶ通信回線において、不特定のユーザが物理的に同じ回線を共有して利用する回線である。例えば、携帯電話網、PHS通信網が挙げられる。なお、携帯端末10は、Wi-Fiなどの無線LANでアクセスポイントに接続し、インターネットを介してクラウドストレージ50と通信することも可能である。
The
携帯端末10と複合機30はネットワークN2を介して通信する。本実施形態のネットワークN2は、NFC、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth(登録商標) Low Energyなどの近距離無線通信を利用したネットワークである。この他、赤外線通信、可視光通信など、公衆回線の通信と同時に使用できるネットワークであればよい。
The
複合機30とクラウドストレージ50はネットワークN3を介して通信する。本実施形態のネットワークN3は、複合機30が設置されている施設などに構築されているLAN、LANをインターネットに接続するプロバイダのプロバイダネットワーク、及び、回線事業者が提供する回線等により構築されている。ネットワークN3が複数のLANを有する場合、ネットワークN3はWANやインターネットと呼ばれる。ネットワークN3は有線又は無線のどちらで構築されてもよく、また、有線と無線が組み合わされていてもよい。また、複合機30が直接、公衆回線網に接続する場合は、LANを介さずにプロバイダネットワークに接続することができる。
The
携帯端末10は情報処理装置としての機能を有し、後述するアプリケーションソフト(以下、単にアプリという)が動作している。アプリは、ユーザが文書データを作成することを支援したり、文書データをクラウドストレージ50に登録したり、文書データを取得して(ダウンロードして)編集又は削除する機能を有している。また、携帯端末10はクラウドストレージ50に蓄積されている文書データを複合機30に印刷させる機能を有している。携帯端末10は、具体的には、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPC(Personal Computer)、ノートPC、ゲーム機などであるがこれらには限られない。
The
クラウドストレージ50は、インターネット上のストレージである。またインターネット上のディスクスペースをユーザに提供するサービスで使用されるストレージということもできる。クラウドストレージ50の他、オンラインストレージと呼ばれる場合もある。クラウドストレージ50は、一般ユーザも企業も利用することができる。企業の場合、自社でファイルサーバ環境を構築する必要がなく、必要な分だけ容量を増減することができる。また、クラウドストレージ50上の文書データを、インターネットを介してアクセスした携帯端末10や複合機30が保管したり取り出したりすることができる。
The
クラウドストレージ50は大容量のストレージを有するが、ストレージ機能だけでなく情報処理装置としての機能を有することが一般的である。また、クラウドとは、特定のハードウェア資源を意図しない場合に用いられる用語である。クラウドストレージ50は、1つの筐体に収納されていたりひとまとまりの装置として備えられていたりする必要はなく、負荷に応じてハード的なリソースが動的に接続・切断されることで構成される。また、一台の情報処理装置の中の仮想化環境に構築されていたり、複数台の情報処理装置に跨って構築されたりしてもよい。
Although the
複合機30は、画像形成装置やプリンタなどと呼ばれる機器であるが、本実施形態ではプリンタ機能を有していればよい。しかし、ファクス機能、スキャナ機能又はコピー機能の1つ以上を有していてもよい。また、複合機30は、MFP(Multi-Function Peripheral)、複写機、コピー機、オフィス機器などと呼ばれていてもよい。
The
また、複合機30はプリンタ機能以外に文書データを出力する機能を有する機器であってもよい。例えば、ファクシミリ装置、プロジェクタ、HUD(Head Up Display)装置、電子黒板、デジタルサイネージなどである。これらの機器の場合、機器はクラウドストレージ50から取得した文書データを、ファクス送信し、投影し、又は表示する。
Further, the
<ハードウェア構成>
≪携帯端末10のハードウェアについて≫
本実施例に係る携帯端末10は、例えば図3に示すようなハードウェア構成により実現される。図3は、本実施例に係る携帯端末10の一例のハードウェア構成図である。図3に示す携帯端末10は、入力装置101、表示装置102、外部I/F103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、通信I/F107、SSD(Solid State Drive)108、及び近距離無線通信装置109などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
<Hardware configuration>
≪About the hardware of mobile terminal 10≫
The
入力装置101は、例えば、タッチパネルであり、携帯端末10に各操作信号を入力するのに用いられる。なお、入力装置101は、キーボードやマウスなどであってもよい。表示装置102は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などであり、携帯端末10による処理結果を表示する。
The
外部I/F103は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体103aなどがある。また、外部I/F103にはUSBケーブルや記録媒体103a等が接続される。記録媒体103aには、本実施形態の表示方法を実現するプログラムが格納され得る。携帯端末10は外部I/F103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。
The external I /
記録媒体103aは、例えば、SDメモリカード(SD Memory card)などの記録媒体である。記録媒体103aは、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、CD(Compact Disk)、フレキシブルディスクなどの記録媒体であってもよい。
The
RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、携帯端末10の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。
The
CPU106は、ROM105やSSD108などの記憶装置からプログラムやデータをRAM104上に読み出し、処理を実行することで、携帯端末10全体の制御や機能を実現する演算装置である。
The
通信I/F107は、ネットワークNを介した通信を行うためのインタフェースである。例えば、通信I/F107は、ネットワークN1を介して携帯端末10がクラウドストレージ50に接続するためのインタフェースである。すなわち、通信I/F107は、公衆回線網を介してインターネットに接続するためのインタフェースである。
The communication I /
SSD108は、プログラム108pやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラム108pやデータには、例えば携帯端末10全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)や、OS上において各種機能を提供するアプリなどがある。SSD108は格納しているプログラムやデータを所定のファイルシステム及び/又はDB(データベース)により管理している。なお、携帯端末10は、SSD108の代わりに又はSSD108と併せて、HDD(Hard Disk Drive)等を備えていてもよい。
The
近距離無線通信装置109は、例えば、NFCやBluetooth(登録商標)の通信規格にしたがった通信装置である。例えば、NFCの場合、リーダ・ライタなどと呼ばれる場合がある。これらにより、携帯端末10は、近距離無線通信装置109を介して複合機30とデータ通信を行うことができる。
The short-range
本実施例に係る携帯端末10は、上記したハードウェア構成により後述するような各種処理を実現できる。
The
<<複合機30のハードウェアについて>>
本実施例に係る複合機30は、例えば図4に示すようなハードウェア構成により実現される。図4は、本実施例に係る複合機30の一例のハードウェア構成図である。図4に示す複合機30は、コントローラ201、操作パネル202、外部I/F203、通信I/F204、プリンタ205、スキャナ206及び近距離無線通信装置207などを有している。
<< About the hardware of the
The
コントローラ201はCPU211、RAM212、ROM213と、NVRAM214、HDD215を有する。ROM213は、各種プログラムやデータが格納されている。RAM212はプログラムやデータを一時保持する。NVRAM214は、例えば設定情報等が格納されている。また、HDD215は各種のプログラム215pやデータが格納されている。
The
CPU211は、ROM213やNVRAM214、HDD215などからプログラム215pやデータ、設定情報等をRAM212上に読み出し、処理を実行することで、複合機30全体の制御や機能を実現する。
The
操作パネル202はユーザからの入力を受け付ける入力部と、表示を行う表示部(タッチパネルを備えている)とを有する。外部I/F203は外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体203a等がある。なお、記録媒体203aには、フレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどがある。
The
通信I/F204は、ネットワークNを介した通信を行うためのインタフェースである。本実施形態では、ネットワークN3を介してクラウドストレージ50と接続する。
The communication I /
プリンタ205は、印刷対象データを印刷して出力するための印刷装置である。スキャナ206は原稿を光学的に読み取って電子データに変換する読み取り装置である。
The
近距離無線通信装置207は、例えば、NFCやBluetooth(登録商標)の通信規格にしたがった通信装置である。例えば、NFCの場合はリーダ・ライタなどと呼ばれる場合がある。これらにより、複合機30は、近距離無線通信装置207を介して携帯端末10とデータ通信を行うことができる。
The short-range
本実施例に係る複合機30は、上記したハードウェア構成により後述するような各種処理を実現できる。
The
<<クラウドストレージ50のハードウェアについて>>
図5はクラウドストレージ50のハードウェア構成図の一例である。クラウドストレージ50は、CPU301、ROM302、RAM303及び補助記憶装置304を備える。さらに、クラウドストレージ50は、入力部305、ディスプレイI/F306、ネットワークI/F307及び外部機器I/F308を備える。なお、クラウドストレージ50の各部は、バスBを介して相互に接続されている。従って、クラウドストレージ50は情報処理装置としての機能を有する。
<< About the hardware of
FIG. 5 is an example of a hardware configuration diagram of the
CPU301は、補助記憶装置304に格納された各種のプログラム304p、OS(Operating System)等を実行する。ROM302は不揮発性メモリである。ROM302は、システムローダーやデータ等を格納する。
The
RAM303は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の主記憶装置である。CPU301によって実行される際に補助記憶装置304に格納されたプログラム304pがRAM303に展開され、RAM303はCPU301の作業領域となる。
The
補助記憶装置304は、CPU301により実行されるプログラム304p及びプログラム304pがCPU301により実行される際に利用される各種データベースを記憶する。補助記憶装置304は例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの不揮発性メモリである。
The
入力部305は、オペレータがクラウドストレージ50に各種指示を入力するためのインタフェースである。例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、音声入力装置などである。ただし、入力部305は必要に応じて接続されてよい。
The
ディスプレイI/F306は、CPU301からの要求により、クラウドストレージ50が有する各種情報をカーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの形態でディスプレイ310に表示する。ディスプレイI/F306は、例えばグラフィックチップやディスプレイI/Fである。ただし、ディスプレイI/F306は必要に応じて接続されてよい。
Upon request from the
ネットワークI/F307は、ネットワークを介して、携帯端末10や複合機30と通信を行う通信装置である。ネットワークI/F307は例えばイーサネット(登録商標)カードであるがこれに限られない。
The network I / F307 is a communication device that communicates with the
外部機器I/F308は、USBケーブル、又は、USBメモリ等の各種の記憶媒体320などを接続するためのインタフェースである。
The external device I /
<通信システム100の機能について>
図6は、通信システム100が有する携帯端末10、複合機30、及び、クラウドストレージ50の機能ブロック図の一例である。
<About the function of
FIG. 6 is an example of a functional block diagram of the
<<携帯端末10の機能について>>
携帯端末10は公衆回線通信部11、近距離無線通信部12、データ保存部13、及び、ユーザ操作受付部14を有する。携帯端末10が有するこれら各機能部は、図3に示された各構成要素のいずれかが、SSD108からRAM104に展開されたプログラム108pに従ったCPU106からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラム108pには通信システム100に対応したアプリが含まれている。
<< Functions of mobile terminal 10 >>
The
公衆回線通信部11は、図3に示したCPU106がプログラム108pを実行すること及び通信I/F107を制御すること等により実現され、公衆回線(3G/4G/LTEなど)に接続し、クラウドストレージ50と通信を行う。
The public
近距離無線通信部12は、図3に示したCPU106がプログラム108pを実行すること及び近距離無線通信装置109を制御すること等により実現され、近距離無線(NFC/Bluetooth(登録商標)/Bluetooth(登録商標) LEなど)で複合機30と通信を行う。
The short-range
ユーザ操作受付部14は、図3に示したCPU106がプログラム108pを実行すること及び入力装置101を制御すること等により実現され、後述するクラウドストレージアクセス情報の入力、クラウドストレージ50の選択、印刷文書の選択、印刷開始などの指示をユーザから受け付ける。
The user
また、ユーザ操作受付部14は表示制御部15とデータ操作部16を有する。表示制御部15は、図3に示したCPU106がプログラム108pを実行すること及び表示装置102を制御することなどにより実現され、UI(ユーザインタフェース)となる画面の生成及び表示を行う。
Further, the user
データ操作部16は、図3に示したCPU106がプログラム108pを実行することなどにより実現され、ユーザ操作受付部14で受け取ったユーザの指示に従い、ユーザ操作受付部14が受け付けた操作に基づいてクラウドストレージアクセス情報を解析しクラウドストレージ50にアクセスするための情報を生成する。また、クラウドストレージアクセス情報や認証情報をデータ保存部13に保存する。また、文書作成、編集、保存、削除などの文書データの操作を行う。
The
データ保存部13は、図3に示したCPU106がプログラム108pを実行すること、及び、RAM104又はSSD108等により実現され、クラウドストレージアクセス情報13a、認証情報13b及び文書データ13cを記憶している。このうち文書データは、ユーザがアプリを操作して作成した文書のデータ又はインターネット等から取得したデータである。また、認証情報13bは、ユーザが複合機にログインするための情報であり後述するようにユーザ名(又はユーザID)とパスワードである。複合機がログインを要求しない場合、認証情報13bはなくてもよい。クラウドストレージアクセス情報13aの一例を表1に示す。
The
URLは、ネットワーク上でアクセス可能なファイルやサービスなどの資源の場所と通信方式を表す情報である。URLは、資源の場所を示すアドレス情報を含んでよい。本実施形態では文書データの記憶場所が示される。ユーザ名とパスワードはユーザがクラウドストレージ50から認証を受けるための情報である。
The URL is information indicating the location and communication method of resources such as files and services that can be accessed on the network. The URL may include address information indicating the location of the resource. In this embodiment, the storage location of the document data is shown. The user name and password are information for the user to be authenticated by the
<<複合機30の機能について>>
続いて、複合機30は、LAN通信部31、近距離データ通信部32、データ解析部33、印刷部34、データ記憶部35、及びユーザI/F部36を有する。複合機30が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成要素のいずれかが、HDD215からRAM212に展開されたプログラムに従ったCPU211からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
<< Functions of
Subsequently, the
LAN通信部31は、図4に示したCPU211がプログラム215pを実行すること及び通信I/F204を制御すること等により実現され、LAN(有線又は無線のどちらでもよい)に接続し、クラウドストレージ50と通信を行う。すなわち、インターネットへ接続する。
The
LAN通信部31は文書データ取得部37を有している。文書データ取得部37は図4に示したCPU211がプログラム215pを実行すること等により実現される。文書データ取得部37はデータ解析部33が解析して取得したURL等を用いてクラウドストレージ50から文書データを取得する。
The
近距離データ通信部32は、図4に示したCPU211がプログラム215pを実行すること及び近距離無線通信装置207を制御すること等により実現され、近距離無線(NFC/Bluetooth(登録商標)/Bluetooth(登録商標) LEなど)により通信する。すなわち、携帯端末10と通信してクラウドストレージアクセス情報13aを取得する。
The short-range
データ解析部33は、図4に示したCPU211がプログラム215pを実行すること等により実現され、近距離データ通信部32が受信したクラウドストレージアクセス情報13aを解析しURLとデータURLを作成し文書データ取得部37に指示する。
The
印刷部34は、4に示したCPU211がプログラム215pを実行すること及びプリンタ205を制御すること等により実現され、文書データ取得部37が取得した文書データを印刷する。
The
ユーザI/F部36は、図4に示したCPU211がプログラム215pを実行すること及び操作パネル202を制御すること等により実現され、ユーザとのインタフェースを提供したり、ユーザからの操作を受け付けたりする。ユーザI/F部36は表示制御部38を有する。表示制御部38は、取得方法に対する条件の入力をユーザに要求する画面を表示する。また、印刷完了までのエラーその他のステータスを表示する。取得方法の条件とは、文書データを複合機30が取得するか否かに関する条件である。
The user I /
データ記憶部35は、図4に示したCPU211がプログラム215pを実行すること及びRAM212、ROM213、HDD215等により実現され、クラウドストレージアクセス情報13aや文書データを記憶する。
The
<<クラウドストレージの機能について>>
クラウドストレージ50は、通信部51、ファイル処理部52、及びファイル記憶部53を有する。クラウドストレージ50が有するこれら各機能部は、図5に示された各構成要素のいずれかが、補助記憶装置304からRAM303に展開されたプログラムに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
<< About cloud storage functions >>
The
通信部51は、図5に示したCPU301がプログラムを実行すること及びネットワークI/F307を制御すること等により実現され、携帯端末10及び複合機30と各種データの送受信を行う。通信部51はLANなどに接続されているので、携帯端末10と通信する際も公衆回線に接続する必要はない。
The
ファイル処理部52は、図5に示したCPU301がプログラムを実行すること等により実現され、携帯端末10から受信した文書データをファイル記憶部53に記憶させ、複合機30から要求されたファイルをファイル記憶部53から読み出す。
The
ファイル記憶部53は、図5に示したRAM303及び補助記憶装置304等により実現され、文書データを含む各種のファイルを保存している。
The
<動作手順>
図7,8を参照して、携帯端末10によるクラウドストレージ50への文書データの登録方法を説明する。図7は、携帯端末10がクラウドストレージ50に文書データを登録する手順を示すシーケンス図の一例である。図8は、携帯端末10の表示装置102に表示されるアクセス情報入力画面の一例を示す。
<Operation procedure>
A method of registering document data in the
S1:ユーザは携帯端末10を操作して、携帯端末10上のプログラム108p(アプリ)を起動する。
S1: The user operates the
S1.1:起動したアプリのユーザ操作受付部14はデータ保存部13に対して、複合機30がユーザを認証するための認証情報13bが登録されているか否かを問い合わせる。初回起動時は認証情報13bが携帯端末10に登録されていないため、ユーザ操作受付部14は未登録と判断する。
S1.1: The user
S1.2:認証情報13bが未登録であるため、ユーザ操作受付部14の表示制御部15は認証情報13bを入力するための画面を表示装置102に表示する。ユーザはこの画面の指示に従って、ユーザ名及びパスワードなどを入力する。
S1.2: Since the
S1.3:ユーザからの入力が完了すると、ユーザ操作受付部14は入力された認証情報をデータ保存部13に登録する。これにより、データ保存部13に認証情報13bが記憶される。
S1.3: When the input from the user is completed, the user
S1.4:次に、ユーザ操作受付部14はデータ保存部13に対して、登録されているクラウドストレージアクセス情報13aの取得を要求する。初回起動時はクラウドストレージアクセス情報13aが登録されていないため、ユーザ操作受付部14は未登録と判断する。
S1.4: Next, the user
S1.5:クラウドストレージアクセス情報13aが未登録であるため、ユーザ操作受付部14の表示制御部15はクラウドストレージアクセス情報13aを入力するためのアクセス情報入力画面501を表示装置102に表示する。ユーザはアクセス情報入力画面501の指示に従って、クラウドストレージID、URL、ユーザ名及びパスワードなどを入力する。
S1.5: Since the cloud
S1.6:ユーザ操作受付部14はクラウドストレージアクセス情報13aを受け付けて、データ操作部16がクラウドストレージ50へのアクセス方法を解析する。例えば、「種類」から通信方法(主に通信プロトコル)を確認し、「URL」を取得し、またこのURLからデータURLを決定する。
S1.6: The user
S1.7:ユーザ操作受付部14はユーザが入力したクラウドストレージアクセス情報13aを使って、実際にクラウドストレージ50へ接続ができるか否かを確認する。すなわち、公衆回線通信部11が通信方法、「URL」及びデータURLを用いてクラウドストレージ50アクセスと通信する。ここでは、接続が成功したものとする。
S1.7: The user
S1.8:接続が成功した場合、ユーザ操作受付部14のデータ操作部16はクラウドストレージアクセス情報13aをデータ保存部13に登録する。このように、実際に接続できるかどうかを確認してからクラウドストレージアクセス情報13aを登録できる。
S1.8: When the connection is successful, the
なお、ステップS1.7で接続が成功しない場合、ユーザ操作受付部14はユーザにクラウドストレージアクセス情報13aの再度の入力を促す。
If the connection is not successful in step S1.7, the user
<<アクセス情報入力画面について>>
図8に示すアクセス情報入力画面501では、ユーザがクラウドストレージ50の選択時に使う登録名(自分が判別できる名前)502、クラウドストレージの種類503、保存場所を示すURL504、クラウドストレージへアクセスする際に必要となるユーザ名の入力欄505、パスワードの入力欄506が表示される。以下、各クラウドストレージ50ごとに設定内容を説明する。
<< About the access information input screen >>
In the access
・FTP(File Transfer Protocol)サーバ
クラウドストレージ50の一例としてはFTPサーバが知られている。FTPサーバとはFTPという通信プロトコルでクライアントと通信するサーバである。この場合の設定内容は以下のようになる。
登録名: ABC FTPサイト(ファイル)
種類: FTP
URL: ftp://ftp.ABC.co.jp/public/printdata/mydata.dat
ユーザ名: user01
パスワード: password01
この場合、データ操作部16は「種類」からFTPで通信すると解析でき、URLが指定するリソースがファイル(mydata.dat)であるので、このファイルをクラウドストレージ50として利用すると判断する。この場合、携帯端末10がクラウドストレージ50に送信するファイル名は指定したファイル名(mydata.dat)となる。このようにURLが指定する情報がファイルの場合、データを指定するURLを「データURL」という。
-FTP (File Transfer Protocol) Server An FTP server is known as an example of the
Registration name: ABC FTP site (file)
Type: FTP
URL: ftp://ftp.ABC.co.jp/public/printdata/mydata.dat
Username: user01
Password: password01
In this case, the
これに対し、URLが以下のように登録された場合はフォルダがクラウドストレージ50になる。
URL: ftp://ftp.ricoh.co.jp/public/printdata/
この場合は、URLが指定するリソースがフォルダなので、ファイルが登録されていない。この場合は、データ操作部16は指定されたフォルダをクラウドストレージ50とし、各文書データにユニークなファイル名を付与する。従って、この場合は、データ操作部16がデータURLを作成する。ユニークなファイル名なので、携帯端末10は複数のファイルを同時に扱うことができる。複数のファイルを扱う(同時に印刷処理する)処理としては、後述する図9Aのステップ1.8のデータURLの取得において、データ操作部16が各ユニークなファイル名を指定した複数のデータURLを生成し、複合機30に通知する方法がある。また、同じく図9Aのステップ1.8で、データ操作部16がこのURL自体をデータURLとした上で複合機30に通知を行い、図9BのステップS3でこのフォルダに入っている全てのデータを受信するための要求を行う方法がある。
On the other hand, when the URL is registered as follows, the folder becomes the
URL: ftp://ftp.ricoh.co.jp/public/printdata/
In this case, the resource specified by the URL is a folder, so the file is not registered. In this case, the
・WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)サーバ
クラウドストレージ50の一例としてWebDAVサーバが知られている。WebDAVサーバとはWebDAVという通信プロトコルでクライアントと通信するサーバである。この場合の設定内容は以下のようになる。
登録名: ABC WebDAVサイト
種類: WebDAV
URL: http://webDAV.ABC.co.jp/public/printdata/mydata.dat
ユーザ名: user01
パスワード: password01
この場合、データ操作部16は「種類」からWebDAVを利用していることが分かるので、WebDAVのプロトコルでクラウドストレージ50にアクセスする。また、URLからストレージとなるファイルの場所もわかるため、データ操作部16はこれをクラウドストレージ50として利用する。この場合も、mydata.datがデータURLである。
WebDAV (Web-based Distributed Authoring and Versioning) Server A WebDAV server is known as an example of
Registration name: ABC WebDAV Site type: WebDAV
URL: http://webDAV.ABC.co.jp/public/printdata/mydata.dat
Username: user01
Password: password01
In this case, since it can be seen from the "type" that the
・Google(登録商標。以下省略する)のストレージサービス
Google社が提供するストレージサービスである。このストレージサービスは、一般のユーザが自分又はグループのファイルを保存できるサービスとして知られている。
登録名: Google Drive user01
種類: Google Drive
URL: https://drive.google.com/drive/folders/01234abcde
ユーザ名: user01
パスワード: password01
この場合、データ操作部16は「種類」からGoogle Driveであることが分かる。また、URLの内容からGoogle Driveの特定のフォルダを使用するとデータ操作部16が判断する。「01234abcde」はフォルダなので、データ操作部16はデータURLを決定するが、Google DriveのデータURLはファイルの登録時に決定される。詳しくは図9で説明する。
・ Google (registered trademark, omitted below) storage service
It is a storage service provided by Google. This storage service is known as a service that allows a general user to save a file of himself / herself or a group.
Registered name: Google Drive user01
Type: Google Drive
URL: https://drive.google.com/drive/folders/01234abcde
Username: user01
Password: password01
In this case, it can be seen from the "type" that the
また、データ操作部16は「種類」がGoogle Driveであるので、REST I/FなどのWeb APIでこのクラウドストレージ50にアクセスすると判断する。すなわち、データ操作部16はGoogle Driveなどのクラウドストレージのサービスと、Web APIの対応をテーブルなどに保持している。Web APIとは、インターネットを経由して何らかのプログラムを呼び出すための手順や規則である。また、REST(REpresentational State Transfer)は、サーバなどに対しデータを要求する呼び出しインタフェースをいう。一般に、HTTPのメソッド(POST/GETなど)でアクセスするとXMLで記述されたメッセージが送信される。RESTを使用するのはGoogle Driveが推奨しているためであり、クラウドストレージ50にRESTは必須ではない。
Further, since the
以上のように、ユーザが入力したクラウドストレージアクセス情報13aによりデータ操作部16はクラウドストレージ50へのアクセス方法を決定できる。すなわち、データ操作部16は、クラウドストレージアクセス情報13aの種類で通信プロトコルやWeb API等の通信方法を決定し、URLで通信先を決定し、データURLで所望のファイルを決定する。FTPやWebDAVのような一般的なものや、GoogleDrive/Evernote/Dropboxなどの独自のWeb APIを要するものがあるが、以上のように判断することで携帯端末10はクラウドストレージ50にアクセスできる。
As described above, the
なお、クラウドストレージアクセス情報13aは上記に限定さない。上記以外にも、BOX.net、YahooBox(登録商標)などのクラウドストレージ50が知られている。また、電子メールを送信することでデータを蓄積できるクラウドストレージ50もあり、このようなメール形式に適した入力画面がアプリにより用意されてもよい。
The cloud
<印刷時の動作手順>
次に、図9を用いて、ユーザが携帯端末10を使用して複合機30に文書データを印刷させる際の通信システム100の動作を説明する。図9A、図9Bは、携帯端末10が複合機30と通信し複合機30が文書データを印刷する手順を説明するシーケンス図の一例である。
<Operation procedure at the time of printing>
Next, with reference to FIG. 9, the operation of the
S1:ユーザが携帯端末10でアプリを起動させる。
S1: The user launches the application on the
S1.1:ユーザ操作受付部14はデータ保存部13に認証情報13bが登録されていることを確認する。ここでは登録されているものとする。
S1.1: The user
S1.2:次に、ユーザ操作受付部14は、データ保存部13にクラウドストレージアクセス情報13aが登録されているか否かを確認する。ここでは登録されているものとする。
S1.2: Next, the user
S1.3:ユーザ操作受付部14の表示制御部15は、データ保存部13から取得したクラウドストレージアクセス情報13aの一覧を表示装置102に表示する。これにより、ユーザはどのクラウドストレージ50を使用するか判断できる。ユーザは1つのクラウドストレージアクセス情報13aを選択する。
S1.3: The
S1.4:ユーザ操作受付部14はユーザの選択を受け付ける。そして、データ保存部13から印刷できる文書データの一覧を取得する。印刷できる文書データとは、携帯端末10が対応しているファイル形式のデータをいう。対応しているとは、携帯端末10がファイルとして認識しているデータをいう。
S1.4: The user
S1.5:ユーザ操作受付部14の表示制御部15は、印刷できる文書データの一覧を表示装置102に表示する。ユーザは印刷したい文書データを選択する。
S1.5: The
S1.6:ユーザ操作受付部14はユーザの選択を受け付け、次にこの文書データに対する印刷開始指示を求める。例えば、「印刷する場合は携帯端末10に表示されたスタートボタンを押下してください」等のメッセージを表示する。ユーザは印刷開始の操作を行う。
S1.6: The user
S1.7:ユーザ操作受付部14は印刷開始を受け付け、指定された文書データの送信をデータ保存部13に要求する。
S1.7: The user
S1.7.1:データ保存部13はまず、公衆回線通信部11に接続要求を行う。すなわち、ステップS1.3で選択されたクラウドストレージ50との接続を要求する。この要求にはクラウドストレージアクセス情報13aが含まれる。
S1.7.1: First, the
S1.7.1.1:公衆回線通信部11は指定されたクラウドストレージ50へのクラウドストレージアクセス情報13aをデータ保存部13から受け取り、これを使ってクラウドストレージ50に接続する。ここでは、URLで通信先を特定でき、ユーザ名とパスワードで認証を受けられればよい。
S1.7.1.1: The public
S1.7.2:接続に成功すると、データ保存部13は、ステップS1.5で指定された文書データの送信を公衆回線通信部11に要求する。
S1.7.2: When the connection is successful, the
S1.7.2.1:公衆回線通信部11は、文書データをクラウドストレージ50に送信する。これにより、クラウドストレージ50に文書データが蓄積され、成功した旨とレスポンスがクラウドストレージ50から帰ってくる。この成功とは送信できた旨であり(HTTPの場合は200 OK)、次述するようにレスポンスは特定のクラウドストレージ50から送信される。
S1.7.2.1: The public
S1.8:次に、接続に成功すると、データ操作部16はデータURLを作成する。例えば、FTPでファイルをクラウドストレージ50とした場合は、ステップS1.7で保存したURLの末尾のファイルがデータURLとなる。FTPでフォルダがクラウドストレージ50として指定されていた場合は、FTPで指定されたURLに、データ操作部16が加えた任意のファイル名(例えば、001.dat)がデータURLとなる(<FTPフォルダURL>/001.dat)。なお、データURLは必ずしもデータ操作部16が作成する必要はなく、ステップS1.7.2.1のレスポンスの中にデータURL自体が含まれていてもよい。すなわち、クラウドストレージ50がデータURLの一部又は全体を作成して携帯端末10に送信してもよい。データURLの一部が作成された場合は、データ操作部16が残りの部分を補完する。
S1.8: Next, when the connection is successful, the
GoogleDriveの場合、レスポンスの中に保存された文書データ(ファイル)のファイルIDが入っているので、ファイルIDを使ってデータURLを作成する。例えば、「http:// https://drive.google.com/open?id=<ファイルID>」のファイルIDがデータURLである。 In the case of GoogleDrive, the file ID of the document data (file) saved in the response is included, so create the data URL using the file ID. For example, the file ID of "http: // https://drive.google.com/open?id=<file ID>" is the data URL.
S1.9:次に、ユーザ操作受付部14の表示制御部15は携帯端末10の表示装置102に携帯端末10を複合機30に近づけるようユーザに指示するメッセージ又は画面を表示する。これにより、ユーザは携帯端末10を複合機30に接近させる。
S1.9: Next, the
S1.10:図9Bについて説明する。ユーザ操作受付部14は同時又は並行して近距離無線通信部12に接続要求する。ユーザが携帯端末10を複合機30に近づけると、近距離無線通信の接続が行われ、携帯端末10の近距離無線通信装置109と複合機30の近距離無線通信装置207が通信可能な組み合わせであるか否かが確認される。これは、近距離無線通信装置109と近距離無線通信装置207がNFCに準拠している場合は通信できるが、非接触型カードの通信規格によっては通信できないためである。
S1.10: FIG. 9B will be described. The user
S1.10.1:通信可能であれば、近距離無線通信部12は、複合機30の近距離データ通信部32と接続する。
S1.10.1: If communication is possible, the short-range
S1.11:接続に成功すると、ユーザ操作受付部14は複合機30の認証情報13b、クラウドストレージアクセス情報13a、及び、データURLを送信するよう近距離無線通信部12に要求する。携帯端末10の表示装置102に、これらがエンコードされたQRコード(登録商標)を表示して、複合機の撮像装置で読み取らせてもよい。
S1.11: When the connection is successful, the user
S1.11.1:近距離無線通信部12は、複合機30の認証情報13b、クラウドストレージアクセス情報13a、及び、データURLを複合機30に送信する。複合機30の近距離データ通信部32はこれらの情報を受信する。
S1.11.1: The short-range
S1.11.2:近距離データ通信部32は認証情報13b、クラウドストレージアクセス情報13a、及び、データURLをデータ解析部33に送出する。
S1.11.2: The short-range
S1.11.3:データ解析部33は、取得した認証情報13bで複合機30にログイン可能かどうかを確認する(認証する)。ログインできない場合、ユーザI/F部36に認証エラーの旨を表示させ、ユーザに警告する。
S1.11.3: The
S2:次に、複合機30のデータ解析部33は、受信したクラウドストレージアクセス情報13aとデータURLと共に、LAN通信部31に接続要求する。
S2: Next, the
S2.1:LAN通信部31はクラウドストレージアクセス情報13aのURLを用いてクラウドストレージ50に接続し、ユーザ名とパスワードを用いてログインする(クラウドストレージ50の認証を受ける)。ここでは、通信に成功したものとする。
S2.1: The
S3:次に、データ解析部33は、URLとデータURLと共に、LAN通信部31に文書データの受信を要求する。
S3: Next, the
S3.1:LAN通信部31は、URLとデータURLを用いて文書データをクラウドストレージ50から取得する。
S3.1: The
S4:データ解析部33は取得した文書データと共に印刷指示を印刷部34に送出する。
S4: The
S4.1:これにより、印刷部34は文書データを用紙などの記録媒体に印刷する。
S4.1: As a result, the
S5:データ解析部33は、印刷部34から印刷結果を受け取ると、印刷完了通知をユーザI/F部36に送出する。
S5: When the
S5.1:ユーザI/F部36は印刷完了を操作パネル202に表示する。
S5.1: The user I /
以上のようにして、携帯端末10の文書データをクラウドストレージ50に送信し、複合機30から印刷することができる。
As described above, the document data of the
なお、図9のシーケンスは一例に過ぎず、例えば、ステップS1.1とS1.3の順番は逆でも構わない。同時に行ってもよい。 Note that the sequence of FIG. 9 is only an example, and for example, the order of steps S1.1 and S1.3 may be reversed. You may do it at the same time.
また、一般的に印刷設定(カラー・白黒、両面・片面などの設定)をS1.5の前に行うことも可能である。 It is also possible to generally set print settings (color / black and white, double-sided / single-sided, etc.) before S1.5.
<クラウドストレージの選択省略>
図9A、図9Bの処理ではステップS1.3でユーザがクラウドストレージ50を選択しているがこの選択を不要にすることもできる。ユーザが同じクラウドストレージ50を繰り返し使用することが想定される場合、そもそも毎回、クラウドストレージ50を選択する必要がない。これを実現するためには、ユーザが予めクラウドストレージアクセス情報を選択し携帯端末10に保存しておけばよい。
<Omission of cloud storage selection>
In the processes of FIGS. 9A and 9B, the user selects the
図9Cは、携帯端末が複合機と通信し複合機が文書データを印刷する手順を説明するシーケンス図の一例である。図9Cの説明では図9Aとの相違を主に説明する。図9Cではデータ保存部13が優先クラウドストレージアクセス情報13dを記憶している。優先クラウドストレージアクセス情報13dは、ユーザが優先的に使用するクラウドストレージ50にアクセスするための情報であり、アクセス情報入力画面で入力される情報(クラウドストレージ50のIPアドレスや認証情報などの通信情報)が含まれている。
FIG. 9C is an example of a sequence diagram illustrating a procedure in which a mobile terminal communicates with a multifunction device and the multifunction device prints document data. In the description of FIG. 9C, the difference from FIG. 9A will be mainly described. In FIG. 9C, the
図9Cでは図9AのステップS1.2、S1.3とこれらに関連する処理がない。このため、ユーザがステップS1でアプリを起動すると、ユーザが行う処理は、ステップS1.4の文書の一覧の表示、及び、ステップS1.5の文書の選択のみになる。 In FIG. 9C, steps S1.2 and S1.3 of FIG. 9A and related processes are not provided. Therefore, when the user starts the application in step S1, the processing performed by the user is only the display of the document list in step S1.4 and the selection of the document in step S1.5.
さらに、図9Cのその他の処理を、携帯端末10が複合機30に接近したことを契機に、ユーザの指示又は操作なしに携帯端末10が自動的に行ってもよい。まず、携帯端末10はステップS1のアプリの起動と認証情報の取得を行う。また、予めステップS1.4及びS1.5をユーザが行っておく。また、ステップS1.6〜S1.9のクラウドストレージ50への文書の送信を携帯端末10が自動的に行う。
Further, the other processing of FIG. 9C may be automatically performed by the
次に、ユーザが携帯端末10を複合機30に接近させると、近距離無線通信が開始されたことを契機に図9Bの処理が行われる。従って、ユーザは文書の選択をして、携帯端末10を複合機30に近づけるだけで印刷することが可能になる。なお、携帯端末10と複合機30とが接近したことは、携帯端末10と複合機30の近距離無線通信が開始されたこと(互いに相手を検出したこと)により検出される。
Next, when the user brings the
<セキュリティについて>
以上のように、クラウドストレージ50に送信された文書データを複合機30で印刷することができる。しかし、本実施形態のようにユーザが任意のクラウドストレージ50を選択できる場合、クラウドストレージ50にウィルス等が進入していたり、文書データがウィルス等で汚染されていたりするおそれがある。
<About security>
As described above, the document data transmitted to the
例えば、悪意を持ったサイトに複合機30がアクセスしただけでウィルスに感染する場合があるし、保存した文書データが改ざんされるおそれもある。こうしたクラウドストレージ50をユーザが使ってしまった場合、複合機30が悪意を持ったクラウドストレージ50に保存されたファイルにアクセスしてしまい、複合機30がウィルスに感染したり、改ざんされた文書データを印刷したりする可能性がある。
For example, the
そこで、本実施形態では以下のようにして任意のクラウドストレージ50が使用されることによるセキュリティ上の課題を解決する。
Therefore, in the present embodiment, the security problem caused by the use of the
<アクセス先のクラウドストレージ50の制限>
複合機30がアクセスするクラウドストレージ50が制限されていれば、セキュリティの低下を抑制できる。そこで、管理者は以下のように、複合機30がアクセスするクラウドストレージ50を制限する。なお、管理者とは複合機30の使用を管理・運営・保守等する者である。
<Limitation of
If the
図10は、管理者がクラウドストレージ50の文書データの取得方法を条件で制限する設定を行う手順を示すシーケンス図の一例である。適宜、図11の取得方法の条件を設定する画面511を参照して説明する。
FIG. 10 is an example of a sequence diagram showing a procedure in which the administrator sets to limit the acquisition method of the document data of the
S1:管理者は複合機30を操作して、取得方法の条件を設定する画面511を表示させる。複合機30の設定メニューなどから行うことが一般的で、特にセキュリティを考えて管理者のみが設定できることが推奨される。従って、管理者は管理者権限でログインしている。
S1: The administrator operates the
S1.1:ユーザI/F部36は管理者の操作を受け付け、データ保存部13に取得方法の条件が保存されているか否かを確認する。初回時には登録された取得方法の条件がないためユーザI/F部36は未登録であると判断する。
S1.1: The user I /
S1.2:ユーザI/F部36の表示制御部38は管理者に取得方法の条件を入力させるための画面511を操作パネル202に表示する。これに対し、管理者は取得方法の条件を入力する。画面511の一例を図11に示す。
S1.2: The display control unit 38 of the user I /
S1.3:ユーザI/F部36は管理者による取得方法の条件の入力を受け付け、データ保存部13に取得方法の条件を記憶させる。ユーザI/F部36の表示制御部38は登録完了を操作パネル202に表示する。
S1.3: The user I /
図11は、取得方法の条件を入力するための画面511の一例を示す図である。この画面511は、複合機30がアクセスするクラウドストレージ50を管理者が制限するための画面である。図11では、ラジオボタン512と共に「a.次で始まるアドレスのみ使う」、ラジオボタン513と共に「b.次で始まるアドレスは使わない」というメッセージが表示される。また、アドレス入力欄514を有している。
FIG. 11 is a diagram showing an example of the
例えば、管理者がラジオボタン512を選択し、アドレス入力欄514に「*.storage.*」を入力した場合、複合機30は「.storage.」を含むアドレス(URL)のクラウドストレージ50にのみアクセスする。つまり、このアドレスを有さないクラウドストレージ50にはアクセスしない。設定されたアドレスだけが許可される場合、このようなアドレスをホワイトリストという。
For example, when the administrator selects the
また、例えば、管理者がラジオボタン513を選択し、アドレス入力欄514に「*.free.*」を入力した場合、複合機30は「.free.」を含むアドレスのクラウドストレージ50にはアクセスしない。つまり、このアドレスを有するクラウドストレージ50にはアクセスしない。設定されたアドレスが許可されない場合、このようなアドレスをブラックリストという。
Further, for example, when the administrator selects the
これにより、携帯端末10から信頼性が不明なクラウドストレージ50のURLが送信されても、ホワイトリストのアドレス以外は使用せず、また、ブラックリストのアドレスは使用しないため、セキュリティが低下することを抑制できる。
As a result, even if the URL of the
なお、この例ではアドレスによる取得方法の条件のみを説明したが、取得方法の条件はアドレスに限定されるものではない。例えば、文書データのサイズ又は内容でもアクセス制限は可能である。例えば、一定上のサイズの文書データの印刷は不可、又は、特定の言葉(例えば、社外秘等)が入った文書データの印刷は不可などのように、複合機30が取得する文書データを制限できる。例えば、ユーザが誤って所定以上のサイズの文書データやページ数が非常に多い文書データをクラウドストレージ50に送信しても、複合機30が印刷することを防止できる。また、「社外秘」と書かれた文書データを複合機30が印刷できないという規則をユーザが把握することで、クラウドストレージ50に不用意に社外秘の文書データが登録されることを防ぐことができる。
In this example, only the conditions of the acquisition method by address have been described, but the conditions of the acquisition method are not limited to the address. For example, access can be restricted depending on the size or content of the document data. For example, it is possible to limit the document data acquired by the
なお、これらの場合、複合機30が文書データを読み取るおそれがあるので、予めウィルスチェックを行うサーバなどで文書データをチェックしておくことが好ましい。
In these cases, since the
また、携帯端末10のユーザ名(例えば認証情報13bのユーザ名)を条件にしたり、クラウドストレージアクセス情報13aのユーザ名で制限したりしてもよい。例えば、複合機30が社内にあれば社員のうち所定のユーザのみが複合機30をクラウドストレージ50にアクセスさせることができる。このように、近距離無線通信で複合機30が取得した情報であれば、複合機30はそれを使ってアクセス制限できる。
Further, the user name of the mobile terminal 10 (for example, the user name of the
また、複合機30ではユーザの認証が行われているので、複合機30で認証が成立したユーザ名(認証情報13bのユーザ名)とクラウドストレージアクセス情報13aのユーザ名とが一致しないと、複合機30がクラウドストレージ50にアクセスしないという制限も考えられる。
Further, since the user is authenticated in the
また、携帯端末10と複合機30が近距離無線通信で通信した時刻に基づいて、特定の時間帯にのみクラウドストレージ50へのアクセスを許可するというアクセス制限も可能である。さらに、特定のユーザにのみアクセスを許可するなど、ユーザと時間を組み合わせてもよい。
Further, it is possible to restrict access by permitting access to the
さらに、複合機30が設置されている会社が支給した携帯端末10のみがクラウドストレージ50経由の印刷を許可されてもよい。会社指定の携帯端末10なので認証情報13bのユーザ名は会社が固定したユーザ名である。従って、クラウドストレージ50を使用するユーザを会社が指定することができる。
Further, only the
図12は、取得方法の条件に合致しない場合に複合機30が行う処理を示すシーケンス図の一例を示す。図12は、図9BのステップS1.11.1に続いて実行される。
FIG. 12 shows an example of a sequence diagram showing a process performed by the
S2:複合機30のデータ解析部33は上記のように、携帯端末10から認証情報13b、クラウドストレージアクセス情報13a、及び、データURLを取得し、ユーザの認証が完了している。データ解析部33はデータ保存部13に取得方法の条件を要求する。
S2: As described above, the
S3:データ解析部33はデータ保存部13に保存されている取得方法の条件を取得すると、取得方法の条件と認証情報13b、取得方法の条件とクラウドストレージアクセス情報13a、又は、取得方法の条件と認証情報13b及びクラウドストレージアクセス情報13aを比較して、クラウドストレージ50から文書データを取得してよいか否かを判断する。文書データを取得できる場合、図9BのステップS2以降が実施される。
S3: When the
S4:データ解析部33がアクセス不可と判断した場合、データ解析部33はユーザI/F部36にエラーの表示を要求する。
S4: When the
S4.1:ユーザI/F部36の表示制御部38はアクセス不可である旨を操作パネル202に表示する。これにより、ユーザはクラウドストレージ50にアクセスして文書データを印刷できないことを把握できる。
S4.1: The display control unit 38 of the user I /
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態の通信システム100は、携帯端末10が公衆回線を通じて、インターネット上のユーザが任意に使用できるクラウドストレージ50に文書データを保存し、近距離無線通信で文書データの取得方法を送信するので、複合機30に専用のサーバが必要ない。また、公衆回線を介してインターネットに接続するために携帯端末10が使用する装置(通信I/F107)と、複合機30との接続に使用する近距離無線通信装置109は別の装置なので、文書データをクラウドストレージ50に送信した後、ユーザは無線LANとの接続に切り替える必要がない。
<Summary>
As described above, in the
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
<Other application examples>
Although the best mode for carrying out the present invention has been described above with reference to examples, the present invention is not limited to these examples, and various modifications are made without departing from the gist of the present invention. And substitutions can be made.
例えば、携帯端末10がインターネットへ接続する際は公衆回線を利用すると記載したが、3G/4G/LTEなどの公衆回線以外にも近距離無線通信装置と同時に使用できるインターネット接続であれば、これに限定されるものではない。例えば、WiMAXが知られている。
For example, it is described that the
また、公衆回線通信部11は第一の送信手段の一例であり、近距離無線通信部12は第二の送信手段の一例であり、近距離データ通信部32は第一の受信手段の一例であり、LAN通信部は第二の受信手段の一例であり、印刷部34は出力手段の一例である。ユーザI/F部36は第一の受付手段の一例であり、ユーザ操作受付部14は第二の受付手段の一例である。
The public
10 携帯端末
11 公衆回線通信部
12 近距離無線通信部
13 データ保存部
14 ユーザ操作受付部
30 複合機
31 LAN通信部
32 近距離データ通信部
33 データ解析部
34 印刷部
36 ユーザI/F部
50 クラウドストレージ
100 通信システム
10
Claims (15)
前記携帯端末は、
前記機器に出力させる出力データを前記情報処理装置に送信する第一の送信手段と、
前記情報処理装置から前記出力データを前記機器が取得するための前記出力データの取得先および前記情報処理装置への通信方法を指定する取得先指定情報を前記機器に送信する第二の送信手段と、を有し、
前記機器は、
前記携帯端末から前記取得先指定情報を受信する第一の受信手段と、
前記取得先指定情報に従って前記出力データを前記情報処理装置から取得する第二の受信手段と、
前記出力データを出力する出力手段と、
を有する通信システム。 A communication system in which a mobile terminal and an information processing device communicate with each other, a mobile terminal and a device communicate with each other, and the device and the information processing device communicate with each other.
The mobile terminal
A first transmission means for transmitting output data to be output to the device to the information processing device, and
A second transmission means for transmitting to the device the acquisition destination of the output data for the device to acquire the output data from the information processing device and the acquisition destination designation information for designating the communication method to the information processing device. Have,
The device is
A first receiving means for receiving the acquisition destination designation information from the mobile terminal, and
A second receiving means for acquiring the output data from the information processing apparatus according to the acquisition destination designation information, and
An output means for outputting the output data and
Communication system with.
前記認証情報による認証が成立した場合に、前記第二の受信手段は前記取得先指定情報に従って前記出力データを前記情報処理装置から取得する請求項3に記載の通信システム。 The acquisition destination designation information further includes authentication information for receiving authentication by the information processing apparatus.
The communication system according to claim 3, wherein when the authentication based on the authentication information is established, the second receiving means acquires the output data from the information processing apparatus according to the acquisition destination designation information.
前記第二の送信手段は近距離無線通信を使って前記機器に前記取得先指定情報を送信する請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信システム。 The first transmission means transmits the output data to the information processing device using a public line, and transmits the output data to the information processing device.
The communication system according to any one of claims 1 to 4, wherein the second transmission means transmits the acquisition destination designation information to the device using short-range wireless communication.
前記第二の受信手段が前記情報処理装置から前記出力データを取得するか否かに関する条件の設定を受け付ける第一の受付手段を有し、
前記第二の受信手段は、前記取得先指定情報が前記条件に合致した場合、前記情報処理装置から前記出力データを取得する請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信システム。 The device is
The second receiving means has a first receiving means for accepting the setting of conditions regarding whether or not to acquire the output data from the information processing apparatus.
The communication system according to any one of claims 1 to 5, wherein the second receiving means acquires the output data from the information processing apparatus when the acquisition destination designation information meets the conditions.
前記第一の送信手段は前記通信情報に基づいてユーザの選択を受け付けることで特定された前記出力データを前記情報処理装置に送信し、
前記第二の送信手段は前記機器との通信の開始を契機に、前記取得先指定情報を前記機器に送信する請求項1に記載の通信システム。 Communication information for communicating with the information processing device is stored in the mobile terminal in advance.
The first transmission means transmits the output data specified by accepting a user's selection based on the communication information to the information processing apparatus.
The communication system according to claim 1, wherein the second transmission means transmits the acquisition destination designation information to the device when the communication with the device is started.
前記機器に出力させる出力データを前記情報処理装置に送信する第一の送信手段と、
前記情報処理装置から前記出力データを前記機器が取得するための前記出力データの取得先および前記情報処理装置への通信方法を指定する取得先指定情報を前記機器に送信する第二の送信手段と、
を有する携帯端末。 A portable terminal that communicates with an information processing device and a device that outputs output data acquired from the information processing device.
A first transmission means for transmitting output data to be output to the device to the information processing device, and
A second transmission means for transmitting to the device the acquisition destination of the output data for the device to acquire the output data from the information processing device and the acquisition destination designation information for designating the communication method to the information processing device. ,
Mobile terminal with.
前記情報処理装置から前記出力データを取得するための前記出力データの取得先および前記情報処理装置への通信方法を指定する取得先指定情報を前記携帯端末から受信する第一の受信手段と、
前記取得先指定情報に従って前記出力データを前記情報処理装置から取得する第二の受信手段と、
前記出力データを出力する出力手段と、
を有する機器。 A device that communicates with a mobile terminal and an information processing device that receives output data output by the device from the mobile terminal.
A first receiving means for receiving acquisition destination designation information from the mobile terminal, which specifies an acquisition destination of the output data for acquiring the output data from the information processing apparatus and a communication method to the information processing apparatus.
A second receiving means for acquiring the output data from the information processing apparatus according to the acquisition destination designation information, and
An output means for outputting the output data and
Equipment with.
前記機器に出力させる出力データを前記情報処理装置に送信する第一の送信手段と、
前記情報処理装置から前記出力データを前記機器が取得するための前記出力データの取得先および前記情報処理装置への通信方法を指定する取得先指定情報を前記機器に送信する第二の送信手段、として機能させるためのプログラム。 An information processing device and a mobile terminal that communicates with a device that outputs output data acquired from the information processing device.
A first transmission means for transmitting output data to be output to the device to the information processing device, and
A second transmission means for transmitting to the device the acquisition destination of the output data for the device to acquire the output data from the information processing device and the acquisition destination designation information that specifies the communication method to the information processing device. A program to function as.
前記携帯端末によって行われる、
第一の送信手段が、前記機器に出力させる出力データを前記情報処理装置に送信するステップと、
第二の送信手段が、前記情報処理装置から前記出力データを前記機器が取得するための前記出力データの取得先および前記情報処理装置への通信方法を指定する取得先指定情報を前記機器に送信するステップと、
前記機器によって行われる、
第一の受信手段が、前記携帯端末から前記取得先指定情報を受信するステップと、
第二の受信手段が、前記取得先指定情報に従って前記出力データを前記情報処理装置から取得するステップと、
出力手段が、前記出力データを出力するステップと、
を有する通信方法。 It is a communication method of a communication system in which a mobile terminal and an information processing device communicate with each other, a mobile terminal and a device communicate with each other, and the device and the information processing device communicate with each other.
Performed by the mobile terminal,
A step in which the first transmission means transmits output data to be output to the device to the information processing device,
The second transmission means transmits to the device the acquisition destination designation information that specifies the acquisition destination of the output data for the device to acquire the output data from the information processing device and the communication method to the information processing device. Steps to do and
Performed by said equipment,
A step in which the first receiving means receives the acquisition destination designation information from the mobile terminal,
A step in which the second receiving means acquires the output data from the information processing device according to the acquisition destination designation information, and
When the output means outputs the output data,
Communication method with.
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