JP6839629B2 - ほうれん草汁含有飲食品 - Google Patents
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Description
ほうれん草汁の青臭さに対するマスキング効果:
ほうれん草濃縮汁(SVZ製、Brix42.4、ストレートBrix5)および下記表1に示した果汁を精製水に溶解して飲料を製造した。ほうれん草濃縮汁はストレート換算で10%、果汁はストレート換算で30%となるように調製した。熟練した5名のパネルにより、これらの飲料の風味を下記評価基準で評価し、評点をつけ、パネル全員の評点の合計からその平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。その結果を表1に示した。
評点 内容
3 : ほうれん草汁の青臭さが十分にマスキングされている
2 : ほうれん草汁の青臭さがマスキングされている
1 : ほうれん草汁の青臭さがあまりマスキングされていない
0 : ほうれん草汁の青臭さが全くマスキングされていない
<4段階判定基準>
判定 : 評点の平均点 : 内容
◎:2.25点を超え3点以下 :ほうれん草汁の青臭さが十分にマスキングされ
ている
○:1.5点を超え2.25点以下:ほうれん草汁の青臭さがマスキングされている
△:0.75点を超え1.5点以下:ほうれん草汁の青臭さがあまりマスキングされて
いない
×:0点以上0.75点以下 :ほうれん草汁の青臭さが全くマスキングされてい
ない
ほうれん草汁含有飲料の調製(1):
ほうれん草汁と、果汁としてブドウ果汁を用いて飲料を調製した。ほうれん草汁として、ほうれん草濃縮汁(SVZ製、Brix42.4、ストレートBrix5)を使用した。ブドウ果汁としては、白ブドウ果汁(白ぶどう濃縮果汁:長野サンヨーフーズ製、Brix55、ストレートBrix11)または赤ブドウ果汁(レッドグレープ濃縮果汁:インベルテック製、Brix67、ストレートBrix11)を使用した。ほうれん草濃縮汁1.18g、ストレート換算で下記表2の含有量となるようにブドウ果汁を精製水に加え、全量が100gとなる飲料を調製した。当該飲料のほうれん草汁のストレート換算の含有量は10%となる。熟練した5名のパネルにより、これらの飲料のほうれん草の青臭さに対するマスキング効果と風味の総合評価を下記評価基準で評価し、評点をつけ、パネル全員の評点の合計からその平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。その結果を表2に示した。
<マスキング効果評価基準>
評点 内容
3 : ほうれん草汁の青臭さが十分にマスキングされている
2 : ほうれん草汁の青臭さがマスキングされている
1 : ほうれん草汁の青臭さがあまりマスキングされていない
0 : ほうれん草汁の青臭さが全くマスキングされていない
<4段階判定基準>
判定 : 評点の平均点 : 内容
◎:2.25点を超え3点以下 :ほうれん草汁の青臭さが十分にマスキングされ
ている
○:1.5点を超え2.25点以下:ほうれん草汁の青臭さがマスキングされている
△:0.75点を超え1.5点以下:ほうれん草汁の青臭さがあまりマスキングされて
いない
×:0点以上0.75点以下 :ほうれん草汁の青臭さが全くマスキングされてい
ない
評点 内容
3 : ほうれん草の風味とブドウの風味のバランスがとても良い
2 : ほうれん草の風味とブドウの風味のバランスが良い
1 : ほうれん草の風味とブドウの風味のバランスがあまり良くない
0 : ほうれん草の風味とブドウの風味のバランスが悪い
<4段階判定基準>
判定 : 評点の平均点 : 内容
◎:2.25点を超え3点以下 :ほうれん草の風味とブドウの風味のバランスが
とても良い
○:1.5点を超え2.25点以下:ほうれん草の風味とブドウの風味のバランスが良
い
△:0.75点を超え1.5点以下:ほうれん草の風味とブドウの風味のバランスがあ
まり良くない
×:0点以上0.75点以下 :ほうれん草の風味とブドウの風味のバランスが悪
い
ほうれん草汁含有飲料の調製(2):
ほうれん草汁と、果汁としてブドウ果汁を用いて飲料を調製した。ほうれん草汁として、ほうれん草濃縮汁(SVZ製、Brix42.4、ストレートBrix5)を使用した。ブドウ果汁としては、白ブドウ果汁(白ぶどう濃縮果汁:長野サンヨーフーズ製、Brix55、ストレートBrix11)または赤ブドウ果汁(レッドグレープ濃縮果汁:インベルテック製、Brix67、ストレートBrix11)を使用した。白ブドウ果汁6g(赤ブドウ果汁の場合は4.9g)、ストレート換算で下記表3の含有量となるようにほうれん草汁を精製水に加え、全量が100gとなる飲料を調製した。当該飲料のブドウ果汁のストレート換算の含有量は30%となる。熟練した5名のパネルにより、これらの飲料のほうれん草の青臭さに対するマスキング効果と風味の総合評価を実施例2と同様の評価基準で評価し、評点をつけ、パネル全員の評点の合計からその平均値を算出し、実施例2と同様の4段階判定基準により判定した。その結果を表3に示した。
ほうれん草汁含有飲料の調製(3)
果汁として、ストロベリー果汁(ストロベリー透明濃縮果汁:オーストリアジュース製、Brix65、ストレートBrix7)またはグレープフルーツ果汁(グレープフルーツ混濁濃縮果汁、GAT製、Brix60.5、ストレートBrix9)を使用した以外は実施例2と同様にして飲料を製造した。熟練した5名のパネルにより、これらの飲料のほうれん草の青臭さに対するマスキング効果と風味の総合評価を下記評価基準で評価し、評点をつけ、パネル全員の評点の合計からその平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。その結果を表4に示した。
<マスキング効果評価基準>
評点 内容
3 : ほうれん草汁の青臭さが十分にマスキングされている
2 : ほうれん草汁の青臭さがマスキングされている
1 : ほうれん草汁の青臭さがあまりマスキングされていない
0 : ほうれん草汁の青臭さが全くマスキングされていない
<4段階判定基準>
判定 : 評点の平均点 : 内容
◎:2.25点を超え3点以下 :ほうれん草汁の青臭さが十分にマスキングされ
ている
○:1.5点を超え2.25点以下:ほうれん草汁の青臭さがマスキングされている
△:0.75点を超え1.5点以下:ほうれん草汁の青臭さがあまりマスキングされて
いない
×:0点以上0.75点以下 :ほうれん草汁の青臭さが全くマスキングされてい
ない
評点 内容
3 : ほうれん草の風味とストロベリーまたはグレープフルーツの風味のバラン
スがとても良い
2 : ほうれん草の風味とストロベリーまたはグレープフルーツの風味のバラン
スが良い
1 : ほうれん草の風味とストロベリーまたはグレープフルーツの風味のバラン
スがあまり良くない
0 : ほうれん草の風味とストロベリーまたはグレープフルーツの風味のバラン
スが悪い
<4段階判定基準>
判定 : 評点の平均点 : 内容
◎:2.25点を超え3点以下 :ほうれん草の風味とストロベリーまたはグレープ
フルーツの風味のバランスがとても良い
○:1.5点を超え2.25点以下:ほうれん草の風味とストロベリーまたはグレー
プフルーツの風味のバランスが良い
△:0.75点を超え1.5点以下:ほうれん草の風味とストロベリーまたはグレー
プフルーツの風味のバランスがあまり良くない
×:0点以上0.75点以下 :ほうれん草の風味とストロベリーまたはグレー
プフルーツの風味のバランスが悪い
Claims (2)
- ほうれん草汁を含む飲食品に、ブドウ果汁、グレープフルーツ果汁およびストロベリー果汁よりなる群から選ばれる1種以上の果汁を、ほうれん草汁に対し質量比1:1〜1:6となる量で添加することを特徴とするほうれん草汁の青臭さを軽減する方法。
- ブドウ果汁、グレープフルーツ果汁およびストロベリー果汁よりなる群から選ばれる1種以上の果汁を有効成分とし、ほうれん草汁に対し質量比1:1〜1:6となる量で添加することを特徴とするほうれん草汁の青臭さ改善剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017154050A JP6839629B2 (ja) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | ほうれん草汁含有飲食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017154050A JP6839629B2 (ja) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | ほうれん草汁含有飲食品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019030266A JP2019030266A (ja) | 2019-02-28 |
JP6839629B2 true JP6839629B2 (ja) | 2021-03-10 |
Family
ID=65522474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017154050A Active JP6839629B2 (ja) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | ほうれん草汁含有飲食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6839629B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111568151B (zh) * | 2020-02-29 | 2021-08-24 | 佛山市云米电器科技有限公司 | 果蔬重量计算方法、装置、果汁机及存储介质 |
Family Cites Families (5)
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JPH089939A (ja) * | 1994-06-30 | 1996-01-16 | Yakult Honsha Co Ltd | 透明野菜汁の製造法 |
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JP4943770B2 (ja) * | 2006-08-18 | 2012-05-30 | 株式会社 伊藤園 | 容器詰飲料 |
JP2009171881A (ja) * | 2008-01-23 | 2009-08-06 | Suntory Holdings Ltd | 野菜飲料 |
JPWO2009107878A1 (ja) * | 2008-02-29 | 2011-07-07 | 株式会社 伊藤園 | アデニンを高濃度に含有する野菜エキス、該野菜エキスを含むアデニン含有容器詰飲料、該野菜エキスを有効成分として含有してなる経口血圧降下剤組成物及びその製造方法 |
-
2017
- 2017-08-09 JP JP2017154050A patent/JP6839629B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019030266A (ja) | 2019-02-28 |
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