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JP6836392B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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JP6836392B2 JP2016255638A JP2016255638A JP6836392B2 JP 6836392 B2 JP6836392 B2 JP 6836392B2 JP 2016255638 A JP2016255638 A JP 2016255638A JP 2016255638 A JP2016255638 A JP 2016255638A JP 6836392 B2 JP6836392 B2 JP 6836392B2
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Description

本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品に関する。
従来より、スキンケア剤の塗布された使い捨ておむつが種々提案されている。
例えば、特許文献1には、疎水性のローションをトップシートの表面に配した使い捨ておむつが記載されている。また、特許文献2及び3には、親水性のローションをトップシートの表面に配した使い捨ておむつが記載されている。
特表2008−522772号公報 特表2010−525862号公報 特開2010−75733号公報
特許文献1に記載の使い捨ておむつは、疎水性のローションをトップシートの表面に配しているので、体液吸収性を向上させることが難しい。
また、特許文献2及び3に記載の使い捨ておむつは、親水性のローションを使用しているので、体液吸収性に関しては何ら問題がなく、体液を吸収することができる。しかし、使用中の体液の横漏れを防止するために疎水性にしておきたいおむつの構成部材に、親水性のローションが付着してしまうと、親水性のローションの付着部分に起因して、体液の漏れを誘発してしまう。特許文献2及び3には、疎水性にしておきたいおむつの構成部材に、親水性のローションが付着することを防止するためのローションの塗布位置に関して、具体的に記載されていない。
したがって本発明は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性物品を提供することにある。
本発明は、液保持性の吸収体と該吸収体の肌対向面側に液透過性の表面シートとを有する吸収性本体を具備し、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを備えると共に、該股間部に配される股下領域並びにその前後に延在する腹側領域及び背側領域を備える吸収性物品であって、前記吸収性本体は、その縦方向に沿う両側部に、縦方向に伸長状態の弾性部材を配した一対の防漏カフを有し、前記防漏カフは、股下領域では、着用状態において起立するように形成されており、前記吸収性本体は、前記弾性部材の収縮力に抗して伸長させ前記一対の防漏カフを横方向内方に前記表面シートの肌対向面上に倒伏させた状態で、前記表面シートにおける倒伏した該一対の防漏カフで挟まれた領域内に、親水性のスキンケア剤が配されたスキンケア配置部分を含むスキンケア剤配置領域を有し、股下領域において、前記スキンケア剤の配置量は、前記スキンケア剤配置領域の縦方向に沿う剤配置両側部よりも該剤配置両側部の間の剤配置中央部の方が多い、吸収性物品である。
本発明によれば、体液吸収性に優れ、スキンケア剤の付着に起因する体液の漏れが発生し難い吸収性物品が提供される。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態である展開型使い捨ておむつの肌対向面即ち表面シート側を模式的に示す平面図であり、各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた展開状態における平面図である。 図2は、図1のII−II線断面を模式的に示す横断面図である。 図3は、図1のIII−III線断面を模式的に示す横断面図である。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい一実施形態である展開型使い捨ておむつの一例に基づき図面を参照して説明する。図1〜図3には、本実施形態の展開型使い捨ておむつ1が示されている。おむつ1は、液保持性の吸収体4と吸収体4の肌対向面側に液透過性の表面シート2とを有する吸収性本体10を具備する。吸収性本体10を具備するおむつ1は、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向Xとこれに直交する横方向Yとを備えると共に、該股間部に配される股下領域1M並びにその前後に延在する腹側領域1F及び背側領域1Rを備える。腹側領域1F、股下領域1M及び背側領域1Rは、おむつ1を縦方向Xに三等分した場合の各領域に相当する。股下領域1Mは、おむつ1の着用時に着用者のペニス、肛門等の排泄部に対向配置される排泄部対向部を有しており、該排泄部対向部は通常、おむつ1の縦方向Xの中央部又はその近傍に位置している。尚、縦方向X及び横方向Yからなる面方向に直交する垂直方向である厚み方向をZ方向として説明する。
おむつ1では、吸収性本体10は、図1及び図2に示すように、吸収性材料を含む吸収性コア40を有する吸収体4と、吸収体4の肌対向面側に配され、吸収体4よりも着用者の肌に近くに位置して着用時に着用者の肌と接触し得る液透過性の表面シート2と、吸収体4の非肌対向面側に配され、吸収体4よりも着用者の肌から遠くに位置する液不透過性ないし撥水性の裏面シート3とを具備している。おむつ1の吸収性本体10は、図1に示す如き平面視において、股下領域1Mに位置する縦方向Xの中央部が内方に括れ且つ一方向即ち縦方向Xに長い縦長の形状をなしている。表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ、両シート2,3間に介在配置された吸収体4よりも大きな寸法を有し、図1に示す如き展開且つ伸長状態のおむつ1の外形を形成している。
尚、本明細書において、「肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材(例えば吸収体4)における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌に近い側であり、「非肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に肌側とは反対側(着衣側)に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌から遠い側である。尚、ここでいう「着用時」は、通常の適正な着用位置が維持された状態を意味する。
おむつ1の吸収性本体10は、腹側領域1F及び背側領域1Rそれぞれのウエスト部、即ち縦方向Xの端部における表面シート2と裏面シート3との間に、糸状又は帯状の弾性部材(不図示)が、おむつ1の横方向Yの略全長に亘って横方向Yに伸長状態で固定されており、これにより、おむつ1の着用時における該ウエスト部には、該弾性部材(不図示)の収縮によりウエストギャザーが形成されるようになっていることが好ましい。また、背側領域1Rにおける着用者の胴周りに対応する胴周り部における表面シート2と裏面シート3との間には、糸状又は帯状の弾性部材(不図示)が横方向Yに伸長状態で複数固定されており、これにより、おむつ1の着用時における該胴周り部には、該弾性部材(不図示)の収縮により胴周りギャザーが形成されるようになっていることが好ましい。
おむつ1の吸収性本体10は、図1に示すように、その縦方向Xに沿う両側部10s,10sに、縦方向Xに伸長状態の弾性部材11を配した一対の防漏カフ5,5を有している。防漏カフ5は、股下領域1Mでは、着用状態において起立するように形成されている。好適に、吸収性本体10の各側部10sには、防漏カフ5が表面シート2の肌当接面側であって、且つ側部10sの縦方向X全域に亘って配されている。防漏カフ5は、縦方向Xに沿う内側縁部と、横方向Yの外方に位置して縦方向Xに沿う外側縁部とを有し、図1に示す如き平面視において、該内側縁部は吸収体4と重なり、該外側縁部は吸収体4の縦方向Xに沿う側縁から横方向Yの外方に延出し、図2及び図3に示すように、裏面シート3と接合されている。防漏カフ5の内側縁部には、糸状の弾性部材11が縦方向Xに沿って伸長状態で固定されている。前記内側縁部は、少なくとも股下領域1M、具体的には例えば、股下領域1M並びに腹側領域1F及び背側領域1Rにおける股下領域1M寄りの部分においては、表面シート2をはじめとするおむつ1の他の構成部材と非接合の自由端部とされている。そして、腹側領域1F及び背側領域1Rにおける縦方向Xの前後端部においては、防漏カフ5は、前記内側縁部が内向きに倒伏された状態で表面シート2に接合されている。股下領域1Mでは、前記自由端部に配された弾性部材11の収縮力により、着用状態において、該自由端部から固定された前記外側縁部までの部分が、表面シート2から離間して着用者の身体に向けて起立し、吸収性本体10から横方向Y外方への体液の漏れが防止できるようになる。
また、図1に示すように、着用者の脚周りに配される左右のレッグ部における防漏カフ5と裏面シート3との間には、糸状の弾性部材12が縦方向Xに沿って伸長状態で固定されており、これにより、おむつ1の着用時における該レッグ部には、弾性部材12の収縮により一対のレッグギャザーが形成されるようになる。表面シート2、裏面シート3、吸収体4、防漏カフ5及び各弾性部材11〜12は、ホットメルト接着剤等の公知の接合手段により互いに接合されている。
おむつ1では、図1に示すように、吸収性本体10の背側領域1Rの縦方向Xに沿う両側縁部には、一対のファスニングテープ6,6が設けられている。ファスニングテープ6には、機械的面ファスナーのオス部材からなる止着部61が取り付けられている。また、おむつ1の腹側領域1Fの非肌対向面には、機械的面ファスナーのメス部材からなる被止着領域7が形成されている。被止着領域7は、腹側領域1Fの非肌対向面を形成する裏面シート3の非肌対向面に、機械的面ファスナーのメス部材を公知の接合手段、例えば接着剤やヒートシール等で接合固定して形成されており、ファスニングテープ6の止着部61を着脱自在に止着可能になされている。
表面シート2としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来使用されている各種のものを特に制限なく用いることができ、尿や便などの体液を透過し得る液透過性シートであることを前提として、合成繊維又は天然繊維からなる織布や不織布、多孔性シート等を用いることができる。表面シート2の一例として、コットン等の天然繊維を材料とする不織布や、各種合成繊維に親水化処理を施したものを材料とする不織布を用いることができる。例えば、芯成分にポリプロピレンやポリエステル、鞘成分にポリエチレンを用いた、芯鞘構造型(サイドバイサイド型も含む)複合繊維をカーディングによりウエブ化した後、エアスルー法によって不織布(この後所定箇所に開孔処理を施しても良い)としたものが挙げられる。また、透液性の高さの点(ドライ感)から、低密度ポリエチレン等のポリオレフィンからなる開孔シートも好ましく用いることができる。
裏面シート3としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来使用されている各種のものを特に制限なく用いることができ、液不透過性(撥水性を含む)で、且つ透湿性のものが好ましく用いられる。具体的に十分な水蒸気透過性を得るために、炭酸カルシウム等のフィラーからなる微粉を分散させたポリエチレン等の合成樹脂製のフィルムを延伸し、微細な孔を設けた多孔質フィルムは、裏面シート3として好適に使用できる。
防漏カフ5としては、裏面シート3として使用可能な液難透過性(撥水性・疎水性を含む)のシートを用いることができる。
吸収体4は、図1に示すように、液保持性の吸収性コア40と、吸収性コア40を被覆するコアラップシート41とを含んで構成されている。吸収性コア40とコアラップシート41との間は、後述するヨレ規制部43を除き、ホットメルト接着剤等の公知の接合手段により接合されていることが好ましい。吸収体4を構成する吸収性コア40は、図1に示す如き平面視において、股下領域1Mでは、縦方向Xに沿う両側部が横方向Y内方に括れている。好適に、吸収性コア40は、股下領域1Mに位置する縦方向Xの中央部が内方に括れた砂時計状で且つ縦方向Xに長い縦長の形状を有している。
吸収性コア40は吸収性材料を主体として構成され、吸収性コア40における吸収性材料の含有量は通常ほぼ100質量%である。吸収性材料としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来使用されている各種のものを特に制限なく用いることができ、例えば、木材パルプ等のセルロース系繊維、親水化剤により処理された合繊繊維等の親水性繊維や吸水性ポリマーが挙げられる。吸収性コア40の構成として、親水性繊維の積繊体、あるいは該積繊体に吸水性ポリマーを担持させた構成、あるいは吸水性ポリマーのみからなる構成を例示できる。
コアラップシート41としては、この種の吸収性物品に従来用いられているものと同様のものを用いることができ、例えば、ティッシュペーパー等が挙げられる。
おむつ1では、吸収性コア40は、図1及び図2に示すように、股下領域1Mでは、縦方向Xに延びる複数条のヨレ規制部43,43・・・を有している。各ヨレ規制部43は、おむつ1では、吸収性コア40の股下領域1Mのみならず、背側領域1Rから腹側領域1Fに亘って、縦方向Xに平行に形成されている。おむつ1では、図1に示すとおり4条のヨレ規制部43,43,43,43を有しているが、ヨレ規制部の本数はこれに限られない。
ヨレ規制部43は、おむつ1を着用した状態において、該おむつ1に外力が加わったときに、吸収性コア40の変形の起点ないし優先的に圧縮される部位である。この目的のために、各ヨレ規制部43は、例えば、縦方向Xに延びる溝、圧搾溝又は非積繊部等から形成されている。溝とは、底部を有する所定幅の細長い凹部のことであり、該凹部の底部の坪量が該凹部を除く周辺部分の坪量よりも低いものである。圧搾溝とは、底部を有する所定幅の細長い凹部のことであり、該凹部の底部の密度が該凹部を除く周辺部分の密度よりも高くなっているが、該凹部の底部の坪量と該凹部を除く周辺部分の坪量と同じものである。非積繊部とは、溝から底部を除去したものであり、吸収性コア40を構成する吸収性材料が存在していない空隙部位のことである。おむつ1では、図2及び図3に示すように、各ヨレ規制部43が、吸収性コア40の非肌対向面側に形成された溝であり、吸収性コア40の肌対向面側が平坦となっている。該溝であるヨレ規制部43は、吸収性コア40の非肌対向面側から肌対向面側に向かって窪んだ凹部形状に形成されている。
おむつ1では、ヨレ規制部43は、その幅、すなわち横方向Yに沿った長さが、縦方向Xのいずれの位置においても同じであることが好ましい。
おむつ1では、4条のヨレ規制部43,43,43,43は、それらの幅が同じでもよく、あるいは異なっていてもよい。特に各ヨレ規制部43の幅が同じであると、外力が加わった時に均一に吸収体幅が圧縮され、ヨレをコントロールし、意図せぬヨレが発生しにくくなるので好ましい。この利点を一層顕著にする観点から、各ヨレ規制部43の幅は、0.5mm以上であることが好ましく、1mm以上であることが更に好ましく、また、20mm以下であることが好ましく、10mm以下であることが更に好ましく、具体的には、0.5mm以上20mm以下であることが好ましく、1mm以上10mm以下であることが更に好ましい。
おむつ1では、4条のヨレ規制部43,43,43,43は、縦方向Xに沿った長さが同じでもよく、あるいは異なっていてもよい。特に各ヨレ規制部43の長さが同じであると、着用時のフィット性がより良好となるので好ましい。この利点を一層顕著にする観点から、各ヨレ規制部43の長さは、30mm以上であることが好ましく、100mm以上であることが更に好ましく、また、500mm以下であることが好ましく、400mm以下であることが更に好ましく、具体的には、30mm以上500mm以下であることが好ましく、100mm以上400mm以下であることが更に好ましい。
ヨレ規制部43を除く吸収性コア40の坪量は、おむつ1の着用時の違和感を抑制し、フィット性を向上させる観点から、300g/m2以上900g/m2以下であることが好ましく、350g/m2以上800g/m2以下であることが更に好ましい。
ヨレ規制部43の坪量、言い換えれば、ヨレ規制部43に位置する吸収性コア40の部分の坪量は、ヨレ規制部43を除く吸収性コア40の坪量よりも低く、おむつ1の着用時の違和感を抑制し、フィット性を向上させる観点から、0g/m2以上500g/m2以下であることが好ましく、0g/m2以上400g/m2以下であることが更に好ましい。尚、吸収性コア40の坪量が0g/m2であるとは、ヨレ規制部43が吸収性材料が存在しない非積繊部であることを意味する。
おむつ1に用いられる吸収性コア40は、例えば周面に凹部が形成された積繊ドラムを用い、該凹部内にパルプ繊維等の親水性繊維及び吸水性ポリマーの粒子からなる吸収性材料を堆積させて積繊体を製造するときに、該凹部の底部を構成する通気性部材のうち、低坪量領域であるヨレ規制部43となるべき部位を低通気性とすることで製造できる。即ち、前記の通気性部材のうち、ヨレ規制部43の形成予定部の位置に非通気の非積繊部位とすればよい。
おむつ1では、吸収性本体10は、図1〜図3に示すように、弾性部材11の収縮力に抗して伸長させ一対の防漏カフ5,5を横方向Y内方に表面シート2の肌対向面上に倒伏させた状態で、表面シート2における倒伏した一対の防漏カフ5,5で挟まれた領域内に、親水性のスキンケア剤が配されたスキンケア配置部分8を含むスキンケア剤配置領域8Tを有している。ここで、「弾性部材11の収縮力に抗して伸長させ一対の防漏カフ5,5を横方向Y内方に表面シート2の肌対向面上に倒伏させた状態」とは、各部の弾性部材11,12等を伸長させて、おむつ1全体を、設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで広げた状態を意味する。おむつ1では、スキンケア剤配置領域8Tは、表面シート2の肌対向面上に配され、横方向Yにおいては、一対の防漏カフ5,5で挟まれた領域内、具体的には、一対の防漏カフ5,5の弾性部材11の配された自由端部どうしで挟まれた領域内に配されており、縦方向Xにおいては、少なくとも股下領域1Mに亘って配されていればよく、おむつ1では、腹側領域1Fから背側領域1Rに亘って配されている。このように、スキンケア剤配置領域8Tは、表面シート2における各防漏カフ5と重なる位置には形成されておらず、スキンケア剤が防漏カフ5に付着し難くなっている。
スキンケア剤配置領域8Tにおいては、スキンケア剤がスキンケア剤配置領域8Tの全面に亘って配されていてもよく、スキンケア剤がスキンケア剤配置領域8Tの全面に亘って配されていなくてもよい。おむつ1では、図1に示すように、スキンケア剤がスキンケア剤配置領域8Tの全面に亘って配されているわけではなく、スキンケア剤配置領域8Tには、吸収性コア40のヨレ規制部43を除く位置に対応する位置に、スキンケア剤が配置されており、スキンケア剤の配されたスキンケア剤の配置部分8が形成されている。図2及び図3に示すように断面視して、スキンケア剤の配置部分8は、ヨレ規制部43と重なる位置に配されておらず、横方向Yに隣り合うスキンケア剤の配置部分8,8どうしの間には、スキンケア剤が配置されていない部分となっている。スキンケア剤の配置部分8は、おむつ1では、少なくとも股下領域1Mに亘って配された股下配置部分8Mと、腹側領域1Fに亘ってのみ配された腹側配置部分8Fと、背側領域1Rに亘ってのみ配された背側配置部分8Rとを有している。
おむつ1では、股下配置部分8Mは、図1に示すように、吸収性コア40の横方向Yに隣り合うヨレ規制部43,43どうしの間に対応する位置に形成されており、3か所に形成されている。3つの股下配置部分8M,8M,8Mは、腹側領域1Fから股下領域1Mを介して背側領域1Rに亘って連続して帯状に形成されている。3つの股下配置部分8M,8M,8Mは、それらの幅が同じでもよく、あるいは異なっていてもよいが、おむつ1では、各股下配置部分8Mの幅W1(図2参照)が同じに形成されている。各股下配置部分8Mの幅W1は、1mm以上であることが好ましく、3mm以上であることが更に好ましく、また、20mm以下であることが好ましく、10mm以下であることが更に好ましく、具体的には、1mm以上20mm以下であることが好ましく、3mm以上10mm以下であることが更に好ましい。
おむつ1では、3つの股下配置部分8M,8M,8Mは、縦方向Xに沿った長さが同じでもよく、あるいは異なっていてもよいが、おむつ1では、図1に示すように、各股下配置部分8Mの長さが同じになっている。各股下配置部分8Mの長さは、100mm以上であることが好ましく、150mm以上であることが更に好ましく、また、600mm以下であることが好ましく、450mm以下であることが更に好ましく、具体的には、100mm以上600mm以下であることが好ましく、150mm以上450mm以下であることが更に好ましい。
ここで、股下配置部分8Mが縦方向Xに間欠に配されている場合には、股下配置部分8Mの縦方向Xの長さは、最も縦方向X端部に配置された部分を含む、全体の長さとする。
おむつ1では、腹側配置部分8Fは、図1に示すように、スキンケア剤配置領域8Tの縦方向Xに沿う両側部における腹側領域1Fにのみ連続して帯状に配されており、おむつ1では一対で形成されている。各腹側配置部分8Fは、横方向Yにおいて、最も横方向Y外方に位置するヨレ規制部43よりも横方向Y外方で、且つ、防漏カフ5の弾性部材11の配された自由端部よりも横方向Y内方に配されている。
おむつ1では、背側配置部分8Rは、図1に示すように、スキンケア剤配置領域8Tの縦方向Xに沿う両側部における背側領域1Rにのみ連続して帯状に配されており、おむつ1では一対で形成されている。各背側配置部分8Rは、横方向Yにおいて、最も横方向Y外方に位置するヨレ規制部43よりも横方向Y外方で、且つ、防漏カフ5の弾性部材11の配された自由端部よりも横方向Y内方に配されている。
おむつ1では、各腹側配置部分8F及び各背側配置部分8Rは、それらの幅が同じでもよく、あるいは異なっていてもよいが、おむつ1では、各腹側配置部分8F及び各背側配置部分8Rの幅W2(図3参照)が同じに形成されている。各腹側配置部分8F及び各背側配置部分8Rの幅W2の幅は、1mm以上であることが好ましく、3mm以上であることが更に好ましく、また、20mm以下であることが好ましく、10mm以下であることが更に好ましく、具体的には、1mm以上20mm以下であることが好ましく、3mm以上10mm以下であることが更に好ましい。
おむつ1では、各腹側配置部分8F及び各背側配置部分8Rは、縦方向Xに沿った長さが同じでもよく、あるいは異なっていてもよいが、おむつ1では、図1に示すように、各腹側配置部分8F及び各背側配置部分8Rの長さが同じになっている。各腹側配置部分8F及び各背側配置部分8Rの長さは、股下配置部分8Mの長さよりも短く、腹側領域1F又は背側領域1Rの長さよりも短く、20mm以上であることが好ましく、30mm以上であることが更に好ましく、また、100mm以下であることが好ましく、80mm以下であることが更に好ましく、具体的には、20mm以上100mm以下であることが好ましく、30mm以上80mm以下であることが更に好ましい。
おむつ1では、股下領域1Mにおけるスキンケア剤の配置部分8の横方向Yの長さの合計が、腹側領域1F及び背側領域1Rの何れか一方におけるスキンケア剤の配置部分8の横方向Yの長さの合計よりも小さくなっている。上述したように、おむつ1では、図1に示すように、スキンケア剤の配置部分8は、おむつ1では、3つの股下配置部分8M,8M,8Mが、腹側領域1Fから股下領域1Mを介して背側領域1Rに亘って形成されており、一対の腹側配置部分8F,8Fが腹側領域1Fに亘ってのみ形成されており、一対の背側配置部分8R,8Rが背側領域1Rに亘ってのみ形成されている。その為、おむつ1では、股下領域1Mでの配置部分8の横方向Yの長さの合計は、股下配置部分8Mの横方向Yの長さ(幅)W1の3倍の長さとなり、腹側領域1Fでの配置部分8の横方向Yの長さの合計は、股下配置部分8Mの横方向Yの長さ(幅)W1の3倍の長さと腹側配置部分8Fの横方向Yの長さ(幅)W2の2倍の長さとの総和となり、背側領域1Rでの配置部分8の横方向Yの長さの合計は、股下配置部分8Mの横方向Yの長さ(幅)W1の3倍の長さと背側配置部分8Rの横方向Yの長さ(幅)W2の2倍の長さとの総和となっている。従って、おむつ1では、股下領域1Mにおけるスキンケア剤の配置部分8の横方向Yの長さの合計が、腹側領域1F及び背側領域1Rそれぞれにおけるスキンケア剤の配置部分8の横方向Yの長さの合計よりも小さくなっている。
おむつ1では、股下領域1Mにおいて、スキンケア剤の配置量が、スキンケア剤配置領域8Tの縦方向Xに沿う剤配置両側部8Ts,8Tsそれぞれよりも剤配置両側部8Ts,8Tsの間の剤配置中央部8Tcの方が多くなっている。ここで、剤配置両側部8Ts,8Ts及び剤配置中央部8Tcの区分は、おむつ1のように、股下領域1Mにおいて、3つの股下配置部分8M,8M,8Mを有している場合には、横方向Y中心の1つの股下配置部分8Mが剤配置中央部8Tcであり、該1つの股下配置部分8M以外の残りの股下配置部分8M,8Mが剤配置両側部8Tsである。また、スキンケア剤がスキンケア剤配置領域8Tの全面に亘って配されている、或いは3つ以外の股下配置部分8Mを有する場合等で、剤配置両側部8Ts,8Ts及び剤配置中央部8Tcの区分がし難い場合には、スキンケア剤配置領域8Tを横方向Yに三等分し、三等分したスキンケア剤配置領域8Tにおける中央の部分を剤配置中央部8Tcとし、剤配置中央部8Tcの両脇に位置する残りの部分を剤配置両側部8Ts,8Tsとする。また、「スキンケア剤の配置量」とは、表面シート2にスキンケア剤を塗工して配されたスキンケア剤の量を意味する。
スキンケア剤の配置部分8を形成するために用いられる親水性のスキンケア剤としては、着用者の肌に対して保護、治癒等の効能を有するものを特に制限なく用いることができる。例えば、好ましいスキンケア剤として、下記式(I)で表されるジアミド誘導体が挙げられる。下記式(I)で表されるジアミド誘導体は、国際公開公報WO00/61097号に記載されている発明のジアミド誘導体であり、角質層の水分保持能力及びバリヤ機能を改善する、という薬効を有している。該ジアミド誘導体が、おむつ1の着用中に着用者の肌に移行すると、油性スキンケア剤として機能し、肌のかぶれを抑制/改善することができる。
Figure 0006836392
前記ジアミド誘導体を使用する場合、使用するジアミド誘導体は1種のみであってもよいし、2種以上を併用することもできる。
また、スキンケア剤の配置部分8を形成するために使用し得る他の親水性のスキンケア剤としては、例えば化粧品の分野においてエモリエント剤として用いられている油性スキンケア剤等を用いることができる。該他の親水性のスキンケア剤の具体例としては、流動パラフィン、シリコーンオイル、動植物油(オリーブ油、ホオバ油、ベニバナ油、スクワラン及びスクワレン等)、モノグリセライド、ジグリセライド、トリグリセライド、脂肪族エーテル(ミリスチル−1,3−ジメチルブチルエーテル、パルミチル−1,3−ジメチルブチルエーテル、ステアリル−1,3−ジメチルブチルエーテル、パルミチル−1,3−メチルプロピルエーテル、ステアリル−1,3−メチルプロピルエーテル等)、イソステアリル−コレステロールエステル、パラフィンワックス、C12〜C22脂肪酸、C12〜C44脂肪酸エーテル、C12〜C22脂肪アルコール、ワセリン、脂肪酸ソルビタンエステル(モノエステル、ジエステル、及びトリエステルのいずれでもよい。)、ポリオキシエチレン脂肪酸ソルビタンエステル(モノエステル、ジエステル、及びトリエステルのいずれでもよい。)、金属石験(ステアリン酸マグネシウム等)、ショ糖脂肪酸エステル、シクロデキストリン脂肪酸エステル、シリコーン、シリコーン系レジン、特開2004−298643号公報又は特表2008−522772号公報に記載されている発明で使用されるエモリエント剤やエモリエント剤と固定化剤を含むローション組成物等が挙げられる。
前記各種のスキンケア剤は、1種を単独で使用しても良いし、2種以上を併用しても良い。
表面シート2上に排泄された体液の透過性を低下させない観点から、C12〜C22脂肪アルコール(好ましくはステアリルアルコール)と、上式(I)のジアミド誘導体との混合物を好ましく用いることができる。ステアリルアルコールと上式(I)のジアミド誘導体との混合比(ステアリルアルコール/ジアミド誘導体)は、スキンケア剤の肌への移行性、スキンケア効果、使用時の感触、及び表面シート2の体液透過性の観点から、90/10〜50/50(質量%)であること好ましい。これらの混合物は、加熱してその流動性を高めてから、表面シート2上に塗工して付着させることが好ましい。表面シート2に付着させた後は、常温で放置することにより、流動性を低下させて、表面シート2に保持され易くする。
親水性のスキンケア剤を表面シート2上に塗工するコーティング方式としては、ダイスコーター方式、スロットスプレー方式、カーテンスプレー方式、メルトブローン方式、スパイラルスプレー方式、グラビア方式、ビード方式等が挙げられる。
スキンケア剤配置領域8Tにおけるスキンケア剤の配置量、言い換えれば、スキンケア剤が実際に塗工されている塗工量は、股下領域1Mにおいて、剤配置側部8Tsよりも剤配置中央部8Tcの方が多くなっており、剤配置側部8Tsのスキンケア剤の配置量に対する剤配置中央部8Tcのスキンケア剤の配置量の割合(剤配置中央部8Tcの配置量/剤配置側部8Tsの配置量)は、スキンケア剤の肌への効果、及び表面シートへ体液の透過性の観点から、1.5倍以上であることが好ましく、2倍以上であることが更に好ましく、また、100倍以下であることが好ましく、10倍以下であることが更に好ましく、具体的には、1.5倍以上100倍以下であることが好ましく、2倍以上10倍以下であることが更に好ましい。
具体的に、剤配置側部8Tsのスキンケア剤の配置量は、同様の観点から、0.05g/m2以上とすることが好ましく、0.10g/m2以上とすることが更に好ましく、そして、2.00g/m2以下とすることが好ましく、1.00g/m2以下とすることが更に好ましく、具体的には、0.05g/m2以上2.00g/m2以下とすることが好ましく、0.10g/m2以上1.00g/m2以下とすることが更に好ましい。
剤配置中央部8Tcのスキンケア剤の配置量は、同様の観点から、0.10g/m2以上とすることが好ましく、0.30g/m2以上とすることが更に好ましく、そして、5.00g/m2以下とすることが好ましく、3.00g/m2以下とすることが更に好ましく、具体的には、0.10g/m2以上5.00g/m2以下とすることが好ましく、0.30g/m2以上3.00g/m2以下とすることが更に好ましい。
尚、腹側配置部分8F、又は背側配置部分8Rのスキンケア剤の配置量は、0.05g/m2以上とすることが好ましく、0.10g/m2以上とすることが更に好ましく、そして、2.00g/m2以下とすることが好ましく、1.00g/m2以下とすることが更に好ましく、具体的には、0.05g/m2以上2.00g/m2以下とすることが好ましく、0.10g/m2以上1.00g/m2以下とすることが更に好ましい。
表面シート2の肌対向面に配されたスキンケア剤の配置部分8とイオン交換水との接触角は、90度未満であり、55度以上85度以下であることが好ましい。下記方法で測定される前記接触角が90度未満であればスキンケア剤の配置部分8が親水性であることを意味し、該接触角が小さいほど親水性が高い(疎水性が低い)ことを意味する。
<接触角の測定方法>
測定対象である表面シート2からスキンケア剤の配置部分8における繊維を取り出し、その繊維に対する水の接触角を測定する。測定装置として、協和界面科学株式会社製の自動接触角計MCA−Jを用いる。接触角の測定には蒸留水を用いる。インクジェット方式水滴吐出部(クラスターテクノロジー社製、吐出部孔径が25μmのパルスインジェクターCTC−25)から吐出される液量を20ピコリットルに設定して、水滴を、繊維の真上に滴下する。滴下の様子を水平に設置されたカメラに接続された高速度録画装置に録画する。録画装置は後に画像解析をする観点から、高速度キャプチャー装置が組み込まれたパーソナルコンピュータが望ましい。本測定では、17msec毎に画像が録画される。録画された映像において、繊維に水滴が着滴した最初の画像を、付属ソフトFAMAS(ソフトのバージョンは2.6.2、解析手法は液滴法、解析方法はθ/2法、画像処理アルゴリズムは無反射、画像処理イメージモードはフレーム、スレッシホールドレベルは200、曲率補正はしない、とする)にて画像解析を行い、水滴の空気に触れる面と繊維とのなす角を算出し、接触角とする。測定対象物から取り出した繊維は、繊維長1mmに裁断し、該繊維を接触角計のサンプル台に載せて、水平に維持する。繊維1本につき異なる2箇所の接触角を測定する。N=5本の接触角を小数点以下1桁まで計測し、合計10箇所の測定値を平均した値(小数点以下第2桁で四捨五入)を、当該繊維の水との接触角と定義する。測定環境は、室温22±2℃、湿度65±2%RHとする。
尚、吸収性物品からその構成部材である表面シート2を取り出して評価測定する場合において、その構成部材が、接着剤、融着などによって他の構成部材に固定されている場合には、その固定部分を、溶剤の塗布、ドライヤーによる熱風吹き付け、コールドスプレー(例えばニチバン株式会社製の市販品)の吹き付けなどによって除去してから取り出す。
上述のように、おむつ1では、図1〜図3に示すように、吸収性本体10が、弾性部材11の収縮力に抗して伸長させ一対の防漏カフ5,5を横方向Y内方に表面シート2の肌対向面上に倒伏させた状態で、表面シート2における倒伏した一対の防漏カフ5,5で挟まれた領域内に、親水性のスキンケア剤が配されたスキンケア剤配置領域8Tを有している。ここで、親水性のスキンケア剤が配されているので、表面シート2の体液透過性を維持することができる。また、スキンケア剤配置領域8Tが一対の防漏カフ5,5で挟まれた領域内に形成されているので、おむつ1の着用中にスキンケア剤が防漏カフ5に付着し難く、防漏カフ5の液難透過性が維持でき、水様便等の体液が染み出して漏れることを防止できる。特に、スキンケア剤配置領域8Tにおけるスキンケア剤の配置量が、股下領域1Mにおいて、剤配置側部8Tsよりも剤配置中央部8Tcの方が多いので、相対的に配置量の少ない剤配置側部8Tsに配されたスキンケア剤が着用中に防漏カフ5に付着し難く、体液の漏れを防止できる。
また、図1及び図2に示すように、おむつ1の股下領域1Mには、吸収性コア40が縦方向Xに延びる複数条のヨレ規制部43,43・・・を有しており、おむつ1を着用した状態において、該おむつ1に幅方向に外力が加わると幅方向に圧縮されるが、この際、ヨレ規制部43が優先的に圧縮されて幅方向に変形することで、ヨレが発生する位置を制御することが可能となり、意図せぬヨレが発生しにくくなる。その為、おむつ1の着用中にスキンケア剤が防漏カフ5に更に付着し難い。特に、おむつ1のスキンケア剤配置領域8Tでは、吸収性コア40のヨレ規制部43を除く位置に対応する位置に、スキンケア剤が配置されているので、吸収性コア40の肌対向面上にスキンケア剤配置領域8Tを留めることができ、スキンケア剤が防漏カフ5に付着し難い。
また、図1〜図3に示すように、おむつ1では、股下領域1Mにおけるスキンケア剤の配置部分8の横方向Yの長さの合計が、腹側領域1F及び背側領域1Rそれぞれにおけるスキンケア剤の配置部分8の横方向Yの長さの合計よりも小さくなっている。その為、股下領域1Mにおけるスキンケア剤の配置部分8が相対的に小さいので、おむつ1の着用中に漏れやすい股下領域1Mにおいて、スキンケア剤が防漏カフ5に付着し難い。特に、股下領域1Mでは、吸収体4を構成する吸収性コア40が縦方向Xに沿う両側部が横方向Y内方に括れているので、おむつ1を着用した状態において、該おむつ1に外力が加わったとしても吸収体4によれが生じ難く、スキンケア剤が防漏カフ5に付着し難くなっている。
また、図2及び図3に示すように、おむつ1では、吸収性コア40に配された各ヨレ規制部43が、吸収性コア40の非肌対向面側に形成された溝であり、吸収性コア40の肌対向面側が平坦となっている。その為、おむつ1を着用した状態において、該おむつ1に外力が加わると、前記段落〔0048〕に記載した効果に加えて、吸収体4が着用者の肌対向面側から非肌対向面側に向かって湾曲し易く、スキンケア剤が防漏カフ5に付着し難くなっている。
以上、本発明をその実施形態に基づいて説明したが、本発明は、前記実施形態に制限されることなく適宜変更が可能である。
例えば、おむつ1では、図1及び図3に示すように、吸収性コア40が、縦方向Xに延びる複数条のヨレ規制部43を有しているが、ヨレ規制部43を有していなくてもよい。また、おむつ1では、ヨレ規制部43が、吸収性コア40の非肌対向面側に形成された溝であるが、吸収性コア40の肌対向面側に形成された溝であってもよい。
また、おむつ1では、図1に示すように、スキンケア剤の配置部分8は、少なくとも股下領域1Mに亘って配された股下配置部分8Mと、腹側領域1Fに亘ってのみ配された腹側配置部分8Fと、背側領域1Rに亘ってのみ配された背側配置部分8Rとを有しているが、少なくとも股下領域1Mに股下配置部分8Mを有していれば、腹側配置部分8F及び背側配置部分8Rを有していなくてもよい。
また、おむつ1では、図1に示すように、3つの股下配置部分8M,8M,8Mが腹側領域1Fから股下領域1Mを介して背側領域1Rに亘って連続して形成されており、腹側配置部分8Fが腹側領域1Fに連続して配されており、背側配置部分8Rが背側領域1Rに連続して配されているが、股下配置部分8M、腹側配置部分8F及び背側配置部分8Rが縦方向Xに間欠的にドット状に配され非連続的に配されていてもよい。
また、本発明の吸収性物品は、展開型の使い捨ておむつに制限されず、人体から排出される体液(尿、軟便、経血、汗等)の吸収に用いられる物品を広く包含し、パンツ型の使い捨ておむつ、生理用ナプキン、生理用ショーツ等も包含される。
前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の吸収性物品を開示する。
<1>
液保持性の吸収体と該吸収体の肌対向面側に液透過性の表面シートとを有する吸収性本体を具備し、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを備えると共に、該股間部に配される股下領域並びにその前後に延在する腹側領域及び背側領域を備える吸収性物品であって、前記吸収性本体は、その縦方向に沿う両側部に、縦方向に伸長状態の弾性部材を配した一対の防漏カフを有し、前記防漏カフは、股下領域では、着用状態において起立するように形成されており、前記吸収性本体は、前記弾性部材の収縮力に抗して伸長させ前記一対の防漏カフを横方向内方に前記表面シートの肌対向面上に倒伏させた状態で、前記表面シートにおける倒伏した該一対の防漏カフで挟まれた領域内に、親水性のスキンケア剤が配されたスキンケア配置部分を含むスキンケア剤配置領域を有し、股下領域において、前記スキンケア剤の配置量は、前記スキンケア剤配置領域の縦方向に沿う剤配置両側部それぞれよりも該剤配置両側部の間の剤配置中央部の方が多い、吸収性物品。
<2>
前記吸収体は、吸収性材料を含む吸収性コアを有し、前記吸収性コアは、股下領域では、縦方向に延びる複数条のヨレ規制部を有している、前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>
前記スキンケア剤配置領域において、前記吸収性コアの前記ヨレ規制部を除く位置に対応する位置に前記スキンケア剤が配置されている、前記<2>に記載の吸収性物品。
<4>
前記ヨレ規制部は、前記吸収性コアの非肌対向面側から肌対向面側に向かって窪んだ凹部形状に形成されている、前記<2>又は<3>に記載の吸収性物品。
<5>
前記ヨレ規制部は、それらの幅が同じである、前記<2>〜<4>の何れか1に記載の吸収性物品。
<6>
前記ヨレ規制部の幅は、0.5mm以上、好ましくは1mm以上であり、また、20mm以下、好ましくは10mm以下である、前記<2>〜<5>の何れか1に記載の吸収性物品。
<7>
前記ヨレ規制部は、縦方向に沿った長さが同じである、前記<2>〜<6>の何れか1に記載の吸収性物品。
<8>
前記ヨレ規制部の長さは、30mm以上、好ましくは100mm以上であり、また、500mm以下、好ましくは400mm以下である、前記<2>〜<7>の何れか1に記載の吸収性物品。
<9>
前記ヨレ規制部を除く前記吸収性コアの坪量は、300g/m2以上900g/m2以下、好ましくは350g/m2以上800g/m2以下である、前記<2>〜<8>の何れか1に記載の吸収性物品。
<10>
前記ヨレ規制部に位置する前記吸収性コアの部分の坪量は、該ヨレ規制部を除く該吸収性コアの坪量よりも低く、前記ヨレ規制部に位置する前記吸収性コアの部分の坪量は、0g/m2以上500g/m2以下、好ましくは0g/m2以上400g/m2以下である、前記<2>〜<9>の何れか1に記載の吸収性物品。
<11>
前記スキンケア剤配置領域は、腹側領域から背側領域に亘って配されており、股下領域における前記スキンケア剤の配置部分の横方向の長さの合計が、腹側領域及び背側領域の何れか一方における前記スキンケア剤の配置部分の横方向の長さの合計よりも小さい、前記<1>〜<10>の何れか1に記載の吸収性物品。
<12>
前記吸収体は、吸収性材料を含む吸収性コアを有し、前記吸収性コアは、股下領域では、縦方向に沿う両側部が内方に括れている、前記<1>〜<11>の何れか1に記載の吸収性物品。
<13>
前記吸収体は、吸収性材料を含む吸収性コアを有し、前記吸収性コアは、肌対向面側が平坦である、前記<1>〜<12>の何れか1に記載の吸収性物品。
<14>
前記スキンケア配置部分は、少なくとも前記股下領域に亘って配された股下配置部分を有し、前記股下配置部分は、前記腹側領域から前記股下領域を介して前記背側領域に亘って連続して帯状に形成されている、前記<1>〜<13>の何れか1に記載の吸収性物品。
<15>
前記股下配置部分の幅W1は、1mm以上、好ましくは3mm以上であり、また、20mm以下、好ましくは10mm以下である、前記<14>に記載の吸収性物品。
<16>
前記股下配置部分の長さは、100mm以上、好ましくは150mm以上であり、また、600mm以下、好ましくは450mm以下である、前記<14>又は<15>に記載の吸収性物品。
<17>
前記スキンケア配置部分は、前記腹側領域に亘ってのみ配された腹側配置部分を有し、前記腹側配置部分は、前記スキンケア剤配置領域の縦方向に沿う両側部における前記腹側領域にのみ連続して帯状に配されている、前記<1>〜<16>の何れか1に記載の吸収性物品。
<18>
前記吸収体は、吸収性材料を含む吸収性コアを有し、前記吸収性コアは、股下領域では、縦方向に延びる複数条のヨレ規制部を有しており、前記腹側配置部分は、前記横方向において、最も横方向外方に位置する前記ヨレ規制部よりも横方向外方で、且つ、前記防漏カフの弾性部材の配された自由端部よりも横方向内方に配されている、前記<17>に記載の吸収性物品。
<19>
前記スキンケア配置部分は、前記背側領域に亘ってのみ配された背側配置部分を有し、前記背側配置部分は、前記スキンケア剤配置領域の縦方向に沿う両側部における背側領域にのみ連続して帯状に配されている、前記<1>〜<18>の何れか1に記載の吸収性物品。
<20>
前記スキンケア配置部分は、少なくとも前記股下領域に亘って配された股下配置部分と、前記腹側領域に亘ってのみ配された腹側配置部分と、前記背側領域に亘ってのみ配された背側配置部分とを有し、前記腹側配置部分及び前記背側配置部分の幅W2が同じである、前記<1>〜<19>の何れか1に記載の吸収性物品。
<21>
前記腹側配置部分及び前記背側配置部分の幅W2の幅は、1mm以上、好ましくは3mm以上であり、また、20mm以下、好ましくは10mm以下である、前記<20>に記載の吸収性物品。
<22>
前記腹側配置部分及び前記背側配置部分は、縦方向に沿った長さが同じである、前記<20>又は<21>に記載の吸収性物品。
<23>
前記腹側配置部分及び前記背側配置部分の長さは、前記股下配置部分の長さよりも短く、前記腹側領域又は前記背側領域の長さよりも短く、前記腹側配置部分及び前記背側配置部分の長さは、20mm以上、好ましくは30mm以上であり、また、100mm以下、好ましくは80mm以下である、前記<20>〜<22>の何れか1に記載の吸収性物品。
<24>
前記股下領域におけるスキンケア配置部分の横方向の長さの合計が、前記腹側領域及び前記背側領域の何れか一方におけるスキンケア配置部分の横方向の長さの合計よりも小さくなっている、前記<1>〜<23>の何れか1に記載の吸収性物品。
<25>
親水性のスキンケア剤が下記式(I)で表されるジアミド誘導体である、前記<1>〜<24>の何れか1に記載の吸収性物品。
Figure 0006836392
<26>
前記スキンケア剤配置領域は、剤配置側部及び剤配置中央部を有し、前記剤配置側部のスキンケア剤の配置量に対する前記剤配置中央部のスキンケア剤の配置量の割合((剤配置中央部の配置量/剤配置側部の配置量)×100)は、150%(1.5倍)以上、好ましくは200%(2倍)以上であり、また、10000%(100倍)以下、好ましくは1000%(10倍)以下である、前記<1>〜<25>の何れか1に記載の吸収性物品。
<27>
前記剤配置側部のスキンケア剤の配置量は、0.05g/m2以上、好ましくは0.10g/m2以上であり、そして、2.00g/m2以下、好ましくは1.00g/m2以下である、前記<26>に記載の吸収性物品。
<28>
前記剤配置中央部のスキンケア剤の配置量は、0.10g/m2以上、好ましくは0.30g/m2以上であり、そして、5.00g/m2以下、好ましくは3.00g/m2以下である、前記<26>又は<27>に記載の吸収性物品。
<29>
前記スキンケア配置部分は、前記腹側領域に亘ってのみ配された腹側配置部分と、前記背側領域に亘ってのみ配された背側配置部分とを有し、前記腹側配置部分、又は前記背側配置部分のスキンケア剤の配置量は、0.05g/m2以上、好ましくは0.10g/m2以上であり、そして、2.00g/m2以下、好ましくは1.00g/m2以下である、前記<1>〜<28>の何れか1に記載の吸収性物品。
<30>
前記吸収性本体の各側部には、前記防漏カフが前記表面シートの肌当接面側であって、且つ該側部の縦方向全域に亘って配されている、前記<1>〜<29>の何れか1に記載の吸収性物品。
<31>
前記腹側領域及び前記背側領域それぞれのウエスト部、即ち縦方向の端部における前記表面シートと前記裏面シートとの間に、糸状又は帯状の弾性部材が、前記吸収性物品の横方向の略全長に亘って横方向に伸長状態で固定されており、前記吸収性物品の着用時における該ウエスト部には、該弾性部材の収縮によりウエストギャザーが形成される、前記<1>〜<30>の何れか1に記載の吸収性物品。
<32>
前記背側領域における着用者の胴周りに対応する胴周り部における前記表面シートと前記裏面シートとの間には、糸状又は帯状の弾性部材が横方向に伸長状態で複数固定されており、前記吸収性物品の着用時における該胴周り部には、該弾性部材の収縮により胴周りギャザーが形成される、前記<1>〜<31>の何れか1に記載の吸収性物品。
1 展開型使い捨ておむつ(吸収性物品)
10 吸収性本体
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
40 吸収性コア
41 コアラップシート
43 ヨレ規制部
5 防漏カフ
6 ファスニングテープ
61 止着部
7 被止着領域
8 スキンケア剤の配置部分
8T スキンケア剤配置領域
8M 股下配置部分
8F 腹側配置部分
8R 背側配置部分
1F 腹側領域
1M 股下領域
1R 背側領域
X 縦方向
Y 横方向

Claims (4)

  1. 液保持性の吸収体と該吸収体の肌対向面側に液透過性の表面シートとを有する吸収性本体を具備し、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを備えると共に、該股間部に配される股下領域並びにその前後に延在する腹側領域及び背側領域を備える吸収性物品であって、
    前記吸収性本体は、その縦方向に沿う両側部に、縦方向に伸長状態の弾性部材を配した一対の防漏カフを有し、
    前記防漏カフは、股下領域では、着用状態において起立するように形成されており、
    前記吸収性本体は、前記弾性部材の収縮力に抗して伸長させ前記一対の防漏カフを横方向内方に前記表面シートの肌対向面上に倒伏させた状態で、前記表面シートにおける倒伏した該一対の防漏カフで挟まれた領域内に、親水性のスキンケア剤が配されたスキンケア配置部分を含むスキンケア剤配置領域を有し、
    股下領域において、前記スキンケア剤の配置量は、前記スキンケア剤配置領域の縦方向に沿う剤配置両側部それぞれよりも該剤配置両側部の間の剤配置中央部の方が多く、
    前記吸収体は、吸収性材料を含む吸収性コアを有し、
    前記吸収性コアは、股下領域では、縦方向に延びる複数条のヨレ規制部を有しており、
    前記スキンケア剤配置領域において、前記吸収性コアの前記ヨレ規制部を除く位置に対応する位置に前記スキンケア剤が配置されている、吸収性物品。
  2. 前記スキンケア剤配置領域は、腹側領域から背側領域に亘って配されており、
    股下領域における前記スキンケア剤の配置部分の横方向の長さの合計が、腹側領域及び背側領域の何れか一方における前記スキンケア剤の配置部分の横方向の長さの合計よりも小さい、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記吸収体は、吸収性材料を含む吸収性コアを有し、
    前記吸収性コアは、股下領域では、縦方向に沿う両側部が内方に括れている、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収体は、吸収性材料を含む吸収性コアを有し、
    前記吸収性コアは、肌対向面側が平坦である、請求項1〜の何れか1項に記載の吸収性物品。
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