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JP6817392B1 - エンドエフェクタの充電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボットアームに給電線を配することなくエンドエフェクタへの給電を可能とするエンドエフェクタを提供する。【解決手段】多関節ロボットのアーム先端に取り付けられるエンドエフェクタであって、電動負荷と、前記電動負荷に給電する二次電池と、前記二次電池を充電する充電回路と、を備えているエンドエフェクタで、好ましくは、工作機械に搬入しまたは工作機械から搬出する加工要素を搭載した搬送車に多関節ロボットが取り付けられ、充電回路は搬送車に備えた給電回路から給電された電力を受けて二次電池を充電するように構成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、エンドエフェクタ及びエンドエフェクタの充電システムに関する。
特許文献1には、ワークを工作機械の内部に搬入してワーク受け部に設置したり、該ワーク受け部に設置されたワークを工作機械から取り出したりするロボット及びロボット制御部を備えたロボットシステムが開示されている。
当該ロボットは、垂直多関節ロボットやパラレルリンクロボットなどのワーク搬送機構で構成され、例えば垂直多関節ロボットはロボットベース、旋回胴、ロボットアーム、ロボットハンド、および力センサを備えている。ロボットベースは、ワークセルの床に固定され、旋回胴は、ロボットベースに鉛直軸周りに旋回可能に取り付けられている。
特開2017−64839号公報
上述した従来のロボットは、一つの工作機械と協働して加工要素であるワークを取り扱うように構成されているため、複数台の工作機械を設置した工場などでは、個々にロボットを設置する必要があり、経済性に欠けるという問題があった。
そこで、自立走行型の搬送車にロボットを搭載した自立走行型ロボットを構築すれば、目的とする工作機械までワークを搬送してロボットを介して当該工作機械のワーク受け部にワークを設置するとともに、加工終了後にワーク受け部からワークを取り出して次工程に搬送するようなフレキシブルなワーク搬送システムが実現できる。
このようなロボットには、例えばワークを把持するチャック機構や対象物の形状などを認識するためのカメラを備えたエンドエフェクタが装着されており、当該チャック機構やカメラの動力源として電力が用いられている。圧縮エアーや圧油を動力源に用いるとそのための設備が大掛かりになり、搬送車に組み込むのが困難になるためである。
しかし、エンドエフェクタに備えたチャック機構やカメラに電力を供給するためにワーク搬送機構を構成するロボットアームなどに配線を施すと、断線事故が発生する虞があり見栄えも良くない。ロボットアームの内部に配線する場合には、ロボットアームの内部に充分な空間を確保する必要があり、そのためにアームが大型化する。
本発明の目的は、ロボットアームに給電線を配することなくエンドエフェクタへの給電を可能とするエンドエフェクタ及びエンドエフェクタの充電システムを提供する点にある。
この目的を達成するために本発明によるエンドエフェクタは、ワーク搬送機構に取り付けられるエンドエフェクタであって、電動負荷と、前記電動負荷に給電する二次電池と、前記二次電池を充電する充電回路と、を備えている。
また、本発明によるエンドエフェクタの充電システムは、電動負荷と、前記電動負荷に給電する二次電池とを備え、ワーク搬送機構に取り付けられるエンドエフェクタと、前記ワーク搬送機構が取り付けられ、工作機械に搬入しまたは工作機械から搬出する加工要素を搭載した搬送車と、前記エンドエフェクタに設けられ、前記工作機械または前記搬送車に備えた給電回路から供給される電力を受けて前記二次電池を充電する充電回路と、を備えて構成される。
本発明によれば、ロボットアームに給電線を配することなくエンドエフェクタへの給電を可能とするエンドエフェクタ及びエンドエフェクタの充電システムを提供することができるようになる。
(a)は自走式ロボット装置の説明図、(b)は多関節ロボットの説明図である。 (a)はエンドエフェクタの説明図、(b)は爪機構の正面視の説明図、(c),(d)は爪機構の底面視の説明図である。 エンドエフェクタの中央断面図である。 エンドエフェクタの制御システムの説明図である。 自走式搬送車に搭載された給電回路とエンドエフェクタに備えた充電回路で構成される非接触充電機構の説明図である。
[エンドエフェクタ及びエンドエフェクタの充電システムの基本的態様]
以下、詳細な実施形態を説明する前に、本発明によるエンドエフェクタ及びエンドエフェクタの充電システムの基本的な概念を説明する。
本発明によるエンドエフェクタは、ワーク搬送機構に取り付けられるエンドエフェクタであって、電動負荷と、前記電動負荷に給電する二次電池と、前記二次電池を充電する充電回路と、を備えている。
このような構成であれば、エンドエフェクタに備えた二次電池から電動負荷へ給電することができるため、ワーク搬送機構のアームに給電線を配する必要が無い。そのため、給電線の断線のような事故が発生するようなことがない。また、二次電池の容量が低下しても充電回路を介して二次電池が充電可能に構成されているので、当該二次電池を繰返し使うことができるようになる。
上述の構成に加えて、前記ワーク搬送機構は、工作機械に搬入しまたは工作機械から搬出する加工要素を搭載した搬送車に取り付けられ、前記充電回路は前記搬送車に備えた給電回路から給電された電力を受けて前記二次電池を充電するように構成されていることが好ましい。
加工要素を搭載した搬送車が所定の工作機械の近傍に移動すると、ワーク搬送機構が作動して当該加工要素を工作機械のワーク受け部に設置することができる。そのような搬送車に給電回路を備えることにより、容易く充電回路に給電することができる。例えば、加工要素を所定の工作機械に向けて搬送する間に二次電池を充電することができる。
前記ワーク搬送機構は、工作機械に搬入しまたは工作機械から搬出する加工要素を搭載した搬送車に取り付けられ、前記充電回路は前記工作機械に備えた給電回路から給電された電力を受けて前記二次電池を充電するように構成されていることが好ましい。
給電回路が工作機械に設けられるような場合には、搬送車が工作機械の近傍に走行することで、容易く充電回路に給電して二次電池を充電することができるようになる。
上述した何れかの構成に加えて、前記充電回路は、前記給電回路から非接触で電力が供給される電磁誘導方式を含むワイヤレス充電方式が採用されていることが好ましい。
給電回路から非接触で充電回路に給電できるので、接触給電方式に比べて給電回路と充電回路との間の位置決め精度がそれほど要求されず、また物理的な接触に起因する破損の発生確率も低くなる。
上述した何れかの構成に加えて、前記搬送車は自律走行可能な無人搬送車であることが好ましい。
無人搬送車で目的とする工作機械までワークを搬送し、ワーク搬送機構に取り付けたエンドエフェクタを介して当該工作機械のワーク受け部に加工要素を設置するとともに、加工終了後にワーク受け部からワークを取り出して次工程に搬送するようなフレキシブルなワーク搬送システムが実現できる。
上述した何れかの構成に加えて、エンドエフェクタに、前記電動負荷に対する制御信号を受信して前記電動負荷を駆動するとともに、前記二次電池の充電状態を送信する第1無線通信インタフェースを備えていることが好ましい。
エンドエフェクタに備えた第1無線通信インタフェースを介して、外部から電動負荷を駆動し、電動負荷への給電源である二次電池の充電状態を外部に送信することができるようになり、各種の制御信号線を実装する必要がなくなり、シンプルなエンドエフェクタを実現できるようになる。
上述した何れかの構成に加えて、前記電動負荷に対する制御信号を受信して前記電動負荷を駆動するとともに前記二次電池の充電状態を送信する第1無線通信インタフェースを備え、前記第1無線通信インタフェースは、前記搬送車に備えた第2無線通信インタフェースを介して前記搬送車に備えたコントローラから前記電動負荷に対する制御信号を受信するとともに前記コントローラに前記二次電池の充電状態を送信することが好ましい。
搬送車に備えたコントローラからの制御信号が第2無線通信インタフェースを介して第1無線通信インタフェースに受信され、第1無線通信インタフェースを介して電動負荷が駆動される。また、エンドエフェクタに備えた二次電池の充電状態が第1無線通信インタフェース及び第2無線通信インタフェースを介してコントローラに受信され、充電の要否が判定される。このように構成すれば、エンドエフェクタとコントローラとの間に各種の制御信号線を実装する必要がなくなり、シンプルなエンドエフェクタを実現できるようになる。
前記エンドエフェクタは、前記二次電池及び前記充電回路が設けられた複数種類のロボットハンドと、ハンドステーションに収容された前記複数種類のロボットハンドから任意のロボットハンドを選択して着脱可能に保持する保持機構と、を備えて構成され、前記二次電池は、前記ハンドステーションに備えた前記給電回路から供給される電力により前記ハンドステーションに収容された状態で充電されることが好ましい。
エンドエフェクタはロボットハンドとロボットハンドを着脱自在に保持する保持機構を備えて構成されている。ロボットハンドには、例えば加工要素の形状や大きさなどに対応する爪部が取り付けられ、それらを駆動するための電動負荷、電動負荷に給電する二次電池及び二次電池を充電する充電回路が設けられている。
このような複数種類のロボットハンドがハンドステーションに収容された状態で、ハンドステーションに備えた給電回路を介して各二次電池が充電されるようになる。従って、充電済みの複数種類のロボットハンドから適切なロボットハンドを選択して、保持機構を介してエンドエフェクタに装着すれば、直ちに電動負荷を駆動することができるようになる。
上述の構成に加えて、前記二次電池は、前記ロボットハンド以外の前記エンドエフェクタに備えた他の電動負荷に給電可能に構成されていることが好ましい。
エンドエフェクタには、ロボットハンド以外に加工要素の形状などを計測する計測具やバリ除去具などの加工具を備えている場合もある。そのような場合に、ロボットハンドに備えた二次電池から他の電動負荷に給電可能に構成されていれば、他の電動負荷に給電するための別途の二次電池を備える必要がなく、シンプルな構成を実現できる。
本発明によるエンドエフェクタの充電システムは、電動負荷と、前記電動負荷に給電する二次電池とを備え、ワーク搬送機構に取り付けられるエンドエフェクタと、前記ワーク搬送機構が取り付けられ、工作機械に搬入しまたは工作機械から搬出する加工要素を搭載した搬送車と、前記エンドエフェクタに設けられ、前記工作機械または前記搬送車に備えた給電回路から供給される電力を受けて前記二次電池を充電する充電回路と、を備えて構成される。
加工要素を搭載した搬送車が工作機器間を移動し、搬送車に備えたワーク搬送機構に取り付けられるエンドエフェクタを介して、搬送された加工要素が工作機械に搬入され、または工作機械から搬出される。このようなエンドエフェクタに備えられ加工要素を把持するための電動負荷が、同じくエンドエフェクタに備えた二次電池から給電されて駆動される。そして当該二次電池は、搬送車に備えた給電回路から供給される電力を受けて、同じくエンドエフェクタに備えた充電回路により充電される。従って、エンドエフェクタに備えた電動負荷に給電するための配線をワーク搬送機構などに実装する必要がなく、シンプルで取り扱いに優れたエンドエフェクタを実現できる。
[エンドエフェクタ及びエンドエフェクタの充電システムの詳細態様]
以下に、無人搬送車に搭載されたエンドエフェクタ及びエンドエフェクタの充電システムの実施形態を図に基づいて詳述する。
[無人搬送車の構成]
図1(a)には、複数の工作機械が設置されたフロアを走行して目的の工作機械にワークを搬送する搬送車10の外観が示されている。当該搬送車10は、平面視で略矩形形状を呈する走行台車12と、走行台車12の上部に設けられた車体13と、車体13の上面に設けられたワークストッカー14と、ワークストッカー14と工作機械との間でワーク15の受け渡しを行なう多関節ロボット20などを備えた無人搬送車(Automatic Guided Vehicle)である。当該多関節ロボット20は、本発明のワーク搬送機構の一例である。
図1には示されていないが、走行台車12は、エンコーダが内蔵され操舵機能を備えた複数の走行車輪と、各走行車輪が取り付けられた走行フレームと、走行フレームに搭載された走行用のモータを備えている。
車体13の内部には、主に走行用のモータを駆動制御するAGVコントローラC10、多関節ロボット20を制御するロボットコントローラC20、後述のエンドエフェクタ30を制御するエンドエフェクタコントローラ(以下、「EFコントローラ」と記す。)C30、各コントローラを統括制御するマスターコントローラC100などが組み込まれている。各コントローラは基板にマウントされたCPU、メモリ、入出力回路などにより構成され、メモリに記憶された制御プログラムがCPUで実行されることによりそれぞれの機能が具現化される。
さらに、車体13の内部には、上述した各コントローラに給電する電源回路PSと、電源回路PSに電力を供給する二次電池BT1が収容されている。車体13の外カバーには、当該二次電池BT1を充電するための非接触充電回路BC1が設けられ、給電ステーションに備えた非接触給電回路から受電した電力で当該二次電池BT1が充電される。
当該外カバーにはさらに給電ステーションや各種の工作機械に設けられた光通信インタフェースとの間で通信する光通信インタフェースOC1が設けられている。さらに、走行台車12と車体13の境界部で一対の対角位置に其々障害物を検知する測域センサであるレーザセンサLSが設けられている。
AGVコントローラC20のメモリには、工作機械の配置及び走行可能なルートが示されたフロアマップが記憶されており、AGVコントローラC20は、各走行車輪に組み込まれたエンコーダ及び走行フレームに取り付けられたジャイロセンサからの信号に基づいて走行用のモータを駆動するとともに、走行車輪を操舵して、フロアマップに示された目標位置まで自走制御するように構成されている。
また、AGVコントローラC20は、走行フレームに備えたレーザセンサLSから進路に障害物が検出された旨の信号を受信すると、衝突回避のために走行用のモータを減速或いは停止制御するように構成されている。
ワークストッカー14には行方向及び列方向に複数の収容部が形成されており、各収容部に未加工または加工済みのワーク15が収容されている。予め設定された工程に従って、無人搬送車10は所定の工作機械までワーク15を搬送し、ワーク15に対する加工が終了すると、次工程に向けてさらにワーク15を搬送する。
なお、本実施例では無人搬送車10により搬送される加工要素がワーク15である場合を説明するが、搬送対象となる加工要素はワーク15に限定されるものではない。例えば、ワーク15を固定する旋盤チャックのような爪機構が加工要素であってもよい。ワーク15の形状やサイズによって適切な爪機構を工作機械にセットするためにワーク15とともに或いはワーク15とは別に工作機械に向けて搬送するように構成されることが好ましい。また、ワーク15や爪機構以外に機械加工に必要なワーククランプ、補助具、加工ツールなどが加工要素であってもよい。
多関節ロボット20として、垂直多関節6軸ロボット20が用いられ、上アーム26の先端に上述したエンドエフェクタ(end effector)30が取り付けられている。
図1(b)に示すように、垂直多関節6軸ロボット20は、旋回用の第1軸21、前後揺動用の第2軸22を備えた肩関節部h1を介して走行台車12に接続された下アーム23と、上下揺動用の第3軸24及び上アーム旋回用の第4軸25を備えた腕関節部h2を介して下アーム23の先端に接続された上アーム26とを備え、上アーム26の先端に手首曲げ用の第5軸27及び手首旋回用の第6軸28を備えた手首関節部h3が設けられている。そして、上アーム26に備えた手首関節部h3の先にエンドエフェクタ30が複数本のボルトを介して着脱可能に取り付けられている。
それぞれの関節部h1,h2,h3には各軸周りに各アーム及びエンドエフェクタ30を回転させるための複数のサーボモータMs(図4のサーボモータ郡Ms参照。)が組み込まれ、ロボットコントローラC20によって各アーム23,26が所定の軌道で旋回及び回転動作するように各サーボモータMsがサーボ制御される。
エンドエフェクタ30は、様々な目的に応じた作業が行なえるように構成された専用ツールであり、例えば物品を把持する爪機構または吸着する吸着機構により持ち上げるロボットハンド、金属を溶接する溶接装置、表面を塗装する塗装装置、撮像装置などが含まれる。
図2(a)に示すように、本実施形態では、一対のカメラ32,33を備えた撮像装置31と、爪機構36,37を備えたロボットハンド(以下、単に「ハンド」とも記す。)35によりエンドエフェクタ30が構成されている。
エンドエフェクタ30は、アタッチメント30aを介して手首関節部h3に固定された主軸30bと、主軸30bの先端に長手方向が主軸30bに対して直交姿勢となるように固定されたカメラ保持部30cと、主軸30bの下方で主軸30bを左右から挟むように配置された電装部品収容部30dを備え、電装部品収容部30dの下面にハンド35が取り付けられている。
カメラ保持部30cには、主軸30bを挟んで左右一対のカメラ32,33が斜め中央方向を向くように固定されている。
図2(b)から(d)に示すように、ハンド35を構成する左右一対の爪機構36,37は、親爪36a,37aと、親爪36a,37aにネジ止めされた子爪36b,37bで構成され、子爪36b,37bに形成された凹部が対向するように配置されている。
爪機構36,37は、ボールねじ38aとナット38bで構成される駆動連結機構38を介して互いが接近または離隔するように取り付けられている。ボールねじ38aは、ネジの向きが左右で反対となるように形成され、其々のナット38bが親爪36a,37aに固定されている。ボールねじ38aに駆動連結されたモータ38mによって回転駆動されるボールねじ38aが一方向に回転すると左右の爪機構36,37が接近し、反対方向に回転すると左右の爪機構36,37が離隔する。
多関節ロボット20が駆動されて、エンドエフェクタ30がワークストッカー14の近傍の所定位置に位置したときに、EFコントローラC30によってハンド用のモータ38mが一方向に回転駆動されると爪機構36,37が互いに接近してワーク15が把持され、逆にハンド用のモータ38mが反対方向に回転駆動されると爪機構36,37が離隔してワーク15が開放される。
図3に示すように、電装部品収容部30dには、エンドエフェクタ30に設けた電動負荷に給電する二次電池BT2、当該二次電池BT2を充電する充電回路BC2、第1無線通信インタフェースCIF1などが設けられ、アタッチメント30aには信号線や給電線を中継する中継基板39cが設けられている。
EFコントローラC30からの制御指令が第2無線通信インタフェースCIF2を介して第1無線通信インタフェースCIF1で受信され、第1無線通信インタフェースCIF1に備えたローカルコントローラによってエンドエフェクタ30に設けたモータやカメラなどの電動負荷が制御される(図4参照。)。なお、第1無線通信インタフェースCIF1とローカルコントローラとが物理的に分離して構成されていてもよい。
当該無線通信インタフェースCIF1,CIF2はWi−Fi通信用のインタフェースが採用されている。中継基板39cは、二次電池BT2と電動負荷(カメラなど)との間の給電線、及び、電動負荷と第1無線通信インタフェース39bとの間の制御信号線や映像信号線を中継して接続する。つまり、Wi−Fi通信によってエンドエフェクタ30とEFコントローラC30との間で制御指令が送信され、二次電池BT2の残容量が送信され、撮像装置31により得られた映像信号が送信される。
図4にはエンドエフェクタを含む制御システムの構成が示されている。
無人搬送車10の車体13に収容されたAGVコントローラC10、ロボットコントローラC20、EFコントローラC30、マスターコントローラC100がイーサネット(登録商標)を介して接続されている。
マスターコントローラC100は、光通信インタフェースOC1及び各工作機械や充電ステーションなどに備えた光通信インタフェースを介して様々の指令を受けて、AGVコントローラC10、ロボットコントローラC20、EFコントローラC30を統括制御するコントローラである。本実施形態では、ロボットコントローラC20及びEFコントローラC30はマスターコントローラC100の指令に従って多関節ロボット20及びエンドエフェクタ30を其々制御するPLC(programmable logic controller)で構成されている。なお、充電ステーションとは商用電力を用いて無人搬送車10に備えた二次電池BT1を充電するための非接触給電回路を備えた装置である。
例えば、マスターコントローラC100がAGVコントローラC10に対して目的地である充電ステーションを指定した走行指令を出力すると、AGVコントローラC10は当該充電ステーションまで自立走行する。そして、充電ステーションに備えた非接触給電回路を介して非接触充電回路FCで受電し、二次電池BT1を充電する。
例えば、マスターコントローラC100がAGVコントローラC10に対して目的地である工作機械を指定した走行指令を出力すると、AGVコントローラC10は当該工作機械まで自立走行する。そして、マスターコントローラC100がロボットコントローラC20及びEFコントローラC30に対してワークストッカー14に収容されたワーク15の設置指令を出力すると、ロボットコントローラC20及びEFコントローラC30は通信しながら多関節ロボット20及びエンドエフェクタ30を制御して、ワークストッカー14に収容されたワーク15を把持して当該工作機械のワーク受け部にワーク15を搬送して設置する。
なお、無人搬送車10が目的とする充電ステーションや工作機械に対する所定位置に到着したか否かの判断は、充電ステーションや工作機械に備えた光通信インタフェースと無人搬送車10に備えた光通信インタフェースOC1との間で光通信が確立したか否かにより行なわれる。
エンドエフェクタ30に備えた充電回路BC2は、無人搬送車10に備えた給電回路SCから受電した電力によって二次電池BT2を充電するように構成されている。ローカルコントローラにより監視される二次電池BT2の残容量が許容値を下回ると、無線通信インタフェースCIF1,CIF2を介してEFコントローラC30にその旨が伝達され、さらにEFコントローラC30からマスターコントローラC100に伝達される。
二次電池BT2の残容量が許容値を下回った旨の情報を受信したマスターコントローラC100は、ロボットコントローラC20にエンドエフェクタ30に備えた充電回路BC2が充電位置に位置決めされるように指令する。ロボットコントローラC20は、エンドエフェクタ30の充電回路BC2が無人搬送車10に備えた電源回路PSに接続された給電回路SCの設置位置に対向するように多関節ロボット20を制御する。この状態が図5に示され、この状態で二次電池BT2が充電されると、その旨の情報が第1無線通信インタフェースCIF1を介してEFコントローラC30に送信され、EFコントローラC30からイーサネット(登録商標)を介してマスターコントローラC100に送信される。
給電回路SCから充電回路BC2に非接触で電力が供給されることが好ましく、特に給電回路SCと充電回路BC2の双方にコイルを設けて、送電側と受電側との間で発生する誘導磁束を利用して電力を送電する電磁誘導方式が好ましく採用される。この様な給電方式をワイヤレス給電方式と称し、電磁誘導方式以外に磁気共鳴方式や電界結合方式などを採用することも可能である。
なお、ワイヤレス給電方式に代えて給電回路SCに備えた給電電極と充電回路BC2に備えた受電電極を物理的に接触させて直接給電するような構成であってもよい。
給電回路SCが無人搬送車10に設けられた例を説明したが、給電回路SCが工作機械に設けられていてもよい。工作機械にワーク15を装着してワークが工作機械によって機械加工される間に工作機械に備えた給電回路SCを介して充電回路BC2に電力が供給されるように構成してもよい。この場合にもワイヤレス給電方式を採用することが可能であり、直接給電方式を採用することも可能である。
上述したエンドエフェクタ30における充電回路BC2及び二次電池BT2などの設置位置は例示に過ぎず、上述の例に限定されるものではない。例えば、主軸30bの内部に二次電池BT2が収容されてもよいし、主軸30bの外周部に二次電池BT2が固定されていてもよい。
上述した実施形態では、エンドエフェクタ30にハンド35が固定された例を説明したが、エンドエフェクタ30に複数種類のハンドが着脱可能に構成されていてもよい。例えば、ハンドの基端外周部(断面が円形)に形成された環状の溝に押圧機構を介して嵌まり込む複数のボールを備えたボールデテント機構などで構成される保持機構を備えたハンドチェンジャをエンドエフェクタ30に備え、爪の形状などが異なる複数のハンド35を切り替えて装着できるように構成されていてもよい。当該押圧機構は例えばバネで構成され、ハンド35を離脱する際に押圧状態を解消するためのモータやソレノイドのような電動負荷が備わっている。
この様な構成を採用する場合に、二次電池BT2及び充電回路BC2を設けた複数種類のハンド35と、ハンドステーションに収容された複数種類のハンド35から任意のハンド35を選択して着脱可能に保持する保持機構と、を備えたエンドエフェクタ30を構成することができる。
ハンドステーションに収容された各ハンド35には、例えば加工要素の形状や大きさなどに対応する爪部が取り付けられ、それらを駆動するための電動負荷、電動負荷に給電する二次電池及び二次電池を充電する充電回路が設けられている。
そして、各ハンド35がハンドステーションに収容された状態で、ハンドステーションに備えた給電回路SCから供給される電力により各ハンド35に組み込まれた二次電池BT2が充電されるようになる。
従って、充電済みの複数種類のロボットハンドから適切なロボットハンドを選択して、保持機構を介してエンドエフェクタ30に装着すれば、直ちに電動負荷を駆動することができるようになる。
この様な構成を採用する場合には、二次電池BT2は、ハンド35以外のエンドエフェクタ30に備えた撮像装置31などの他の電動負荷に給電可能に構成されていることが好ましい。
エンドエフェクタ30には、ロボットハンド35以外に加工要素の形状などを計測する計測具やバリ除去具などの加工具を備えている場合もある。そのような場合に、ロボットハンド35に備えた二次電池から他の電動負荷に給電可能に構成されていれば、他の電動負荷に給電するための別途の二次電池を備える必要がなく、シンプルな構成を実現できる。そのために図3に示した中継基板39cを活用することができる。
上述した実施形態ではエンドエフェクタを備えたワーク搬送機構として多関節ロボットを説明し、多関節ロボットの一例として垂直多関節6軸ロボットを説明したが、多関節ロボットは垂直多関節6軸ロボットに限定されるものではなく、他の種類の多関節ロボットを採用することもできる。また、ワーク搬送機構は多関節ロボット20に限るものではなく、ワークストッカー14と工作機械との間でワーク15の受け渡しを行なう機能を備えていれば、パラレルリンクロボットなどの他のリンク機構を備えて構成されるものであってもよい。
上述した実施形態では、エンドエフェクタを備えた多関節ロボットが無人搬送車に搭載された例を説明したが、エンドエフェクタを備えた多関節ロボットは、移動可能に構成される必要ななく、例えば工作機械などに備え付けられるものであってもよい。この場合には二次電池を充電するための給電回路は工作機械に設けておけばよい。
バッテリBT1,BT2にはリチウムイオン電池などが好適に用いられるが、充放電可能な二次電池であればよく、リチウムイオン電池に限るものではない。
以上、本発明の実施の形態、実施の態様を説明したが、開示内容は構成の細部において変化してもよく、実施の形態、実施の態様における要素の組合せや順序の変化等は請求された本発明の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
以上に説明したように、本発明により、ロボットアームに給電線を配することなくエンドエフェクタへの給電を可能とするエンドエフェクタ及びエンドエフェクタの充電システムが実現できる。
10:無人搬送車
12:走行台車
13:車体
14:ワークストッカー
15:ワーク
20:多関節ロボット
30:エンドエフェクタ
30a:アタッチメント
30b:主軸
30c:カメラ保持部
30d:電装部品収容部
31:撮像装置
35:ハンド
BC2:充電回路
BT2:二次電池
CIF1:第1無線通信インタフェース

Claims (1)

  1. エンドエフェクタの充電システムであって、
    電動負荷と、前記電動負荷に給電する二次電池とを備え、ワーク搬送機構に取り付けられるエンドエフェクタと、
    前記ワーク搬送機構が取り付けられ、工作機械に搬入しまたは工作機械から搬出する加工要素を搭載した搬送車と、
    前記エンドエフェクタに設けられ、前記工作機械または前記搬送車に備えた給電回路から供給される電力を受けて前記二次電池を充電する充電回路と、
    を備えて構成されるエンドエフェクタの充電システム。
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