JP6867741B2 - Drug injection system - Google Patents
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Description
本願は、薬剤カートリッジを保持する薬剤カートリッジアダプタと、その薬剤カートリッジアダプタが装着される薬剤注入装置と、を備えた薬剤注入システムに関するものである。 The present application relates to a drug injection system including a drug cartridge adapter that holds a drug cartridge and a drug injection device to which the drug cartridge adapter is mounted.
従来の薬剤注入装置の構成は、以下のようになっていた。 The configuration of the conventional drug injection device is as follows.
すなわち、本体ケースと、本体ケースに設けられ薬剤カートリッジが装着される薬剤カートリッジ装着部と、薬剤カートリッジ装着部に装着された薬剤カートリッジ内のガスケットを押し込むピストンと、ピストンを移動させるピストン移動機構と、を備えた構成となっていた(例えば、下記特許文献1)。
That is, the main body case, the drug cartridge mounting portion provided in the main body case on which the drug cartridge is mounted, the piston for pushing the gasket in the drug cartridge mounted on the drug cartridge mounting portion, the piston moving mechanism for moving the piston, and the piston moving mechanism. (For example,
そして、本体ケースに薬剤カートリッジがセットされると、注射の準備のため、ピストンが薬剤カートリッジのガスケットに当接するまで移動される。この状態から、ピストンを更に移動させると、ピストンによって薬剤カートリッジのガスケットが押し込まれる。これにより、薬剤カートリッジ内の薬剤が注射針を介して吐出され、患者に薬剤が注入される。 Then, when the drug cartridge is set in the main body case, the piston is moved until it comes into contact with the gasket of the drug cartridge in preparation for injection. When the piston is further moved from this state, the gasket of the drug cartridge is pushed by the piston. As a result, the drug in the drug cartridge is ejected through the injection needle, and the drug is injected into the patient.
例えば糖尿病を患っている患者は、2種類の薬剤(即効性の薬剤と持効性の薬剤)を注射する場合がある。この場合、使用者は、一方の薬剤が入った薬剤カートリッジを薬剤注入装置から取り出して、他方の薬剤が入った薬剤カートリッジを薬剤注入装置にセットする。 For example, a patient suffering from diabetes may inject two types of drugs (a fast-acting drug and a long-acting drug). In this case, the user takes out the drug cartridge containing one drug from the drug injection device and sets the drug cartridge containing the other drug in the drug injection device.
そして、薬剤カートリッジが薬剤注入装置にセットされると、注射の準備のため、ピストンが薬剤カートリッジのガスケットに当接するまで移動される。この時、ピストンがガスケットを押してしまうと、注射針を介して薬剤が吹き出してしまう。 Then, when the drug cartridge is set in the drug injection device, the piston is moved until it comes into contact with the gasket of the drug cartridge in preparation for injection. At this time, if the piston pushes the gasket, the drug will be blown out through the injection needle.
このため、ピストンをゆっくりと動かさなければならず、注射の準備ができるまでに、例えば数十秒の時間がかかり、利便性が低いものであった。 For this reason, the piston must be moved slowly, and it takes, for example, several tens of seconds before the injection is ready, which is inconvenient.
そこで本発明は、利便性を高めることを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to improve convenience.
この目的を達成するために、本発明の薬剤注入システムは、薬剤カートリッジアダプタと、前記薬剤カートリッジアダプタが装着される薬剤注入装置と、を備えている。薬剤カートリッジアダプタは、前端側に針装着部を有する長筒状の本体ケースと、本体ケースに設けられている薬剤注入装置への装着部と、内側にガスケットを有する薬剤カートリッジが収納される収納部と、収納部に薬剤カートリッジが収納された状態でガスケットに対向するピストンと、ピストンを摺動させるピストン駆動ネジが内周に設けられ薬剤注入装置に接続される接続歯が外周に設けられているピストンギアと、ピストンギアの動きを停止させているストッパと、ピストンギアの動き停止状態を解除する解除レバーと、を有している。薬剤注入装置は、長筒状の筐体と、筐体内に設けられており、薬剤カートリッジアダプタと係合する係合部と、薬剤カートリッジアダプタのピストンギアが接続される駆動歯車と、駆動歯車に連結されているモータと、カートリッジアダプタの前記解除レバーを操作するリリースバーと、を有している。 In order to achieve this object, the drug injection system of the present invention includes a drug cartridge adapter and a drug injection device to which the drug cartridge adapter is mounted. The drug cartridge adapter is a long-cylinder body case having a needle mounting part on the front end side, a mounting part for a drug injection device provided in the body case, and a storage part for storing a drug cartridge having a gasket inside. A piston facing the gasket with the drug cartridge stored in the storage section and a piston drive screw for sliding the piston are provided on the inner circumference, and connecting teeth connected to the drug injection device are provided on the outer circumference. It has a piston gear, a stopper for stopping the movement of the piston gear, and a release lever for releasing the movement stopped state of the piston gear. The drug injection device is provided in a long tubular housing, an engaging portion that engages with the drug cartridge adapter, a drive gear to which the piston gear of the drug cartridge adapter is connected, and a drive gear. It has a connected motor and a release bar that operates the release lever of the cartridge adapter.
これにより、所期の目的を達成する。 In this way, the intended purpose is achieved.
すなわち本願発明の薬剤カートリッジアダプタは、本体ケース内に、薬剤カートリッジとピストンを収納する構成を備えている。 That is, the drug cartridge adapter of the present invention has a configuration in which the drug cartridge and the piston are housed in the main body case.
このため、薬剤カートリッジアダプタを薬剤注入装置から取り出した時に、本体ケース内に、薬剤カートリッジとピストンを二つとも収納できる。したがって、注射直後の薬剤カートリッジとピストンの位置関係を維持しながら、薬剤カートリッジアダプタを保管できる。 Therefore, when the drug cartridge adapter is taken out from the drug injection device, both the drug cartridge and the piston can be stored in the main body case. Therefore, the drug cartridge adapter can be stored while maintaining the positional relationship between the drug cartridge and the piston immediately after injection.
そして、次回の注射時に、この薬剤カートリッジアダプタを薬剤注入装置に装着すると、薬剤カートリッジアダプタ内では前回の注射直後の薬剤カートリッジとピストンの位置関係が維持されているので、注射の準備のために、ピストンをガスケットまで移動させる必要がない。したがって、すぐに注射を行うことができるので、利便性の高いものとなる。 Then, when this drug cartridge adapter is attached to the drug injection device at the time of the next injection, the positional relationship between the drug cartridge and the piston immediately after the previous injection is maintained in the drug cartridge adapter. There is no need to move the piston to the gasket. Therefore, the injection can be performed immediately, which is highly convenient.
さらに、薬剤カートリッジアダプタは、ピストンギアの動きを停止させるストッパと、その動き停止状態を解除する解除レバーとを有している。一方、薬剤注入装置は解除レバーを操作するリリースバーを有している。 Further, the drug cartridge adapter has a stopper for stopping the movement of the piston gear and a release lever for releasing the movement stop state. On the other hand, the drug injection device has a release bar for operating the release lever.
このため、薬剤カートリッジアダプタの保管時には、ストッパによりピストンギアの動きが停止されるので、ピストンは動かない。 Therefore, when the drug cartridge adapter is stored, the movement of the piston gear is stopped by the stopper, so that the piston does not move.
そして、注射時には、薬剤カートリッジアダプタが薬剤注入装置に装着される動作に伴って、リリースバーによって解除レバーが操作され、ピストンギアの動き停止状態が解除される。 Then, at the time of injection, the release lever is operated by the release bar as the drug cartridge adapter is attached to the drug injection device, and the stopped state of the piston gear is released.
したがって、薬剤カートリッジアダプタは、保管時にピストンが動かず、注射時にピストンが動くものとなる(注射ができるものとなる)。 Therefore, in the drug cartridge adapter, the piston does not move during storage, and the piston moves during injection (it becomes possible to inject).
その結果として、薬剤カートリッジアダプタの取り扱いが容易になり、この点からも、利便性を高めることができる。 As a result, the handling of the drug cartridge adapter becomes easy, and from this point as well, convenience can be enhanced.
以下に、本発明の一実施形態を、図面とともに詳細に説明する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
(実施の形態1)
図1は、薬剤注入装置1を示し、この薬剤注入装置1は、長筒状の筐体2を備えている。筐体2の前端側(図1における左側で、一端側とも称する)には、図2に示すように、開口部3が設けられている。そして、薬剤カートリッジアダプタ4が、開口部3から薬剤注入装置1内に挿入され、薬剤注入装置1内で開口部3の後方側(図2における右側で、他端側とも称する)に設けられた収納空間に収納される。その後、薬剤カートリッジアダプタ4の前端側に設けられている針装着部5に注射針6が装着されると、図1に示す状態になる。
(Embodiment 1)
FIG. 1 shows a
なお、注射針6の周囲には、皮膚当てカバー7が設けられており、注射時には、皮膚当てカバー7の前端側が筐体2の皮膚当接部8と共に、使用者の皮膚に当てられて注射が行われる。
A
また、筐体2の表面には、注射を実施する注射ボタン9、注射の案内表示を行う表示部10、薬剤注入装置1に電源を投入する電源ボタン11、注射時に各種操作を行う操作ボタン12が設けられている。
Further, on the surface of the
本実施形態においては、薬剤注入装置1と薬剤カートリッジアダプタ4とで、薬剤注入システムを構成している。
In the present embodiment, the
図3は、薬剤カートリッジアダプタ4を示している。
FIG. 3 shows the
図3(a)に示すように、薬剤カートリッジアダプタ4の本体ケース13は長筒形状をしており、前方側(図3における下側)には長筒状のカートリッジホルダ14が設けられ、後方側には、長筒状のピストンホルダ15がカートリッジホルダ14に連結して設けられている。
As shown in FIG. 3A, the
また、カートリッジホルダ14の後方側には、薬剤注入装置1への装着部16(外部機器への装着部の一例で、図4参照)が凹部状に設けられている。
Further, on the rear side of the
さらに、図3(b)に示すように、薬剤カートリッジ17を収納する収納部18が、カートリッジホルダ14の側面に開閉自在に設けられている。このカートリッジホルダ14に薬剤カートリッジ17を挿入して収納部18を閉成すると、図5、図6に示すように、薬剤カートリッジ17は、カートリッジホルダ14の所定の位置に装着される。
Further, as shown in FIG. 3B, a
なお、図5は、図4に示す薬剤カートリッジアダプタ4から外装を外した状態となっている。また、図6は、薬剤カートリッジアダプタ4の断面図となっている。
Note that FIG. 5 shows a state in which the exterior is removed from the
図6に示すように、薬剤カートリッジ17の後方には、ピストン19が配置されている。すなわち、本体ケース13内に、薬剤カートリッジ17とピストン19を二つとも収納できる構成となっている。
As shown in FIG. 6, a
薬剤カートリッジ17は、円筒形状で、先端側にゴム(弾性体の一例)製の注射針挿入部20、後端内側にゴム(弾性体の一例)製のガスケット21を有している。薬剤カートリッジ17の内部には、薬剤22が、注射針挿入部20とガスケット21に栓をされた状態で封入されている。
The
また、本体ケース13内では、薬剤カートリッジ17の後方側に、円柱形状の細長いピストン19が、その中心軸を薬剤カートリッジ17の中心軸に一致させた状態で配置されている。このピストン19は、前端部を薬剤カートリッジ17のガスケット21に対向させている。
Further, in the
また、ピストン19は、後方側がピストンホルダ15内に配置され、前方側はカートリッジホルダ14内に配置されている。このピストン19は、ピストンホルダ15内およびカートリッジホルダ14内を、ピストン19の長手方向に摺動自在となっている。
Further, the rear side of the
ピストン19の外周面には、図5に示すように、その長手方向に沿ってネジ23が設けられている。そして、このピストン19に、ピストンギア24が係合されている。
As shown in FIG. 5, screws 23 are provided on the outer peripheral surface of the
このピストンギア24は円筒状で、図7、図8に示すように、内周面側には、ピストン19を摺動させるピストン駆動ネジ25が設けられている。このピストン駆動ネジ25が、ピストン19外周面のネジ23と係合している。
The
また、ピストンギア24は、外周面側に、外部機器(本実施形態においては薬剤注入装置1)に接続される接続歯26が設けられている。そして、図4に示すように、本体ケース13には、接続用開口部27が設けられており、ピストンギア24の接続歯26の一部を本体ケース13外に露出させている。そして、図9、図10に示すように、この露出した部分で、ピストンギア24は、薬剤注入装置1の駆動歯車28に接続される。その後、薬剤注入装置1が駆動歯車28を回転させると、ピストンギア24に回転力が伝達される。
Further, the
ピストンギア24が回転すると、図7のピストン駆動ネジ25、ネジ23を介してピストン19に動力が伝達され、ピストン19が軸方向に摺動する。
When the
図6に戻って、注射時において、針装着部5に図2の注射針6が装着されると、注射針6が注射針挿入部20を貫通して薬剤22に到達する。そして、ピストンギア24が回転してピストン19をガスケット21方向に摺動させると、ピストン19は、その前端で、ガスケット21を注射針挿入部20側に押し込んでいく。これにより、薬剤カートリッジ17内の薬剤22は、注射針6を介して薬剤カートリッジ17外へと吐出される。つまり、注射が行われる。
Returning to FIG. 6, when the
以上説明したように、本実施形態の薬剤カートリッジアダプタ4は、本体ケース13内に、薬剤カートリッジ17とピストン19を収納する構成を備えている。
As described above, the
このため、注射後に、薬剤注入装置1から薬剤カートリッジアダプタ4を取り出した時に、本体ケース13内に、薬剤カートリッジ17とピストン19を二つとも収納できる。したがって、注射直後の薬剤カートリッジ17とピストン19の位置関係を維持しながら、薬剤カートリッジアダプタ4を保管できる。
Therefore, when the
そして、次回の注射時に、この薬剤カートリッジアダプタ4を薬剤注入装置1に装着すると、薬剤カートリッジアダプタ4内では前回の注射直後の薬剤カートリッジ17とピストン19の位置関係が維持されているので、注射の準備のためにピストン19をガスケット21まで移動させる必要がない。したがって、すぐに注射を行うことができるので、利便性の高いものとなる。
Then, when the
なお、薬剤カートリッジアダプタ4は、薬剤注入装置1から取り出されると、図4に示すように、薬剤注入装置1に接続されていたピストンギア24が外部に露出された状態となる。この時、使用者が誤ってピストンギア24に触れてしまうと、ピストンギア24によってピストン19が動かされてしてしまうので、薬剤カートリッジ17とピストン19の位置関係を維持できないおそれがあった。
When the
そこで、本実施形態においては、図11に示すように、ピストンギア24の動き停止させるギアストッパ29を設けている。
Therefore, in the present embodiment, as shown in FIG. 11, a
ギアストッパ29は、ストッパ30と、このストッパ30を操作する解除レバー31を有している。
The
ストッパ30は、三角柱形状に形成されており、ピストンギア24外周の接続歯26と噛み合うように、接続歯26の歯間に差し込まれている。また、ストッパ30は解除レバー31と共に樹脂で一体的に成形されており、解除レバー31によりストッパ30を操作する構成となっている。
The
解除レバー31は、本体ケース13の外表部分に、本体ケース13の長手方向に摺動自在に設けられており、解除レバー31を摺動させると、ストッパ30が本体ケース13の長手方向に摺動する。
The
すなわち、薬剤注入装置1から取り出された薬剤カートリッジアダプタ4では、ストッパ30がピストンギア24外周の接続歯26の歯間に差し込まれているので、ピストンギア24の動きが停止され、ピストンギア24が回転できない状態になっている。
That is, in the
このため、使用者が誤ってピストンギア24に触れてしまっても、ピストンギア24が停止しているので、ピストンギア24と係合されているピストン19が動いてしまうことがない。したがって、薬剤カートリッジアダプタ4内で薬剤カートリッジ17とピストン19の位置関係を維持することができる。
Therefore, even if the user accidentally touches the
その結果として、保管時における薬剤カートリッジアダプタ4の取り扱いが容易になり、この点からも、利便性を高めることができる。
As a result, the
さらに、本実施形態において、解除レバー31の前方側には、この解除レバー31を後方(つまり、ストッパ30を接続歯26の歯間に差し込む方向)に向けて付勢しているバネ32(付勢体の一例)を、本体ケース13に設けている。
Further, in the present embodiment, on the front side of the
このため、バネ32によって解除レバー31が後方側に押されるとストッパ30も後方側に押されるので、ギアストッパ29は、ストッパ30がピストンギア24の歯間に差し込まれた状態を維持できる。
Therefore, when the
その結果として、ピストンギア24の動きを適切に停止させることができる。
As a result, the movement of the
さらに、本実施形態においては、ギアストッパ29によるピストンギア24の動き停止状態を解除する解除レバー31が設けられており、解除レバー31は本体ケース13の長手方向に摺動自在に設けられている。
Further, in the present embodiment, a
そして、解除レバー31を前方側に摺動させると、ストッパ30はピストンギア24外周の接続歯26の歯間から抜き出す方向に摺動する構成としている。
Then, when the
このため、図11からも理解されるように、解除レバー31を前方側に摺動させると、三角柱形状のストッパ30が接続歯26の歯間から抜き出されるので、ピストンギア24の動き停止状態が解除される。つまり、ピストンギア24は動ける状態(回転できる状態)となる。
Therefore, as can be understood from FIG. 11, when the
さらにまた、本実施形態においては、図7に示すように、解除レバー31は、本体ケース13が薬剤注入装置1に装着される動作に伴って、薬剤注入装置1のリリースバー33と当接し、リリースバー33によって前方側(つまり、ストッパ30がピストンギア24の接続歯26の歯間から抜き出す方向)に操作される構成としている。
Furthermore, in the present embodiment, as shown in FIG. 7, the
なお、解除レバー31の後端側には、薬剤注入装置1のリリースバー33に当接させる当接面34が設けられており、この当接面34をリリースバー33に対向させている。
A
このため、薬剤カートリッジアダプタ4が薬剤注入装置1に装着される動作に伴って、解除レバー31の当接面34がリリースバー33と当接する。そして、解除レバー31は、リリースバー33によって前方側に押されて、図7の状態から図8の状態に、本体ケース13上を摺動し、ストッパ30を前方側に摺動させる。この摺動により、ストッパ30をピストンギア24外周の接続歯26の歯間から抜き出す。
Therefore, as the
すると、ピストンギア24は動ける状態(つまり、回転できる状態)になる。
Then, the
その後、図9から図10のごとく、動ける状態となったピストンギア24は、薬剤注入装置1の駆動歯車28に接続される。
After that, as shown in FIGS. 9 to 10, the
さらに、本実施形態においては、ピストンギア24が薬剤注入装置1の駆動歯車28に接続される前に、解除レバー31がリリースバー33と当接し、このリリースバー33によって操作される構成としている。
Further, in the present embodiment, the
このため、駆動歯車28に接続される前にピストンギア24を動ける状態にできるので、ピストンギア24と駆動歯車28の接続を適切に行うことができる。
Therefore, since the
さらにまた、本実施形態においては、図7に示すように、解除レバー31は、ピストンギア24を露出させる接続用開口部27とは反対の位置(異なる位置)に設けられている。
Furthermore, in the present embodiment, as shown in FIG. 7, the
このため、解除レバー31を操作しながら、ピストンギア24を回転させて、初めてピストン19が動くものとなっている。すなわち、使用者が両手を使って初めてピストン19が動くものとなる。
Therefore, the
その結果として、この点からも、使用者が誤ってピストン19を動かすことを防止できる。
As a result, from this point as well, it is possible to prevent the user from accidentally moving the
さらに、本実施形態においては、図7、図13からも理解されるように、解除レバー31は、本体ケース13の外表面から非突出の状態で設けられている。
Further, in the present embodiment, as can be understood from FIGS. 7 and 13, the
このため、解除レバー31は本体ケース13から突出していないので、使用者が誤って解除レバー31に触れてしまうのを防止することができる。
Therefore, since the
さらにまた、本実施形態においては、図11に示すように、解除レバー31の摺動方向に直行する方向の幅は、ピストンギア24の外径よりも小さく形成されている。すなわち、解除レバー31の幅は小さく形成されている。
Furthermore, in the present embodiment, as shown in FIG. 11, the width of the
このため、使用者の指が解除レバー31に掛かることがなく、使用者が誤って解除レバー31を操作してしまうことを防止できる。
Therefore, the user's finger does not hang on the
さらに、本実施形態においては、図4に示すように、本体ケース13には、ピストンギア24の接続歯26に対向する部分に凹部を設け、この凹部の底部に接続用開口部27を設けている。
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 4, the
すなわち、接続歯26が凹部内に配置されているので、使用者が誤ってピストンギア24に触れてしまうのを防止できる。
That is, since the connecting
以上説明したように、本実施形態においては、ピストンギア24の動きを停止させるギアストッパ29を設けている。
As described above, in the present embodiment, the
このため、使用者が誤ってピストンギア24に触れてしまっても、ギアストッパ29がピストンギア24の動きを停止させるので、ピストン19が動いてしまうことがない。したがって、薬剤カートリッジアダプタ4内で、薬剤カートリッジ17とピストン19の位置関係を維持することができる。
Therefore, even if the user accidentally touches the
その結果として、保管時における薬剤カートリッジアダプタ4の取り扱いが容易になり、この点からも、利便性を高めることができる。
As a result, the
以下では、この薬剤カートリッジアダプタ4を使用する薬剤注入装置1について説明する。
Hereinafter, the
図1に示す薬剤注入装置1は、上述のごとく、長筒状の筐体2、薬剤カートリッジアダプタ4が挿入される開口部3、皮膚当てカバー7、注射ボタン9、表示部10、電源ボタン11、操作ボタン12を有している。
As described above, the
この薬剤注入装置1における各部の電気的な接続を示す制御ブロック図を、図12に示す。
A control block diagram showing the electrical connection of each part in the
制御部35には、図1の注射ボタン9、表示部10、電源ボタン11、操作ボタン12が電気的に接続されている。さらに、制御部35には、記憶部36、充電式の電池37、ピストン駆動モータ38が電気的に接続されている。
The
この制御部35は、接続された各部の動作制御を行うもので、その制御プログラムが記憶部36に記憶されている。また、電池37は、制御部35に接続された各部に電力を供給する。ピストン駆動モータ38は、制御部35によって制御され、薬剤カートリッジアダプタ4のピストンギア24に回転力を供給する。
The
なお、制御部35、記憶部36は電子回路で構成され、筐体2内の制御基板(図示せず)上に設けられている。
The
そして、使用者が、電源ボタン11を押して薬剤注入装置1を起動した後、図1に示すように、薬剤カートリッジアダプタ4が薬剤注入装置1に装着され、注射針6が装着されると、注射準備が整う。
Then, after the user presses the
その後、筐体2の皮膚当接部8を注射部位に当てて、注射ボタン9を押すと、注射動作が開始される。
After that, when the
具体的には、制御部35が、図10の状態から、ピストン駆動モータ38を回転させると、その回転力が、モータ歯車39、駆動歯車28を介して、ピストンギア24に伝えられる。
Specifically, when the
すると、上述のごとく、図6において、ピストンギア24がピストン19を前方側へ摺動させる。ピストン19が薬剤カートリッジ17内のガスケット21を押し込むと、薬剤カートリッジ17内の薬剤22は注射針6を介して薬剤カートリッジ17外へと吐出させる。
Then, as described above, in FIG. 6, the
これにより、注射が行われる。 This causes an injection.
以上の説明で薬剤注入装置1の基本的な構成と動作が理解されたところで、以下に本実施形態における特徴点について説明する。
Now that the basic configuration and operation of the
本実施形態における薬剤注入装置1は、図7、図8、図13に示すように、ピストンギア24の回転停止状態を解除するリリースバー33を設けている。
As shown in FIGS. 7, 8 and 13, the
なお、図13は、図9および図10の薬剤注入装置1を反対側から見た図となっている。
Note that FIG. 13 is a view of the
このため、図13(a)に示すように、薬剤注入装置1に薬剤カートリッジアダプタ4が装着される動作に伴って、リリースバー33が解除レバー31と当接し、図13(b)に示すように、リリースバー33が解除レバー31を前方側へと操作する(摺動させる)。
Therefore, as shown in FIG. 13 (a), the
その結果として、ピストンギア24の回転停止が解除され、ピストン19が動ける状態となる。つまり、注射ができる状態となる。
As a result, the rotation stop of the
より詳細に説明すると、薬剤注入装置1の筐体2の内部には、長筒形状のリリースバー33を、筐体2の長手方向に摺動自在に設けている。
More specifically, a long cylinder-shaped
また、リリースバー33は、薬剤カートリッジアダプタ4が薬剤注入装置1に挿入された状態で、薬剤カートリッジアダプタ4の解除レバー31に対向する位置に設けられている。そして、リリースバー33の前端部は、その中央部を前方側に突出させており、この突出部33aを解除レバー31に対向させている。
Further, the
このため、リリースバー33の突出部33aを解除レバー31に適切に当接させることができるので、この突出部33aが解除レバー31を前方側へと摺動させる。
Therefore, the protruding
なお、リリースバー33の前端には、突出部33aの両側に当接部33bを設けており、この当接部33bを薬剤カートリッジアダプタ4の本体ケース13に当接させる構成としている。
The front end of the
このため、当接部33bを薬剤カートリッジアダプタ4に当接させると、解除レバー31は、突出部33aによって、突出部33aの突出長さ分だけ前方側へ摺動させられる。
Therefore, when the
図14から図17は、薬剤注入装置1の要部の断面図となっている。
14 to 17 are cross-sectional views of a main part of the
図14に示すように、リリースバー33の内部には、このリリースバー33を前方側(図13におけるB方向)に付勢しているバネ40が配置されている。このバネ40は筐体2に設けられた軸41とリリースバー33の軸42とを連結しており、軸41に連結されたバネ40がリリースバー33を前方側に引っ張っている状態となっている。
As shown in FIG. 14, a
これにより、リリースバー33は解除レバー31方向に付勢される。
As a result, the
なお、図14は、リリースバー33と解除レバー31が当接する直前の図である。
Note that FIG. 14 is a view immediately before the
この時、薬剤カートリッジアダプタ4内では、ギアストッパ29のストッパ30が接続歯26の間に差し込まれ、ピストンギア24の動き(回転)が停止されている。
At this time, in the
ここから、図15に示すように、薬剤カートリッジアダプタ4が更に挿入されると、リリースバー33がギアストッパ29の解除レバー31に当接する。
From here, as shown in FIG. 15, when the
その後、図16に示すように、薬剤カートリッジアダプタ4が更に挿入されると、リリースバー33が解除レバー31を前方側(図16におけるB方向)へと摺動させる。つまり、解除レバー31をピストンギア24の動き停止状態を解除する方向に摺動させる。
After that, as shown in FIG. 16, when the
ここで、本実施形態においては、リリースバー33を付勢するバネ40は、解除レバー31を付勢するバネ32よりも付勢力を強くしている。
Here, in the present embodiment, the
このため、バネ40は縮まずリリースバー33は動かない。動かないリリースバー33は、バネ32を縮ませながら、解除レバー31を前方側へと摺動させる。
Therefore, the
したがって、リリースバー33によって、解除レバー31を前方側へと適切に摺動させることができる。
Therefore, the
その後、図13(b)に示すように、リリースバー33の当接部33bが薬剤カートリッジアダプタ4に当接すると、解除レバー31は、突出部33aによって所定の位置まで押し込まれた状態となる。
After that, as shown in FIG. 13B, when the
この状態では、図16に示すように、ストッパ30は接続歯26の間から引き抜かれ、これによりピストンギア24の動き停止が解除され、ピストンギア24は動ける状態になる。
In this state, as shown in FIG. 16, the
この時、ピストンギア24の接続歯26は、薬剤注入装置1の駆動歯車28と接続直前の状態となっている。
At this time, the connecting
そして、図17に示すように、薬剤カートリッジアダプタ4が更に挿入されると、リリースバー33の当接部33bが薬剤カートリッジアダプタ4に当接しているので、今度はリリースバー33が後方側へと動かされる。つまり、リリースバー33は、薬剤カートリッジアダプタ4に押されて、バネ40を引き伸ばしながら、後方側(図17におけるA方向)に摺動する。
Then, as shown in FIG. 17, when the
なお、バネ40は引き伸ばされて畜力される。
The
この時、動ける状態となったピストンギア24は、駆動歯車28と、適切に接続される。
At this time, the
また、薬剤カートリッジアダプタ4の後方側では、凹部状の装着部16に薬剤注入装置1に設けられた係合部43の爪44が挿入される。これにより、薬剤カートリッジアダプタ4は薬剤注入装置1への装着された状態となり、注射が可能な状態となる。
Further, on the rear side of the
なお、係合部43は、筐体2に回動自在に軸支されており、その爪44がバネ(図示せず)によって装着部16側に付勢されている。
The engaging
すなわち、本実施形態において、薬剤カートリッジアダプタ4は、ピストンギア24の動きを停止させるストッパ30と、その動き停止状態を解除する解除レバー31とを有している。一方、薬剤注入装置1は解除レバー31を操作するリリースバー33を有している。
That is, in the present embodiment, the
このため、薬剤カートリッジアダプタ4の保管時には、ストッパ30によりピストンギア24の動きが停止されるので、ピストン19は動かない。
Therefore, when the
そして、注射時には、薬剤カートリッジアダプタ4が薬剤注入装置1に装着される動作に伴って、リリースバー33によって解除レバー31が操作され、ピストンギア24の動き停止状態が解除される。
Then, at the time of injection, the
したがって、薬剤カートリッジアダプタ4は、保管時にピストン19が動かず、注射時にピストン19が動くものとなる(注射ができるものとなる)。
Therefore, in the
その結果として、薬剤カートリッジアダプタ4の取り扱いが容易になり、利便性を高めることができる。
As a result, the
その後、制御部35がピストン駆動モータ38を回転させると、上述のごとく、モータ歯車39、駆動歯車28を介して、ピストンギア24が回転し、これにより、ピストン19が動かされて注射動作が行われる。
After that, when the
注射後、使用者が、排出レバー45を前方側(図17におけるC方向)にスライドさせると、薬剤カートリッジアダプタ4の排出動作が開始される。この排出動作では、排出レバー45後方の爪46が動力伝達レバー47を回動させると、係合部43が回動し、係合部43の爪44が薬剤カートリッジアダプタ4の装着部16から引き抜かれる。
After the injection, when the user slides the
すると、バネ40の畜力が開放され、リリースバー33が、自由になった薬剤カートリッジアダプタ4を筐体2外へと押し出す。その結果、薬剤カートリッジアダプタ4が薬剤注入装置1外へと排出される。
Then, the storage force of the
すなわち、リリースバー33は、薬剤カートリッジアダプタ4を薬剤注入装置1にセットする時には、解除レバー31を操作して薬剤カートリッジアダプタ4を装着させるものとなる。さらに、リリースバー33は、注射後は、薬剤カートリッジアダプタ4を排出するものとなる。
That is, when the
その結果として、薬剤カートリッジアダプタ4の取り扱いが容易になり、利便性を高めることができる。
As a result, the
(実施の形態2)
実施の形態2においては、実施の形態1の薬剤注入装置1に代えて、図18に示すように、緊急用アダプタ48(薬剤注入アダプタの一例)を用いて薬剤注入システムを構成している。
(Embodiment 2)
In the second embodiment, the drug injection system is configured by using the emergency adapter 48 (an example of the drug injection adapter) as shown in FIG. 18 instead of the
すなわち、例えば、使用者が10日間の旅行をする場合、薬剤注入装置1、薬剤カートリッジアダプタ4、および薬剤注入装置1の充電器(図示せず)を、同じポーチ(図示せず)に入れて持ち運ぶ。
That is, for example, when the user travels for 10 days, the
この時、例えば、使用者がホテルで薬剤注入装置1を充電し、充電器をそのまま置き忘れてしまった場合、旅行の途中で薬剤注入装置1が電池切れになるおそれがあり、このため、適切に薬剤を投与できなくなるおそれがあった。
At this time, for example, if the user charges the
そこで本実施形態においては、緊急用アダプタ48を用い、手動で薬剤を投与できるようにした。
Therefore, in the present embodiment, the
以下に、詳細に説明する。 The details will be described below.
図18、図19は、本実施形態の薬剤投与システムを示し、薬剤カートリッジアダプタ4は、図19に示すように、緊急用アダプタ48に装着されて使用される。この緊急用アダプタ48は、通常は、薬剤カートリッジアダプタ4、薬剤注入装置1、充電器と共に、例えば、同じポーチに入れられる。
18 and 19 show the drug administration system of the present embodiment, and the
図20は、緊急用アダプタ48の分解斜視図で、長方形状のギアホルダ(筐体の一例)49には、アダプタ挿入孔50が、長手方向に貫通して設けられている。このアダプタ挿入孔50には、薬剤カートリッジアダプタ4が装着部16側から挿入される。
FIG. 20 is an exploded perspective view of the
また、駆動歯車51の片側には、細長形状のシャフト52が設けられており、ギアホルダ49には、シャフト52が挿入されるシャフト挿入孔53が、長手方向に貫通して設けられている。
Further, an
シャフト52には、駆動歯車51とは反対側の端部にいわゆるDカット54が設けられている。このDカット54が設けられた端部は、シャフト挿入孔53、コイルバネ(付勢体の一例)55、および円筒状のクリックリング56に通されて、円柱状のグリップ57の中心軸部分に圧入されている。
The
このため、グリップ57を回転させると、その回転力がシャフト52を介して駆動歯車51に伝達され、駆動歯車51が回転する。
Therefore, when the
ギアホルダ49の駆動歯車51側には、薬剤カートリッジアダプタ4の解除レバー31(図13)を操作するリリースバー58が設けられている。このリリースバー58は、薬剤注入装置1のリリースバー33の突出部33a(図13)と同形状となっている。また、駆動歯車51は、薬剤注入装置1の駆動歯車28(図9、図10)と同形状となっている。
On the
さらに、図18に示すように、ギアホルダ49の駆動歯車51側で、リリースバー58と駆動歯車51の位置関係は、薬剤注入装置1の突出部33aと駆動歯車28の位置関係と同じになっている。
Further, as shown in FIG. 18, on the
このため、薬剤カートリッジアダプタ4を緊急用アダプタ48に装着する動作は、普段行っている動作(つまり、薬剤カートリッジアダプタ4を薬剤注入装置1に装着する動作)と同じになる。したがって、使用者は、違和感なく緊急用アダプタ48を使用することができる。
Therefore, the operation of attaching the
具体的に使用方法を説明すると、図21に示すように、使用者が、緊急用アダプタ48のアダプタ挿入孔50に、薬剤カートリッジアダプタ4の装着部16側を挿入すると、図22に示すように、リリースバー58が解除レバー31を操作するので、薬剤カートリッジアダプタ4は、緊急用アダプタ48に適切に装着される。
Specifically, as shown in FIG. 21, when the user inserts the mounting
そして、この状態から、図19に示すように、使用者が針装着部5に注射針6を装着し、所定の部位に注射針6を穿刺する。ここで、使用者がグリップ57を回転させると、駆動歯車51が回転し、薬剤カートリッジアダプタ4のピストンギア24(図18)が回転する。すると、上述のごとく、薬剤カートリッジ17内の薬剤22は、注射針6を介して薬剤カートリッジ17外へと吐出される。つまり、注射が行われる。
Then, from this state, as shown in FIG. 19, the user attaches the
すなわち、緊急時においては、薬剤注入装置1に代えて緊急用アダプタ48を用い、手動で薬剤を投与できるものとなる。
That is, in an emergency, the
さらに本実施形態においては、図20に示すように、ギアホルダ49とグリップ57の間には、円筒状のクリックリング56と、このクリックリング56をグリップ57側に付勢しているコイルバネ55と、を備えている。
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 20, a
このため、クリックリング56は、コイルバネ55によってグリップ57に適切に押し付けられる。
Therefore, the
このクリックリング56のグリップ57側には、6個(複数個)の三角形状をした凸部59が等間隔で環状に形成されている。また、グリップ57のクリックリング56側には、3個(複数個)の三角形状をした凸部60が等間隔で環状に形成されている。グリップ57の凸部60は、クリックリング56の凸部59上を摺動する。
On the
このため、グリップ57を回転させると、凸部60が凸部59をコイルバネ55側に押し返しながら摺動するので、いわゆるクリック感が発生する。したがって、使用者は、クリック感を感じながら、グリップ57を適切に操作することができる。
Therefore, when the
なお、本実施形態においては、凸部59を6個設けているので、使用者が6回のクリックを感じれば、グリップ57を1回転させたことになる。そして、例えば、グリップ57を3回転させれば、適切な量の注射が行われることになる。
In this embodiment, since the six
さらに本実施形態においては、グリップ57の表面に、凹部で形成された第1の目印61が設けられ、ギアホルダ49には、この第1の目印61に対応する位置に、凹部で形成された第2の目印62が設けられている。
Further, in the present embodiment, a
このため、使用者は、目印61および目印62によって、グリップ57を何回転させたかが目視できるものとなるので、薬剤を適切に注入することができる。その結果として、利便性を高めることができる。
Therefore, the
(実施の形態3)
実施の形態3は、実施の形態1の薬剤注入装置1において、薬剤カートリッジアダプタ4の排出を工夫したものである。
(Embodiment 3)
The third embodiment is a device for discharging the
すなわち、例えば、薬剤の投与中に、使用者が誤って、図1に示す薬剤注入装置1の排出レバー45を摺動させると、薬剤カートリッジアダプタ4が排出されてしまう。
That is, for example, if the user mistakenly slides the
そこで、本実施形態においては、排出レバー45の摺動を規制し、不適切時における薬剤カートリッジアダプタ4の排出を防止するようにした。
Therefore, in the present embodiment, the sliding of the
以下に、詳細に説明する。 The details will be described below.
図23は、薬剤カートリッジアダプタ4と、その係合および排出に関わる薬剤注入装置1の要部を示している。
FIG. 23 shows the main part of the
上述したごとく、排出レバー45が、薬剤カートリッジアダプタ4の排出動作方向(前方向であって、図23のC方向)へ摺動することで、薬剤カートリッジアダプタ4の排出動作を行う。
As described above, the
本実施形態においては、薬剤注入装置1の内部に、排出レバー45が排出動作方向へ摺動することを規制している長板状のスライドロック(規制体の一例)63が設けられている。
In the present embodiment, a long plate-shaped slide lock (an example of a regulated body) 63 that regulates the sliding of the
図24は、スライドロック63と排出レバー45を、図23のD方向から見た図である。
FIG. 24 is a view of the
排出レバー45とその爪46は、図24(a)から(b)のように、前方(C方向)へ摺動し、排出動作を行う。なお、排出レバー45は、排出レバーバネ64により後方に引かれている。
The
また、スライドロック63は、排出レバー45の摺動方向に対して垂直な方向に摺動自在となっている。
Further, the
スライドロック63は、樹脂で形成された長形状の板体で、一端側の端部には、排出レバー45の爪46に当接させる排出レバー当接部65が設けられている。この排出レバー当接部65は排出レバー45に対向させられている。さらに、排出レバー当接部65と反対側(他端側)の端部には、薬剤カートリッジアダプタ4に当接させるアダプタ当接部66が設けられている。このアダプタ当接部66は薬剤カートリッジアダプタ4に対向させられている。
The
スライドロック63は、排出レバー45方向、および薬剤カートリッジアダプタ4方向(図24の上方向)に摺動する。
The
このため、スライドロック63は以下の2つの状態をとることができる。
Therefore, the
図24(a)は、第1の状態を示し、薬剤カートリッジアダプタ4の排出が不適切である時(例えば注射中)の状態である。
FIG. 24A shows the first state, which is the state when the
この第1の状態では、スライドロック63が排出レバー45に向かって摺動しており、排出レバー当接部65は排出レバー45の爪46の摺動路(以下、排出レバー45の摺動路とも称する)内に配置されている。
In this first state, the
このため、使用者が排出レバー45を前方へ摺動させようとしても、爪46が排出レバー当接部65に当接し、排出レバー45は摺動が規制されて前方へ動けない。したがって、排出動作が行われず、薬剤カートリッジアダプタ4は排出されない。
Therefore, even if the user tries to slide the
すなわち、第1の状態では、排出レバー45が排出動作方向へ摺動することが規制される。
That is, in the first state, the
図24(b)は、第2の状態を示し、薬剤カートリッジアダプタ4の排出が適切である時(例えば注射後)の状態である。
FIG. 24B shows a second state, which is the state when the
この第2の状態では、スライドロック63が排出レバー45から離れる方向(図24の上方向)に摺動しており、排出レバー当接部65は排出レバー45の爪46の摺動路から外れた位置に配置されている。
In this second state, the
このため、排出レバー45は摺動が規制されることなく前方へ動けるので、排出動作が行われて、薬剤カートリッジアダプタ4が排出される。
Therefore, since the
すなわち、第2の状態では、排出レバー45が排出動作方向へ摺動できる。
That is, in the second state, the
スライドロック63が第1および第2の状態を形成および保持するために、スライドロック63の駆動機構として、図25に示すように、スライドロック63には、軸67を介してソレノイド68の可動子69が接続されている。さらに、可動子69には、ソレノイドバネ70が接続されている。
In order for the
なお、ソレノイド68は、図12の制御部35に電気的に接続されており、この制御部35によって制御される。このソレノイド68は、一般的な自己保持型であるため詳細な説明は省略するが、図25(a)に示すように、金属製の可動子69がソレノイド内部の磁石(図示せず)によって保持されている状態で、制御部35がソレノイド68のコイル(図示せず)に通電すると、磁石の磁界が弱められ、図25(b)に示すように、可動子69およびスライドロック63がソレノイドバネ70に引かれて摺動する。
The
図24(a)に示す第1の状態の時には、可動子69は、図25(a)に示すようにソレノイドの磁石に保持される。このため、可動子69が接続されたスライドロック63は、第1の状態を維持できる。
In the first state shown in FIG. 24 (a), the
この第1の状態で制御部35がソレノイド68に通電すると、上述のごとく可動子69およびスライドロック63が排出レバー45から離れる方向に摺動し、図24(b)に示す第2の状態になる。
When the
この第2の状態では。ソレノイドバネ70に引かれて、第2の状態を維持できる。
In this second state. The second state can be maintained by being pulled by the
このスライドロック63を用いた排出動作について、以下に説明する。
The ejection operation using the
図26は、図24(a)に、動力伝達レバー47、係合部43、薬剤カートリッジアダプタ4等の部品を重ねた図である。
FIG. 26 is a view in which parts such as a
薬剤カートリッジアダプタ4の排出が不適切な時(例えば注射中)は、図24(a)に示すように、スライドロック63を第1の状態とし、スライドロック63の排出レバー当接部65を排出レバー45の爪46の摺動路内に配置している。
When the
このため、使用者が、排出レバー45を、図26(a)の位置から前方へ摺動しようとしても、図26(b)に示すように、爪46が排出レバー当接部65に当接して停止する。この停止位置では、爪46は動力伝達レバー47を回動させることができず、薬剤カートリッジアダプタ4の排出動作は開始されない。
Therefore, even if the user tries to slide the
したがって、不適切時における薬剤カートリッジアダプタ4の排出が防止できるものとなる。
Therefore, it is possible to prevent the
また、薬剤カートリッジアダプタ4の排出が適切な時(例えば注射後)は、制御部35がソレノイド68に通電することで、スライドロック63を第2の状態とする。
When the
この第2の状態では、上述のごとく、使用者は、排出レバー45を前方へ摺動させることができるので、図27(a)に示すように、排出動作が行われる。具体的には、爪46が動力伝達レバー47を回動させ、爪44が装着部16から引き抜かれると、バネ40の付勢力により、薬剤カートリッジアダプタ4が前方へ排出される。
In this second state, as described above, the user can slide the
この時、使用者が薬剤カートリッジアダプタ4の前側を下に向けていると、薬剤カートリッジアダプタ4が薬剤注入装置1から落下してしまうおそれがある。
At this time, if the user faces the front side of the
そこで、本実施形態においては、図24に示すように、スライドロック63の他端側には、薬剤カートリッジアダプタ4に当接させるアダプタ当接部66を設け、このアダプタ当接部66を薬剤カートリッジアダプタ4に対向させている。
Therefore, in the present embodiment, as shown in FIG. 24, an
そして、一端側の排出レバー当接部65が排出レバー45の動きを規制していない時、つまり、スライドロック63の第2の状態であって、図24(b)に示す状態の時に、このアダプタ当接部66を薬剤カートリッジアダプタ4に当接させる構成としている。
Then, when the discharge
このため、スライドロック63が排出レバー45から離れる方向に摺動すると、アダプタ当接部66は薬剤カートリッジアダプタ4に向かって摺動し、薬剤カートリッジアダプタ4に設けられた凹部状の係合部71(図4)の前方側に挿入されるのである。
Therefore, when the
その後、図27(a)(b)に示すように、爪44が薬剤カートリッジアダプタ4から引き抜かれると、薬剤カートリッジアダプタ4は前方側へ摺動するが、この時、図27(c)に示すように、係合部71の後方側の斜面が排出レバー当接部65と当接するのである。
After that, as shown in FIGS. 27 (a) and 27 (b), when the
このように、薬剤カートリッジアダプタ4は、当接により前方への動きが止められるので、使用者が薬剤カートリッジアダプタ4の前側を下に向けていても、薬剤カートリッジアダプタ4が薬剤注入装置1から落下してしまうことがない。
In this way, since the
この点からも、薬剤注入装置1の取り扱いが容易になり、その結果として、利便性を高めることができる。
From this point as well, the handling of the
なお、係合部71は、図4からも理解されるように、装着部16に隣接した凹部で形成されており、その長手方向の長さをアダプタ当接部66の幅よりも大きくしている。
As can be understood from FIG. 4, the engaging
このため、薬剤カートリッジアダプタ4は、その排出時に係合部71の長手方向の長さ分だけ前方側に摺動することとなり、図1の皮膚当てカバー7を所定の距離(例えば3ミリ)だけ前方に突出させて停止する。
Therefore, the
したがって、使用者は、突出した皮膚当てカバー7を見て、薬剤カートリッジアダプタ4が取り出せる状態になったことを認識することができる。また、皮膚当てカバー7が前方に突出するので、使用者は、皮膚当てカバー7をつかみやすくなり、薬剤カートリッジアダプタ4の取り出しが容易になる。
Therefore, the user can see the protruding
図28は、薬剤カートリッジアダプタ4の取り出しを示す図で、使用者は、皮膚当てカバー7をつかみ、薬剤カートリッジアダプタ4を、図28(a)から(b)に示すように、引き抜いていく。
FIG. 28 is a diagram showing the removal of the
この時、図28(a)に示すように、アダプタ当接部66は係合部71の斜面に押され、スライドロック63が排出レバー45に向かって摺動する。すると、図25の可動子69がソレノイド68内に戻されるので、制御部35がソレノイド68への通電を止めると、排出レバー当接部65は排出レバー45の摺動路内で維持される。つまり、ソレノイド68を第2の状態から、第1の状態へと移行させることができる。
At this time, as shown in FIG. 28A, the
本発明は、例えば、薬剤カートリッジを保持する薬剤カートリッジアダプタと、その薬剤カートリッジアダプタが装着される薬剤注入装置と、を備えた薬剤注入システムとしての活用が期待される。 The present invention is expected to be utilized as a drug injection system including, for example, a drug cartridge adapter that holds a drug cartridge and a drug injection device to which the drug cartridge adapter is mounted.
1 薬剤注入装置
2 筐体
3 開口部
4 薬剤カートリッジアダプタ
5 針装着部
6 注射針
7 皮膚当てカバー
8 皮膚当接部
9 注射ボタン
10 表示部
11 電源ボタン
12 操作ボタン
13 本体ケース
14 カートリッジホルダ
15 ピストンホルダ
16 装着部
17 薬剤カートリッジ
18 収納部
19 ピストン
20 注射針挿入部
21 ガスケット
22 薬剤
23 ネジ
24 ピストンギア
25 ピストン駆動ネジ
26 接続歯
27 接続用開口部
28 駆動歯車
29 ギアストッパ
30 ストッパ
31 解除レバー
32 バネ
33 リリースバー
33a 突出部
33b 当接部
34 当接面
35 制御部
36 記憶部
37 電池
38 ピストン駆動モータ
39 モータ歯車
40 バネ
41 軸
42 軸
43 係合部
44 爪
45 排出レバー
46 爪
47 動力伝達レバー
48 緊急用アダプタ(薬剤注入アダプタの一例)
49 ギアホルダ(筐体の一例)
50 アダプタ挿入孔
51 駆動歯車
52 シャフト
53 シャフト挿入孔
54 Dカット
55 コイルバネ
56 クリックリング
57 グリップ
58 リリースバー
59 凸部
60 凸部
61 目印
62 目印
63 スライドロック
64 排出レバーバネ
65 排出レバー当接部
66 アダプタ当接部
67 軸
68 ソレノイド
69 可動子
70 ソレノイドバネ
71 係合部
1
49 Gear holder (example of housing)
50
Claims (9)
前記薬剤カートリッジアダプタは、
前端側に針装着部を有する長筒状の本体ケースと、
前記本体ケースに設けられている前記薬剤注入装置への装着部と、
内側にガスケットを有する薬剤カートリッジが収納される収納部と、
前記収納部に前記薬剤カートリッジが収納された状態で前記ガスケットに対向するピストンと、
前記ピストンを摺動させるピストン駆動ネジが内周に設けられ、前記薬剤注入装置に接続される接続歯が外周に設けられているピストンギアと、
前記ピストンギアの動きを停止させているストッパと、
前記ピストンギアの動き停止状態を解除する解除レバーと、
を有し、
前記薬剤注入装置は、
長筒状の筐体と、
前記筐体内に設けられており、前記薬剤カートリッジアダプタと係合する係合部と、
前記薬剤カートリッジアダプタの前記ピストンギアが接続される駆動歯車と、
前記駆動歯車に連結されているモータと、
前記薬剤カートリッジアダプタの前記解除レバーを操作するリリースバーと、を有しており、
前記リリースバーは、前記薬剤カートリッジアダプタが前記薬剤注入装置に挿入された状態で、前記薬剤カートリッジアダプタの前記解除レバーに対向している、
薬剤注入システム。 A drug injection system including a drug cartridge adapter and a drug injection device to which the drug cartridge adapter is mounted.
The drug cartridge adapter
A long tubular body case with a needle mounting part on the front end side,
A mounting portion for the drug injection device provided in the main body case, and a mounting portion for the drug injection device.
A storage unit that stores a drug cartridge with a gasket inside,
A piston facing the gasket with the drug cartridge stored in the storage portion,
A piston gear in which a piston drive screw for sliding the piston is provided on the inner circumference and connecting teeth connected to the drug injection device are provided on the outer circumference.
A stopper that stops the movement of the piston gear and
A release lever that releases the stopped state of the piston gear, and
Have,
The drug injection device
With a long tubular housing
An engaging portion provided in the housing and engaging with the drug cartridge adapter,
The drive gear to which the piston gear of the drug cartridge adapter is connected and
The motor connected to the drive gear and
It has a release bar for operating the release lever of the drug cartridge adapter, and has .
The release bar faces the release lever of the drug cartridge adapter with the drug cartridge adapter inserted into the drug injection device.
Drug injection system.
前記本体ケースが前記薬剤注入装置に装着される動作に伴って、前記薬剤注入装置のリリースバーと当接し、前記リリースバーによって前記ピストンギアの回転停止状態を解除する方向に操作される、
請求項1に記載の薬剤注入システム。 The release lever
As the main body case is attached to the drug injection device, it comes into contact with the release bar of the drug injection device and is operated by the release bar in a direction of releasing the rotation stop state of the piston gear.
The drug injection system according to claim 1.
請求項1または2に記載の薬剤注入システム。 The release lever is operated by the release bar before the piston gear is connected to the drive gear.
The drug injection system according to claim 1 or 2.
前記解除レバーを摺動自在に保持すると共に、
前記解除レバーを後方側に付勢している第1のバネを有し、
前記薬剤注入装置は、
前記リリースバーを摺動自在に保持すると共に、
前記リリースバーを前方側に付勢している第2のバネを有し、
前記第2のバネは、前記第1のバネよりも強くしている、
請求項1から3のいずれか一つに記載の薬剤注入システム。 The drug cartridge adapter
While holding the release lever slidably,
It has a first spring that urges the release lever to the rear side.
The drug injection device
While holding the release bar slidably,
It has a second spring that urges the release bar forward.
The second spring is stronger than the first spring.
The drug injection system according to any one of claims 1 to 3.
請求項4に記載の薬剤注入システム。 After operating the release lever to the front side, the release bar comes into contact with the drug cartridge and is slid to the rear side by the drug cartridge.
The drug injection system according to claim 4.
前記リリースバーが後方側に所定距離摺動した状態で、前記薬剤カートリッジアダプタの前記装着部と係合する、
請求項5に記載の薬剤注入システム。 The engaging portion of the drug injection device is
With the release bar slid rearward by a predetermined distance, it engages with the mounting portion of the drug cartridge adapter.
The drug injection system according to claim 5.
前記薬剤カートリッジアダプタは、
前端側に針装着部を有する長筒状の本体ケースと、
前記本体ケースに設けられている前記薬剤注入装置への装着部と、
内側にガスケットを有する薬剤カートリッジが収納される収納部と、
を有し、
前記薬剤注入装置は、
前記薬剤カートリッジアダプタが挿入される開口部を有する長筒状の筐体と、
前記薬剤カートリッジアダプタと係合する係合部と、
前記薬剤カートリッジアダプタを、前記薬剤カートリッジアダプタの排出方向に付勢している付勢体と、
前記筐体に摺動自在に設けられており、前記薬剤カートリッジアダプタの排出動作を行う排出レバーと、
前記排出レバーが前記排出動作方向へ摺動することを規制している規制体と、
を有しており、
前記規制体は、
長板形状で、前記筐体内に摺動自在に設けられており、
前記規制体の一端側には前記排出レバーに当接させる排出レバー当接部が設けられ、前記排出レバー当接部が前記排出レバーに対向しており、
前記規制体の他端側には前記薬剤カートリッジアダプタに当接させるアダプタ当接部が設けられ、前記アダプタ当接部が前記薬剤カートリッジアダプタに対向している、
薬剤注入システム。 A drug injection system including a drug cartridge adapter and a drug injection device to which the drug cartridge adapter is mounted.
The drug cartridge adapter
A long tubular body case with a needle mounting part on the front end side,
A mounting portion for the drug injection device provided in the main body case, and a mounting portion for the drug injection device.
A storage unit that stores a drug cartridge with a gasket inside,
Have,
The drug injection device
A long tubular housing having an opening into which the drug cartridge adapter is inserted,
An engaging portion that engages with the drug cartridge adapter,
With the urging body urging the drug cartridge adapter in the discharge direction of the drug cartridge adapter,
A discharge lever that is slidably provided on the housing and performs a discharge operation of the drug cartridge adapter,
A regulator that regulates the discharge lever from sliding in the discharge operation direction, and
Have and
The regulator is
It has a long plate shape and is slidably provided in the housing.
A discharge lever contact portion for contacting the discharge lever is provided on one end side of the regulator, and the discharge lever contact portion faces the discharge lever.
An adapter contact portion for contacting the drug cartridge adapter is provided on the other end side of the regulator, and the adapter contact portion faces the drug cartridge adapter.
Drug injection system.
請求項7に記載の薬剤注入システム。 Wherein the regulating body, the driving mechanism for causing the sliding of the regulating member is connected,
The drug injection system according to claim 7.
前記排出レバー当接部が前記排出レバーの動きを規制していない時に、前記アダプタ当接部を前記薬剤カートリッジアダプタに当接させる、
請求項7に記載の薬剤注入システム。 The regulator is
When the discharge lever contact portion does not regulate the movement of the discharge lever, the adapter contact portion is brought into contact with the drug cartridge adapter.
The drug injection system according to claim 7.
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