JP6857008B2 - refrigerator - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。 Embodiments of the present invention relate to refrigerators.
一般に冷蔵庫においては、野菜室や冷凍室などの貯蔵室に引出し式の貯蔵容器を備えたものがある。この場合、引出し式の貯蔵容器は、扉の裏面側に連結され、スライドレール機構により、前後方向に出し入れ可能に案内される(例えば、特許文献1参照)。前記スライドレール機構は、貯蔵室の内側壁に固定的に設けられた固定レールと、貯蔵容器(扉)側に設けられた可動レールとを備えている。また、それらの間に中間レールを備える構成のものもある。前記各レールは、ローラを介して前後方向にスライド移動可能に連結される。 Generally, some refrigerators are equipped with a drawer-type storage container in a storage room such as a vegetable room or a freezing room. In this case, the drawer-type storage container is connected to the back surface side of the door and is guided by a slide rail mechanism so that it can be taken in and out in the front-rear direction (see, for example, Patent Document 1). The slide rail mechanism includes a fixed rail fixedly provided on the inner side wall of the storage chamber and a movable rail provided on the storage container (door) side. In addition, there is also a configuration in which an intermediate rail is provided between them. Each of the rails is connected via a roller so as to be slidable in the front-rear direction.
上記のようなスライドレール機構にあっては、レール間を、ローラを介してスライド移動可能に連結する場合、例えば扉の引出し時の貯蔵室に対する貯蔵容器の左右方向のがたつきが比較的大きくなる問題があった。 In the slide rail mechanism as described above, when the rails are connected so as to be slidable via rollers, for example, the lateral rattling of the storage container with respect to the storage chamber when the door is pulled out is relatively large. There was a problem.
そこで、引出し式の貯蔵容器を前後方向に案内するスライドレール機構を備えたものにあって、貯蔵容器の左右方向のがたつきを抑えることができる冷蔵庫を提供する。 Therefore, a refrigerator provided with a slide rail mechanism for guiding a drawer-type storage container in the front-rear direction and capable of suppressing rattling in the left-right direction of the storage container is provided.
実施形態の冷蔵庫は、貯蔵室と、前記貯蔵室内に収容される引出し式の貯蔵容器と、前記貯蔵容器を前後方向に出し入れ可能に案内するスライドレール機構とを備え、前記スライドレール機構は、前記貯蔵室の内側壁に取付けられた固定レールと、前記固定レールに対して第1ローラを介して前後方向にスライド移動可能な中間レールと、前記貯蔵容器と共に移動するものであって前記中間レールに対して第2ローラを介して前後方向にスライド移動可能な可動レールとを備えると共に、前記中間レールには、前記可動レールの左右方向のがたつきを抑制する第1のリテーナが設けられており、前記第1のリテーナは、前記中間レールの前端部分に設けられた取付部に対して、前方から着脱可能に係合して取付けられている。 The refrigerator of the embodiment includes a storage chamber, a drawer-type storage container housed in the storage chamber, and a slide rail mechanism for guiding the storage container in and out in the front-rear direction. A fixed rail attached to the inner side wall of the storage chamber, an intermediate rail that can slide in the front-rear direction with respect to the fixed rail via the first roller, and an intermediate rail that moves together with the storage container. together and a slidable movable rail in the longitudinal direction via the second roller against, wherein the intermediate rail, a first retainer provided suppresses rattling in the lateral direction of the movable rail The first retainer is detachably engaged with the attachment portion provided at the front end portion of the intermediate rail from the front and attached .
以下、家庭用冷蔵庫に適用した一実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係る冷蔵庫1の全体構成について簡単に述べる。この冷蔵庫1は、断熱箱体からなる冷蔵庫本体2内を、断熱仕切壁により複数に区画することにより、複数の貯蔵室を備えて構成されている。詳しく図示はしないが、前記断熱箱体は、鋼板製の外箱と、プラスチック製の内箱とを結合し、それらの形成する空間内に真空断熱パネル等の断熱材を充填して構成されている。
Hereinafter, an embodiment applied to a household refrigerator will be described with reference to the drawings. First, with reference to FIG. 1, the overall configuration of the refrigerator 1 according to the present embodiment will be briefly described. The refrigerator 1 is configured to include a plurality of storage chambers by partitioning the inside of the refrigerator
前記複数の貯蔵室として、本実施形態では、冷蔵庫本体2内には、上段から順に、冷蔵室3、野菜室4、製氷室5及び上段冷凍室6、下段冷凍室7が設けられている。そのうち製氷室5及び上段冷凍室6は、左右に位置して設けられている。前記冷蔵室3の前面部には、ヒンジ開閉式いわゆる観音開き式の左右の断熱扉8、9が設けられている。前記野菜室4の前面部には、引出し式の断熱扉10が設けられ、この断熱扉10の背面部には、貯蔵容器11が連結されている。
As the plurality of storage chambers, in the present embodiment, the refrigerator
製氷室5の前面には、貯氷容器(図示せず)が連結された引出し式の断熱扉12が設けられている。上段冷凍室6の前面には、貯蔵容器(図示せず)が連結された引出し式の断熱扉13が設けられている。下段冷凍室7の前面には、貯蔵容器(図示せず)が連結された引出し式の断熱扉14が設けられている。前図示はしないが、前記製氷室5内には、自動製氷装置が設けられている。さらに、冷蔵庫本体1内には、周知の冷凍サイクルや冷機循環機構等からなる冷却機構が組込まれている。
A drawer-type
そして、上記貯蔵室のうち野菜室4には、貯蔵容器11を前後方向に出し入れ可能に案内するスライドレール機構15が設けられる。このとき、野菜室4の前面の断熱扉10の背面側には、全体としては図示しないが、貯蔵容器11を支持するための支持枠が、コ字状をなすように設けられている。貯蔵容器11は、その支持枠に対して上方から着脱可能に嵌め込まれて保持されるようになっている。前記支持枠のうち、貯蔵容器11の左右部において前後方向に延びる側部アーム部分が、後述するスライドレール機構15の可動レールを兼用するようになっている。
Then, in the vegetable compartment 4 of the storage chambers, a
スライドレール機構15は、野菜室4内の左右の側壁部において、左右対称的に設けられている。以下、それらを代表させて、野菜室4内の図で左側に配置されるスライドレール機構15について、図2〜図7も参照して説明する。尚、図1に示すように、前記下段冷凍室7にも、貯蔵容器を前後方向に出し入れ可能に案内するスライドレール機構15が設けられる。下段冷凍室7に設けられるスライドレール機構については、野菜室4内のスライドレール機構15と同様の機構を採用しても良いし、シングルレール方式のスライドレール機構を採用しても良い。
The
図2〜図4に示すように、スライドレール機構15は、野菜室4の内側壁(左側壁)に取付けられた固定レール16と、この固定レール16に対して第1ローラ19を介して前後方向にスライド移動可能な中間レール17と、この中間レール17に対して第2ローラ20を介して前後方向にスライド移動可能な可動レール18とを備えて構成される。これら各レール16〜18について、以下順に述べる。尚、図示はしないが、前記可動レール18の後端部と、右側のスライドレール機構15の可動レールの後端部とが、左右方向延びる連結部により連結されることにより、前記支持枠が構成されるようになっている。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
まず、前記固定レール16は、図3、図4(a)に示すように、金属板から、板面を左右方向に向けた状態で前後方向に延びる形状をなしている。このとき、図4(a)に示すように、固定レール16は、前後方向に見て、全体として断面が上下方向に延びている。より具体的には、固定レール16は、前方から見て、下半部が垂直に立上がるようにして、野菜室4の内側壁に沿って配置され、上下方向中間部で右側にほぼ直角に折曲げられた後、すぐに上方に直角に折曲げられて、上半部が上方に延びて立上がる形態とされている。従って、固定レール16は、上下方向中間部に段部を有した形態をなし、上半部は、野菜室4の内側壁から若干だけ離れた形態とされる。
First, as shown in FIGS. 3 and 4A, the
図2にも示すように、この固定レール16の下半部の野菜室4内を向く内面側(図で右面部)には、前端部に位置して、中間レール17をスライド可能に支持するための前記第1ローラ19が設けられている。そして、図3に示すように、固定レール16の下半部の右側面には、やや前寄り部分に位置して、前部ストッパ部21が設けられ、後端部に位置して、後部ストッパ部22が設けられている。これら前部ストッパ部21及び後部ストッパ部22は、後述する中間レール17の突出部に対応しており、該中間レール17の前後方向の移動範囲を規制するようになっている。
As shown in FIG. 2, the
また、図4にも示すように、固定レール16の右側面下辺部には、前部ストッパ部21と後部ストッパ部22との間に位置して、L字状をなすように折曲辺部16aが設けられ、その折曲辺部16a内に、前後方向に細長く延びるキャビリテーナ23が上方から嵌合固定されている。このキャビリテーナ23は、合成樹脂からなり、全体として断面四角形の棒状をなし、その上面に、正面凹形状をなすように、スライド溝部23aが形成されている。キャビリテーナ23の上面は、後述する中間レール17の第3ローラが相対的に転動するようになっていると共に、中間レール17の突出部の突片がスライド溝部23aに係合することにより、中間レール17を前後方向にガイドする。
Further, as shown in FIG. 4, on the lower side of the right side surface of the
この固定レール16の上半部の前端部には、合成樹脂製のレールスペーサ24が取付けられている。このレールスペーサ24は、図4に示すように、後述する中間レール17の下半部の左側面の平面部に当接し、相対的に摺動することにより、中間レール17との間の左右方向の間隔を確保する機能を果たす。更に、固定レール16の後部部の下部には、後述する可動レール18の後部載置片部が前後方向に移動可能に載置される可動レールガイド部25が、正面から見て右側に開放するレール状をなすように、前後方向に延びて設けられている。
A
次に、前記中間レール17は、図3、図5に示すように、金属板から、全体として、板面を左右方向に向けた状態で前後方向に延びる形状をなしている。このとき、図4(a)に示すように、中間レール17の下半部は、前後方向に見て、左方に開口した薄型のコ字状に構成されたコ字状部とされ、中間レール17の上半部が、そのコ字状部の上端の右辺部から上方に立上がる形態とされている。尚、前記コ字状部の上辺部及び下辺部の水平部分を、夫々上部水平部17a及び下部水平部17bと称する。図4(a)に示すように、下部水平部17bは、前記第1ローラ19上に載置され、中間レール17の前後方向の移動に伴い、下部水平部17bの下面を第1ローラ19が相対的に転動するようになっている。
Next, as shown in FIGS. 3 and 5, the
この中間レール17は、下半部(コ字状部)が、前記固定レール16の上半部の右側に、隙間を介して配置され、上半部が野菜室4の内側壁に近い側に配置される。図5に示すように、中間レール17の前記コ字状部の左側面は、前記固定レール16のレールスペーサ24の右側面を相対的に摺動する滑らかな平面部17cとされている。図4(a)にも示すように、この中間レール17の前端部の上部の右側面には、後述する可動レール18をスライド可能に支持するための前記第2ローラ20が設けられている。尚、図3に示すように、中間レール17の前記第2ローラ20の近傍部分には、ストッパ17eが例えば切起こしにより形成されている。
The lower half (U-shaped portion) of the
また、図3〜図5に示すように、この中間レール17には、後端部の下辺部から下方に突出する突出部30が前後方向に延びて一体的に設けられている。図5に示すように、この突出部30の左側面には、前記固定レール16のキャビリテーナ23上を転動する第3ローラ31が設けられている。突出部30の前後部は、夫々左側に直角に折曲げられ、前端部が前部係止部30aとされ、後部係止部30bとされている。突出部30の下辺には、前記キャビリテーナ23のスライド溝部23aに係合して前後方向にガイドされる突片30cが設けられている。
Further, as shown in FIGS. 3 to 5, the
これにて、中間レール17は、固定レール16に対し、下部水平部17bの下面が第1ローラ19上を相対的に転動すると共に、第3ローラ31がキャビリテーナ23上を転動することにより、前後方向にスムーズに移動される。このとき、突出部30の突片30cがスライド溝部23aに沿って移動すると共に、前記レールスペーサ24が平面部17cを相対的に摺動することにより、左右方向のがたつきなく移動される。また、固定レール16に対する中間レール17の移動可能な範囲は、前部係止部30aが前部ストッパ部21に当接する位置と、後部係止部30bが後部ストッパ部22に当接する位置との間に規制されるようになっている。
As a result, in the
そして、本実施形態では、図4(b)等にも示すように、中間レール17の前端部には、上部水平部17aのやや下方の右側面側に位置して、可動レール18の左右方向のがたつきを抑制しながら前後方向に案内するための第1のリテーナ26が設けられている。図6に示すように、この第1のリテーナ26は、合成樹脂材料からなり、正面から見てほぼH型をなすような小型のブロック状をなしており、上面側に、前後方向に延び後述する可動レール18の下辺縁部18aが差込まれる上部溝26aを有している。
Then, in the present embodiment, as shown in FIG. 4B and the like, the front end portion of the
また、図6(b)等に示すように、第1のリテーナ26には、中間レール17の前端縁部が差込まれる差込み溝26bが形成されていると共に、その差込み溝26b側に突出する爪を有する取付爪部27が一体に形成されている。取付爪部27は、差込み溝26bを開く或いは狭める方向に弾性変形可能とされている。これに対し、図3、図5に示すように、中間レール17には前端部分に位置して取付部としての前後方向に長い長方形状の取付穴17dが形成されている。第1のリテーナ26は、中間レール17の前端縁部が差込み溝26b内に差込まれるようにしながら、取付穴17dに対し取付爪部27を係合させることにより、前方から着脱可能に取付けられている。
Further, as shown in FIG. 6B and the like, the
更に、中間レール17には、図4や図7にも示すように、上部水平部17aの下面側(左側面側)の、前後方向中間部及び後端部寄り部分の2箇所に位置して、固定レール16に対する中間レール17の左右方向のがたつきを防止するための第2のリテーナ28が取付けられる。これら第2のリテーナ28は、合成樹脂材料からなり、正面から見て下向きのコ字状(C字状)をなすような小型のブロック状をなしており、下面側に、固定レール16の上辺縁部16bが下方から差し込まれる凹部28aを有している。また、図7(b)に示すように、第2のリテーナ28の右側面部には、抜止め用の凸部28bが一体に設けられている。
Further, as shown in FIGS. 4 and 7, the
これに対し、中間レール17には、図4(b)、図5、図7に示すように、前記各第2のリテーナ28が取付けられる嵌合保持部29が設けられている。この嵌合保持部29は、中間レール17の上部水平部17aの左端から上方に立上がる直ぐ上部の部分を四角く下向きに切起こして切起し部29aを設けると共に、上部水平部17aの右端から少し下の部分を四角く左向きに切起こして抜止片29bを設けて構成される。
On the other hand, as shown in FIGS. 4B, 5 and 7, the
これにより、嵌合保持部29は、切起し部29aと、上部水平部17aと、上部水平部17aの右端から立下がる部分と、抜止片29bとから、正面から見て、下面の左側が開口しているほぼ角筒状に設けられる。またこのとき、図7(b)に示すように、抜止片29bの切起しにより形成された孔部分には、抜止め部29cが設けられている。この嵌合保持部29に対し、第2のリテーナ28は、前方から嵌め込まれるように取付けられ、下方への抜止め状態に支持されると共に、凸部28bが抜止め部29cに係止して前方への抜止め状態とされる。尚、図示はしないが、右側に設けられるスライドレール機構については、第2のリテーナ28を、後方から嵌合保持部29に嵌合させて取付ける構成とすることもできる。これにより、部品の共通化を図ることができる。
As a result, the
次に、前記可動レール18は、図3等に示すように、金属板から、全体として、板面を左右方向に向けた状態で前後方向に延びる形状をなしている。また、この可動レール18の前端部には、前記断熱扉10の裏面側に取付けられる前部連結板部32が、ほぼ直角に折曲げられた形態で一体に設けられている。図示はしないが、上記したように、可動レール18の後端部と、右側の可動レールの後端部とは、左右方向延びる連結部により連結され、貯蔵容器11を保持する支持枠が構成される。
Next, as shown in FIG. 3 and the like, the
この可動レール18の上辺部には、図4に示すように、左側に直角に折曲げられた後更に下向きに折曲げられた形態の上部ガイドレール部33が前後方向ほぼ全体に渡って一体に設けられている。また、図3に一部示すように、可動レール18の後端部の左側面には、第4ローラ34が設けられている。更に、可動レール18の前後方向中間やや後ろ寄り部分には、係止片35が左側面側に切起こされるように設けられている。
As shown in FIG. 4, an upper
可動レール18は、上部ガイドレール部33が、前記第2ローラ20上に載置されると共に、第4ローラ34が前記中間レール17の上部水平部17aの上面に載置されるようにして、中間レール17の上半部の右側に配置される。この状態では、前記第2ローラ20が上部ガイドレール部33の下面を相対的に転動し、また、第4ローラ34が上部水平部17aの上面を転動することにより、可動レール18は前後方向に案内される。この場合、前記係止片35が前記ストッパ17e(図3参照)に当接することにより、前方への引出し量が規制される。尚、係止片35を、ストッパ17eを乗り越えさせるようにすることにより、可動レール18の取外しが可能とされる。
In the
そしてこのとき、図4に示すように、可動レール18の後端部を除く下辺縁部18aが、前記第1のリテーナ26の上部溝26aに上から差込まれることによって、可動レール18の前後方向の移動時における左右方向のがたつきが抑制されるようになっている。尚、可動レール18の後端部には、下方に膨出する後部膨出部36が設けられ、可動レール18(貯蔵容器11)の野菜室4内への収納状態で、後部膨出部36の下端の後部載置片部36aが、前記可動レールガイド部25上に前後方向に移動可能に載置されるようになっている。
At this time, as shown in FIG. 4, the
上記した構成のレール機構16において、レール16、17、18が組合わされた状態では、図2、図4に示すように、野菜室10の内側壁に固定レール16が固定的に取付けられ、この固定レール16に対し、中間レール17が前後方向にスライド移動可能に支持される。このとき、固定レール16の前端に設けられた第1ローラ19上に、中間レール17の下部水平部17bが載置される。また、中間レール17の後部の突出部30に設けられた第3ローラ31が、固定レール16のキャビリテーナ23上を転動すると共に、突片30cがキャビリテーナ23のスライド溝部23aに係合される。
In the
これに加え、中間レール17に2箇所に設けられた第2のリテーナ28の凹部28aに、固定レール16の上辺縁部16bが下方から差込まれる。更に、固定レール16の前端部に設けられたレールスペーサ24が、中間レール17の平面部17cに接触し、相対的に摺動する。これにて、中間レール17は、固定レール16に対し、第1ローラ19や第3ローラ31によって、前後方向にスムーズに移動されるようになると共に、レールスペーサ24や第2のリテーナ28等によって、左右方向のがたつきが抑えられる。また、固定レール16の前部ストッパ部21に突出部30の前部係止部30aが当接すること、及び、後部ストッパ部22に突出部30の後部係止部30bが当接することにより、中間レール17の前後方向の移動範囲が規制される。
In addition to this, the
そして、中間レール17に対し、可動レール18ひいては貯蔵容器11が前後方向にスライド移動可能に支持される。このとき、可動レール18の上部ガイドレール部33が、中間レール17の前端部の第2ローラ20上に載置され、これと共に、可動レール18の第4ローラ34が、中間レール17の上部水平部17aの上面に載置される。さらに、可動レール18の下辺縁部18aが、中間レール17の第1のリテーナ26の上部溝26aに上から差込まれる。
Then, the
これにより、可動レール18は、中間レール17に対し、第2ローラ20や第4ローラ34によって、前後方向にスムーズに移動されるようになると共に、第1のリテーナ26により、左右方向のがたつきが抑えられる。また、可動レール18の係止片35がストッパ17eに当接することにより、中間レール17に対する前方への引出し量が規制される。尚、断熱扉10が冷蔵庫本体2の前面に当接して閉塞されることにより、可動レール18の後方への移動量が規制される。
As a result, the
このような実施形態によれば、次のような作用・効果を得ることができる。即ち、本実施形態のスライドレール機構15においては、上記のように、固定レール16に対して第1ローラ19を介して中間レール17が前後方向にスライド移動され、その中間レール18に対して、第2ローラ20を介して可動レール18が前後方向にスライド移動される。このときの中間レール17及び可動レール18の移動、ひいては貯蔵容器11の出し入れ作業は、弱い力でスムーズに行われる。また、このとき、ストッパや係止部等によって、中間レール17及び可動レール18の移動範囲(断熱扉10ひいては貯蔵容器11の引出し量)が規制されるようになる。
According to such an embodiment, the following actions / effects can be obtained. That is, in the
ここで、特に、中間レール17の第2ローラ20に対し、可動レール18の上部ガイドレール部33が載置されて前後方向に案内される構成より、比較的弱い操作力で、可動レール18のスムーズな移動を果たすことが可能になる。但し、第2ローラ20と上部ガイドレール部33側との間には、クリアランスが必要なため、中間レール17に対する可動レール18の左右方向のがたつきが生ずる虞がある。
Here, in particular, the
ところが、本実施形態では、中間レール17に、可動レール18の下辺縁部18aが差込まれてガイドされる第1のリテーナ26を設けるようにした。これにより、貯蔵容器11の出し入れに伴う、可動レール18ひいては貯蔵容器18の左右方向のがたつきを抑えることができる。この結果、ユーザにとって高品質感が得られるスライドレール機構15を得ることができる。
However, in the present embodiment, the
特に本実施形態では、第1のリテーナ26を、中間レール17の前端部分に設けられた取付穴17dに対して、前方から着脱可能に係合して取付けられる構成とした。これによれば、第1のリテーナ26が中間レール17の前端部分に設けられているので、貯蔵容器11の引出しによって、中間レール17を貯蔵室からやや引き出した状態とすれば、ユーザであっても、第1のリテーナ26を中間レール17から簡単に取外すことができる。尚、第1のリテーナ26を取外すことにより、例えば中間レール17に対する可動レール18の取外しが容易になり、ひいては、スライドレール機構15を分解して清掃したり点検(交換)したりすることが可能となる。
In particular, in the present embodiment, the
また、本実施形態では、中間レール17に、該中間レール17の固定レール16に対する左右方向のがたつきを抑制するための第2のリテーナ28を前後2箇所に設けるようにした。これによれば、固定レール16に対する中間レール17の左右方向のがたつきも抑制することができるので、ユーザにとってより一層の高品質感を得ることができる。
Further, in the present embodiment, the
さらに本実施形態では、固定レール16に、中間レール17の移動時に該中間レール17の平面部17cを相対的に摺動して間隔を確保するレールスペーサ24を設けるようにした。このレールスペーサ24により、固定レール16と中間レール17との間で、接することなく間隔を確保することができ、摺動抵抗を小さく抑えることができ、固定レール16に対する中間レール17のより一層スムーズな移動を可能とすることができるものである。
Further, in the present embodiment, the fixed
このレールスペーサ24が金属よりも柔らかい合成樹脂製であって、金属製の固定レール15及び同じく金属製の中間レール17との間に位置している。これにより、金属同士が擦れることによる異音の発生や、金属部分が変形することを防止することができる。
The
尚、上記実施形態では、第1のリテーナ26、第2のリテーナ28、レールスペーサ24の全てを設けるようにしたが、第2のリテーナ28及びレールスペーサ24については、必要に応じて設ければ良く、少なくとも第1のリテーナ26を設けることにより、所期の目的を達成することができる。第2のリテーナ28については、3個以上設けるようにしても良い。第1のリテーナ26、第2のリテーナ28、レールスペーサ24の形状や取付構造、設ける位置についても変更が可能である。
In the above embodiment, the
また、上記実施形態では、スライドレール機構として、固定レール、中間レール、可動レールの3つのレールを備えた場合を例に説明を行ったが、固定レール及び中間レールを兼用した形態の第1レールと、可動レールとの2つのレールからなるスライドレール機構にも適用することができる。更には、中間レールを複数備えた4つ以上のレールからなるスライドレール機構に適用してもよい。 Further, in the above embodiment, the case where the slide rail mechanism is provided with three rails of a fixed rail, an intermediate rail, and a movable rail has been described as an example, but the first rail in a form in which the fixed rail and the intermediate rail are also used has been described. It can also be applied to a slide rail mechanism consisting of two rails, a movable rail and a movable rail. Further, it may be applied to a slide rail mechanism including four or more rails provided with a plurality of intermediate rails.
その他、冷蔵庫の全体構成や、スライドレール機構を構成する各レールの形状や構造等についても、様々な変更が可能であることは勿論である。以上説明した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 In addition, it goes without saying that the overall configuration of the refrigerator and the shape and structure of each rail that constitutes the slide rail mechanism can be changed in various ways. The embodiments described above are presented as examples and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other embodiments, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the gist of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are also included in the scope of the invention described in the claims and the equivalent scope thereof.
図面中、1は冷蔵庫、2は冷蔵庫本体、4は野菜室(貯蔵室)、7は下段冷凍室(貯蔵室)、10、14は断熱扉、11は貯蔵容器、15はスライドレール機構、16は固定レール、16bは上辺縁部、17は中間レール、17cは平面部、17dは取付穴(取付部)、18は可動レール、19は第1ローラ、20は第2ローラ、24はレールスペーサ、26は第1のリテーナ、27は取付爪部、28は第2のリテーナ、29は嵌合保持部、33は上部ガイドレールを示す。 In the drawing, 1 is a refrigerator, 2 is a refrigerator body, 4 is a vegetable room (storage room), 7 is a lower freezing room (storage room), 10 and 14 are heat insulating doors, 11 is a storage container, 15 is a slide rail mechanism, 16 Is a fixed rail, 16b is an upper edge, 17 is an intermediate rail, 17c is a flat surface, 17d is a mounting hole (mounting part), 18 is a movable rail, 19 is a first roller, 20 is a second roller, and 24 is a rail spacer. , 26 is a first retainer, 27 is a mounting claw portion, 28 is a second retainer, 29 is a fitting holding portion, and 33 is an upper guide rail.
Claims (3)
前記貯蔵室内に収容される引出し式の貯蔵容器と、
前記貯蔵容器を前後方向に出し入れ可能に案内するスライドレール機構とを備え、
前記スライドレール機構は、
前記貯蔵室の内側壁に取付けられた固定レールと、
前記固定レールに対して第1ローラを介して前後方向にスライド移動可能な中間レールと、
前記貯蔵容器と共に移動するものであって前記中間レールに対して第2ローラを介して前後方向にスライド移動可能な可動レールとを備えると共に、
前記中間レールには、前記可動レールの左右方向のがたつきを抑制する第1のリテーナが設けられており、
前記第1のリテーナは、前記中間レールの前端部分に設けられた取付部に対して、前方から着脱可能に係合して取付けられている冷蔵庫。 Storage room and
A drawer-type storage container housed in the storage chamber and
It is equipped with a slide rail mechanism that guides the storage container in and out in the front-rear direction.
The slide rail mechanism
A fixed rail attached to the inner wall of the storage chamber,
An intermediate rail that can slide back and forth with respect to the fixed rail via the first roller,
It is provided with a movable rail that moves together with the storage container and can slide in the front-rear direction via a second roller with respect to the intermediate rail.
The intermediate rail is provided with a first retainer that suppresses rattling of the movable rail in the left-right direction .
The first retainer is a refrigerator that is detachably engaged with a mounting portion provided at a front end portion of the intermediate rail from the front.
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