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JP6765553B1 - ノイズフィルタ - Google Patents

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JP6765553B1
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Abstract

回路基板(2)、回路基板(2)の両側部にそれぞれ分かれて配列された入力端子(8)と出力端子(9)、一端が入力端子(8)のそれぞれに接続され、他端同士が中性点に接続された線間コンデンサ(3)、一端が出力端子(9)のそれぞれに接続され、他端同士が中性点に接続された線間コンデンサ(4)、および、一端が入力端子(8)のそれぞれと接続され、他端が出力端子(9)のうち、端子配列における当該入力端子の対角に位置する出力端子と接続されるコイル(52)を有するチョークコイル(5)、を備えるように構成した。

Description

本願は、ノイズフィルタに関するものである。
交流電源と負荷装置の間には、電源から負荷装置へ侵入するノイズ、また負荷装置から電源へ漏出するノイズを低減するために、ノイズフィルタが挿入される。ノイズフィルタは回路基板あるいは金属製の取り付け板に、コモンモードチョークコイル、コンデンサ等のフィルタ構成部品を実装する(例えば、特許文献1参照。)。
実開平6−38224号公報(段落0011〜0016、図1〜図3)
しかしながら、特許文献1での開示を含め、一般的なノイズフィルタでは、交流電源に接続される入力側のコンデンサと入力側の配線に対して、負荷装置に接続される出力側のコンデンサと出力側の配線とが近接して対向配置される。さらに、交流電源に接続する入力端子と、負荷装置に接続する出力端子とを同じ相順で並ばせるため、入力側と出力側の線間コンデンサを流れるノーマルモードノイズ電流の向きが互いに同方向となる。
そのため、入力側のコンデンサと配線で形成される電流ループで発生する磁場と、出力側のコンデンサと配線で形成される電流ループで発生する磁場とが強め合うことになる。その結果、入力側の電流ループと出力側の電流ループ間の磁気結合により、配線部材を介さないノイズの伝搬経路が形成され、ノイズ低減効果が劣化する問題があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、ノイズ低減効果に優れたノイズフィルタを得ることを目的としている。
本願に開示されるノイズフィルタは、回路基板と、前記回路基板の一端部に配列された3つの入力端子、前記3つの入力端子に対応し、前記一端部に対向する他端部に配列された3つの出力端子、一端が前記3つの入力端子のそれぞれに接続され、他端同士が中性点に接続された複数の入力側線間コンデンサ、一端が前記3つの出力端子のそれぞれに接続され、他端同士が中性点に接続された複数の出力側線間コンデンサ、および、リング状のコアに周方向に沿って巻かれ、一端が前記3つの入力端子のそれぞれと接続され、他端が前記3つの出力端子のうち、前記配列における当該入力端子の対角に位置する出力端子と接続される3組のコイルを有するチョークコイル、を備え、前記3つの入力端子のうち、前記配列における外側の一方に位置する第一入力端子と、前記第一入力端子の対角に位置する第一出力端子は、前記3組のコイルのうち、両端が前記配列に沿った方向における前記第一入力端子に近い側、前記配列に沿った方向における前記第一出力端子に近い側に分かれて配置される第一コイルの両端部からそれぞれ前記対向の方向と平行に引き出された引き出し線によって接続されていることを特徴とする。
本願に開示されるノイズフィルタによれば、入力側と出力側の線間コンデンサを流れるノーマルモードノイズ電流の向きが互いに逆方向となるので、ノイズ伝搬経路の発生が抑制され、ノイズ低減効果に優れたノイズフィルタを得ることができる。
実施の形態1にかかるノイズフィルタの構成を示す部分透過斜視図である。 実施の形態1にかかるノイズフィルタの回路構成を示す回路図である。 図3Aと図3Bは、それぞれ、実施の形態1にかかるノイズフィルタの部分透過上面図と部分透過下面図である。 実施の形態1にかかるノイズフィルタと、比較例にかかるノイズフィルタ、それぞれのノーマルモードノイズ減衰特性を示す図である。 図5Aと図5Bは、それぞれ、実施の形態2にかかるノイズフィルタの部分透過上面図と部分透過下面図である。 実施の形態3にかかるノイズフィルタの回路構成を示す回路図である。 実施の形態3にかかるノイズフィルタの部分透過下面図である。 図8Aと図8Bは、それぞれ、実施の形態4にかかるノイズフィルタの部分透過上面図と部分透過下面図である。 実施の形態5にかかるノイズフィルタの部分透過上面図である。 図10Aと図10Bは、それぞれ、実施の形態6にかかるノイズフィルタの上面図と下面図である。
実施の形態1.
図1〜図4は、実施の形態1にかかるノイズフィルタについて説明するためのものであり、図1はノイズフィルタの構成を示す回路基板部分を透過させた部分透過斜視図、図2はノイズフィルタの回路構成と一部の空間的な配置の設定領域を示す回路図である。また、図3は、コモンモードチョークコイルが実装された側を上面としたときの、ノイズフィルタの回路基板部分を透過させた部分透過上面図(図1の矢視Aに対応:図3A)と部分透過下面図(図1の矢視Bに対応:図3B)である。そして、図4は、実施の形態1にかかるノイズフィルタと、比較例にかかるノイズフィルタ、それぞれのノーマルモードノイズに対する減衰量の周波数特性(ノーマルモードノイズ減衰特性)を、周波数と減衰量の片対数グラフで示す図である。
実施の形態1にかかるノイズフィルタ1は、図2に示すように、コモンモードチョークコイル5に対する、交流電源に接続する入力端子8との接続配線、負荷装置に接続する出力端子9との接続配線、それぞれに、線間コンデンサ3、4を設けたものである。例えば、交流電源側には、各相(U、V、W)に対応した入力端子8a、8b、8cが設置され、入力端子8のそれぞれとコモンモードチョークコイル5(厳密には、コイル52(図3A))とが配線により接続される。そして、入力端子8a、8b、8cに接続された配線それぞれに、線間コンデンサ3a、3b、3cの一端を接続し、各線間コンデンサ3の他端同士を中性点に接続する。
同様に、負荷装置側には、各相(u、v、w)に対応した出力端子9a、9b、9cが設置され、出力端子9のそれぞれとコモンモードチョークコイル5(コイル52)とが配線により接続される。そして、出力端子9a、9b、9cに接続された配線それぞれに、線間コンデンサ4a、4b、4cの一端を接続し、各線間コンデンサ4の他端同士を中性点に接続する。そして、図1と図3に示すように、入力端子8a、8b、8cは、回路基板2の一端側に間隔をあけて配置され、出力端子9a、9b、9cには、回路基板2の他端側に間隔をあけて配置される。
そして、プリント配線を有するプリント基板等の回路基板2の一方の面である上面2faにコモンモードチョークコイル5を配置し、線間コンデンサ3、4を上面2faの反対面である下面2fb側に配置するようにした。これによって、ノイズフィルタに関わる配線部材の実装面積を小さくでき、ノイズフィルタ1の小型化を実現することができる。
なお、コモンモードチョークコイル5は、図3Aに示すように、例えば、トロイダルコア51(あるいはリングコア)と、トロイダルコア51に巻きまわしたコイル52とで構成し、コイル端を回路基板2のプリント配線に直接接続している。この場合、コモンモードチョークコイル5を構成するコイル52を線径の大きなもので構成すると、コイル52の剛性が高いので、巻まわされたトロイダルコア51は、支持体による支持、あるいは樹脂固定がなくても回路基板2に配置される。なお、コモンモードチョークコイル5では、厳密には、相ごとに巻方向が逆転する2本のコイルで構成しているが、本願の説明においては、簡略化して、単にコイル52と称している。
ただし、ここまでの構成は、特許文献1を含め、一般的なノイズフィルタとしての基本的な構成と同様である。これに対して、本願の各実施の形態にかかるノイズフィルタ1では、図2で示した交流電源側の配線部材(領域Rs)に対する、負荷装置側の配線部材(領域Ro)を相順が異なるように空間配置した。具体的には、交流電源に接続する入力端子8a、8b、8cの相順(U、V、W)と、負荷装置に接続する出力端子9a、9b、9cの相順(u、v、w)が逆になるように、対角に位置する端子同士を接続するようにコイル52が引き出される。
線間コンデンサ3、4は、交流電源から侵入もしくは負荷装置から漏出するノーマルモードノイズをノイズ源に戻すように働く。上述したように、本願では、交流電源に接続する入力端子8a、8b、8cの相順と、負荷装置に接続する出力端子9a、9b、9cの相順が逆になっており、それに対応して交流電源と負荷装置をノイズフィルタ1に接続する。すると、交流電源または負荷装置から受信したノーマルモードノイズに対して、線間コンデンサ3a、3b、3cを流れるノーマルモードノイズ電流と、線間コンデンサ4a、4b、4cを流れるノーマルモードノイズ電流の向きが互いに逆方向となる。
これにより、交流電源側の線間コンデンサ3a、3b、3cを流れるノーマルモードノイズの電流ループで発生する磁界と、負荷装置側の線間コンデンサ4a、4b、4cを流れるノーマルモードノイズの電流ループで発生する磁界とは、打ち消しあうことになる。そのため、ノイズフィルタ1を構成する配線部材(フィルタ部材)を経由しないノイズ伝搬経路の発生が抑制され、ノーマルモードノイズ減衰特性の劣化が抑制される。
ここで、本願のノイズフィルタ1と同様のフィルタ部材を用い、交流電源側と負荷装置側の相順を揃えたことのみ異なるノイズフィルタを比較例として作成し、本願のノイズフィルタ1とノーマルモードノイズ減衰特性を比較した。その結果、図4に示すように、比較例のノイズフィルタのノーマルモードノイズ減衰特性PC(破線)よりも、本願のノイズフィルタ1におけるノーマルモードノイズ減衰特性P1(実線)の方が、0.1〜20MHzの全周波数帯で減衰量が低くなっている。つまり、本願のノイズフィルタ1の方が、相順を揃えて配置した一般的なノイズフィルタよりも、ノーマルモードノイズ減衰特性が良くなっていることが確認できた。
本願では、交流電源に接続する入力端子8a、8b、8cの相順と、負荷装置に接続する出力端子9a、9b、9cの相順が、空間配置上、逆になるように配置される。つまり、交流電源側の線間コンデンサ3のそれぞれに対向する負荷装置側の線間コンデンサ4の相が異なるように、コイル52により、対角に位置する入力端子8と出力端子9を接続した。これにより、近接する交流電源側の線間コンデンサ3と負荷装置側の線間コンデンサ4、それぞれを流れるノーマルモードノイズ電流の向きが互いに逆方向となり、周囲に発生する磁界が打ち消しあうことになる。その結果、ノイズフィルタ1のフィルタ部材を経由しないノイズ伝搬経路の発生が抑制され、従来にはないノイズ低減効果を発揮することができる。
なお、本実施の形態1では、三相交流電源と三相負荷装置との間に挿入接続される三相ノイズフィルタを例に示しているがこの限りではなく、三相4線式でもよい。また、例えば、単相交流電源と単相負荷装置との間に挿入接続される単相ノイズフィルタでもよく、相線式に関わらず、対角に位置する端子同士を接続すれば、同様の効果を有する。なお、以降の各実施の形態においても、本実施の形態1と同様に、三相ノイズフィルタを例に説明していくが、相線式に関わらず、ノイズ低減の効果を奏することができる。
さらに、後述する実施の形態2〜5を含め、本実施の形態1にかかるノイズフィルタ1では、コモンモードチョークコイル5の実装面(上面2fa)の反対側(下面2fb)に線間コンデンサ3、4を実装した。これにより、実装面積が小さくなり、小型化の要求にも応えることができる。このとき、小型化に伴い、線間コンデンサ3と線間コンデンサ4との間隔がより狭くなるが、ノイズ伝搬経路の発生が抑制されることで、ノイズが低減でき、小型化とノイズ低減を両立させることができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1においては、電源側と負荷側とで、相の異なるコンデンサが同じ向きで対向するように配置した例について説明した。本実施の形態においては、負荷側の相間コンデンサの向きをコモンモードチョークコイルのコイルの巻き状態に応じて設定する例について説明する。
図5Aと図5Bは、それぞれ、実施の形態2にかかるノイズフィルタの回路基板部分を透過させた部分透過上面図(図1の矢視Aに対応)と部分透過下面図(図1の矢視Bに対応)である。なお、本実施の形態2にかかるノイズフィルタの負荷側の線間コンデンサの向きに関連する部分以外の構成は、実施の形態1で説明した構成と同様であり、図2の回路図を援用する。
本実施の形態2にかかるノイズフィルタ1は、図5に示すように、負荷装置側の線間コンデンサ4の向きをコモンモードチョークコイル5のコイル52が巻かれていないトロイダルコア51の領域Rbの位置に応じて設定したものである。コモンモードチョークコイル5には、図5Aに示すように、各相(U−u、V−v、W−w)に対応するコイル52が、間隔をあけて巻かれているため、トロイダルコア51には、周方向でコイル52が巻かれていない領域Rbが生じる。一方、各線間コンデンサ4は、図5Bに示すように、両端面に電極43、44を配した柱状をなし、変位電流の向きと等しい両電極43、44を結ぶ線D4cが実装面(下面2fb)に平行になるように実装される。
このとき、コモンモードチョークコイル5と、線間コンデンサ3、4は、回路基板2をはさんで反対側に実装されるが、線間コンデンサ3、4と最も近い位置に存在する領域Rbは、負荷装置側の線間コンデンサ4直近の領域Rbである。そこで、線間コンデンサ4については、直近の領域Rbの外周面における中点Pmに対する接線Lt(図5A)と、両電極43、44を結ぶ線D4c(図5B)が平行になるように、実装面(2fb)上での向きを設定した。線間コンデンサ4内では、両端面の一方の電極43から他方の電極44を結ぶ線D4cに沿って変位電流が流れるので、変位電流の向きと接線Ltが平行になる。
コモンモードチョークコイル5のトロイダルコア51のうち、コイル52が巻かれていない領域Rb部分からは、外周面の中点Pmの接線Ltと同じ方向に漏れ磁場が発生する。一方、線間コンデンサ4の両端面の電極間には、線D4cの方向に流れる変位電流の周りに同心円状に右ねじ方向の磁場が発生する。このとき、接線Ltと線D4cが平行であれば、コモンモードチョークコイル5から発生する漏れ磁場と、線間コンデンサ4の電極43、44間の変位電流の周りに発生する磁場は鎖交する関係になる。そのため、コモンモードチョークコイル5から発生する漏れ磁場と線間コンデンサ4の電極間の変位電流により発生する磁場が干渉し合うことによるノイズ低減効果の劣化を抑制することができる。
なお、本実施の形態2では、負荷装置側の線間コンデンサ4を、両電極43、44を結ぶ線D4cが直近の領域Rbの外周面における中点Pmに対する接線Ltと、平行になるように実装した例を示したがこの限りではない。例えば、領域Rbが交流電源側の線間コンデンサ3の直近に位置する場合、線間コンデンサ3の両端面に形成された電極を結ぶ線を接線Ltに平行になるように、線間コンデンサ3の向きを設定するようにしてもよい。あるいは、領域Rbの配置によっては、線間コンデンサ3、線間コンデンサ4ともに接線Ltと平行になるようにしてもよい。
実施の形態3.
本実施の形態3においては、負荷装置側の線間コンデンサについて、線間コンデンサ同士の中性接続点に対地間コンデンサを追加した例について説明する。図6と図7は実施の形態3にかかるノイズフィルタについて説明するためのものであり、図6はノイズフィルタの回路構成と一部の空間的な配置の設定領域を示す回路図、図7は図1の矢視Aに対応するノイズフィルタの回路基板部分を透過させた部分透過上面図である。なお、本実施の形態3にかかるノイズフィルタの負荷側の対地間コンデンサの設置に関連する部分以外の構成は、実施の形態1で説明した構成と同様である。
実施の形態3にかかるノイズフィルタ1は、図6と図7に示すように、負荷装置側の線間コンデンサ4a、4b、4cの他端同士の中性接続点とアース7との間に対地間コンデンサ6を設ける(図7ではアース端子6gを記載)ようにした。対地間コンデンサ6はコモンモードノイズ電流をアース7に逃がすように働く。そのため、対地間コンデンサ6により、交流電源から侵入するコモンモードノイズ電流をアース7に流すことで、負荷装置に侵入するコモンモードノイズの低減が可能になる。また、負荷装置から流出するコモンモードノイズ電流をアース7に流すことで、交流電源に流出するコモンモードノイズの低減も可能になる。
本実施の形態3では、1個の対地間コンデンサ6を設置した例を示したが、負荷装置側の各相とアース7との間に3分の1の静電容量をもつ対地間コンデンサを設置した場合と同様に動作するため、部品数の削減と、ノイズフィルタ1の小型化が実現できる。また、ノーマルモードノイズ対策用の負荷装置側の線間コンデンサ4a、4b、4cは、それぞれ線間ごとに接続された静電容量のみなので、コモンモードノイズ対策用の対地間コンデンサ6があっても線間コンデンサ4a、4b、4cの静電容量は変化しない。
ここで、本実施の形態3における対地間コンデンサ6の静電容量の設定について説明する。負荷装置側の線間コンデンサ4a、4b、4cと対地間コンデンサ6の合成容量をC_XYとすると、漏洩電流I、入力電圧V、入力電圧の周波数fとの間で、式(1)が成立する。
C_XY=I/(2πfV) ・・・(1)
つまり、負荷装置側の線間コンデンサ4a、4b、4cと対地間コンデンサ6の合成容量C_XYは、負荷装置毎に異なる漏洩電流Iの規定値と、入力電圧Vおよび入力電圧の周波数fにより定まる。このため、対地間コンデンサ6の静電容量は、負荷装置側の線間コンデンサ4a、4b、4cとの合成容量C_XYが式(1)を満足するように設定する。
なお、本実施の形態3では、負荷装置側の線間コンデンサ4a、4b、4cとアース7との間に対地間コンデンサ6を設置している例を示したが、この限りではない。例えば、交流電源側の線間コンデンサ3a、3b、3cとアース7との間に対地間コンデンサを設置してもよく、双方に設けてもよい。また、ノーマルモードノイズ対策用の交流電源側の線間コンデンサ3a、3b、3cは、それぞれ線間ごとに接続された静電容量のみなので、コモンモードノイズ対策用の対地間コンデンサがあっても交流電源側の線間コンデンサ3a、3b、3cの静電容量は変化しない。
実施の形態4.
実施の形態3においては、線間コンデンサ同士の中性接続点とアースとの間に対地間コンデンサを配置する例を示した。本実施の形態4においては、さらに、対地間コンデンサの向きをコモンモードチョークコイルのコイルの巻き状態に応じて設定する例について説明する。
図8Aと図8Bは、それぞれ、実施の形態4にかかるノイズフィルタの回路基板部分を透過させた部分透過上面図(図1の矢視Aに対応)と部分透過下面図(図1の矢視Bに対応)である。なお、本実施の形態4にかかるノイズフィルタの対地間コンデンサの向きに関連する部分以外の構成は、実施の形態3で説明した構成と同様であり、図6の回路図を援用する。
本実施の形態4にかかるノイズフィルタ1は、図8に示すように、対地間コンデンサ6の向きをコモンモードチョークコイル5のコイル52が巻かれていないトロイダルコア51の領域Rbの位置に応じて設定したものである。コモンモードチョークコイル5における、周方向でコイル52が巻かれていない領域Rbについては、実施の形態2と同様である。一方、対地間コンデンサ6については、実施の形態2で説明した線間コンデンサ4と同様に、両端面に電極63、64を配した柱状をなし、両電極63、64を結ぶ線D6cが実装面(下面2fb)に平行になるように実装される。
このとき、対地間コンデンサ6と最も近い位置に存在する領域Rbは、負荷装置側の領域Rbである。そこで、対地間コンデンサ6については、直近の領域Rbの外周面における中点Pmに対する接線Ltと、両電極63、64を結ぶ線D6cが平行になるように、実装面(2fb)上での向きを設定した。対地間コンデンサ6においても、実施の形態2で説明した線間コンデンサ4と同様、両端面の一方の電極63から他方の電極64を結ぶ線D6cに沿って変位電流が流れるので、変位電流の向きと接線Ltが平行になる。
コモンモードチョークコイル5のトロイダルコア51のうち、コイル52が巻かれていない領域Rb部分からは、外周面の中点Pmの接線Ltと同じ方向に漏れ磁場が発生する。一方、対地間コンデンサ6の両端面の電極間には、電極63、64を結ぶ線D6cの方向に流れる変位電流の周りに同心円状に右ねじ方向の磁場が発生する。このとき、接線Ltと線D6cが平行であれば、コモンモードチョークコイル5から発生する漏れ磁場と、対地間コンデンサ6の電極63、64間の変位電流の周りに発生する磁場は鎖交する関係になる。そのため、コモンモードチョークコイル5から発生する漏れ磁場と対地間コンデンサ6の電極間の変位電流により発生する磁場が干渉し合うことによるノイズ低減効果の劣化を抑制することができる。
なお、本実施の形態4は、負荷装置側の線間コンデンサ4cとアース7との間に配置された対地間コンデンサ6の電極63、64を結ぶ線D6cがコモンモードチョークコイル5の領域Rbの中点Pmに対する接線Ltと平行になる例を示したがこの限りではない。例えば、領域Rbが交流電源側の線間コンデンサ3の直近に位置し、線間コンデンサ3側に対地間コンデンサが設けられていた場合、その両端面に形成された電極を結ぶ線を接線Ltに平行になるように、対地間コンデンサの向きを設定するようにしてもよい。あるいは、領域Rbの配置によっては、線間コンデンサ3、線間コンデンサ4側の対地間コンデンサ双方を接線Ltと平行になるようにしてもよい。また場合によっては、実施の形態2で説明したように、線間コンデンサ3、4それぞれの電極間を結ぶ線も、接線Ltと平行になるようにしてもよい。
実施の形態5.
上記各実施の形態においては、入力端子と出力端子として、ピン形状が想定される図で説明したが、端子の形態はこれに限ることはない。本実施の形態3では、入力端子と出力端子にネジ止め構造を形成した例について説明する。図9は、実施の形態5にかかるノイズフィルタの回路基板部分を透過させた、図1の矢視Aに対応する部分透過上面図である。なお、本実施の形態5にかかるノイズフィルタの入力端子と負荷端子以外の構成は、上記各実施の形態で説明した構成と同様である。
本実施の形態5にかかるノイズフィルタ1は、図9に示すように、実施の形態1の説明で用いた図3Aに対し、入力端子8a、8b、8cと、出力端子9a、9b、9cのそれぞれに、ネジ部81、ネジ部91を設けたものである。さらに具体的には、ネジ部81、91は、少なくとも上面2fa側に開口し、ネジによる締め付けが可能なネジ穴を設けた。また、下面2fb側には、半田付けのための図示しない領域を有するようにした。
このような構造でも、上記各実施の形態に示すノイズフィルタ1と同様の効果を得ることができる。本構成によって、コモンモードチョークコイル5の回路基板2への接続、ならびに交流電源と負荷装置のノイズフィルタ1への接続を容易にすることができる。なお本実施の形態5では、入力端子8a、8b、8cと出力端子9a、9b、9cをコモンモードチョークコイル5の配置面(上面2fa)側に設けた例を示したが、この限りではなく、反対面(下面2fb)側に設けてもよい。また、ネジ穴に限らず、プレスフィット端子、またはプレスフィット端子用の接続口、あるいは、電線を挿入するだけで接続できる速結端子にしてもよい。
実施の形態6.
上記各実施の形態では、実装面積を低減するため、コモンモードチョークコイルと線間コンデンサを回路基板の反対側の面に配置する例を示したが、これに限ることはない。本実施の形態6では、コモンモードチョークコイルと線間コンデンサを回路基板の同じ面内に実装した例について説明する。図10Aと図10Bは、それぞれ、実施の形態6にかかるノイズフィルタの上面図(図1の矢視Aに対応)と下面図(図1の矢視Bに対応)である。なお、本実施の形態6にかかるノイズフィルタの部材配置に関連する部分以外の構成については、他の実施の形態と同様であり、例えば、回路構成については、実施の形態1で説明した図2と同様である。
本実施の形態6にかかるノイズフィルタ1では、図10に示すように、コモンモードチョークコイル5と線間コンデンサ3、4は、回路基板2の同一面(上面2fa)上に配置されている。そして、入力端子8、出力端子9までの配線(配線パターン)を実施の形態1と異なる以下のような構成とした。
入力端子8側の配線パターンとして、上面2fa側には、図10Aに示すように、相ごとに配置されたパターン82とパターン83、および各相が共有するパターン84を形成した。パターン83には、コモンモードチョークコイル5の各相と、線間コンデンサ3a、3b、3cそれぞれの一端とが接続され、パターン84は中性点として、線間コンデンサ3の各他端がまとめて接続されている。そして、下面2fb側には、図10Bに示すように、相ごとに配置され、上面2fa側のパターン82とパターン83それぞれに対して回路基板2を貫通して電気接続されているパターン85が形成されている。
同様に、出力端子9側の配線パターンとして、上面2fa側には、相ごとに配置されたパターン92とパターン93、および各相が共有するパターン94を形成した。パターン93には、コモンモードチョークコイル5の各相と、線間コンデンサ4a、4b、4cそれぞれの一端とが接続され、パターン94は中性点として、線間コンデンサ4の各他端がまとめて接続されている。そして、下面2fb側には、相ごとに配置され、上面2fa側のパターン92とパターン93それぞれに対して回路基板2を貫通して電気接続されているパターン95が形成されている。
これにより、実施の形態1のノイズフィルタ1に対し、コモンモードチョークコイル5に対する線間コンデンサ3、4の空間的な配置は異なるが、ノイズフィルタ1としての回路は、図2と同じになり、回路上は等価となる。そして、コイル52により対角に位置する入力端子8と出力端子9が接続されるので、線間コンデンサ3と対向する線間コンデンサ4は、実施の形態1のノイズフィルタ1と同様に相順が逆転している。
そのため、交流電源側の線間コンデンサ3a、3b、3cを流れるノーマルモードノイズの電流ループで発生する磁界と、負荷装置側の線間コンデンサ4a、4b、4cを流れるノーマルモードノイズの電流ループで発生する磁界とは、打ち消し合うことになる。その結果、実施の形態1と同様に、ノイズフィルタ1を構成する配線部材(フィルタ部材)を経由しないノイズ伝搬経路の発生が抑制され、ノーマルモードノイズ減衰特性の劣化が抑制される。
なお、本願は、様々な例示的な実施の形態および実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
例えば、実施の形態6における、一方の面にコモンモードチョークコイル5と線間コンデンサ3、4を配置する構成は、実施の形態1に限らず、実施の形態2〜5で説明した構成に適用した場合にも、各実施の形態同様のノイズ低減効果を奏することができる。さらには、チョークコイルとしてコモンモードチョークコイル5を用いた例を示したが。これに限定されることはない。ノーマルモードチョークコイルを含めたチョークコイルであっても、配線部材(フィルタ部材)を経由しないノイズ伝搬経路の発生が抑制され、ノーマルモードノイズ減衰特性の劣化が抑制される。
以上のように、各実施の形態にかかるノイズフィルタ1によれば、回路基板2と、入力電源(交流電源)の相線式に対応し、回路基板2の一端部に配列された複数の入力端子8、複数の入力端子8に対応し、回路基板2における一端部に対向する他端部に配列された複数の出力端子9、一端が複数の入力端子8のそれぞれに接続され、他端同士が中性点に接続された複数の入力側の線間コンデンサ(線間コンデンサ3)、一端が複数の出力端子9のそれぞれに接続され、他端同士が中性点に接続された複数の出力側の線間コンデンサ(線間コンデンサ4)、および、一端が複数の入力端子8のそれぞれと接続され、他端が複数の出力端子9のうち、(端子の)配列における当該入力端子8a、8b、8cの対角に位置する(配列の順序が逆になる)出力端子9a、9b、9cと接続される複数のコイル52を有するコモンモードチョークコイル5(ノーマルモードチョークコイルを含めたチョークコイル)、を備えるように構成したので、入力側の線間コンデンサ3と出力側の線間コンデンサ4を流れるノーマルモードノイズ電流の向きが互いに逆方向となるので、フィルタ部材を介さないノイズ伝搬経路の発生が抑制され、ノイズ低減効果に優れたノイズフィルタ1を得ることができる。
とくに、複数の入力側の線間コンデンサ3、および複数の出力側の線間コンデンサ4は、回路基板2におけるコモンモードチョークコイル5が実装された面(例えば、上面2fa)の反対側の面(下面2fb)に実装されているようにすれば、実装面積が小さくなり、小型化の要求にも応えることができる。さらに小型化に伴い、線間コンデンサ3と線間コンデンサ4との間隔がより狭くなっても、ノイズ伝搬経路の発生が抑制されることで、ノイズが低減でき、小型化とノイズ低減を両立させることができる。
また、複数の入力側の線間コンデンサ3、および複数の出力側の線間コンデンサ4、の少なくともいずれかは、両端面に電極(例えば、電極43、44)が配置された柱状をなし、両端面の電極を結ぶ線(例えば、線D4c)が、コモンモードチョークコイル5を構成するリング状のコア(トロイダルコア51)のうち、周方向においてコイル52が巻かれていない領域Rbの外周面における中点Pmに対する接線Ltと平行になるように配置すれば、コモンモードチョークコイル5から発生する漏れ磁場と、線間コンデンサ4、あるいは線間コンデンサ3の電極間の変位電流の周りに発生する磁場は鎖交する関係になる。そのため、コモンモードチョークコイル5から発生する漏れ磁場と線間コンデンサ4あるいは線間コンデンサ3の電極間の変位電流により発生する磁場が干渉し合うことによるノイズ低減効果の劣化を抑制することができる。
さらに、一端が接地され、他端が複数の入力側の線間コンデンサ3または複数の出力側の線間コンデンサ4の中性点に接続された他端同士に接続された対地間コンデンサ6を備えれば、対地間コンデンサ6により、交流電源から侵入するコモンモードノイズ電流をアース7に流すことで、負荷装置に侵入するコモンモードノイズの低減が可能になる。あるいは、負荷装置から流出するコモンモードノイズ電流をアース7に流すことで、交流電源に流出するコモンモードノイズの低減も可能になる。
さらに、対地間コンデンサ6は、両端面に電極63、64が配置された柱状をなし、両端面の電極63、64を結ぶ線D6cが、コモンモードチョークコイル5を構成するリング状のコア(トロイダルコア51)のうち、周方向においてコイル52が巻かれていない領域Rbの外周面における中点Pmに対する接線Ltと平行になるように配置すれば、コモンモードチョークコイル5から発生する漏れ磁場と対地間コンデンサ6の電極間の変位電流により発生する磁場が干渉し合うことによるノイズ低減効果の劣化を抑制することができる。
1:ノイズフィルタ、 2:回路基板、 2fa:上面、 2fb:下面、 3、3a、3b、3c:線間コンデンサ(入力側線間コンデンサ)、 4、4a、4b、4c:線間コンデンサ(出力側線間コンデンサ)、 5:コモンモードチョークコイル(チョークコイル)、 51:トロイダルコア、 52:コイル、 8、8a、8b、8c:入力端子、 9、9a、9b、9c:出力端子、 6:対地間コンデンサ、 6g:アース端子、 7:アース、 D4c、D6c:(電極間を結ぶ)線、 Lt:接線、 Pm:中点、 Rb:領域。

Claims (8)

  1. 回路基板と、
    前記回路基板の一端部に配列された3つの入力端子、
    前記3つの入力端子に対応し、前記一端部に対向する他端部に配列された3つの出力端子、
    一端が前記3つの入力端子のそれぞれに接続され、他端同士が中性点に接続された複数の入力側線間コンデンサ、
    一端が前記3つの出力端子のそれぞれに接続され、他端同士が中性点に接続された複数の出力側線間コンデンサ、および、
    リング状のコアに周方向に沿って巻かれ、一端が前記3つの入力端子のそれぞれと接続され、他端が前記3つの出力端子のうち、前記配列における当該入力端子の対角に位置する出力端子と接続される3組のコイルを有するチョークコイル、を備え、
    前記3つの入力端子のうち、前記配列における外側の一方に位置する第一入力端子と、前記第一入力端子の対角に位置する第一出力端子は、前記3組のコイルのうち、両端が前記配列に沿った方向における前記第一入力端子に近い側、前記配列に沿った方向における前記第一出力端子に近い側に分かれて配置される第一コイルの両端部からそれぞれ前記対向の方向と平行に引き出された引き出し線によって接続されていることを特徴とするノイズフィルタ。
  2. 前記配列における外側の他方に位置する第三入力端子と、前記第三入力端子の対角に位置する第三出力端子と接続する第三コイル、および残りの第二入力端子と第二出力端子と接続する第二コイルは、前記回路基板から離れた空間内でそれぞれの引き出し線を交差させていることを特徴とする請求項1に記載のノイズフィルタ。
  3. 前記引き出し線の交差は、前記第二コイルの前記配列に沿った方向における前記第三出力端子に近い側の端部から前記第二出力端子へ向けて引き出された引き出し線と、前記第三コイルの前記配列に沿った方向における中間部分に位置する端部から前記第三出力端子へ向けて引き出された引き出し線より形成されていることを特徴とする請求項2に記載のノイズフィルタ。
  4. 前記チョークコイルとして、コモンモードチョークコイルを用いたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のノイズフィルタ。
  5. 前記複数の入力側線間コンデンサ、および前記複数の出力側線間コンデンサは、前記回路基板における前記チョークコイルが実装された面の反対側の面に実装されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のノイズフィルタ。
  6. 前記複数の入力側線間コンデンサ、および前記複数の出力側線間コンデンサ、の少なくともいずれかは、
    両端面に電極が配置された柱状をなし、前記両端面の電極を結ぶ線が、前記コアのうち、周方向において前記コイルが巻かれていない領域の外周面における中点に対する接線と平行になるように配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のノイズフィルタ。
  7. 一端が接地され、他端が前記複数の入力側線間コンデンサまたは前記複数の出力側線間コンデンサの中性点に接続された前記他端同士に接続された対地間コンデンサを備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のノイズフィルタ。
  8. 前記対地間コンデンサは、両端面に電極が配置された柱状をなし、
    前記両端面の電極を結ぶ線が、前記コアのうち、周方向において前記コイルが巻かれていない領域の外周面における中点に対する接線と平行になるように配置されていることを特徴とする請求項7に記載のノイズフィルタ。
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