JP6762572B2 - 油圧式トルクレンチの打撃トルク発生装置 - Google Patents
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Description
図21は、この油圧式トルクレンチの一例を示したもので、この油圧式トルクレンチの本体1は、高圧空気の供給、停止を行うメインバルブ2と正逆回転の打撃トルクを選択的に発生させるための正逆回転切換バルブ3を有し、このバルブ2、3から送気される高圧空気により回転トルクを発生するロータ4を駆動する。そして、ロータ4の回転トルクを打撃トルクに変換する油圧式の打撃トルク発生装置5を油圧式トルクレンチの本体1の先端部に突設されたフロントケース6内に設けるようしている。この油圧式の打撃トルク発生装置5は、ライナーケース7内にライナー8を設け、このライナー8内に作動油を充填密閉し、ライナー8内に同軸に嵌挿した主軸9に1個又は複数個の羽根挿入溝を設け、この羽根挿入溝内に羽根Bを嵌挿し、この羽根BをばねSにて常時主軸外周方向に付勢してライナー8の内周面に当接するとともに、主軸9の外周面に1個又は複数個のシール面を形成する。また、ライナー8には、打撃トルクの大きさを調整する出力調整機構10を設ける。そして、ロータ4によりライナー8を回転させることにより、ライナー8の内周面に形成した複数個のシール面と主軸9の外周面に形成したシール面及び羽根Bとが合致したとき、主軸9に打撃トルクを発生させるものである。
この主軸9の2個の突起部15a、15bは、軸方向及び周方向の長さをライナー11の内部の空洞部よりいずれも短く形成することにより、軸方向の両端及び周方向の先端に作動油の流通する通路を形成するように構成する。
このシール面31a’、31b’を構成するライナー31の空洞部の内周面は、略円筒面形状をし、その角度θが30°〜70°、好ましくは、40°〜60°程度(本実施例においては、50°)に形成するようにする。
これにより、山形状のシール面31a、31bを2個にすることで、実質的にこのシール面31a’、31b’を形成するライナー31の空洞部の加工工程を省略することができ、構造が簡単となり、耐久性を有する油圧式トルクレンチの打撃トルク発生装置を提供することができるものとなる。
これにより、摺動抵抗が小さくエネルギ効率をより良くした油圧式トルクレンチの打撃トルク発生装置を提供することができる。
(1)回転軸を水平方向にして使用する際のドライビングブレードの動作の安定性が低い。
(2)作動油中に含まれる部品の摩耗に生じた磁性粉によって、部品が摩耗し、装置の耐久性を低下させる。
具体的には、図17(c)に示すように、ドライビングブレード34a、34bの横断面形状において、中心線Loを挟んで左側に膨出部34eを形成することで、左側半分の体積を右側半分の体積より大きくし、中心線Lo上に重心が位置しないようにしている。
これにより、図20に示すように、特に、回転軸を水平面に対して垂直方向にして使用する場合と比較して、ドライビングブレード34a、34bの動作が安定しにくい回転軸を水平方向にして使用する際のドライビングブレード34a、34bの動作の安定性が向上し、安定して高い出力を得ることができる。
具体的には、図18(a)及び(b)に示すように、ドライビングブレード34a、34bの他の部材と接触しない箇所に磁石38を埋め込んだり、図18(c)に示すように、磁石38を貼り付けたりするほか、ドライビングブレード34a、34b自体を磁化するようにすることもできる。
なお、磁石38の大きさ(表面積や厚み)や磁力強度は、ドライビングブレード34a、34bに吸着させる磁性粉の量等によって、適宜設定することができる。
これにより、他の部材との接触による抵抗やバランス面での影響を受けることなく、作動油中に含まれる部品の摩耗に生じた磁性粉をドライビングブレード34a、34bに吸着させることで、磁性粉によって部品が摩耗することを防止することができる。また、メンテナンスの際にドライビングブレード34a、34bを拭うだけで、ドライビングブレード34a、34bに吸着した磁性粉を簡易に除去することができる。
2 メインバルブ
3 正逆回転切換バルブ
4 ロータ
5 打撃トルク発生装置
6 フロントケース
7 ライナーケース
8 ライナー
9 主軸
10 出力調整機構
11 ライナー
11a ライナーのシール面
11b ライナーのシール面
12 ライナー上蓋
13 ライナー下蓋
14a ドライビングブレード
14b ドライビングブレード
15a 主軸の突起部
15b 主軸の突起部
16 連通溝
17 ノックピン
21 ライナー
21a ライナーのシール面
21b ライナーのシール面
22 ライナー上蓋
22c ガイド溝
23 ライナー下蓋
23c ガイド溝
24a ドライビングブレード
24b ドライビングブレード
25a 主軸の突起部
25b 主軸の突起部
26 連通溝
27a ピン
27b ピン
29 アキュムレータ
31 ライナー
31a ライナーのシール面
31a’ ライナーのシール面
31b ライナーのシール面
31b’ ライナーのシール面
32 ライナー上蓋
32c ガイド溝
33 ライナー下蓋
33c ガイド溝
34a ドライビングブレード
34b ドライビングブレード
34c 溝
34d 鋼棒
34e 膨出部
35a 主軸の突起部
35b 主軸の突起部
37a 鋼球
37b 鋼球
38 磁石
39 アキュムレータ
H 高圧室
L 低圧室
Lo 中心線
S ばね
Claims (4)
- 内部に作動油が充填される空洞部を備え、該空洞部の内周面から突出するようにシール面を形成した、ロータによって回動されるライナーと、
2個の突起部を有し、ライナーの内部に同軸に配設される主軸と、
両端部にシール面を有し、作動油が充填されるライナーの空洞部に嵌挿される2個のドライビングブレードとを有してなり、
ドライビングブレードによって、ライナーの内部を高圧室と低圧室とに区画して、主軸に打撃トルクを発生させるようにした油圧式トルクレンチの打撃トルク発生装置において、
前記ドライビングブレードの横断面における長手方向の中心を通り長手方向に対して垂直に交わる線を挟んで、ドライビングブレードの横断面形状を非対称に形成するようにするとともに、
前記ライナーのシール面を空洞部の180°回転対称位置に2個形成し、該ライナーのシール面と、各ドライビングブレードの一方のシール面が合致したとき、他方のシール面が空洞部の内周面に摺接してシールすることにより、ドライビングブレードによって、ライナーの内部を高圧室と低圧室とに区画して、主軸に打撃トルクを発生させるようにしたことを特徴とする油圧式トルクレンチの打撃トルク発生装置。 - 前記各ドライビングブレードの一方の側面に、ライナー上蓋及びライナー下蓋の内面に形成したガイド溝に嵌挿されて、ドライビングブレードの動きを規制する鋼球を配設することにより、ライナーの1回転につき1回の打撃トルクを主軸に発生させるようにしてなることを特徴とする請求項1に記載の油圧式トルクレンチの打撃トルク発生装置。
- 前記ドライビングブレードのシール面を、ドライビングブレードの両端部に形成した溝に配設した鋼棒で構成するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の油圧式トルクレンチの打撃トルク発生装置。
- 前記ドライビングブレードに磁力を持たせるようにしたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の油圧式トルクレンチの打撃トルク発生装置。
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