JP6740044B2 - 導電性弾性部材及び画像加熱装置 - Google Patents
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Description
[画像形成装置]
図6は本発明に係る画像加熱装置を定着装置113として搭載した画像形成装置100の一例の構成模式図である。この画像形成装置100は電子写真記録技術を用いたモノクロのレーザプリンタである。
以下で説明する定着装置113に関して、正面側とは用紙Sの入口側、背面側とは用紙Pの出口側である。左右とは装置113を正面側からみて左又は右である。本実施例においては右側を一端側(駆動側)、左側を他端側(非駆動側)とする。上流側と下流側は用紙搬送方向Aにおいて上流側と下流側である。また、加圧ローラの軸線方向或いはこれに平行な方向を長手方向とし、これに直交する方向を短手方向とする。
本実施例における可撓性を有するフィルム121は自由状態においては自身の弾発性によりほぼ円筒形状(筒状)を呈し、外径が20mmであり、厚み方向に多層構成となっている。図5はこのフィルム121の層構成模式図である。層構成としては、フィルム121の強度を保つための円筒状の基層121aと、この基層121aの外周面に配設された導電プライマ層121bと、更にその外側に配設された、フィルム表面への汚れ付着低減のための離型層121cと、からなる。
本実施例のヒータ122はフィルム加熱方式の加熱装置で用いられる一般的なヒータであり、セラミックス製の基板上に抵抗発熱体を直列に設けたものを用いている。
ホルダー123は、ヒータ122の熱を奪い難いように低熱容量の材料が好ましく、本実施例では耐熱性樹脂である液晶ポリマー(LCP)を用いた。ホルダー123は強度を持たせるために鉄製のステー124でヒータ122とは反対側から支えられている。
加圧ローラ130は、芯金131とこの芯金131の外回りに同心一体にローラ状に設けられた耐熱性の弾性層132、さらに弾性層132の上に形成された離型層133により構成されている。
加圧ローラ130の芯金131の一端側には同心一体に駆動ギア134が配設されている。また、芯金131の他端側には弾性ローラ部に隣接させて導電性弾性体(導電性弾性部材)である環状の導電ゴム輪135が嵌着されている。この導電ゴム輪135については後述する。
フィルムユニット120と加圧ローラ130は互いに平行配列されてそれぞれ装置筐体140の一端側と他端側の側板141L・141R間に配設されている。フィルムユニット120は一端側と他端側のフランジ部材125R・125Lがそれぞれ側板141L・141Rに対して所定に位置決めされ固定して支持されている。従って、フィルムユニット20の内部アセンブリであるヒータ122・ホルダー123・ステー124も側板141L・141R間に固定されて支持されている。
加圧ローラ130のギア134に制御部150で制御されるモータ153の駆動力が駆動伝達部を介して伝達されることで、加圧ローラ130が駆動回転体として図4において矢印R130の方向に所定の周速度で回転駆動される。この加圧ローラ130の回転により定着ニップ部Bにおける加圧ローラ130との摩擦力でフィルム121に回転力が作用する。これにより、フィルム121はその内面がヒータ121の面に密着して摺動しながら矢印R121の方向に加圧ローラ130の回転周速度にほぼ対応し周速度で従動回転する。
前記のように、フィルム121の他端側には導電プライマ層121bの露出部である導電層露出部(導電面)121dがフィルム周方向に環状に配設されている。加圧ローラ130の側にはフィルム121の導電層露出部121dに対応位置する部分に導電層露出部121dに接する導電性弾性体(導電性弾性部材)である環状(リング状、ドーナツ状)の導電ゴム輪135が配設されている。
表1に本実施例の構成と共に比較検討を行なった比較例としての定着装置構成の内容を示す。本実施例の構成は、加圧ローラ130として弾性ローラ部の外径D130がφ14mmの加圧ローラを用い、導電ゴム輪135として図1の(b)に示した貫通穴135cのある導電ゴム輪を用い、これを芯金131に装着したものである。
導電ゴム輪135に貫通穴135cを設けた本実施例では加圧ローラ130の外径D130:14mmに対して、導電ゴム輪135の外径D135を13.6〜14.0mmに設定する。これにより、良好な定着性と静電オフセットの発生のない状態を両立することができた。加圧ローラ130は外径D130が14mmであるが定着ニップ部Bを形成するために圧縮変形させると、およそ実質13.4mmの外径に相当する径まで変形する。
比較例の導電ゴム輪135Aにおいて、例えば外径13.2mmの導電ゴム輪を使用した場合は、1〜3枚目については問題がないものの、100枚目で静電オフセットが発生した。これは1枚目の定着時には図11の「状態B」の状態になっていたものの、100枚目定着時には加圧ローラ130の外径が熱膨張により大きくなったためである。つまり導電ゴム輪135Aの外径D135が加圧ローラ130の外径D130に対して相対的に小さい図11の「状態A」の状態になったためである。
(1)定着ニップ部Bを形成するためのフィルムユニット120と加圧ローラ130の加圧構成は、フィルムユニット120を加圧ローラ130に対して加圧する装置構成にすることもできる。フィルムユニット120と加圧ローラ130の両者を互いに加圧する構装置成にすることもできる。即ち、加圧機構はフィルムユニット120と加圧ローラ130の少なくとも一方を他方に向けて加圧する構成であればよい。
Claims (10)
- 少なくとも一部に周方向に沿って導電面を有し、画像を担持した記録材を加熱する回転体と、芯金と該芯金の外回りにローラ状に形成された弾性層を備え、前記回転体と前記弾性層の弾性に抗して加圧して当接することにより前記回転体との間に前記記録材を挟持搬送するニップ部を形成する弾性ローラを有する画像形成装置において前記芯金に嵌着されて用いられ前記ニップ部において弾性に抗して前記導電面と接して前記芯金と連れ回り可能な環状の導電性弾性部材であって、環状面に厚さ方向に平行かつ環状面の周方向に複数の貫通穴が設けられていることを特徴とする導電性弾性部材。
- 外周面に凹凸形状が形成され、前記貫通穴は前記凹凸形状の凸部分に対応して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の導電性弾性部材。
- 画像を担持した記録材を加熱する回転体と、
芯金と該芯金の外回りにローラ状に形成された弾性層を備え、前記回転体と前記弾性層の弾性に抗して加圧して当接することにより前記回転体との間にニップ部を形成する弾性ローラと、を有し、
前記ニップ部にてトナー像を担持した記録材を挟持搬送して加熱する画像加熱装置であって、
前記回転体は少なくとも一部に周方向に沿って導電面を有し、
前記芯金には前記ニップ部において弾性に抗して前記導電面と接して前記芯金と連れ回り可能な環状の導電性弾性部材を有し、
前記導電性弾性部材には環状面に厚さ方向に平行かつ環状面の周方向に複数の貫通穴が設けられていることを特徴とする画像加熱装置。 - 前記導電性弾性部材の外周面に凹凸形状が形成され、前記貫通穴は前記凹凸形状の凸部分に対応して設けられていることを特徴とする請求項3に記載の画像加熱装置。
- 前記弾性層は微細な空孔を持つスポンジ状の弾性材料にて形成されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の画像加熱装置。
- 前記芯金はトナーの帯電極性とは逆極性の電荷を逃がすように配置された整流子を介して接地されていることを特徴とする請求項3から請求項5の何れか1項に記載の画像加熱装置。
- 前記芯金と前記導電性弾性部材を介して前記導電面にトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加する電源部を有することを特徴とする請求項3から請求項6の何れか1項に記載の画像加熱装置。
- 前記回転体は可撓性を有する筒状のフィルムであり、前記フィルムの内面に接するバックアップ部材を有し、前記弾性ローラは前記フィルムを介して前記バックアップ部材と当接することを特徴とする請求項3から請求項6の何れか1項に記載の画像加熱装置。
- 前記バックアップ部材は前記フィルムを加熱する加熱体であり、前記フィルムは前記加熱体に摺動して回転することを特徴とする請求項8に記載の画像加装置。
- 前記弾性ローラは駆動回転体であることを特徴とする請求項3から請求項9の何れか1項に記載の画像加熱装置。
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