JP6620789B2 - ターボ過給エンジンの排気装置 - Google Patents
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Description
さらに、排気通路が複数の気筒に連通する複数の独立排気管を有するものとされ、各独立排気管内のいずれにおいてもいわゆる排気干渉が生じないように形成されるので、各気筒から排出された排気ガスが十分な速度を保ちつつ各独立排気管の内部を流通する。このため、各独立排気管に設けられた二次空気導入部においてエゼクタ効果が効率よく発揮され、十分な量の空気が各独立排気管に導入される。これにより、排気ガスがタービンを通過するときにその排気ガス中の未燃成分の酸化反応が十分に進行するので、当該酸化反応による排気ガスの高温化を効率よく達成することができる。
図1は、本発明の排気装置が適用されたターボ過給エンジンの好ましい実施形態を示す概略システム図であり、図2は、当該エンジンのエンジン本体1を示す概略断面図である。本図に示されるエンジンは、走行用の動力源として車両に搭載された4サイクルのガソリンエンジンであり、エンジン本体1と、エンジン本体1に導入される吸気が流通する吸気通路20と、エンジン本体1から排出される排気ガスが流通する排気通路30と、排気通路30内に外部から空気を導入する二次空気システム40と、排気ガスのエネルギーにより駆動されて吸気を過給するターボ過給機60とを備えている。
図1に示すように、二次空気システム40は、第1・第2独立排気管31,32内に空気を導入するための上述した2つの二次空気導入部41と、各二次空気導入部41と吸気通路20とを連通する連通路42とを有している。
以上説明したように、当実施形態では、ターボ過給機60のタービン61よりも上流側に位置する第1独立排気管31および第2独立排気管32にそれぞれ二次空気導入部41が設けられ、各二次空気導入部41は、排気ガスが内部を通過する第1管部51と、第1管部51の外周を取り囲むように配置された第2管部52と、第1管部51と第2管部52との間に形成された環状隙間Pに空気を取り込むための取込部53とを有している。第1管部51の下流端部は、第2管部52の内周面から環状隙間Pの分だけ隔てた位置において第2管部52の内部に開放された開放端とされ、第1管部51の出口面積A2は、第1管部51の上流側部分の流路面積および排気ポート11の出口面積A1(言い換えると第1管部51の下流端部よりも上流側を流れる排気ガス通路の流路面積)に比べて小さい値に設定されている。このような構成によれば、タービン61を流れる排気ガス中の未燃成分を安定的に酸化させ、それによってタービン61の駆動力を十分に高めることができるという利点がある。
上記実施形態では、本発明の排気装置をロータリエンジンに適用した例について説明したが、本発明はロータリエンジンだけでなくレシプロエンジンにも適用可能である。その一例を図7を用いて詳しく説明する。
7 ロータ収容室(気筒)
8 作動室
30 排気通路
31 独立排気管
32 独立排気管
34 触媒装置
41 二次空気導入部
42 連通路
51 第1管部
52 第2管部
53 取込部
58 切替弁
60 ターボ過給機
61 タービン
101 エンジン本体
102A〜102D 気筒
130 排気通路
131 独立排気管
132 独立排気管
141 二次空気導入部
158 切替弁
160 ターボ過給機
161 タービン
Claims (4)
- 複数の気筒を含むエンジン本体と、エンジン本体に導入される吸気が流通する吸気通路と、エンジン本体から排出される排気ガスにより駆動されて吸気を過給するターボ過給機とを備えたターボ過給エンジンに適用される排気装置であって、
前記排気ガスが流通する排気通路と、
前記排気通路内に外部から空気を導入する二次空気導入部と、
前記二次空気導入部と前記吸気通路とを連通する連通路とを備え、
前記ターボ過給機は、前記排気ガスにより回転駆動されるタービンと、タービンを収容するタービンハウジングとを備え、
前記タービンハウジングは、前記タービンの周囲に、仕切壁により仕切られた複数のスクロール部を有し、
前記排気通路は、前記複数の気筒と前記複数のスクロール部とを1対1の関係で接続する複数の単管状の独立排気管を有し、
前記複数の独立排気管にそれぞれ前記二次空気導入部が設けられ、
前記二次空気導入部は、排気ガスが内部を通過する第1管部と、第1管部の外周を取り囲むように配置された第2管部と、前記第1管部と前記第2管部との間に形成された環状隙間に空気を取り込むための取込部とを有し、
前記第1管部の下流端部は、前記第2管部の内周面から前記環状隙間の分だけ隔てた位置において前記第2管部の内部に開放された開放端とされ、
前記第1管部の下流端部の流路面積は、当該下流端部よりも上流側を流れる排気ガス通路の流路面積に比べて小さい値に設定され、
前記第1管部の下流端部から下流側に所定距離離れた前記タービンハウジングの内部に前記タービンが配置され、
前記連通路は、前記吸気通路から延びる共通連通管と、共通連通管の下流端から分岐して前記各二次空気導入部に接続される複数の独立連通管とを有し、
前記各独立連通管には、前記各二次空気導入部から前記吸気通路への空気の逆流を防止する逆止弁がそれぞれ設けられている、ことを特徴とするターボ過給エンジンの排気装置。 - 請求項1に記載のターボ過給エンジンの排気装置において、
前記排気ガスを浄化するための触媒を含む触媒装置が前記タービンよりさらに下流側の排気通路に配置されている、ことを特徴とするターボ過給エンジンの排気装置。 - 請求項2に記載のターボ過給エンジンの排気装置において、
前記二次空気導入部の取込部に空気を供給するのを許容または停止する切替弁が前記共通連通管に設けられ、
前記切替弁は、前記触媒の温度が所定値未満となるエンジンの冷間時に少なくとも開弁される、ことを特徴とするターボ過給エンジンの排気装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のターボ過給エンジンの排気装置において、
前記二次空気導入部の取込部に空気を供給するのを許容または停止する切替弁が前記共通連通管に設けられ、
前記切替弁は、エンジンの負荷が高くかつ回転速度が低い運転条件のときに少なくとも開弁される、ことを特徴とするターボ過給エンジンの排気装置。
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