JP6617070B2 - スクロール型液ポンプ - Google Patents
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Description
旋回側基板部の他方の面は、ハウジングに面接触しており、旋回側基板部の他方の面およびハウジングの旋回側基板部に接触する面の少なくとも一方には、液体を流通させる液体導入溝(411〜415)が形成されており、ハウジング内に形成されてバランサが収容される内側空間(21a)は、液体導入溝に連通しており、バランサは、回転軸とともに回転した際に、内側空間内の液体を外周側に押し出す羽根形状に形成されているスクロール型液ポンプである。
固定側基板部には、複数の作動室から液体を流出させる複数の吐出穴(31a〜31m)が形成されており、複数の吐出穴は、旋回スクロールが公転運動した際に、全ての作動室がいずれかの吐出穴に連通するように配置されており、
さらに、複数の吐出穴を開閉する複数の吐出弁(10e〜10m)を備え、複数の吐出弁は、作動室内の液圧が予め定めた基準圧力以上となった際に吐出穴を開くものであり、複数の吐出弁として、少なくとも旋回側歯部および固定側歯部のうち外周側の1巻き分の部位同士によって形成される外周側作動室に連通する吐出穴(31e〜31m)を開閉する外周側吐出弁(10e〜10m)が設けられているスクロール型液ポンプである。
図1〜図8を用いて、本発明の第1実施形態を説明する。本実施形態のスクロール型液ポンプ1(以下、単に液ポンプ1と記載する。)は、車両用ブレーキ装置に適用されている。液ポンプ1は、車両用ブレーキ装置において、ブレーキフルード(液体)を圧送して、車輪のホイールに作用させるブレーキフルードの液圧を調整する機能を果たす。
第2〜第6実施形態では、第1実施形態に対して、図9〜図13に示すように、液体導入溝の形状および配置態様を変更した例を説明する。なお、図9〜図13は、第1実施形態で説明した図3に対応する図面である。また、図9以下の図面では、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付している。
本実施形態では、第1実施形態に対して、図14〜図16に示すように、バランサ7の形状を変更した例を説明する。
本実施形態では、第1実施形態に対して、図17に示すように、旋回スクロール4の旋回側基板部41に、作動室Vと液体導入溝411とを連通させる貫通穴41bを追加している。その他の液ポンプ1の構成は、第1実施形態と同様である。従って、本実施形態の液ポンプ1によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、第1実施形態に対して、図18に示すように、吸入口3aの位置を変更した例を説明する。本実施形態の吸入口3aは、フロントハウジング21の外周側面に形成されて、内側空間21aに連通するように形成されている。このため、吸入口3aから作動室Vへ至る液体流入経路は、吸入口3aから吸入されたブレーキフルードを、内側空間21aを介して作動室Vへ導くように形成されている。
第1実施形態では、副吐出穴31b〜31mを円形状に形成した例を説明したが、本実施形態では、図19に示すように、楕円形状に形成した例を説明する。図19は、第1実施形態の図2に対応する軸方向垂直断面図である。さらに、一部の副吐出穴31b〜31gの長軸が外周側ラップOLの接線と一致するように配置され、別の副吐出穴31h〜31mの長軸が内周側ラップIL上の接線と一致するように配置されている。
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。
21 フロントハウジング(ハウジング)
3 固定スクロール
31 固定側基板部
32 固定側歯部
4 旋回スクロール
41 旋回側基板部
42 旋回側歯部
411〜415 液体導入溝
31a〜10m 吐出穴
10e〜10m 吐出弁
Claims (12)
- 駆動部から出力された回転駆動力によって回転する回転軸(5)と、
前記回転軸から伝達される回転駆動力によって公転運動するとともに、平板状の旋回側基板部(41)および前記旋回側基板部の一方の面から前記回転軸の軸方向へ突出する渦巻き状の旋回側歯部(42)を有する旋回スクロール(4)と、
平板状の固定側基板部(31)および前記固定側基板部から前記回転軸の軸方向へ突出して前記旋回側歯部と噛み合う渦巻き状の固定側歯部(32)を有する固定スクロール(3)と、
前記旋回スクロールを収容するハウジング(21)と、
前記回転軸が回転する際に作用する遠心力の不均衡を抑制するバランサ(7)と、を備え、
前記旋回スクロールおよび前記固定スクロールを噛み合わせることによって形成される作動室(V)の容積を変化させて、液体を圧送するスクロール型液ポンプであって、
前記旋回側基板部の他方の面は、前記ハウジングに面接触しており、
前記旋回側基板部の他方の面および前記ハウジングの前記旋回側基板部に接触する面の少なくとも一方には、前記液体を流通させる液体導入溝(411〜415)が形成されており、
前記ハウジング内に形成されて前記バランサが収容される内側空間(21a)は、前記液体導入溝に連通しており、
前記バランサは、前記回転軸とともに回転した際に、前記内側空間内の液体を外周側に押し出す羽根形状に形成されているスクロール型液ポンプ。 - 前記液体導入溝(411〜414)は、複数形成されており、
隣り合って配置された前記液体導入溝(411〜414)同士の距離が、前記旋回スクロールの公転直径以下になっている請求項1に記載のスクロール型液ポンプ。 - 前記旋回側基板部の他方の面は、円環状に形成されており、
前記液体導入溝(411、412、414)は、前記旋回側基板部の他方の面に、複数形成されており、
複数の前記液体導入溝(411、412、414)のうち少なくとも一部は、前記旋回側基板部の他方の面の内周側と外周側とを連通させる形状に形成されている請求項1または2に記載のスクロール型液ポンプ。 - 前記液体導入溝(415)は、前記回転軸の軸方向から見たときに、渦巻き状に形成されている請求項1ないし3のいずれか1つに記載のスクロール型液ポンプ。
- 前記ハウジングには、前記液体を吸入する吸入口(3a)が形成されており、
前記吸入口から前記作動室へ至る液体流入経路は、前記吸入口から吸入された前記液体を、前記内側空間(21a)を介して前記作動室へ導くように形成されている請求項1ないし4のいずれか1つに記載のスクロール型液ポンプ。 - 前記旋回側歯部および前記固定側歯部は、前記回転軸の軸方向から見たときに、中心軸周りに2巻き以上形成されており、
前記作動室は、複数形成されており、
前記固定側基板部には、前記複数の作動室から前記液体を流出させる複数の吐出穴(31a〜31m)が形成されており、
前記複数の吐出穴は、前記旋回スクロールが公転運動した際に、全ての前記作動室がいずれかの前記吐出穴に連通するように配置されており、
さらに、前記複数の吐出穴を開閉する複数の吐出弁(10e〜10m)を備え、
前記複数の吐出弁は、前記作動室内の液圧が予め定めた基準圧力以上となった際に前記吐出穴を開くものであり、
前記複数の吐出弁として、少なくとも前記旋回側歯部および前記固定側歯部のうち外周側の1巻き分の部位同士によって形成される外周側作動室に連通する前記吐出穴(31e〜31m)を開閉する外周側吐出弁(10e〜10m)が設けられている請求項1ないし5のいずれか1つに記載のスクロール型液ポンプ。 - 駆動部から出力された回転駆動力によって回転する回転軸(5)と、
前記回転軸から伝達される回転駆動力によって公転運動するとともに、平板状の旋回側基板部(41)および前記旋回側基板部の一方の面から前記回転軸の軸方向へ突出する渦巻き状の旋回側歯部(42)を有する旋回スクロール(4)と、
平板状の固定側基板部(31)および前記固定側基板部から前記回転軸の軸方向へ突出して前記旋回側歯部と噛み合う渦巻き状の固定側歯部(32)を有する固定スクロール(3)と、
前記旋回スクロールを収容するハウジング(21)と、を備え、
前記旋回側歯部および前記固定側歯部は、前記回転軸の軸方向から見たときに、中心軸周りに2巻き以上形成されており、
前記旋回スクロールおよび前記固定スクロールを噛み合わせることによって形成される複数の作動室(V)を容積変化させて、液体を圧送するスクロール型液ポンプであって、
前記固定側基板部には、前記複数の作動室から液体を流出させる複数の吐出穴(31a〜31m)が形成されており、
前記複数の吐出穴は、前記旋回スクロールが公転運動した際に、全ての前記作動室がいずれかの前記吐出穴に連通するように配置されており、
さらに、前記複数の吐出穴を開閉する複数の吐出弁(10e〜10m)を備え、
前記複数の吐出弁は、前記作動室内の液圧が予め定めた基準圧力以上となった際に前記吐出穴を開くものであり、
前記複数の吐出弁として、少なくとも前記旋回側歯部および前記固定側歯部のうち外周側の1巻き分の部位同士によって形成される外周側作動室に連通する前記吐出穴(31e〜31m)を開閉する外周側吐出弁(10e〜10m)が設けられているスクロール型液ポンプ。 - 前記複数の外周側吐出弁は、共通する板状部材(10)に形成されたリード弁である請求項6または7に記載のスクロール型液ポンプ。
- 前記複数の吐出穴のうち少なくとも一部は、前記旋回側歯部の先端部によって閉塞可能に形成されている請求項6ないし8のいずれか1つに記載のスクロール型液ポンプ。
- 前記回転軸の軸方向から見たときに、前記固定側歯部の外周側が描く曲線を外周側ラップ(OL)と定義し、前記固定側歯部の内周側が描く曲線を内周側ラップ(IL)と定義したときに、
少なくとも一部の前記吐出穴(31b〜31g)は、外周側ラップに沿って配置されており、
別の少なくとも一部の前記吐出穴(31h〜31m)は、内周側ラップに沿って配置されている請求項6ないし9のいずれか1つに記載のスクロール型液ポンプ。 - 前記吐出穴は、円形状に形成されており、
少なくとも一部の前記吐出穴(31b〜31g)の中心点は、前記外周側ラップ上に配置されており、
別の少なくとも一部の前記吐出穴(31h〜31m)の中心点は、前記内周側ラップ上に配置されている請求項10に記載のスクロール型液ポンプ。 - 前記吐出穴は、長円形状あるいは楕円形状に形成されており、
少なくとも一部の前記吐出穴(31b〜31g)の長軸は、前記外周側ラップの接線上に配置されており、
別の少なくとも一部の前記吐出穴(31h〜31m)の長軸は、前記内周側ラップの接線上に配置されている請求項10に記載のスクロール型液ポンプ。
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