JP6613201B2 - 車両用駆動装置 - Google Patents
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Description
図2はクランク軸15とトルクコンバータ30との連結構造を示す断面図である。図2に示すように、クランク軸15とトルクコンバータ30とは、ドライブプレート40を介して互いに連結されている。クランク軸15の出力フランジ24には、複数のネジ孔24aが形成されている。この出力フランジ24には、ドライブプレート40の中央部40aが締結ボルト41を用いて取り付けられる。また、トルクコンバータ30を構成するポンプシェル31の外周面には、ネジ孔42aを備えた複数の取付部42が固定されている。このポンプシェル31の取付部42には、ドライブプレート40の外周部40bが締結ボルト43を用いて取り付けられる。ここで、締結ボルト43は所定トルクで締め付けられており、トルクコンバータ30に対して径方向に所定の推力が作用した場合には、ドライブプレート40に対するポンプシェル31の相対移動が許容される。すなわち、ポンプシェル31とドライブプレート40とは、互いに摺動自在に連結されている。なお、ドライブプレート40の中央部40aには、締結ボルト41を挿入する貫通孔44が形成されており、ドライブプレート40の外周部40bには、締結ボルト43を挿入する貫通孔45が形成されている。
トルクコンバータ30の重心位置について説明する。図3は図1のA−A線に沿ってクランク軸15とトルクコンバータ30との位置関係を示す説明図である。なお、図3には破線を用いてクランクピンP4の投影位置が示されている。図3に示すように、トルクコンバータ30の重心Cgと、トルクコンバータ30の中心C1とは、互いに若干ずれている。つまり、トルクコンバータ30のバランス状態は、重心Cgと中心C1とが互いにずれるアンバランス状態である。なお、トルクコンバータ30の完成検査においては、トルクコンバータ30のダイナミックバランスが測定され、トルクコンバータ30に作用する不釣り合いを解消するため、トルクコンバータ30に対してバランスウェイトが取り付けられる。この完成検査において、トルクコンバータ30の不釣り合いを完全に解消することなく、敢えてトルクコンバータ30の不釣り合いを若干残すことにより、トルクコンバータ30を所定のアンバランス状態に調整することが可能である。
前述したように、トルクコンバータ30は、クランク軸15に対して径方向に移動自在に連結されている。さらに、トルクコンバータ30の重心Cgは、トルクコンバータ30の中心C1からクランクピンP4の逆位相側にずれている。このような構造を採用することにより、クランク軸15が回転する際には、トルクコンバータ30の遠心力がクランクピンP4の逆位相側に作用するため、図3に矢印Zで示すように、トルクコンバータ30はクランクピンP4の逆位相側にスライドする。このトルクコンバータ30のスライドつまり径方向移動は、図3の拡大部分に一点鎖線のセンターボス50で示すように、ポンプシェル31のセンターボス50と出力フランジ24の収容孔51とが互いに接触した位置で停止する。
次いで、参考例を用いてクランク軸100に発生する振動について説明した後に、トルクコンバータ30によるクランク軸15の振動抑制について説明する。図7は参考例としてトルクコンバータ101が連結されたクランク軸100の振動状況を示す模式図である。また、図8は実施例としてトルクコンバータ30が連結されたクランク軸15の振動状況を示す模式図である。なお、図7に示されるクランク軸100とトルクコンバータ101とは、それぞれの中心が互いに一致した状態で連結されている。なお、図7において、図1に記載される部品と同様の部品については、同一の符号を付してその説明を省略する。
X=2W/m ・・・(1)
図9(a)〜(c)は本発明の他の実施の形態である車両用駆動装置が備えるクランク軸15の構造を示す説明図である。なお、図9(a)〜(c)において、前述した部材や部位と同様の部材や部位については、同一の符号を付してその説明を省略する。前述の説明では、クランク軸15に対するトルクコンバータ30の重心Cgの位置を調整することにより、トルクコンバータ30のスライド方向を設定しているが、これに限られることはない。例えば、図9(a)に示すように、クランク軸15の出力フランジ24に、長孔形状の収容孔60を形成しても良い。この場合には、トルクコンバータ30のセンターボス50が収容孔60に沿って移動するため、スライドするトルクコンバータ30の移動方向を任意に設定することが可能である。
11 エンジン
15 クランク軸
21 コネクティングロッド
24 出力フランジ(端部)
30 トルクコンバータ
P1 クランクピン
P2 クランクピン
P3 クランクピン
P4 クランクピン(基準クランクピン)
C1 中心
C2 回転中心
Cg 重心
Claims (4)
- エンジンに回転自在に設けられ、コネクティングロッドを支持する複数のクランクピンが形成されるクランク軸と、
前記クランク軸の端部に連結されるトルクコンバータと、
を有し、
前記複数のクランクピンのうち、前記トルクコンバータ側に配置されるクランクピンは基準クランクピンであり、
前記トルクコンバータの中心は、前記クランク軸の回転中心から前記基準クランクピンの逆位相側にずれている、車両用駆動装置。 - 請求項1記載の車両用駆動装置において、
前記トルクコンバータは、前記クランク軸に径方向に移動自在に連結され、
前記トルクコンバータの重心は、前記トルクコンバータの中心から前記基準クランクピンの逆位相側にずれている、車両用駆動装置。 - 請求項1または2記載の車両用駆動装置において、
前記クランク軸が回転する際に、前記トルクコンバータは前記クランク軸に対して径方向に移動する、車両用駆動装置。 - 請求項1記載の車両用駆動装置において、
前記トルクコンバータと前記クランク軸とは互いに固定されている、車両用駆動装置。
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