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JP6698665B2 - 自動分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、血液等の生体サンプルに含まれる成分を自動的に分析する自動分析装置に係り、特に、使用済みの反応容器を収容する廃棄部を備えた自動分析装置に関する。
血液等の生体サンプルに含まれる目的の成分を分析する装置として、光源からの光を、分析対象である、サンプルと試薬とが混合した反応液に照射して得られる単一または複数の波長の透過光や散乱光の光量を測定する自動分析装置が広く用いられている。
自動分析装置には、生化学検査や血液学検査の分野等で生体サンプル中の目的成分の定量、定性分析を行う生化学分析用の装置や、サンプルである血液の凝固能を測定する血液凝固分析用の装置等がある。
後者の分析では特に、血液の凝固反応によって反応液が液体状態から固体状態へと変化するため、分析に使用した反応液を収容する反応容器は、廃棄のために回収する必要がある。ここで、使用済みの反応容器等を自然落下により廃棄部に回収した場合には、廃棄部のある特定の場所へ反応容器が集積してしまい、これがこぼれ落ちしてしまうこと、さらにはこのこぼれ落ちた反応容器を人の手によって拾った場合に二次感染を引き起こしてしまうこと等のおそれがある。
特許文献1では、このようなある特定の場所への反応容器等の集積を防ぐための技術として、自然落下によって使用済みのチップやベッセルを使い捨ての収納容器へ回収したのちに、収納容器自体を往復直線運動により前後左右あるいは上下に振動させ、この振動によって内部に収容されたチップやベッセルを平らに均す機構を備えた装置について説明されている。
特開平9-127127号公報
しかしながら、特許文献1に記載された手法においては、収納容器自体の振動によって内部のチップやベッセルの高さを平均化することができるものの、収納容器を振動させるための専用の機構を別途設置する必要があり、装置の複雑化、大型化を招く。さらに、収納容器自体の振動が光学系の検出部にも伝わることによって測定結果に影響がでるおそれがある。
本発明の目的は、省スペース化を維持しつつ使用済みの反応容器の集積を防ぎ、かつ、振動等のノイズによる測定結果への影響を抑えた信頼性の高い分析を実現することに関する。
上記課題を解決するための一態様として、試料を反応容器に分注する試料分注機構と、試薬を反応容器に分注する試薬分注機構と、前記反応容器を保持する反応容器保持部と、当該保持された反応容器に収容された試料と試薬との混合液に光を照射する光源と、当該照射された光を検出する検出部と、から構成される測定部と、当該測定が終了した反応容器が廃棄される反応容器廃棄部と、当該反応容器を、前記反応容器保持部から前記反応容器廃棄部へ移送し、当該反応容器廃棄部へ廃棄する反応容器移送機構と、前記反応容器移送機構の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記反応容器廃棄部における前記反応容器の廃棄が所定の位置で連続して行われないように、前記反応容器移送機構の動作を制御することを特徴とする自動分析装置、及び当該装置を用いた分析方法を提供する。
上記一態様によれば、反応容器移送機構が反応容器の廃棄部への廃棄のポイント、タイミングを重複させないように動作するため、省スペース化を維持しつつ廃棄部内での使用済みの反応容器の特定の場所での集積を防ぎ、かつ、振動等のノイズによる測定結果への影響を抑えた信頼性の高い分析を実現することができる。
本実施の形態に係る自動分析装置の基本構成を示す図。 本実施の形態(第1の実施の形態)に係る、蓋部を有さない反応容器廃棄部の構成を示す図。 本実施の形態(第2の実施の形態)に係る、複数の開口部を備えた蓋部を有する反応容器廃棄部の構成を示す図。 本実施の形態(第3の実施の形態)に係る、溝状の開口部を備えた蓋部を有する反応容器廃棄部の構成を示す図。 本実施の形態(第4の実施の形態)に係る、複数の開口部を備えた蓋部を備え、内部に複数に区切られた収納スペースを有する反応容器廃棄部の構成を示す図。 本実施の形態(第5の実施の形態)に係る、内部の反応容器の蓄積状況を検知する検知器を有する反応容器廃棄部の構成を示す図。 本実施の形態(第5の実施の形態)に係る、内部の反応容器の蓄積状況に応じた反応容器移送機構の動作を説明するフローチャート。 本実施の形態(第6の実施の形態)に係る2モジュールの血液凝固分析部を備えた自動分析装置の基本構成を示す図。 本実施の形態(第6の実施の形態)に係る自動分析装置における血液凝固分析部の構成を示す図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、全体を通して、各図における同一の機能を有する各構成部分については説明を省略することがある。
<装置の基本構成>
図1に、本実施の形態に係る自動分析装置の基本構成を示す。ここでは、自動分析装置の一態様として血液凝固分析を行う装置の例について説明する。本図に示すように自動分析装置100は、主として、試料ディスク102、試薬ディスク104、試料分注機構105、試料分注機構洗浄部106、反応容器設置部108、反応容器移送機構109、反応容器供給部110、検出ユニット111、試薬分注機構112、試薬分注機構洗浄部113、反応容器廃棄部114、操作部115、制御部116、記憶部117、インターフェイス118等から構成される。
試料ディスク102は、時計回り、反時計回りに回転自在なディスク状のユニットであって、試料または精度管理試料を保持する試料容器101をその円周上に複数個配置することができる。
試薬ディスク104は、試料ディスク102と同様に、時計回り、反時計回りに回転自在なディスク状のユニットであって、試料に含まれる各検査項目の成分と反応する成分を含有する試薬を収容する試薬容器103をその円周上に複数個配置することができる。また、本図には示していないが、試薬ディスク104では、保冷機構等を備えることにより、配置された試薬容器103内の試薬を保冷可能に構成することもできる。
試料分注機構105は、試料ディスク102に保持された試料容器101内の試料を吸引して、試料分注ポート119に設置された反応容器107内へ吐出する。ここで、試料分注機構105の動作は、図示しない試料用シリンジポンプの動作に伴って、制御部116の指示に基づいて制御される。
試料分注機構洗浄部106は、試料分注機構105を洗浄水によって水洗する機構である。水洗のタイミングは制御部116の指示に基づいて制御される。
試薬分注機構112は、試薬ディスク104に保持された試薬容器103内の試薬を吸引して、検出ユニット111の反応容器設置部108に設置された、試料が分注された反応容器107内に分注を行う。ここで、試薬分注機構112の動作は、図示しない試薬用シリンジポンプの動作に伴って、制御部116の指示に基づいて制御される。
試薬分注機構洗浄部113は、試薬分注機構112を洗浄水によって水洗する機構である。水洗のタイミングは制御部116の指示に基づいて制御される。
なお、ここでは試料分注機構洗浄部106と、試薬分注機構洗浄部113が各々別個に設けられている構成について説明したが、単一のユニットであっても良い。
反応容器供給部110は、分析前の反応容器107を複数保持可能に構成される。
反応容器移送機構109は、分析に使用する反応容器107を反応容器供給部110から試料分注ポート119に移送し、搬入する。また、試料が分注された後の反応容器107を、試料分注ポート119から搬出し、検出ユニット111の反応容器設置部108への移送、搬入を行う。分析終了後は、反応容器設置部108から反応容器107を搬出し、反応容器廃棄部114へ移送し、廃棄する。
検出ユニット111は、反応容器107を設置するための1つ以上(本実施例では、一例として6つの場合を示している)の反応容器設置部108と、図示しない光源とフォトダイオードから構成される検出部(光センサ)とから構成される光学系を有している。光源は、反応容器設置部108に挿入された、分析対象である試料と試薬との混合液である反応液を収容する反応容器107へ光を照射し、反応液中で生じた反応によって産生される物質により得られる散乱光や透過光等の光強度の測定を行う。例えば、散乱光を検出する場合には、それぞれの反応容器設置部108は、下方に配置された光源と、側面に配置された検出部とを有している。このとき、検出部は受光した散乱光を光/電流変換を行うことで、受光した光強度を示す測光信号を図示しないA/D変換器に出力する。A/D変換器でA/D変換された光強度の測定信号は、インターフェイス118を介して制御部116と記憶部117に送られる。
例えば血液凝固検査項目では、サンプルと試薬とが反応すると、時間の経過とともにフィブリンが析出する。そして、このフィブリンの析出に伴って散乱される光量も増加する。この光量を検出することで、サンプル中のフィブリノーゲン量(Fbg)を求めることができる。また、各々の検査項目に対応する試薬を用いて同様に光量を監視することで、プロトロンビン時間(PT)や活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)等の他の血液凝固検査項目を分析することもできる。
反応容器廃棄部114は、分析に使用済みの反応容器107を廃棄するためのユニットである。より具体的には、反応容器114が投入される廃棄口である開口部と、開口部の下方に配置された本図には図示しない収納ボックスを有する。
操作部115は入力手段としてキーボードやマウス、表示部に表示された操作画面などの入力端末を有し、キーボードや操作画面から分析する試料の分析項目を入力し、制御部116へ入力する。
制御部116は、操作部115からの入力に基づき試料ディスク102、試薬ディスク104、試料分注機構105、試料分注機構洗浄部106、反応容器移送機構109、検出ユニット111、試薬分注機構112、試薬分注機構洗浄部113の動作を制御し、自動分析装置100を構成する種々の構成の動作や条件設定等の制御全般を行う。また、制御部は、検出ユニット111からインターフェイス118を介して入力された測定信号を処理し、検出結果に基づく目的成分の濃度や血液凝固時間を求めるための演算、および異常個所の特定といったデータ処理等を実施する。詳細は後述する。
記憶部117は操作部115からの入力情報と、試料ディスク102等の動作情報と、試薬、検体情報等を記憶する。
インターフェイス118は試料ディスク102等の動作情報と操作部115からの入力情報と、制御部116からの動作情報と記憶部117に格納する情報の仲介をする。
このように構成した本実施例の形態の自動分析装置100における試料の分析は試料分注、試薬分注、測光、反応容器107の廃棄、データ処理の順番に実施される。以下に基本的な分析の流れについて詳述する。
試薬ディスク104上には、複数の試薬容器103が円周上に並んで配置されており、操作部115から分析項目の選択および分析開始指示を受けると、分析項目に従って、目的の試薬容器103を試薬分注機構112の下まで時計回りもしくは反時計回りに回転して、搬送する。試薬容器103中の試薬は、試薬分注機構112に連結された試薬用シリンジ(図示せず)により、所定量分注される。反応容器供給部110上には複数の反応容器107が縦横に配置されている。反応容器移送機構109は所定の順番に反応容器供給部110から反応容器107を試薬分注ポート119を経由して反応容器設置部108に移送、搬入する。
試料ディスク102上には、複数の試料容器101が円周上に並んで配置されており、分析される試料の順番に従って時計回りもしくは反時計回りに回転し、試料分注機構105の下まで搬送する。
試料容器101中の検体は、試料分注機構105に連結された試料用シリンジ(図示せず)により、試料分注ポート119に設置された反応容器107に所定量分注される。次に、試薬分注機構112は、試薬容器103から試薬を吸引し、検出ユニット111の反応容器設置部108に設置された試料を収容する反応容器107に分注する。
光源から光を照射し、反応容器107に収容された試料と試薬との混合液である反応液内での反応の進行は、上述したフォトダイオードなどで構成される検出部によって採取され、検出ユニット111にて検知される。検知したデータ、使用検出ユニット番号、使用試料種類および試料ディスク102上の設置位置、使用試薬種類および試薬ディスク104上の設置位置は記憶部117に格納される。
反応容器107内に保持した反応液の反応および測定が完了すると、反応容器107は反応後の混合液を保持したまま、反応容器移送機構109によって、反応容器廃棄部114へ廃棄される。
第1の実施の形態
図2は、本実施の形態に係る、蓋部を有さない反応容器廃棄部の構成を示す図である。図1に示した反応容器廃棄部114は、本実施の形態では開口した収納ボックス201から構成される。反応容器移送機構202は、搬送路204を経由して、分析が終了した使用済みの反応容器203を収納ボックス201へ搬送し、廃棄する。
このとき、反応容器移送機構202が反応容器203を廃棄する箇所が常に同じである場合、収納ボックス201内にて反応容器203は一定の箇所に蓄積されてしまう。そこで、本実施の形態に係る反応容器移送機構202は、収納ボックス201上にて、反応容器203の廃棄動作が所定の位置にて連続して行われないように、廃棄ポイントを任意に決定することができる。収納ボックス201上であれば、廃棄する場所に制限はなく、例えば、反応容器移送機構202の位置を制御するモータ(図示せず)の駆動量をわずかに変えるだけで、廃棄するポイントが連続しないようにずらすことができる。このように、反応容器移送機構202の動作の制御によって廃棄するポイントをずらすことができれば、振動によるノイズの影響を抑えつつ、反応容器203が収納ボックス201内の特定の箇所に蓄積するのを防ぐことができる。これにより、測定結果の信頼性を維持し、省スペース化を実現した自動分析装置において、収納ボックス201内の反応容器203の蓄積を均すことができる。
第2の実施の形態
上述した実施の形態では、蓋部を備えておらず、上面が開口した収納ボックスを有する反応容器廃棄部の構成について説明した。本実施の形態では、複数の開口部を備えた蓋部を有する収納ボックスからなる反応容器廃棄部の構成について、図3を用いて説明する。
本構成において、反応容器移送機構302は、搬送路306を経由して、分析が終了した使用済みの反応容器303を収納ボックス301の蓋部305に形成された複数の開口部304へ搬送し、廃棄する。本図においては蓋部305に形成された開口部304が5つの場合を示しているが、この数は限定されるものではなく、必要に応じて変更可能である。
ここで、反応容器移送機構302は、図1に示した反応容器設置部108上に設置された使用済みの反応容器303を保持後、搬送路306を通って、複数ある開口部304のうちのいずれか1つの開口部の直上に移動し、反応容器303を廃棄する。廃棄する順番としては、例えば、図中の開口部1→開口部2→開口部3→開口部4→開口部5→開口部1→・・・のように一定のシーケンスに従って設定することができ、また必要に応じて変更することもできる。このように、一定のシーケンスに従って複数形成された開口部への廃棄の順序を変えることによって、収納ボックス301内の一定の箇所に反応容器303が蓄積されるのを防ぐことができ、収納される反応容器303の高さを均等にすることができる。
また、蓋部305を設けることにより、反応容器303以外の落下物等が収納ボックス301内に落ちるのを防ぐことができる。ここで、反応容器303内は検体と試薬の混合液である反応液や、反応後に産生された析出物を保持しているが、検体によっては危険な感染症のリスクを有するものも含まれている。よって、もし収納ボックス301内に反応容器303以外のものが回収されてしまった場合、収納ボックス303内へユーザがアクセスすることによる二次感染のおそれがある。本実施の形態によれば、蓋部305を備えることにより反応容器303以外のものが収納ボックス301内部へ回収されることを防ぐため、このようなリスクを回避することができる。
第3の実施の形態
次に、図4を用いて、本実施の形態に係る、溝状の開口部を備えた蓋部を有する反応容器廃棄部の構成について説明する。上述した第2の実施の形態では、蓋部305に複数の開口部304を形成した構成について説明したが、ここでは、蓋部405は溝状に形成された、複数の廃棄ポイントを含んだ単一の開口部404を備えている。
本構成において、反応容器移送機構402は、搬送路406を経由して、分析が終了した使用済みの反応容器403を収納ボックス401の蓋部405に溝状に形成された単一の開口部404へ搬送し、この開口部404に含まれる複数の廃棄ポイントにおいて廃棄する。廃棄する順番としては、例えば、図中の開口部404におけるP1→P2→P3→P4→P5→P6→・・・のように、一定のシーケンスに従って設定することができ、また、必要に応じて変更することもできる。
開口部405の形状を、上述した第2の実施の形態のように反応容器403に合わせた円形状にするのではなく、溝状にすることによって、1つの開口部405上において複数の廃棄ポイントを含めることができる。反応容器移送部402は、開口部404上であればどのポイントにおいても反応容器403を廃棄可能であり、あるポイントにおいて反応容器403を廃棄したのちに、移動距離を長くとって廃棄ポイント間の距離を広くすることもできるし、反対に、移動距離を短くして廃棄ポイント間の距離を数ミリ単位にすることも可能である。
本実施の形態によれば、1つの開口部404上で、広範囲にわたって収納ボックス401内へ反応容器403を廃棄することができる。単一の開口部404における複数の廃棄ポイントにおいて収納ボックス401へ反応容器403を廃棄することにより、収納ボックス401内の反応容器403の高さを均等にすることができる。また、単一の開口部404において、上述の通り数ミリずつずらして反応容器403を廃棄することもできるため、廃棄ポイントの自由度が増える。これにより収納ボックス401の内の反応容器403の高さの均等化をより精度よく実行することができる。
なお、開口部404の形状や配置、廃棄の順序については、上述した構成の他にも適宜変更することができる。
第4の実施の形態
本実施の形態では、複数の開口部を備えた蓋部を備え、さらに、内部に複数に区切られた収納スペースを有する反応容器廃棄部の構成、及び、本構成を用いて、検体の状態によって反応容器を廃棄する収納ボックス内の収納スペースを変更する態様について、図5を用いて説明する。
本構成において、反応容器移送機構502は、搬送路506を経由して、分析が終了した使用済みの反応容器503を収納ボックス501の蓋部505に形成された複数の開口部604へ搬送し、収納ボックス501内の仕切り部材505によって区切られた複数の収納スペースのうちのいずれかに廃棄する。ここでは、仕切り部材505によって、収納ボックス501の内部は第1のスペース501a、第2のスペース501bの2つのスペースに区切られている。
血液凝固分析においては、測定項目による違いはあるものの、早いものでは数秒で試料である血液検体と試薬とが反応し、混合液は凝固し始める。しかしながら、血液凝固因子に欠損のある検体の場合では、試薬との混合後数秒の間には検体の凝固現象が開始されず、数分経過しても凝固しない場合もある。
このような場合、自動分析装置においては最大測定時間など、測定を継続する最大の時間が設けられている。そして、この時間を経過した場合には、分析結果である血液凝固時間を得られないまま、測定を終了する。このとき、検体は反応容器503内でほぼ液体のまま保持されることになる。液状の検体を保持した反応容器503に対し、他の反応容器503、すなわち血液凝固反応が終了し、固体へと変化した混合物を収容した反応容器503と同じく、反応容器移送機構502によって収納ボックス501内の共通のスペースに廃棄した場合、反応容器503内の液体がこぼれて、収納ボックス501内を汚染するおそれがある。
そこで、本実施の形態では、例えば測定最大時間に達しても検体と試薬との混合液が凝固しない状態のまま収容されている反応容器503は、開口部504の5番もしくは6番の位置から廃棄し、収納ボックス501内の第1のスペース501aに回収する。一方、通常通り検体と試薬との混合液が凝固し、固体へと変化した場合には、開口部504の1〜4番のいずれかの位置から反応容器503を廃棄し、収納ボックス501内の第2のスペース501bに回収する。より具体的には、測定最大時間を経過しても、検出ユニット111における検出部が、血液凝固時間の取得に要する光学的変化量を得られなかった(タイムアウトした)場合には、制御部116は、この分析に使用した反応容器503内に収容される混合液は液体の状態であると判断し、上述の通り第1のスペース501aに回収するように反応容器移送機構502の動作を制御する。
このように、収納ボックス501内に仕切り部材505を設けることによって区切られた各々のスペースに対し、血液凝固反応の状況に応じて開口部504の位置を変更することによって、反応容器503内の液状の混合液と凝固した固体の混合物とを分けて回収することができる。
さらに、液状の混合液を収容した反応容器503が回収された第1のスペース501aには、廃棄用のビニール袋等を二重に設置するなどの処置を取ることによって、収納ボックス501内汚染と、反応容器503を廃棄するときに内部からこぼれた液状の混合液に接触してしまう等のリスクを下げることができる。
なお開口部504の形状や、配置、廃棄の順序については、上述した構成の他にも適宜変更することができる。
第5の実施の形態
本実施の形態では、内部の反応容器の蓄積状況を検知する検知器を有する反応容器廃棄部の構成、及び、本構成を用いて、収納ボックス内の反応容器の蓄積状況を検知することで、より正確に反応容器の蓄積を均等にするための反応容器移送機構の動作について、図6、図7を用いて説明する。
本構成において、反応容器移送機構602は、搬送路606を経由して、分析が終了した使用済みの反応容器603を収納ボックス601の蓋部605に形成された複数の開口部604へ搬送し、廃棄する。
ここで、収納ボックス601の内部には、回収された反応容器603の蓄積状況を検知可能な複数の検知器607が設置されている。検知器607の種類については特に限定されるものではなく、対応する開口部604から回収された反応容器603の存在を検知できれば良い。ここで、対応する開口部604から回収された反応容器603の存在を精度よく検知するためには、検知器607は、対応する開口部604の位置の下方に設けられることが望ましい。
反応容器移送機構602が反応容器603の移送、廃棄の動作を開始すると、まず始めに記憶部117に記憶されている反応容器603の回収情報を読み出す(ステップ701)。ここで反応容器603の回収情報とは、現時点における、前回反応容器603が廃棄された時間と、使用した開口部604の位置を含んだ情報である。
反応容器移送機構602によって反応容器603が移送され、収納ボックス601内に廃棄され続ければ、使用された開口部604の直下には反応容器603が蓄積される。ここで、検知器607の設置位置まで反応容器603の蓄積が続くと、検知器607が蓄積された反応容器603の存在を検知する(ステップ702)。このとき、検知可能な検知器607は1つに限られるものではなく、複数の検知器607によって蓄積を検知することができる。複数の検知器607のうち、少なくとも1つの検知器607によって反応容器603の存在を検知した場合には、ステップ703に進む。
検知器607により、収納ボックス601内の反応容器603の蓄積状況を検知した場合には、記憶部117に記憶されている前回の廃棄時間と、検知器607の位置の情報から、最も反応容器603の蓄積が少ない開口部604を決定する(ステップ703)。
ここで、最も反応容器603の蓄積の少ない開口部604とは、ステップ702において反応容器603の存在を検知しなかった開口部604が相当する。本ステップにおいて、反応容器603の存在を検知しなかった開口部604が複数あった場合には、ステップ701にて取得した前回の廃棄時間と、現在の時刻とが最も乖離している箇所の開口部604を、反応容器603の蓄積が少ない開口部604であると決定する。
反応容器603の蓄積が少ないと判断される開口部604が決定したら、反応容器移送機構602は、決定された開口部604の位置へ反応容器603を移送して、この開口部604を介して収納ボックス601に廃棄する(ステップ704)。
ここで、収納ボックス601内の全ての検知器607により反応容器603の存在を検知しなかった場合、制御部116は反応容器603の蓄積量がまだ少ないもの判定する。この場合には、複数の開口部604のうち、前回使用した廃棄時間と、現在の時刻とが最も乖離している位置の開口部604を次の廃棄箇所として決定する。もしくは、ステップ703にて廃棄に使用する開口部604を決定することができなかった場合、例えば、全ての検知器607によって反応容器603の存在を検知した場合においても、同様に複数の開口部604のうち、前回使用した廃棄時間と、現在の時刻とが最も乖離している位置の開口部604を次の廃棄箇所として決定する(ステップ705)。反応容器603を廃棄する開口部604を決定後、ステップ704に進む。
反応容器603の廃棄後、使用した開口部604の位置、および廃棄した時間を記憶部117に記憶する(ステップ706)。ここで、例えば開口部604に反応容器603を廃棄した場合には、前回使用時に記憶した開口部604に関する回収情報を上書きして記憶し、廃棄動作を終了する。
本構成によれば、収納ボックス601内に複数の検知器607を設置したことにより回収された反応容器603の存在を検知し、その蓄積状況を確認することがきる。また、廃棄時に使用した開口部604の位置の情報と、廃棄した時間を記憶することより、複数の開口部604のうちのどの開口部604から反応容器603を廃棄すれば、収納ボックス601内に回収される反応容器603の高さを均等にできるかをより正確に判断できる。
また、本実施の形態は、上述した第3の実施の形態のように、1つの開口部604において複数の廃棄ポイントを有する構成においても適用可能である。
第6の実施の形態
上述した実施の形態では、自動分析装置の一例である血液凝固分析を行う装置について、特に、1台で独立した装置として運用されるスタンドアローンタイプの構成を用いて説明した。
ところで、臨床検査のための自動分析装置には、このようなスタンドアローンタイプの装置の他にも、検査室の業務効率化のために、生化学分析や免疫分析、血液凝固分析等の複数の分析分野の分析部を接続し、共通したサンプルラック搬送ラインを用いて全体として1つの装置として運用するモジュールタイプの構成がある。
本実施の形態では、モジュールタイプの自動分析装置の一例として、2モジュールの血液凝固分析部を備えた自動分析装置への適用例について、図8を用いて説明する。
図8は、本実施の形態に係る2モジュールの血液凝固分析部を備えた自動分析装置の基本構成を示す図である。本図に示すように、モジュールタイプの自動分析装置800は、試料と試薬との混合液である反応液を分析する複数の分析部である、第1血液凝固分析部812、第2血液凝固分析部817を有し、各分析部に試料を供給するために、試料を収容する試料容器を搭載する試料ラック801を搬送する搬送ライン804、805を備えている。
分析の対象となる血漿等の試料が入った試料容器を搭載した試料ラック801を搬送する搬送系の一例として、搬送ライン804上へ試料ラック801を供給するラック供給部802、分析が終了し、搬送ライン805上を移動してきた試料ラック801を収容するラック収納部803、試料ラック801を各分析部に搬送する搬送ライン(送り方向)804、搬送ライン(戻り方向)805、分析待ちの試料ラック801を待機させるラック待機部806、搬送ライン804、805とラック待機部806間及びラック待機部806内で試料ラック801を移載するラックハンドリング機構807、試料ラック801の情報に基づいて搬送ライン805上のラックの行き先を振り分けるラック振り分け機構809、振り分けられた試料ラック801をラック収納部803へ移動するラック戻し機構808、緊急の分析を要する試料ラック801を投入する緊急試料ラック投入部810、搬送ライン804上の試料ラック801に付されたバーコード等の情報を読み取る読取部811(搬送ライン)を示す。
搬送ライン804に沿って配置される第1血液凝固分析部812の搬送系は、搬送ライン804から試料ラック901に収容されている試料に対する分析依頼情報を照合するための読取部(第1血液凝固分析部)816と、搬送ライン804から試料ラック801を受け取る第1ラック搬入機構814と、試料の分注が行われるサンプリングエリアを含むとともに試料の分注開始まで試料ラック801を待機可能である第1分注ライン813と、試料分注後の試料ラック801を搬送ライン804、805に搬送する第1ラックハンドリング機構815を備える。
搬送ライン804に沿って配置される第2血液凝固分析部817の搬送系も、上述した第1血液凝固分析部812の搬送系の構成と同様に、搬送ライン804から試料ラック801に収容されている試料に対する分析依頼情報を照合するための読取部(第2血液凝固分析部)821と、搬送ライン804から試料ラック801を受け取る第2ラック搬入機構819と、試料の分注が行われるサンプリングエリアを含むとともに試料の分注開始まで試料ラック801を待機可能である第2分注ライン818と、試料分注後の試料ラック801を搬送ライン805に搬送する第2ラックハンドリング機構820を備える。
また全体を通して、制御部822は、上述した試料ラック801の搬送動作や試料、試薬の分注動作、読取った情報に基づく試料ラック801の振り分け、搬入・搬出の動作等、検出結果に基づく血液凝固時間や目的成分の濃度の演算などのデータ処理動作等、自動分析装置800を構成する種々の構成の動作や条件設定等の制御を実施する。また、制御部822には、分析条件に関する各種データや、オペレータからの指示等が入力されるキーボード等の入力部825と、入力された情報や試料、試薬などから読取った情報、検出結果に関する情報等を記憶する記憶部823、検出結果、及び自動分析装置800の各種操作に係るグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)等を表示する出力部824と接続されている。なお、本図において制御部822は各々の構成部に接続され、自動分析装置の全体を制御するものとしたが、構成部ごとに各々独立した制御部を備えるように構成することもできる。
ここで、第1血液凝固分析部812における反応容器廃棄部828、反応容器移送機構830、第2血液凝固分析部817における反応容器廃棄部829、反応容器移送機構831の構成において、上述した第1〜第5の実施の形態を適用することができる。
モジュールタイプの自動分析装置の場合、単に時間あたりの処理能力がスタンドアローンタイプのものよりも高いため、使用済みの反応容器が廃棄される量も多くなり、上述した課題がより顕著になる。そこで、このように構成することにより、モジュールタイプの自動分析装置においても、使用済みの反応容器の蓄積を均等化して集中することを防ぎ、かつ、分析精度を高く保つことができる。
次に、図9を用いて上述した血液凝固分析部の構成についてより詳細に説明する。図9において、試料ラック上の試料容器内に収容される試料を、測定に使用される反応容器901に分注する試料分注機構917と、このサンプル分注動作の対象となる反応容器901を配置できる試料分注ポート916と、待機状態の反応容器を収容する待機ポート910を複数備える待機ユニット911と、反応容器901が複数個ストックされる反応容器マガジン902と、反応容器901を移送し、必要に応じて各ポジションへの搬入、搬出を行う反応容器移送機構912と、37℃に温度調整され、血液凝固時間の測定の直前に試料や希釈等の処理が施された前処理済みの試料を昇温するプリヒートポート908を複数個備えたプリヒートユニット909と、同じく37℃に温度調整され血液凝固時間を測定する分析ポート910を複数個備えた分析ユニット907と、試薬が封入された試薬ボトルが内蔵されている試薬カセット903が円周状に配置され、約10℃に温度調整された試薬ディスク904と、試薬カセット供給部913に配置された試薬カセット903を試薬ディスク904に移送する試薬カセット移送機構915と、試薬ディスク904に移送された試薬カセット903の測定項目や使用期限等が入力されたバーコードやRFID等の媒体から試薬情報を読み取る試薬情報読取部905と、試薬カセット移送機構915により試薬ディスク904から取り出され、使用済みの試薬カセット903を収納する試薬カセット収納部914と、使用済みの反応容器901を廃棄する反応容器廃棄部923と、試料分注機構を洗浄する試料分注機構洗浄部918と、第1試薬分注機構を洗浄する第1試薬機構洗浄部920と、第2試薬分注機構921を洗浄する第2試薬分注機構洗浄部922と、を備えている。
血液凝固時間の測定は、検出された光のデータに基づいて制御部922において演算により求められる。
ここで、本図における反応容器廃棄部923、反応容器移送機構912の構成において、 上述した第1〜第5の実施の形態を適用することができる。
モジュールタイプの自動分析装置の場合、単に時間あたりの処理能力がスタンドアローンタイプのものよりも高いため、使用済みの反応容器が廃棄される量も多くなり、上述した課題がより顕著になる。そこで、このように構成することにより、モジュール型の自動分析装置においても、使用済みの反応容器の蓄積を均等化して集中することを防ぎ、かつ、分析精度を高く保つことができる
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等はプロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記憶媒体に置くことができる。
また、情報線や制御線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての情報線や制御線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
100・・・自動分析装置
101・・・試料容器
102・・・試料ディスク
103・・・試薬容器
104・・・試薬ディスク
105・・・試料分注機構
106・・・試料分注機構洗浄部
107、203、303、403、503、603・・・反応容器
108・・・反応容器設置部
109、202、302、402、502、602・・・反応容器移送機構
110・・・反応容器供給部
111・・・検出ユニット
112・・・試薬分注機構
113・・・試薬分注機構洗浄部
114・・・反応容器廃棄部
115・・・操作部
116・・・制御部
117・・・記憶部
118・・・インターフェイス
119・・・試料分注ポート
201、301、401、501、601・・・収納ボックス
204、306、406、506、606・・・反応容器移送機構の搬送路
304、504、604・・・開口部
305、405、505、605・・・蓋部
404・・・溝状の開口部
507・・・仕切り部材
607・・・検知器
800・・・自動分析装置(モジュールタイプ)
801・・・試料ラック
802・・・ラック供給部
803・・・ラック収納部
804・・・搬送ライン(送り方向)
805・・・搬送ライン(戻り方向)
806・・・ラック待機部
807・・・ラックハンドリング機構
808・・・ラック戻し機構
809・・・ラック振り分け機構
810・・・緊急試料ラック投入部
811・・・読取部(搬送ライン)
812・・・第1血液凝固分析部
813・・・第1分注ライン
814・・・第1ラック搬入機構
815・・・第1ラックハンドリング機構
816・・・読取部(第1血液凝固分析部)
817・・・第2血液凝固分析部
818・・・第2分注ライン
819・・・第2ラック搬入機構
820・・・第2ラックハンドリング機構
821・・・読取部(第2血液凝固分析部)
822・・・制御部
823・・・記憶部
824・・・出力部
825・・・入力部
826・・・第1分析ユニット
827・・・第2分析ユニット
828、829・・・反応容器廃棄部
830、831・・・反応容器移送部
901・・・反応容器
902・・・反応容器マガジン
903・・・試薬カセット
904・・・試薬ディスク
905・・・試薬情報読取部
906・・・分析ポート
907・・・分析ユニット
908・・・プリヒートポート
909・・・プリヒートユニット
910・・・待機ポート
911・・・待機ユニット
912・・・反応容器移送機構
913・・・試薬カセット供給部
914・・・試薬カセット収納部
915・・・試薬カセット移送機構
916・・・試料分注ポート
917・・・試料分注機構
918・・・試料分注機構洗浄部
919・・・第1試薬分注機構
920・・・第1試薬分注機構洗浄部
921・・・第2試薬分注機構
922・・・第2試薬分注機構洗浄部
923・・・反応容器廃棄部

Claims (11)

  1. 試料を反応容器に分注する試料分注機構と、
    試薬を反応容器に分注する試薬分注機構と、
    前記反応容器を保持する反応容器保持部と、当該保持された反応容器に収容された試料と試薬との混合液に光を照射する光源と、当該照射された光を検出する検出部と、から構成される測定部と、
    当該測定が終了した反応容器が廃棄される反応容器廃棄部と、
    当該反応容器を、前記反応容器保持部から前記反応容器廃棄部へ移送し、当該反応容器廃棄部へ廃棄する反応容器移送機構と
    記反応容器移送機構の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記反応容器廃棄部は、当該廃棄された反応容器を収納する収納部と、当該収納部の上面を覆うように形成された蓋部とを有し、
    当該蓋部には、当該反応容器を前記収納部へ搬入できる廃棄ポイントを複数含むように構成された開口部が形成され、
    当該収納部には、当該廃棄ポイントを介して収納された反応容器を検知する検知器が設けられ、
    前記制御部は、
    当該検知器による反応容器の検知状況に基づいて、
    前記反応容器廃棄部における前記反応容器廃棄するポイントが連続して行われないように、前記反応容器移送機構の動作を制御することを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1に記載された自動分析装置であって
    当該開口部は、当該複数の廃棄ポイントのそれぞれに対応するように複数形成され、
    前記制御部は、
    当該検知器による、当該複数の開口部の各々を介して収納された反応容器の検知状況に基づいて、
    当該反応容器の廃棄が当該複数の開口部のうちのいずれかの開口部を介して連続して行われないように、前記反応容器移送機構の動作を制御することを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項1に記載された自動分析装置であって
    当該開口部は、当該複数の廃棄ポイントを複数含むように単一で構成され、
    前記制御部は、
    当該検知器による、当該開口部における複数の廃棄ポイントの各々を介して収納された反応容器の検知状況に基づいて、
    当該反応容器の廃棄が前記開口部における複数の廃棄ポイントのうちのいずれかの廃棄ポイントを介して連続して行われないように、前記反応容器移送機構の動作を制御することを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項に記載された自動分析装置であって
    該収納部には、当該複数の開口部のそれぞれに対応するように、当該収納された反応容器を検知する検知器が複数設けられ、
    前記制御部は、
    当該検知器による反応容器の検知状況に基づいて、
    前記反応容器移送機構の動作を制御することを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項に記載された自動分析装置であって
    複数の検知器のうちの少なくともいずれかの検知器が反応容器を検知した場合、
    前記制御部は、
    前記反応容器の廃棄が、前記反応容器を検知した検知器に対応する開口部を介して連続して行われないように、前記反応容器移送機構の動作を制御することを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項に記載された自動分析装置であって、
    前記制御部は、
    当該複数の検知器のそれぞれについての位置の情報と、対応する開口部において廃棄が行われた時刻に関する情報を記憶し、
    当該検知器のうちの少なくとも2つ以上の検知器が反応容器を検知した場合には、当該検知器のそれぞれについて、当該記憶された、対応する開口部において廃棄が行われた時刻と、現在の時刻との乖離を求め、当該求めた乖離が大きい方の検知器に対応する開口部において前記反応容器を廃棄するように、前記反応容器移送機構の動作を制御することを特徴とする自動分析装置。
  7. 試料を反応容器に分注する試料分注機構と、
    試薬を反応容器に分注する試薬分注機構と、
    前記反応容器を保持する反応容器保持部と、当該保持された反応容器に収容された試料と試薬との混合液に光を照射する光源と、当該照射された光を検出する検出部と、から構成される測定部と、
    当該測定が終了した反応容器が廃棄される反応容器廃棄部と、
    当該反応容器を、前記反応容器保持部から前記反応容器廃棄部へ移送し、当該反応容器廃棄部へ廃棄する反応容器移送機構と、
    前記反応容器移送機構の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記反応容器廃棄部は、当該廃棄された反応容器を収納する収納部と、当該収納部の上面を覆うように形成された蓋部とを有し、
    当該蓋部には、当該反応容器を前記収納部へ搬入できる複数の廃棄ポイントのそれぞれに対応するように複数の開口部が形成され、
    前記収納部には、さらに、前記反応容器が収納されるスペースを複数に区切るように仕切り部材が設けられ、
    当該蓋部に形成された複数の開口部のそれぞれは、当該区切られた複数のスペースのうちのいずれかに前記反応容器を搬入できるように構成され、
    前記制御部は、
    前記測定部における測定結果に基づいて、
    当該収納部において区切られたスペースのうちのいずれのスペースに前記反応容器を収納するかを決定し、
    当該決定されたスペースに前記反応容器を収納するように、当該蓋部に形成された開口部のうちのいずれかの開口部にて前記反応容器の廃棄を行うように前記反応容器移送機構の動作を制御することを特徴とする自動分析装置。
  8. 請求項に記載された自動分析装置であって、
    前記測定部は前記反応容器に収容された混合液の血液凝固分析を行い、
    前記制御部は、
    前記測定部における測定結果に基づいて、予め定められた時間内に血液凝固反応が終了したか否かを判断し、
    当該判断の結果に基づいて、
    当該収納部において区切られたスペースのうちいずれのスペースに前記反応容器を収納するかを決定することを特徴とする自動分析装置。
  9. 請求項に記載された自動分析装置であって、
    前記収納部は、前記仕切り部材によって第1のスペースと第2のスペースとに区切られ、
    前記制御部は、
    当該判断において、
    予め定められた時間内に血液凝固反応が終了したと判断された場合には、当該収納部において区切られた第1のスペースに前記反応容器を収納し、
    予め定められた時間内に血液凝固反応が終了していないと判断された場合には、当該収納部において区切られた第2のスペースに前記反応容器を収納するように、前記反応容器移送機構の動作を制御することを特徴とする自動分析装置。
  10. 試料を反応容器に分注する試料分注機構と、
    試薬を反応容器に分注する試薬分注機構と、
    前記反応容器を保持する反応容器保持部と、当該保持された反応容器に収容された試料と試薬との混合液に光を照射する光源と、当該照射された光を検出する検出部と、から構成される測定部と、
    当該測定が終了した反応容器が廃棄される反応容器廃棄部と、
    当該反応容器を、前記反応容器保持部から前記反応容器廃棄部へ移送し、当該反応容器廃棄部へ廃棄する反応容器移送機構と
    前記反応容器移送機構の動作を制御する制御部と、を備えた自動分析装置における分析方法であって、
    前記反応容器廃棄部は、当該廃棄された反応容器を収納する収納部と、当該収納部の上面を覆うように形成された蓋部とを有し、
    当該蓋部には、当該反応容器を前記収納部へ搬入できる廃棄ポイントを複数含むように構成された開口部が形成され、
    当該収納部には、当該廃棄ポイントを介して収納された反応容器を検知する検知器が設けられ、
    前記制御部は、
    当該検知器による反応容器の検知状況に基づいて、
    前記反応容器廃棄部における前記反応容器の廃棄するポイントが連続して行われないように、前記反応容器移送機構の動作を制御することを特徴とする自動分析方法。
  11. 試料を反応容器に分注する試料分注機構と、
    試薬を反応容器に分注する試薬分注機構と、
    前記反応容器を保持する反応容器保持部と、当該保持された反応容器に収容された試料と試薬との混合液に光を照射する光源と、当該照射された光を検出する検出部と、から構成される測定部と、
    当該測定が終了した反応容器が廃棄される反応容器廃棄部と、
    当該反応容器を、前記反応容器保持部から前記反応容器廃棄部へ移送し、当該反応容器廃棄部へ廃棄する反応容器移送機構と、
    前記反応容器移送機構の動作を制御する制御部と、を備えた自動分析装置における分析方法であって、
    前記反応容器廃棄部は、当該廃棄された反応容器を収納する収納部と、当該収納部の上面を覆うように形成された蓋部とを有し、
    当該蓋部には、当該反応容器を前記収納部へ搬入できる複数の廃棄ポイントのそれぞれに対応するように複数の開口部が形成され、
    前記収納部には、さらに、前記反応容器が収納されるスペースを複数に区切るように仕切り部材が設けられ、
    当該蓋部に形成された複数の開口部のそれぞれは、当該区切られた複数のスペースのうちのいずれかに前記反応容器を搬入できるように構成され、
    前記制御部は、
    前記測定部における測定結果に基づいて、
    当該収納部において区切られたスペースのうちのいずれのスペースに前記反応容器を収納するかを決定し、
    当該決定されたスペースに前記反応容器を収納するように、当該蓋部に形成された開口部のうちのいずれかの開口部にて前記反応容器の廃棄を行うように前記反応容器移送機構の動作を制御することを特徴とする自動分析方法。
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