JP6693922B2 - 光伝送特性補償システム及び光伝送特性補償方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係る光伝送特性補償システムを備える光送受信機の構成を示す図である。送信部1は伝送路2を介して光信号を受信部3に送信する。伝送路2は例えば光ファイバと光増幅器からなる。
次に、送信機伝達関数推定部8にて、光送信機7の伝達関数又は逆伝達関数を推定する(ステップS2)。
次に、第2の受信機伝達関数推定部14にて、光受信機9の真の伝達関数又は逆伝達関数を推定する(ステップS3)。
ASE信号のスペクトラムは均一であることが既知であるため、それを通すことで周波数特性を取得することができる。次に、ASE信号を入力した状態で、データバッファ10が受信データを取得する(ステップS102)。
次に、第1の受信機伝達関数推定部13がデータバッファ10からデジタルデータを取得してFFT処理し、仮の伝達関数を取得する(ステップS103)。
次に、取得した仮の伝達関数から仮の逆伝達関数を計算する(ステップS104)。
次に、計算した仮の逆伝達関数を受信機補償部11に設定する(ステップS105)。
・Y*複素フィルタ⇒YI*実数フィルタ、YQ*実数フィルタ(タップ係数は個別設定可能)
この時、送信機補償部6はバイパスする。なお、送信機補償部6は、図5に示した受信機補償部11と同じ構成を取ることができる。次に、受信側においてデータバッファ10で受信データが取得される(ステップS202)。
次に、送信機伝達関数推定部8は、データバッファ10からデジタルデータを取得する(ステップS203)。既知信号同期部8aは、取得したデジタルデータから既知信号を抽出する。抽出した既知信号に対して、種々の伝送特性の補償及び光受信機補償が行われる。光受信機補償は、ステップS1で推定された光受信機9の仮の逆伝達関数を用いて行われる。図6ではデータバッファ10の後段で受信機補償部11において仮の逆伝達関数で補償する構成が示されているが、この補償は上述の送信機伝達関数推定部8の処理には特に必要ない。
第2の受信機伝達関数推定部14は、データバッファ10からデジタルデータを取得する(ステップS303)。既知信号同期部14aは、取得したデジタルデータから既知信号を抽出する。抽出した既知信号は、適応フィルタとしてのFIRフィルタ14cに供給される。一方、既知信号に対して、伝送路歪みとして推定される波長分散、周波数オフセット、偏波分散・偏波回転、クロック位相、位相雑音が付加され、適応フィルタの出力と比較される。波長分散、周波数オフセット、偏波分散・偏波回転、クロック位相、位相雑音の付加量は、既知信号の状態から種々の推定ブロックにて推定される。
なお、上述した技術と以下に説明する技術とを組み合わせた構成であってもよい。
以下に説明する光伝送特性補償システムは、通常は補償用パラメータ(タップ係数)の最大値がタップ係数列の中央にくるのに対して、意図的に最大値の位置をずらすようなパラメータ系列を持つ。タップ中心をずらすことにより、電気配線等などの反射の影響による信号歪みを補償することが可能となり、少ない回路規模にもかかわらずより高い精度の補償が可能になる。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
Claims (4)
- 光送受信機の送信部から送信機補償部をバイパスして受信部に第1の既知信号を伝送した時に前記受信部が取得した第1のデータに対して、前記受信部の光受信機の入力端にスペクトラムが既知な信号が入力された時に前記受信部が取得したデジタルデータから推定される前記光受信機の仮の逆伝達関数による伝送特性の補償を行い、前記補償が行われた前記第1のデータに対して第1有限インパルス応答フィルタを適用した際の出力と前記第1のデータとの差分が最小になる場合の前記第1有限インパルス応答フィルタのタップ数が時間応答となる、前記送信部の光送信機の逆伝達関数を推定する送信機伝達関数推定部と、
前記送信部から前記受信部に、前記送信機補償部により前記光送信機の逆伝達関数による伝送特性の補償が行われた第2の既知信号を伝送した時に前記受信部が取得した第2のデータに対して第2有限インパルス応答フィルタを適用した際の出力と前記第2のデータとの差分が最小になる場合の前記第2有限インパルス応答フィルタのタップ数が時間応答となる、前記光受信機の逆伝達関数を推定する受信機伝達関数推定部と、
推定した前記光送信機の逆伝達関数を用いて前記光送信機の伝送特性を補償する送信機補償部と、
推定した前記光受信機の逆伝達関数を用いて前記光受信機の伝送特性を補償する受信機補償部と、
を備え、
前記送信機伝達関数推定部及び前記受信機伝達関数推定部のうち少なくとも一方は、
第1のタップ数でタップ係数を算出するタップ係数算出部と、
しきい値以上の前記タップ係数となる複数のタップ係数位置と遅延量を検出する検出部と、
検出した前記タップ係数位置を中心とした、前記送信機補償部に設定される、前記第1のタップ数よりも少ない第2のタップ数の複数の前記第1有限インパルス応答フィルタ、又は、前記受信機補償部に設定される、複数の前記第2有限インパルス応答フィルタと、遅延量と、を格納する格納部と、
を備える光伝送特性補償システム。 - 前記送信機補償部及び前記受信機補償部のうち少なくとも一方は、設定した第2のタップ数の複数の有限インパルス応答フィルタを最小二乗平均アルゴリズムにより最適化する
請求項1に記載の光伝送特性補償システム。 - 前記送信機補償部及び前記受信機補償部のうち少なくとも一方は、タップを2段構成とした有限インパルス応答フィルタを設定する
請求項2に記載の光伝送特性補償システム。 - 光送受信機の送信部から送信機補償部をバイパスして受信部に第1の既知信号を伝送した時に前記受信部が取得した第1のデータに対して、前記受信部の光受信機の入力端にスペクトラムが既知な信号が入力された時に前記受信部が取得したデジタルデータから推定される前記光受信機の仮の逆伝達関数による伝送特性の補償を行い、前記補償が行われた前記第1のデータに対して第1有限インパルス応答フィルタを適用した際の出力と前記第1のデータとの差分が最小になる場合の前記第1有限インパルス応答フィルタのタップ数が時間応答となる、前記送信部の光送信機の逆伝達関数を推定する第1のステップと、
前記送信部から前記受信部に、前記送信機補償部により前記光送信機の逆伝達関数による伝送特性の補償が行われた第2の既知信号を伝送した時に前記受信部が取得した第2のデータに対して第2有限インパルス応答フィルタを適用した際の出力と前記第2のデータとの差分が最小になる場合の前記第2有限インパルス応答フィルタのタップ数が時間応答となる、前記光受信機の逆伝達関数を推定する第2のステップと、
推定した前記光送信機の逆伝達関数を用いて前記送信機補償部が前記光送信機の伝送特性を補償し、推定した前記光受信機の逆伝達関数を用いて受信機補償部が前記光受信機の伝送特性を補償するとき、
第1のタップ数でタップ係数を算出する第3のステップと、
しきい値以上の前記タップ係数となる複数のタップ係数位置と遅延量を検出する第4のステップと、
検出した前記タップ係数位置を中心とした、前記送信機補償部に設定される、前記第1のタップ数よりも少ない第2のタップ数の複数の前記第1有限インパルス応答フィルタ、又は、前記受信機補償部に設定される、複数の前記第2有限インパルス応答フィルタと、遅延量と、を格納する第5のステップと、
を有する光伝送特性補償方法。
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