JP6681852B2 - 染毛剤用器具 - Google Patents
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Description
本発明の一形態によれば、複数の剤を混合した液状の混合剤から泡状の染毛剤を生成する染毛剤用器具が提供される。この染毛剤用器具は、前記複数の剤を受け入れ可能に構成された容器と、前記容器の内側において前記容器の中心軸に沿って往復移動可能に構成された泡立て器とを備え、前記泡立て器は、貫通孔が形成され、前記容器の内側に前記泡立て器が位置する状態で、前記中心軸に沿った方向を向いた面を構成する第1面部と、前記容器の内側に前記泡立て器が位置する状態で、前記容器の内側から前記泡立て器を出す方向に向けて前記第1面部から立ち上がると共に前記第1面部を取り囲む面を、構成する第2面部と、前記泡立て器を前記中心軸に沿って往復移動させるための取っ手であって、前記第2面部に固定され前記第2面部の立ちあがる方向に沿って形成された取っ手、および前記第2面部における前記第1面部が位置する側とは反対側に開口を形成する開口部の上方または外周側に形成された取っ手、のいずれかと、を含み、前記容器の前記中心軸に沿った部分は空間とされ、前記第2面部に、泡立て器を前記容器の中心軸に沿って往復移動させたときに前記混合剤が通過可能な貫通孔が形成されている。この形態によれば、複数の剤が入れられた容器の内側で泡立て器を往復移動させることによって、容器に入れられた複数の剤を第1面部および第2面部によって掻き上げると共に、第1面部に形成された貫通孔に複数の剤を空気と共に行き来させることができ、フォーマー容器や振とう用容器と比較して、泡状の染毛剤を効率よく生成することができる。その結果、噴射剤を必要とせずに泡状の染毛剤を容易に得ることができる。また、この形態の染毛剤用器具によれば、泡立て器を往復移動させている際に、第1面部に形成された貫通孔に、一旦形成された泡を通過させることによって、染毛剤を容易に均一できめ細かな泡状にすることができる。その結果、毛髪からの染毛剤のたれ落ちや、毛髪の脱色ムラおよび染毛ムラを防止することができる。さらに、第1面部に形成された貫通孔に加え、第2面部に形成された貫通孔からも、複数の剤を空気と共に行き来させることができ、泡状の染毛剤を一層効率よく生成することができる。また、泡立て器を往復移動させている際に、第1面部に形成された貫通孔に加え、第2面部に形成された貫通孔からも、一旦形成された泡を通過させることによって、染毛剤を一層容易に均一できめ細かな泡状にすることができる。
A.第1実施形態
A−1.毛髪化粧料用品の構成
A−2.毛髪処理方法
A−3.評価試験
A−4.効果
B.第2実施形態
C.第3実施形態
D.第4実施形態
E.第5実施形態
F.第6実施形態
G.第7実施形態
H.第8実施形態
I.第9実施形態
J.容器の変形例
K.泡立て器の変形例
L.蓋体の変形例
M.他の実施形態
A−1.毛髪化粧料用品の構成:
図1は、毛髪化粧料用品10の構成を示す説明図である。毛髪化粧料用品10は、泡状の毛髪化粧料を生成するための用品である。毛髪化粧料用品10は、器具20と、生成剤セット70とを備える。
図6は、毛髪化粧料用品10を用いて毛髪を処理する毛髪処理方法を示す工程図である。毛髪を処理する際には、まず、使用者は、毛髪化粧料用品10を用意する(工程P110)。毛髪化粧料用品10を用意した後、使用者は、生成剤セット70によって提供される複数の剤を、器具20の容器100に移し入れる(工程P120)。
毛髪化粧料組成物の相違と、泡立てに用いる器具の相違とが、結果として生成される泡状の毛髪化粧料に与える影響を評価するために、発明者は、評価試験を実施した。
5:発泡量が非常に優れるもの
4:発泡量が優れるもの
3:発泡量が良好なもの
2:発泡量がやや不良なもの
1:発泡量が悪いもの
NG:泡を生成できないもの
5:泡のきめ細かさが非常に優れるもの
4:泡のきめ細かさが優れるもの
3:泡のきめ細かさが良好なもの
2:泡のきめ細かさがやや粗いもの
1:泡のきめ細かさが非常に粗いもの
NG:泡を生成できないもの
5:塗布時に泡が全く流れず、手の上から全くたれ落ちないもの
4:塗布時に泡が流れず、手の上からたれ落ちないもの
3:塗布時に泡がやや流れるが、手の上からたれ落ちないもの
2:塗布時に泡が流れ、手の上からたれ落ちやすいもの
1:塗布時に泡が非常に流れ、手の上から非常にたれ落ちやすいもの
NG:泡を生成できないもの
第1評価試験では、発明者は、前述した第1剤(表1)および第2剤(表2)を用いた試料1〜6について評価を行った。第1評価試験で生成される毛髪化粧料は、脱色剤である。表3は、第1評価試験の結果を示す。
第2評価試験では、発明者は、前述した第1剤(表1)および第2剤(表2)に加え第3剤を用いた試料7〜12について評価を行った。第2評価試験で生成される毛髪化粧料は、脱染脱色剤である。表4は、第3剤の成分とその配合量を示す。表4に示す第3剤は、粉末である。表5は、第2評価試験の結果を示す。
第3評価試験では、発明者は、増粘剤の配合量を変えた第1剤に、第2剤(表2)を混合した試料21〜28について評価を行った。第3評価試験で生成される毛髪化粧料は、染毛剤である。表6は、第3評価試験の結果を示す。
第4評価試験では、発明者は、第3評価試験の試料23を基準として、第1剤に両性界面活性剤として含まれる「ラウリン酸アミドプロピルベタイン液」の配合量を増減した試料31〜34について評価を行った。第4評価試験で生成される毛髪化粧料は、染毛剤である。表7は、第4評価試験の結果を示す。
第5評価試験では、発明者は、第3評価試験の試料23における第1剤に両性界面活性剤として含まれる「ラウリン酸アミドプロピルベタイン液」に代えて、種類が異なる両性界面活性剤を配合した試料41〜44について評価を行った。第5評価試験で生成される毛髪化粧料は、染毛剤である。表8は、第5評価試験における試料41,42の結果を示し、表9は、第5評価試験における試料43,44の結果を示す。
第6評価試験では、発明者は、第3評価試験の試料23を基準として、両性界面活性剤を含有しない第1剤を用いた試料51〜54と、泡立て器具「A」とはそれぞれ異なる泡立て器具を用いた試料55〜57とについて評価を行った。第6評価試験で生成される毛髪化粧料は、染毛剤である。表10は、第6評価試験の結果を示す。
第7評価試験では、発明者は、第3評価試験の試料23を基準として、第1剤と第2剤との混合比がそれぞれ異なる試料61,62と、アンモニア水を減量することによって混合液のpHを調整した試料63,64とについて評価を行った。第7評価試験で生成される毛髪化粧料は、染毛剤である。表11は、第7評価試験の結果を示す。
第8評価試験では、発明者は、第3評価試験の試料23を基準として、両性界面活性剤を第1剤ではなく第2剤に配合した試料71について評価を行った。第8評価試験で生成される毛髪化粧料は、染毛剤である。表12は、第8評価試験の結果を示す。
第9評価試験では、発明者は、第3評価試験の試料23における第1剤に含まれる両性界面活性剤である「ラウリン酸アミドプロピルベタイン液」を、非イオン性界面活性剤である「アルキル(8〜16)グルコシド」に全量または一部を置き換えた試料81〜83について評価を行った。第9評価試験で生成される毛髪化粧料は、染毛剤である。表13は、第9評価試験の結果を示す。
以上説明した第1実施形態によれば、複数の剤が入れられた容器100の内側で泡立て器200を往復移動させることによって、容器100に入れられた複数の剤を第1面部210および第2面部220によって掻き上げると共に、第1面部210に形成された貫通孔215に複数の剤を空気と共に行き来させることができ、フォーマー容器や振とう用容器と比較して、泡状の毛髪化粧料を効率よく生成することができる。その結果、噴射剤を必要とせずに泡状の毛髪化粧料を容易に得ることができる。
図9は、第2実施形態における器具20Bの構成を示す説明図である。第2実施形態は、器具20に代えて器具20Bを用いる点を除き、第1実施形態と同様である。第2実施形態は、第1実施形態の変形例を適用したものであってもよい。第2実施形態の説明では、第1実施形態と同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。
図12は、第3実施形態における器具20Cの構成を示す説明図である。第3実施形態は、器具20に代えて器具20Cを用いる点を除き、第1実施形態と同様である。第3実施形態は、第1実施形態の変形例を適用したものであってもよい。第3実施形態の説明では、第1実施形態と同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。
図16は、第4実施形態における器具20Dの構成を示す説明図である。第4実施形態は、器具20Cに代えて器具20Dを用いる点を除き、第3実施形態と同様である。第4実施形態は、第3実施形態の変形例を適用したものであってもよい。第4実施形態の説明では、第3実施形態と同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。
図17は、第5実施形態における器具20Eの構成を示す説明図である。第5実施形態は、器具20Cに代えて器具20Eを用いる点を除き、第3実施形態と同様である。第5実施形態は、第3実施形態の変形例を適用したものであってもよい。第5実施形態の説明では、第3実施形態と同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。
図18は、第6実施形態における器具20Fの構成を示す説明図である。第6実施形態は、器具20Cに代えて器具20Fを用いる点を除き、第3実施形態と同様である。第6実施形態は、第3実施形態の変形例を適用したものであってもよい。第6実施形態の説明では、第3実施形態と同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。
図19は、第7実施形態における器具20Gの構成を示す説明図である。第7実施形態は、器具20Cに代えて器具20Gを用いる点を除き、第3実施形態と同様である。第7実施形態は、第3実施形態の変形例を適用したものであってもよい。第7実施形態の説明では、第3実施形態と同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。
図20は、第8実施形態における器具20Hの構成を示す説明図である。第8実施形態は、器具20Cに代えて器具20Hを用いる点を除き、第3実施形態と同様である。第8実施形態は、第3実施形態の変形例を適用したものであってもよい。第8実施形態の説明では、第3実施形態と同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。
図21は、第9実施形態における器具20Iの構成を示す説明図である。第9実施形態は、器具20Cに代えて器具20Iを用いる点を除き、第3実施形態と同様である。第9実施形態は、第3実施形態の変形例を適用したものであってもよい。第9実施形態の説明では、第3実施形態と同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。
上述した各実施形態は、次の変形例の容器を適用したものであってもよい。
上述した各実施形態は、次の変形例の泡立て器を適用したものであってもよい。
図23は、第1変形例の泡立て器200aの詳細構成を示す説明図である。第1変形例の泡立て器200aは、開口部230の外周側に滑り止め部250aが形成されている点を除き、第3実施形態の泡立て器200Cと同様である。泡立て器200aの滑り止め部250aは、第2面部220を構成する材料よりも摩擦係数が高い材料からなる。この第1変形例によれば、使用者は、滑り止め部250aを持つことによって、泡立て器200aを容易に取り扱うことができる。
図24は、第2変形例の泡立て器200bの詳細構成を示す説明図である。第2変形例の泡立て器200bは、開口部230の上方に取っ手250bが形成されている点を除き、第3実施形態の泡立て器200Cと同様である。この第2変形例によれば、使用者は、取っ手250bを持つことによって、泡立て器200bを容易に取り扱うことができる。
図25は、第3変形例の泡立て器200cの詳細構成を示す説明図である。第3変形例の泡立て器200cは、開口部230の外周側に取っ手250cが形成されている点を除き、第3実施形態の泡立て器200Cと同様である。この第3変形例によれば、使用者は、取っ手250cを持つことによって、泡立て器200cを容易に取り扱うことができる。
図26は、第4変形例の泡立て器200dの詳細構成を示す説明図である。図26(A)には、泡立て器200dの斜視図が示され、図26(B)には、泡立て器200dの底面図が示されている。第4変形例の泡立て器200dは、第2面部220における第1面部210側に貫通孔225が形成され、第2面部220における開口部230側に貫通孔225が形成されていない点を除き、第3実施形態の泡立て器200Cと同様である。この第4変形例によれば、生成された泡状の毛髪化粧料を泡立て器200dの開口部230側に容易に確保することができる。
図27は、第5変形例の泡立て器200eの詳細構成を示す説明図である。図27(A)には、泡立て器200eの斜視図が示され、図27(B)には、泡立て器200eの底面図が示されている。第5変形例の泡立て器200eは、取っ手240の形状が異なる点を除き、第1実施形態の泡立て器200と同様である。第5変形例の取っ手240は、相互に対向する2つの帯状体を介して第2面部220に固定された環状体をなす。この第5実施形態によれば、使用者は、取っ手240を持つことによって、泡立て器200eを容易に取り扱うことができる。
図28は、第6変形例の泡立て器200fの詳細構成を示す説明図である。図28(A)には、泡立て器200fの斜視図が示され、図28(B)には、泡立て器200fの底面図が示されている。第6変形例の泡立て器200fは、第1面部210に形成された貫通孔215の形状が異なる点、および、第2面部220に形成された貫通孔225の形状が異なる点を除き、第3実施形態の泡立て器200Cと同様である。第6変形例の貫通孔215は、円形である点を除き、第3実施形態と同様である。第6変形例の貫通孔225は、円形である点、および、第1面部210側に位置する貫通孔225よりも、開口部230側に位置する貫通孔225の方が大きい点を除き、第3実施形態と同様である。この第6実施例によれば、第1面部210側に位置する貫通孔225によって複数の剤の掻き上げ量を確保しつつ、開口部230側に位置する貫通孔225によって容器100Cと泡立て器200fとの間への空気の取り込みを促進させ、泡状の毛髪化粧料を一層効率よく生成することができる。
図29は、第7変形例の泡立て器200gの詳細構成を示す説明図である。図29(A)には、泡立て器200gの斜視図が示され、図29(B)には、泡立て器200gの底面図が示されている。第7変形例の泡立て器200gは、第1面部210に形成された貫通孔215の形状が異なる点、および、第2面部220に形成された貫通孔225の形状が異なる点を除き、第3実施形態の泡立て器200Cと同様である。第7変形例の貫通孔215は、矩形である点を除き、第3実施形態と同様である。第7変形例の貫通孔225は、矩形である点、および、第1面部210側に位置する貫通孔225よりも、開口部230側に位置する貫通孔225の方が大きい点を除き、第3実施形態と同様である。この第7実施例によれば、第1面部210側に位置する貫通孔225によって複数の剤の掻き上げ量を確保しつつ、開口部230側に位置する貫通孔225によって容器100Cと泡立て器200gとの間への空気の取り込みを促進させ、泡状の毛髪化粧料を一層効率よく生成することができる。
図30は、第8変形例の泡立て器200hの詳細構成を示す説明図である。図30(A)には、泡立て器200hの斜視図が示され、図30(B)には、泡立て器200hの底面図が示されている。第8変形例の泡立て器200hは、第1面部210に単一の貫通孔215が形成されている点、および、第2面部220に貫通孔225が形成されていない点を除き、第3実施形態の泡立て器200Cと同様である。第8変形例の貫通孔215は、中心軸CL2を中心とする円形の空隙である。この第8変形例によれば、生成された泡状の毛髪化粧料を泡立て器200hの内側に容易に確保することができる。
図31は、第9変形例の泡立て器200iの詳細構成を示す説明図である。図31(A)には、泡立て器200iの斜視図が示され、図31(B)には、泡立て器200iの底面図が示されている。第9変形例の泡立て器200iは、第1面部210に形成された貫通孔215の形状が異なる点、および、第2面部220に形成された貫通孔225の形状が異なる点を除き、第3実施形態の泡立て器200Cと同様である。第9実施例の貫通孔215および貫通孔225は、動物(トナカイ)の形状をなす点を除き、第3実施形態と同様である。この第9変形例によれば、貫通孔215および貫通孔225の形状によって装飾性を向上させることができる。
図32は、第10変形例の泡立て器200jの詳細構成を示す説明図である。図32(A)には、泡立て器200jの斜視図が示され、図32(B)には、泡立て器200jの底面図が示されている。第10変形例の泡立て器200jは、第1面部210に形成された貫通孔215の形状が異なる点、および、第2面部220に形成された貫通孔225の形状が異なる点を除き、第3実施形態の泡立て器200Cと同様である。第10実施例の貫通孔215および貫通孔225は、種々の形状(丸、矩形、ハート、スペード、クローバ、星)の形状をなす点を除き、第3実施形態と同様である。この第10変形例によれば、貫通孔215および貫通孔225の形状によって装飾性を向上させることができる。
図33は、第11変形例の泡立て器200kの詳細構成を示す説明図である。図33(A)には、泡立て器200kの斜視図が示され、図33(B)には、泡立て器200kの底面図が示されている。第11変形例の泡立て器200kは、貫通孔215と貫通孔225とが一連のスリット状をなす点を除き、第3実施形態の泡立て器200Cと同様である。この第11変形例によれば、第3実施形態の泡立て器200Cと同様に、泡状の毛髪化粧料を生成することができる。
図34は、第12変形例の泡立て器200mの詳細構成を示す説明図である。図34(A)には、泡立て器200mの斜視図が示され、図34(B)には、泡立て器200mの底面図が示されている。第12変形例の泡立て器200mは、基部260と、線材部270とを備える。泡立て器200mの基部260は、泡立て器200mの中心軸CL2を中心とする円板状をなす。泡立て器200mの線材部270は、湾曲させた複数の線材の両端を基部260に固定してなり、複数の線材の間に空隙を形成する。第12変形例の泡立て器200mは、容器100の内側において線材部270を往復移動させることによって、混合液から泡状の毛髪化粧料を生成可能に構成されている。この第12変形例によれば、上述した実施形態と同様に、泡状の毛髪化粧料を生成することができる。
図35は、第13変形例の泡立て器200nの詳細構成を示す説明図である。図35(A)には、泡立て器200nの斜視図が示され、図35(B)には、泡立て器200nの底面図が示されている。第13変形例の泡立て器200nは、基部260と、線材部270とを備える。泡立て器200nの基部260は、泡立て器200mの中心軸CL2を中心とする円板状をなす。泡立て器200nの線材部270は、湾曲させた複数の線材の一端を基部260に固定してなり、複数の線材の間に空隙を形成する。第13変形例の泡立て器200nは、容器100の内側において線材部270を往復移動させることによって、混合液から泡状の毛髪化粧料を生成可能に構成されている。この第13変形例によれば、上述した実施形態と同様に、泡状の毛髪化粧料を生成することができる。
図36は、第14変形例の貫通孔215,225の断面を示す説明図である。第14変形例の貫通孔215は、貫通孔215の周縁部217,218が凸状に形成されている点を除き、上述した実施形態と異なる。貫通孔215の周縁部217は、第1面部210の内側に位置し、貫通孔215の周縁部218は、第1面部210の外側に位置する。第14変形例の貫通孔225は、貫通孔225の周縁部227,228が凸状に形成されている点を除き、上述した実施形態と異なる。貫通孔225の周縁部227は、第2面部220の内側に位置し、貫通孔225の周縁部228は、第2面部220の外側に位置する。この第14変形例によれば、凸状に形成された貫通孔215,225の周縁部217,218,227,228によって、貫通孔215,225を行き来する複数の剤と空気との混合を促進させることができ、泡状の毛髪化粧料を一層効率よく生成することができる。
図37は、第15変形例の貫通孔215,225の断面を示す説明図である。第15変形例の貫通孔215は、周縁部218が平面である点を除き、第14変形例と同様である。他の変形例では、周縁部217が平面であり、周縁部218が凸状であってもよい。第15変形例の貫通孔225は、周縁部228が平面である点を除き、第14変形例と同様である。他の変形例では、周縁部227が平面であり、周縁部228が凸状であってもよい。この第15変形例によれば、第14変形例と同様に、貫通孔215,225を行き来する複数の剤と空気との混合を促進させることができ、泡状の毛髪化粧料を一層効率よく生成することができる。
上述した各実施形態は、次の変形例の蓋体を適用したものであってもよい。蓋体が容器に嵌まり合う形態において、蓋体は、容器の外側に嵌まり合う構成であってもよいし、容器の内側に嵌まり合う構成であってもよい。蓋体が泡立て器に嵌まり合う形態において、蓋体は、泡立て器の外側に嵌まり合う構成であってもよいし、泡立て器の内側に嵌まり合う構成であってもよい。
図38は、第1変形例の蓋体300aの詳細構成を示す説明図である。第1変形例の蓋体300aは、蓋部310に設けられた取っ手350を備える点を除き、第3実施形態の蓋体300Cと同様である。この第1変形例によれば、使用者は、取っ手350を持つことによって、蓋部310を容易に取り扱うことができる。
図39は、第2変形例の蓋体300bの詳細構成を示す説明図である。第2変形例の蓋体300bは、泡立て器200Cの外側に嵌合する点と、泡立て器200Cに対する蓋部310の位置をかさ上げする側面部340が設けられた点とを除き、第3実施形態の蓋体300Cと同様である。この第2変形例によれば、容器の容積を超える量の泡状の毛髪化粧料を生成することができる。
図40は、第3変形例の蓋体300cの詳細構成を示す説明図である。図40(A)には、蓋体300cの斜視図が示され、図40(B)には、泡立て器200Cに取り付けた蓋体300cの斜視図が示されている。第3変形例の蓋体300cは、泡立て器200Cの内側に蓋部310を配置可能に構成された嵌合部320を備える点を除き、第3実施形態の蓋体300Cと同様である。この第3変形例によれば、生成される泡状の毛髪化粧料の生成量に応じて蓋部310の位置を設定することによって、泡状の毛髪化粧料を生成する際に生成量の目安として蓋部310を利用することができる。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
20,20B〜20I…器具
70…生成剤セット
100,100B〜100I,100a…容器
110…容器底面
120…容器側面
122,124…案内部
130…容器開口部
150…取っ手
200,200B〜200I,200a〜200k…泡立て器
200m,200n…泡立て器
210…第1面部
215…貫通孔
217,218…周縁部
220…第2面部
222,224…係合部
225…貫通孔
227,228…周縁部
230…開口部
240…取っ手
250a…滑り止め部
250b…取っ手
250c…取っ手
260…基部
270…線材部
300,300C,300E,300F,300G…蓋体
300a,300b,300c…蓋体
310…蓋部
315…貫通孔
320…嵌合部
330…切り欠き部
340…側面部
350…取っ手
710…容器
715…第1剤
720…容器
725…第2剤
780…泡状の毛髪化粧料
MD1…方向
MD2…方向
CL1…中心軸
CL2…中心軸
Claims (9)
- 複数の剤を混合した液状の混合剤から泡状の染毛剤を生成する染毛剤用器具であって、
前記複数の剤を受け入れ可能に構成された容器と、
前記容器の内側において前記容器の中心軸に沿って往復移動可能に構成された泡立て器と
を備え、
前記泡立て器は、
貫通孔が形成され、前記容器の内側に前記泡立て器が位置する状態で、前記中心軸に沿った方向を向く面を構成する第1面部と、
前記容器の内側に前記泡立て器が位置する状態で、前記容器の内側から前記泡立て器を出す方向に向けて前記第1面部から立ち上がると共に前記第1面部を取り囲む面を、構成する第2面部と
前記泡立て器を前記中心軸に沿って往復移動させるための取っ手であって、前記第2面部に固定され前記第2面部の立ちあがる方向に沿って形成された取っ手、および前記第2面部における前記第1面部が位置する側とは反対側に開口を形成する開口部の上方または外周側に形成された取っ手、のいずれかと、
を含み、
前記容器の前記中心軸に沿った部分は空間とされ、
前記第2面部に、前記泡立て器を前記中心軸に沿って往復移動させたときに前記混合剤が通過可能な貫通孔が形成されている、染毛剤用器具。 - 前記第1面部に形成された前記貫通孔の周縁部が前記第1面部の法線方向に突き出るように凸状に形成された形状と、前記第2面部に形成された前記貫通孔の周縁部が前記第2面部の法線方向に突き出るように凸状に形成された形状と、の少なくとも一方の形状を備える請求項1に記載の染毛剤用器具。
- 前記第2面部に形成された前記貫通孔は、
第1の貫通孔と、
前記第1の貫通孔よりも前記第1面部から離れた位置に形成され、前記第1の貫通孔よりも大きい第2の貫通孔と
を含む、請求項1または請求項2に記載の染毛剤用器具。 - 前記容器は、前記泡立て器に係合し、前記中心軸に沿った方向に前記泡立て器を案内する案内部を含む、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の染毛剤用器具。
- 更に、前記容器または前記泡立て器に形成された開口を覆う蓋体を備える請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の染毛剤用器具。
- 前記蓋体に貫通孔が形成された請求項5に記載の染毛剤用器具。
- 前記容器と、前記蓋体との少なくとも1つは、透明または半透明である請求項5または請求項6に記載の染毛剤用器具。
- 前記容器おける内側の表面に、多孔質素材と、植毛素材と、繊維素材との少なくとも1つが取り付けられた請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の染毛剤用器具。
- 前記泡立て器における前記第1面部と前記第2面部との少なくとも一方における内側および外側の少なくとも一方に、多孔質素材と、植毛素材と、繊維素材との少なくとも1つが取り付けられた請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の染毛剤用器具。
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