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JP6539392B2 - 決済装置及びその制御プログラム - Google Patents

決済装置及びその制御プログラム Download PDF

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JP6539392B2
JP6539392B2 JP2018145047A JP2018145047A JP6539392B2 JP 6539392 B2 JP6539392 B2 JP 6539392B2 JP 2018145047 A JP2018145047 A JP 2018145047A JP 2018145047 A JP2018145047 A JP 2018145047A JP 6539392 B2 JP6539392 B2 JP 6539392B2
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Description

本発明の実施形態は、決済装置及びその制御プログラムに関する。
商品取引時の値引や割引の処理、支払い金としての処理に使用される、満点券やクーポン券、金券、お買い物券などの証票を、レシートを発行するのと同じプリンタを用いて、レシートを発行する直前または発行した後に発行する決済装置は知られている。なお満点券とは、商取引の内容に応じて付与されるポイントの在高が既定値を超えたことに対する特典を受ける権利を証するための票である。
一方で、セルフタイプ又はセミセルフタイプのPOS(point-of-sale)システムなどで用いられる決済装置は、客によって操作がなされる。この種の決済装置では、発行口から排出される証票を客が自ら取り去ることになる。
しかしながら、満点券およびクーポン券などの証票は、決済の毎に毎回発行される訳ではなく、レシートのみが発行される場合も多い。このため、証票が発行されたことに客が気付かず、取り忘れられてしまう恐れがあった。
このような事情から、証票の取り忘れを防止できることが望まれていた。
特開2011−048578号公報
本発明が解決しようとする課題は、証票の取り忘れを防止できる決済装置及びその制御プログラムを提供することである。
実施形態の決済装置は、実行手段、第1の制御手段、決定手段、第2の制御手段及び第3の制御手段を備える。実行手段は、指定された決済方法により決済処理を実行する。第1の制御手段は、決済処理の終了後に、その決済処理の対象となった商取引に関するレシートをプリントするようにプリンタを制御する。決定手段は、実行手段が実行した決済処理に応じて定まる付与数を付与した後のポイントが予め定められた規定値に到達した場合、証票を発行することを決定する。第2の制御手段は、決定手段により証票を発行することが決定された場合に、証票を発行するようにプリンタを制御する。第3の制御手段は、前記実行手段が前記決済処理を実行する前に定まる付与数を付与した後のポイントが予め定められた規定値に到達する場合、レシートが発行されるよりも前に、証票が発行されることの案内を表示するように表示デバイスを制御する。
一実施形態に係るチェックアウトシステムの斜視図。 図1中の商品登録装置及び決済装置の要部回路構成を示すブロック図。 図2中の決済装置に含まれたCPUの制御処理のフローチャート。 図2中の決済装置に含まれたCPUの制御処理のフローチャート。 一例としての選択画面を示す図。 一例としての報知画面を示す図。 一例としての支払画面を示す図。
以下、実施の形態の一例について図面を用いて説明する。
図1は本実施形態に係るチェックアウトシステム10の斜視図である。
チェックアウトシステム10は、少なくとも1台の商品登録装置11と、少なくとも1台の決済装置12とを含む。図1においては、2台の商品登録装置11と4台の決済装置12とを含んだチェックアウトシステム10を示している。チェックアウトシステム10が、商品登録装置11及び決済装置12をそれぞれ何台含むかは任意であり、商品登録装置11と決済装置12との台数の比も任意である。
商品登録装置11及び決済装置12は、スーパーマーケットなどの店舗のチェックアウトコーナーに設置される。
商品登録装置11は、チェッカと呼ばれる役割を担った、上記店舗の従業員21が、その操作者となる。決済装置12は、上記の店舗で販売する商品を購入する買物客22が、その操作者となる。ただし、商品登録装置11の一部の操作が買物客22により行われる場合もある。また、決済装置12は、従業員21により操作される場合もある。
商品登録装置11は、図1においては、作業テーブル31に取り付けられている。作業テーブル31は、矩形の天板を有している。複数の作業テーブル31が、天板の長手方向がほぼ並行するように配置されることにより、買物客22用の通路を形成している。
商品登録装置11は、買上登録、決済情報の生成、決済処理、ならびに決済情報の決済装置12への通知の各機能を備える。買上登録は、通路に進入してきた買物客が持参した商品を買上商品として登録する処理である。決済処理は、買上商品の決済のための処理である。決済情報は、決済処理に必要となる情報である。
決済装置12は、商品登録装置11から決済情報が通知された場合に、当該決済情報に基づく決済処理を行う。
図2は商品登録装置11及び決済装置12の要部回路構成を示すブロック図である。
商品登録装置11及び決済装置12は、いずれもLAN(local area network)13に接続されている。LAN13に代えて、インターネット又は無線LANなどの別の通信網を用いることもできる。あるいは商品登録装置11と決済装置12との間でサーバを介して情報を授受する構成としても良い。
商品登録装置11は、CPU(central processing unit)11a、ROM(read-only memory)11b、RAM(random-access memory)11c、補助記憶ユニット11d、ドロワ開放ユニット11e、スキャナ11f、第1のタッチパネル11g、第2のタッチパネル11h、プリンタ11i、カードリーダライタ11j、通信ユニット11k及び伝送システム11mを含む。
CPU11a、ROM11b、RAM11c及び補助記憶ユニット11dは、伝送システム11mにより接続されてコンピュータを構成する。
CPU11aは、上記のコンピュータの中枢部分に相当する。CPU11aは、ROM11b及びRAM11cに記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、商品登録装置11としての各種の動作を実現するべく各部を制御する。
ROM11bは、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。ROM11bは、上記のオペレーティングシステムを記憶する。ROM11bは、上記のミドルウェア及びアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。またROM11bは、CPU11aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM11cは、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。RAM11cは、CPU11aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM11cは、CPU11aが各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
補助記憶ユニット11dは、上記のコンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット11dは、CPU11aが各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU11aでの処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット11dとしては、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disk drive)、あるいはSSD(solid state drive)などを使用できる。
ROM11b又は補助記憶ユニット11dに記憶されるアプリケーションプログラムには、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムを含む。商品登録装置11の譲渡は一般的に、制御プログラムがROM11b又は補助記憶ユニット11dに記憶された状態にて行われる。しかし、商品登録装置11が、制御プログラムがROM11b又は補助記憶ユニット11dに記憶されない状態で譲渡されるとともに、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して制御プログラムが譲渡されても良い。この場合、例えばユーザによる操作に応じて、制御プログラムが商品登録装置11の補助記憶ユニット11dに書き込まれる。リムーバブルな記録媒体としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク又は半導体メモリなどが利用できる。
ドロワ開放ユニット11eは、貨幣を収容するためのドロワを自動的に開放する。
スキャナ11fは、商品の情報を読み取って、当該商品の商品コードを得る。スキャナ11fとしては、周知の種々のタイプのものをそのまま利用できる。スキャナ11fは、周知の種々のタイプうちの1つのみに対応していても良いし、複数のタイプに対応していても良い。すなわちスキャナ11fは、固定式又はハンディ式の2次元コードスキャナを含み得る。またスキャナ11fとしては、商品の画像から画像認識技術を利用して商品を識別するタイプのものを含み得る。
第1及び第2のタッチパネル11g,11hは、表示デバイス及びタッチセンサをそれぞれ含む。表示デバイスは、その表示画面を、GUI(graphical user interface)画面などの任意の画面とする。表示デバイスとしては、例えばカラーLCD等の周知のデバイスを利用できる。タッチセンサは、表示デバイスの表示面に重ねて配置されている。タッチセンサは、表示デバイスの表示面への操作者のタッチ位置を検出し、その位置情報をCPU11aへと送る。タッチセンサとしては、周知のデバイスを利用できる。第1のタッチパネル11gは、図1に示す様に、その操作面が、商品登録装置11を操作する従業員21が位置すべき場所に向けられる。第2のタッチパネル11hは、図1に示す様に、その操作面が、商品登録装置11で行われている商品登録の対象となっている商品を買い上げる買物客が位置すべき場所に向けられる。かくして第2のタッチパネル11hは、操作デバイスの一例である。
プリンタ11iは、例えばサーマルプリンタ又はドットインパクトプリンタなどであり、レシート用紙に対して各種の文字列及び画像などを印刷することにより、レシートを発行する。
カードリーダライタ11jは、カードに記録されたデータを読み取るとともに、上記のカードへデータを書き込む。カードは、クレジットカード、デビットカード、電子マネーカード、プリペイドカードなどの決済用カードの他に、メンバーズカード及びポイントカードなどの決済処理に関わる情報を記録する各種のカードを含み得る。カードリーダライタ11jは、磁気式、接触式、あるいは非接触式のいずれのデバイスであっても良いし、また複数種のデバイスを含んでいても良い。
通信ユニット11kは、LAN13を介した通信を行う。
伝送システム11mは、CPU11a、ROM11b、RAM11c、補助記憶ユニット11d、ドロワ開放ユニット11e、スキャナ11f、第1のタッチパネル11g、プリンタ11i、カードリーダライタ11j及び通信ユニット11kの間で授受されるデータを伝送する。伝送システム11mは、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものが利用できる。
なお、商品登録装置11のハードウェアとしては、例えば既存のPOS端末を利用することが可能である。
決済装置12は、CPU12a、ROM12b、RAM12c、補助記憶ユニット12d、自動釣銭機12e、スキャナ12f、タッチパネル12g、プリンタ12h、カードリーダライタ12i、通信ユニット12j及び伝送システム12kを含む。
CPU12a、ROM12b、RAM12c及び補助記憶ユニット12dは、伝送システム12kにより接続されてコンピュータを構成する。
CPU12aは、上記のコンピュータの中枢部分に相当する。CPU12aは、ROM12b及びRAM12cに記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、決済装置12としての各種の動作を実現するべく各部を制御する。
ROM12bは、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。ROM12bは、上記のオペレーティングシステムを記憶する。ROM12bは、上記のミドルウェア及びアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。またROM12bは、CPU12aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM12cは、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。RAM12cは、CPU12aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM12cは、CPU12aが各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
補助記憶ユニット12dは、上記のコンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット12dは、CPU12aが各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU12aでの処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット12dとしては、例えばEEPROM、HDD、あるいはSSDなどを使用できる。
ROM12b又は補助記憶ユニット12dに記憶されるアプリケーションプログラムには、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムを含む。決済装置12の譲渡は一般的に、制御プログラムがROM12b又は補助記憶ユニット12dに記憶された状態にて行われる。しかし、決済装置12が、制御プログラムがROM12b又は補助記憶ユニット12dに記憶されない状態で譲渡されるとともに、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して制御プログラムが譲渡されても良い。この場合、例えばユーザによる操作に応じて、制御プログラムが決済装置12の補助記憶ユニット12dに書き込まれる。リムーバブルな記録媒体としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク又は半導体メモリなどが利用できる。
自動釣銭機12eは、投入される硬貨及び紙幣を収受する。また自動釣銭機12eは、釣銭としての硬貨及び紙幣を排出する。
スキャナ12fは、商品の情報を読み取って、当該商品の商品コードを得る。スキャナ12fとしては、周知の種々のタイプのものをそのまま利用できる。スキャナ12fは、周知の種々のタイプうちの1つのみに対応していても良いし、複数のタイプに対応していても良い。すなわちスキャナ12fは、固定式又はハンディ式の2次元コードスキャナを含み得る。またスキャナ12fとしては、商品の画像から画像認識技術を利用して商品を識別するタイプのものを含み得る。
タッチパネル12gは、表示デバイス及びタッチセンサを含む。表示デバイスは、その画面を、GUI画面などの任意の画面とする。表示デバイスとしては、例えばカラーLCD等の周知のデバイスを利用できる。タッチセンサは、表示デバイスの表示面に重ねて配置されている。タッチセンサは、表示デバイスの表示面への操作者のタッチ位置を検出し、その位置情報をCPU12aへと送る。タッチセンサとしては、周知のデバイスを利用できる。かくしてタッチパネル12gは、操作者による操作を入力する入力デバイスの一例である。
プリンタ12hは、例えばサーマルプリンタ又はドットインパクトプリンタなどであり、レシート用紙に対して各種の文字列及び画像などを印刷することにより、レシートを発行する。
カードリーダライタ12iは、カードに記録されたデータを読み取るとともに、上記のカードへデータを書き込む。カードは、クレジットカード、デビットカード、電子マネーカード、プリペイドカードなどの決済用カードの他に、メンバーズカード及びポイントカードなどの決済処理に関わる情報を記録する各種のカードを含み得る。カードリーダライタ12iは、磁気式、接触式、あるいは非接触式のいずれのデバイスであっても良いし、また複数種のデバイスを含んでいても良い。
通信ユニット12jは、LAN13を介した通信を行う。
伝送システム12kは、CPU12a、ROM12b、RAM12c、補助記憶ユニット12d、自動釣銭機12e、スキャナ12f、タッチパネル12g、プリンタ12h、カードリーダライタ12i及び通信ユニット12jの間で授受されるデータを伝送する。
伝送システム12kは、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものが利用できる。
なお、決済装置12のハードウェアとしては、例えば既存のセルフPOS端末を利用することが可能である。
次に、以上のように構成されたチェックアウトシステム10の動作について説明する。
なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
決済装置12が起動されると、CPU12aは、ROM12b又は補助記憶ユニット12dに記憶された制御プログラムに従った制御処理を開始する。
図3及び図4はCPU12aの制御処理のフローチャートである。
図3中のAct1においてCPU12aは、タッチパネル12gの画面を待機画面とする。待機画面は、決済処理を行う状況にないことを表すものであり、どのような情報を表すかは任意であって良い。例えば待機画面は、決済処理を行うことができない旨の文字メッセージを表す画像を表示するものを基本の画面とするとともに、広告などを表す任意の画像を表示するものをスクリーンセーバーとして表示するものとすることが想定される。
Act2においてCPU12aは、決済情報が受信されたか否かを確認する。
ところで商品登録装置11ではCPU11aの制御の下に、買上商品の登録処理を周知のとおりに行って、買上商品のリスト(以下、商品リストと称する)を生成する。そして商品登録装置11はCPU11aの制御の下に、商品リストを含んだ決済情報を決済装置12のいずれかを宛先としてLAN13へと送出する。決済情報には、買上商品の合計個数および合計金額などを含んでも良い。また商品登録装置11ではCPU11aの制御の下に、決済情報を送信するまでの任意のタイミングでポイントサービスの会員コードの取得を周知のとおりに試みる。そしてCPU11aは、会員コードが取得されたならば、この会員コードを決済情報に含める。
上記のようにLAN13へと送出された決済情報の宛先となっている決済装置12に設けられた通信ユニット12jは、当該決済情報を受信し、RAM12c又は補助記憶ユニット12dに保存する。かくして、商品登録装置11は、商取引に関する決済情報を送信する登録装置の一例であり、通信ユニット12jは受信手段の一例である。
CPU12aは、このようにして決済情報が受信されたことに応じてAct2にてYesと判定し、Act3へと進む。
Act3においてCPU12aは、決済情報に基づいて決済金額を決定する。具体的にはCPU12aは例えば、決済情報に含まれる商品リストに示された買上商品のそれぞれの金額の合計金額を算出し、これを決済金額として決定する。あるいは、決済情報に合計金額が含まれるならば、当該合計金額をそのまま決済金額と決定しても良い。
Act4においてCPU12aは、タッチパネル12gの画面を選択画面とする。選択画面は、操作者に決済方法を指定させるためのGUI画面である。
図5は一例としての選択画面SC1を示す図である。
選択画面SC1は、各種の指定のために操作者がタッチするための6つのボタンB1,B2,B3,B4,B5,B6を含む。ボタンB1〜B3には、現金決済、クレジット決済及びプリペイドカード決済がそれぞれ割り付けられている。ボタンB5,B6には、店員呼出及び言語切替がそれぞれ割り付けられている。
Act5においてCPU12aは、決済方法が指定されたか否かを確認する。そしてCPU12aは、決済方法を指定する操作がなされていないためにNoと判定したならば、Act5を繰り返す。かくしてAct5においてCPU12aは、決済方法が指定されるのを待ち受ける。なお、図示は省略しているが、この待ち受け状態においてCPU12aは、決済方法を指定するのとは別の操作が行われるのも待ち受けている。そしてCPU12aは、そのような操作が行われたならば、行われた操作に応じた図示しない処理に移行する。例えばCPU12aは、ボタンB5へのタッチがタッチパネル12gで検出されたならば、例えば図1,2に示されない監視用端末での警報動作を行わせるための処理に移行する。また例えばCPU12aは、ボタンB6へのタッチがタッチパネル12gで検出されたならば、タッチパネル12gの画面における表示を英語表記とするための処理に移行する。
操作者は、ボタンB1〜B3のうちの決済に用いる決済方法が割り付けられているボタンにタッチするなどして決済方法を指定する。CPU12aは、このような操作がタッチパネル12gで検出されたならばAct5でYesと判定し、その操作に応じて決済方法を選択した上でAct6へと進む。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU12aが実行することによって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータは、決済方法を選択する選択手段として機能する。
なお、ここでの決済方法の選択は暫定的なものであって、決済方法を確定するものではない。図示は省略しているが、CPU12aは、後述する決済処理を行うまでの間において、操作者による操作に応じて選択した決済方法を変更しても良い。
Act6においてCPU12aは、これから行う決済がポイントサービスの対象であるか否かを確認する。具体的にはCPU12aは例えば、決済情報に会員コードが含まれるか否かを確認し、会員コードが含まれるならばポイントサービスの対象であると判定する。そしてCPU12aは、これから行う決済がポイントサービスの対象であるためにYesと判定したならば、Act7へと進む。
Act7においてCPU12aは、これから決済する商取引に関して付与するべきポイントの付与数を判定する。またCPU12aは、決済情報に含まれた会員コードに関連付けられたポイント口座の在高に上記の付与数のポイントを付与したと仮定しての在高(以下、付与後在高と称する)を判定する。付与数は、決済方法に応じて異なる付与率を適用することにより、指定された決済方法に応じて異ならせる場合がある。このため、決済方法が指定された直後のこのタイミングが、付与するべきポイントを判定できるタイミングである。もちろん、まだ決済金額および決済方法が変更される可能性があるため、ここで判定する付与数は、実際にポイント口座に付与するものとしてこの時点で確定できるものではない。なおCPU12aは、LAN13に接続された図示しないストアサーバ、あるいはLAN13及びその他のネットワークを介して通信可能なポイント口座管理用のサーバ装置などからポイント口座の情報を取得する。
Act8においてCPU12aは、付与後在高が規定値以上であるか否かを確認する。
そしてCPU12aは、付与後在高が規定値以上となっているためにYesと判定したならば、Act9へと進む。
Act9においてCPU12aは、タッチパネル12gの画面を報知画面とする。報知画面は、満点券が発行されることを予告的に操作者に対して報知する画面である。
図6は一例としての報知画面SC2を示す図である。
かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU12aが実行することによって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータは、満点券が発行されることの案内を表示するようにタッチパネル12gを制御する第3の制御手段として機能する。
Act10においてCPU12aは、満点券が発行される予定である旨を商品登録装置11へと通知する。具体的にはCPU12aは例えば、予め定められた通知コマンドを、決済情報を送信した商品登録装置11を宛先として通信ユニット12jからLAN13へと送出する。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU12aが実行することによって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータは、満点券が発行されることを商品登録装置11へと通知する通知手段として機能する。
この通知コマンドの宛先となっている商品登録装置11に設けられた通信ユニット11kは、当該通知コマンドを受信し、RAM11c又は補助記憶ユニット11dに保存する。CPU11aは、このようにして通知コマンドが受信されたことに応じて、例えば第1のタッチパネル11gの画面の一部に、報知画像を表示する。報知画像は、通知コマンドを送信した決済装置12において満点券が発行されることを予告的に従業員21に報知するものである。なお、通知コマンドの宛先は、複数の決済装置12の動作状態を総括的に管理する役割を担った従業員21により操作される情報端末装置として、当該情報端末装置に備えられた表示デバイスにて上記報知画像を表示しても良い。
CPU12aは、商品登録装置11への通知を終えたならば、図4中のAct11へと進む。なおCPU12aは、これから行う決済がポイントサービスの対象ではないためにAct6にてNoと判定したならば、Act7〜Act10の処理をパスして図4中のAct11へと進む。またCPU12aは、付与後在高が規定値未満であるためにAct8にてNoと判定したならば、Act9及びAct10をパスして図4中のAct11へと進む。
Act11においてCPU12aは、タッチパネル12gの画面を支払画面とする。支払画面は、決済のための支払情報の入力のための操作者による操作を案内する画面である。
図7は一例としての支払画面SC3を示す図である。
支払画面SC3は、決済方法として現金決済が指定された場合のものであり、現金の投入を促す内容となっている。
Act12においてCPU12aは、支払いのための操作が行われたか否かを確認する。そしてCPU12aは、支払いのための操作が行われていないためにNoと判定したならば、Act12を繰り返す。かくしてCPU12aはAct12においては、支払いのための操作が行われるのを待ち受ける。なお、図示は省略しているが、この待ち受け状態においてCPU12aは、支払いのための操作とは別の操作が行われるのも待ち受けている。そしてCPU12aは、そのような操作が行われたならば、行われた操作に応じた図示しない処理に移行する。例えばCPU12aは、支払画面SC3に示されたボタンB11,B12のいずれかへのタッチがタッチパネル12gにより検出されたならば、そのタッチされたボタンに割り付けられた機能を実行するための処理に移行する。
操作者は、支払画面に従って、支払いのための操作を行う。例えば現金決済を指定した場合に操作者は、自動釣銭機12eへの紙幣投入口及び硬貨投入口へと紙幣及び硬貨を投入する。またクレジット決済又はプリペイドカード決済を指定した場合に操作者は、カードリーダライタ12iの挿入口に、クレジットカード又はプリペイドカードを挿入する。
自動釣銭機12eは、紙幣および硬貨の少なくともいずれかが投入されると、投入された紙幣及び硬貨を計数し、投入金額を求める。またカードリーダライタ12iは、クレジットカードが挿入されたならば、このクレジットカードに記録されているデータを読み取る。カードリーダライタ12iは、プリペイドカードが挿入されたならば、プリペイドカードに記録されている残額のデータを読み取る。
CPU12aは、支払操作が行われたためにAct12にてYesと判定したならば、Act13へと進む。
Act13においてCPU12aは、上記のように自動釣銭機12eで求められた投入金額又はカードリーダライタ12iで読み取られたデータを支払情報として取得する。
Act14においてCPU12aは、この時点で選択している決済方法を決済に用いるものとして確定し、当該決済方法により上記の支払情報を用いた決済処理を行う。この決済処理は、既存の同種の決済装置で行われているのと同様な処理であって良いので、その詳細の説明は省略する。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU12aが実行することによって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータは決済処理を実行する実行手段として機能する。
Act15においてCPU12aは、今回の決済がポイントサービスの対象であるか否かを再び確認する。そしてCPU12aは、ポイントサービスの対象であるためにYesと判定したならば、Act16へと進む。
Act16においてCPU12aは、決済の内容に応じた付与数のポイントを、決済情報に含まれた会員コードに関連付けられたポイント口座に付与するための周知の処理を行う。
Act17においてCPU12aは、プリンタ12hを動作させ、今回の商取引の内容を表したレシートを発行する。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU12aが実行することによって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータは、レシートをプリントするようにプリンタ12hを制御する第1の制御手段として機能する。
Act18においてCPU12aは、上記のようにポイントを付与したのちのポイントの在高が規定値以上であるか否かを確認する。そしてCPU12aは、在高が規定値以上であるためにYesと判定したならば、Act19へと進む。
Act19においてCPU12aは、プリンタ12hを動作させ、満点券を発行する。
なお、この場合にCPU12aは、例えばポイント口座の在高から規定値を減じるか、あるいはポイント口座に関連付けて用意される満点券の発行履歴を表す情報を更新するなどして、次回の満点券の発行に備える。そしてこののちにCPU12aは、図3中のAct1へと戻る。なおCPU12aは、在高が規定値未満であるためにAct18にてNoと判定したならば、Act19をパスして図3中のAct1へと戻る。
かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU12aが実行することによって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータは、決定手段及び第2の制御手段として機能する。ここで決定手段は、レシートとは別の証票としての満点券を発行するか否かを決定する。第2の制御手段は、満点券を発行するようにプリンタ12hを制御する。
ところでCPU12aは、今回の決済がポイントサービスの対象ではないためにAct16にてNoと判定したならば、Act20へと進む。
Act20においてCPU12aは、プリンタ12hを動作させ、今回の商取引の内容を表したレシートを発行する。そしてこののちにCPU12aは、Act19を実行することなく、図3中のAct1へと戻る。
以上のように決済装置12は、ポイント口座の在高が規定値以上となるポイント付与を生じさせる決済に際してのみ満点券を発行し、その他の多くの決済においては満点券を発行しない。このため、決済装置12の操作を複数回行った買物客22は、レシートが発行されたことをもって、決済装置12での手続きが完了したと認識する場合がある。そしてこのように認識している買物客22は、レシート発行後に満点券が発行されたことに気付かない恐れがある。
しかしながら決済装置12によれば、決済方法が指定されたことに応じてポイントの付与数が暫定的に定まった後に、タッチパネル12gの画面を報知画面とする。かくして買物客22は、報知画面を目視することにより、満点券が発行される可能性があることを、レシートが発行される以前に知ることができる。この結果、満点券の取り忘れを防止することができる。
特に決済装置12では、タッチパネル12gの画面を、支払画面とするのに先立って報知画面とする。本実施形態において支払画面は、決済処理に関して入力する操作に関する最後の案内を示したものである。したがって、タッチパネル12gの画面が報知画面とされるとき、操作者はタッチパネル12gの画面において行われる案内に注意している状況にあり、報知画面を効果的に買物客22に目視させることができる。
また決済装置12によれば、満点券が発行され得ることを商品登録装置11に対して通知する。そして商品登録装置11では当該通知に応じて、決済装置12において満点券が発行されることが予告的に従業員21に報知される。このため、当該報知を受けた従業員21は、買物客22が満点券を取り忘れていないかどうかを確認し、取り忘れた場合には声掛けするなどの措置をとることが可能となる。そしてこのような措置により、満点券の取り忘れをさらに確実に防止可能となる。
なお、満点券が発行され得ることの通知先は、決済情報を送信した商品登録装置11に代えて、あるいは商品登録装置11に加えて、商品登録装置11を操作するのとは異なる従業員21が操作する他の端末としても良い。ここでの他の端末の一例は、決済装置12の動作状態を監視するためのアテンダント端末である。また他の端末の別の一例は、サービスカウンタに設置された情報端末である。また他の端末の別の一例は、決済情報を送信したのとは異なる商品登録装置11である。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
セミセルフタイプのチェックアウトシステム10に適用される決済装置12に関する実施形態について述べた。しかしながら、決済に関わる操作を買物客22が行うものであれば、例えばセルフタイプのPOS端末装置などのような他の種類の装置においても、上記実施形態に示唆された技術思想を適用可能である。
レシートをプリントする以前であれば、どのタイミングにおいてタッチパネル12gの画面を報知画面としても良い。
タッチパネル12gの画面を、支払画面よりも後に、操作者による操作に関する案内の画面とするならば、当該画面とするまでの間であれば、支払画面とした後に報知画面としても良い。
満点券に代えて、他の証票を発行することも可能である。
決済の対象となる商取引は、商品の売買には限定されず、例えば物品の譲渡を伴わないサービスの有料での提供などの他の商取引であっても良い。
制御処理によりCPU12aが実現する各機能は、その一部又は全てをロジック回路などのようなプログラムに基づかない情報処理を実行するハードウェアにより実現することも可能である。また上記の各機能のそれぞれは、上記のロジック回路などのハードウェアにソフトウェア制御を組み合わせて実現することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、特願2015-188632の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1] 操作者による操作を入力する入力デバイスと、
表示デバイスと、
プリンタと、
商取引に関する決済のための決済処理を実行する実行手段と、
前記決済処理の終了後に、その決済処理の対象となった商取引に関するレシートをプリントするように前記プリンタを制御する第1の制御手段と、
前記レシートとは別の証票を発行するか否かを決定する決定手段と、
前記決定手段により前記証票を発行することが決定された場合に、前記証票を発行するように前記プリンタを制御する第2の制御手段と、
前記証票が発行される可能性がある場合に、前記レシートが発行されるよりも前に、前記証票が発行されることの案内を表示するように前記表示デバイスを制御する第3の制御手段と、
を具備したことを特徴とする決済装置。
[付記2] 前記入力デバイスで入力された操作に基づいて前記決済処理に用いる決済方法を選択する選択手段をさらに備え、
前記第3の制御手段は、前記選択手段により選択された決済方法が確定するより前に、この決済方法に応じた付与率を考慮して定まる付与数を付与した後のポイントが予め定められた規定値に到達したことに応じて前記証票が発行される可能性があると判断する、ことを特徴とする付記1に記載の決済装置。
[付記3] 前記第3の制御手段は、前記決済処理に関して前記入力デバイスで入力する操作に関する最後の案内を前記表示デバイスで表示するよりも前に、前記証票が発行されることの案内を表示するように前記表示デバイスを制御する、
ことを特徴とする付記1又は付記2に記載の決済装置。
[付記4] 登録装置から送信される前記商取引の内容に関する決済情報を受信する受信手段と、
前記決定手段により前記証票を発行することが決定された場合に、前記証票が発行されることを外部へ通知する通知手段と、
をさらに具備したことを特徴とする付記1−3のいずれか一項に記載の決済装置。
[付記5] 操作者による操作を入力する入力デバイスと、表示デバイスと、プリンタとを具備した決済装置の動作を制御するコンピュータを、
商取引に関する決済のための決済処理を実行する実行手段と、
前記決済処理の終了後に、その決済処理の対象となった商取引に関するレシートをプリントするように前記プリンタを制御する第1の制御手段と、
前記レシートとは別の証票を発行するか否かを決定する決定手段と、
前記決定手段により前記証票を発行することが決定された場合に、前記証票を発行するように前記プリンタを制御する第2の制御手段と、
前記証票が発行される可能性がある場合に、前記レシートが発行されるよりも前に、前記証票が発行されることの案内を表示するように前記表示デバイスを制御する第3の制御手段と、
して機能させるための制御プログラム。
10…チェックアウトシステム、11…商品登録装置、12…決済装置、12a…CPU、12b…ROM、12c…RAM、12d…補助記憶ユニット、12e…自動釣銭機、12f…スキャナ、12g…タッチパネル、12h…プリンタ、12i…カードリーダライタ、12j…通信ユニット、12k…伝送システム。

Claims (5)

  1. 指定された決済方法により決済処理を実行する実行手段と、
    前記決済処理の終了後に、その決済処理の対象となった商取引に関するレシートをプリントするようにプリンタを制御する第1の制御手段と、
    記実行手段が実行した決済処理に応じて定まる付与数を付与した後のポイントが予め定められた規定値に到達した場合、証票を発行することを決定する決定手段と、
    前記決定手段により前記証票を発行することが決定された場合に、前記証票を発行するように前記プリンタを制御する第2の制御手段と、
    記実行手段が前記決済処理を実行する前に定まる付与数を付与した後のポイントが前記規定値に到達する場合、前記レシートが発行されるよりも前に、前記証票が発行されることの案内を表示するように表示デバイスを制御する第3の制御手段と、
    を具備した決済装置。
  2. 前記第3の制御手段は、前記指定された決済方法による決済処理が実行される前に、前記証票が発行されることの案内を表示するように表示デバイスを制御する、
    請求項1に記載の決済装置。
  3. 操作者による操作を入力する入力デバイス、をさらに備え
    前記第3の制御手段は、前記決済処理に関して前記入力デバイスで入力する操作に関する最後の案内を前記表示デバイス表示するよりも前に、前記証票が発行されることの案内を表示するように前記表示デバイスを制御する、
    請求項1又は請求項2に記載の決済装置。
  4. 登録装置から送信される前記商取引の内容に関する決済情報を受信する受信手段と、
    前記決定手段により前記証票を発行することが決定された場合に、前記証票が発行されることを前記登録装置、アテンダント装置又は情報端末へ通知する通知手段と、
    をさらに具備した請求項1−請求項3のいずれか一項に記載の決済装置。
  5. 済装置の動作を制御するコンピュータを、
    指定された決済方法により決済処理を実行する実行手段と、
    前記決済処理の終了後に、その決済処理の対象となった商取引に関するレシートをプリントするようにプリンタを制御する第1の制御手段と、
    記実行手段が実行した決済処理に応じて定まる付与数を付与した後のポイントが予め定められた規定値に到達した場合、証票を発行することを決定する決定手段と、
    前記決定手段により前記証票を発行することが決定された場合に、前記証票を発行するように前記プリンタを制御する第2の制御手段と、
    記実行手段が前記決済処理を実行する前に定まる付与数を付与した後のポイントが予め定められた規定値に到達する場合、前記レシートが発行されるよりも前に、前記証票が発行されることの案内を表示するように表示デバイスを制御する第3の制御手段と、
    して機能させるための制御プログラム。
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