JP6583365B2 - Lens barrel and imaging device - Google Patents
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Description
本発明は、レンズ鏡筒および撮像装置に関する。 The present invention relates to a lens barrel and an imaging apparatus.
レンズ鏡筒において、カムピンを駆動するカム溝と他の部材との干渉を避ける目的で、カム溝のプロファイルの一部を切り取り、切り取った部分をキーおよびキー溝で代替する構造がある(特許文献1参照)。
[特許文献1] 特開2004−029318号公報
In the lens barrel, there is a structure in which a part of the profile of the cam groove is cut out and the cut part is replaced with a key and a key groove in order to avoid interference between the cam groove for driving the cam pin and other members (Patent Document) 1).
[Patent Document 1] Japanese Patent Application Laid-Open No. 2004-029318
キーおよびキー溝による駆動機構は、プロファイルの途中で曲率を変化させることができない。このため、キー溝に割り当てることができるカムプロファイルが限られており、レンズ鏡筒内の部材のレイアウトが制約される。 The drive mechanism using the key and the keyway cannot change the curvature in the middle of the profile. For this reason, the cam profile that can be assigned to the keyway is limited, and the layout of the members in the lens barrel is restricted.
本発明の第一態様においては、第1の筒と、第1の筒の内側に配置され、第1の筒に対して回転して光軸方向へ移動する第2の筒と、第1の筒および第2の筒の一方に形成された主カム溝および副カム溝と、第1の筒および第2の筒の他方に形成されて主カム溝と係合し、第2の筒が第1の筒に対して回転した場合に、第2の筒を第1の筒に対して光軸方向に移動させる主突起と、第1の筒および第2の筒の他方に形成されて副カム溝と係合し、第2の筒が第1の筒に対して回転した場合に、第2の筒を第1の筒に対して光軸方向に移動させる副突起とを備え、第2筒が第1の筒に対して回転して光軸方向へ移動する際に、主カム溝と主突起とが係合せず、かつ、副カム溝と副突起とが係合する状態を有し、副カム溝は、副カム溝が形成された面から隆起した側壁により形成されるレンズ鏡筒が提供される。 In the first aspect of the present invention, the first cylinder, the second cylinder disposed inside the first cylinder, rotating with respect to the first cylinder and moving in the optical axis direction, and the first cylinder A main cam groove and a sub cam groove formed on one of the cylinder and the second cylinder, and formed on the other of the first cylinder and the second cylinder and engaged with the main cam groove, and the second cylinder is A main projection that moves the second cylinder relative to the first cylinder in the optical axis direction when rotated relative to the first cylinder, and a sub-cam formed on the other of the first cylinder and the second cylinder A second protrusion that engages with the groove and moves the second cylinder relative to the first cylinder in the optical axis direction when the second cylinder rotates with respect to the first cylinder; Has a state where the main cam groove and the main projection are not engaged with each other and the sub cam groove and the sub projection are engaged with each other when rotating with respect to the first tube and moving in the optical axis direction, The secondary cam groove is formed with the secondary cam groove. The lens barrel is provided which is formed by side walls raised from the surface.
本発明の第二態様においては、上記レンズ鏡筒を備えた撮像装置が提供される。 In the second aspect of the present invention, an imaging apparatus including the lens barrel is provided.
上記した発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。これら特徴群のサブコンビネーションも発明となり得る。 The above summary of the present invention does not enumerate all necessary features of the present invention. A sub-combination of these feature groups can also be an invention.
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。下記の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。 Hereinafter, the present invention will be described through embodiments of the invention. The following embodiments do not limit the invention according to the claims. Not all combinations of features described in the embodiments are essential for the solution of the invention.
図1は、撮像装置100の模式的断面図である。撮像装置100は、撮像素子102およびレンズ鏡筒200を備える。図1において、レンズ鏡筒200は伸筒状態にある。なお、以降の説明においては、撮像装置100に対して被写体に近い側を前、被写体から遠い側を後と記載する。
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of the
撮像素子102は、センサベース101に支持されて、撮像装置100の後端付近に固定される。撮像素子102は、レンズ鏡筒200を通じて入射した被写体光束を電気信号に変換して出力する。
The
レンズ鏡筒200は、第一レンズ群111、第二レンズ群121および第三レンズ群131と、固定カム筒140、回転カム筒150および直進筒160とを有する。第一レンズ群111、第二レンズ群121および第三レンズ群131は、共通の光軸Xに沿って配列され、レンズ鏡筒200の光学系を形成する。
The
第一レンズ群111は、第一レンズ室112を介して、第一群筒113の先端に保持される。第一群筒113は、直進筒160の直進案内溝161に係合して回転を規制されつつ、後端近傍に設けられたカムピン114を通じて回転カム筒150に駆動される。これにより、第一群筒113は、第一レンズ群111を光軸Xに沿って進退させる。
The
第二レンズ群121は、第二レンズ室122に保持される。第二レンズ室122の外周面には、カムピン124が設けられる。カムピン124は、直進筒160の直進案内溝164により回転を規制されつつ、回転カム筒150に駆動される。これにより、第二レンズ室122は、第二レンズ群121を光軸Xに沿って進退させる。
The second lens group 121 is held in the
第三レンズ群131は、第三レンズ室132に保持される。第三レンズ室132は、嵌合部133およびナット134に連結される。嵌合部133は、光軸Xと平行にセンサベース101に対して固定された案内軸103に嵌合する。これにより、光軸Xと平行な方向に移動可能に支持される。
The
また、嵌合部133は、案内軸103に対して複数箇所で嵌合する。これにより、第三レンズ室132は、第三レンズ群131が光軸Xに直交する状態を維持して、第三レンズ群131の倒れを規制する。
The
ナット134は、光軸Xに平行に配されたリードねじ172と螺合する。リードねじ172は、モータ171により回転駆動される。リードねじ172が回転駆動された場合、ナット134は、リードねじ172の長手方向に沿って移動する。これにより、モータ171の駆動量を電気的に制御することにより、第三レンズ群131を光軸Xに沿って移動させ、レンズ鏡筒200の光学系の焦点位置を光軸Xに沿って移動させることができる。
The
レンズ鏡筒200において、固定カム筒140は、センサベース101に対して固定される。固定カム筒140の内面には、直進筒160に対して回転を規制しつつ直進を案内する直進案内溝142が設けられる。また、固定カム筒140には、第三レンズ室132の嵌合部133との干渉を避ける目的で設けられた切欠き部144が形成される。更に、固定カム筒140は、回転カム筒150の後端近傍に設けられた主カムピン154と係合する主カム溝146を内面に有する。
In the
回転カム筒150は、固定カム筒140の内側に配され、レンズ鏡筒200の径方向外側に向かって突出する主カムピン154を後端近傍に有する。主カムピン154は、固定カム筒140の主カム溝146に係合する。これにより、外部から回転駆動された場合に、回転カム筒150は、主カムピン154を通じて受けた駆動力により、光軸X方向に進退する。
The rotating
また、回転カム筒150は、内面に複数のカム溝151、152を有する。一方のカム溝151は、第一群筒113の後端付近に設けられたカムピン114と係合して、第一群筒113を駆動する。他方のカム溝152は、第二レンズ室122のカムピン124と係合して、第二レンズ室122を駆動する。
The rotating
直進筒160は、外周面に設けられた直進案内溝161により第一群筒113に係合する。これにより、第一群筒113の光軸X周りの回転を規制する。また、直進筒160は、後端に設けられたガイドピン162を、固定カム筒140の直進案内溝142に係合させる。これにより、光軸X方向への直進筒160の移動が案内されると共に、直進筒160自体の光軸X周りの回転が規制される。
The
更に、直進筒160は、後端近傍の外周面に設けられたリブ163において、回転カム筒150の周溝153に係合する。これにより、直進筒160は、回転カム筒150の光軸X周りの回転を許容しつつ、回転カム筒150の光軸X方向の進退に連れ従って、光軸X方向に移動する。
Further, the
上記のような構造を有する撮像装置100においては、第一レンズ群111および第二レンズ群121が、関連して光軸X方向に進退移動することにより、レンズ鏡筒200の光学系の倍率が変化する。また、第三レンズ群131が光軸X方向に移動することにより、レンズ鏡筒200の光学系が形成する被写体像を、撮像素子102の撮像面に合焦させることができる。
In the
なお、レンズ鏡筒200において、回転カム筒150は光軸X周りを回転する。回転カム筒150の回転に伴って、回転カム筒150の主カムピン154は、紙面を横切って移動する。図1では、回転カム筒150が主カムピン154を通じて固定カム筒140に係合することを示す目的で主カムピン154を図示しているが、主カムピン154は図示の断面に現れるとは限らない。
In the
図2は、撮像装置100の模式的断面図である。図示のように、レンズ鏡筒200は、第一レンズ室112、第二レンズ室122および第三レンズ室132のそれぞれを、移動可能な範囲の最後端まで移動して、レンズ鏡筒200の全長を大幅に短縮する。これにより、携帯性を向上させることができる。ただし、レンズ鏡筒200を沈胴させる場合は、変倍または合焦させる場合の移動範囲とは異なる範囲まで、第一レンズ室112および第二レンズ室122を移動させる。
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view of the
図3は、レンズ鏡筒200の部分的な斜視図である。図3は、固定カム筒140、回転カム筒150および第三レンズ室132の組立体を、撮像装置100の斜め後方側から見上げた様子を示す。図示の組立体においては、固定カム筒140の内側に回転カム筒150が配され、更に、回転カム筒150の内側に第三レンズ室132が配されている。
FIG. 3 is a partial perspective view of the
図中の上側において、第三レンズ室132の一部は、回転カム筒150をまたいで固定カム筒140の外周側まで延在する。これにより、第三レンズ室132は、案内軸103に嵌合した嵌合部133に連結される。よって、第三レンズ室132は、案内軸103に案内されて、固定カム筒140の内部で、第三レンズ群を移動させる。
On the upper side in the drawing, a part of the
図中の左下側において、回転カム筒150の外周面に、ギア部155が設けられている。ギア部155は、固定カム筒140の外周面に設けられたハウジング145に収容されたアクチュエータの出力ギアと噛み合って回転駆動される。これにより、回転カム筒150を回転させて第一レンズ群111および第二レンズ群121が駆動される。
A
図4は、レンズ鏡筒200の部分的な斜視図である。図4は、固定カム筒140および第三レンズ室132の組立体を、撮像装置100の斜め前方側から見上げた様子を示す。
FIG. 4 is a partial perspective view of the
図示の組立体では回転カム筒150が取り除かれているので、固定カム筒140の内面が広く現れている。遮光線149に覆われた固定カム筒140内面には、更に、主カム溝146が形成されている。
In the illustrated assembly, the rotating
固定カム筒140において、主カム溝146は切欠き部144と交差して配される。このため、切欠き部144が設けられた区間において主カム溝146のカムプロファイルはいったん途切れ、切欠き部144を挟む一対の部分カム溝147が形成される。
In the fixed
回転カム筒150の主カムピン154は、切欠き部144を通過して、主カム溝146を形成する一対の部分カム溝147の間を往来する。ただし、切欠き部144によりカムプロファイルが切り取られた区間においては、主カム溝146により主カムピン154を駆動することはできない。
The
図5は、レンズ鏡筒200の部分的な分解斜視図である。図5は、撮像装置100における斜め後方から見上げることにより、固定カム筒140と回転カム筒150との係合関係を示す。
FIG. 5 is a partial exploded perspective view of the
回転カム筒150は、後端近傍の外周上に突起として設けられた複数の主カムピン154を有する。図示の例では、回転カム筒150の周方向について、略等間隔に3本の主カムピン154が設けられる。
The rotating
3本の主カムピン154に対応して、固定カム筒140の内面にも3組の主カム溝146が設けられる。それぞれの主カム溝146は、固定カム筒140の内面の一部を厚さ方向に陥没させることにより形成された側壁をカム面とする。
Corresponding to the three main cam pins 154, three sets of
これら3本の主カム溝146のうち、切欠き部144と交差する1本の主カム溝146は、一対の部分カム溝147により形成される。換言すれば、他の2本主カム溝146は、切欠き部144と交差することなく、連続したカムプロファイルを完備する1本のカム溝として形成される。
Of these three
図6は、レンズ鏡筒200の部分的な分解斜視図である。図6は、図5と同じ固定カム筒140と回転カム筒150とを斜め後方の異なる視点から見下ろした様子を示す。
FIG. 6 is a partial exploded perspective view of the
回転カム筒150は、一対の主カムピン154の間に突起として設けられた単一の副カムピン158を更に有する。副カムピン158は、回転カム筒150の後端近傍に、径方向外側に向かって突出して設けられる。副カムピン158は、部分カム溝147と組み合わされた主カム溝146と係合する主カムピン154に隣接して設けられる。
The rotating
なお、回転カム筒150の周方向について副カムピン158をはさむ領域では、回転カム筒150の径が減じられた小径部159が設けられる。換言すれば、副カムピン158は、主カムピン154が設けられた部分よりも小径の小径部159に設けられる。
In a region where the
図7は、レンズ鏡筒200の部分的分解斜視図である。図7は、図6と同じ固定カム筒140および回転カム筒150を、光軸Xに対して対称な位置から見上げた様子を示す。
FIG. 7 is a partially exploded perspective view of the
図示のように、固定カム筒140の内面には、副カムピン158に対して係合する副カム溝148が配される。副カム溝148は、固定カム筒140の内面から、径方向内側に向かって突出する一対の畝状の部分により形成された側壁をカム面とする。
As illustrated, a
このように、固定カム筒140における主カム溝146は、固定カム筒140の内面に対して陥没して設けられる。これに対して、固定カム筒140における副カム溝148は、固定カム筒140の内面から隆起して形成される。
Thus, the
図8は、固定カム筒140の模式的な展開図である。図8において、図中左側が撮像装置100の前側になる。
FIG. 8 is a schematic development view of the fixed
図8には、主カム溝146および副カム溝148の機能を説明する目的で、回転カム筒150の主カムピン154および副カムピン158を併せて描いている。また、図8と図9との対応関係を示す目的で、光軸X方向後側から見た固定カム筒140および回転カム筒150の一部を点線Aにより囲んで示す。
In FIG. 8, the
3本の主カム溝146のうち、切欠き部144と交差する主カム溝146は、カムプロファイルの一部が、切欠き部144により切り取られ、一対の部分カム溝147を形成する。一対の部分カム溝147のカムプロファイルは、それぞれ、主カム溝146全体のカムプロファイルの一部をなす。ただし、切欠き部144に重なる領域のカムプロファイルは、一対の部分カム溝147のいずれにも含まれない。
Of the three
単一の副カム溝148は、上記の主カム溝146において切欠き部144に切り取られたカムプロファイルの一部を含むカムプロファイルを有する。また、副カム溝148は、副カムピン158の副カム溝148に対する係合が、主カムピン154の主カム溝146に対する係合と同位相となるように、上記の主カム溝146と他の主カム溝146との間に配される。
The single
回転カム筒150が回転する過程で、上記の主カム溝146内を移動した主カムピン154が切欠き部144にさしかかり、部分カム溝147から抜け出た場合、当該主カム溝146は主カムピン154と係合しない状態になる。しかしながら、この状態においても、副カム溝148および副カムピン158が係合して、固定カム筒140から回転カム筒150に駆動力を伝達する。
When the
このように、レンズ鏡筒200は、切欠き部144を有して部分的に係合しない主カム溝146および主カムピン154を有するが、切欠き部144と交差していない他の2組の主カム溝146および主カムピン154に加えて、1組の副カム溝148および副カムピン158が係合する。これにより、主カム溝146の一本が切欠き部144と交差していても、回転カム筒150は、主カム溝146のカムプロファイル全域で3組のカム溝およびカムピンにより駆動されあるいは位置決めされる。
Thus, the
なお、主カム溝146のカムプロファイルのうち、主カム溝146から切り取られて、副カム溝148に受け持たれている部分のカムプロファイルは曲線を含む。しかしながら、副カムピン158は、副カム溝148に対する嵌入方向に直交する断面が円形なので、屈曲したカムプロファイルを有する副カム溝148の内部を円滑に移動する。よって、副カム溝148は、カムプロファイルが直線であるか曲線であるかを問わず、主カム溝146のカムプロファイルの一部を受け持つことができる。
Of the cam profile of the
また、副カム溝148は、主カム溝146のカムプロファイルの一部に対応するカムプロファイルを有する。よって、副カム溝148の延在方向の長さは、主カム溝146の延在方向の長さよりも短い。
Further, the
一方、副カムピン158は、主カムピン154と共通の回転カム筒150に設けられている。よって、回転カム筒150が固定カム筒140に対して回転した場合、主カムピン154および副カムピン158の固定カム筒140に対する移動量は互いに等しい。このため、回転カム筒150の回転に伴って、副カムピン158は、副カム溝148から抜け出、または、副カム溝148に進入する。
On the other hand, the
ここで、副カム溝148の両端は開放されている。よって、副カム溝148の端部において、副カム溝148を形成する一対の側壁の間隔を拡げておくことにより、副カムピン158の副カム溝148に対する出入りを円滑にすることができる。
Here, both ends of the
また、副カムピン158が副カム溝148に対して離脱または進入する位置においては、副カム溝148のカムプロファイルが、固定カム筒140の周方向、即ち、レンズ鏡筒200の光軸Xと直交する方向に略直線的に延在する。これにより、副カム溝148に対する出入りにおいて、副カムピン158を通じて回転カム筒150に、光軸X方向の駆動力が変化することが防止される。
Further, at the position where the
ところで、主カム溝146のカムプロファイルのうち、図中下側に位置する部分は、レンズ鏡筒200の倍率を変化させる目的で、第一レンズ群111および第二レンズ群121を光学的に有意に移動させる光学領域となる。一方、主カム溝146のカムプロファイルのうち、図中上側に位置する部分は、レンズ鏡筒200を沈胴させる目的で、第一レンズ群111および第二レンズ群121を移動させる非光学領域となる。
By the way, in the cam profile of the
レンズ鏡筒200においては、主カム溝146のカムプロファイルから切り取られた部分は、上記の非光学領域に含まれる。よって、主カムピン154が部分カム溝147から出入りする場合、副カムピン158が副カム溝148から出入りする場合に、回転カム筒150に伝わる駆動力に変化が生じたとしても、レンズ鏡筒200の光学機器としての性能に影響を与えることが防止される。
In the
図8において、点線Aが方位する側面図は、主カム溝146における非光学領域側の部分カム溝147から、副カム溝148を含む部分を、光軸X方向についてレンズ鏡筒200の後方から見た様子を示す。図9に、同じ部分を拡大して図9に示す。
In FIG. 8, the side view in which the dotted line A is oriented shows a portion including the
図9は、レンズ鏡筒200の部分的な背面図であり、図8において点線Aで囲って示した部分を示す。ただし、図9では、該当部分を拡大し、更に、固定カム筒140および回転カム筒150を互いに離間させた状態で示す。
FIG. 9 is a partial rear view of the
固定カム筒140において、主カム溝146を形成する部分カム溝147は、いずれも、固定カム筒140の内面から陥没するように形成される。これに対して、副カム溝148は、固定カム筒140の内面から隆起した畝状の側壁により形成される。よって、レンズ鏡筒200においては、副カム溝148の側壁の方が、主カム溝146の側壁よりも、対向する回転カム筒150に対して接近している。
In the fixed
なお、副カム溝148に係合する副カムピン158は、主カムピン154が形成された領域によりも径が小さい小径部159に配されている。よって、固定カム筒140から隆起した副カム溝148は、回転カム筒150の外面と干渉しない。
The
副カムピン158において、副カム溝148に対して嵌入する方向に直交する断面の径D2は、主カムピン154において主カム溝146に対して嵌入する方向に直交する断面の径D1よりも小さい。また、上記の径の相違により、主カムピン154の主カム溝146に対する係合深さH1は、副カムピン158の副カム溝148に対する係合深さH2よりも深い。
In the
しかしながら、副カムピン158が回転カム筒150の駆動を担うのは、主カム溝146のカムプロファイルのうち、レンズ鏡筒200が沈胴する非光学領域に限られる。非光学領域において、副カムピン158は、レンズ鏡筒200が完全に沈胴した状態か、完全に伸筒した状態かのいずれかにおいてのみ停止する。このため、副カム溝148のカムプロファイルが傾斜した中間部分で副カムピン158が停止することはなく、副カムピン158が主カムピン154よりも細くても、回転カム筒150の位置決め精度には影響しない。
However, the
このように、固定カム筒140に切欠き部144を設けて、第三レンズ室132の嵌合部133の通過経路と主カムピン154の通過経路とを交差させることにより、レンズ鏡筒200の径方向について嵌合部133をより内側に配置し、レンズ鏡筒200の径を縮小することができる。また、副カム溝148および副カムピン158を設けることにより、上記のような配置にかかわらず、回転カム筒150の駆動および位置決め精度の低下が防止される。更に、副カムピン158を、円筒形または円錐台形にすることにより、副カム溝148が受け持つカムプロファイルが制約されない。
As described above, the
また、切欠き部144と交差する主カム溝146に対する主カムピン154の係合部と、主カム溝146の切欠き部144を補う副カム溝148に対する副カムピン158の係合部とを、レンズ鏡筒200の径方向にずらして配置することにより、副カムピン158による摺動抵抗を低減して、アクチュエータの負荷を軽減できる。また、固定カム筒140の内面に設ける副カム溝148の延在方向の長さを短縮することにより、固定カム筒140内面に設ける遮光線の面積を増加させ、レンズ鏡筒200の光学特性を向上させることができる。
Further, an engaging portion of the
図10は、レンズ鏡筒200の部分的な斜視図であり、モータ171およびリードねじ172により駆動された第三レンズ室132が、図4に示した状態からレンズ鏡筒200の前方側に移動した状態を示す。この場合、第三レンズ室132の嵌合部133は、切欠き部144の内部に深く入り込む。このため、嵌合部133が部分カム溝147の間に入り込み、回転カム筒150の主カムピン154が切欠き部144を通過できなくなる。
10 is a partial perspective view of the
そこで、主カムピン154が部分カム溝147と係合している場合に限って第三レンズ室132を移動させるように制御することにより、回転カム筒150の主カムピン154と第三レンズ室132の嵌合部133との干渉を防止できる。また、第三レンズ室132の嵌合部133が部分カム溝147の間に位置している場合に、第三レンズ室132の移動を規制することによっても、主カムピン154と嵌合部133との干渉を防止できる。
Therefore, by controlling so that the
更に、回転カム筒150の主カムピン154と第三レンズ室132の嵌合部133との干渉が発生してしまった場合には、主カムピン154を、固定カム筒140の切欠き部144から遠ざける方向にいったん移動させることにより干渉状態を解除できる。次いで、上記のように、回転カム筒150および第三レンズ室132を順次移動させることにより、干渉が再発生することを防止できる。
Further, when the interference between the
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。 As mentioned above, although this invention was demonstrated using embodiment, the technical scope of this invention is not limited to the range as described in the said embodiment. It will be apparent to those skilled in the art that various modifications or improvements can be added to the above-described embodiment. It is apparent from the scope of the claims that the embodiments added with such changes or improvements can be included in the technical scope of the present invention.
100 撮像装置、101 センサベース、102 撮像素子、103 案内軸、111 第一レンズ群、112 第一レンズ室、113 第一群筒、114、124 カムピン、121 第二レンズ群、122 第二レンズ室、131 第三レンズ群、132 第三レンズ室、133 嵌合部、134 ナット、140 固定カム筒、142、161、164 直進案内溝、144 切欠き部、145 ハウジング、146 主カム溝、147 部分カム溝、148 副カム溝、149 遮光線、150 回転カム筒、151、152 カム溝、153 周溝、154 主カムピン、155 ギア部、158 副カムピン、159 小径部、160 直進筒、162 ガイドピン、163 リブ、171 モータ、172 リードねじ、200 鏡筒
DESCRIPTION OF
Claims (9)
前記第1カム溝と係合する第1突起と、前記第2カム溝と係合する第2突起と、を有する第2筒と、
レンズを保持するレンズ保持部と、
前記レンズ保持部を光軸方向に案内する案内軸と、を備え、
前記レンズ保持部は、前記案内軸と係合する係合部を有し、
前記第1筒は、前記係合部との干渉を避ける切欠き部を有し、
少なくとも前記第1突起が前記切欠き部に対応する位置にある場合、前記第2カム溝と前記第2突起とが係合する
レンズ鏡筒。 A first cylinder having a first cam groove and a second cam groove;
A second cylinder having a first protrusion that engages with the first cam groove and a second protrusion that engages with the second cam groove;
A lens holding part for holding the lens;
A guide shaft for guiding the lens holding portion in the optical axis direction,
The lens holding portion has an engaging portion that engages with the guide shaft,
The first cylinder has a notch that avoids interference with the engaging portion,
The lens barrel in which the second cam groove and the second protrusion are engaged when at least the first protrusion is at a position corresponding to the notch.
請求項1に記載のレンズ鏡筒。 The lens barrel according to claim 1 , wherein the first cam groove and the second cam groove have different shapes.
請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。 The second cam groove, the lens barrel according than a short claim 1 or 2, wherein the first cam groove.
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。 The lens barrel according to any one of claims 1 to 3 , wherein the second tube rotates about an optical axis.
請求項1から4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。 The lens according to any one of claims 1 to 4 , wherein a depth at which the first protrusion engages with the first cam groove is deeper than a depth at which the second protrusion engages with the second cam groove. A lens barrel.
請求項1から5のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。 The lens barrel according to any one of claims 1 to 5 , wherein a portion of the second tube where the second protrusion is provided has a smaller diameter than a portion where the first protrusion is provided.
請求項1から6のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。 The lens barrel according to any one of claims 1 to 6 , wherein the second cam groove is formed by a pair of side walls protruding in a radial direction from a surface of the first tube.
請求項1から7のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。 8. The first cam groove is divided into a first partial cam groove and a second partial cam groove by the notch within a range in which the first protrusion can move to retract . The lens barrel according to item 1 .
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