JP6568727B2 - 光源装置、表示装置及びテレビジョン受信機 - Google Patents

Description

本発明は、光源装置、該光源装置からの光によって映像を表示する表示装置及びテレビジョン受信機に関する。

表示画面の大きさに比べて室内の占有面積が小さい薄型の表示装置は、限られた室内空間を有効に利用することができるので、一般に広く普及している。表示装置は、例えば液晶パネルによって構成される表示パネルと、該表示パネルの背面側に配置してある光源装置とを備える。該光源装置は、光源を支持するバックライトシャーシと、前記光源の周囲に配置されており、光源の光を反射する反射シートとを備える（例えば特許文献１参照）。

バックライトシャーシには貫通した係合孔が設けられており、該係合孔に回路部品を支持する支持部材が係合している。支持部材は、係合孔を通過する光を遮る遮光部を備える。

特開２０１５―６９０１６号公報

バックライトシャーシに貫通した孔を設けた場合、異物が侵入するおそれがある。

本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、シャーシの外側への光漏れ及びシャーシの内側への異物の侵入を防止する光源装置、表示装置及びテレビジョン受信機を提供することを目的とする。

本発明に係る光源装置は、光源と、該光源を支持し、前側が開口した箱状のシャーシと、該シャーシの内側に配されており、光を反射する反射シートと、前記シャーシの縁部分に設けてあり、前記反射シートを前記シャーシに保持する保持部とを備える光源装置において、前記シャーシに前記保持部を支持するための貫通孔が設けられており、前記保持部は、前記貫通孔を介した前記シャーシの内側及び外側の連通を防止する連通防止部を備えることを特徴とする。

本発明に係る光源装置は、前記貫通孔は、前記シャーシの後面部に設けられており、前記保持部は、前記シャーシの内側から前記貫通孔に挿入される凸部を備え、前記連通防止部は前記シャーシの内側にて、前記凸部の隣であって、前記貫通孔との非対向位置に設けられていることを特徴とする。

本発明に係る光源装置は、前記シャーシの側面部に前記保持部を支持するための第２貫通孔が設けられており、前記保持部は、前記シャーシの内側から前記第２貫通孔に挿入される第２凸部と、該第２凸部の周囲に設けられており、前記シャーシの内側にて前記第２貫通孔を覆うカバー部とを備えることを特徴とする。

本発明に係る光源装置は、前記貫通孔は、前記シャーシの側面部に設けられており、前記保持部は、前記シャーシの内側から前記貫通孔に挿入される凸部を備え、前記連通防止部は、前記凸部の周囲に設けられており、前記シャーシの内側にて前記貫通孔を覆うことを特徴とする。

本発明に係る表示装置は、前述したいずれかの光源装置と、該光源装置の前側に配されており、映像を表示する表示部とを備えることを特徴とする。

本発明に係るテレビジョン受信機は、前述した表示装置と、テレビジョン放送を受信する受信部とを備え、前記受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置に映像を表示するようにしてあることを特徴とする。

本発明に係る光源装置、表示装置及びテレビジョン受信機にあっては、貫通孔を通って、異物がシャーシの内側に侵入し、また光がシャーシの外側に漏れることを連通防止部が防ぐことができる。

実施の形態１に係るテレビジョン受信機を略示する斜視図である。 テレビジョン受信機を略示する分解斜視図である。 保持部を略示する斜視図である。 図３において、ＩＶによって示された部分を拡大した部分拡大斜視図である。 バックライトシャーシの後面部の縁部分を略示する部分拡大背面図である。 バックライトシャーシの側面部を略示する部分拡大側面図である。 保持部を取り付けたバックライトシャーシを後側から視認した部分拡大斜視図である。 実施の形態２に係るテレビジョン受信機の連通防止部付近における保持部の部分拡大斜視図である。 保持部を取り付けたバックライトシャーシを後側から視認した部分拡大斜視図である。 実施の形態３に係るテレビジョン受信機の連通防止部付近における保持部の部分拡大斜視図である。

（実施の形態１）
以下本発明を実施の形態１に係るテレビジョン受信機を示す図面に基づいて説明する。図１はテレビジョン受信機を略示する斜視図、図２はテレビジョン受信機を略示する分解斜視図である。以下の説明では図中に示した上下左右前後を使用する。

図において１はテレビジョン受信機であり、該テレビジョン受信機１は、映像を表示する表示装置１００と、該表示装置１００内に配設してあり、アンテナ（図示略）から放送波（テレビジョン放送）を受信するチューナ（受信部）２００と、表示装置１００内に配設してあり、符号化された放送波を復号するデコーダ３００とを備える。テレビジョン受信機１は、チューナ２００にて受信した放送波をデコーダ３００で復号し、復号した情報に基づいて表示装置１００に映像を表示する。なおチューナ２００及びデコーダ３００を表示装置１００の外部に設けて、表示装置１００に接続してもよい。

テレビジョン受信機１は、液晶を有する矩形の表示パネル２を備えており、該表示パネル２は液晶への印加電圧を制御して光の透過率を調整するように構成されている。表示パネル２の周縁部には矩形枠状のフロントフレーム３が設けられている。表示パネル２の後側には、光を拡散し、前側に出射する複数の光学シート４が設けられている。なお光学シート４に代えて、または光学シート４と共に拡散板を設けてもよい。

光学シート４の後方に、前側が開口した左右に長い矩形箱状をなすバックライトシャーシ９が設けられている。バックライトシャーシ９の前面にＬＥＤ基板７が設けられており、該ＬＥＤ基板７の前面に複数のＬＥＤ８(Light Emitting Diode)が実装されている。ＬＥＤ基板７の前側に、光を反射する反射シート５が設けられている。反射シート５には、ＬＥＤ８に対応する位置に光源孔５０が設けてあり、ＬＥＤ８は光源孔５０を通って反射シート５から前方に突出している。反射シート５は、保持部６によってバックライトシャーシ９に保持されている。なおバックライトシャーシ９、ＬＥＤ基板７、ＬＥＤ８及び反射シート５はバックライト装置を構成する。

バックライトシャーシ９及び表示パネル２の間に、左右に長い矩形枠状の保持部６が設けられている。保持部６は表示パネル２を支持する。バックライトシャーシ９の周縁部にはミドルキャビネット１０が設けられており、バックライトシャーシ９の後面部にはリアキャビネット１１が設けられている。

図３は保持部６を略示する斜視図、図４は、図３において、ＩＶによって示された部分を拡大した部分拡大斜視図である。保持部６は、バックライトシャーシ９の各縁部分に沿って設けられている。保持部６は一面を後方に向けており、他面を前方に向けた細長い板状のベース板６１を備える。ベース板６１の一面（後面）に後方に吐出した円柱状の凸部６２が複数設けられている。

ベース板６１の長手方向に二つの凸部６２、６２が対になって並んでおり、複数の前記対が、ベース板６１の長手方向に所定の間隔を空けて並設されている。対になった二つの凸部６２夫々の隣に連通防止部６３が設けられており、連通防止部６３は、対になった二つの凸部６２の間に配されている。即ち、二つの連通防止部６３、６３が対になって、二つの凸部６２の間に位置している。連通防止部６３は、ベース板６１の長手方向に直交する方向（短手方向）に延びており、ベース板６１の後面にて短手方向の幅全体に亘って設けられている。

対になった二つの連通防止部６３の間において、ベース板６１の外縁部分から前方に板状のカバー部６４（連通防止部）が突出している。カバー部６４には、後述する第２貫通孔９２に係止し、外側に突出した係止爪６５（第２凸部、凸部）が設けられている。

図５はバックライトシャーシ９の後面部９１の縁部分を略示する部分拡大背面図、図６はバックライトシャーシ９の側面部９２を略示する部分拡大側面図である。
バックライトシャーシ９は矩形の後面部９１と、該後面部９１の縁部分から前側に突出した側面部９２とを備える。後面部９１には複数の貫通孔９１ａ、９１ａ、・・・、９１ａが設けられている。貫通孔９１ａは、後面部９１の縁に沿って延びた長孔になっており、凸部６２に対応した位置に設けられている。

側面部９２には、複数の第２貫通孔（貫通孔）９２ａ、９２ａ、・・・、９２ａが設けられている。第２貫通孔９２ａは、後面部９１の縁に沿って延びた長孔になっており、係止爪６５に対応した位置に設けられている。

図７は保持部６を取り付けたバックライトシャーシ９を後側から視認した部分拡大斜視図である。図７に示すように、保持部６をバックライトシャーシ９の内側に取り付けた場合、凸部６２は貫通孔９１ａに挿入され、後方に突出する。また係止爪６５は第２貫通孔９２ａに挿入され、第２貫通孔９２ａの縁部分に係止する。カバー部６４は、第２貫通孔９２ａ全体をバックライトシャーシ９の内側から覆う。

連通防止部６３は貫通孔９１ａに対向しない位置に配されており、貫通孔９１ａからは視認されない。そのため、ＬＥＤ８の光は貫通孔９１ａに到達する前に、連通防止部６３によって、進行を妨げられる。また貫通孔９１ａから侵入した塵埃等の異物は、バックライトシャーシ９の内側に入り込む前に、連通防止部６３によって、その移動を妨げられる。

また第２貫通孔９２ａ全体が、カバー部６４によって覆われているので、ＬＥＤ８の光が第２貫通孔９２ａを通過して、バックライトシャーシ９の外側に漏れることを防止することができる。またバックライトシャーシ９の外側からバックライトシャーシ９の内側に異物が侵入することを防止することができる。

なお貫通孔９１ａ及び第２貫通孔９２ａは長孔状に形成されているので、凸部６２及び係止爪６５は、反射シート５の伸縮に対応して移動することができ、反射シート５にしわが発生することを防止することができる。なおＬＥＤ８は光源の一例であり、ＬＥＤ８に代えて、冷陰極蛍光管、レーザダイオード、有機ＥＬ等、他の光源を使用してもよい。

（実施の形態２）
以下本発明を実施の形態２に係るテレビジョン受信機を示す図面に基づいて説明する。図８は連通防止部６３付近における保持部６の部分拡大斜視図、図９は保持部６を取り付けたバックライトシャーシ９を後側から視認した部分拡大斜視図である。実施の形態２は実施の形態１と異なり、カバー部６４を備えていない。この場合においても、連通防止部６３によって、光の漏洩及び異物の侵入を防止することができる。

実施の形態２に係る構成の内、実施の形態１と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。

（実施の形態３）
以下本発明を実施の形態３に係るテレビジョン受信機を示す図面に基づいて説明する。図１０は連通防止部６３付近における保持部６の部分拡大斜視図である。実施の形態３は実施の形態１と異なり、連通防止部６３を備えていない。この場合においても、カバー部６４によって、光の漏洩及び異物の侵入を防止することができる。

実施の形態３に係る構成の内、実施の形態１又は２と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。

今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。

以上の本発明の実施の形態に関し、更に以下の事項を開示する。

本発明に係る光源装置は、光源８と、該光源８を支持し、前側が開口した箱状のシャーシ９と、該シャーシ９の内側に配されており、光を反射する反射シート５と、前記シャーシ９の縁部分に設けてあり、前記反射シート５を前記シャーシ９に保持する保持部６とを備える光源装置において、前記シャーシ９に前記保持部６を支持するための貫通孔９１ａが設けられており、前記保持部６は、前記貫通孔９１ａを介した前記シャーシ９の内側及び外側への物体及び光の移動を遮断する連通防止部６３を備えることを特徴とする。

本発明に係る光源装置は、前記貫通孔９１ａは、前記シャーシ９の後面部に設けられており、前記保持部６は、前記シャーシ９の内側から前記貫通孔９１ａに挿入される凸部６２を備え、前記連通防止部６３は前記シャーシ９の内側にて、前記凸部６２の隣であって、前記貫通孔９１ａとの非対向位置に設けられていることを特徴とする。

本発明に係る光源装置は、前記シャーシ９の側面部に前記保持部６を支持するための第２貫通孔９２ａが設けられており、前記保持部６は、前記シャーシ９の内側から前記第２貫通孔９２ａに挿入される第２凸部６５と、該第２凸部６５の周囲に設けられており、前記シャーシ９の内側にて前記第２貫通孔９２ａを覆うカバー部６４とを備えることを特徴とする。

本発明に係る光源装置は、前記貫通孔９２ａは、前記シャーシ９の側面部に設けられており、前記保持部６は、前記シャーシ９の内側から前記貫通孔に挿入される凸部６５を備え、前記連通防止部６４は、前記凸部６５の周囲に設けられており、前記シャーシ９の内側にて前記貫通孔９２ａを覆うことを特徴とする。

本発明に係る表示装置１００は、前述したいずれかの光源装置と、該光源装置の前側に配されており、映像を表示する表示部２とを備えることを特徴とする。

本発明に係るテレビジョン受信機１は、前述した表示装置１００と、テレビジョン放送を受信する受信部２００とを備え、前記受信部２００にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置に映像を表示するようにしてあることを特徴とする。

本発明においては、貫通孔９１ａ、９２ａを通って、異物がシャーシ９の内側に侵入し、また光がシャーシ９の外側に漏れることを連通防止部６３、６４が防ぐ。

本発明においては、連通防止部６３は、前記貫通孔９１ａに対向しない位置に設けられており、且つ凸部６２の隣に設けられているので、貫通孔９１ａからの光の漏出及び異物の侵入の防止を両立させることができる。

本発明においては、カバー部６４は、第２貫通孔９２ａからの光の漏出及び異物の侵入の防止を両立させる。

１ テレビジョン受信機
２ 表示パネル（表示部）
５ 反射シート
６ 保持部
８ ＬＥＤ（光源）
９ バックライトシャーシ（シャーシ）
６１ ベース板
６２ 凸部
６３ 連通防止部
６４ カバー部（連通防止部）
６５ 係止爪（第２凸部、凸部）
９１ａ 貫通孔
９２ａ 第２貫通孔（貫通孔）
１００ 表示装置
２００ チューナ（受信部）

Claims (6)

1. 光源と、該光源を支持し、前側が開口した箱状のシャーシと、該シャーシの内側に配されており、光を反射する反射シートと、前記シャーシの縁部分に設けてあり、前記反射シートを前記シャーシに保持する保持部とを備える光源装置において、
   前記シャーシに前記保持部を支持するための貫通孔が設けられており、
   前記保持部は、前記貫通孔を介した前記シャーシの内側及び外側の連通を防止する連通防止部を備え、
   前記貫通孔は、前記シャーシの後面部に設けられており、
   前記保持部は、前記シャーシの内側から前記貫通孔に挿入される凸部を備え、
   前記連通防止部は前記シャーシの内側にて、前記凸部の隣であって、前記貫通孔との非対向位置に設けられており、
   前記シャーシの側面部に前記保持部を支持するための第２貫通孔が設けられており、
   前記保持部は、
   前記シャーシの内側から前記第２貫通孔に挿入される第２凸部と、
   該第２凸部の周囲に設けられており、前記シャーシの内側にて前記第２貫通孔を覆うカバー部と
   を備えること
   を特徴とする光源装置。
2. 光源と、該光源を支持し、前側が開口した箱状のシャーシと、該シャーシの内側に配されており、光を反射する反射シートと、前記シャーシの縁部分に設けてあり、前記反射シートを前記シャーシに保持する保持部とを備える光源装置において、
   前記シャーシに前記保持部を支持するための貫通孔が設けられており、
   前記保持部は、前記貫通孔を介した前記シャーシの内側及び外側の連通を防止する連通防止部を備え、
   前記貫通孔は、前記シャーシの側面部に設けられており、
   前記保持部は、前記シャーシの内側から前記貫通孔に挿入される凸部を備え、
   前記連通防止部は、前記凸部の周囲に設けられており、前記シャーシの内側にて前記貫通孔を覆うこと
   を特徴とする光源装置。
3. 光源と、該光源を支持し、前側が開口した箱状のシャーシと、該シャーシの内側に配されており、光を反射する反射シートと、前記シャーシの縁部分に設けてあり、前記反射シートを前記シャーシに保持する保持部とを備える光源装置において、
   前記シャーシに前記保持部を支持するための貫通孔が設けられており、
   前記保持部は、前記貫通孔を介した前記シャーシの内側及び外側の連通を防止する連通防止部を備え、
   前記貫通孔は、前記シャーシの後面部に設けられており、
   前記保持部は、一面を後方に向けており、他面を前方に向けた細長い板状のベース板を備え、前記ベース板の一面に前記シャーシの内側から前記貫通孔に挿入される凸部が設けられており、
   前記連通防止部は前記ベース板の短手方向に延びており、前記シャーシの内側にて、前記凸部の隣であって、前記貫通孔との非対向位置に、前記ベース板の一面にて前記短手方向の幅全体に亘って設けられていること
   を特徴とする光源装置。
4. 前記シャーシの側面部に前記保持部を支持するための第２貫通孔が設けられており、
   前記保持部は、
   前記シャーシの内側から前記第２貫通孔に挿入される第２凸部と、
   該第２凸部の周囲に設けられており、前記シャーシの内側にて前記第２貫通孔を覆うカバー部と
   を備えることを特徴とする請求項３に記載の光源装置。
5. 請求項１から４のいずれか一つに記載の光源装置と、
   該光源装置の前側に配されており、映像を表示する表示部と
   を備えることを特徴とする表示装置。
6. 請求項５に記載の表示装置と、
   テレビジョン放送を受信する受信部と
   を備え、
   前記受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置に映像を表示するようにしてあること
   を特徴とするテレビジョン受信機。

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