JP6540846B1 - 車両の車体構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】車体全体でサスペンションの支持剛性を向上させることができる車両の車体構造の提供を目的とする。【解決手段】フロントサブフレーム66と、サスタワー補強部材65bと、カウルボックス62とで車両のサイドドア開口Esよりも車両前方に配設されたサスペンションタワー65の近傍に車幅方向において略環状となるフロント車幅方向環状車体骨格FWCが構成されるとともに、サイドドア開口Esに沿って前後方向環状車体骨格SLCが構成され、前後方向環状車体骨格SLCを構成するヒンジピラー45の上端とサスペンションタワー65の車幅方向外側とを車両前後方向に連結するカウルサイドフレーム64と、カウルボックス62における車幅方向の両端部に接続されるとともに、サスペンションタワー65に連結される側部パネル71とが備えられた。【選択図】図3
Description
この発明は、フロントサスタワー近傍に車幅方向において略環状となる車体骨格を形成する車両の車体構造に関する。
例えば、特許文献1に記載するように、左右のフロントサスタワー上部同士を車幅方向に連結するカウルメンバと、ダンパハウシングとの間で閉断面を形成しフロントサスタワートップと下方のフロントサイドフレームを連結する補強メンバと、フロントサスタワー下方のフレーム同士を車幅方向に連結するサスペンションフレームとにより、フロントサスタワーの近傍に、車両正面視で略環状となる車幅方向の車体骨格が構成された車体構造がある。
また、サイドドア開口の周縁にも略環状の車体骨格を形成し、上述の車幅方向において略環状となる車体骨格と連結することによって、車体全体でサスペンションの支持剛性を向上することができるものの、フロントサスタワーと、サイドドア開口の周縁に形成された略環状の車体骨格とは離間しているため、車体全体でサスペンションの支持剛性を向上させることは困難であった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、車体全体でサスペンションの支持剛性を向上させることができる車両の車体構造の提供を目的とする。
この発明は、車両のサイドドア開口よりも車両前方に配設され、フロントサスダンパを支持するダンパ支持部を有する左右一対のフロントサスタワーの近傍に車幅方向において略環状となる車体骨格が構成された車両の車体構造であって、車幅方向において略環状となる車幅方向車体骨格が、左右の前記フロントサスタワーの下部を車幅方向に連結するフロントサブフレームと、前記フロントサスタワーに沿って車両上下方向に延びるサスタワー補強部材と、左右の前記フロントサスタワーの後方において車幅方向に配設されたカウルパネル及びカウルクロスメンバによって形成された閉断面部材であるカウルメンバとで構成され、車体前部に配設された左右一対のヒンジピラーと、該ヒンジピラーの上端から車体後方かつ上方に延設された左右一対のフロントピラー、及び車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレールと、前記サイドドア開口の後端に沿って配設された左右一対のサイドピラーと、該サイドピラーの下端及び前記ヒンジピラーの下端を車両前後方向に連結する左右一対のサイドシルとで構成された車両前後方向において略環状となる前後方向車体骨格が構成されるとともに、該前後方向車体骨格を構成する前記ヒンジピラーの上端と前記フロントサスタワーの車幅方向外側とを車両前後方向に連結するカウルサイドフレームと、前記カウルメンバにおける車幅方向の両端部に接続されるとともに、前記フロントサスタワーに連結される側部パネルとが備えられ、該側部パネルは、前記カウルパネルより厚板材にて構成するとともに、前記フロントサスタワーの後方側面となるフロントサスタワー後壁に沿って車体上下方向に延びる前方壁面と、該前方壁面の上部と連続し、前記フロントサスタワーの上面となるフロントサスタワー上面に沿って車体前後方向に延びる前方上面と、前記前方壁面から連続し、前記カウルサイドフレームにおける車幅方向の内側の側面となるカウルサイド内側面に沿って車体上下方向に延びる側方壁面と、該側方壁面の上部及び前記前方上面と連続し、前記カウルサイドフレームにおける上面となるカウルサイド上面に沿って車幅方向に延びる側方上面とで構成されことを特徴とする。
この発明により、車体全体でサスペンションの支持剛性を向上させることができる車両の車体構造を構成することができる。
詳述すると、左右の前記フロントサスタワーの下部を車幅方向に連結するフロントサブフレームと、前記フロントサスタワーに沿って車両上下方向に延びるサスタワー補強部材と、左右の前記フロントサスタワーの後方において車幅方向に配設されたカウルパネル及びカウルクロスメンバによって形成された閉断面部材であるカウルメンバとで、フロントサスタワーの近傍に、車幅方向において略環状となる車幅方向車体骨格を構成している。
詳述すると、左右の前記フロントサスタワーの下部を車幅方向に連結するフロントサブフレームと、前記フロントサスタワーに沿って車両上下方向に延びるサスタワー補強部材と、左右の前記フロントサスタワーの後方において車幅方向に配設されたカウルパネル及びカウルクロスメンバによって形成された閉断面部材であるカウルメンバとで、フロントサスタワーの近傍に、車幅方向において略環状となる車幅方向車体骨格を構成している。
また、車体前部に配設された左右一対のヒンジピラーと、該ヒンジピラーの上端から車体後方かつ上方に延設された左右一対のフロントピラーと、車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレールと、前記サイドドア開口の後端に沿って配設された左右一対のサイドピラーと、該サイドピラーの下端及び前記ヒンジピラーの下端を車両前後方向に連結する左右一対のサイドシルとで構成された車両前後方向において略環状となる前後方向車体骨格を構成している。
そのうえで、前記前後方向車体骨格を構成する前記ヒンジピラーの上端と、前記車幅方向車体骨格を構成する前記フロントサスタワーの車幅方向外側とを車両前後方向に連結するカウルサイドフレームによって、前記前後方向車体骨格と前記車幅方向車体骨格とを連結することができる。
さらに、車幅方向車体骨格を構成する前記カウルメンバ及び前記フロントサスタワーに連結される前記側部パネルを、前記カウルパネルより厚板材にて構成するとともに、前記フロントサスタワー後壁に沿って車体上下方向に延びる前方壁面と、該前方壁面の上部と連続し、前記フロントサスタワー上面に沿って車体前後方向に延びる前方上面と、前記前方壁面から連続し、前記カウルサイド内側面に沿って車体上下方向に延びる側方壁面と、該側方壁面の上部及び前記前方上面と連続し、前記カウルサイド上面に沿って車幅方向に延びる側方上面とで構成されているため、前記カウルサイドフレームにおける車幅方向車体骨格との連結剛性を向上することができる。
また、前記側部パネルは、前方壁面と側方壁面とで平面視略L型などの折曲がり形状を形成するとともに、前方壁面の上部と連続する前方上面と、該側方壁面の上部と連続する側方上面とが連続しているため、車体前後方向及び車幅方向における車体上下方向に沿う断面においても平面視略L型などの折曲がり形状を形成されており、さらには、前記カウルパネルより厚板材にて構成しているため、三次元におけるいずれの方向に対しても高剛性な部材を構成することができる。
さらに、上述のような構成によって三次元におけるいずれの方向に対しても高剛性な部材を構成する前記側部パネルにおける前記前方壁面を前記フロントサスタワー後壁に沿わせ、該前方壁面の上部と連続する前方上面を前記フロントサスタワー上面に沿わせ、前記前方壁面から連続する前記側方壁面を前記カウルサイド内側面に沿わせ、該側方壁面の上部及び前記前方上面と連続する前記側方上面を前記カウルサイド上面に沿わせるため、前記フロントサスタワー後壁の接合部位を補強するとともに、例えば、単なるプレート状の連結部材で連結する場合に比べて、前記カウルサイドフレームにおける車幅方向車体骨格との連結剛性を向上することができる。
このように、前記側部パネルによって、前記前後方向車体骨格と前記車幅方向車体骨格とを連結する前記カウルサイドフレームにおける車幅方向車体骨格との連結剛性を向上することができるため、車体全体でサスペンションの支持剛性を向上することができる。したがって、フロントサスペンションとリヤサスペンションとで入力された力を遅れなく伝達することができ、乗員の乗り心地性を向上することができる。
さらに、前記フロントサスタワーと、前記カウルメンバとが離間している場合であっても、前記カウルパネルより厚板材にて構成した前記側部パネルによって前記フロントサスタワーと、前記カウルメンバとが連結されるため、剛性の高い車幅方向車体骨格を構成することができる。
なお、上記略環状の車体骨格は、力学的に作用する負荷を伝達可能に構成された略環状であれば、その形状はいずれの形状であってもよく、また、複数の部材で構成された略環状であってもよい。さらに、略環状の車体骨格を構成する部材は、閉断面で構成された部材であってもよいし、力学的に構造部材として評価できる部材であれば開断面で構成された部材であってもよい。なお、開部材である場合、他部材と組み合わさって閉断面を構成するとさらによい。
この発明の態様として、車幅方向内側が前記側部パネルに接合されるとともに、車幅方向の外端側が前記カウルサイドフレームに接合される側部パネル補強部材が備えられ、前記側部パネル、前記側部パネル補強部材及び前記フロントサスタワー後壁とで車幅方向に延びる閉断面が形成されてもよい。
またこの発明は、車両のサイドドア開口よりも車両前方に配設され、フロントサスダンパを支持するダンパ支持部を有する左右一対のフロントサスタワーの近傍に車幅方向において略環状となる車体骨格が構成された車両の車体構造であって、車幅方向において略環状となる車幅方向車体骨格が、左右の前記フロントサスタワーの下部を車幅方向に連結するフロントサブフレームと、前記フロントサスタワーに沿って車両上下方向に延びるサスタワー補強部材と、左右の前記フロントサスタワーの後方において車幅方向に配設されたカウルパネル及びカウルクロスメンバによって形成された閉断面部材であるカウルメンバとで構成され、車体前部に配設された左右一対のヒンジピラーと、該ヒンジピラーの上端から車体後方かつ上方に延設された左右一対のフロントピラーと、車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレールと、前記サイドドア開口の後端に沿って配設された左右一対のサイドピラーと、該サイドピラーの下端及び前記ヒンジピラーの下端を車両前後方向に連結する左右一対のサイドシルとで構成された車両前後方向において略環状となる前後方向車体骨格が構成されるとともに、該前後方向車体骨格を構成する前記ヒンジピラーの上端と前記フロントサスタワーの車幅方向外側とを車両前後方向に連結するカウルサイドフレームと、前記カウルメンバにおける車幅方向の両端部に接続されるとともに、前記フロントサスタワーに連結される側部パネルと、車幅方向内側が前記側部パネルに接合されるとともに、車幅方向の外端側が前記カウルサイドフレームに接合される側部パネル補強部材とが備えられ、前記側部パネル、前記側部パネル補強部材及び前記フロントサスタワー後壁とで車幅方向に延びる閉断面が形成されたことを特徴とする。
これらの発明により、車体全体でサスペンションの支持剛性をさらに向上させることができる車両の車体構造を構成することができる。
詳述すると、前記前後方向車体骨格と前記車幅方向車体骨格とを連結する前記カウルサイドフレーム及び前記カウルメンバに連結される前記側部パネル及び、車幅方向内側が前記側部パネルに接合されるとともに、車幅方向の外端側が前記カウルサイドフレームに接合される側部パネル補強部材によって、前記カウルサイドフレームにおける車幅方向車体骨格との連結剛性をさらに向上することができる。
詳述すると、前記前後方向車体骨格と前記車幅方向車体骨格とを連結する前記カウルサイドフレーム及び前記カウルメンバに連結される前記側部パネル及び、車幅方向内側が前記側部パネルに接合されるとともに、車幅方向の外端側が前記カウルサイドフレームに接合される側部パネル補強部材によって、前記カウルサイドフレームにおける車幅方向車体骨格との連結剛性をさらに向上することができる。
また、前記側部パネル、前記側部パネル補強部材及び前記フロントサスタワー後壁とで車幅方向に延びる閉断面が形成されたことにより、前記フロントサスタワーの剛性、つまりフロントダンパの支持剛性を向上することができる。したがって、フロントサスタワーの内倒れを防止し、フロントサスペンションとリヤサスペンションとで入力された力を遅れなく伝達できるとともに、乗員の乗り心地性を向上することができる。
この発明の態様として、前記カウルサイドフレームは、車幅方向の外側の側面となるカウルサイド外側面と、該カウルサイド外側面及び前記カウルサイド内側面における上部同士及び下部同士を連結する前記カウルサイド上面及びカウルサイド下面とで車体前後方向に延びる閉断面が構成され、車体上下方向に延びる前記ヒンジピラーは、車幅方向の外側の側面となるヒンジピラー外側面と、車幅方向の内側の側面となるヒンジピラー内側面と、該ヒンジピラー外側面の前端に配置され、車体前後方向の前側の側面となるヒンジピラー前側面とを有し、前記カウルサイド外側面、前記カウルサイド内側面、及び前記カウルサイド下面の後端は、それぞれ前記ヒンジピラー外側面、前記ヒンジピラー内側面及び前記ヒンジピラー前側面に接合されるとともに、前記カウルサイド上面の後端は、前記ヒンジピラーの上方面に接合され、前部が前記カウルサイド上面の後端に接合されるとともに、後部が前記ヒンジピラー内側面に接合されるカウルサイドレインが備えられてもよい。
またこの発明は、車両のサイドドア開口よりも車両前方に配設され、フロントサスダンパを支持するダンパ支持部を有する左右一対のフロントサスタワーの近傍に車幅方向において略環状となる車体骨格が構成された車両の車体構造であって、車幅方向において略環状となる車幅方向車体骨格が、左右の前記フロントサスタワーの下部を車幅方向に連結するフロントサブフレームと、前記フロントサスタワーに沿って車両上下方向に延びるサスタワー補強部材と、左右の前記フロントサスタワーの後方において車幅方向に配設されたカウルパネル及びカウルクロスメンバによって形成された閉断面部材であるカウルメンバとで構成され、車体前部に配設された左右一対のヒンジピラーと、該ヒンジピラーの上端から車体後方かつ上方に延設された左右一対のフロントピラーと、車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレールと、前記サイドドア開口の後端に沿って配設された左右一対のサイドピラーと、該サイドピラーの下端及び前記ヒンジピラーの下端を車両前後方向に連結する左右一対のサイドシルとで構成された車両前後方向において略環状となる前後方向車体骨格が構成されるとともに、該前後方向車体骨格を構成する前記ヒンジピラーの上端と前記フロントサスタワーの車幅方向外側とを車両前後方向に連結するカウルサイドフレームが備えられ、前記カウルサイドフレームは、車幅方向の外側の側面となるカウルサイド外側面と、該カウルサイド外側面及び前記カウルサイド内側面における上部同士及び下部同士を連結する前記カウルサイド上面及びカウルサイド下面とで車体前後方向に延びる閉断面が構成され、車体上下方向に延びる前記ヒンジピラーは、車幅方向の外側の側面となるヒンジピラー外側面と、車幅方向の内側の側面となるヒンジピラー内側面と、該ヒンジピラー外側面の前端に配置され、車体前後方向の前側の側面となるヒンジピラー前側面とを有し、前記カウルサイド外側面、前記カウルサイド内側面、及び前記カウルサイド下面の後端は、それぞれ前記ヒンジピラー外側面、前記ヒンジピラー内側面及び前記ヒンジピラー前側面に接合されるとともに、前記カウルサイド上面の後端は、前記ヒンジピラーの上方面に接合され、前部が前記カウルサイド上面の後端に接合されるとともに、後部が前記ヒンジピラー内側面に接合されるカウルサイドレインが備えられたことを特徴とする。
これらの発明により、車幅方向車体骨格と前記前後方向車体骨格とを連結する前記カウルサイドフレームと、前記前後方向車体骨格を構成する前記ヒンジピラーとの連結を、前記カウルサイドレインを介して補強することができ、車幅方向車体骨格と前記前後方向車体骨格との連結剛性をより向上することができる。
なお、上述のヒンジピラーの上方面とは、ヒンジピラーの上面でもよいし、ヒンジピラーの上端が連結されたフロントピラーの前面であってもよい。
なお、上述のヒンジピラーの上方面とは、ヒンジピラーの上面でもよいし、ヒンジピラーの上端が連結されたフロントピラーの前面であってもよい。
この発明の態様として、前記カウルパネルにおける車幅方向の端部と前記ヒンジピラー内側面とを連結するガセット部材を備え、前記カウルサイドレインが、前記ガセット部材と連結されてもよい。
この発明により、車幅方向車体骨格と前記前後方向車体骨格とを連結する前記カウルサイドフレームと、車幅方向車体骨格を構成する前記カウルパネルの連結を、前記カウルサイドレイン及びガセット部材を介して補強することができ、車幅方向車体骨格と前記前後方向車体骨格との連結剛性をより向上することができる。
またこの発明の態様として、リヤヘッダ、前記サイドピラー、リヤホイールハウスに沿って配設された左右一対のホイールハウスレインフォースメント、及びフロアクロスメンバで左右のリヤサスペンションのダンパ支持部の近傍に車幅方向において略環状となる車体骨格を構成してもよい。
この発明により、左右のリヤサスペンションのダンパ支持部の近傍に形成された車幅方向において略環状となる車体骨格と、前記前後方向車体骨格とを、前記サイドピラーを利用して連結することができる。したがって、車体後部におけるリヤサスペンションの前記ダンパ支持部の支持剛性をさらに向上させ、車体全体でサスペンションの支持剛性を向上することができる。
この発明によれば、車体全体でサスペンションの支持剛性を向上させることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
なお、本実施形態の後部車両の車体構造は、左右対称であるため、図3〜図11では車体左側のみを図示している。また、図13(a)はルーフサイドレール91の断面図を示し、図13(b)はサイドシル46の断面図を示している。さらに、図2ではカウルクロスメンバ622を、図3、図4ではカウルボックス62をそれぞれ透過した状態で図示している。
なお、本実施形態の後部車両の車体構造は、左右対称であるため、図3〜図11では車体左側のみを図示している。また、図13(a)はルーフサイドレール91の断面図を示し、図13(b)はサイドシル46の断面図を示している。さらに、図2ではカウルクロスメンバ622を、図3、図4ではカウルボックス62をそれぞれ透過した状態で図示している。
また、図中において、矢印Fr及びRrは前後方向を示しており、矢印Frは前方を示し、矢印Rrは後方を示している。
さらに、矢印Rh及びLhは幅方向を示しており、矢印Rhは右方向を示し、矢印Lhは左方向を示している。
加えて、矢印INは車幅方向内側を示し、矢印OUTは車幅方向外側を示している。
さらに、矢印Rh及びLhは幅方向を示しており、矢印Rhは右方向を示し、矢印Lhは左方向を示している。
加えて、矢印INは車幅方向内側を示し、矢印OUTは車幅方向外側を示している。
本実施形態の車両の車体構造は、車室2の後方に荷室3が設けられた車体1の車体後部1Rに、リフトゲート(図示省略)により開閉可能に覆われるリヤ開口Erを有する所謂ハッチバック型の車両である。なお、車体1において後述するセンタピラー43より後方を車体後部1Rとし、センタピラー43より前方を車体前部1Fとしている。
より詳しくは、本実施形態の車体後部1Rは、図1、図8に示すように、車室2の床面にフロアパネル21を設け、このフロアパネル21の車幅方向中央部に車室2の内方へ突出して車両の前後方向に延びるトンネル部22(フロアトンネル)を一体または一体的に形成している。
フロアパネル21の後端部は、縦壁状に立ち上がるフロア後側クロスメンバ23(図3参照)を介して略水平に車体後方かつ車幅方向に延びる荷室フロア部31と連設している。
これにより車室2は、図8に示すように、フロアパネル21に不図示のシート(シートクッション、シートバック)が配設された乗員空間と、乗員空間の後方に位置し、フロアパネル21よりも一段高く形成された荷室フロア部31を底部に有する荷室3内の空間とが車両前後方向に互いに連通して設けられている。
図1、図8に示すように、このフロア後側クロスメンバ23は、トンネル部22の上面の高さよりも高い位置まで立ち上がり、その車幅方向中間位置においてトンネル部22と接合されている。なお、フロア後側クロスメンバ23は、後述する左右のサイドシル46の後端部を橋渡ししている。
フロアパネル21の車幅方向両外端にはサイドシル46を接合固定している。このサイドシル46は、図13(b)に示すように、断面ハット状のインナパネル46a及びアウタパネル46bを接合固定して、車両の前後方向に延びる閉断面空間46sを備えた車体剛性部材である。
図1に示すように、車両のルーフ部9は、車体両サイド部にて車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレール91と、ルーフサイドレール91の後側部にて車幅方向に延びるリヤヘッダ92と、ルーフ部9の前後方向の中間部にて車幅方向に延びるルーフクロスメンバ93と、ルーフサイドレール91の前側部にて車幅方向に延びるフロントヘッダ94と、車室2の天井部を覆うルーフパネル95とで構成している。
なお、ルーフサイドレール91は、図13(a)に示すように、ルーフサイドレールアウタパネル91aと、ルーフレインフォースメント91bと、ルーフサイドレールインナパネル91cとを溶接固定して、車両の前後方向に延びる閉断面空間91sを形成した車体剛性部材である。
ルーフパネル95は、上述したように、車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレール91、フロントヘッダ94、及びリヤヘッダ92に囲まれた領域を、車両上部において車両前後方向及び車幅方向に広がるように配設されており、鋼板製のパネル部材であり、フロントヘッダ94とリヤヘッダ92とは、いずれも上方に配置したルーフパネル95とで略閉断面空間構造を構成し、それぞれルーフパネル95の前部、後部において車幅方向に延びる車体剛性部材を構成している。
また、ルーフパネル95の後部に配置されたリヤヘッダ92は、図8に示すように、雨樋部96と一体形成され、車幅方向に延びる閉断面空間92sを形成している。
また、ルーフパネル95の後部に配置されたリヤヘッダ92は、図8に示すように、雨樋部96と一体形成され、車幅方向に延びる閉断面空間92sを形成している。
図1、図8に示すように、リヤヘッダ92の後方にはリヤ開口Erが開口形成されており、リヤ開口Erの左右両サイドの開口縁部には、ルーフサイドレール91の後端(リヤヘッダ92の車幅方向の両端部との結合部に対応する部位)から後方かつ下方へ延びる左右一対のリヤピラー41が設けられている。
なお、リヤピラー41は、図示省略するが、リヤピラーアウタとリヤピラーインナとを接合固定して、リヤピラー閉断面空間を構成した車体剛性部材である。
なお、リヤピラー41は、図示省略するが、リヤピラーアウタとリヤピラーインナとを接合固定して、リヤピラー閉断面空間を構成した車体剛性部材である。
続いて、車体後部1Rについて説明する。
リヤヘッダ92の後方に形成されたリヤ開口Erの後方の開口縁部には、図8に示すように、ルーフサイドレール91の後端から後方かつ下方へ延びる左右一対のリヤピラー41の下端同士を連結する、車幅方向に延びるリヤエンドクロスが設けられている。
詳述すると、リヤエンドクロスは、荷室3の後方において、荷室フロア部31の後端より上方に延びるリヤエンド36をリヤエンドパネルとともに構成している。
リヤヘッダ92の後方に形成されたリヤ開口Erの後方の開口縁部には、図8に示すように、ルーフサイドレール91の後端から後方かつ下方へ延びる左右一対のリヤピラー41の下端同士を連結する、車幅方向に延びるリヤエンドクロスが設けられている。
詳述すると、リヤエンドクロスは、荷室3の後方において、荷室フロア部31の後端より上方に延びるリヤエンド36をリヤエンドパネルとともに構成している。
車体後部1Rの両サイド部における、上述のサイドシル46の後端部と、上述のルーフサイドレール91の後端(リヤヘッダ92の車幅方向の両端部との結合部に対応する部位)との間には、ルーフサイドレール91の後端から下方かつ前方に延びるサイドピラー42が設けられており、このサイドピラー42でサイドシル46の後端とルーフサイドレール91の後端とを連結している。このように構成されたサイドピラー42は、下方に行けば行くほど、後述するダンパ支持部54から離れる態様となる。
また、車体後部1Rの両サイド部における、上述のサイドシル46の前後方向中間部(サイドシル46において、フロア前側クロスメンバ24より前方位置)と、上述のルーフサイドレール91の前後方向中間部(ルーフサイドレール91の前後方向のルーフクロスメンバ93に対応する部位)との間には、車両上下方向に延びるセンタピラー43を設けており、このセンタピラー43でサイドシル46の中間部位とルーフサイドレール91の中間部位とを車両上下方向に連結している。
さらに、図1に示すように、車体前部1Fの両サイド部における、上述のサイドシル46の前端部と、上述のルーフサイドレール91の前端部(フロントヘッダ94の車幅方向の両端部との結合部に対応する部位)との間には、車両上下方向に延びるフロントピラー44及びヒンジピラー45を設けており、これらのフロントピラー44及びヒンジピラー45でサイドシル46の前端とルーフサイドレール91の前端とを連結している。
詳述すると、本実施形態の車体前部1Fは、図1、及び図8に示すように、車幅方向の両側において前側下部から後側上部に向けて延びるフロントピラー44が設けられ、これらフロントピラー44の前方下端は上下方向に延びるヒンジピラー45に連結されている。
フロントピラー44はフロントピラーインナとフロントピラーアウタとを接合して構成している。また、ヒンジピラー45は、図10に示すように、車幅方向外側向きに突出するハット状のアウタパネル45a、車幅方向内側向きに突出するハット状のインナパネル45b、及びアウタパネル45aの内面に沿うヒンジピラーレイン45cを車幅方向に接合固定して、車両の上下方向に延びる閉断面空間45sを備えた車体剛性部材である。
上述の左右のフロントピラー44の後端には、上述したように、車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレール91が連続して形成され、上述したように、左右のフロントピラー44の上端部相互間には、車幅方向に延びるフロントヘッダ94(図1参照)が架設されるとともに、左右のルーフサイドレール91の後端部相互間には、車幅方向に延びるリヤヘッダ92が架設されている。
また、車体後部1Rにおいて、サイドピラー42とリヤピラー41との間は、つまり、荷室3の車幅方向外側は、図8に示すように、サイドパネル51が配置され、その下方において、荷室フロア部31の車幅方向両側にリヤホイールハウス52が設けられ、リヤホイールハウス52の前方側に上下方向に延びるホイールハウスレインフォースメント53が備えられている。また、リヤホイールハウス52の上部には、サスダンパ(図示省略)の上部を支持するダンパ支持部54を設けている。
サイドパネル51は、車両外側のサイドパネルアウタと、荷室3側のサイドパネルインナ51aとで構成されている。そして、サイドピラー42は、サイドパネルアウタとサイドパネルインナ51aとの間に形成された閉断面空間において、平面視略ハット型断面のサイドピラーレインフォースメント42aを、サイドパネルインナ51aの閉断面空間側の内面に取り付けて、サイドパネルインナ51a及びサイドピラーレインフォースメント42aで、車両上下方向に延びる閉断面空間を備えた車体剛性部材としてのサイドピラー42を構成している。
リヤホイールハウス52は、リヤホイールハウスアウタパネルとリヤホイールハウスインナパネル52aとで構成され、車両外側に図示省略するタイヤを配置するリヤホイールハウス空間を形成している。
リヤホイールハウスインナパネル52aは、サイドパネルインナ51aの下端から下方かつ車幅内側方向に向かって、つまり荷室3側に拡がるように形成され、最内側下端位置で荷室フロア部31の車幅方向外側と連結されている。そのため、リヤホイールハウスインナパネル52aは、サイドパネルインナ51aより荷室3側に突出する略半円状のドーム状となる。
このように構成されたリヤホイールハウスインナパネル52aの上部、すなわちサスダンパを支持するサスダンパ支持部54は、図8に示すように、他の部分に比べて厚肉(以下において上部厚肉構成部56という)であり、力学的な構造部材を構成している。
このように、他の部分に比べて厚肉に構成した上部厚肉構成部56には、車両外側のリヤホイールハウス空間に配置したサスダンパ(図示省略)の上端を固定し、支持するダンパ支持部54を設けている。
このように、他の部分に比べて厚肉に構成した上部厚肉構成部56には、車両外側のリヤホイールハウス空間に配置したサスダンパ(図示省略)の上端を固定し、支持するダンパ支持部54を設けている。
ホイールハウスレインフォースメント53は、図8に示すように、リヤホイールハウスインナパネル52aの車両前後方向中央より前方において、リヤホイールハウスインナパネル52aの上部から下部に向かって前方に傾斜する向きで、リヤホイールハウスインナパネル52aの荷室3側の面に沿って配置されている。
また、ホイールハウスレインフォースメント53は、平面視略ハット型断面で構成され、リヤホイールハウスインナパネル52aの荷室3側の内面に取り付けて、リヤホイールハウスインナパネル52a及びホイールハウスレインフォースメント53で、車両上下方向に延びる閉断面空間を備えた車体剛性部材を構成している。
このように構成されたホイールハウスレインフォースメント53の上部は、リヤホイールハウスインナパネル52aにおける上部厚肉構成部56に固定されるとともに、その上端の前部は、サイドピラー42の後端と連結され、ホイールハウスレインフォースメント53の下端は、図8に示すように、フロア後側クロスメンバ23の車幅方向外側と連結されている。
また、サイドピラー42の上部の前端とホイールハウスレインフォースメント53の上端付近であるダンパ支持部54の前方部位とを連結する連結部材33を車体前方かつ上方に向かって略斜め方向に設けている。
連結部材33は、車室2の乗員空間におけるフロアパネル21に配設される不図示のリヤシートを構成するシートバックのラッチが嵌合するストライカ33aを取り付けるストライカ取付ブラケットである。
連結部材33は、車室2の乗員空間におけるフロアパネル21に配設される不図示のリヤシートを構成するシートバックのラッチが嵌合するストライカ33aを取り付けるストライカ取付ブラケットである。
なお、連結部材33の後端は、断面ハット状のホイールハウスレインフォースメント53の凸部に連結されるように幅広で形成され、サイドピラー42の上部の前端に連結される連結部材33の前端に向かって徐々に幅狭となるように形成している。なお、連結部材33の前端とサイドピラー42の上部の前端との連結、及び連結部材33の後端とホイールハウスレインフォースメント53の上端付近であるダンパ支持部54の前方部位となる上部厚肉構成部56との連結は、図示省略する締結ボルトによって連結している。
また、連結部材33の前端とサイドピラー42の上部の前端との連結は、サイドピラーレインフォースメント42aの上部の前端と、連結部材33の前端とを、サイドパネルインナ51aを介して連結することで構成している。また、連結部材33における前記ホイールハウスレインフォースメント側部位を、前記ダンパ支持部の前方部位に連結している。
続いて、車体前部1Fについて説明する。
図1、図2、図5に示すように、車体1の車体前部1Fは、フロアパネル21の前端から立ち上がるとともに車幅方向の略全幅に亘って延びて、エンジンルーム6と車室2とを仕切るダッシュパネル61を備え、ダッシュパネル61の上方には、車幅方向に延び、その略全幅に亘ってフロントウインドウの下端を支持するカウルパネル621が配設されている。
図1、図2、図5に示すように、車体1の車体前部1Fは、フロアパネル21の前端から立ち上がるとともに車幅方向の略全幅に亘って延びて、エンジンルーム6と車室2とを仕切るダッシュパネル61を備え、ダッシュパネル61の上方には、車幅方向に延び、その略全幅に亘ってフロントウインドウの下端を支持するカウルパネル621が配設されている。
なお、図12に示すように、カウルパネル621は、車幅方向のカウルクロスメンバ622とでカウルボックス62を構成している。詳しくは、カウルパネル621は、側面視略S字状の前側パネル621aと車室側パネル621bとで構成している。図12に示すように、前側パネル621aの下面がダッシュパネル61の上端と接合されている。
カウルクロスメンバ622は、後端側が前側パネル621aの前側後端に被さる側面視逆ハット状の上側メンバ材622aと、上側メンバ材622aの下面側に沿う側面視略L型の下側メンバ材622bとを接合固定して、車幅方向に延びる閉断面空間622sを備えた車体剛性部材である。
ダッシュパネル61の前部におけるエンジンルーム6の側方にてそれぞれ車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム63が設けられ、左右一対のフロントサイドフレーム63の下部には、ダッシュパネル61の前方で幅方向に延びるフロントサブフレーム66が設けられている。
フロントサブフレーム66は、図1、2、図5、図7後端部分から車体前方に延びる左右一対の後側メンバ661、後側メンバ661の前端を車幅方向に連結する後側クロスメンバ662、後側クロスメンバ662より車体前方に延びる左右一対の前側メンバ663、前側メンバ663の前端同士を車幅方向に連結する前側クロスメンバ664とで平面視略井桁状に形成している。
なお、後側クロスメンバ662と前側メンバ663との間に、車幅方向外側かつ上方に向かうサスクロス支持部665が設けられるとともに、前側メンバ663の前端に上方に向かうサスクロス支持部666が設けられている。
このように構成されたフロントサブフレーム66は、後側メンバ661がフロントサイドフレーム63の下方後端に連結され、サスクロス支持部665がフロントサイドフレーム63の後方側下面に連結され、サスクロス支持部666がフロントサイドフレーム63の前端下面に連結されており、フロントサブフレーム66はフロントサイドフレーム63から六点で支持されている。
また、フロントサブフレーム66における左右一対の前側メンバ663の前端から車体前方に延びるクラッシュカン67が設けられるとともに、クラッシュカン67の前端同士を跨いで車幅方向のロアバンパービーム68が設けられている。なお、図1及び図2では図示省略するが、左右一対のフロントサイドフレーム63の前端から車体前方に延びるクラッシュカンが設けられるとともに、クラッシュカンの前端同士を跨いで車幅方向のアッパバンパービームが設けられる。
さらに、後側メンバ661及び後側クロスメンバ662の車幅方向外側には、後方から前方に向かって車幅方向外側に湾曲するロアアーム69が左右それぞれに配置されている。なお、ロアアーム69の前方外側端部は、上端がフロントダンパ支持部65aで支持されたフロントサスダンパ(図示省略)の下端に連結される。
また、図1〜図6に示すように、フロントサイドフレーム63に対して車幅方向外方、且つ上方に離間した位置にヒンジピラー45の上端部から車両前方へ延びる左右一対のカウルサイドフレーム64が設けられている。
また、エンジンルーム6の車幅方向両側には、カウルサイドフレーム64の長手方向中央よりの後方においてカウルサイド内側面643から車幅方向内側に突出するように、フロントダンパ支持部65aを有するサスペンションタワー65を配設している。
図1〜図3、図5〜図7、図9に示すように、サスペンションタワー65は、上述したように、カウルサイド内側面643から車幅方向内側に突出する略円筒状であり、図示省略するフロントサスダンパの上部を支持するフロントダンパ支持部65a(サスタワー上面)を上端に設け、車幅方向内側の側面に、車体上下方向に延びる閉断面で構成されたサスタワー補強部材65bを設けている。
なお、カウルサイドフレーム64においてサストップを構成するフロントダンパ支持部65aは、カウルサイドフレーム64のカウルサイド上面644より上方に略ドーム状に突出している。また、サスペンションタワー65における車両後方向の壁面をフロントサスタワー後壁65cとしている。
このように構成したカウルサイドフレーム64は、ヒンジピラー45の上端部とサスペンションタワー65の車幅方向外側とを車両前後方向に連結している。なお、カウルサイドフレーム64は、図4、図11に示すように、カウルサイドフレーム64のカウルサイド外側面641とカウルサイド下面642を構成する略L型断面のアウタパネル64aと、カウルサイドフレーム64のカウルサイド内側面643とカウルサイド上面644を構成する略逆L型断面のインナパネル64bとを接合固定して、車両の前後方向に延びる閉断面空間64sを備えた車体剛性部材である。
このように構成したカウルサイドフレーム64の後端は、図3、図4、図6に示すように、ヒンジピラー45の上端に連結するとともに、カウルサイドフレーム64の後端とヒンジピラー45の上端との連結を補強するカウルサイドレイン73を設けている。
カウルサイドフレーム64の後端が連結されるヒンジピラー45は、上述したように、アウタパネル5a、インナパネル45b、及びヒンジピラーレイン45cを接合して、いずれも閉断面空間45sを備えた車体剛性部材である。
なお、ヒンジピラー45において車幅方向外側の側面をヒンジピラー外側面451とし、車体前方の側面をヒンジピラー前側面452とし、車幅方向内側の側面をヒンジピラー内側面453としている。また、ヒンジピラー45の上端には、後述するフロントピラー44の下端前面と連続する傾斜上面454を設けている。
カウルサイドフレーム64の後端とヒンジピラー45との連結は、カウルサイド外側面641の後端をヒンジピラー45の上部のヒンジピラー外側面451に接合し、カウルサイド下面642の後端をヒンジピラー前側面452に接合し、カウルサイド内側面643の後端をヒンジピラー内側面453に接合するとともに、カウルサイド上面644の後端を傾斜上面454に接合して、カウルサイドフレーム64の後端とヒンジピラー45の上部とを接合固定している。
カウルサイドフレーム64の後端とヒンジピラー45の上端との連結を補強するカウルサイドレイン73は、図4に示すように、前端側がカウルサイドフレーム64のカウルサイド上面644とカウルサイド内側面643とに跨いで取り付け可能な正面視略逆L型断面形状であり、車体後方に向かって、車幅方向内側かつ上方に向けて傾斜するとともに、車幅方向内側やや湾曲する平面視形状で形成している。このような形状のカウルサイドレイン73は、前部がカウルサイド上面644とカウルサイド内側面643とを跨いでカウルサイドフレーム64の後端に接合されるとともに、後部がヒンジピラー45の上部のヒンジピラー内側面453と傾斜上面454とを跨いで接合している。
なお、図2〜図4、図6、図9に示すように、カウルボックス62の車幅方向両側は、側部パネル71を介してカウルサイドフレーム64及びサスペンションタワー65の上面に連結している。
カウルボックス62を構成するカウルクロスメンバ622の端部に接続された側部パネル71は、カウルパネル621より厚板材で構成され、後述する形状で構成されている。
カウルボックス62を構成するカウルクロスメンバ622の端部に接続された側部パネル71は、カウルパネル621より厚板材で構成され、後述する形状で構成されている。
側部パネル71は、平面視において車体前方かつ車幅方向外側が円弧状となる前端が車幅方向外側かつ車体後方に傾斜する斜辺を有する略台形状の下面71a、下面71aの傾斜する斜辺から上方に延びる前方壁面71bと、円弧状に対応する円弧状壁面71cを介して、前方壁面71bから連続するとともに、下面71aの車幅方向外側から上方に延びる側方壁面71dと、前方壁面71bの上端から車体前方に延びる略水平な前方上面71e、側方壁面71dの上端から車幅方向外側に延びるとともに、前方上面71eと連続する略水平な側方上面71fとで構成されている。
このように構成した側部パネル71は、前方壁面71bをサスペンションタワー65の後側面に沿わせるとともに、前方壁面71bの上部から車体前方に延びる前方上面71eをサスペンションタワー65の上面であるフロントダンパ支持部65aに沿わせて、側部パネル71とサスペンションタワー65とを接合固定する。
また、側部パネル71の側方壁面71dをカウルサイドフレーム64のカウルサイド内側面643に沿わせるとともに、側方壁面71dの上部から車幅方向外側に延びる側方上面71fをカウルサイドフレーム64のカウルサイド上面644に沿わせて、側部パネル71とカウルサイドフレーム64とを接合固定する。
このように、カウルボックス62におけるカウルクロスメンバ622に車幅方向両外側に接続した側部パネル71をサスペンションタワー65とカウルサイドフレーム64とに連結することができる。
このように、カウルボックス62におけるカウルクロスメンバ622に車幅方向両外側に接続した側部パネル71をサスペンションタワー65とカウルサイドフレーム64とに連結することができる。
図4、図6、図7、図9に示すように、側部パネル71の下面側には、車幅方向内側が側部パネル71に接合されるとともに、車幅方向の外端側がカウルサイドフレーム64に接合される側部パネル補強部材72が設けられている。
側部パネル補強部材72は、側部パネル71の下面71aから車体下方に延びる縦壁72aと、縦壁72aの下端から車体前方に延びる下面72bとで側面視略L型断面を構成するとともに、縦壁72aの車幅方向外側に、カウルサイドフレーム64のカウルサイド内側面643に固定するための固定フランジ72cを備えている。
このように構成した側部パネル補強部材72の縦壁72a上端を側部パネル71の下面71aに接合し、下面72bの前端をサスペンションタワー65のフロントサスタワー後壁65cに接合することで、図6に示すように、側部パネル71、側部パネル補強部材72及びフロントサスタワー後壁65cとで囲まれた閉断面空間72sを構成している。
図3〜図6に示すように、このようにして側部パネル71によってカウルサイドフレーム64に連結されたカウルクロスメンバ622とでカウルボックス62を構成するカウルパネル621における車幅方向の端部は、ガセット部材74によってヒンジピラー45のヒンジピラー内側面453と連結している。
ガセット部材74は、図6に示すように、ヒンジピラー45の上部のヒンジピラー内側面453に沿って、前端から車体後方に延びるガセット側壁741と、ガセット側壁741の前端から車幅方向内側に突出するとともに、カウルパネル621の縦壁部の後面に沿うガセット前壁742とで平面視略L字状を構成している。
図4に示すように、カウルパネル621における車幅方向の端部とヒンジピラー45のヒンジピラー内側面453と連結するガセット部材74のガセット前壁742の上部と、上述のカウルサイドレイン73における上端の車幅方向内側部分とが連結されている。
上述のように構成した車体1における車体前部1Fにおいて、左右一対のフロントサブフレーム66、サスクロス支持部665、サスタワー補強部材65b及び車幅方向のカウルボックス62によって、フロントダンパ支持部65aの近傍に、車幅方向の略環状車体骨格(以下においてフロント車幅方向環状車体骨格FWCという)を構成している(図1参照)。
また、上述のように側部を構成した車体1の車体前部1Fにおいて、センタピラー43、サイドシル46の前半部、ヒンジピラー45、フロントピラー44及びルーフサイドレール91の前半部とで、図示省略するフロントサイドドアが装着されるフロントサイドドア開口Esfを構成し、車体後部1Rにおいては、センタピラー43、サイドシル46の後半部、サイドピラー42及びルーフサイドレール91の後半部とで、図示省略するリヤサイドドアが装着されるリヤサイドドア開口Esrを構成している。
つまり、センタピラー43より前方にフロントサイドドア開口Esfを構成し、センタピラー43より後方にリヤサイドドア開口Esrを構成しており、サイドピラー42は、リヤサイドドア開口Esrの後端に沿って配設されている。
また、上述したように、センタピラー43より車両前方のフロントサイドドア開口Esfと、センタピラー43より車体後方のリヤサイドドア開口Esrとが構成されているものの、車体両サイド部において、サイドシル46、ヒンジピラー45、フロントピラー44、ルーフサイドレール91及びサイドピラー42によって、サイドドア開口Esを構成しており、サイドドア開口Esの後端に沿ってサイドピラー42が配設されている。このように、車体両サイド部において、サイドドア開口Esを形成するサイドシル46、ヒンジピラー45、フロントピラー44、ルーフサイドレール91及びサイドピラー42によって、図1に示すように、車両の車体構造としての車体前後方向の略環状車体骨格(以下において前後方向環状車体骨格SLCという)を車体側部の左右それぞれに構成している。
このように、サイドドア開口Esに沿う前後方向環状車体骨格SLCを構成するヒンジピラー45に対して、上述のフロント車幅方向環状車体骨格FWCを構成するカウルボックス62の車幅方向両側は、カウルサイドレイン73及びガセット部材74を介して連結しているため、フロント車幅方向環状車体骨格FWCと前後方向環状車体骨格SLCとは力学的に連結された状態、つまり前後方向環状車体骨格SLC及びフロント車幅方向環状車体骨格FWCの少なくともいずれか一方に作用した力を他方に伝達可能に構成されている。
また、上述のように構成された連結部材33、補強プレート34を用いることによって、車幅方向の略環状車体骨格(以下においてリヤ車幅方向環状車体骨格RWCという)を構成している(図1参照)。
詳述すると、車幅方向のリヤヘッダ92と、車体左右のサイドピラー42と、連結部材33と、ホイールハウスレインフォースメント53と、車幅方向のフロア後側クロスメンバ23とで車幅方向のリヤ車幅方向環状車体骨格RWCを構成している。
詳述すると、車幅方向のリヤヘッダ92と、車体左右のサイドピラー42と、連結部材33と、ホイールハウスレインフォースメント53と、車幅方向のフロア後側クロスメンバ23とで車幅方向のリヤ車幅方向環状車体骨格RWCを構成している。
なお、このように構成したリヤ車幅方向環状車体骨格RWCは、サイドドア開口Esに沿う前後方向環状車体骨格SLCを構成するサイドピラー42を利用しているため、リヤ車幅方向環状車体骨格RWCと前後方向環状車体骨格SLCとは力学的に連結された状態、つまり前後方向環状車体骨格SLC及びリヤ車幅方向環状車体骨格RWCの少なくともいずれか一方に作用した力を他方に伝達可能に構成されている。
つまり、上述したように、前後方向環状車体骨格SLCと力学的に連結されたフロント車幅方向環状車体骨格FWCと、前後方向環状車体骨格SLCと力学的に連結されたリヤ車幅方向環状車体骨格RWCとは前後方向環状車体骨格SLCを介して力学的に連結されており、車体1の全体で相互に負荷を伝達可能に構成している。
このように、車両のサイドドア開口Esよりも車両前方に配設され、フロントサスダンパを支持するフロントダンパ支持部65aを有する左右一対のサスペンションタワー65の近傍に構成されたフロント車幅方向環状車体骨格FWCが、左右のサスペンションタワー65の下部を車幅方向に連結するフロントサブフレーム66と、サスペンションタワー65に沿って車両上下方向に延びるサスタワー補強部材65bと、左右のサスペンションタワー65の後方において車幅方向に配設されたカウルパネル621及びカウルクロスメンバ622によって形成された閉断面空間622sであるカウルボックス62とで構成され、車体前部に配設された左右一対のヒンジピラー45と、ヒンジピラー45の上端から車体後方かつ上方に延設された左右一対のフロントピラー44と、車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレール91と、サイドドア開口Esの後端に沿って配設された左右一対のサイドピラー42と、サイドピラー42の下端及びヒンジピラー45の下端を車両前後方向に連結する左右一対のサイドシル46とで構成された車両前後方向において略環状となる前後方向環状車体骨格SLCが構成されるとともに、前後方向環状車体骨格SLCを構成するヒンジピラー45の上端とサスペンションタワー65の車幅方向外側とを車両前後方向に連結するカウルサイドフレーム64と、カウルボックス62における車幅方向の両端部に接続されるとともに、サスペンションタワー65に連結される側部パネル71とが備えられ、側部パネル71は、カウルパネル621より厚板材にて構成するとともに、サスペンションタワー65の後方側面となるフロントサスタワー後壁65cに沿って車体上下方向に延びる前方壁面71bと、前方壁面71bの上部と連続し、サスペンションタワー65の上面となるフロントダンパ支持部65aに沿って車体前後方向に延びる前方上面71eと、前方壁面71bから連続し、カウルサイドフレーム64における車幅方向の内側の側面となるカウルサイド内側面643に沿って車体上下方向に延びる側方壁面71dと、側方壁面71dの上部及び前方上面71eと連続し、カウルサイドフレーム64における上面となるカウルサイド上面644に沿って車幅方向に延びる側方上面71fとで構成されたことにより、車体全体でサスペンションの支持剛性を向上させることができる車両の車体構造を構成することができる。
詳述すると、左右のサスペンションタワー65の下部を車幅方向に連結するフロントサブフレーム66と、サスペンションタワー65に沿って車両上下方向に延びるサスタワー補強部材65bと、左右のサスペンションタワー65の後方において車幅方向に配設されたカウルパネル621及びカウルクロスメンバ622によって形成された閉断面空間622sであるカウルボックス62とで、サスペンションタワー65の近傍に、車幅方向において略環状となるフロント車幅方向環状車体骨格FWCを構成している。
また、車体前部に配設された左右一対のヒンジピラー45と、ヒンジピラー45の上端から車体後方かつ上方に延設された左右一対のフロントピラー44と、車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレール91と、サイドドア開口Esの後端に沿って配設された左右一対のサイドピラー42と、サイドピラー42の下端及びヒンジピラー45の下端を車両前後方向に連結する左右一対のサイドシル46とで構成された車両前後方向において略環状となる前後方向環状車体骨格SLCを構成している。
そのうえで、前後方向環状車体骨格SLCを構成するヒンジピラー45の上端と、フロント車幅方向環状車体骨格FWCを構成するサスペンションタワー65の車幅方向外側とを車両前後方向に連結するカウルサイドフレーム64によって、前後方向環状車体骨格SLCとフロント車幅方向環状車体骨格FWCとを連結することができる。
さらに、フロント車幅方向環状車体骨格FWCを構成するカウルボックス62及びサスペンションタワー65に連結される側部パネル71を、カウルパネル621より厚板材にて構成するとともに、フロントサスタワー後壁65cに沿って車体上下方向に延びる前方壁面71bと、前方壁面71bの上部と連続し、フロントダンパ支持部65aに沿って車体前後方向に延びる前方上面71eと、前方壁面71bから連続し、カウルサイド内側面643に沿って車体上下方向に延びる側方壁面71dと、側方壁面71dの上部及び前方上面71eと連続し、カウルサイド上面644に沿って車幅方向に延びる側方上面71fとで構成されているため、カウルサイドフレーム64におけるフロント車幅方向環状車体骨格FWCとの連結剛性を向上することができる。
また、側部パネル71は、前方壁面71bと側方壁面71dとで平面視略L型などの折曲がり形状を形成するとともに、前方壁面71bの上部と連続する前方上面71eと、側方壁面71dの上部と連続する側方上面71fとが連続しているため、車体前後方向及び車幅方向における車体上下方向に沿う断面においても平面視略L型などの折曲がり形状を形成されており、さらには、カウルパネル621より厚板材にて構成しているため、三次元におけるいずれの方向に対しても高剛性な部材を構成することができる。
さらに、上述のような構成によって三次元におけるいずれの方向に対しても高剛性な部材を構成する側部パネル71における前方壁面71bをフロントサスタワー後壁65cに沿わせ、前方壁面71bの上部と連続する前方上面71eをフロントダンパ支持部65aに沿わせ、前方壁面71bから連続する側方壁面71dをカウルサイド内側面643に沿わせ、側方壁面71dの上部及び前方上面71eと連続する側方上面71fをカウルサイド上面644に沿わせるため、フロントサスタワー後壁65cの接合部位を補強するとともに、例えば、単なるプレート状の連結部材で連結する場合に比べて、カウルサイドフレーム64におけるフロント車幅方向環状車体骨格FWCとの連結剛性を向上することができる。
このように、側部パネル71によって、前後方向環状車体骨格SLCとフロント車幅方向環状車体骨格FWCとを連結するカウルサイドフレーム64におけるフロント車幅方向環状車体骨格FWCとの連結剛性を向上することができるため、車体全体でサスペンションの支持剛性を向上することができる。したがって、フロントサスペンションとリヤサスペンションとで入力された力を遅れなく伝達することができ、乗員の乗り心地性を向上することができる。
さらに、サスペンションタワー65と、カウルボックス62とが離間していても、カウルパネル621より厚板材にて構成した側部パネル71によってサスペンションタワー65と、カウルボックス62とが連結されるため、剛性の高いフロント車幅方向環状車体骨格FWCを構成することができる。
また、車幅方向内側が側部パネル71に接合されるとともに、車幅方向の外端側がカウルサイドフレーム64に接合される側部パネル補強部材72が備えられ、側部パネル71、側部パネル補強部材72及びフロントサスタワー後壁65cとで車幅方向に延びる閉断面が形成されたことにより、車体全体でサスペンションの支持剛性をさらに向上させることができる車両の車体構造を構成することができる。
詳述すると、前後方向環状車体骨格SLCとフロント車幅方向環状車体骨格FWCとを連結するカウルサイドフレーム64及びカウルボックス62に連結される側部パネル71及び、車幅方向内側が側部パネル71に接合されるとともに、車幅方向の外端側がカウルサイドフレーム64に接合される側部パネル補強部材72によって、カウルサイドフレーム64におけるフロント車幅方向環状車体骨格FWCとの連結剛性をさらに向上することができる。
また、側部パネル71、側部パネル補強部材72及びフロントサスタワー後壁65cとで車幅方向に延びる閉断面が形成されたことにより、サスペンションタワー65の剛性、つまりフロントダンパの支持剛性を向上することができる。したがって、サスペンションタワー65の内倒れを防止し、フロントサスペンションとリヤサスペンションとで入力された力を遅れなく伝達できるとともに、乗員の乗り心地性を向上することができる。
また、カウルサイドフレーム64は、車幅方向の外側の側面となるカウルサイド外側面641と、カウルサイド外側面641及びカウルサイド内側面643における上部同士及び下部同士を連結するカウルサイド上面644及びカウルサイド下面642とで車体前後方向に延びる閉断面空間64sが構成され、車体上下方向に延びるヒンジピラー45は、車幅方向の外側の側面となるヒンジピラー外側面451と、車幅方向の内側の側面となるヒンジピラー内側面453と、ヒンジピラー外側面451の前端に配置され、車体前後方向の前側の側面となるヒンジピラー前側面452とを有し、カウルサイド外側面641、カウルサイド内側面643、及びカウルサイド下面642の後端は、それぞれヒンジピラー外側面451、ヒンジピラー内側面453及びヒンジピラー前側面452に接合されるとともに、カウルサイド上面644の後端は、ヒンジピラー45の上方の傾斜上面454に接合され、前部がカウルサイド上面644の後端に接合されるとともに、後部がヒンジピラー内側面453に接合されるカウルサイドレイン73が備えられたことにより、フロント車幅方向環状車体骨格FWCと前後方向環状車体骨格SLCとを連結するカウルサイドフレーム64と、前後方向環状車体骨格SLCを構成するヒンジピラー45との連結を、カウルサイドレイン73を介して補強することができ、フロント車幅方向環状車体骨格FWCと前後方向環状車体骨格SLCとの連結剛性をより向上することができる。
また、カウルパネル621における車幅方向の端部とヒンジピラー内側面453とを連結するガセット部材74を備え、カウルサイドレイン73が、ガセット部材74と連結されたことにより、フロント車幅方向環状車体骨格FWCと前後方向環状車体骨格SLCとを連結するカウルサイドフレーム64と、フロント車幅方向環状車体骨格FWCを構成するカウルパネル621の連結を、カウルサイドレイン73及びガセット部材74を介して補強することができ、フロント車幅方向環状車体骨格FWCと前後方向環状車体骨格SLCとの連結剛性をより向上することができる。
また、リヤヘッダ92、サイドドア開口Esの後端部に配置されたサイドピラー42、リヤホイールハウス52に沿って配設された左右一対のホイールハウスレインフォースメント53、及びフロア後側クロスメンバ23で左右のリヤサスペンションのダンパ支持部54の近傍に車幅方向において略環状となるリヤ車幅方向環状車体骨格RWCを構成したことにより、左右のリヤサスペンションのダンパ支持部54の近傍に形成された車幅方向において略環状となるリヤ車幅方向環状車体骨格RWCと前後方向環状車体骨格SLCとを、サイドピラー42を利用して連結することができる。
したがって、フロント車幅方向環状車体骨格RWC及びリヤ車幅方向環状車体骨格RWCは前後方向環状車体骨格SLCを介して連結され、車体全体でサスペンションの支持剛性を向上することができる。
したがって、フロント車幅方向環状車体骨格RWC及びリヤ車幅方向環状車体骨格RWCは前後方向環状車体骨格SLCを介して連結され、車体全体でサスペンションの支持剛性を向上することができる。
以上、本発明の構成と、前述の実施態様との対応において、ダンパ支持部はフロントダンパ支持部65aに対応し、
以下同様に、
フロントサスタワーはサスペンションタワー65に対応し、
車幅方向車体骨格はフロント車幅方向環状車体骨格FWCに対応し、
閉断面部材は閉断面空間622sに対応し、
カウルメンバはカウルボックス62に対応し、
前後方向車体骨格は前後方向環状車体骨格SLCに対応し、
フロントサスタワー上面はフロントダンパ支持部65aに対応し、
閉断面は閉断面空間64sに対応し、
フロアクロスメンバはフロア後側クロスメンバ23に対応し、
車体骨格はリヤ車幅方向環状車体骨格RWCに対応するが、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明では、センタピラー43を備えた車体について説明したが、センタピラー43を備えてない、2ドアタイプの車体であってもよい。
以下同様に、
フロントサスタワーはサスペンションタワー65に対応し、
車幅方向車体骨格はフロント車幅方向環状車体骨格FWCに対応し、
閉断面部材は閉断面空間622sに対応し、
カウルメンバはカウルボックス62に対応し、
前後方向車体骨格は前後方向環状車体骨格SLCに対応し、
フロントサスタワー上面はフロントダンパ支持部65aに対応し、
閉断面は閉断面空間64sに対応し、
フロアクロスメンバはフロア後側クロスメンバ23に対応し、
車体骨格はリヤ車幅方向環状車体骨格RWCに対応するが、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明では、センタピラー43を備えた車体について説明したが、センタピラー43を備えてない、2ドアタイプの車体であってもよい。
23…フロア後側クロスメンバ
42…サイドピラー
44…フロントピラー
45…ヒンジピラー
46…サイドシル
52…リヤホイールハウス
53…ホイールハウスレインフォースメント
54a…ダンパ支持部
62…カウルボックス
64…カウルサイドフレーム
64s…閉断面空間
65…サスペンションタワー
65a…フロントダンパ支持部
65b…サスタワー補強部材
65c…フロントサスタワー後壁
66…フロントサブフレーム
71…側部パネル
71b…前方壁面
71e…前方上面
71d…側方壁面
71f…側方上面
72…側部パネル補強部材
73…カウルサイドレイン
74…ガセット部材
91…ルーフサイドレール
92…リヤヘッダ
451…ヒンジピラー外側面
452…ヒンジピラー前側面
453…ヒンジピラー内側面
454…傾斜上面
621…カウルパネル
622…カウルクロスメンバ
622s…閉断面空間
641…カウルサイド外側面
642…カウルサイド下面
643…カウルサイド内側面
644…カウルサイド上面
Es…サイドドア開口
FWC…フロント車幅方向環状車体骨格
SLC…前後方向環状車体骨格
RWC…リヤ車幅方向環状車体骨格
42…サイドピラー
44…フロントピラー
45…ヒンジピラー
46…サイドシル
52…リヤホイールハウス
53…ホイールハウスレインフォースメント
54a…ダンパ支持部
62…カウルボックス
64…カウルサイドフレーム
64s…閉断面空間
65…サスペンションタワー
65a…フロントダンパ支持部
65b…サスタワー補強部材
65c…フロントサスタワー後壁
66…フロントサブフレーム
71…側部パネル
71b…前方壁面
71e…前方上面
71d…側方壁面
71f…側方上面
72…側部パネル補強部材
73…カウルサイドレイン
74…ガセット部材
91…ルーフサイドレール
92…リヤヘッダ
451…ヒンジピラー外側面
452…ヒンジピラー前側面
453…ヒンジピラー内側面
454…傾斜上面
621…カウルパネル
622…カウルクロスメンバ
622s…閉断面空間
641…カウルサイド外側面
642…カウルサイド下面
643…カウルサイド内側面
644…カウルサイド上面
Es…サイドドア開口
FWC…フロント車幅方向環状車体骨格
SLC…前後方向環状車体骨格
RWC…リヤ車幅方向環状車体骨格
Claims (7)
- 車両のサイドドア開口よりも車両前方に配設され、フロントサスダンパを支持するダンパ支持部を有する左右一対のフロントサスタワーの近傍に車幅方向において略環状となる車体骨格が構成された車両の車体構造であって、
車幅方向において略環状となる車幅方向車体骨格が、
左右の前記フロントサスタワーの下部を車幅方向に連結するフロントサブフレームと、
前記フロントサスタワーに沿って車両上下方向に延びるサスタワー補強部材と、
左右の前記フロントサスタワーの後方において車幅方向に配設されたカウルパネル及びカウルクロスメンバによって形成された閉断面部材であるカウルメンバとで構成され、
車体前部に配設された左右一対のヒンジピラーと、該ヒンジピラーの上端から車体後方かつ上方に延設された左右一対のフロントピラーと、車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレールと、前記サイドドア開口の後端に沿って配設された左右一対のサイドピラーと、該サイドピラーの下端及び前記ヒンジピラーの下端を車両前後方向に連結する左右一対のサイドシルとで構成された車両前後方向において略環状となる前後方向車体骨格が構成されるとともに、
該前後方向車体骨格を構成する前記ヒンジピラーの上端と前記フロントサスタワーの車幅方向外側とを車両前後方向に連結するカウルサイドフレームと、
前記カウルメンバにおける車幅方向の両端部に接続されるとともに、前記フロントサスタワーに連結される側部パネルとが備えられ、
該側部パネルは、
前記カウルパネルより厚板材にて構成するとともに、
前記フロントサスタワーの後方側面となるフロントサスタワー後壁に沿って車体上下方向に延びる前方壁面と、
該前方壁面の上部と連続し、前記フロントサスタワーの上面となるフロントサスタワー上面に沿って車体前後方向に延びる前方上面と、
前記前方壁面から連続し、前記カウルサイドフレームにおける車幅方向の内側の側面となるカウルサイド内側面に沿って車体上下方向に延びる側方壁面と、
該側方壁面の上部及び前記前方上面と連続し、前記カウルサイドフレームにおける上面となるカウルサイド上面に沿って車幅方向に延びる側方上面とで構成された
車両の車体構造。 - 車幅方向内側が前記側部パネルに接合されるとともに、車幅方向の外端側が前記カウルサイドフレームに接合される側部パネル補強部材が備えられ、
前記側部パネル、前記側部パネル補強部材及びフロントサスタワー後壁とで車幅方向に延びる閉断面が形成された
請求項1に記載の車両の車体構造。 - 前記カウルサイドフレームは、
車幅方向の外側の側面となるカウルサイド外側面と、
該カウルサイド外側面及び前記カウルサイド内側面における上部同士及び下部同士を連結する前記カウルサイド上面及びカウルサイド下面とで車体前後方向に延びる閉断面が構成され、
車体上下方向に延びる前記ヒンジピラーは、
車幅方向の外側の側面となるヒンジピラー外側面と、
車幅方向の内側の側面となるヒンジピラー内側面と、
該ヒンジピラー外側面の前端に配置され、車体前後方向の前側の側面となるヒンジピラー前側面とを有し、
前記カウルサイド外側面、前記カウルサイド内側面、及び前記カウルサイド下面の後端は、それぞれ前記ヒンジピラー外側面、前記ヒンジピラー内側面及び前記ヒンジピラー前側面に接合されるとともに、
前記カウルサイド上面の後端は、前記ヒンジピラーの上方面に接合され、
前部が前記カウルサイド上面の後端に接合されるとともに、後部が前記ヒンジピラー内側面に接合されるカウルサイドレインが備えられた
請求項1または2に記載の車両の車体構造。 - 車両のサイドドア開口よりも車両前方に配設され、フロントサスダンパを支持するダンパ支持部を有する左右一対のフロントサスタワーの近傍に車幅方向において略環状となる車体骨格が構成された車両の車体構造であって、
車幅方向において略環状となる車幅方向車体骨格が、
左右の前記フロントサスタワーの下部を車幅方向に連結するフロントサブフレームと、
前記フロントサスタワーに沿って車両上下方向に延びるサスタワー補強部材と、
左右の前記フロントサスタワーの後方において車幅方向に配設されたカウルパネル及びカウルクロスメンバによって形成された閉断面部材であるカウルメンバとで構成され、
車体前部に配設された左右一対のヒンジピラーと、該ヒンジピラーの上端から車体後方かつ上方に延設された左右一対のフロントピラーと、車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレールと、前記サイドドア開口の後端に沿って配設された左右一対のサイドピラーと、該サイドピラーの下端及び前記ヒンジピラーの下端を車両前後方向に連結する左右一対のサイドシルとで構成された車両前後方向において略環状となる前後方向車体骨格が構成されるとともに、
該前後方向車体骨格を構成する前記ヒンジピラーの上端と前記フロントサスタワーの車幅方向外側とを車両前後方向に連結するカウルサイドフレームが備えられ、
前記カウルサイドフレームは、
車幅方向の外側の側面となるカウルサイド外側面と、
車幅方向の内側の側面となるカウルサイド内側面と、
該カウルサイド外側面及び前記カウルサイド外側面における上部同士及び下部同士を連結するカウルサイド上面及びカウルサイド下面とで車体前後方向に延びる閉断面が構成され、
車体上下方向に延びる前記ヒンジピラーは、
車幅方向の外側の側面となるヒンジピラー外側面と、
車幅方向の内側の側面となるヒンジピラー内側面と、
該ヒンジピラー外側面の前端に配置され、車体前後方向の前側の側面となるヒンジピラー前側面とを有し、
前記カウルサイド外側面、前記カウルサイド内側面、及び前記カウルサイド下面の後端は、それぞれ前記ヒンジピラー外側面、前記ヒンジピラー内側面及び前記ヒンジピラー前側面に接合されるとともに、
前記カウルサイド上面の後端は、前記ヒンジピラーの上方面に接合され、
前部が前記カウルサイド上面の後端に接合されるとともに、後部が前記ヒンジピラー内側面に接合されるカウルサイドレインが備えられた
車両の車体構造。 - 前記カウルパネルにおける車幅方向の端部と前記ヒンジピラー内側面とを連結するガセット部材を備え、
前記カウルサイドレインが、前記ガセット部材と連結される
請求項3または4に記載の車両の車体構造。 - 車両のサイドドア開口よりも車両前方に配設され、フロントサスダンパを支持するダンパ支持部を有する左右一対のフロントサスタワーの近傍に車幅方向において略環状となる車体骨格が構成された車両の車体構造であって、
車幅方向において略環状となる車幅方向車体骨格が、
左右の前記フロントサスタワーの下部を車幅方向に連結するフロントサブフレームと、
前記フロントサスタワーに沿って車両上下方向に延びるサスタワー補強部材と、
左右の前記フロントサスタワーの後方において車幅方向に配設されたカウルパネル及びカウルクロスメンバによって形成された閉断面部材であるカウルメンバとで構成され、
車体前部に配設された左右一対のヒンジピラーと、該ヒンジピラーの上端から車体後方かつ上方に延設された左右一対のフロントピラーと、車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレールと、前記サイドドア開口の後端に沿って配設された左右一対のサイドピラーと、該サイドピラーの下端及び前記ヒンジピラーの下端を車両前後方向に連結する左右一対のサイドシルとで構成された車両前後方向において略環状となる前後方向車体骨格が構成されるとともに、
該前後方向車体骨格を構成する前記ヒンジピラーの上端と前記フロントサスタワーの車幅方向外側とを車両前後方向に連結するカウルサイドフレームと、
前記カウルメンバにおける車幅方向の両端部に接続されるとともに、前記フロントサスタワーに連結される側部パネルと、
車幅方向内側が前記側部パネルに接合されるとともに、車幅方向の外端側が前記カウルサイドフレームに接合される側部パネル補強部材とが備えられ、
前記側部パネル、前記側部パネル補強部材及びフロントサスタワー後壁とで車幅方向に延びる閉断面が形成された
車両の車体構造。 - リヤヘッダ、前記サイドピラー、リヤホイールハウスに沿って配設された左右一対のホイールハウスレインフォースメント、及びフロアクロスメンバで左右のリヤサスペンションのダンパ支持部の近傍に車幅方向において略環状となる車体骨格を構成する
請求項1乃至6のうちいずれかに記載の車両の車体構造。
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