JP6432318B2 - 摩擦ダンパー - Google Patents
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Description
このような摩擦ダンパーによれば、外力レベルの大きさに応じて多段階(3段階)の摩擦力を発揮することができる。その結果、適切な大きさの摩擦力で振動を減衰させることができる。
このような摩擦ダンパーによれば、4段階の摩擦力を発揮することができる。
このような摩擦ダンパーによれば、圧接板同士の摺動によって確実に摩擦力を発生させることができる。
このような摩擦ダンパーによれば、各圧接板に圧接力を付与することができる。
このような摩擦ダンパーによれば、圧接力の大きさの安定化を図ることができる。
このような摩擦ダンパーによれば、外力レベルの大きさに応じて多段階(3段階)の摩擦力を発揮することができる。
<摩擦ダンパーの概要について>
図1は摩擦ダンパーの概要についての説明図である。
図2は参考例の摩擦ダンパー10の構成を示す断面図である。なお、図2は、図1中のII−II矢視に相当する断面図である。摩擦ダンパー10は、一方のブレース分断片71のウエブ71Wにフィラープレート73を介してボルト止めされる外板11と、他方のブレース分断片72のウエブ72Wがそのまま流用される中板21と、この中板21とによって外板11を表裏両面から所定の圧接力で板厚方向に挟み込む角座金51と、を有している。
図3A及び図3Bは、参考例の摩擦ダンパー10の動作の説明図であり、図4は、参考例の摩擦ダンパー10の復元力特性を示す図である。なお、図4において、横軸には、ブレース分断片71,72同士の相対移動量(変位δ)を示し、縦軸には、摩擦ダンパー10にかかる外力(荷重P)を示している。また各摺動面の摩擦係数は等しいとする。
図5は、第1実施形態の摩擦ダンパー10の構成を示す断面図である。また、図6Aは図5のA−A´平面図、図6Bは図5のB−B´平面図、図6Cは図5のC−C´平面図、図6Dは図5のD−D´平面図、図6Eは図5のE−E´平面図である。なお、参考例(図2)と同じ構成の部分には同一符号を付している。
図7A〜図7Cは、第1実施形態の摩擦ダンパー10の動作の説明図であり、図8は、第1実施形態の摩擦ダンパー10の復元力特性を示す図である。なお、図8において、横軸には、ブレース架け渡し方向の相対移動量(変位δ)を示し、縦軸には、摩擦ダンパー10にかかる外力(荷重P)を示している。また、以下の説明では、各摺動面の摩擦係数は等しいとする。
図9は、第2実施形態の摩擦ダンパー10の構成を示す断面図である。第2実施形態において第1実施形態(図5)と同一構成の部分には同一符号を付し説明を省略する。
図10A〜図10Dは、第2実施形態の摩擦ダンパー10の動作の説明図であり、図11は、第2実施形態の摩擦ダンパー10の復元力特性を示す図である。なお、図11において、横軸には、ブレース架け渡し方向の相対移動量(変位δ)を示し、縦軸には、摩擦ダンパー10にかかる外力(荷重P)を示している。また、以下の説明では、各摺動面の摩擦係数は等しいとする。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
11 外板(第1圧接板)、11a 外板(第1圧接板)、
13 貫通孔、15 滑動板、
21 中板(第2圧接板)、23 貫通孔、25 摩擦板、
31 角座金(第3圧接板)、31a 角座金(第3圧接板)、
33 貫通孔、33´ 貫通孔、35 摩擦板、
37 規制部材、39 第2規制部材、
41 外板(第4圧接板)、41a 外板(第4圧接板)、
43 貫通孔、45 滑動板、
51 角座金(第5圧接板)、51a 角座金(第5圧接板)、
53 貫通孔、55 摩擦板、
61b 高力ボルト、61n ナット、
63 皿ばね、67 パイプ、
71 ブレース分断片、71W ウエブ、
72 ブレース分断片、72W ウエブ、
73 フィラープレート
Claims (7)
- 建物架構において所定方向に相対移動する一対の部材の間に配置されて、前記相対移動に伴って摺動する圧接板同士の摩擦力により、前記相対移動を抑制する摩擦ダンパーにおいて、
前記一対の部材のうちの一方の部材に設けられる第1圧接板と、
前記一対の部材のうちの他方の部材に設けられる第2圧接板と、
前記第2圧接板とによって前記第1圧接板を両面から所定の圧接力で挟み込む第3圧接板と、
前記一方の部材に設けられ、前記第1圧接板とによって前記第3圧接板を両面から所定の圧接力で挟み込む第4圧接板と、
前記第3圧接板とによって前記第4圧接板を両面から所定の圧接力で挟み込む第5圧接板と、
前記圧接力を付与すべく、前記第1圧接板の前記所定方向に長い第1貫通孔、前記第2圧接板の第2貫通孔、前記第3圧接板の第3貫通孔、前記第4圧接板の前記所定方向に長い第4貫通孔、及び、前記第5圧接板の第5貫通孔を挿通して設けられる軸部材と、を有し、
前記第1貫通孔及び前記第4貫通孔によって前記第1圧接板及び前記第4圧接板に対する前記第2圧接板の前記所定方向の摺動が許容されるとともに、前記摺動に連動して前記第3圧接板が前記第1圧接板に対して所定方向に摺動し、前記摺動に連動して前記5圧接板が前記第4圧接板に対して所定方向に摺動する場合に、前記摺動させるための力が、前記軸部材と前記第2貫通孔、前記3貫通孔及び前記第5貫通孔との係合を介して前記第2圧接板から前記第3圧接板及び前記第5圧接板へと伝達される前記摩擦ダンパーであって、
前記第3圧接板の前記第3貫通孔には、筒状の規制部材が固定されており、
前記規制部材は前記第2圧接板が前記所定方向に摺動したときに前記第2圧接板の前記第2貫通孔の内壁と当接する位置まで設けられ、且つ、前記第2貫通孔と前記規制部材の間、及び、前記規制部材と前記軸部材の間にはそれぞれ前記所定方向に関して隙間が形成されていることを特徴とする摩擦ダンパー。 - 請求項1に記載の摩擦ダンパーであって、
前記第1圧接板、前記第3圧接板、前記第4圧接板、及び、前記第5圧接板は、前記第2圧接板の一方の面側と他方の面側にそれぞれ設けられており、
前記一方の面側の前記第3圧接板の第3貫通孔と、前記他方の面側の前記第3圧接板の第3貫通孔は、前記所定方向の長さが異なり、
前記規制部材は、長さの大きい方の前記第3貫通孔に設けられ、長さの小さい方の前記前記貫通孔には、筒状の内側規制部材が固定されており、
前記内側規制部材は、前記第2圧接板の摺動によって前記規制部材が移動したときに、前記規制部材の内壁と当接する位置まで設けられ、且つ、前記規制部材と前記内側規制部材の間、及び、前記内側規制部材と前記軸部材の間にはそれぞれ前記所定方向に関して隙間が形成されている
ことを特徴とする摩擦ダンパー。 - 請求項1又は請求項2に記載の摩擦ダンパーであって、
或る圧接板の両面には摺動板又は摩擦板が固着され、
前記或る圧接板と隣接する圧接板において、前記或る圧接板の摺動板と対向する面には摩擦板が固着される一方、前記或る圧接板の摩擦板と対向する面には摺動板が固着され、
前記摺動板と前記摩擦板との摺動によって前記摩擦力が発生することを特徴とする摩擦ダンパー。 - 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の摩擦ダンパーであって、
前記軸部材は、
ボルト部材と、
前記ボルト部材の先端部に螺着されて、前記ボルト部材の頭部とによって、各圧接板に前記圧接力を付与するナットと
を有することを特徴とする摩擦ダンパー。 - 請求項4に記載の摩擦ダンパーであって、
前記軸部材は、前記ボルト部材を内側に挿入したパイプをさらに有する、
ことを特徴とする摩擦ダンパー。 - 請求項4又は請求項5に記載の摩擦ダンパーであって、
前記頭部と該頭部に隣接する圧接板との間、及び、前記ナットと該ナットに隣接する圧接板との間の少なくとも一方には皿ばねが介挿されており、前記皿ばねの弾性力が前記圧接力として各圧接板に付与される
ことを特徴とする摩擦ダンパー。 - 建物架構において所定方向に相対移動する一対の部材の間に配置されて、前記相対移動に伴って摺動する圧接板同士の摩擦力により、前記相対移動を抑制する摩擦ダンパーにおいて、
前記一対の部材のうちの一方の部材に設けられる第1圧接板と、
前記一対の部材のうちの他方の部材に設けられる第2圧接板と、
前記第2圧接板とによって前記第1圧接板を両面から所定の圧接力で挟み込む第3圧接板と、
前記一方の部材に設けられ、前記第1圧接板とによって前記第3圧接板を両面から所定の圧接力で挟み込む第4圧接板と、
前記第3圧接板とによって前記第4圧接板を両面から所定の圧接力で挟み込む第5圧接板と、
前記圧接力を付与すべく、前記第1圧接板の前記所定方向に長い第1貫通孔、前記第2圧接板の第2貫通孔、前記第3圧接板の第3貫通孔、前記第4圧接板の前記所定方向に長い第4貫通孔、及び、前記第5圧接板の第5貫通孔を挿通して設けられる軸部材と、を有し、
前記第1貫通孔及び前記第4貫通孔によって前記第1圧接板及び前記第4圧接板に対する前記第2圧接板の前記所定方向の摺動が許容されるとともに、前記摺動に連動して前記第3圧接板が前記第1圧接板に対して所定方向に摺動し、前記摺動に連動して前記5圧接板が前記第4圧接板に対して所定方向に摺動する場合に、前記摺動させるための力が、前記軸部材と前記第2貫通孔、前記3貫通孔及び前記第5貫通孔との係合を介して前記第2圧接板から前記第3圧接板及び前記第5圧接板へと伝達される前記摩擦ダンパーであって、
前記第2圧接板の前記第2貫通孔には、筒状の規制部材が固定されており、
前記規制部材は前記第2圧接板が前記所定方向に摺動したときに前記第3圧接板の前記第3貫通孔の内壁と当接する位置まで設けられ、且つ、前記第3貫通孔と前記規制部材の間、及び、前記規制部材と前記軸部材の間にはそれぞれ前記所定方向に関して隙間が形成されていることを特徴とする摩擦ダンパー。
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JP2014246686A JP6432318B2 (ja) | 2014-12-05 | 2014-12-05 | 摩擦ダンパー |
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