JP6426909B2 - 色情報補完装置およびそのプログラム - Google Patents
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Description
この色信号を補完する技術としては、欠落した画素の色信号(画素値)を、当該画素に近接する欠落していない画素の色信号(画素値)を用いて双線形補完する技術が最も基本的である。
また、特許文献2には、補完対象画素の画素値を補完する際に、補完対象画素と同色の周辺画素の方向に対する相関度を求め、その相関度に応じた比率で、補完対象画素の画素値を求める手法が開示されている。
そして、色情報補完装置は、方位相関強度算出手段によって、方位別振動成分抽出手段で抽出された振動成分の相関に基づいて、画素ごとの方位相関の強度を算出する。
そして、色情報補完装置は、高周波成分加算係数算出手段によって、方位別エッジ成分抽出手段で抽出されたエッジ成分の大きさに基づいて、方位・帯域別画像の高周波成分を補正するために、例えば、エッジ成分の大きさが大きいほど係数が大きくなるように予め定めた演算により高周波成分加算係数を算出する。
そして、色情報補完装置は、補完画像画素値算出手段によって、方位・帯域別画像補完手段で補完された方位・帯域別画像の画素値を、方位相関の強度と高周波成分加算係数とに応じて加算して、補完対象画素の画素値を算出する。
すなわち、色情報補完装置は、他色補完手段の差分手段によって、撮像画像において、対象色の画素ごとに、当該画素の画素値と当該画素に対応する補完画像画素値算出手段で算出された補完対象画素の画素値との差分値を算出する。これによって、差分値は、方位相関と帯域特性とが加味された値となる。
そして、色情報補完装置は、他色補完手段の差分補完手段によって、対象色に対する補完対象画素の周辺画素の差分値から、当該補完対象画素の差分値を補完する。
さらに、色情報補完装置は、他色補完手段の加算手段によって、差分補完手段で差分値が補完された画像の画素ごとに、当該画素に対応する特定色補完手段で補完された補完対象画素の画素値を加算する。これによって、対象色の画素値が算出されることになる。また、このように生成された対象色の画素値は、特定色の方位相関と帯域特性とに対応したものとなる。
本発明によれば、画像の局所的性質(方向性およびエッジ成分)に基づいて、方位および帯域に応じて補完した補完画像の画素ごとに重み付け加算することで、補完対象画素の画素値を求めるため、画像の平坦部における視覚的に目立つ歪の発生を抑えつつ、一方で、画像のエッジ部では、高い空間周波数を再現し、偽色の発生を抑えることができる。
そのため、本発明によれば、カラーフィルタを介して撮像した、色情報が欠落した撮像画像から、色情報を精度よく補完して、視覚的に自然なカラー画像を生成することができる。
[色情報補完装置の構成]
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る色情報補完装置1の構成について説明する。
図1に示した色情報補完装置1は、カラーフィルタを用いた単板式撮像デバイスで撮像された撮像画像から、各色の欠落した色情報を補完するものである。ここでは、カラーフィルタの色配列をベイヤ(Bayer)配列とし、各色をR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色とする。すなわち、色情報補完装置1は、図14に示したカラーフィルタFCを介して撮像された画像(ベイヤ配列画像)を入力し、G信号(G画像)、R信号(R画像)およびB信号(B画像)のそれぞれにおいて欠落している色情報を補完することで、RGB画像を生成する。
ここで、図2を参照(適宜図1参照)して、方位別振動成分抽出手段10の詳細な構成について説明する。図2に示すように、方位別振動成分抽出手段10は、水平振動成分抽出手段11(111,112)と、垂直振動成分抽出手段12(121,122)と、を備える。
また、水平振動成分抽出手段112は、水平振動成分を抽出した画像信号(水平振動成分画像H2)を、方位相関強度算出手段20に出力する。
また、垂直振動成分抽出手段122は、垂直振動成分を抽出した画像信号(垂直振動成分画像V2)を、方位相関強度算出手段20に出力する。
なお、ここでは、方位別振動成分抽出手段10を、水平振動成分抽出手段11と垂直振動成分抽出手段12とを2つずつで構成した例を示しているが、それぞれ少なくとも1つ以上あればよい。また、水平振動成分抽出手段11と垂直振動成分抽出手段12とは、同数とする。
図1に戻って、色情報補完装置1の構成について説明を続ける。
すなわち、方位相関強度算出手段20は、方位相関の強度として、水平振動成分が垂直振動成分より大きければ、垂直方向に相関の度合いが高く、垂直振動成分が水平振動成分より大きければ、水平方向に相関の度合いが高いことを示すパラメータ(方位不均一性パラメータ)を算出する。
また、pは方位相関の強度(方位不均一性)を強調するための“0”以上の任意の実数である。このpは“1”または“2”程度の値を用いることが望ましいが、これらに限定されるものではない。また、Nは空間周波数スケールの数であって、本実施形態ではN=2である。この空間周波数スケールの数は、水平振動成分抽出手段11の数(垂直振動成分抽出手段12の数も同数)に応じて予め定めたものである。
また、ノイズを軽減するために、方位相関強度算出手段20は、前記式(1)で得られた方位不均一性パラメータλ(i,j)の値を画素値とする画像を空間的に平滑化してもよい。
また、方位相関強度算出手段20には、垂直振動成分として、垂直振動成分抽出手段121でフィルタFV1によって抽出された垂直振動成分画像V1と、垂直振動成分抽出手段122でフィルタFV2によって抽出された垂直振動成分画像V2とが入力される。
なお、図4で、水平振動成分画像|H1|,|H2|、垂直振動成分画像|V1|,|V2|は、それぞれ、水平振動成分画像H1,H2、垂直振動成分画像V1,V2の画素ごとに絶対値をとった画像である。
また、方位相関強度算出手段20は、水平振動成分画像H2と、垂直振動成分画像V2とに対して、画素ごとに{|V2|/(|H2|+|V2|)}、あるいは、{V2 2/(H2 2+V2 2)}の演算を行うことで、方位相関の強度(方位不均一性パラメータλ2)の空間分布を示す強度分布画像Λ2を生成する。
そして、方位相関強度算出手段20は、強度分布画像Λ1と強度分布画像Λ2とを、画素ごとに平均化して、平均化した方位不均一性パラメータλの空間分布を示す強度分布画像Λを生成する。
図1に戻って、色情報補完装置1の構成について説明を続ける。
より具体的には、水平低周波成分補完手段31は、図6(a)に示すような、「1/2、0、1/2」を係数とする水平低域フィルタFHLを用いて、水平方向にベイヤ配列画像をフィルタリングすることで、R,Bの画素位置においてGの画素値を補完する。
この水平低周波成分補完手段31は、水平方向にGを補完した水平低周波成分補完画像GHLを、補完画像画素値算出手段60に出力する。
より具体的には、水平高周波成分補完手段32は、図6(b)に示すような、「−1/4、0、2/4、0、−1/4」を係数とする水平高域フィルタFHHを用いて、水平方向にベイヤ配列画像をフィルタリングすることで、R,Bの画素位置においてGの画素値を補完する。
この水平高周波成分補完手段32は、水平方向にGを補完した水平高周波成分補完画像GHHを、補完画像画素値算出手段60に出力する。
より具体的には、垂直低周波成分補完手段33は、図6(c)に示すような、「1/2、0、1/2」を係数とする垂直低域フィルタFVLを用いて、垂直方向にベイヤ配列画像をフィルタリングすることで、R,Bの画素位置においてGの画素値を補完する。
この垂直低周波成分補完手段33は、垂直方向にGを補完した垂直低周波成分補完画像GVLを、補完画像画素値算出手段60に出力する。
より具体的には、垂直高周波成分補完手段34は、図6(d)に示すような、「−1/4、0、2/4、0、−1/4」を係数とする垂直高域フィルタFVHを用いて、垂直方向にベイヤ配列画像をフィルタリングすることで、R,Bの画素位置においてGの画素値を補完する。
この垂直高周波成分補完手段34は、垂直方向にGを補完した垂直高周波成分補完画像GVHを、補完画像画素値算出手段60に出力する。
図1に戻って、色情報補完装置1の構成について説明を続ける。
より具体的には、E方向エッジ成分抽出手段41は、図8(a)に示すような係数のE方向エッジ検出フィルタFEを用いて、ベイヤ配列画像をフィルタリングし、絶対値化することで、E方向エッジ成分MEを抽出する。
このE方向エッジ成分抽出手段41は、抽出したE方向エッジ成分MEを、高周波成分加算係数算出手段50に出力する。
また、N方向エッジ成分抽出手段43は図8(c)に示すようなN方向エッジ検出フィルタFNを用いて、ベイヤ配列画像をフィルタリングし、絶対値化することで、N方向エッジ成分MNを抽出する。
また、NW方向エッジ成分抽出手段44は図8(d)に示すようなNW方向エッジ検出フィルタFNWを用いて、ベイヤ配列画像をフィルタリングし、絶対値化することで、NW方向エッジ成分MNWを抽出する。
また、SW方向エッジ成分抽出手段46は図8(f)に示すようなSW方向エッジ検出フィルタFSWを用いて、ベイヤ配列画像をフィルタリングし、絶対値化することで、SW方向エッジ成分MSWを抽出する。
また、S方向エッジ成分抽出手段47は図8(g)に示すようなS方向エッジ検出フィルタFSを用いて、ベイヤ配列画像をフィルタリングし、絶対値化することで、S方向エッジ成分MSを抽出する。
そして、NE方向エッジ成分抽出手段42、N方向エッジ成分抽出手段43、NW方向エッジ成分抽出手段44、W方向エッジ成分抽出手段45、SW方向エッジ成分抽出手段46、S方向エッジ成分抽出手段47、および、SE方向エッジ成分抽出手段48は、それぞれ抽出した各方向のエッジ成分(MNE、MN、MNW、MW、MSW、MS、MSE)を、高周波成分加算係数算出手段50に出力する。
図1に戻って、色情報補完装置1の構成について説明を続ける。
すなわち、最大値検出手段51は、以下の式(2)に示すように、方位別エッジ成分抽出手段40で抽出された各方向のエッジ成分(ME、MNE、MN、MNW、MW、MSW、MS、MSE)について、ベイヤ配列画像の画素位置(i,j)ごとに、エッジ成分の最大値MMAX(i,j)を求める。なお、(i,j)は画像のi行j列の画素位置を示す。
この係数変換手段52は、エッジ成分の最大値MMAXを、0以上1以下の範囲の実数値の高周波成分加算係数に変換する。ここでは、係数変換手段52は、予め定めた2つの閾値thr1,thr2を用いて、以下の式(3)に示す変換式によって、ベイヤ配列画像の画素位置(i,j)ごとに、エッジ成分の最大値MMAX(i,j)を高周波成分加算係数w(i,j)に変換する。
この係数変換手段52は、変換した高周波成分加算係数を、画素ごとに補完画像画素値算出手段60に出力する。
図1に戻って、色情報補完装置1の構成について説明を続ける。
すなわち、補完画像画素値算出手段60は、方位・帯域別画像補完手段30で補完された水平低周波成分補完画像GHL、水平高周波成分補完画像GHH、垂直低周波成分補完画像GVLおよび垂直高周波成分補完画像GVHを、方位相関強度算出手段20で算出された方位不均一性パラメータλと、高周波成分加算係数算出手段50で算出された高周波成分加算係数wとに応じて、Gに対する補完対象画素ごとの画素値を算出する。
この補完画像画素値算出手段60は、Gに対する補完対象画素の画素位置と対応付けて、Gの画素値を、G画像生成手段70と、R画像生成手段90と、B画像生成手段90Bとに出力する。
すなわち、G画像生成手段70は、ベイヤ配列画像のGの画素位置における画素値については、ベイヤ配列画像の画素値をそのまま用いる。また、G画像生成手段70は、ベイヤ配列画像のR,Bの画素位置における画素値については、補完画像画素値算出手段60で算出されたGの画素値を用いる。
これによって、G画像生成手段70は、ベイヤ配列画像において、Gの画素位置以外の画素を、振動成分に応じた方向と、帯域別のエッジ成分とを考慮したGの画素値で補完することができる。
このG画像生成手段70は、生成したG画像をRGB画像生成手段100に出力する。
すなわち、差分手段91は、R画素抽出手段80で抽出されたベイヤ配列画像のR画素位置の画素値から、当該画素位置と同じ、補完画像画素値算出手段60で算出(補完)されたGの画素値を減算することで、RとGとの画素値の差分値(R−G)を算出する。
この差分手段91は、算出したRとGとの差分値を差分補完手段92に出力する。
この差分補完手段92は、ベイヤ配列画像におけるR画素位置における(R−G)差分値と、G,B画素位置において補完した(R−G)差分値とを、加算手段93に出力する。
例えば、差分補完手段92は、図11(a)に示すように、ベイヤ配列画像のB画素位置を、画素i行j列の位置としたとき、以下の式(5)に示すように、すでに求められているB画素位置の左上、左下、右上、右下の4つの(R−G)差分値Δの平均値を求めて、B画素位置(i,j)における差分値Δ(i,j)を補完する。
すなわち、加算手段93は、以下の式(7)に示すように、差分補完手段92で生成されたベイヤ配列画像の画素i行j列の位置の差分値Δ(i,j)に、G画像生成手段70で生成された同じ画素位置の画素値G(i,j)を加算することで、画素値R(i,j)を演算し、R画像を生成する。
このように、R画像生成手段90は、差分手段91によって、R画素位置の画素値から、当該画素位置に対応する振動成分に応じた方向と、帯域別のエッジ成分とを考慮したG画素値を減算するため、その差分値も、振動成分の方位相関と、エッジ成分とに応じた値となる。そのため、差分補完手段92によって、R画素位置以外の画素位置で、周辺の(R−G)差分値から補完により推定された当該画素位置の(R−G)差分値も、振動成分の方位相関と、エッジ成分とに応じた値となる。
そして、R画像生成手段90は、方位相関とエッジ成分とが考慮された(R−G)差分値に、同じく方位相関とエッジ成分とが考慮されたG画素値を加算手段93で加算することで、振動成分の方位相関と、エッジ成分とに応じたR画素値で構成されるR画像を生成することになる。
すなわち、RGB画像生成手段100は、R,G,Bの各画像の同一画素位置に対応する各画素値を、当該画素位置におけるカラー画素値としてカラー画像を生成する。なお、RGB(カラー)画像のデータフォーマットは、一般的な画像フォーマットであればよいため、ここでは、説明を省略する。
なお、色情報補完装置1は、図示を省略したコンピュータを、前記した構成の各手段として機能させるためのプログラム(色情報補完プログラム)で動作させることができる。
次に、図12を参照(構成については、適宜図1,図2,図5,図7,図9参照)して、本発明の実施形態に係る色情報補完装置1の動作について説明する。
まず、色情報補完装置1は、撮像画像(ベイヤ配列画像)を対象として、方位別振動成分抽出手段10によって、空間周波数スケールの異なるフィルタで、画素ごとに、水平方向および垂直方向のそれぞれについて複数の振動成分を抽出する(ステップS1)。
また、色情報補完装置1は、垂直振動成分抽出手段12(121,122)によって、空間周波数スケールの異なるフィルタで、垂直振動成分を抽出した画像信号(垂直振動成分画像V1,V2)を生成する。
これによって、色情報補完装置1は、撮像画像全体の色情報から、画素ごとに、方位相関の強度を推定することができる。
次に、色情報補完装置1は、方位別エッジ成分抽出手段40によって、撮像画像(ベイヤ配列画像)の方位別のエッジ成分を画素ごと抽出する(ステップS3)。
すなわち、色情報補完装置1は、方位別エッジ成分抽出手段40のE方向エッジ成分抽出手段41、NE方向エッジ成分抽出手段42、N方向エッジ成分抽出手段43、NW方向エッジ成分抽出手段44、W方向エッジ成分抽出手段45、SW方向エッジ成分抽出手段46、S方向エッジ成分抽出手段47、および、SE方向エッジ成分抽出手段48によって、画素ごとに8方向のエッジ成分を抽出する。
すなわち、色情報補完装置1は、高周波成分加算係数算出手段50の最大値検出手段51によって、8方向のエッジ成分の最大値を検出し、係数変換手段52によって、その最大値に応じた0以上1以下の範囲の高周波成分加算係数wを算出する。
次に、色情報補完装置1は、方位・帯域別画像補完手段30によって、撮像画像(ベイヤ配列画像)における特定色(G)の画素の画素値を、方位(水平方向/垂直方向)および帯域(低周波成分/高周波成分)別に補完する(ステップS5)。
また、色情報補完装置1は、水平高周波成分補完手段32によって、R,Bの画素位置において、当該画素の画素値と水平方向に2画素離れた位置の画素の画素値とから高周波成分を算出し、当該R,Bの画素位置におけるGの画素値を補完することで、水平高周波成分補完画像GHHを生成する。
また、色情報補完装置1は、垂直高周波成分補完手段34によって、R,Bの画素位置において、当該画素の画素値と垂直方向に2画素離れた位置の画素の画素値とから高周波成分を算出し、当該R,Bの画素位置におけるGの画素値を補完することで、垂直高周波成分補完画像GVHを生成する。
次に、色情報補完装置1は、以下の動作によって、撮像画像から、R,Bを対象色として、R画像およびB画像を生成する。なお、R画素とB画素の補完動作は、対象色が異なるだけで、同一処理であるため、以降の説明では、R画素の補完動作を主に説明し、B画素に対応する内容については適宜括弧内に対応する色や手段を併記することとする。
これによって、色情報補完装置1は、方位相関の強度と高周波成分加算係数とに応じたG画素の画素値を利用して、R(B)画像を生成することで、空間周波数成分を精度よく再現したR(B)画像を生成することができる。
そして、色情報補完装置1は、RGB画像生成手段100によって、ステップS7で生成されたG画像と、ステップS11で生成されたR画像およびB画像とを合成してRGB画像を生成する(ステップS12)。
このように、色情報補完装置1は、撮像画像の局所的性質(方向性およびエッジ成分)に基づいて補完した各補完画像を、その局所的性質の重みで重み付け加算することで、最終的な補完値を決定しているため、画像の平坦部における視覚的に目立つ歪みの発生を抑えつつ、画像のエッジ部において、高い空間周波数を再現し、偽色の少ない自然なカラー画像を生成することができる。
例えば、ここでは、RGBの3原色の色配列を有するカラーフィルタで撮像された撮像画像を例に説明したが、カラーフィルタはこの3原色に限定されるものではなく、他の3色であっても構わない。
また、高速処理を実現するには、E方向エッジ成分抽出手段41、NE方向エッジ成分抽出手段42、N方向エッジ成分抽出手段43、NW方向エッジ成分抽出手段44、W方向エッジ成分抽出手段45、SW方向エッジ成分抽出手段46、S方向エッジ成分抽出手段47、および、SE方向エッジ成分抽出手段48を、それぞれ複数備えて、パラレル動作させることが好ましい。
以上説明したように、色情報補完装置1は、方位別および帯域別の4種類の補完画像(GHL,GHH,GVLおよびGVH)を、方位相関の強度(方位不均一性パラメータλ)と、エッジ成分の大きさ(高周波成分加算係数w)とに応じて重み付け加算することで、G画像の補完を行うことを特徴としている。ここで、方位・帯域別画像補完手段30の水平高周波成分補完手段32および垂直高周波成分補完手段34は、Gの補完画像を生成するために、他の色(例えば、R)の画素値を用いて補完している。
そこで、最後に、図13を参照(適宜図1参照)して、Gの画素値を他の色(R,B)で補完する技術的意味を説明するとともに、併せて、方位不均一性パラメータλおよび高周波成分加算係数wの技術的意味について説明する。
G信号のみの補完処理において、ベイヤ配列のGのサンプリング周波数より高い周波数成分の復元はできない。そのため、画素位置(i,j)のG信号の補完値(以下、G値)には、G信号のサンプリング周波数より高い高周波成分の補正値αが必要となる。
ここで、G値は、以下の式(8)で表すことができる。
そこで、図13(b)に示すように、色信号間(ここでは、G信号とR信号との間)に相関があることを仮定し、以下の式(10)に示すように、ベイヤ配列画像のR信号を用いて、補正値αを近似する。
1つ目の問題は、画像の平坦部では、高周波成分が小さいため、補正値αは、画像のノイズ成分が支配的になり、画質が劣化する場合がある。
通常、撮像画像の信号レベルL(i,j)は、以下の式(11)に示すように、ノイズを含まない信号レベルL′(i,j)とノイズレベルN(i,j)の和として表される。
このように、ノイズ成分が含まれた平坦な画像の場合、補正値αは、第二項のノイズ成分が支配的となり、前記式(8)のように、G値を復元するために加算すると画質を劣化させることになる。
例えば、(j+1)列と(j+2)列の間に垂直方向の急峻なエッジ部分が存在した場合、L(i,j−1)とL(i,j+1)とは同等な信号レベルとなるが、L(i,j−2)およびL(i,j)とL(i,j+2)とは信号レベルが大きく異なるため、前記式(9)を前記式(10)で近似できないことになる。
このように、R(Bも同様)画素位置におけるGの補完値を求める場合、1画素隣の画素と2画素隣の画素との間に存在するエッジ成分が大きいと、前記式(8)における補正値αを加算することで、逆に画像を劣化させることがある。
そこで、色情報補完装置1は、方位相関強度算出手段20において、方位相関を示す方位不均一性パラメータλを求め、補完画像画素値算出手段60において、λの値に応じて、水平成分で補完した画像と、垂直方向で補完した画像とを重み付け加算することとしている。
そこで、色情報補完装置1は、さらに、高周波成分加算係数算出手段50によって、方位別(8方向)のエッジ成分の大きさに応じた高周波成分加算係数wを求め、補完画像画素値算出手段60において、補完画像のうちで、高域フィルタで補完した補完画像(GHHおよびGVH)に対してのみ高周波成分加算係数wを乗算することとしている。
これによって、色情報補完装置1は、低域フィルタで補完した補完画像(GHLおよびGVL)に対して、画像の斜め方向のエッジ部や平坦部においては、画像の劣化を抑えつつ、高周波成分を補正することができる。
10 方位別振動成分抽出手段
11 水平振動成分抽出手段
12 垂直振動成分抽出手段
20 方位相関強度算出手段
30 方位・帯域別画像補完手段
31 水平低周波成分補完手段
32 水平高周波成分補完手段
33 垂直低周波成分補完手段
34 垂直高周波成分補完手段
40 方位別エッジ成分抽出手段
50 高周波成分加算係数算出手段
60 補完画像画素値算出手段
70 G画像生成手段(特定色補完手段)
80 R画素抽出手段
80B B画素抽出手段
90 R画像生成手段(他色補完手段)
90B B画像生成手段(他色補完手段)
91 差分手段
92 差分補完手段
93 加算手段
100 RGB画像生成手段
Claims (7)
- カラーフィルタを用いた単板式撮像デバイスで撮像された撮像画像から、各色の欠落した色情報を補完する色情報補完装置であって、
前記撮像画像の画素ごとに水平方向および垂直方向の方位別に振動成分を抽出する方位別振動成分抽出手段と、
この方位別振動成分抽出手段で抽出された方位別の振動成分の相関に基づいて、画素ごとの方位相関の強度を算出する方位相関強度算出手段と、
前記撮像画像の特定色に対する補完対象画素の画素値を水平方向および垂直方向の各方位について低周波成分および高周波成分の帯域別に補完して、方位・帯域別画像を生成する方位・帯域別画像補完手段と、
前記撮像画像の画素ごとに水平方向、垂直方向および斜め方向の方位別にエッジ成分を抽出する方位別エッジ成分抽出手段と、
この方位別エッジ成分抽出手段で抽出されたエッジ成分の大きさに基づいて、前記方位・帯域別画像の高周波成分を補正するための高周波成分加算係数を算出する高周波成分加算係数算出手段と、
前記方位・帯域別画像補完手段で補完された前記方位・帯域別画像の画素値を、前記方位相関の強度と前記高周波成分加算係数とに応じて加算して、前記補完対象画素の画素値を算出する補完画像画素値算出手段と、
前記撮像画像において、前記特定色に対する補完対象画素の画素値を、前記補完画像画素値算出手段で算出された画素値に置き換えて前記特定色の色情報を補完する特定色補完手段と、
前記撮像画像から、前記特定色以外の色を対象として色情報を補完する対象色ごとの他色補完手段と、を備え、
前記方位別振動成分抽出手段は、
前記撮像画像に対して、線形フィルタを用いて水平方向に畳み込み処理することで、水平方向の振動成分を抽出する水平振動成分抽出手段と、
前記撮像画像に対して、線形フィルタを用いて垂直方向に畳み込み処理することで、垂直方向の振動成分を抽出する垂直振動成分抽出手段と、を備え、
前記他色補完手段は、
前記撮像画像において、前記対象色の画素ごとに、当該画素の画素値と当該画素に対応する前記補完画像画素値算出手段で算出された補完対象画素の画素値との差分値を算出する差分手段と、
前記対象色に対する補完対象画素の周辺画素の前記差分値から、当該補完対象画素の差分値を補完する差分補完手段と、
この差分補完手段で差分値が補完された画像の画素ごとに、当該画素に対応する前記特定色補完手段で補完された補完対象画素の画素値を加算して、前記対象色の画像を生成する加算手段と、
を備えることを特徴とする色情報補完装置。 - 前記水平方向に畳み込み処理するための空間周波数スケールが異なる線形フィルタごとに、前記水平振動成分抽出手段を複数備え、
前記垂直方向に畳み込み処理するための空間周波数スケールが異なる線形フィルタごとに、前記垂直振動成分抽出手段を前記水平振動成分抽出手段と同数備えることを特徴とする請求項1に記載の色情報補完装置。 - 前記方位・帯域別画像補完手段は、
前記補完対象画素の水平方向に隣接する画素値を平均化して水平低周波成分補完画像を生成する水平低周波成分補完手段と、
前記補完対象画素の画素値と当該画素の水平方向に2画素離れた位置の画素の画素値とから高周波成分を算出して水平高周波成分補完画像を生成する水平高周波成分補完手段と、
前記補完対象画素の垂直方向に隣接する画素値を平均化して垂直低周波成分補完画像を生成する垂直低周波成分補完手段と、
前記補完対象画素の画素値と当該画素の垂直方向に2画素離れた位置の画素の画素値とから高周波成分を算出して垂直高周波成分補完画像を生成する垂直高周波成分補完手段と、
を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の色情報補完装置。 - カラーフィルタを用いた単板式撮像デバイスで撮像された撮像画像から、各色の欠落した色情報を補完する色情報補完装置であって、
前記撮像画像の画素ごとに水平方向および垂直方向の方位別に振動成分を抽出する方位別振動成分抽出手段と、
この方位別振動成分抽出手段で抽出された方位別の振動成分の相関に基づいて、画素ごとの方位相関の強度を算出する方位相関強度算出手段と、
前記撮像画像の特定色に対する補完対象画素の画素値を水平方向および垂直方向の各方位について低周波成分および高周波成分の帯域別に補完して、方位・帯域別画像を生成する方位・帯域別画像補完手段と、
前記撮像画像の画素ごとに水平方向、垂直方向および斜め方向の方位別にエッジ成分を抽出する方位別エッジ成分抽出手段と、
この方位別エッジ成分抽出手段で抽出されたエッジ成分の大きさに基づいて、前記方位・帯域別画像の高周波成分を補正するための高周波成分加算係数を算出する高周波成分加算係数算出手段と、
前記方位・帯域別画像補完手段で補完された前記方位・帯域別画像の画素値を、前記方位相関の強度と前記高周波成分加算係数とに応じて加算して、前記補完対象画素の画素値を算出する補完画像画素値算出手段と、
前記撮像画像において、前記特定色に対する補完対象画素の画素値を、前記補完画像画素値算出手段で算出された画素値に置き換えて前記特定色の色情報を補完する特定色補完手段と、
前記撮像画像から、前記特定色以外の色を対象として色情報を補完する対象色ごとの他色補完手段と、を備え、
前記方位・帯域別画像補完手段は、
前記補完対象画素の水平方向に隣接する画素値を平均化して水平低周波成分補完画像を生成する水平低周波成分補完手段と、
前記補完対象画素の画素値と当該画素の水平方向に2画素離れた位置の画素の画素値とから高周波成分を算出して水平高周波成分補完画像を生成する水平高周波成分補完手段と、
前記補完対象画素の垂直方向に隣接する画素値を平均化して垂直低周波成分補完画像を生成する垂直低周波成分補完手段と、
前記補完対象画素の画素値と当該画素の垂直方向に2画素離れた位置の画素の画素値とから高周波成分を算出して垂直高周波成分補完画像を生成する垂直高周波成分補完手段と、を備え、
前記他色補完手段は、
前記撮像画像において、前記対象色の画素ごとに、当該画素の画素値と当該画素に対応する前記補完画像画素値算出手段で算出された補完対象画素の画素値との差分値を算出する差分手段と、
前記対象色に対する補完対象画素の周辺画素の前記差分値から、当該補完対象画素の差分値を補完する差分補完手段と、
この差分補完手段で差分値が補完された画像の画素ごとに、当該画素に対応する前記特定色補完手段で補完された補完対象画素の画素値を加算して、前記対象色の画像を生成する加算手段と、
を備えることを特徴とする色情報補完装置。 - 前記方位別エッジ成分抽出手段は、前記撮像画像の画素ごとに、右方向、右上方向、上方向、左上方向、左方向、左下方向、下方向および右下方向の8方向の方位別に前記エッジ成分を抽出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の色情報補完装置。
- 前記撮像画像は、3原色のベイヤ配列のカラーフィルタを用いて撮像された画像であって、前記特定色は緑色、前記対象色は赤色および青色であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の色情報補完装置。
- コンピュータを、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の色情報補完装置として機能させるための色情報補完プログラム。
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