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JP6421028B2 - 微細粒子分散物の製造方法 - Google Patents

微細粒子分散物の製造方法 Download PDF

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JP6421028B2
JP6421028B2 JP2014253723A JP2014253723A JP6421028B2 JP 6421028 B2 JP6421028 B2 JP 6421028B2 JP 2014253723 A JP2014253723 A JP 2014253723A JP 2014253723 A JP2014253723 A JP 2014253723A JP 6421028 B2 JP6421028 B2 JP 6421028B2
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Description

本発明は、ワックス等の油性成分を含む微細粒子分散物の製造方法に関する。
本出願人は先に、乳化化粧料又は油性化粧料の製造方法として、特許文献1に記載の製造方法を提案した。特許文献1に記載の製造方法は、25℃において固体の油性成分を含む配合原料を加熱下に混合させて流動体となし、得られた流動体を、管状のケーシング内に、駆動軸と攪拌羽根とからなる攪拌体を備え、該駆動軸が軸方向に振動するようになされている振動式攪拌混合装置を用いて冷却を行う方法である。
特開2008−214212号公報
特許文献1に記載の方法によれば、油性成分の粒子が均一微細化され、使用感が良好で、仕上がりが良く、化粧効果が高く、安定性の良好な化粧料を製造できる。しかし、近年、油性成分の粒子を更に微細化し、使用感を向上させ、化粧効果を更に高めたいとのニーズがあった。
したがって本発明の課題は、前述した従来技術よりも、使用感が向上し、化粧効果が高まった微細粒子分散物の製造方法を提供することにある。
本発明は、25℃において固体の油性成分を1種以上含む成分を加熱下で水と混合させて乳化物を形成する乳化工程と、形成された乳化物を冷却する冷却工程とを有する微細粒子分散物の製造方法であって、前記乳化工程は、高圧乳化機又は超音波乳化機を用い、前記冷却工程は、管状のケーシング内に、駆動軸と、該駆動軸に取り付けられた攪拌羽根とからなる攪拌体を備え、該駆動軸が軸方向に振動するようになされている振動式攪拌混合装置を用い、前記攪拌羽根には、1個以上の開孔及び/又は1個以上の切り欠きが設けられており、前記乳化工程で得られた前記乳化物を、前記冷却工程にて、前記振動式攪拌混合装置内を通過させることで連続的に前記油性成分の固化温度以下まで冷却して微細粒子分散物を製造する微細粒子分散物の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、25℃において固体脂を含む乳化粒子が更に微細化され、使用感が向上し、化粧効果が更に高まる。
本発明の製造方法を実施する好適な装置を示す概略図である。 図1に示す振動式攪拌混合装置の縦断面の模式図である。 図1に示す振動式攪拌混合装置における攪拌体の要部拡大図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の方法に好適に用いられる製造装置の概略図が示されている。図1に示す製造装置100は、25℃において固体の油性成分(以下、「固体脂」ともいう。)を1種以上含む成分を加熱下で水と混合させて乳化物を形成する乳化部20と、形成された乳化物を冷却する冷却部30とを備えている。また、乳化部20は、第1乳化部21と第2乳化部22とを備えている。第1乳化部21は、目的とする微細粒子分散物を構成する成分のすべて又は一部を充填し、充填された成分を加熱下で水と混合して予備乳化物を得るために用いられるものである。第2乳化部22は、第1乳化部21の下流側に位置し、第1乳化部21で得られた予備乳化物に高エネルギーを加えて微細な乳化物を得るために用いられるものである。冷却部30は、乳化部20の下流側に位置し、加熱混合された乳化物を25℃で固体である油性成分の固化温度以下まで冷却し、目的とする微細粒子分散物を得るために用いられるものである。
乳化部20の第1乳化部21は、図1に示すように、混合タンク211を備えている。混合タンク211は、混合タンク211の側部を覆うジャケット212によって加熱され、所定温度に調整されるようになっている。混合タンク211内には攪拌翼213が設置されている。攪拌翼213は、シャフト214を介して混合タンク211外に設置されたモータ215に接続されており、回転可能になっている。混合タンク211の底部には、該タンク211内で混合された予備乳化物を取り出すための管216が接続されている。管216は弁を介して第2乳化部22に接続されている。尚、第1乳化部21で得られた予備乳化物を定量供給することを目的として、必要に応じ、管216の途中に定量ポンプ(不図示)を介在させてもよい。
以上の構成を有する第1乳化部21としては、プライミクス(株)製のTKコンビミックス(商品名)、プライミクス(株)製のTKアヂホモミクサ(商品名)等を用いることができる。これらの撹拌装置は、主に単独で使用するが、場合によっては2種以上を組み合わせて適宜使用してもよい。
乳化部20の第2乳化部22は、図1に示すように、高エネルギー処理部221を備えている。高エネルギー処理部221は、第1乳化部21で得られた予備乳化物に、高圧乳化機或いは超音波乳化機を用いて高エネルギーを加えることができるようになっている。高エネルギー処理部221の下流部には、該高エネルギー処理部221内で高エネルギーが加えられた乳化物を取り出すための管222が接続されている。第2乳化部22で得られた乳化物は、管222を通じて冷却部30に供給されるようになっている。尚、第2乳化部22で得られた乳化物を定量供給することを目的として、必要に応じ、管222の途中に定量ポンプ(不図示)を介在させてもよい。
以上の構成を有する第2乳化部22として、高圧乳化機を用いる場合、例えば、高圧乳化機であるスターバーストミニ(品番:HJP−25001)(スギノマシン社製)、アルティマイザー(スギノマシン社製)、ゴーリン(APVラニー社製)、マイクロフルイダイザー(マイクロフルイディックス社製)、高圧ジェット乳化機(日本BEE社製)等を用いることができる。
また、第2乳化部22として、超音波乳化機を用いる場合、例えば、超音波発生ホーンを備えたIKASONIC(品番:U200S)(IKA社製)、超音波ホモジナイザー(日本精機製作所社製)、超音波ホモジナイザー(超音波工業社製)等を用いることができる。上述したこれらの高圧乳化機或いは超音波乳化機は、主に単独で使用するが、場合によっては2種以上を組み合わせて適宜使用してもよい。
冷却部30は、振動式攪拌混合装置40を備えている。振動式攪拌混合装置40は、略筒状の構造を有し、その一端側に、管222に接続された流入口31を有し、他端側に吐出口32を有している。吐出口32は吐出用管33に接続されている。乳化部20から供給された乳化物は、流入口31を通じて振動式攪拌混合装置40内に供給され、該装置40内を通過し、吐出口32を通じて吐出用管33の端部から吐出される。該供給された乳化物は、振動式攪拌混合装置40内を通過させることで、更に混合されると共に25℃で固体である油性成分の固化温度以下まで連続的に冷却される。連続的な冷却を行うために、振動式攪拌混合装置には、後述するケーシング41の外側に冷却水が循環する冷却ジャケットを備えていることが好ましく、振動式攪拌混合装置40には、流入口31側から吐出口32側に向けて4つのジャケット34,35,36,37がこの順で取り付けられている。各ジャケットにはそれぞれ冷却水が循環するようになっている。冷却水の温度は、適宣設定することが可能であり、これらのジャケットによって、供給された乳化物を流入口31側から吐出口32側に向けて連続的又は段階的に冷却することができる。
図2には、振動式攪拌混合装置40の縦断面の模式図が示されている。装置40は、管状のケーシング41内に、駆動軸42と、該駆動軸42に取り付けられた攪拌羽根43とからなる攪拌体44を備えている。駆動軸42は、バイブレータ45aに接続されており、バイブレータ45aによって軸方向に沿って上下振動するようになされている。
ケーシング41は、その横断面が円形である管状のものであり、その下部付近に流入口31が設けられている。ケーシング41の上部付近には吐出口32が設けられている。流入口31から流入した乳化物は、ケーシング41内を通る間に混合されると共に連続的に冷却され、吐出口32から吐出される。
ケーシング41内には、上述の攪拌体44が配されている。攪拌体44の駆動軸42は、ケーシング41の長手方向(縦方向)に延びている。駆動軸42の上端は、ジョイント45bを介してバイブレータ45aに接続されている。バイブレータ45aは、モータ(図示せず)とその出力軸に接続された公知のカム機構(図示せず)を備えている。カム機構は、回転部(図示せず)と揺動部(図示せず)からなる。回転部は、モータの出力軸に対して偏心して取り付けられている。揺動部は、回転部の偏心回転によって揺動するようになっている。そして、揺動部の揺動が駆動軸42に上下振動として伝達される。
ケーシング41の内壁には、円環状の仕切部46が複数設けられている。仕切部46は何れも同形であり、ケーシング41の内壁から水平方向へ突出している。仕切部46の中央に形成された円孔には、駆動軸42が挿入される。この円孔の直径は、駆動軸42の直径よりも大きくなっている。隣り合う2つの仕切部によってケーシング41の内部は複数の混合室47が画成される。混合室47は、ケーシング41の長手方向(縦方向)に沿って直列配置される。
図3(a)及び(b)には、攪拌体44の要部拡大図が示されている。攪拌体44は、駆動軸42とその周面に螺旋状に取り付けられた攪拌羽根43とを備えている。同図においては、攪拌羽根43は3周の螺旋状に取り付けられている。この状態の攪拌体44を一組として、ケーシング内には、各混合室47内に攪拌体44が配されている。したがって攪拌体44の組数は、混合室47の数と同じになっている。それぞれの組の攪拌体44において、攪拌羽根43の螺旋の方向は同じになっている。
それぞれの組の攪拌体44における攪拌羽根43には1個以上の開孔48及び/又は1個以上の切り欠き49が設けられている。開孔48及び切り欠き49は、攪拌体44を駆動軸42の軸心方向からみたときに(図3(a)参照)、上下で隣り合う攪拌羽根どうしで形成位置が一致しないように設けられている。この理由は、軸方向での短絡流の発生を防止して、攪拌混合効果を高めるためである。
以上のとおりの構成を有する振動式攪拌混合装置40としては、例えば特開平4−235729号公報に記載のもの等を用いることができる。また振動式攪拌混合装置40として市販品を用いることもできる。そのような市販品としては、例えば冷化工業(株)製のバイブロミキサー(登録商標)に冷却ジャケットを備えた装置が挙げられる。
以上の構成を有する製造装置100を用いた微細粒子分散物の製造方法について説明すると、先ず乳化部20の第1乳化部21の混合タンク211内に目的とする微細粒子分散物を構成する成分のすべて又は一部を充填する(混合タンク211内に充填される成分として、分散媒である水が含まれる)。微細粒子分散物を構成する成分の一部を充填する場合には、他の成分は、例えば、第2乳化部22の高エネルギー処理部221、或いは、振動式攪拌混合装置40から供給してもよい。尚、第1乳化部21を2種以上設けた場合には、上流側の第1乳化部21に目的とする微細粒子分散物を構成する成分のすべてを充填してもよいし、各第1乳化部21に、目的とする微細粒子分散物を構成する成分を一部ずつ充填してもよい。一部ずつ充填することにより各成分の混合条件等をそれぞれ別個に適切に調整することができる。
混合タンク211に充填される成分として、少なくとも1種以上の25℃において固体である油性成分が含まれる。目的の成分の混合タンク211への充填が完了したら、混合タンク211をジャケット212により加熱して25℃において固体である油性成分を溶融状態とする。そして、混合タンク211内の攪拌翼213で、各成分を混合分散することにより予備乳化物を得る。加熱温度は、固体脂の融点に応じて適宜設定することができる。一般的には最も融点の高い固体脂の融点よりも10℃程度高めに設定することが好ましい。
混合タンク211に充填された各成分が撹拌され十分に混合されたら、混合タンク211の底部に取り付けられた弁を開き、混合タンク211内の予備乳化物を取り出す。予備乳化物は管216を介して第2乳化部22の高エネルギー処理部221に供給される。
高エネルギー処理部221においては、第1乳化部21で得られた予備乳化物に、高圧乳化機或いは超音波乳化機を用いて高エネルギーを加えて乳化物を得る。高圧乳化機或いは超音波乳化機にて加えられる投下エネルギーは、粒径を小さくする観点から、5×10J/kg以上であることが好ましく、2×10J/kg以上であることが更に好ましい。投下エネルギーの上限値は、特に制限されるものではなく投下エネルギーが大きいほど好ましい。ここで、「投下エネルギー」とは、各乳化機において次の式(1)〜(3)にて計算できる値である。
高圧乳化機
Figure 0006421028

式中、Q:体積流量、ΔP:操作圧力、ρ:密度、V:マイクロジェット空間体積、t:時間、d:内径である。

超音波乳化機
Figure 0006421028

式中、ρ:密度、W:出力、A:ホーン面積、V:混合場容積、t:時間である。

ホモミキサー
Figure 0006421028

式中、ρ:密度、Np:動力数、n:回転数、d:翼径、V:混合場体積、t:時間である。

また、高エネルギー処理部221の通過回数は、1回以上であることが好ましい。複数回高エネルギー処理部221の通過させる際には、各高エネルギー処理部221の通過の際に加えられた投下エネルギーすべての総投下エネルギーを意味する。
目的とするエネルギーが投下されたら、高エネルギー処理部221に取り付けられた弁を開き、高エネルギー処理部221内の乳化物を取り出す。乳化物は管222を介して振動式攪拌混合装置40に供給される。乳化工程(乳化部20)から冷却工程(冷却部30)への移行時間は、乳化部20で得られた乳化物が凝集してしまうことを防止する観点から、60秒以内であることが好ましく、10秒以内であることが更に好ましい。移行時間の下限値は、特に制限されるものではなく時間が短いほど好ましい。乳化部20から冷却部30への移行時間とは、乳化部20の第2乳化部22から管222を通じて冷却部30の振動式攪拌混合装置40に、第2乳化部22で得られた乳化物が到達するまでの時間である。移行時間は、例えば、管222の長さにより調節できる。
振動式攪拌混合装置40には、上述のとおり冷却ジャケットとして4つのジャケット34,35,36,37が取り付けられている。冷却ジャケットは、図2に示す筒状のケーシング41を覆うようにケーシング41の外側に配置され、それぞれのジャケットには、所定温度の冷却水が循環しており、乳化部20で得られた乳化物をケーシング41内に通過させることにより、流動体の冷却のための熱交換が行われる。
冷却ジャケットを循環する冷却水の総流量は、乳化部20で得られた乳化物を凝集することなく効率良く冷却する観点から、上限値が特に制限されるものではなく、多いほど好ましい。具体的には、冷却水の総流量は、乳化物の流量に対して、10倍以上が好ましく、30倍以上が更に好ましい。ここで、乳化物の流量とは、乳化部20で得られた乳化物がケーシング41内を通過する際の流量を意味する。また、冷却水の総流量とは、振動式攪拌混合装置40のように、4つのジャケット34,35,36,37を有する場合には、各ジャケットを循環する冷却水の流量すべての総流量を意味する。
冷却水の温度は、適宣設定することが可能であり、これらのジャケットによって、乳化物を流入口31側から吐出口32側に向けて連続的又は段階的に冷却することができる。この場合、攪拌混合装置31の入り口側から出口側に向かうに連れて、4つのジャケット34、35,36,37に流通させる冷却水の温度を次第に低くしてもよく、あるいはすべて同じ温度にしてもよい。
また、4つのジャケット34,35,36,37の冷却水は、例えば、振動式攪拌混合装置40の流入口31側(上流側)から吐出口32側(下流側)に流れる乳化物に対して、該乳化物の流れに順じて上流側から下流側でも、該乳化物の流れに逆らって下流側から上流側に循環させてもよい。
振動式攪拌混合装置40においては、攪拌体44がその軸方向に沿って上下に振動することで、ケーシング41内を通過する乳化物が攪拌体44に沿った流れと、攪拌羽根43に設けられた開孔48及び切り欠き49を通る流れの乱れによって凝集することなく更に混合される。従って、固体脂の微細粒子を高分散することが可能である。
そして、冷却水との熱交換によって乳化物が冷却されていくと、その流動性が低下する。乳化物は、攪拌体44に沿った流れと、攪拌羽根43に設けられた開孔48及び切り欠き49を通る流れの乱れによって混合されながら冷却されるので、冷却むらが生じにくくなる。また振動式攪拌混合装置40内にはデッドスペースが殆ど存在しないので、攪拌むらが生じにくい。振動式攪拌混合装置40は、乳化物の流動性が高い場合でも低い場合でも良好な攪拌混合を行うことができる。振動式攪拌混合装置40が有するこれらの利点は、乳化物に含まれている固体脂(ワックス成分等)を含む乳化粒子を均一に微細化できるという好ましい効果をもたらす。その上、振動式攪拌混合装置40は、発熱量が小さいので、冷却効率に優れ、乳化粒子を均一に微細化したまま速やかに冷却できるので、固体脂を含む乳化粒子を良好に分散させることが可能である。発熱量が小さいことは、温度制御が容易であるという点からも有利である。
このようにして、乳化物は固体脂の固化温度以下まで連続的に凝集することなく冷却されるので、微細粒子分散物の生産性が高く、品質のすぐれた微細粒子分散物を提供できる。目的とする分散物は、振動式攪拌混合装置40の吐出口32を経て吐出用管33から吐出される。この状態での目的とする分散物の温度は約30℃となる。
振動式攪拌混合装置40を用いた冷却においては、平均冷却速度を0.1〜8℃/secに設定することが好ましく、0.5〜5℃/secに設定することが更に好ましく、0.8〜5℃/secに設定することが更に好ましい。平均冷却速度は、振動式攪拌混合装置40に流動体が入ったときの温度と出たときの温度の差を滞留時間で除した値である。また、振動式攪拌混合装置40の振動数は2.5〜30Hzの範囲が好ましく、特に、5〜25Hzの範囲が好ましい。振動式攪拌混合装置40の振幅は4〜15mmであることが好ましい。更に、振動式攪拌混合装置40で冷却される間に与えられる総振動量は、50〜100000ストローク、特に200〜20000ストロークであることが好ましい。
このように製造装置100で得られた微細粒子分散物は、25℃で流動性を有するものとなり、例えば、ペースト状のもの、或いはクリーム状のものを包含する。このような微細粒子分散物は、具体的には、皮膚用クリーム、UV防御乳液等の化粧料に適用することができる。製造装置100で得られた微細粒子分散物は、高エネルギー処理部221において固体脂が均一に微細化され、冷却部30において固体脂が均一に微細化されたまま冷却されるので、使用感が良好で、化粧効果が高まるものとなる。化粧効果について、具体的に述べると、微細粒子分散物を化粧料の中でも特に皮膚用クリームに適用した場合には、保湿性が向上し、特にUV防御乳液に適用した場合には、UV防止性が向上することを言う。
次に、本発明で製造される目的とする微細粒子分散物を構成する成分について説明する。混合タンク211に充填される成分として、上述のとおり、25℃において固体である油性成分が少なくとも1種以上含まれる。25℃において固体である油性成分の総含有量は、使用感と化粧効果の観点から、微細粒子分散物を構成する全成分中に、2質量%以上であることが好ましく、3質量%以上であることが更に好ましく、4質量%以上であることが更に好ましく、5質量%以上であることが更に好ましく、そして10質量%以下であることが好ましく、10質量%未満であることが更に好ましく、具体的には、2質量%以上10質量%以下であることが好ましく、4質量%以上10質量%以下であることが更に好ましく、5質量%以上10質量%未満であることが更に好ましい。
25℃において固体である油性成分としては、例えば、キャンデリラロウ、ライスワックス、サンフラワーワックス、カルナウバロウ、木ロウ等の植物性ワックス;ミツロウ、鯨ロウ等の動物性ワックス;モンタンワックス、オゾケライト等の鉱物系ワックス;マイクロクリスタリンワックス、パラフィン、セレシン等の石油系ワックス;硬化ひまし油、水素添加ホホバ油、12−ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、シリコーンワックス、フッ素系ワックス、ポリエチレンワックス、合成ミツロウ等の合成ワックス;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、ラノリン脂肪酸等の脂肪酸;セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、水添ジリノレイルアルコール等の高級アルコール;ステアリン酸エチル、ステアリン酸ステアリル、テトラミリスチン酸ペンタエリスリトール、ステアリン酸コレステリル等の脂肪酸エステルなどが挙げられる。これらは、一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
上述の油性成分のうち、脂肪酸及び高級アルコールは、ラメラ構造のゲル状物質の形成に寄与するため、本願明細書においてラメラゲル形成性組成物と呼ぶものとする。
以上の方法によって製造された微細粒子分散物は、化粧料に利用できる。上述の25℃において固体である油性成分を、微細粒子分散物を構成する成分として用いて製造された化粧料は、具体的には、皮膚用クリーム等として適用され、固体脂を含む乳化粒子が均一に微細化されているので、使用感が良好で、保湿性等の化粧効果が向上する。また、特に上述のラメラゲル形成性組成物を、微細粒子分散物を構成する成分として用いて製造された化粧料は、具体的には、UV防御乳液等として適用され、固体脂を含む乳化粒子が均一に微細化されているので、使用感が良好で、UV防止性等の化粧効果が向上する。
本発明で製造される微細粒子分散物を適用して得られる化粧料には、原料として、化粧料用として一般的な着色顔料及びその他の粉体、25℃において固体の油性成分以外の油性成分、保湿剤、界面活性剤等を用いることができる。
着色顔料としては、例えば、赤色201号、赤色202号、赤色104号(1)アルミニウムレーキ、赤色218号、赤色223号、黄色4号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色401号、青色1号アルミニウムレーキ、青色404号等の有機顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、シリカ、金、銀、紺青、群青等の無機顔料が挙げられる。
その他の粉体としては、例えば、シリカ、PMMA、ポリメチルシルセスキオキサン、ウレタンパウダー等の球状粉体;ラウロイルリジン、硫酸バリウム、窒化ホウ素等の板状粉体;等が挙げられる。
25℃において固体の油性成分以外の油性成分としては、脂肪酸やそのエステル炭化水素油等の25℃で液体の油剤や揮発油剤などが挙げられる。
保湿剤としては、グリセリン、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール、セラミド類、グリチルレチン酸ステアリル等の成分が挙げられる。
界面活性剤としては、化粧品一般に用いられる非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等を1種又は2種以上組み合わせて使用することができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記実施形態においては、振動式攪拌混合装置40を一台用いたが、これに代えて、振動型攪拌混合装置40を複数台直列に連結して使用することができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲はかかる実施例に制限されない。
〔実施例1〕
表1のように、25℃において固体の油性成分1の成分を全配合成分(1〜6の成分)中に5質量%含む皮膚用クリームを調製した。配合成分1〜6を85℃加熱下で、ホモミキサーで分散した後、高エネルギー処理部として高圧乳化機(スギノマシン製 スターバーストミニHJP-25001)を用い、2.8×10J/kgの投下エネルギーを加えて乳化物を得た。尚、高圧乳化機の通過回数(パス回数)は1回であった。この乳化物を85℃に保ったまま振動式攪拌混合装置(冷化工業(株)製のバイブロミキサー)へ移行時間10秒で供給し、装置内で攪拌体を上下に振動することで乳化物を攪拌しながら連続的に30℃以下まで冷却し、皮膚用クリームを得た。振動式攪拌混合装置においては、乳化物の流量は1g/secであり、冷却ジャケットを循環する冷却水の総流量は10g/secであり、乳化物の流量に対して、10倍の総流量の冷却水によって冷却された。この時の平均冷却速度は0.83℃/secであった。また、振動式攪拌混合装置の振動数は20Hzであった。
〔実施例2〕
高圧乳化機の通過回数(パス回数)を5回とし、表2に示す投下エネルギーに変更する以外は、実施例1と同様にして皮膚用クリームを得た。
〔実施例3〕
表2に示す投下エネルギーに変更する以外は、実施例1と同様にして皮膚用クリームを得た。
〔実施例4〜5〕
高エネルギー処理部として超音波乳化機(IKA社製 IKASONIC(品番:U200S))に変更し、表2に示す投下エネルギーに変更する以外は、実施例1と同様にして皮膚用クリームを得た。
〔実施例6〕
表2に示す振動式攪拌混合装置の振動数を変更する以外は、実施例1と同様にして皮膚用クリームを得た。
〔実施例7〕
乳化物の振動式攪拌混合装置への移行時間を表2に示す時間に変更する以外は、実施例1と同様にして皮膚用クリームを得た。
〔実施例8〕
表1において、セレシンを2質量%、精製水を96.21質量%に変更した配合成分を用いる以外は、実施例1と同様にして皮膚用クリームを得た。
〔実施例9〕
表1において、セレシンを9.8質量%、精製水を88.41質量%に変更した配合成分を用いる以外は、実施例1と同様にして皮膚用クリームを得た。
〔実施例10〕
表2に示す振動式攪拌混合装置へ供給する冷却水の総流量を変更する以外は、実施例1と同様にして皮膚用クリームを得た。
〔比較例1〕
高エネルギー処理部を用いず、ホモミキサーで分散した後、そのまま乳化物を振動式攪拌混合装置へ供給する以外は、実施例1と同様にして皮膚用クリームを得た。尚、ホモミキサーによる投下エネルギーは3.9×10J/kgであった。
〔比較例2〕
振動式攪拌混合装置の替わりにホモミキサーを用いる以外は、実施例1と同様にして皮膚用クリームを得た。
〔比較例3〕
高エネルギー処理部として超音波乳化機(IKA社製 IKASONIC(品番:U200S))を用い、表2に示す投下エネルギーに変更し、その後、振動式攪拌混合装置の替わりにホモミキサーを用いる以外は、実施例1と同様にして皮膚用クリームを得た。
Figure 0006421028
Figure 0006421028
<評価>
実施例1〜実施例10、比較例1〜比較例3で得られた皮膚用クリームについて、相対水分蒸発量、及び固体脂を含む乳化粒子の粒径を測定した。測定方法は、以下の通りである。得られた結果を表2に示す。
<相対水分蒸発量の測定方法>
50mLのバイアル瓶(ピアースバイアルCV−400;アズワン社製)に、20gの水を入れる。直径約2cmの濾紙(ADVANTEC FILTER PAPER 5C;東洋濾紙社製)に、0.05gの各皮膚用クリームを均一に塗布し、30min放置後、塗布面を上部に向けてバイアル瓶の口に載せ蓋をした。その後、30℃、湿度30%の部屋で24時間保存し、保存前後の重さを測定することにより、相対水分蒸発量を測定した。
<固体脂を含む乳化粒子の粒径の測定方法>
各皮膚用クリームに含まれる固体脂を含む乳化粒子の平均粒径としては、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(堀場製作所社製 型番:LA−920)を用いたレーザー回折散乱法によって、体積基準のメジアン径を、温度25℃にて測定した。
表2に示す結果から明らかなように、実施例1〜実施例10で得られた皮膚用クリームは、比較例1〜比較例3で得られたものよりも、固体脂を含む乳化粒子の粒径が非常に細かいことが分かった。従って、皮膚用クリームの使用感が向上することが期待できる。実施例1〜実施例10で得られた皮膚用クリームは、比較例1〜比較例3で得られたものよりも、保湿性が向上しており、化粧効果が高まることが期待できる。
〔実施例11〕
表3のように、25℃において固体の油性成分2〜5の成分を全配合原料(1〜10の成分)中に9.8質量%含むUV防御乳液を調製した。原料成分1〜9を85℃加熱下で、ホモミキサーで分散した後、高エネルギー処理部として高圧乳化機(スギノマシン製 スターバーストミニHJP-25001)を用い、2.8×10J/kgの投下エネルギーを加えて乳化物を得た。尚、高圧乳化機の通過回数(パス回数)は1回であった。この乳化物を振動式攪拌混合装置(冷化工業(株)製のバイブロミキサー)へ移行時間10秒で供給し、装置内で攪拌しながら連続的に30℃以下まで冷却し、UV防御乳液を得た。振動式攪拌混合装置においては、乳化物の流量は1g/secであり、冷却ジャケットを循環する冷却水の総流量は10g/secであり、乳化物の流量に対して、10倍の総流量の冷却水によって冷却された。この時の平均冷却速度は0.8℃/secであった。また、振動式攪拌混合装置の振動数は20Hzであった。
〔実施例12〕
表4に示す投下エネルギーに変更する以外は、実施例11と同様にしてUV防御乳液を得た。
〔実施例13〜14〕
高エネルギー処理部として超音波乳化機に変更し、表4に示す投下エネルギーに変更する以外は、実施例11と同様にしてUV防御乳液を得た。
〔実施例15〕
表4に示す振動式攪拌混合装置の振動数を変更する以外は、実施例11と同様にしてUV防御乳液を得た。
〔実施例16〕
乳化物の振動式攪拌混合装置への移行時間を表4に示す時間に変更する以外は、実施例11と同様にしてUV防御乳液を得た。
〔比較例4〕
高エネルギー処理部を用いず、ホモミキサーで分散した後、そのまま乳化物を振動式攪拌混合装置へ供給する以外は、実施例11と同様にしてUV防御乳液を得た。尚、ホモミキサーによる投下エネルギーは3.9×10J/kgであった。
〔比較例5〕
振動式攪拌混合装置の替わりにホモミキサーを用いる以外は、実施例11と同様にしてUV防御乳液を得た。
〔比較例6〕
高エネルギー処理部として超音波乳化機を用い、表4に示す投下エネルギーに変更し、その後、振動式攪拌混合装置の替わりにホモミキサーを用いる以外は、実施例11と同様にしてUV防御乳液を得た。
Figure 0006421028
Figure 0006421028
<評価>
実施例11〜実施例16、比較例4〜比較例6で得られたUV防御乳液について、相対水分蒸発量、固体脂を含む乳化粒子の粒径、及びUV防御性(in vitroのSPF)を測定した。相対水分蒸発量及び固体脂を含む乳化粒子の粒径の測定方法は、上述の通りである。また、in vitroのSPFの測定方法は、以下の通りである。得られた結果を表4に示す。
<in vitroのSPFの測定方法>
PMMAプレート上に各UV防御乳液を1.3mg/cmになるよう均一に塗布し、15分以上放置して乾燥させた後、PMMAプレートに一定の距離(10mm)から紫外線を照射した。その際の透過紫外線をSPFアナライザー(UV−2000S、Labsphere社製)で、250〜450nmの範囲でPMMAプレート上の9箇所以上において検出し、平均化したスペクトルを得た。このスペクトルに効果係数を乗じて、in vitroのSPF値を算出した。
表4に示す結果から明らかなように、実施例11〜実施例16で得られたUV防御乳液は、比較例4〜比較例6で得られたものよりも、固体脂を含む乳化粒子の粒径が非常に細かいことが分かった。従って、UV防御乳液の使用感が向上することが期待できる。実施例11〜実施例16で得られたUV防御乳液は、比較例4〜比較例6で得られたものよりも、保湿性が向上しており、SPF値が高くUV防御性も向上しているので、化粧効果が高まることが期待できる。
100 装置
20 乳化部
21 第1乳化部
211 混合タンク
22 第2乳化部
221 高エネルギー処理部
30 冷却部
34,35,36,37 ジャケット
40 振動式攪拌混合装置
41 ケーシング
42 駆動軸
43 攪拌羽根
44 攪拌体
45a バイブレータ
45b ジョイント
46 仕切部
47 混合室
48 開孔
49 切り欠き

Claims (5)

  1. 25℃において固体の油性成分を1種以上含む成分を加熱下で水と混合させて乳化物を形成する乳化工程と、形成された乳化物を冷却する冷却工程とを有する微細粒子分散物の製造方法であって、
    前記乳化工程は、高圧乳化機又は超音波乳化機を用い、
    前記冷却工程は、管状のケーシング内に、駆動軸と、該駆動軸に取り付けられた攪拌羽根とからなる攪拌体を備え、該駆動軸が軸方向に振動するようになされている振動式攪拌混合装置を用い、前記攪拌羽根には、1個以上の開孔及び/又は1個以上の切り欠きが設けられており、
    前記乳化工程で得られた前記乳化物を、前記冷却工程にて、前記振動式攪拌混合装置内を通過させることで連続的に前記油性成分の固化温度以下まで冷却して微細粒子分散物を製造する微細粒子分散物の製造方法。
  2. 25℃において固体の前記油性成分を10質量%未満含む前記成分を用いる請求項1に記載の微細粒子分散物の製造方法。
  3. 前記高圧乳化機又は前記超音波乳化機にて加えられる投下エネルギーは、5×10J/kg以上である請求項1又は2に記載の微細粒子分散物の製造方法。
  4. 前記乳化工程から前記冷却工程への移行時間は、60秒以内である請求項1ないし3の何れか1項に記載の微細粒子分散物の製造方法。
  5. 前記振動式攪拌混合装置は、前記ケーシングの外側に冷却水が循環する冷却ジャケットを備えており、
    前記乳化物を、前記ケーシング内を通過させることで冷却し、
    前記冷却水の総流量は、前記ケーシング内を通過する前記乳化物の流量に対して10倍以上である、
    請求項1ないし4の何れか1項に記載の微細粒子分散物の製造方法。
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