JP6420882B2 - 合成樹脂製管継手 - Google Patents
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Description
加えて、上記締め付け量の管理方法にあっては、それぞれ以下のような問題が生じる。すなわち、締め付けトルクの管理方法では、使用する工具毎にトルク誤差が生じるため、締め付け量にばらつきが生じ易い。また、隙間寸法の管理方法では、ユニオンナットの回転角に対する軸方向に進む距離が微小であるため、どの時点で締め付け完了とするかは作業者によって個人差が生じ、締め付け量にばらつきが生じ易い。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、ユニオンナットの締め付け量を適正に管理することができる合成樹脂製管継手を提供することを目的とする。
この場合、規制部によって、ユニオンナットが適正位置からさらに締め付けられるのを規制することができるため、ユニオンナットの締め付け量が適正な値となったときに、その締め付けを確実に完了させることができる。
この場合、ユニオンナットが適正位置まで締め付けられた時点で、第1突出部及び第2突出部の周方向の位置が互いに一致するため、これを目視によって確認することで、ユニオンナットの締め付け量が適正な値になったことをさらに容易に確認することができる。また、締め付け量を点検する際には、第1突出部及び第2突出部の周方向の位置が互いに一致することを目視で確認することで、ユニオンナットが適正位置にあることを容易に確認することができるため、点検作業も容易となる。
この場合、係合凸部又は係合凹部は、その一部が第1突出部の継手本体側端面に形成されているため、第1対向面の継手本体側端面以外にのみ形成される場合に比べて強度を向上させることができる。これにより、係合凸部又は係合凹部の繰り返し使用による耐久性を向上させることができる。
この場合、係合凸部又は係合凹部は、その一部が第2突出部のユニオンナット側端面に形成されているため、第2対向面のユニオンナット側端面以外にのみ形成される場合に比べて強度を向上させることができる。これにより、係合凸部又は係合凹部の繰り返し使用による耐久性を向上させることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る合成樹脂製管継手を示す断面図である。図1において、合成樹脂製管継手1は、合成樹脂(PFA等)製のチューブ10の先端部の外周側に装着される合成樹脂製のエルボ型の継手本体2と、この継手本体2の外周側に装着される合成樹脂製のユニオンナット3と、チューブ10の先端部の内周側に装着される合成樹脂製のインナーリング4とを備えている。本実施形態の合成樹脂製管継手1は、最高使用圧力が0.4MPa、最高使用温度が100°以下の環境下で使用される。
なお、本実施形態において、継手本体2の折れ曲がり部分から両端部開口に向かう方向を軸方向外方(軸方向外側)といい、継手本体2の両端部開口から折れ曲がり部分に向かう方向を軸方向内方(軸方向内側)という。
インナーリング4の軸方向内側端部(軸方向他端部)には、チューブ10の先端部から軸方向内方に突出する円筒状のシール突部4bが形成されている。また、シール突部4bの内周側には、外径が軸方向内方へ向かって漸次縮径する傾斜突起4cが形成されている。シール突部4bの外径は、チューブ10の先端の外径と略同一寸法に設定されている。
継手本体2に対してユニオンナット3の手締めを開始してから、図6に示すように、ユニオンナット3が、その締め付け量が適正となる適正位置の直前、つまり係合凸部6が係合凹部5に係合する直前まで螺進すると、係合凸部6の先端面が第1対向面27に突き当たる。これにより、ユニオンナット3の締め付け抵抗が急増するため、作業者は、ユニオンナット3が適正位置の直前まで締め付けられたことをさらに容易に確認することができる。
なお、本実施形態において、継手本体2の軸方向中央部から軸方向両端部の開口に向かう方向を軸方向外方(軸方向外側)といい、継手本体2の軸方向両端部の開口からの軸方向中央部に向かう方向を軸方向内方(軸方向内側)という。
継手本体2に対してユニオンナット3の手締めを開始してから、図10に示すように、ユニオンナット3が、適正位置の直前、つまり係合凸部6が係合凹部5に係合する直前まで螺進すると、突起部9が係合凸部6の先端部に当接する。これにより、作業者は、ユニオンナット3が適正位置の直前まで締め付けられたことを容易に確認することができる。
また、上記第2実施形態では、継手本体2側に係合凸部6を設け、ユニオンナット3側に係合凹部5及び突起部9を設けているが、継手本体2側に係合凹部5及び突起部9を設け、ユニオンナット3側に係合凸部6を設けてもよい。また、上記第2実施形態の合成樹脂製管継手1は、第1実施形態と同様に、第1突出部26、第2突出部33又は規制部7を備えていても良い。また、第1実施形態の継手本体2は、エルボ型以外にストレート型などの他の形状であっても良いし、第2実施形態の継手本体2は、ストレート型以外にエルボ型などの他の形状であっても良い。
2 継手本体
3 ユニオンナット
4 インナーリング
4a 膨出部
5 係合凹部
6 係合凸部
7 規制部
8 ゲージリング
10 チューブ
22 雄ねじ部
24 シール溝
26 第1突出部
26a 端面(継手本体側端面)
27 第1対向面
32 雌ねじ部
33 第2突出部
33a 端面(ユニオンナット側端面)
34 第2対向面
Claims (3)
- 合成樹脂製のチューブの先端部内に圧入される膨出部が軸方向一端部の外周に突出して形成されたインナーリングと、
前記膨出部が前記チューブの先端部内に圧入された状態で、前記インナーリングの軸方向他端部が圧入される環状のシール溝が内周側に形成されているとともに、外周に雄ねじ部が形成された合成樹脂製の継手本体と、
前記インナーリングの前記軸方向他端部を前記シール溝に圧入した状態で前記継手本体の雄ねじ部に締め付けられる雌ねじ部が内周に形成された合成樹脂製のユニオンナットとを備えた合成樹脂製管継手であって、
前記継手本体側には、軸方向に対して垂直な面であって、前記継手本体の端面を含む第1対向面が設けられ、
前記ユニオンナット側には、前記第1対向面に対向するとともに、前記ユニオンナットの端面を含む第2対向面が設けられ、
前記第1対向面及び前記第2対向面のうちの一方の対向面に設けられ、他方の対向面に向かって突出する係合凸部と、
前記他方の対向面に設けられ、前記ユニオンナットが適正位置まで締め付けられた時点で前記係合凸部が係合する係合凹部と、
前記継手本体側の外周の所定位置に設けられ、径方向外方に突出する第1突出部と、
前記ユニオンナット側の外周の所定位置に設けられ、径方向外方向に突出する第2突出部とを備え、
前記第1突出部及び前記第2突出部は、前記係合凸部が前記係合凹部に係合した時点で、互いの周方向の位置が一致するように配置されており、
前記第1突出部は、前記第1対向面の一部とされた継手本体側端面を有し、
前記第1対向面に設けられる前記係合凸部又は前記係合凹部の一部が前記継手本体側端面に形成され、且つ当該係合凸部又は当該係合凹部の他部が前記継手本体の前記端面に形成されており、
前記第2突出部は、前記第2対向面の一部とされたユニオンナット側端面を有し、
前記第2対向面に設けられる前記係合凸部又は前記係合凹部の一部が前記ユニオンナット側端面に形成され、且つ当該係合凸部又は当該係合凹部の他部が前記ユニオンナットの前記端面に形成されていることを特徴とする合成樹脂製管継手。 - 前記係合凸部は、前記係合凹部に係合する手前で、前記係合凹部が形成されている前記継手本体側端面及び前記継手本体の前記端面、又は前記係合凹部が形成されている前記ユニオンナット側端面及び前記ユニオンナットの前記端面に当接する請求項1に記載の合成樹脂製管継手。
- 前記他方の対向面の前記係合凹部の隣接位置において前記一方の対向面に向かって突出して設けられ、前記係合凸部が前記係合凹部に係合した状態から締め付け方向に螺進するのを規制する規制部をさらに備えている請求項1又は2に記載の合成樹脂製管継手。
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