JP6419641B2 - Automatic analyzer and multiple measurement method - Google Patents
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Description
本発明は、検体に含まれる成分を分析する自動分析装置及び多重測定方法に関する。 The present invention relates to an automatic analyzer and a multiplex measurement method for analyzing components contained in a specimen.
血液や尿等の検体(以下、「一般検体」ともいう。)に含まれる各種成分を分析する生化学分析装置が知られている。自動分析装置の一つである生化学分析装置は、分析装置本体である測定機構と、測定機構を制御する計算機とを備える。測定機構は、検体が注入されるキュベットと呼ばれる検体容器を保持するサンプルターンテーブル、検体と試薬を反応させ測定を行う反応ターンテーブル、及び複数の試薬を保持する試薬ターンテーブルを有する。計算機から測定機構へ測定指示を与えると、測定機構は、サンプルターンテーブルの検体容器から指定した量の検体を吸い上げ、反応ターンテーブルの反応容器に注入する。そして、測定機構は、試薬ターンテーブルに保持された試薬を反応容器に注入して検体と試薬を反応させ、検体の測定を行う。1つの検体に対して、通常、指定された複数の項目について測定が行われるので、1つの検体に対して複数回の測定が行われる。 Biochemical analyzers that analyze various components contained in specimens such as blood and urine (hereinafter also referred to as “general specimens”) are known. A biochemical analyzer, which is one of automatic analyzers, includes a measurement mechanism that is a main body of the analyzer and a computer that controls the measurement mechanism. The measurement mechanism includes a sample turntable that holds a specimen container called a cuvette into which a specimen is injected, a reaction turntable that performs measurement by reacting the specimen with a reagent, and a reagent turntable that holds a plurality of reagents. When a measurement instruction is given from the computer to the measurement mechanism, the measurement mechanism sucks a specified amount of sample from the sample container of the sample turntable and injects it into the reaction container of the reaction turntable. Then, the measurement mechanism injects the reagent held on the reagent turntable into the reaction container, reacts the sample and the reagent, and measures the sample. Usually, measurement is performed on a plurality of designated items for one sample, and therefore, multiple measurements are performed for one sample.
図1は、サンプルターンテーブルの一例を示す概略図である。
図1に示すサンプルターンテーブル100では、検体を保持する検体容器が同心円の円周上に二重に配置されている。サンプルターンテーブル100は、外側の円周上の検体容器に一般検体110を保持し、その内側の円周上の検体容器には、キャリブレーション/コントロール検体120を保持することが可能である。ここでは、キャリブレーション検体とコントロール検体をまとめて「キャリブレーション/コントロール検体」と記している。
FIG. 1 is a schematic diagram illustrating an example of a sample turntable.
In the
通常、サンプルターンテーブル100に保持できる検体、即ち検体容器の数には制限がある。そのため、サンプルターンテーブル100に配置できる検体容器の制限数を超えて一般検体の分析を行う場合は、その分析結果を保持するため、図2のように、測定機構と計算機は、一般検体のサンプルターンテーブル100をN個の仮想ターンテーブル210−1〜210−Nとして保持する。サンプルターンテーブル100上の一般検体を測定する場合には、測定機構と計算機は、N個の仮想ターンテーブル210−1〜210−Nからなる仮想ターンテーブル群200を使用して一般検体(測定指示/測定結果)を管理する。Nは任意の自然数である。
Usually, there is a limit to the number of specimens that can be held on the
一般検体の測定結果は、図3に示すような、計算機が保持する仮想ターンテーブル310−1〜310−Nごとに格納される。仮想ターンテーブル310−1〜310−Nは、一般検体が一列に配列された状態として表現され、その各要素即ち検体情報320−1〜320−Nを保持している。サンプルターンテーブル100に配置できる検体容器の個数が84個の場合、一つの仮想ターンテーブルに保持できる検体情報の数は最大で84個である。仮想ターンテーブルの個数と検体情報の個数は一致しなくてもよい。
The measurement result of the general specimen is stored for each virtual turntable 310-1 to 310-N held by the computer as shown in FIG. The virtual turntables 310-1 to 310-N are expressed as a state in which general specimens are arranged in a line, and hold each element thereof, that is, specimen information 320-1 to 320-N. When the number of specimen containers that can be arranged on the
検体情報320−1〜320−Nの各々は、サンプルターンテーブル100に配置された一般検体110のそれぞれと対応している。図4に示すように、ある仮想ターンテーブル上の一般検体の検体情報320−kには、検体ID(検体識別情報)、測定項目、及び測定結果が含まれる。ただし、計算機が実行するプログラムは、各測定項目が必ず異なるように設計されており、実際のサンプルターンテーブル100と各仮想ターンテーブル210−1〜210−N(仮想ターンテーブル310−1〜310−N)が一対一に対応している。
Each of the sample information 320-1 to 320-N corresponds to each of the
また、キャリブレーション/コントロール検体120の測定結果は、図5に示すような、計算機が保持する仮想ターンテーブル410に格納される。キャリブレーション/コントロールの場合は、仮想ターンテーブルは複数存在せず、実際のサンプルターンテーブル100と仮想ターンテーブル410が一対一に対応している。仮想ターンテーブル410に保持された検体情報420−1〜420−Nの各々は、サンプルターンテーブル100に配置された各キャリブレーション/コントロール検体120と対応している。ただし、図5に示すように、キャリブレーション/コントロールの仮想ターンテーブル410では、一つの検体情報に関して、例えば5段の多層構造とされた検体情報421〜425が用意されている。このようにした場合、同一のキャリブレーション/コントロール検体120について、同一条件で複数回(5回まで)の測定を行い、その測定結果を深さ方向(貫層方向)に保存することが可能である。
Further, the measurement result of the calibration / control sample 120 is stored in a
図6に示すように、一般検体110の測定結果330は、検体情報単位で出力される。図6の例では、検体IDが“一般検体A”である一般検体に対して、(TTNo:1 Pos:22)の測定条件で測定が実施され、項目A及び項目Bについての濃度や吸光度等の結果が出力されている。(TTNo:1 Pos:22)は、測定対象の一般検体が、一回転目のサンプルターンテーブル100における22番の位置に配置されていることを表している。
As shown in FIG. 6, the
キャリブレーション/コントロール検体120については、図7に示すように、多層構造の検体情報を含めて測定結果430が出力される。図7の例では、検体IDが“キャリブレーションA”であるキャリブレーション検体に対して、(TTNo:0 Pos:2)の測定条件で測定が実施され、項目A及び項目Bのそれぞれについて5回の測定結果が出力されている。(TTNo:0 Pos:2)は、測定対象のキャリブレーション検体が、一回転目のサンプルターンテーブル100における2番の位置に配置されていることを表している。ここでは、一般検体110とキャリブレーション/コントロール検体120の検体ポジションの表現が重複することを避けるためにTTNo:0とされているが、これらの検体が区別できればこの表現は任意である。
For the calibration / control sample 120, as shown in FIG. 7, a
特許文献1には、同一反応容器内の検体について複数回測定を行い、測定精度を確かめる技術が開示されている。即ち、特許文献1には、円形のディスクに配置した複数個の反応容器中に検体と試薬を分注して反応液を形成し、ディスクが回転して反応容器が光度計の光路を通過するのに伴って反応液の吸光度を測定する自動化学分析装置において、同一反応容器に関し複数回計測した吸光度の前後の差を監視する技術が開示されている。
近年、生化学分析装置等の自動分析装置の精度を確かめるため、精度確認用検体(以下、「多重測定検体」という)の測定回数が増加している。精度確認用検体としては、例えば医師会から提供されるサーベイ検体などがある。しかしながら、現状の自動分析装置に実装されたプログラム(ソフトウェア)では、同一検体について同一条件の複数回測定はできない。例えばコントロール検体を保持する検体容器を用いて、図5に示すように5回までなら測定を行うことが可能であるが、6回以上の測定には対応できない。仮に大型の検体容器を準備して複数回測定することは、ハードウェア上は可能であるが、ソフトウェアが対応できていない。現状のソフトウェアのプログラムは、測定回数及び測定結果を管理する仕組みが5回までを想定して設計されている。 In recent years, in order to confirm the accuracy of automatic analyzers such as biochemical analyzers, the number of times of measurement of accuracy confirmation samples (hereinafter referred to as “multiple measurement samples”) has increased. Examples of the accuracy confirmation sample include a survey sample provided by a medical association. However, the program (software) installed in the current automatic analyzer cannot measure the same sample multiple times under the same conditions. For example, using a sample container holding a control sample, the measurement can be performed up to 5 times as shown in FIG. 5, but the measurement cannot be performed 6 times or more. Although it is possible in hardware to prepare a large sample container and measure multiple times, the software is not compatible. The current software program is designed on the assumption that the number of measurements and the mechanism for managing the measurement results are up to five.
このような問題を解決するために、多重測定検体のために新規のプログラムを追加して対応することが考えられる。例えば、図3の一般検体の仮想ターンテーブル310−1〜310−Nの検体情報320−1〜320−Nに、図5のような多層構造の検体情報を追加することは、ソフトウェアの観点から可能である。また、多重測定検体について、図5のキャリブレーション/コントロール検体の仮想ターンテーブル410の多層構造の検体情報421〜425を拡張して6回以上の測定回数に対応することは、ソフトウェア上可能である。しかし、これらの対処方法は、データ構造を拡張することとなり、測定機構及び計算機の全体に影響を及ぼし、データ処理に誤りが生じやすくなる。
In order to solve such a problem, it can be considered to add a new program for the multiple measurement specimen. For example, adding the specimen information having a multilayer structure as shown in FIG. 5 to the specimen information 320-1 to 320-N of the virtual turntables 310-1 to 310-N of the general specimen in FIG. Is possible. In addition, for multiple measurement samples, it is possible in software to expand the multilayer
また、処理するデータ量が増大するため動作確認工数も増加し、開発コストも増大する。データ処理の誤りを最小限にして、開発コストを抑えながら多重測定検体を測定できるようにする必要がある。 In addition, since the amount of data to be processed increases, the number of operation confirmation steps increases, and the development cost also increases. There is a need to be able to measure multiple measurement samples while minimizing data processing errors and reducing development costs.
さらに、多層構造の検体情報に対応するために、各検体の測定状態(ステータス)の表示方法も新規に開発する必要がある。ソフトウェアを初めから作り直した場合であっても、自動分析装置に多重測定検体用のプログラム及びデータ構造を持たせれば、同じ問題が発生する。 Furthermore, in order to cope with the specimen information having a multilayer structure, it is necessary to newly develop a method for displaying the measurement state (status) of each specimen. Even when the software is recreated from the beginning, the same problem occurs if the automatic analyzer has a program and data structure for multiple measurement samples.
特許文献1に記載の技術では、一つの検体容器に注入された検体について同一条件で多数回の測定を実現することはできなかった。
With the technique described in
本発明は、上記の状況を考慮してなされたものであり、一つの検体容器に注入された検体について同一条件で多数回の測定を実現できるようにするものである。 The present invention has been made in consideration of the above-described situation, and makes it possible to realize multiple measurements under the same conditions for a sample injected into one sample container.
本発明の一態様の自動分析装置は、実ターンテーブルと、測定部と、複数の仮想ターンテーブルと、ターンテーブル対応関係テーブルと、制御部とを備える。
実ターンテーブルは、検体が注入される複数の容器を周方向に配置できるように形成されている。測定部は、該実ターンテーブルに配置された容器に注入された検体を測定する。複数の仮想ターンテーブルは、検体の測定結果を保持する複数の検体情報記憶領域を有する。ターンテーブル対応関係テーブルは、実ターンテーブルに配置された容器の位置と複数の仮想ターンテーブルとの対応関係が格納される。制御部は、測定部により容器に注入された検体の測定を複数回行い、ターンテーブル対応関係テーブルに基づいて、検体の測定結果を、実ターンテーブルに配置された当該容器の位置に対応する仮想ターンテーブル上の測定回数に応じた位置の検体情報記憶領域に記憶する。
ここでは、実ターンテーブルに配置された容器の位置を表す番号と仮想ターンテーブルが一対一に対応し、仮想ターンテーブル上の検体情報記憶領域の位置を表す番号が当該検体の測定回数に相当する。
An automatic analyzer according to one aspect of the present invention includes a real turntable, a measurement unit, a plurality of virtual turntables, a turntable correspondence table, and a control unit.
The actual turntable is formed so that a plurality of containers into which a specimen is injected can be arranged in the circumferential direction. The measurement unit measures the sample injected into the container arranged on the actual turntable. The plurality of virtual turntables have a plurality of sample information storage areas for holding sample measurement results. The turntable correspondence table stores the correspondence between the positions of the containers arranged on the actual turntable and a plurality of virtual turntables. The control unit measures the sample injected into the container by the measurement unit a plurality of times, and based on the turntable correspondence table, the measurement result of the sample is a virtual corresponding to the position of the container placed on the actual turntable. The sample information is stored in the specimen information storage area at a position corresponding to the number of measurements on the turntable.
Here, there is a one-to-one correspondence between the number representing the position of the container placed on the actual turntable and the virtual turntable, and the number representing the position of the specimen information storage area on the virtual turntable corresponds to the number of measurements of the specimen. .
本発明の一態様の多重測定方法は、検体が注入される複数の容器を周方向に配置できるように形成された実ターンテーブルと、該実ターンテーブルに配置された容器に注入された検体を測定する測定部と、該検体の測定結果を保持する複数の検体情報記憶領域を有する複数の仮想ターンテーブルと、該実ターンテーブルに配置された容器の位置と複数の該仮想ターンテーブルとの対応関係を表すターンテーブル対応関係テーブルと、を備える自動分析装置による多重測定方法であって、以下の処理ステップを有する。
この多重測定方法は、該測定部により、容器に注入された検体の測定を複数回行うステップと、該自動分析装置が備える制御部により、該ターンテーブル対応関係テーブルに基づいて、検体の測定結果を、該実ターンテーブルに配置された容器の位置に対応する該仮想ターンテーブル上の測定回数に応じた位置の該検体情報記憶領域に記憶するステップと、を有する。
In the multiplex measurement method of one embodiment of the present invention, an actual turntable formed so that a plurality of containers into which a specimen is injected can be arranged in the circumferential direction, and a specimen injected into the container placed on the actual turntable. Correspondence between a measurement unit to measure, a plurality of virtual turntables having a plurality of sample information storage areas for holding measurement results of the samples, and positions of containers arranged on the actual turntable and a plurality of the virtual turntables A multi-measurement method using an automatic analyzer including a turntable correspondence relation table representing a relation, and includes the following processing steps.
The multiple measurement method includes a step of measuring the sample injected into the container a plurality of times by the measurement unit, and a sample measurement result based on the turntable correspondence table by the control unit provided in the automatic analyzer. Is stored in the specimen information storage area at a position corresponding to the number of measurements on the virtual turntable corresponding to the position of the container placed on the actual turntable.
本発明の少なくとも一態様によれば、実ターンテーブルに配置された容器の位置と複数の仮想ターンテーブルの各々を一対一に対応させることで、データ構造を変えることなく、一つの検体に対して同一条件で多数回の測定(多重測定)が可能となる。また、データ構造を変える必要がないため、自動分析装置のソフトウェアを大型化、複雑化することなく多重測定が実現できる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
According to at least one aspect of the present invention, by associating the position of the container disposed on the actual turntable with each of the plurality of virtual turntables one to one, without changing the data structure, one specimen Multiple measurements (multiple measurements) are possible under the same conditions. Further, since there is no need to change the data structure, multiplex measurement can be realized without increasing the size and complexity of the software of the automatic analyzer.
Problems, configurations, and effects other than those described above will be clarified by the following description of embodiments.
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照しながら説明する。なお、各図において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。 Hereinafter, an example of an embodiment for carrying out the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In addition, in each figure, about the component which has the substantially same function or structure, the same code | symbol is attached | subjected and the overlapping description is abbreviate | omitted.
<1.一実施形態>
[自動分析装置の構成例]
図8に示す装置は、本発明の自動分析装置の一例として適用する生化学分析装置1である。生化学分析装置1は、血液や尿等の生体試料に含まれる特定の成分の量を自動的に測定する装置である。
<1. One Embodiment>
[Configuration example of automatic analyzer]
The apparatus shown in FIG. 8 is a
図8に示すように、生化学分析装置1は、測定機構1Aと、計算機30とを備える。測定機構1Aは、測定部の一例であり、サンプルターンテーブル2と、希釈ターンテーブル3と、第1試薬ターンテーブル4と、第2試薬ターンテーブル5と、反応ターンテーブル6と、を備えている。また、測定機構1Aは、サンプル希釈ピペット7と、サンプリングピペット8と、希釈撹拌装置9と、希釈洗浄装置11と、第1試薬ピペット12と、第2試薬ピペット13と、第1反応撹拌装置14と、第2反応撹拌装置15と、多波長光度計16と、恒温槽17と、反応容器洗浄装置18とを備えている。
As shown in FIG. 8, the
サンプルターンテーブル2は、実ターンテーブルの一例であり、図8のサンプルターンテーブル100に対応する。サンプルターンテーブル2は、軸方向の一端が開口した略円筒状をなす容器状に形成されている。このサンプルターンテーブル2には、複数の検体容器21と、複数の希釈液容器22が収容されている。サンプルターンテーブル2の内側には、キャリブレータ2a(標準検体)やコントローラ2b(管理検体)が設置される。キャリブレータ2aは、図1のキャリブレーション検体に相当し、コントローラ2bは、図1のコントロール検体に相当する。また、サンプルターンテーブル2の内側の部分(内側の2列)は、主にキャリブレータ2aやコントローラ2bを保冷する目的で保冷されている。検体容器21には、血液や尿等からなる検体(サンプル)が収容される。希釈液容器22には、通常の希釈液である生理食塩水以外の特別な希釈液が収容される。因みに、サンプルターンテーブル2を駆動するときは、内側と外側を同時に駆動することになる。
The
複数の検体容器21は、サンプルターンテーブル2の周方向に所定の間隔を開けて並べて配置されている。また、サンプルターンテーブル2の周方向に並べられた検体容器21の列は、サンプルターンテーブル2の半径方向に所定の間隔を開けて2列セットされている。
The plurality of
複数の希釈液容器22は、複数の検体容器21の列よりもサンプルターンテーブル2の半径方向の内側に配置されている。複数の希釈液容器22は、複数の検体容器21と同様に、サンプルターンテーブル2の周方向に所定の間隔を開けて並べて配置されている。そして、サンプルターンテーブル2の周方向に並べられた希釈液容器22の列は、サンプルターンテーブル2の半径方向に所定の間隔を開けて2列セットされている。
The plurality of
なお、複数の検体容器21及び複数の希釈液容器22の配列は、2列に限定されるものではなく、1列でもよく、あるいはサンプルターンテーブル2の半径方向に3列以上配置してもよい。
Note that the arrangement of the plurality of
サンプルターンテーブル2は、不図示の駆動機構によって周方向に沿って回転可能に支持されている。そして、サンプルターンテーブル2は、不図示の駆動機構により、周方向に所定の角度範囲ごとに、所定の速度で回転する。また、サンプルターンテーブル2の周囲には、希釈ターンテーブル3が配置されている。
The
希釈ターンテーブル3、第1試薬ターンテーブル4、第2試薬ターンテーブル5及び反応ターンテーブル6は、サンプルターンテーブル2と同様に、軸方向の一端が開口した略円筒状をなす容器状に形成されている。希釈ターンテーブル3及び反応ターンテーブル6は、不図示の駆動機構により、その周方向に所定の角度範囲ずつ、所定の速度で回転する。なお、反応ターンテーブル6は、例えば一回の移動で半周以上回転するように設定されている。
Like the
希釈ターンテーブル3には、複数の希釈容器23が希釈ターンテーブル3の周方向に並べて収容されている。希釈容器23には、サンプルターンテーブル2に配置された検体容器21から吸引され、希釈された検体(以下、「希釈検体」という)が収容される。
A plurality of
第1試薬ターンテーブル4には、複数の第1試薬容器24が第1試薬ターンテーブル4の周方向に並べて収容されている。また、第2試薬ターンテーブル5には、複数の第2試薬容器25が第2試薬ターンテーブル5の周方向に並べて収容されている。そして、第1試薬容器24には、濃縮された第1試薬が収容され、第2試薬容器25には、第2試薬が収容される。
In the
さらに、第1試薬ターンテーブル4、第1試薬容器24、第2試薬ターンテーブル5及び第2試薬容器25は、不図示の保冷機構によって所定の温度に保たれている。そのため、第1試薬容器24に収容された第1試薬と、第2試薬容器25に収容された第2試薬は、所定の温度で保冷される。
Furthermore, the
反応ターンテーブル6は、希釈ターンテーブル3と、第1試薬ターンテーブル4及び第2試薬ターンテーブル5の間に配置されている。反応ターンテーブル6には、複数の反応容器26が反応ターンテーブル6の周方向に並べて収容されている。反応容器26には、希釈ターンテーブル3の希釈容器23からサンプリングした希釈検体と、第1試薬ターンテーブル4の第1試薬容器24からサンプリングした第1試薬と、第2試薬ターンテーブル5の第2試薬容器25からサンプリングした第2試薬が注入される。そして、この反応容器26内において、希釈検体と、第1試薬及び第2試薬が撹拌され、反応が行われる。
The reaction turntable 6 is arranged between the dilution turntable 3, the
サンプル希釈ピペット7は、サンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3の周囲に配置される。サンプル希釈ピペット7は、不図示の希釈ピペット駆動機構により、サンプルターンテーブル2及び希釈ターンテーブル3の軸方向(例えば、上下方向)に移動可能に支持されている。また、サンプル希釈ピペット7は、希釈ピペット駆動機構により、サンプルターンテーブル2及び希釈ターンテーブル3の開口と略平行をなす水平方向に沿って回動可能に支持されている。そして、サンプル希釈ピペット7は、水平方向に沿って回動することで、サンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3の間を往復運動する。なお、サンプル希釈ピペット7がサンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3の間を移動する際、サンプル希釈ピペット7は、不図示の洗浄装置を通過する。
The sample dilution pipette 7 is arranged around the
ここで、サンプル希釈ピペット7の動作について説明する。
サンプル希釈ピペット7がサンプルターンテーブル2における開口の上方の所定位置に移動した際、サンプル希釈ピペット7は、サンプルターンテーブル2の軸方向に沿って下降し、その先端に設けたピペットを検体容器21内に挿入する。このとき、サンプル希釈ピペット7は、不図示のサンプル用ポンプが作動して検体容器21内に収容された検体を所定量吸引する。次に、サンプル希釈ピペット7は、サンプルターンテーブル2の軸方向に沿って上昇してピペットを検体容器21内から抜き出す。そして、サンプル希釈ピペット7は、水平方向に沿って回動し、希釈ターンテーブル3における開口の上方の所定位置に移動する。
Here, the operation of the sample dilution pipette 7 will be described.
When the sample dilution pipette 7 moves to a predetermined position above the opening in the
次に、サンプル希釈ピペット7は、希釈ターンテーブル3の軸方向に沿って下降して、ピペットを所定の希釈容器23内に挿入する。そして、サンプル希釈ピペット7は、吸引した検体と、サンプル希釈ピペット7自体から供給される所定量の希釈液(例えば、生理食塩水)を希釈容器23内に吐出する。その結果、希釈容器23内で、検体が所定倍数の濃度に希釈される。その後、サンプル希釈ピペット7は、洗浄装置によって洗浄される。
Next, the sample dilution pipette 7 descends along the axial direction of the dilution turntable 3 and inserts the pipette into a
サンプリングピペット8は、希釈ターンテーブル3と反応ターンテーブル6の間に配置されている。サンプリングピペット8は、不図示のサンプリングピペット駆動機構により、サンプル希釈ピペット7と同様に、希釈ターンテーブル3の軸方向(上下方向)と水平方向に移動及び回動可能に支持されている。そして、サンプリングピペット8は、希釈ターンテーブル3と反応ターンテーブル6の間を往復運動する。
The
このサンプリングピペット8は、希釈ターンテーブル3の希釈容器23内にピペットを挿入して、所定量の希釈検体を吸引する。そして、サンプリングピペット8は、吸引した希釈検体を反応ターンテーブル6の反応容器26内に吐出する。
The
第1試薬ピペット12は、反応ターンテーブル6と第1試薬ターンテーブル4の間に配置され、第2試薬ピペット13は、反応ターンテーブル6と第2試薬ターンテーブル5の間に配置されている。第1試薬ピペット12は、不図示の第1試薬ピペット駆動機構により、反応ターンテーブル6の軸方向(上下方向)と水平方向に移動及び回動可能に支持されている。そして、第1試薬ピペット12は、第1試薬ターンテーブル4と反応ターンテーブル6の間を往復運動する。
The
第1試薬ピペット12は、第1試薬ターンテーブル4の第1試薬容器24内にピペットを挿入して、所定量の第1試薬を吸引する。そして、第1試薬ピペット12は、吸引した第1試薬を反応ターンテーブル6の反応容器26内に吐出する。
The
また、第2試薬ピペット13は、不図示の第2試薬ピペット駆動機構により、第1試薬ピペット12と同様に、反応ターンテーブル6の軸方向(上下方向)と水平方向に移動及び回動可能に支持されている。そして、第2試薬ピペット13は、第2試薬ターンテーブル5と反応ターンテーブル6の間を往復運動する。
Further, the
第2試薬ピペット13は、第2試薬ターンテーブル5の第2試薬容器25内にピペットを挿入して、所定量の第2試薬を吸引する。そして、第2試薬ピペット13は、吸引した第2試薬を反応ターンテーブル6の反応容器26内に吐出する。
The
希釈撹拌装置9及び希釈洗浄装置11は、希釈ターンテーブル3の周囲に配置されている。希釈撹拌装置9は、不図示の撹拌子を希釈容器23内に挿入し、検体と希釈液を撹拌する。
The
希釈洗浄装置11は、サンプリングピペット8によって希釈検体が吸引された後の希釈容器23を洗浄する装置である。この希釈洗浄装置11は、複数の希釈容器洗浄ノズルを有している。複数の希釈容器洗浄ノズルは、不図示の廃液ポンプと、不図示の洗剤ポンプに接続されている。希釈洗浄装置11は、希釈容器洗浄ノズルを希釈容器23内に挿入し、廃液ポンプを駆動させて挿入した希釈容器洗浄ノズルによって希釈容器23内に残留する希釈検体を吸い込む。そして、希釈洗浄装置11は、吸い込んだ希釈検体を不図示の廃液タンクに排出する。
The
その後、希釈洗浄装置11は、洗剤ポンプから希釈容器洗浄ノズルに洗剤を供給し、希釈容器洗浄ノズルから希釈容器23内に洗剤を吐出する。この洗剤によって希釈容器23内を洗浄する。その後、希釈洗浄装置11は、洗剤を希釈容器洗浄ノズルによって吸引し、希釈容器23内を乾燥させる。
Thereafter, the
第1反応撹拌装置14、第2反応撹拌装置15及び反応容器洗浄装置18は、反応ターンテーブル6の周囲に配置されている。第1反応撹拌装置14は、不図示の撹拌子を反応容器26内に挿入し、希釈検体と第1試薬を撹拌する。これにより、希釈検体と第1試薬との反応が均一かつ迅速に行われる。なお、第1反応撹拌装置14の構成は、希釈撹拌装置9と同一であるため、ここではその説明は省略する。
The first
第2反応撹拌装置15は、不図示の撹拌子を反応容器26内に挿入し、希釈検体と、第1試薬と、第2試薬とを撹拌する。これにより、希釈検体と、第1試薬と、第2試薬との反応が均一かつ迅速に行われる。なお、第2反応撹拌装置15の構成は、希釈撹拌装置9と同一であるため、ここではその説明は省略する。
The
反応容器洗浄装置18は、検査が終了した反応容器26内を洗浄する装置である。この反応容器洗浄装置18は、複数の反応容器洗浄ノズルを有している。複数の反応容器洗浄ノズルは、希釈容器洗浄ノズルと同様に、不図示の廃液ポンプと、不図示の洗剤ポンプに接続されている。なお、反応容器洗浄装置18における洗浄工程は、上述した希釈洗浄装置11と同様であるため、その説明は省略する。
The reaction
また、多波長光度計16は、反応ターンテーブル6の周囲における反応ターンテーブル6の外壁と対向するように配置されている。多波長光度計16は、反応容器26内に注入され、第1薬液及び第2薬液と反応した希釈検体(標準検体を含む。)に対して光学的測定を行って、検体中の様々な成分の量を「吸光度」という数値データとした測定結果を出力し、希釈検体の反応状態を検出する。多波長光度計16には、計算機30が接続されている。
The
さらに、反応ターンテーブル6の周囲には、恒温槽17が配置されている。この恒温槽17は、反応ターンテーブル6に設けられた反応容器26の温度を常時一定に保持するように構成されている。
Furthermore, a
[計算機の構成例]
次に、計算機30の構成例を説明する。
図9は、計算機30の内部構成例を示すブロック図である。
計算機30は、不図示のバスに接続された、制御部31と、分析部32と、入力部33と、表示部34と、記憶部35と、一時記憶部36と、時計部37とを備える。
[Example of computer configuration]
Next, a configuration example of the
FIG. 9 is a block diagram illustrating an internal configuration example of the
The
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)若しくはマイクロコンピュータ等によって構成される。制御部31は、不図示のインターフェース部を介して生化学分析装置1(測定機構1A)の各部と接続し、各部への動作タイミングの指示やデータの転送等を行って各部の動作の制御を行い、装置全体の動作を統括的に制御する。制御部31は、記憶部35に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、生化学分析装置1内の各部の動作を制御する。制御部31は、分析部32と接続されており、測定機構1Aの多波長光度計16が測定した反応容器26の吸光度の測定結果が入力されると、測定結果を分析部32に出力する。
The
分析部32は、多波長光度計16による測定結果をもとに検体の成分濃度等を分析し、分析結果を制御部31に出力する。
The
入力部33は、ユーザによって行われる生化学分析装置1に対する操作入力を受け付け、入力信号を制御部31に出力する。この入力部33には、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル等が用いられる。ユーザは、入力部33を操作して、測定対象の検体の種類や検体数、分析項目、分析を実行する時間帯(時刻範囲)等、分析に必要な情報を入力する。
The
表示部34は、分析結果画面や警告画面、各種設定入力のための入力画面等を表示する。この表示部34には、例えば、液晶ディスプレイ装置等が用いられる。
The
記憶部35は、例えば、更新記憶可能なフラッシュメモリ等のROMによって構成されている。または、記憶部35は、内蔵或いはデータ通信端子で接続されたHDD(Hard disk drive)等の大容量の記録装置、CD−ROM等の情報記憶媒体及びその読取装置等によって実現されてもよい。記憶部35は、分析結果の他、生化学分析装置1の動作に必要な各種プログラムや、これらプログラムの実行にかかるデータ等を格納する。記憶部35には、本実施形態を実現するため、測定対象指定プログラム35a、測定制御プログラム35b、測定設定テーブル35c、ターンテーブル対応関係テーブル35d、及び測定結果テーブル35eが記憶されている。
The
測定対象指定プログラム35aは、例えばユーザが入力部33を操作して、測定対象の検体又は項目を指定するために、制御部31により実行されるプログラムである。制御部31は、測定対象指定プログラム35aを実行することで、測定対象の検体及び項目を設定する。この測定対象指定プログラム35aにより、多重測定検体(検体の一例)が測定対象に指定される。ここで、ユーザが入力部33を操作して、検体の測定が実施される時間間隔又は時刻等を指定できるようにしてもよいし、検体又は項目を指定したときに該検体又は項目に応じて予め決定された時間間隔又は時刻等が自動的に設定されるようにしてもよい。そして、制御部31は、測定対象指定プログラム35aにより指定された内容を基に測定設定テーブル35cを作成し、記憶部35に記憶する。
The measurement target designating program 35a is a program executed by the
測定制御プログラム35bは、指定された検体又は項目の測定を行うために、制御部31により実行されるプログラムである。制御部31は、測定設定テーブル35cに記憶された動作の内容を読み出し、該読み出した動作の内容に基づく動作(測定対象の検体又は項目の測定)を実行する。測定制御プログラム35bにより、多重測定検体の測定が行われる。なお、制御部31は、入力部33から測定開始の指示を受信した場合には、即時に測定を開始する。
The
測定設定テーブル35cは、検体の測定時に実行される動作の内容と、該動作が実行される時間間隔又は時刻(時間帯)等との対応関係を定義したテーブルである。多重測定検体を測定時の動作(測定回数)や該動作が実行される時間間隔又は時刻(時間帯)などが、測定設定テーブル35cに設定される。 The measurement setting table 35c is a table that defines a correspondence relationship between the content of an operation executed at the time of measuring a specimen and a time interval or time (time zone) at which the operation is executed. An operation at the time of measuring a multi-measurement sample (number of times of measurement), a time interval or time (time zone) at which the operation is executed, and the like are set in the measurement setting table 35c.
ターンテーブル対応関係テーブル35dは、サンプルターンテーブル2に配置された検体容器21の位置と複数の仮想ターンテーブル721(後述する図15)との対応関係を定義したテーブルである。図10に示すように、多重測定検体130は、サンプルターンテーブル2の外側の円周上に配置された検体容器21に注入される。すなわち、サンプルターンテーブル2の外側の円周上に、多重測定検体130と一般検体110が混在する。多重測定検体130を保持する検体容器21は、例えばサンプルターンテーブル2に5個配置可能であるが、個数は5個に限らない。
The turntable correspondence table 35d is a table that defines the correspondence between the position of the
図11は、ターンテーブル対応関係テーブル35dの一例を示す。
ターンテーブル対応関係テーブル35dは、“実ターンテーブルの検体ポジション(RPNo)”と、“仮想ターンテーブルの番号(VTNo)”のフィールドを有する。実ターンテーブルの検体ポジション(RPNo)は、サンプルターンテーブル2に配置された検体容器21の位置を表す番号である。即ち、サンプルターンテーブル2に配置された検体容器21の位置を表す番号と、仮想ターンテーブル721(図15)とは、一対一に対応する。本実施形態では、サンプルターンテーブル2に配置可能な検体容器21の個数が84個であるから、実ターンテーブルの検体ポジションRPNo1〜RPNo84に仮想ターンテーブルVTNo1〜VTNo84が対応づけられる。
FIG. 11 shows an example of the turntable correspondence table 35d.
The turntable correspondence table 35d has fields of “sample position (RPNo) of actual turntable” and “virtual turntable number (VTNo)”. The sample position (RPNo) of the actual turntable is a number representing the position of the
測定結果テーブル35eは、多重測定検体130の測定結果を蓄積するテーブルである。図12に、測定結果テーブル35eの一例を示す。測定結果テーブル35eは、“仮想ターンテーブルの番号(VTNo)”、“仮想ターンテーブルの検体ポジション(VPNo)”、“測定回数”、及び“測定結果”のフィールドを有する。仮想ターンテーブルの検体ポジション(VPNo)は、仮想ターンテーブル721の周方向に振られた仮想の検体容器の位置を表す番号であり、検体情報が格納される検体情報格納領域でもある。測定結果テーブル35eにおける仮想ターンテーブル721の番号(VTNo)は、一定である。
The measurement result table 35e is a table for accumulating the measurement results of the multiple measurement specimen 130. FIG. 12 shows an example of the measurement result table 35e. The measurement result table 35e has fields of "virtual turntable number (VTNo)", "virtual turntable sample position (VPNo)", "measurement count", and "measurement result". The sample position (VPNo) of the virtual turntable is a number indicating the position of the virtual sample container shaken in the circumferential direction of the
制御部31は、測定制御プログラム35bを実行し、測定設定テーブル35cに基づいて測定機構1Aにより検体容器21に注入された多重測定検体130の測定を規定回数行う。そして、制御部31は、ターンテーブル対応関係テーブル35dを参照し、多重測定検体130の測定結果を、サンプルターンテーブル2に置かれた測定中の検体容器21の位置に対応する仮想ターンテーブル721上の所定の検体容器(検体情報記憶領域)に記憶する。仮想ターンテーブル721に表示された検体容器の位置を表す番号は、多重測定検体130の測定回数に相当する。
The
図9の説明に戻る。一時記憶部36は、更新記憶可能なフラッシュメモリ等のRAMによって構成されている。一時記憶部36は、制御部31が記憶部35から読み出したプログラムやデータ、各種設定テーブルの一部又は全部の設定内容、測定結果等を一時的に記憶する。
Returning to the description of FIG. The
時計部37は時刻を計時し、制御部31へ時刻を通知する。時計部37は、例えば一般的なパーソナルコンピュータ等に装備されている、現在日時情報を出力するICであるリアルタイムクロック(Real Time Clock:RTC)が用いられる。
The
[多重測定検体の測定時の処理]
次に、多重測定検体130の測定時の処理について詳細に説明する。
多重測定検体130を測定する場合には、一般検体110に対する測定機能を流用する(キャリブレーション/コントロール検体120の測定処理には影響を与えない)。上述したとおり、一般検体110の測定においては、実際のサンプルターンテーブル(TTNo)と仮想ターンテーブル(VTNo)は一対一であり(図2)、実際のサンプルターンテーブルの検体ポジション(RPNo)と仮想ターンテーブルの検体ポジション(VPNo)も一対一の関係である(図3)。しかし、本実施形態では、サンプルターンテーブルの検体ポジション(RPNo)と仮想ターンテーブルの番号(VTNo)を一対一の関係とする。さらに、仮想ターンテーブルの番号(VTNo)は、サンプルターンテーブルの検体ポジション(RPNo)と同じ値とする。
[Process when measuring multiple samples]
Next, processing at the time of measurement of the multiple measurement specimen 130 will be described in detail.
When measuring the multi-measurement sample 130, the measurement function for the
サンプルターンテーブル2の検体ポジション(RPNo)と仮想ターンテーブル721の番号(VTNo)を一対一の関係とすることは、図3において仮想ターンテーブルの番号(VTNo1)をサンプルターンテーブルの検体ポジション(RPNo1)に、また仮想ターンテーブルの番号(VTNoN)をサンプルターンテーブルの検体ポジション(RPNoN)に割り当てることに相当する。
The one-to-one relationship between the sample position (RPNo) of the
従来は、サンプルターンテーブルの検体ポジション(RPNo)が変わると、仮想ターンテーブルの検体ポジション(VPNo)も同じ値となっていた。しかし、本実施形態は、同じ仮想ターンテーブル(VTNo)内であれば、サンプルターンテーブルの検体ポジション(RPNo)を変更しない。そして、仮想ターンテーブルの検体ポジション(VPNo)のみをカウントアップすることで、サンプルターンテーブルの検体ポジション(RPNo)と仮想ターンテーブル(VTNo)を容易に一対一の関係とすることが可能である。この状態で、実際のサンプルターンテーブルの検体ポジション(RPNo)を一定にしておき仮想ターンテーブルの検体ポジション(VPNo)を増加させると、サンプルターンテーブルの検体ポジション(RPNo)で指定した多重測定検体130を使用して仮想ターンテーブルの検体ポジション(VPNo)で指定した回数の測定が同一条件で実施できる。そして、仮想ターンテーブルの検体ポジション(VPNo)で指定した検体情報(検体情報記憶領域)の要素に、その測定結果が格納されることになる。 Conventionally, when the sample position (RPNo) of the sample turntable changes, the sample position (VPNo) of the virtual turntable has the same value. However, this embodiment does not change the sample position (RPNo) of the sample turntable as long as it is within the same virtual turntable (VTNo). By counting up only the sample position (VPNo) of the virtual turntable, the sample position (RPNo) of the sample turntable and the virtual turntable (VTNo) can be easily in a one-to-one relationship. In this state, if the sample position (RPNo) of the virtual turntable is increased while keeping the sample position (RPNo) of the actual sample turntable constant, the multiple measurement sample 130 designated by the sample position (RPNo) of the sample turntable The number of times specified by the sample position (VPNo) on the virtual turntable can be used under the same conditions. Then, the measurement result is stored in the element of the sample information (sample information storage area) designated by the sample position (VPNo) of the virtual turntable.
サンプルターンテーブルの次の検体ポジションにおける多重測定検体130を測定する場合には、サンプルターンテーブルの検体ポジション(RPNo)は実際のサンプルターンテーブルに置かれた測定対象の多重測定検体130の検体ポジションに置き換わる。そして、仮想ターンテーブルの番号(VTNo)はサンプルターンテーブルの検体ポジション(RPNo)と同一の値となる。即ち、異なる多重測定検体130を測定するときは、異なる仮想ターンテーブルが使用されることになる。 When measuring the multi-measurement sample 130 at the next sample position of the sample turntable, the sample position (RPNo) of the sample turntable is the sample position of the multi-measurement sample 130 to be measured placed on the actual sample turntable. Replace. The virtual turntable number (VTNo) is the same value as the sample position (RPNo) of the sample turntable. That is, when measuring different multiple measurement specimens 130, different virtual turntables are used.
このような本実施形態の有利な点として、多重測定検体130の測定状態の表示方法として、従来の検体の測定状態の表示方法を変更することなく使用できることが挙げられる。 Such an advantage of the present embodiment is that the measurement state display method of the multi-measurement specimen 130 can be used without changing the conventional measurement state display method of the specimen.
ここで、一般検体110及びキャリブレーション/コントロール検体120の検査結果モニタの表示例を説明する。
Here, a display example of the test result monitor of the
[一般検体及びキャリブレーション/コントロール検体の検査結果モニタの表示例]
図13は、一般検体の検査結果モニタの表示例を示す図である。
検査結果モニタ画面500は、ターンテーブル選択部510、ターンテーブル表示部520、測定モード表示部530、測定状態説明部540、及び検体情報表示部550を有する。
[Display example of test results monitor for general samples and calibration / control samples]
FIG. 13 is a diagram illustrating a display example of a test result monitor for a general sample.
The test
図13において“STT/CTT”と表記されたターンテーブル選択部510が選択されると、ターンテーブル表示部520が表示される。なお、“RACK”と表記されたラック選択部が選択されると、不図示の搬送ラインを表すラック表示部が表示される。一般検体110を測定するモードである場合には、測定モード表示部530に“一般検体”と表示されるとともに、ターンテーブル表示部520に一般検体用の仮想ターンテーブル521が表示される。仮想ターンテーブル521と実際のサンプルターンテーブル2は一対一の関係である。そのため、仮想ターンテーブル521には、サンプルターンテーブル2の各検体ポジションに配置されている一般検体110の測定状態が表示される。測定状態説明部540には、仮想ターンテーブル521における各一般検体の測定状態の表示の意味が表示される。
When the
仮想ターンテーブル521の中央のターンテーブル番号部522には、サンプルターンテーブル2の番号(TTNo)が表示される。検体情報表示部550には、測定中の一般検体の検体情報が表示される。一般検体については、図6に示す検体情報単位で測定中の一般検体の検体情報が表示される。ここでは、図6に示す検体ID(検体識別情報)が“一般検体A”である一般検体の測定結果が表示されている。即ち、一回転目のサンプルターンテーブル2(TTNo1)における22番の位置に配置されている一般検体523の検体情報が表示されている。入力部33を用いて一般検体523を指定(クリック等)することにより、検体情報表示部550に検体情報が表示される。
The number (TTNo) of the
なお、ターンテーブル番号部522に、サンプルターンテーブルの番号“1”に代えて、仮想ターンテーブルの番号“1”を表示してもよい。図13では、検体情報表示部550に“測定中”と表示されているが、項目ごとに測定が終了すると測定結果が表示される。図14、図15においても同様である。
The
図14は、キャリブレーション検体(キャリブレータ2a)の検査結果モニタの表示例を示す図である。コントロール検体(コントローラ2b)の場合も同様である。
FIG. 14 is a diagram illustrating a display example of the test result monitor of the calibration sample (calibrator 2a). The same applies to the control sample (
検査結果モニタ画面600において、キャリブレーション検体(キャリブレータ2a)を測定するモードである場合には、測定モード表示部530に“キャリブレーション”と表示される。また、ターンテーブル表示部520にキャリブレーション検体用の仮想ターンテーブル621が表示される。仮想ターンテーブル621と実際のサンプルターンテーブル2は一対一の関係である。そのため、仮想ターンテーブル621には、サンプルターンテーブル2の各検体ポジションに配置されているキャリブレーション検体の測定状態が表示される。
In the test
検体情報表示部550には、現在測定中のキャリブレーション検体の検体情報が表示される。図7に示すような深さ方向(5層の多層構造)の検体情報を含めて、測定中のキャリブレーション検体の検体情報が表示される。ここでは、図7に示す検体IDが“キャリブレーションA”であるキャリブレーション検体の測定結果が表示されている。即ち、一回転目のサンプルターンテーブル2(TTNo0)における2番の位置に配置されているキャリブレーション検体623の検体情報が表示されている。なお、ターンテーブル番号部522に、サンプルターンテーブルの番号“1”又は仮想ターンテーブルの番号“1”を表示してもよい。
The sample
[多重測定検体の検査結果モニタの表示例]
次に、多重測定検体の検査結果モニタの表示例を説明する。
図15は、多重測定検体の検査結果モニタの表示例を示す図である。図16は、測定対象の多重測定検体を保持したサンプルターンテーブルの一例を示す概略図である。本実施形態では、図16に示すように、実際のサンプルターンテーブル2の検体ポジンション“10”に配置された多重測定検体130aを多重測定する例を説明する。
[Example of test result monitor for multiple measurement specimens]
Next, a display example of a test result monitor for multiple measurement specimens will be described.
FIG. 15 is a diagram illustrating a display example of a test result monitor for multiple measurement specimens. FIG. 16 is a schematic diagram illustrating an example of a sample turntable that holds multiple measurement specimens to be measured. In the present embodiment, as shown in FIG. 16, an example will be described in which
検査結果モニタ画面700は、ターンテーブル選択部510、ターンテーブル表示部520、測定モード表示部530、測定状態説明部540、及び検体情報表示部550を有する。
The test
多重測定検体を測定するモードである場合には、測定モード表示部530に“多重測定検体”と表示されるとともに、ターンテーブル表示部520に多重測定検体用の仮想ターンテーブル721が表示される。仮想ターンテーブル721には、サンプルターンテーブル2の検体ポジション“10”に置かれた多重測定検体130aの測定状態が表示される。仮想ターンテーブル721は実際のサンプルターンテーブル2の検体ポジションと一対一の関係である。そこで、ターンテーブル番号部522には、実際のサンプルターンテーブル2の検体ポジンション“10”を反映して“TTNo10”と表示される。多重測定検体用の仮想ターンテーブルの検体ポジション723は検体情報記憶領域に相当し、検体ポジション723の番号は多重測定検体130aの測定回数と同じである。
In the mode for measuring multiple measurement samples, “Multiple measurement sample” is displayed on the measurement
即ち、図15において、測定中の多重測定検体130aの実際のサンプルターンテーブル2における検体ポジション“10”が中央のターンテーブル表示部520に示され、測定回数及び測定状態が通常の検体ポジション723に示される。
That is, in FIG. 15, the sample position “10” in the
検体情報表示部550には、測定中の多重測定検体130aの検体情報が表示される。即ち、検体情報表示部550には、実際のサンプルターンテーブル2の検体ポジンション“10”に置かれた多重測定検体130aの測定回数20回目の測定状態が表示される。本実施形態では、図15に示すように、検体IDを“多重測定 10_20”のように表示する。このように、本実施形態は、従来の検体(特に一般検体)の測定状態の表示方法を変更することなく、多重測定検体の測定状態を表示することができる。
The sample
図17は、多重測定検体の測定結果の出力例を示す図である。
多重測定検体130aの測定結果750において、検体IDに、実際のサンプルターンテーブル2における多重測定検体130aの検体ポジションと、多重測定検体130aの測定回数の情報が付与される。図17の測定結果750では、“多重測定 10_1”〜“多重測定 10_20”の検体IDが表示されている。同様に、測定条件の欄には、実際のサンプルターンテーブル2における多重測定検体130aの検体ポジションと、多重測定検体130aの測定回数が示される。図17の測定結果750では、“多重測定 10_1”〜“多重測定 10_20”の検体IDに対して、(TTNo:10 Pos:1)〜(TTNo:10 Pos:20)の測定条件が表示されている。このような測定結果750が、検査結果モニタ700の検体情報表示部550に表示される。
FIG. 17 is a diagram illustrating an output example of the measurement result of the multiple measurement specimen.
In the
上述した本実施形態によれば、一般検体の測定データ領域(データ構造)を変更する(図5の多層構造を採用したり、深さ方向に拡張したりする)ことなく、多重測定機能を実現している。そのため、多重測定検体の測定状態の表示方法、測定結果を基に濃度換算する処理、及び測定結果を表示する処理について変更する必要がない。図17に示すように、検体IDに対し、サンプルターンテーブル2における検体ポジションと測定回数の情報を付加することにより、ユーザは検体IDを見るだけで多重測定検体のサンプルターンテーブル2におけるポジションと、測定回数を容易に認識することができる。即ち、ユーザが測定結果を確認するときに、検体IDから、サンプルターンテーブル2内のどの位置に置かれた検体であるかと、測定回数とを判別することが可能となる。
According to the above-described embodiment, the multiplex measurement function is realized without changing the measurement data region (data structure) of the general specimen (adopting the multilayer structure of FIG. 5 or expanding in the depth direction). doing. Therefore, there is no need to change the method for displaying the measurement state of the multiple measurement specimen, the process for converting the concentration based on the measurement result, and the process for displaying the measurement result. As shown in FIG. 17, by adding information on the sample position and the number of times of measurement in the
仮に、データ構造を変更する際に深さ方向に拡張するプログラムを組む場合、影響範囲が大きく、測定機構1A側の修正が必要である。また、測定結果を受信する計算機30も、測定状態の表示方法、濃度換算処理、測定結果の表示方法を修正する必要がある。しかし、本実施形態に係る構成を採用することにより、データ構造を変えなくても多重測定機能を実現できる。
If a program that extends in the depth direction when a data structure is changed, the influence range is large, and correction on the
本実施形態では、実際のサンプルターンテーブルの検体ポジションと仮想ターンテーブルを一対一に対応させることにより、データ構造を変えることなく、多重測定機能を実現できる。即ち、本実施形態によれば、多重測定機能を実現するにあたって、多重測定検体についての測定状態の表示、測定結果の演算処理、及び測定結果の表示について一般に用いられてきたソフトウェアの変更を行う必要がない。結果として、本実施形態は、生化学分析装置1のような自動分析装置のソフトウェアを大型化、複雑化することなく、多重測定検体の複数回の測定、及び測定結果の管理を行うことができる。
In the present embodiment, the multiple measurement function can be realized without changing the data structure by associating the sample position of the actual sample turntable with the virtual turntable on a one-to-one basis. That is, according to the present embodiment, in order to realize the multiplex measurement function, it is necessary to change the software generally used for displaying the measurement state of the multiplex measurement sample, calculating the measurement result, and displaying the measurement result. There is no. As a result, this embodiment can perform multiple measurements of multiple measurement specimens and management of measurement results without increasing the size and complexity of software of an automatic analyzer such as the
本実施形態は、自動分析装置を一から開発、製造する場合に限らず、既存の自動分析装置を改修する場合にも同様の効果がある。即ち、既存の自動分析装置を改修する場合に、既存のプログラム(データ構造)の修正を最小限に抑えられる。 The present embodiment is not limited to the case where an automatic analyzer is developed and manufactured from scratch, and the same effect can be obtained when an existing automatic analyzer is modified. That is, when modifying an existing automatic analyzer, modification of an existing program (data structure) can be minimized.
以上、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の変形例、応用例を取り得ることは勿論である。 As mentioned above, this invention is not limited to each embodiment mentioned above, Of course, unless it deviates from the summary described in the claim, various other modifications and application examples can be taken.
例えば、上述した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成に置き換えることは可能である。また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。 For example, the above-described exemplary embodiments are detailed and specific descriptions of the configuration of the apparatus and the system in order to explain the present invention in an easy-to-understand manner, and are not necessarily limited to those having all the configurations described above. . Further, it is possible to replace a part of the configuration of one embodiment with the configuration of another embodiment. In addition, the configuration of another embodiment can be added to the configuration of a certain embodiment. Moreover, it is also possible to add, delete, and replace other configurations for a part of the configuration of each exemplary embodiment.
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又はICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。 Each of the above-described configurations, functions, processing units, processing means, and the like may be realized by hardware by designing a part or all of them with, for example, an integrated circuit. Each of the above-described configurations, functions, and the like may be realized by software by interpreting and executing a program that realizes each function by the processor. Information such as programs, tables, and files for realizing each function can be stored in a recording device such as a memory, a hard disk, or an SSD (Solid State Drive), or a recording medium such as an IC card, an SD card, or a DVD.
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。 Further, the control lines and information lines indicate what is considered necessary for the explanation, and not all the control lines and information lines on the product are necessarily shown. Actually, it may be considered that almost all the components are connected to each other.
1…生化学分析装置、 1A…測定機構、 2…サンプルターンテーブル、 30…計算機、 31…制御部、 34…表示部、 35…記憶部、 35d…ターンテーブル対応関係テーブル、 35e…測定結果テーブル、 110…一般検体、 120…キャリブレーション/コントロール検体、 130,130a…多重測定検体、 520…仮想ターンテーブル表示部、 522…ターンテーブル番号部、 530…測定モード表示部、 550…検体情報表示部、 700…検査結果モニタ画面、 721…仮想ターンテーブル、 723…検体ポジション、 750…測定結果
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記実ターンテーブルに配置された前記容器に注入された前記検体を測定する測定部と、
前記検体の測定結果を保持する複数の検体情報記憶領域を有する複数の仮想ターンテーブルと、
前記実ターンテーブルに配置された前記容器の位置と複数の前記仮想ターンテーブルとの対応関係を表すターンテーブル対応関係テーブルと、
前記測定部により前記容器に注入された前記検体の測定を複数回行い、前記検体の測定結果を、前記実ターンテーブルに配置された前記容器の位置に対応する前記仮想ターンテーブル上の測定回数に応じた位置の前記検体情報記憶領域に記憶する制御部と、を備える
自動分析装置。 An actual turntable formed so that a plurality of containers into which specimens are injected can be arranged in the circumferential direction;
A measurement unit for measuring the specimen injected into the container disposed on the actual turntable;
A plurality of virtual turntables having a plurality of sample information storage areas for holding measurement results of the samples;
A turntable correspondence table representing a correspondence relationship between the position of the container arranged on the actual turntable and the plurality of virtual turntables;
The measurement of the sample injected into the container by the measurement unit is performed a plurality of times, and the measurement result of the sample is set to the number of measurements on the virtual turntable corresponding to the position of the container arranged on the actual turntable. A control unit that stores the sample information in the sample information storage area at a corresponding position.
請求項1に記載の自動分析装置。 The specimen information storage areas of the plurality of virtual turntables are identified using a number indicating the position of the container placed on the actual turntable and the number of times of measurement of the specimen injected into the container. The automatic analyzer according to 1.
請求項1又は2に記載の自動分析装置。 A display unit for displaying the virtual turntable in a ring shape together with a number indicating the position of the container placed on the actual turntable and the number of times of measurement of the sample injected into the container; The automatic analyzer according to claim 1 or 2.
前記測定部により、前記容器に注入された前記検体の測定を複数回行うステップと、
前記自動分析装置が備える制御部により、前記ターンテーブル対応関係テーブルに基づいて、前記検体の測定結果を、前記実ターンテーブルに配置された前記容器の位置に対応する前記仮想ターンテーブル上の測定回数に応じた位置の前記検体情報記憶領域に記憶するステップと、を備える
多重測定方法。 An actual turntable formed so that a plurality of containers into which a sample is injected can be arranged in the circumferential direction, a measuring unit for measuring the sample injected into the container arranged on the actual turntable, A plurality of virtual turntables having a plurality of sample information storage areas for holding measurement results, and a turntable correspondence table representing the correspondence between the positions of the containers arranged on the actual turntable and the plurality of virtual turntables A multiplex measurement method using an automatic analyzer comprising:
Performing the measurement of the sample injected into the container a plurality of times by the measurement unit;
The number of measurements on the virtual turntable corresponding to the position of the container placed on the actual turntable, based on the turntable correspondence table, by the control unit included in the automatic analyzer. Storing in the specimen information storage area at a position according to the multiple measurement method.
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