JP6404764B2 - ローラー式チェーンテンショナ装置 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、エンジンの改造範囲を最小限に抑えながら、カムチェーンのオイルの保持性を高めて潤滑性の向上が図れるローラー式チェーンテンショナ装置を提供することにある。
また、上記構成において、前記ガイドホイール(146)は、側面視で、前記シリンダブロック(61)と前記シリンダヘッド(62)との接合面に重ならない範囲で、前記シリンダブロック(61)の前記シリンダヘッド(62)寄りに偏倚されて配置されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記ガイドレール(147)の前記カムチェーン(126)が当接する面の両側部には、前記カムチェーン(126)の側面に沿って延びるガイド壁(147c)が形成されていても良い。
また、上記構成において、前記ガイドホイール(146)の外径は、前記テンションスプロケット(156)の外径と同一であっても良い。
また、ガイドホイールは、側面視で、シリンダブロックとシリンダヘッドとの接合面に重ならない範囲で、シリンダブロックのシリンダヘッド寄りに偏倚されて配置されるので、燃焼室からの熱伝達による温度上昇が大きい接合面から離しながら、カムチェーンに対するテンションスプロケットとガイドホイールとの接触点間距離を離してカムチェーンの走行時の振れを抑制しやすくすることができる。
また、ガイドレールのカムチェーンが当接する面の両側部には、カムチェーンの側面に沿って延びるガイド壁が形成されているので、ガイドレールによりオイルを溜めやすくしてカムチェーンの潤滑性を向上させることができる。
また、ガイドホイールの外径は、テンションスプロケットの外径と同一であるので、ガイドホイールとテンションスプロケットとを同一部品で構成することが可能である。これにより、部品の共通化、又は素材の共通化を図ることができ、ローラー式チェーンテンショナ装置のコスト低減を図ることができる。
また、ガイドホイールは、カムチェーンと当接する外周部が弾性部材で形成され、弾性部材がテンションスプロケットと共通の素材で形成されるので、弾性部材の成形金型の共通化を図ることができ、製造コスト低減を図ることができる。
図1は、本発明の一実施形態の内燃機関35を搭載する自動二輪車10の左側面図である。
自動二輪車10は、骨格となる車体フレーム11と、車体フレーム11の前端部にフロントフォーク12を介して支持された前輪13と、車体フレーム11の下部にリヤフォーク14を介して支持された後輪16とを備える鞍乗り型車両である。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21、メインフレーム22、センタフレーム23、左右一対のシートレール24、左右一対のサブフレーム26を備える。
メインフレーム22は、ヘッドパイプ21から後方斜め下方に延び、後部下部に内燃機関35を吊り下げて支持するハンガ部材36が取付けられている。センタフレーム23は、メインフレーム22の後端部から下方に延び、リヤフォーク14の前端部を上下揺動可能に支持するピボット軸38が設けられている。リヤフォーク14の後端部には車軸39を介して後輪16が支持される。また、センタフレーム23は、内燃機関35の後端部を支持する。
シートレール24は、メインフレーム22の途中から後方に延び、ヘッドパイプ21の後方に位置する燃料タンク41と、燃料タンク41の後方に位置するシート42とを支持する。
内燃機関35は、自動二輪車10の車幅方向に延びるクランクシャフト50と、クランクシャフト50を回転可能に収容するクランクケース51と、クランクケース51から略水平に前方に延びるシリンダ部52とを備える。シリンダ部52の上部には吸気装置53が接続され、シリンダ部52の下部には排気装置54が接続されている。クランクケース51の後部には変速機56が付設され、変速機56から後輪16へチェーン57により駆動力が伝達される。
内燃機関35は、車幅方向に延びるクランクシャフト50が回転可能に収容されたクランクケース51と、クランクケース51の前端部から前方に延びるシリンダ部52とを備える。
シリンダ部52は、クランクケース51の前端部に設けられたシリンダブロック61と、シリンダブロック61の前端部に設けられたシリンダヘッド62と、シリンダヘッド62の前端部の開口を塞ぐヘッドカバー63とを備える。シリンダブロック61及びシリンダヘッド62は、シリンダヘッド62及びシリンダブロック61を貫通してクランクケース51にねじ結合された複数のスタッドボルト(不図示)によりクランクケース51に締結される。
シリンダブロック61には、シリンダ穴61aが開けられ、シリンダ穴61aにピストン91が移動可能に挿入されている。ピストン91には、ピストンピン92が取付けられ、ピストンピン92にコンロッド93の一端部が揺動可能に連結されている。コンロッド93の他端部は、クランクシャフト50(図2参照)に揺動可能に連結されている。なお、符号61bはシリンダ穴61aの軸線、即ちシリンダ軸線であり、略水平に延びている。シリンダ穴61aと、ピストン91と、シリンダヘッド62とで囲まれた空間は、燃焼室95を形成する。
シリンダヘッド本体100は、重力鋳造法又はダイカスト法により形成された、例えばアルミニウム合金製のものである。シリンダヘッド本体100には、シリンダ軸線61bの延びる方向、詳しくは前側に突出するように且つ車幅方向に隔てて一対の支持壁62c,62dが一体成形されている。支持壁62c,62dには、カムシャフト101が回転可能に支持される。カムシャフト101は、吸気用カム101b及び排気用カム101cが一体に形成されている。ロッカーシャフト102,103は、一対の支持壁62c,62dに支持され、ロッカーシャフト102に吸気ロッカーアーム106が揺動可能に支持され、ロッカーシャフト103に排気ロッカーアーム108が揺動可能に支持される。
ボス部106aは、ロッカーシャフト102に回動可能に嵌合する筒状の部分である。アーム部106bは、ボス部106aから上下に略円弧状に延びている。スリッパー106cは、アーム部106bの一端部に吸気用カム101bと摺動するように設けられる。アジャストスクリュー111は、アーム部106bの他端部のめねじにねじ結合されている。ロックナット97は、アジャストスクリュー111の弛みを防止する。スリッパー106cは、吸気用カム101bのカム面101nに押し付けられるようにねじりコイルばね(不図示)で付勢されている。
ボス部108aは、ロッカーシャフト103に回動可能に嵌合する筒状の部分である。アーム部108bは、ボス部108aから上下に略円弧状に延びている。スリッパー108cは、アーム部108bの一端部に排気用カム101cと摺動するように設けられる。アジャストスクリュー112は、アーム部108bの他端部のめねじにねじ結合されている。ロックナット97は、アジャストスクリュー112の弛みを防止する。スリッパー108cは、排気用カム101cのカム面101pに押し付けられるようにねじりコイルばね(不図示)で付勢されている。
吸気用カム101bのカム面101nにおけるカム山が、吸気ロッカーアーム106のスリッパー106cと摺動する位置に至れば、吸気ロッカーアーム106が時計回りに揺動する。そして、アジャストスクリュー111の端部が吸気バルブ105の軸部105aの端部を押すため、傘部105bがバルブシート118のシール面から離れる。即ち、入口開口が開く。
排気用カム101cのカム面101pにおけるカム山が、排気ロッカーアーム108のスリッパー108cと摺動する位置に至れば、排気ロッカーアーム108が反時計回りに揺動する。そして、アジャストスクリュー112の端部が排気バルブ107の軸部107aの端部を押すため、傘部107bがバルブシート119のシール面から離れる。即ち、出口開口が開く。
図中の符号121はクランクケース51(図2参照)に埋め込まれたスタッドボルトであり、クランクケース51からシリンダブロック61及びシリンダヘッド62を貫通し、先端部が支持壁62c,62dから上方に突出し、その突出部分にナット122がねじ込まれることで、クランクケース51にシリンダブロック61及びシリンダヘッド62が締結される。
カムシャフト101の軸線101aは、車幅方向に水平に延び、軸線101aに直交するように、シリンダヘッド本体100に支持壁62c,62dが設けられている。各支持壁62c,62dの上端部及び下端部にはそれぞれボス部100eが形成され、ボス部100e内にスタッドボルト121が挿通されている。
支持壁62c,62d間には吸気ロッカーアーム106及び排気ロッカーアーム108が配置されている。左側の支持壁62cの車幅方向左方にはカムシャフト101の端部に取付けられたカムスプロケット124が配置され、カムスプロケット124にカムチェーン(タイミングチェーン)126が掛けられている。カムチェーン126は、クランクシャフト50(図5参照)に設けられたクランクスプロケット144(図5参照)にも掛けられている。
カムシャフト駆動装置142は、クランクスプロケット144、カムスプロケット124、カムチェーン126、チェーンテンショナ装置150を備える。
クランクスプロケット144は、クランクシャフト50に取付けられ、カムスプロケット124は、クランクスプロケット144の2倍の歯数を有し、カムシャフト101に取付けられている。カムチェーン126は、クランクスプロケット144及びカムスプロケット124のそれぞれに掛け渡されてクランクシャフト50からカムシャフト101へ回転を伝える。図中に示した矢印は、クランクスプロケット144及びカムスプロケット124の回転方向を表している。従って、カムチェーン126のシリンダ軸線61bより下側は張り側、シリンダ軸線61bより上側は緩み側となる。
ガイドホイール146は、シリンダブロック61に設けられた支軸148に回転可能に支持され、カムチェーン126の緩み側で且つカムチェーン126の無端形状の内面126aに接触しながらカムチェーン126を案内する。また、ガイドホイール146は、カムスプロケット124よりも外径(歯先円直径)が小径に形成され、シリンダブロック61の高さ(シリンダ軸線61bが延びる方向の高さ)の中央よりもシリンダヘッド62寄りに配置され、合わせ面61cから離れている。支軸148は、シリンダ軸線61bに対して上方にオフセットするように配置されている。
ガイドレール147は、カムチェーン126の張り側で且つ無端形状の外面126bに沿うように配置され、カムチェーン126の移動する方向や振れを規制するとともに、カムチェーン126に付着したオイルを保持する役目をする。また、ガイドレール147は、シリンダ軸線61bに沿うように配置され、ガイドホイール146の下方に配置される。テンショナ機構149は、カムチェーン126の緩み側で且つ無端形状の外面126bに押し付けて、カムチェーン126に所定の張りを与える。
テンショナアーム153は、クランクケース51にねじ結合されたボルト状の支軸152に揺動可能に支持される。テンションスプロケット156は、テンショナアーム153の一端部153aに設けられた支持ピン154に回転可能に支持される。チェーンリフタ装置157は、テンショナアーム153の他端部153bを押圧している。これにより、テンショナアーム153は反時計回りに揺動し、テンションスプロケット156がカムチェーン126に押し付けられ、カムチェーン126に引張力が発生する。
筒部161は、クランクケース51に設けられる。プッシュロッド162は、一端部がテンショナアーム153に当てられるとともに他端部が筒部161内に移動可能に挿入されている。チェックバルブ163は、プッシュロッド162の端部に固定された複数の部品からなり、バルブシート171と、バルブシート171の下方に配置されたバルブキャップ172と、バルブシート171及びバルブキャップ172のそれぞれの間に移動可能に設けられたボール173とで構成される。
シリンダブロック61には、クランクシャフト50が軸受181を介して回転可能に支持されている。クランクシャフト50は、カウンタウェイト50aと、カウンタウェイト50aから車幅方向外側に延びる軸部50bとを備え、軸部50bが軸受181で支持されるとともに、軸部50bにクランクスプロケット144が嵌合されて固定されている。
また、クランクシャフト50の軸部50bの先端部側には、ACゼネレータ183を構成するカップ状のロータ184が固定部材185を介して取付けられている。なお、符号186は軸部50bに固定部材185を固定するために軸部50bの先端部にねじ込まれたナットである。
クランクケース51には、軸受181が固定される内壁50Bに支軸152(図5参照)が取付けられ、支軸152にテンショナアーム153が揺動可能に支持されている。テンショナアーム153の先端部には支持ピン154が固定され、支持ピン154にテンションスプロケット156が回転可能に支持されている。テンションスプロケット156は、その外周部がカムチェーン126と噛み合っている。
シリンダブロック61の側壁61Eには、ボルト状の支軸148がねじ結合され、支軸148のおねじ部148aより先端側に設けられた先端軸部148bにガイドホイール146が回転可能に支持されている。ガイドホイール146は、その外周部がカムチェーン126と噛み合っている。
カムチェーン126の下方、詳しくは、クランクスプロケット144の全体の下方からカムスプロケット124の一部の下方に至る範囲にガイドレール147が配置されている。
図7(A),(B)に示すように、ガイドホイール146は、支軸148(図6参照)に支持される円筒部195と、円筒部195の外周面に接合されてカムチェーン126(図5参照)に噛み合う噛み合い部196とからなる。なお、符号195aは円筒部195の嵌合穴であり、支軸148に回転可能に嵌合する。
円筒部195は、例えば、鋼製である。噛み合い部196は、例えば、ゴム製であり、外周部にカムチェーン126に噛み合う複数の歯部196aが形成されている。図中の符号Dはガイドホイール146の外径(歯部196aを含む歯先円直径)である。なお、噛み合い部196は、樹脂製でも良い。
上記したガイドホイール146を、図5にテンションスプロケット156と共用して部品の共通化を図っても良い。あるいは、ガイドホイール146とテンションスプロケット156とで円筒部195又は噛み合い部196の一方を共通にしても良い。
図8(A)において、ガイドレール147は、平面視では、直線状に形成され、幅方向の両側の縁に、カムチェーン126(図5参照)の側面を案内するガイド壁147c,147cが平行に形成されている。
ガイド壁147c,147c間に形成される上面147gは、大部分を占める平坦面147hと、屈曲部147aに平坦面147hに対して後下がりに傾けられた傾斜面147jと、先細り部147bに上に凸な形状で前方に向うにつれて次第に下がるように形成された湾曲面147kとからなる。
図8(B)において、突出軸部147dは、ガイドレール147の全体の底面147eの幅方向の両縁部から延びる一対の側壁147f,147fの下端部から両側方に延びている。
このように、ガイドレール147の底面147eから延びる側壁147f,147fに突出軸部147d,147dを設けることで、側壁147fの高さや突出軸部147dの大きさの自由度を増すことができ、ガイドレール147の取付自由度を増すことができる。
また、ガイドホイール146は、内燃機関35の側面視で、外縁が、シリンダブロック61とシリンダヘッド62との接合面(接合面は合わせ面61cと一致している。)に重ならない範囲で、シリンダブロック61の高さの中央よりもシリンダヘッド62寄りに偏倚されて配置されるので、燃焼室95からの熱伝達による温度上昇が大きい接合面から離しながら、カムチェーン126に対するテンションスプロケット156とガイドホイール146との接触点間距離を離してカムチェーン126の走行時の振れを抑制しやすくすることができる。
また、図5及び図8(A),(B)に示したように、ガイドレール147のカムチェーン126が当接する面の両側部には、カムチェーン126の側面に沿って延びるガイド壁147cが形成されているので、ガイドレール147によりオイルを溜めやすくしてカムチェーン126の潤滑性を向上させることができる。
また、図5及び図7(A),(B)に示したように、ガイドホイール146の外径Dは、テンションスプロケット156の外径と同一であるので、ガイドホイール146とテンションスプロケット156とを同一部品で構成することが可能である。これにより、部品の共通化、又は素材の共通化を図ることができ、ローラー式のチェーンテンショナ装置150のコスト低減を図ることができる。
ガイドホイール146とテンションスプロケット156とは、金型で成形された噛み合い部196の素材が共通でも、その素材に後加工を施すことで、最終品(噛み合い部196)の形状が異なることもあり得る。
例えば、上記実施形態において、図7(A),(B)に示したように、ガイドホイール146の外周部に歯部196aを設け、カムチェーン126と噛み合うようにしたが、これに限らず、ガイドホイールの外周部に歯部を設けず、円柱状の外周面としてカムチェーン126を受けるようにしても良い。
本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車10以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
50 クランクシャフト
51 クランクケース
52 シリンダ部
61 シリンダブロック
61b シリンダ軸線
62 シリンダヘッド
100b 吸気ポート(吸気通路)
100c 排気ポート(排気通路)
101 カムシャフト
124 カムスプロケット(従動スプロケット)
126 タイミングチェーン(カムチェーン)
144 クランクスプロケット(駆動スプロケット)
146 ガイドホイール
147 ガイドレール
147c ガイド壁
150 チェーンテンショナ装置
156 テンションスプロケット
168 噛み込み開始位置
169 噛み込み終了位置
196 噛み合い部(弾性部材)
Claims (8)
- 内燃機関(35)が、クランクシャフト(50)を回転自在に支持するクランクケース(51)と、前記クランクケース(51)に取付けられたシリンダブロック(61)と、前記シリンダブロック(61)に取付けられてカムシャフト(101)を回転自在に支持するシリンダヘッド(62)とを備え、
前記クランクシャフト(50)の回転を前記カムシャフト(101)に伝達するために、前記クランクシャフト(50)に設けられた駆動スプロケット(144)と、前記カムシャフト(101)に設けられた従動スプロケット(124)とにカムチェーン(126)が巻き掛けられ、前記カムチェーン(126)の緩み側をガイドホイール(146)で案内するとともにテンションスプロケット(156)で押圧することで弛みを無くすローラー式チェーンテンショナ装置において、
前記ガイドホイール(146)は、前記従動スプロケット(124)よりも小径に形成され、前記テンションスプロケット(156)の押圧側とは逆側の前記カムチェーン(126)内面側に配置されるともに、前記カムチェーン(126)の緩み側にのみ当接するように前記内燃機関(35)のシリンダ軸線(61b)に対して前記ガイドホイール(146)の回転中心を偏倚させて配置され、前記カムチェーン(126)の張り側の外面側に、前記ガイドホイール(146)に対して前記シリンダ軸線(61b)に直交する方向に重なる範囲で、前記カムチェーン(126)をガイドするガイドレール(147)が設けられることを特徴とするローラー式チェーンテンショナ装置。 - 前記内燃機関(35)は、車両搭載状態でシリンダ部(52)の前記シリンダ軸線(61b)が略水平に延びるように配置され、前記ガイドレール(147)が前記シリンダ軸線(61b)に沿うように配置され、前記ガイドレール(147)が前記ガイドホイール(146)の下方に配置されることを特徴とする請求項1に記載のローラー式チェーンテンショナ装置。
- 前記ガイドホイール(146)は、側面視で、前記シリンダブロック(61)と前記シリンダヘッド(62)との接合面に重ならない範囲で、前記シリンダブロック(61)の前記シリンダヘッド(62)寄りに偏倚されて配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載のローラー式チェーンテンショナ装置。
- 前記シリンダヘッド(62)は、側面視で、前記シリンダ軸線(61b)の上方側に吸気通路(100b)が形成され、前記シリンダ軸線(61b)の下方側に排気通路(100c)が形成され、前記ガイドホイール(146)が側面視で前記シリンダ軸線(61b)に対して上方寄りに偏倚して配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のローラー式チェーンテンショナ装置。
- 前記ガイドレール(147)の前記カムチェーン(126)が当接する面の両側部には、前記カムチェーン(126)の側面に沿って延びるガイド壁(147c)が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のローラー式チェーンテンショナ装置。
- 前記ガイドレール(147)の前記ガイド壁(147c)は、前記従動スプロケット(124)と前記カムチェーン(126)の張り側との噛み込み終了位置(169)から、前記駆動スプロケット(144)と前記カムチェーン(126)の張り側との噛み込み開始位置(168)に至るように連続して形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のローラー式チェーンテンショナ装置。
- 前記ガイドホイール(146)の外径は、前記テンションスプロケット(156)の外径と同一であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のローラー式チェーンテンショナ装置。
- 前記ガイドホイール(146)は、前記カムチェーン(126)と当接する外周部が弾性部材(196)で形成され、前記弾性部材(196)が前記テンションスプロケット(156)と共通の素材で形成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のローラー式チェーンテンショナ装置。
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