JP6497296B2 - タンクの製造方法 - Google Patents
タンクの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6497296B2 JP6497296B2 JP2015219050A JP2015219050A JP6497296B2 JP 6497296 B2 JP6497296 B2 JP 6497296B2 JP 2015219050 A JP2015219050 A JP 2015219050A JP 2015219050 A JP2015219050 A JP 2015219050A JP 6497296 B2 JP6497296 B2 JP 6497296B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liner
- annular groove
- flange
- base
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
図1は、本発明の第1実施形態としての高圧タンク10の概略構成を表わす説明図である。図1では、高圧タンク10の中心軸を軸線Oとして示しており、軸線Oの左半分に外観を示し、右半分に断面を示す。
図8は、本発明の第2実施形態としての高圧タンクにおける口金と第3ライナとの接合部の様子を、図3と同様に示す断面図である。また、図9は、図8に示した第2実施形態の高圧タンクについて、図4と同様に評価した結果を示す説明図である。第2実施形態の高圧タンクは、口金40に代えて、フランジの底面47の形状が異なる口金240を備えると共に、ライナ20に代えて、ライナ220を備えること以外は、各部の構成材料および寸法を含めて、第1実施形態と同様の構成を有する。そのため、第1実施形態と共通する部分には同じ参照番号を付して詳しい説明を省略する。
図11は、本発明の第3実施形態としての高圧タンクにおける口金と第3ライナとの接合部の様子を、図3と同様に示す断面図である。また、図12は、図11に示した第3実施形態の高圧タンクについて、図4と同様に評価した結果を示す説明図である。第3実施形態の高圧タンクは、口金40に代えて、フランジの底面47の形状が異なる口金340を備えると共に、ライナ20に代えて、ライナ320を備えること以外は、各部の構成材料および寸法を含めて、第1実施形態と同様の構成を有する。そのため、第1実施形態と共通する部分には同じ参照番号を付して詳しい説明を省略する。
図13は、本発明の第4実施形態としての高圧タンクにおける口金と第3ライナとの接合部の様子を、図3と同様に示す断面図である。また、図14は、図13に示した第4実施形態の高圧タンクについて、図4と同様に評価した結果を示す説明図である。第4実施形態の高圧タンクは、口金40に代えて、フランジの底面47の形状が異なる口金440を備えると共に、ライナ20に代えて、ライナ420を備えること以外は、各部の構成材料および寸法を含めて、第1実施形態と同様の構成を有する。そのため、第1実施形態と共通する部分には同じ参照番号を付して詳しい説明を省略する。
・変形例1:
フランジの底面に設ける段差部は、上記各実施形態の段差部44,244、第3の環状溝344、および環状凸部444の他、種々の変形が可能である。段差部は、軸線Oを含む断面において、軸線O方向のフランジの厚みが急激に変化する段差を、第1および第2実施形態のように1箇所有していてもよく、第3および第4実施例のように2箇所以上有していてもよい。フランジの底面が、軸線Oを含む断面において折れ曲がり形状を有する線として表われる段差部を有し、ライナの底面層において、上記折れ曲がり形状に沿った折れ曲がり形状を有する折れ曲がり部が形成されていればよい。これにより、ライナを製造する際のライナ収縮時に、ライナの底面層が内周端25側と外周部46側とが固定された状態で段差部から離間して、上記折れ曲がり部が伸びることによってフランジの収縮を吸収することができる。
上記各実施形態では、ライナとフランジとの間の密着性を高めるために、段差部以外の構成として第1の環状溝41および第2の環状溝42を設けたが、異なる構成としてもよい。例えば、第2の環状溝42は設けないこととしてもよく、また、第1の環状溝41の他に、第1の環状溝41よりも外周側に2以上の環状溝を設けてもよい。フランジにおいて、ライナの底面層の内周端25の近傍に第1の環状溝41を設け、内周端25の近傍における底面層とフランジとの密着性が高められていれば、第1の環状溝41よりも外周側に設けた段差部に沿った折れ曲がり形状を底面層に設けることで、各実施形態と同様の効果が得られる。
上記各実施形態では、第1の環状溝41は、高圧タンクの軸線Oを含む断面において半円形となる形状に形成したが異なる構成としてもよい。第1の環状溝41は、底面層の一部が入り込むことによって、内周端25の近傍における底面層とフランジとの密着性を高めることができればよく、その結果、ライナ形成時に段差部において底面層とフランジとが離間する際に、内周端25近傍における底面層とフランジとの密着性が維持可能であればよい。
上記各実施形態では、ライナは、フランジの底面47を覆う底面層と共に、フランジの上面48を覆う上面層27を備えることとしたが、上面層27は設けないこととしてもよい。このような場合であっても、ライナの底面層が、フランジの外周部46近傍で拘束されていれば、フランジの底面に第1の環状溝41および段差部を設け、ライナの底面層に段差部に沿った折れ曲がり形状を設けることで、各実施形態と同様の効果が得られる。
上記各実施形態では、高圧タンクは加圧水素の貯蔵に用いたが、水素以外の他の加圧流体の貯蔵に用いてもよい。
20,120,220,320,420…ライナ
21…第1ライナ
22…第2ライナ
23…第3ライナ
24…第4ライナ
25…内周端
26,126,226,326,426…底面層
27…上面層
30…補強層
40,140,240,340,440…口金
41…第1の環状溝
42…第2の環状溝
43,143…第2平面部
44,244…段差部
45…第3平面部
46…外周部
47…底面
48…上面
49…第1平面部
50…筒状部
51…貫通孔
52…フランジ
53…開口部
344…第3の環状溝
444…環状凸部
Claims (1)
- 流体を密閉するための内部空間を形成するライナと、該ライナに取り付けられた口金と、を備えるタンクの製造方法であって、
前記口金は、前記内部空間に連通する中空の筒状部と、該筒状部から該筒状部の径方向外側に張り出して形成されたフランジと、を備え、
前記フランジの外表面は、前記内部空間側に配置される底面と、前記内部空間から離間する側に配置される上面とを含み、
前記底面は、前記筒状部の開口部を囲む環状溝と、前記底面において最も前記径方向外側に位置する外周部と、前記環状溝と前記外周部との間に形成された段差部と、を含み、
前記製造方法は、
前記ライナの一部を構成する底面層であって、前記環状溝よりも前記径方向内側の位置から前記外周部まで前記フランジの前記底面を覆う底面層として、前記環状溝を塞ぐと共に前記段差部の形状に沿った折れ曲がり形状を有する底面層を形成しつつ、前記ライナを前記口金と一体形成する第1のライナ形成工程と、
前記第1のライナ形成工程の後、前記ライナの収縮により、前記底面における前記環状溝よりも前記径方向内側の領域および前記外周部が前記ライナと接する状態で、前記底面の前記段差部と前記底面層との間に空間を生じさせる第2のライナ形成工程と、
を備えるタンクの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015219050A JP6497296B2 (ja) | 2015-11-09 | 2015-11-09 | タンクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015219050A JP6497296B2 (ja) | 2015-11-09 | 2015-11-09 | タンクの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017089724A JP2017089724A (ja) | 2017-05-25 |
JP6497296B2 true JP6497296B2 (ja) | 2019-04-10 |
Family
ID=58771356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015219050A Active JP6497296B2 (ja) | 2015-11-09 | 2015-11-09 | タンクの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6497296B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI630341B (zh) * | 2017-08-31 | 2018-07-21 | 金財興股份有限公司 | 複合式壓力容器及其製作方法 |
KR102201792B1 (ko) | 2018-11-30 | 2021-01-12 | 롯데케미칼 주식회사 | 압력용기용 보스 및 이를 구비한 압력용기 |
CN112833324B (zh) * | 2019-11-22 | 2023-10-10 | 未势能源科技有限公司 | 压力容器 |
JP7559745B2 (ja) | 2021-12-24 | 2024-10-02 | トヨタ自動車株式会社 | 高圧タンクに生じるひずみの予測方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1144399A (ja) * | 1997-05-27 | 1999-02-16 | Mitsubishi Chem Corp | 耐圧容器 |
JP4193492B2 (ja) * | 2002-12-27 | 2008-12-10 | 豊田合成株式会社 | 圧力容器 |
US9103499B2 (en) * | 2010-12-03 | 2015-08-11 | GM Global Technology Operations LLC | Gas storage tank comprising a liquid sealant |
US8733581B1 (en) * | 2012-07-16 | 2014-05-27 | Michael A. Olson | Boss seal for composite overwrapped pressure vessel |
JP5979446B2 (ja) * | 2013-02-04 | 2016-08-24 | 豊田合成株式会社 | 圧力容器 |
-
2015
- 2015-11-09 JP JP2015219050A patent/JP6497296B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017089724A (ja) | 2017-05-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6497296B2 (ja) | タンクの製造方法 | |
KR102020893B1 (ko) | 차량용 고압용기 | |
JP5936642B2 (ja) | 圧力容器用ライナー、その成形型、および圧力容器 | |
US9956712B2 (en) | Method for producing a pressure accumulator, and pressure accumulator | |
JP5741482B2 (ja) | 圧力容器およびその製造方法 | |
JP6614180B2 (ja) | 水素タンク素体の製造方法、および水素タンクの製造方法 | |
JP6256190B2 (ja) | 高圧ガスタンクの製造方法 | |
KR20140021066A (ko) | 고압 가스 용기 및 고압 가스 용기의 제조 방법 | |
US11174990B2 (en) | Tank | |
US20220048057A1 (en) | Dispenser Container | |
JPWO2019131737A1 (ja) | 高圧タンク用ライナ及びその製造方法 | |
JP6915564B2 (ja) | 高圧タンクの製造方法 | |
KR20190061604A (ko) | 차량용 고압용기 | |
JP2019108937A (ja) | 高圧タンクの製造方法 | |
JP2013228082A (ja) | 圧力容器 | |
US20210276284A1 (en) | Method for producing a pressure accumulator | |
JP2018013176A (ja) | タンクの製造方法 | |
JPWO2016167034A1 (ja) | 圧力容器 | |
JP6608601B2 (ja) | 圧力容器 | |
JP6069413B2 (ja) | 複合容器の口金構造、および複合容器 | |
JP7047507B2 (ja) | バースト試験向けの高圧タンク | |
KR102440677B1 (ko) | 버클링 방지형 고압 용기 | |
JP5375296B2 (ja) | 水素タンク | |
JP6409531B2 (ja) | タンク | |
JP6678460B2 (ja) | 圧力容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181016 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181023 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190225 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6497296 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |