JP6490392B2 - リアクトル - Google Patents
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Description
(1)前記環状コアは、複数の分割コアと、前記分割コア間に配置されるスペーサと、前記スペーサと前記分割コアとを接着する接着部とを備えること。
(2)前記スペーサは、前記分割コアの接着端面の外縁と重なる形状を有する位置決め部と、前記外縁の形状から一部が切欠かれた形状を有する切欠き部とを備えること。
(3)前記接着部は、前記切欠き部の縁と前記分割コアの接着端面とを覆うはみ出し部を備えること。
(4)前記分割コアの前記接着端面は、略四角形状であり、前記スペーサの位置決め部は、前記接着端面の四隅と重なる形状であること。
(5)前記切欠き部は、湾曲した形状を有すること。
(6)前記スペーサの前記分割コアと接着される面は、略平坦であること。
(7)前記スペーサの前記切欠き部の縁が丸く、前記はみ出し部が、当該縁と前記分割コアの接着端面とを覆って設けられていること。
[1−1.概略構成]
図1は、本実施形態に係るリアクトルの全体構成を示す斜視図であり、図2は、その分解斜視図である。リアクトルは、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積及び放出する電磁気部品であり、電圧の昇降圧等に使用される。本実施形態のリアクトルは、例えばハイブリッド自動車や電気自動車の駆動システム等で使用される大容量のリアクトルである。リアクトルは、これら自動車に搭載される昇圧回路の主要部品である。昇圧回路は、リアクトルの他、IGBT等の半導体スイッチング素子を有する。リアクトルは、半導体スイッチング素子のオンオフが高速に行われることにより、外部電源から供給される電気エネルギーを磁気エネルギーに変換し、当該エネルギーの蓄積及び放出を繰り返し、電圧を昇圧する。
次に、本実施形態のリアクトルの各構成について、詳細に説明する。環状コア1は、圧粉磁心、フェライト磁心、又は積層鋼板などの磁性体である。環状コア1は、図3に示すように、複数の分割コア11〜13と、複数のスペーサ14と、スペーサ14と分割コア11〜13と接着する接着部を有し、各分割コア11〜13間にスペーサ14を配置して接着剤によって環状になるように接続されている。接着部は、スペーサ14と、スペーサ14に隣接する分割コア11〜13の接着端面とを接着する接着材が固化したものである。
(1)本実施形態のリアクトルは、環状コア1と、環状コア1の外周を覆う絶縁被覆部2と、絶縁被覆部2を介して環状コアの少なくとも一部に巻回されたコイル5と、を備えたリアクトルであって、環状コア1は、複数の分割コア11〜13と、分割コア11〜13間に配置されるスペーサ14と、スペーサ14と分割コア11〜13とを接着する接着部15とを備え、スペーサ14は、分割コア11〜13の接着端面の外縁と重なる形状を有する位置決め部14aと、分割コア11〜13の接着端面の外縁の形状から一部が切欠かれた形状を有する切欠き部14bとを備え、接着部15は、切欠き部14bの縁と分割コア11〜13の接着端面とを覆うはみ出し部15bを備えるようにした。
本発明は、第1の実施形態に限定されるものではなく、下記に示す他の実施形態も包含する。また、本発明は、下記の他の実施形態を組み合わせた形態も包含する。
11、12 U字型コア
13 I字型コア
14 スペーサ
14a 位置決め部
14b 切欠き部
14c 開口
14d スリット
15 接着部
15a 接着薄膜部
15b はみ出し部
2 絶縁被覆部
21 第1の分離体
21a、21b 直線部
21c 連結部
21d 位置決め通し穴
22 第2の分離体
22a 連結部
22b フック
31 固定金具
31a、31b ボルト挿入穴
32 固定金具
32a、32b ボルト挿入穴
33a、33b ボルト
34a、34b ボルト
4 放熱ケース
5 コイル
51a、51b コイル
52a、52b 端部
6 充填剤
71 端子台
71a、71b ボルト挿入穴
72a、72b バスバー
73a、73b ボルト
74a、74b 平板部分
75a、75b 凹部
76a、76b ネジ挿入穴
8 コネクタ
9 温度センサ
9a 温度検出部
9b リード線
Claims (4)
- 環状コアと、
前記環状コアの外周を覆う絶縁被覆部と、
前記絶縁被覆部を介して前記環状コアの少なくとも一部に巻回されたコイルと、
を備えたリアクトルであって、
前記環状コアは、複数の分割コアと、前記分割コア間に配置されるスペーサと、前記スペーサと前記分割コアとを接着する接着部とを備え、
前記スペーサは、前記分割コアの接着端面の外縁と重なる形状を有する位置決め部と、前記外縁の形状から一部が切欠かれた形状を有する切欠き部とを備え、
前記接着部は、前記切欠き部の縁と前記分割コアの接着端面とを覆うはみ出し部を備え、
前記分割コアの前記接着端面は、略四角形状であり、
前記スペーサの位置決め部は、前記接着端面の四隅と重なる形状であること、
を特徴とするリアクトル。 - 前記切欠き部は、湾曲した形状を有すること、
を特徴とする請求項1に記載のリアクトル。 - 前記スペーサの前記分割コアと接着される面は、略平坦であること、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリアクトル。 - 前記スペーサの前記切欠き部の縁が丸く、前記はみ出し部が、当該縁と前記分割コアの接着端面とを覆って設けられていること、
を特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のリアクトル。
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JP2014217578A JP6490392B2 (ja) | 2014-10-24 | 2014-10-24 | リアクトル |
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2014
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