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JP6455443B2 - 信号電位変換回路 - Google Patents

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JP6455443B2
JP6455443B2 JP2015554541A JP2015554541A JP6455443B2 JP 6455443 B2 JP6455443 B2 JP 6455443B2 JP 2015554541 A JP2015554541 A JP 2015554541A JP 2015554541 A JP2015554541 A JP 2015554541A JP 6455443 B2 JP6455443 B2 JP 6455443B2
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Description

本開示は、異電位信号の受け渡しのために、入力信号の電位を変換する信号電位変換回路に関する。
最近のトランジスタは、微細化に伴い、動作電圧の低電圧化が進んでいる。一方、外部インターフェースに関しては電圧規格が決まっており、集積回路は、旧来のデバイスとも接続できるように、例えば5Vや3.3Vで動作させなければならない。このため、微細トランジスタで駆動される信号と例えば5Vや3.3Vで駆動される信号とのやりとりのために、レベルシフト回路(信号電位変換回路)が用いられる。特に、高速信号の伝達のためには、コンデンサを用いたAC結合回路が有効である。
特許文献1には、信号電位変換回路について、変換後の信号にジッタが発生しないように、終端ノードの電位の変動を抑制する構成が開示されている。
国際公開第2012/157031号
特許文献1の構成では、AC結合後の終端ノードにおける信号に対して、上限電位と下限電位を設定し、クランプをかけている。このような構成では、クランプ電位差と信号の振幅とが一致しない場合には、変換後の信号にジッタが発生しやすくなる。
例えば、図6(a)に示すように、信号振幅がクランプ電位差(VCLT−VCLB)に比べて小さい場合は、信号レベルが安定しない。また、図6(b)に示すように、信号振幅がクランプ電位差(VCLT−VCLB)よりも大きい場合は、信号波形に歪みが生じる。いずれの場合も、変換後の信号にジッタが生じる原因になる。
このような課題を解決するためには、クランプ電位差を信号振幅に合わせればよい。ただし、信号振幅は、入力信号を生成する回路部分の電源電圧の影響を受ける。このため、入力側の電源電圧に応じて、クランプ電位を動的に調整する構成が必要になる。
本開示は、入力側の電源電圧に応じてクランプ電位を動的に調整可能な構成を有する信号電位変換回路を提供する。
本開示の一態様では、信号電位変換回路は、入力信号が一端に与えられ、他端が終端ノードと接続されたコンデンサと、終端ノードの電位を受けるクランプ回路とを備え、クランプ回路は、第1の電源と終端ノードとの間に設けられた第1の接続素子と、終端ノードと、電源電圧が第1の電源よりも低い第2の電源との間に設けられた第2の接続素子とを備え、第1の接続素子は、終端ノードの電位が、第2の電源の電源電圧よりも高い第1の電位よりも低くなったとき、インピーダンスが低下するものであり、第2の接続素子は、終端ノードの電位が、第1の電源の電源電圧よりも低く、かつ、第1の電位よりも高い第2の電位よりも高くなったとき、インピーダンスが低下するものであり、クランプ回路は、第1の電位および前記第2の電位のうち少なくともいずれか一方を、入力信号を駆動する回路の電源電圧に応じて、調整するレベル調整回路を備えている。
この態様によると、クランプ回路によって、終端ノードの電位が第1の電位から第2の電位までの範囲に規定される。また、第1の電位および第2の電位のうち少なくともいずれか一方は、レベル調整回路によって、入力信号を駆動する回路の電源電圧に応じて調整される。このため、入力信号を駆動する回路の電源電圧が変動し、入力信号の振幅が変動した場合であっても、これに応じてクランプ電位を動的に調整することができる。したがって、変換後の信号にジッタが発生することを抑制することができる。
本開示によると、入力側の電源電圧に応じてクランプ電位を動的に調整可能な構成を有する信号電位変換回路を提供することができる。
実施形態1に係る信号電位変換回路の構成を示す図である。 図1におけるクランプ回路の構成例である。 実施形態における、入力側の電源電圧の変化に伴うクランプ電位の変化を表すグラフである。 図2における電流および参照電圧を生成する構成の例である。 実施形態2に係る信号電位変換回路の構成を示す図である。 (a),(b)は課題を説明するための信号波形図である。
以下の実施形態では、特に問題のない限りにおいて、電源とその電源電圧について同一の符号を用いて説明を行っている。
(実施形態1)
図1は実施形態1に係る信号電位変換回路とその前後の回路構成を示す図である。図1に示す信号電位変換回路はAC結合を利用したものである。図1において、10は終端ノードNDの信号INを受信し、出力信号OUTを生成する受信回路、20は入力信号CINが一端に与えられるとともに他端が終端ノードNDと接続されたコンデンサ、30は入力信号CINを駆動する信号駆動回路、40は終端ノードNDの電位(信号IN)を受けるクランプ回路である。コンデンサ20およびクランプ回路40によって、本実施形態に係る信号電位変換回路が構成されている。
信号駆動回路30は、電源電圧VDDLが印加されており、振幅がVDDLである信号CINを出力する。受信回路10は、電源電圧VDDHが印加されており、基準電位VTTに対する信号INの電位を増幅して、振幅がVDDHの出力信号OUTを生成する。受信回路10が適正に動作するためには、信号INが基準電位VTTを中心にして振幅している必要がある。
クランプ回路40は、信号INが基準電位VTTを中心にして振幅する信号になるように、信号電位の変更を行う機能を有する。すなわち、クランプ回路40は、信号INが第1の電位としてのクランプ電位VCL1を下回ったときは信号INの電位を上げ、信号INが第2の電位としてのクランプ電位VCL2を上回ったときは信号INの電位を下げる(ただし、接地電位<VCL1<VCL2<VDDH)。これにより、信号INを電位VCL1から電位VCL2の範囲で確実に遷移させることができる。このため、入力信号CINを、そのデータ幅を変化させることなく、確実にレベル変換することが可能となる。
クランプ回路40は具体的には、ドレインが第1の電源としての電源VDDHに接続されるとともに、ソースが終端ノードNDに接続されたNMOSトランジスタ41と、ドレインが第2の電源としての接地電源に接続されるとともに、ソースが終端ノードNDに接続されたPMOSトランジスタ42とを備えている。すなわち、第1の接続素子としてのNMOSトランジスタ41、および第2の接続素子としてのPMOSトランジスタ42がそれぞれ、受信回路10の入力ノードを終端している。
また、クランプ回路40は、NMOSトランジスタ41のゲート電位NBIASを生成する制御電位発生回路43(図ではNBGと表記)と、PMOSトランジスタ42のゲート電位PBIASを生成する制御電位発生回路44(図ではPBGと表記)と、電位VCL1,VCL2のレベルを調整するレベル調整回路50とを備えている。制御電位発生回路43はレベル調整回路50から出力された電位VCL1を受け、終端ノードNDの電位が電位VCL1よりも低くなったときにNMOSトランジスタ41が導通するように、ゲート電位NBIASを制御する。制御電位発生回路44はレベル調整回路50から出力された電位VCL2を受け、終端ノードNDの電位が電位VCL2よりも高くなったときにPMOSトランジスタ42が導通するように、ゲート電位PBIASを制御する。
レベル調整回路50は、入力信号CINを駆動する信号駆動回路30の電源電圧VDDLのレベルに応じて、電位VCL1,VCL2を調整する。レベル調整回路50は、電源電圧VDDLと、所定の参照電位Vrefとを受ける。
図2はクランプ回路40の構成例である。図2の構成では、電流源45およびNMOSトランジスタ46によって制御電位発生回路43が構成されており、電流源47およびPMOSトランジスタ48によって制御電位発生回路44が構成されている。レベル調整回路50は、比較器51と、電流源53,56と、抵抗54,57とを備えている。電流源53および抵抗54によって減算部52が構成されており、電流源56および抵抗57によって加算部55が構成されている。減算部52から出力された電位VCL1はバッファ58を介して制御電位発生回路43に与えられており、加算部55から出力された電位VCL2はバッファ59を介して制御電位発生回路44に与えられている。
なお、バッファ58とバッファ59はアナログ入力電圧を低インピーダンスで出力するものであり、バッファ58は制御電位発生回路43から減算部52に電流が流入して電位VCL1に誤差が生じるのを防止しており、バッファ59は加算部55から制御電位発生回路44に電流が流出して電位VCL2に誤差が生じるのを防止している。バッファ58を挿入する代わりに、電流源45と同じ電流を減算部52の出力ノードから接地方向に流す電流源を入れても良い。また、バッファ59を挿入する代わりに、電流源44と同じ電流を電源から加算部55の出力ノードに流す電流源を入れても良い。
比較部としての比較器51は、電源電圧VDDLと参照電位Vrefとを受ける。そして、電源電圧VDDLと参照電位Vrefとの電位差すなわちΔVDDL(=VDDL−Vref)を内蔵抵抗によって電流に変換し、出力する。内蔵抵抗の抵抗値をRinとすると、比較器51の2個の電流出力Iout(N),Iout(P)は、
Iout(N)=−ΔVDDL/Rin
Iout(P)=ΔVDDL/Rin
となる。減算部52において、電流源53は電位VCL1の基準となる電位VCLBを電流に変換している。抵抗54に電流源53から出力された電流と比較器51の電流出力Iout(N)とが流れ、これにより電位VCL1が得られる。電流源53の電流値をVCLB/R、抵抗54の抵抗値をRとすると、
VCL1=R×(VCLB/R+Iout(N))
=VCLB−ΔVDDL×(R/Rin)
となる。また、加算部55において、電流源56は電位VCL2の基準となる電位VCLTを電流に変換している。抵抗57に電流源56から出力された電流と比較器51の電流出力Iout(P)とが流れ、これにより電位VCL2が得られる。電流源56の電流値をVCLT/R、抵抗57の抵抗値をRとすると、
VCL2=R×(VCLT/R+Iout(P))
=VCLT+ΔVDDL×(R/Rin)
となる。
図3は電源電圧VDDLの変化に伴うクランプ電位の変化を表すグラフである。図3に示すように、電源電圧VDDLが参照電位Vrefと等しいときは、クランプ電位VCL1,VCL2はそれぞれ、基準となる電位VCLB,VCLTと等しくなる。電源電圧VDDLが低下すると、クランプ電位VCL1は上昇し、クランプ電位VCL2は低下する。すなわち、電源電圧VDDLの低下に伴って入力信号CINの振幅が小さくなったとき、クランプ電位VCL1,VCL2の電位差が、これに追従して小さくなる。また、電源電圧VDDLが上昇すると、クランプ電位VCL1は低下し、クランプ電位VCL2は上昇する。すなわち、電源電圧VDDLの上昇に伴って入力信号CINの振幅が大きくなったとき、クランプ電位VCL1,VCL2の電位差が、これに追従して大きくなる。なお、クランプ電位VCL1,VCL2の追従の程度は、例えば、比較器51の内蔵抵抗の抵抗値Rinによって調整することができる。
このように本実施形態によると、クランプ回路40によって、終端ノードNDの電位が電位VCL1から電位VCL2までの範囲に規定される。また、電位VCL1,VCL2は、レベル調整回路50によって、入力信号CINを駆動する回路30の電源電圧VDDLに応じて調整される。このため、入力信号CINを駆動する回路30の電源電圧VDDLが変動し、入力信号CINの振幅が変動した場合であっても、これに応じてクランプ電位VCL1,VCL2を動的に調整することができる。したがって、変換後の信号OUTにジッタが発生することを抑制することができる。
なお、本実施形態におけるレベル調整回路50において、電流源53,56の電流値や、参照電位Vrefは、例えば図4のような回路構成によって実現される。図4において、バンドギャップリファレンス回路61(図では「BGR」と表記)は、基準電圧Vbgrを生成出力する。オペアンプ62、トランジスタP1および抵抗63によるフィードバックループによって、基準電圧Vbgrを基にして、電流値Vbgr/Rの基準電流が生成される。
トランジスタP2は、トランジスタP1とのカレントミラー比が、Vgbr:VCLBであるので、流れる電流の電流値は、VCLB/R(=(Vgbr/R)×(VCLB/Vbgr))となる。すなわち、電流源53が実現される。また、トランジスタP3は、トランジスタP1とのカレントミラー比が、Vgbr:VCLTであるので、流れる電流の電流値は、VCLT/R(=(Vbgr/R)×(VCLT/Vbgr))となる。すなわち、電流源56が実現される。
さらに、トランジスタP4は、トランジスタP1とのカレントミラー比が、Vgbr:Vrefであるので、流れる電流の電流値は、Vref/R(=(Vbgr/R)×(Vref/Vgbr))となる。この電流が抵抗64(抵抗値R)を流れることによって、参照電位Vrefが生成される。なお例えば、カレントミラー比を1:1とし、抵抗64の抵抗値をR×(Vref/Vbgr)としてもよい。
なお、本実施形態では、NMOSトランジスタ41およびPMOSトランジスタ42を用いて終端ノードNDを終端するものとしたが、これに限られるものではない。すなわち、終端ノードNDの電位がVCL1よりも低くなったときインピーダンスが低下する接続素子であれば、NMOSトランジスタ41の代わりに用いることができるし、終端ノードNDの電位がVCL2よりも高くなったときインピーダンスが低下する接続素子であれば、PMOSトランジスタ42の代わりに用いることができる。
(実施形態2)
実施形態1では、信号が単相信号(シングルエンド)であるものとして説明を行った。本開示内容は、差動信号をレベル変換する構成にも適用可能である。
図5は実施形態2に係る信号電位変換回路とその前後の回路構成を示す図である。図5の構成では、差動信号を構成する正信号および負信号のそれぞれについて、受信回路15a,15b、コンデンサ20a,20b、信号駆動回路30a,30b、およびクランプ回路40a,40bが設けられている。受信回路15a,15bによって、差動ドライバ回路15が構成されている。コンデンサ20a,20b、クランプ回路40a,40bによって、本実施形態に係る信号電位変換回路が構成されている。
信号駆動回路30a,30bは、電源電圧VDDLが印加されており、振幅がVDDLである信号CINa,CINbを出力する。差動ドライバ回路15は、電源電圧VDDHが印加されており、信号INa,INbの電位を増幅して、振幅がVDDHの差動信号を生成する。
クランプ回路40aは、信号INaが電位VCL1を下回ったときは信号INaの電位を上げ、信号INaが電位VCL2を上回ったときは信号INaの電位を下げる。同様に、クランプ回路40bは、信号INbが電位VCL1を下回ったときは信号INbの電位を上げ、信号INbが電位VCL2を上回ったときは信号INbの電位を下げる。
クランプ回路40aは具体的には、ドレインが第1の電源としての電源VDDHに接続されるとともに、ソースが終端ノードNDaに接続された第1の接続素子としてのNMOSトランジスタ41aと、ドレインが第2の電源としての接地電源に接続されるとともに、ソースが終端ノードNDaに接続された第2の接続素子としてのPMOSトランジスタ42aとを備えている。また、クランプ回路40bは具体的には、ドレインが第1の電源としての電源VDDHに接続されるとともに、ソースが終端ノードNDbに接続された第1の接続素子としてのNMOSトランジスタ41bと、ドレインが第2の電源としての接地電源に接続されるとともに、ソースが終端ノードNDbに接続された第2の接続素子としてのPMOSトランジスタ42bとを備えている。さらに、クランプ回路40a,40bは、NMOSトランジスタ41a,41bのゲート電位を生成する制御電位発生回路43と、PMOSトランジスタ42a,42bのゲート電位を生成する制御電位発生回路44とを共有している。
そしてクランプ回路40a,40bは、電位VCL1,VCL2のレベルを調整するレベル調整回路50を共有している。制御電位発生回路43はレベル調整回路50から出力された電位VCL1を受け、終端ノードNDa,NDbの電位が電位VCL1を下回ったときにNMOSトランジスタ41a,41bが導通するように、ゲート電位を制御する。制御電位発生回路44はレベル調整回路50から出力された電位VCL2を受け、終端ノードNDa,NDbの電位が電位VCL2を上回ったときにPMOSトランジスタ42a,42bが導通するように、ゲート電位を制御する。レベル調整回路50は、入力信号CINa,CINbを駆動する信号駆動回路30a,30bの電源電位VDDLのレベルに応じて、電位VCL1,VCL2を調整する。レベル調整回路50は、電源電位VDDと、所定の参照電位Vrefとを受ける。なお、レベル調整回路50の具体的な構成と動作については、実施形態1と同様であるため、ここではその説明を省略する。
本実施形態においても、実施形態1と同様の作用効果が得られる。すなわち、クランプ回路40a,40bによって、終端ノードNDa,NDbの電位が電位VCL1から電位VCL2までの範囲に規定される。また、電位VCL1,VCL2は、レベル調整回路50によって、入力信号CINa,CINbを駆動する回路30a,30bの電源電圧VDDLに応じて調整される。このため、入力信号CINa,CINbを駆動する回路30a,30bの電源電圧VDDLが変動し、入力信号CINa,CINbの振幅が変動した場合であっても、これに応じてクランプ電位VCL1,VCL2を動的に調整することができる。したがって、変換後の差動出力にジッタが発生することを抑制することができる。
なお、制御電位発生回路43,44およびレベル調整回路50は、クランプ回路40a,40bのそれぞれに設けてもかまわないが、図5のように共有することによって、回路規模を小さくすることができる。
なお、本実施形態では、NMOSトランジスタ41a,41bおよびPMOSトランジスタ42a,42bを用いて終端ノードNDa,NDbを終端するものとしたが、これに限られるものではない。すなわち、終端ノードNDa,NDbの電位がVCL1よりも低くなったときインピーダンスが低下する接続素子であれば、NMOSトランジスタ41a,41bの代わりに用いることができるし、終端ノードNDa,NDbの電位がVCL2よりも高くなったときインピーダンスが低下する接続素子であれば、PMOSトランジスタ42a,42bの代わりに用いることができる。
なお、上述の各実施形態1,2では、レベル調整回路50は、クランプ電位VCL1,VCL2の両方を、電源電圧VDDLに応じて調整するものとしたが、例えば、クランプ電位VCL1,VCL2の一方を電源電圧VDDLに応じて調整し、他方を固定値としてもかまわない。
本開示に係る信号電位変換回路では、入力側の電源電圧に応じてクランプ電位を動的に調整可能なので、例えば、高速インターフェース回路に用いるのに有効である。
CIN,CINa,CINb 入力信号
ND,NDa,NDb 終端ノード
VCL1 第1の電位
VCL2 第2の電位
VDDL 入力信号を駆動する回路の電源電圧
Vref 参照電位
20,20a,20b コンデンサ
40,40a,40b クランプ回路
41,41a,41b NMOSトランジスタ(第1の接続素子)
42,42a,42b PMOSトランジスタ(第2の接続素子)
43 制御電位生成回路
44 制御電位生成回路
50 レベル調整回路
51 比較器(比較部)
52 減算部
55 加算部

Claims (5)

  1. 入力信号が一端に与えられ、他端が終端ノードと接続されたコンデンサと、
    前記終端ノードの電位を受けるクランプ回路とを備え、
    前記クランプ回路は、
    第1の電源と前記終端ノードとの間に設けられた第1の接続素子と、
    前記終端ノードと、電源電圧が前記第1の電源よりも低い第2の電源との間に設けられた第2の接続素子とを備え、
    前記第1の接続素子は、前記終端ノードの電位が、前記第2の電源の電源電圧よりも高い第1の電位よりも低くなったとき、インピーダンスが低下するものであり、
    前記第2の接続素子は、前記終端ノードの電位が、前記第1の電源の電源電圧よりも低く、かつ、前記第1の電位よりも高い第2の電位よりも高くなったとき、インピーダンスが低下するものであり、
    前記クランプ回路は、前記第1の電位および前記第2の電位のうち少なくともいずれか一方を、前記入力信号を駆動する回路の電源電圧に応じて、調整するレベル調整回路を備えている
    ことを特徴とする信号電位変換回路。
  2. 請求項1記載の信号電位変換回路において、
    前記レベル調整回路は、
    前記入力信号を駆動する回路の電源電圧と、所定の参照電位との電位差を、電流に変換して出力する比較部と、
    前記第1の電位の基準となる電位を電流に変換し、この電流から前記比較部の出力電流を減じ、減じた後の電流を電圧に変換して出力する減算部とを備え、
    前記減算部の出力電圧が、前記第1の電位として用いられる
    ことを特徴とする信号電位変換回路。
  3. 請求項2記載の信号電位変換回路において、
    前記クランプ回路は、
    前記第1の接続素子として、ドレインが前記第1の電源に接続されるとともに、ソースが前記終端ノードに接続されたNMOSトランジスタを備えており、かつ、
    前記減算部の出力電圧を基にして、前記NMOSトランジスタのゲートに与える制御電位を生成する制御電位発生回路を備えている
    ことを特徴とする信号電位変換回路。
  4. 請求項1記載の信号電位変換回路において、
    前記レベル調整回路は、
    前記入力信号を駆動する回路の電源電圧と、所定の参照電位との電位差を、電流に変換して出力する比較部と、
    前記第2の電位の基準となる電位を電流に変換し、この電流に前記比較部の出力電流を加え、加えた後の電流を電圧に変換して出力する加算部とを備え、
    前記加算部の出力電圧が、前記第2の電位として用いられる
    ことを特徴とする信号電位変換回路。
  5. 請求項4記載の信号電位変換回路において、
    前記クランプ回路は、
    前記第2の接続素子として、ドレインが前記第2の電源に接続されるとともに、ソースが前記終端ノードに接続されたPMOSトランジスタを備えており、かつ、
    前記加算部の出力電圧を基にして、前記PMOSトランジスタのゲートに与える制御電位を生成する制御電位発生回路を備えている
    ことを特徴とする信号電位変換回路。
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